JPH0734281B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH0734281B2
JPH0734281B2 JP1184069A JP18406989A JPH0734281B2 JP H0734281 B2 JPH0734281 B2 JP H0734281B2 JP 1184069 A JP1184069 A JP 1184069A JP 18406989 A JP18406989 A JP 18406989A JP H0734281 B2 JPH0734281 B2 JP H0734281B2
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phase
control
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宰司 國平
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は磁気テープに信号を記録する磁気記録再生装置
に関するものである。
従来の技術 VTRなどの磁気記録再生装置において、記録時にはキャ
プスタンモータを一定速度で回転させて磁気テープを一
定速度で移送し、同時にコントロール信号を磁気テープ
の所定の位置記録し、映像信号はシリンダモータに取り
付けられた映像用ヘッドにより長手方向のトラックに記
録される。一方、再生時には基準信号と磁気テープより
再生されたコントロール信号の位相差が一定になるよう
に位相制御が行なわれることによりトラッキングが行な
われ、長手方向のトラックに記録された映像信号をシリ
ンダモータに取り付けられた映像用ヘッドにより再生し
て、磁気テープに記録された映像信号を再生することが
できる。
例えば、「VTRのサーボ回路半導体IC」(ナショナルテ
クニカルレポートVol.25,No.1,1979年,p119〜p130)の
第3図に示されているように、磁気テープに記録された
コントロール信号は再生アンプにより増幅され、トラッ
キングのための単安定モノマルチを動作させる。単安定
モノマルチの出力は基準信号より作成された台形波をサ
ンプルホールドし、位相誤差として出力する。そして、
位相誤差は位相補償が行なわれた後、速度誤差と合成さ
れる。ここで、再生コントロールアンプはコントロール
信号の増幅とローパスフィルタ,クランプ回路などによ
りノイズの除去を行なっている。再生コントロール信号
は微小信号であるのでノイズ除去は必ず必要である。再
生コントロール信号はローパスフィルタ,クランプ回路
を通ることにより、位相が遅れてしまう。したがって、
再生コントロール信号は位相制御を行なう位相比較器に
入る前ですでに位相遅れを伴なっている。通常、この位
相遅れ量はわずかであり、ノーマル再生ではトラッキン
グ量のわずかのずれとなって現われるだけであるので問
題とはならないが、つなぎ撮りなどで再生時と記録時の
位相あわせが重要である動作では、再生コントロール信
号の位相遅れによる位相ずれも問題となる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、コントロール信号
の再生アンプやノイズ成分除去手段により時間遅れを生
じ、位相制御手段に入力される被制御信号はすでに実際
のコントロール信号より遅れているので、位相制御手段
により位相誤差が零になったとしても時間遅れの位相だ
けコントロール信号は進んでいることになり、記録時と
再生時で位相がずれてしまうという課題があった。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の磁気記録再生装置
は、磁気テープを走行駆動するキャプスタンモータと、
キャプスタンモータを一定速度で回転させる速度制御手
段と、記録時に磁気テープにコントロール信号を記録す
るコントロール信号記録手段と、再生時に磁気テープに
記録されたコントロール信号を再生し増幅する増幅手段
と、増幅手段の出力信号のノイズ成分を除去するノイズ
除去手段と、増幅手段とノイズ除去手段により生じる遅
延時間を補正する遅延時間補正手段と、遅延時間補正手
段の出力信号と基準信号発生手段の基準信号より位相誤
差を算出し位相制御を行なう位相制御手段と、位相制御
手段の出力と速度制御手段の出力を合成する合成手段と
を具備し、合成手段の出力によりキャプスタンモータの
制御を行なうように構成したことを特徴とするものであ
る。
また、本発明の磁気記録再生装置は、磁気テープを走行
駆動するキャプスタンモータと、キャプスタンモータを
一定速度で回転させる速度制御手段と、記憶時に磁気テ
ープにコントロール信号を記録するコントロール信号記
録手段と、再生時に磁気テープに記録されたコントロー
ル信号を再生し増幅する増幅手段と、増幅手段の出力信
号のノイズ成分を除去するノイズ除去手段と、基準信号
を発生する基準信号発生手段と、基準信号発生手段の出
力する基準信号の位相を増幅手段とノイズ除去手段によ
り生じる遅延時間の位相だけ補正する基準信号補正手段
と、ノイズ除去手段の出力信号と基準信号補正手段の出
力信号より位相誤差を算出し位相制御を行なう位相制御
手段と、位相制御手段の出力と速度制御手段の出力を合
成する合成手段とを具備し、合成手段の出力によりキャ
プスタンモータの制御を行なうように構成したことを特
徴とするものである。
さらに、本発明の磁気記録再生装置は、磁気テープを走
行駆動するキャプスタンモータと、キャプスタンモータ
を一定速度で回転させる速度制御手段と、記録時に磁気
テープにコントロール信号を記録するコントロール信号
記録手段と、再生時に磁気テープに記録されたコントロ
ール信号を再生し増幅する増幅手段と、増幅手段の出力
信号のノイズ成分を除去するノイズ除去手段と、ノイズ
除去手段の出力信号と基準信号発生手段の基準信号より
位相誤差を算出し位相制御を行なう位相制御手段と、位
相制御手段の位相誤差出力を増幅手段とノイズ除去手段
により生じる遅延時間に相当する位相誤差出力だけ補正
する位相誤差補正手段と、位相誤差補正手段の出力と速
度制御手段の出力を合成する合成手段とを具備し、合成
手段の出力によりキャプスタンモータの制御を行なうよ
うに構成したことを特徴とするものである。
作用 本発明は上記した構成によって、コントロール信号のノ
イズ成分除去手段により生じる時間遅れを遅延時間補正
手段,基準信号補正手段,位相誤差補正手段により補正
することにより、記録時と再生時で位相がずれないよう
にすることができる。
実施例 以下、本発明の一実施例の磁気記録再生装置について図
面を参照しながら説明する。
第1図は本発明の第1の実施例を示したブロック図であ
り、1は磁気テープ(以下、テープと略称する)であ
り、2はテープ1を駆動するキャプスタンモータ、3は
キャプスタンが圧接されてテープ1を移送させるピンチ
ローラ、4はキャプスタンモータ2の速度制御を行なう
速度制御手段であり、キャプスタンモータ2の速度検出
信号が入力されている。5は記録時にはテープ1にコン
トロール信号(以下、CTL信号と略称する)を記録し、
再生時にはCTL信号を再生するコントロールヘッド(以
下、CTLヘッドと略称する)、6は記録時に記録するCTL
信号を発生するコントロール信号発生手段(以下、CTL
信号発生手段と略称する)であり、基準信号発生手段11
(後述)に同期したCTL信号を発生する。7はCTL信号発
生手段6の出力を増幅する増幅器であり、その出力は記
録時にはCTLヘッド5に接続される。8は再生時にCTLヘ
ッド5の出力信号が入力される増幅器であり、その出力
はノイズ除去手段9に入力される。10はノイズ除去手段
9の出力が入力される遅延時間補正手段であり、増幅器
8,ノイズ除去手段9により遅れたCTL信号の遅延時間の
補正を行なう。11は位相制御系の基準信号を発生する基
準信号発生手段であり、12は遅延時間補正手段10の出力
信号と基準信号発生手段11の出力信号より位相誤差を出
力する位相比較器であり、基準信号発生手段11と位相比
較器12により位相制御手段13が構成される。14は位相制
御手段13の出力と速度制御手段4の誤差出力を合成する
合成手段であり、合成手段14の出力はキャプスタンモー
タ2に供給される。
第2図は記録および再生時の動作を説明するための各部
の動作波形図である。
第2図において、aは基準信号発生手段11により作成さ
れるCTL信号の基準信号波形であり、bは記録CTL信号の
波形であり、Tsは基準信号a,記録CTL信号bの1周期の
時間を表わしている。cはテープ1に記録されたCTL信
号をCTL再生ヘッド5により再生したときのCTL信号波形
であり、dはそのCTL信号を再生増幅器8により増幅
し、ノイズ除去手段9によりノイズ除去を行ない、さら
に矩形波に波形整形した波形である。記録CTL信号bと
再生CTL信号dの波形の位相は同じでなければならない
が、再生増幅器8,ノイズ除去手段9の位相遅れにより再
生時のCTL信号波形dは記録時のCTL信号波形bより位相
がTcだけ遅れている。eは基準信号aより作成された台
形波信号であり、fは遅延時間補正手段10により補正さ
れた再生CTL信号の波形であり、台形波形信号eをサン
プルする再生CTL信号dの立ち上がりエッジを所望の時
間遅延した出力である。
以上のように構成された磁気記録再生装置について、第
1図、第2図を用いて説明する。
まず、記録時には第1図のスイッチ17はR側に接続され
ており、CTL信号発生手段6は基準信号発生手段11より
出力される、第2図に示す基準信号aに同期した記録CT
L信号bをテープ1に記録する。この時、テープ1は速
度制御手段4により定速で移送されている。速度制御手
段4はキャプスタンモータ2より出力される周波数信号
(以下、FG信号と略称する)の周期が一定になるように
制御する。その結果、キャプスタンモータ2は一定速度
で回転され、テープ1も定速で移送される。
次に、再生時になるとスイッチ17はP側に接続され、CT
Lヘッド5の出力である第2図cは再生増幅器8に入力
される。再生増幅器8の出力はノイズ除去手段9により
ノイズ除去が行なわれ、第2図dに示すように矩形波に
波形整形されて出力される。この矩形波dは再生増幅器
8,ノイズ除去手段9により本来の立ち上がりエッジより
時間Tcだけ遅れて立ち上がる。ノイズ除去手段9の出力
が遅延時間補正手段10に入力されずに、直接位相制御手
段13に入力されるとすると、基準信号aより作られる台
形波信号eをサンプリングする時間もTcだけずれてしま
い、テープ1に記録されたCTL信号と基準信号aの位相
誤差が零にもかかわらず、Tcだけずれた値が位相誤差と
して出力される。その結果、位相制御は本来の位置より
−Tcずれた位置で位相ロックするように動作する。
ノイズ除去手段9の出力信号である第2図dが遅延時間
補正手段10に入力されると、遅延時間補正手段10はノイ
ズ除去手段9の出力を基準信号aの1周期Tsから遅延時
間Tcを減算した時間だけ遅らせる。したがって、第2図
dの信号波形から(Ts−Tc)だけ遅らせた信号fが遅延
時間補正手段10の出力信号として位相制御手段13の位相
比較器12に入力される。遅延時間補正手段10の出力信号
である第2図fは再生CTL信号を基準信号aに対してTc
+(Ts−Tc)、すなわち、1周期遅らせたことになる。
位相比較器12には基準信号発生手段11より出力される基
準信号aと遅延時間補正手段10の出力信号eの位相比較
を行なう。位相誤差出力は基準信号発生手段11により作
成された台形波信号cを遅延時間補正手段10の出力信号
eでサンプリングすることにより得られる。したがっ
て、遅延時間Tcの影響を受けない位相制御を行なうこと
ができる。
次に、ノイズ除去手段の一具体例について説明する。
第3図はノイズ除去手段9のブロック図であり、301はC
TL信号の正極性の信号が入力される入力端子であり、イ
ンバータ302を介してカウンタ303のリセット端子に入力
されている。カウンタ303には基準クロック信号がクロ
ック入力端子304より入力される。カウンタ303のそれぞ
れの段の出力信号と入力端子301より入力されるCTL信号
はアンドゲート305に入力され、アンドゲート305の出力
信号はフリップフロップ306のセット端子に入力されて
おり、フリップフロップ306の出力端子307に接続されて
いる。
308はCTL信号の負極性の信号が入力される入力端子であ
り、インバータ309はインバータ302と、カウンタ310は
カウンタ303と、アンドゲート311はアンドゲート305と
同じように接続されている。アンドゲート311の出力は
フリップフロップ306のリセット端子に入力されてい
る。
以上のように構成されたノイズ除去手段について、以
下、その動作について説明する。
まず、ノイズではなく本来のCTL信号の正極性の信号(C
TLP信号)が入力端子301より入力された場合について説
明する。CTLP信号のレベルが‘H'になると、カウンタ30
3のリセットが解除され、カウンタ303はカウント動作を
開始する。クロック入力端子304より入力されたクロッ
ク信号を7パルスカウントするとカウンタ303の全ての
段の出力は‘H'レベルとなり、アンドゲート305の入力
はすべて‘H'レベルになるので、アンドンゲート305の
出力は‘H'レベルとなり、フリップフロップ307はセッ
トされ出力端子307からは‘H'レベルの信号が出力され
る。したがって、クロック信号が7パルス入力される時
間以上CTLP信号のレベルが‘H'であれば、そのCTLP信号
は本来の信号と認識される。
次に、CTLP信号が本来の信号でなく、ノイズであった場
合の動作について説明する。CTLP信号が‘H'レベルにな
り、カウンタ303がカウント動作を開始するが、カウン
ト動作を完了する前にCTLP信号のレベルが‘L'になるの
で、カウンタ303はリセットされてしまう。したがっ
て、カウンタ303の出力は‘L'レベルのままとなり、ア
ンドゲート305の出力も‘L'レベルとなるので、フリッ
プフロップ306はセットされず変化しない。したがっ
て、カウンタ303がカウント動作を開始してから全ての
段の出力が‘H'レベルになるまでの時間をノイズの周期
より長く設定することにより、ノイズによる誤動作を防
止することができる。カウンタ303の動作時間の設定
は、カウンタ303の段数とカウンタ303に入力される基準
クロックの周波数を適切に選択することにより可能であ
る。
入力端子308から入力される負極性のCTL信号についても
CTLP信号と同様の動作となり、ノイズ成分を除去するこ
とが可能となる。
以上のように、第3図のようなノイズ除去手段を用いる
ことにより、再生CTL信号のノイズ成分の除去が可能と
なる。但し、カウンタ303,310の動作時間だけ再生CTL信
号の出力が遅れる。
次に、遅延時間補正手段10の一具体例について説明す
る。第4図は遅延時間補正手段10を説明するためのブロ
ック図であり、401はCTL信号が入力される入力端子であ
り、カウンタ403のラッチ信号入力端子Lに接続されて
いる。402は遅延時間が設定されるラッチ回路、403はカ
ウンタであり、CTL信号によりラッチ回路402に格納され
ているデータがカウンタ403にロードされる。404はカウ
ンタ403の基準クロックが入力されるクロック入力端子
であり、アンドゲート405に入力されている。アンドゲ
ート405の他方の入力にはカウンタ403の出力信号をイン
バータ406により反転した信号が入力され、カウンタ406
のクロック入力端子CKに入力される。407はカウンタ403
の出力信号が出力される出力端子COであり、遅延時間補
正手段10の出力端子となる。
次に、遅延時間補正手段10の動作について説明する。ま
ず、遅延時間はラッチ回路402にすでに格納されている
ものとする。入力端子401よりCTL信号が入力されるとカ
ウンタ403にラッチ回路のデータがロードされ、カウン
タ403の出力が‘L'レベルになるのでアンドゲート405は
有効になり、クロック入力端子404から入力されるクロ
ック信号がカウンタ403に入力される。カウンタ403はカ
ウントダウンし、カウント値が‘0'になると出力信号を
出力端子407より出力するとともにインバータ406により
反転されてアンドゲート405に入力される。この信号が
アンドゲート405に入力されるとアンドゲートは閉じ、
クロック信号はカウンタ403に入力されなくなりカウン
ト動作は停止する。すなわち、CTL信号が入力端子401に
入力されてから、カウンタ403はラッチ402に格納されて
いる値だけカウントした時点で出力信号を出力端子407
から出力する。したがって、ラッチ402の値だけCLT信号
を遅延したことになる。また。出力後、カウンタ403は
カウント動作を停止するので、CTL信号が入力されない
かぎりカウンタ403から1度出力されれば再び出力され
ることはない。
以上のように本発明の第1の実施例によれば、ノイズ除
去手段9によりCTL信号のノイズ成分を除去し、さら
に、再生増幅器8,ノイズ除去手段9により生じた遅延時
間を遅延時間補正手段10により補正することにより、位
相制御手段13に被制御信号として入力されるときには、
位相遅れ(時間遅れ)のない信号として入力することが
できるので、正確な位相制御を行なうことができる。
なお、遅延時間補正手段10を用いて、1周期遅らせた再
生CTL信号を用いて位相制御を行なっているが、キャプ
スタンモータの制御のような定置制御では1周期遅らせ
た信号により制御を行なっても何等問題はない。
次に、本発明の第2の実施例の磁気記録再生装置につい
て図面を参照しながら説明する。
第5図は本発明の第2の実施例を示したブロック図であ
り、第1図と同じものについては同一の符号を付し、そ
の説明を省略する。
第5図において、ノズル除去手段9の出力は位相制御手
段13に直接入力される。また、位相制御手段13の一部で
ある基準信号発生手段11から発生される基準信号は基準
信号補正手段15により位相補正され位相比較器12に入力
される。
第6図は記録および再生時の動作を説明するための各部
の動作波形図である。
第6図において、aは基準信号発生手段11により作成さ
れるCTL信号の基準信号波形であり、bは記録CTL信号の
波形であり、Tsは基準信号a,記録CTL信号bの1周期の
時間を表わしている。cはテープ1に記録されたCTL信
号をCTL再生ヘッド5により再生したときのCTL信号波形
であり、dはそのCTL信号を再生増幅器8により増幅
し、ノイズ除去手段9によりノイズ除去を行なって矩形
波に波形整形した波形である。記録CTL信号bと再生CTL
信号dの波形の位相は同じでなければならないが、再生
増幅器8,ノイズ除去手段9の位相遅れにより再生時のCT
L信号波形dが記録時のCTL信号波形bより位相が遅れて
いる。cは基準信号aより作成された台形波信号であ
り、fは基準信号補正手段15により補正された基準信号
波形であり、gは基準信号補正手段15により補正された
基準信号波形fより作成された台形波信号である。
以上のように構成された磁気記録再生装置について、第
5図、第6図を用いて説明する。
まず、記録時には第5図のスイッチ17はR側に接続され
ており、CTL信号記録手段6は基準信号発生手段11より
出力される、第6図に示す基準信号aに同期した記録CT
L信号bをテープ1に記録する。この時、テープ1は速
度制御手段4により定速で移送されている。速度制御手
段4はキャプスタンモータ2より出力されるFG信号の周
期が一定になるように制御する。その結果、キャプスタ
ンモータ2は一定速度で回転され、テープ1も定速で移
送される。
次に、再生時になるとスイッチ17はP側に接続され、CT
Lヘッド5の出力である第6図cは再生増幅器8に入力
される。再生増幅器8の出力はノイズ除去手段9により
ノイズ除去が行なわれ、第6図dに示すように矩形波に
波形整形して出力される。この矩形波dは再生増幅器8,
ノイズ除去手段9により本来の立ち上がりエッジより時
間Tcだけ遅れて立ち上がる。したがって、第6図に示す
基準信号aより作成した台形波信号eをサンプリングす
る時間もTcだけずれてしまい、テープ1に記録されたCT
L信号と基準信号a位相誤差が零にもかかわらず、Tcだ
けずれた値が位相誤差として出力される。その結果、位
相制御は本来の位置より−Tcずれた位置で位相ロックす
るように動作する。
そこで、基準信号補正手段15により、第6図に示す基準
信号aを再生CTL信号が記録CTL信号より遅れる時間Tcだ
け遅らせた信号(第6図f)を位相制御手段13の基準信
号として用いる。Tcだけ遅らせた基準信号fより作成さ
れた、第6図に示す台形波gと再生CTL信号dの位相比
較を位相比較器12により行なうと、基準信号gと再生CT
L信号dとも遅延時間Tcだけ遅れているので、位相比較
器12は遅延時間Tcの影響を受けない位相比較を行なうこ
とができる。したがって、位相制御手段13も遅延時間Tc
の影響を受けない制御を行なうことができる。
次に、基準信号補正手段15の一具体例について説明す
る。
基準信号補正手段15は基準信号を遅延時間Tcだけ遅らせ
ればよいので、ディジタル遅延手段を用いて構成するこ
とができる。すなわち、基準信号を任意の時間遅延する
ことができればよい。
第7図は基準信号補正手段15のブロック図であり、701
は第6図に示す基準信号aが入力される入力端子であ
る。702はシフトレジスタが縦続接続されたディジタル
遅延手段であり、データ入力端子は入力端子701が接続
され、ディジタル遅延手段702の出力信号は出力端子703
から出力される。704はディジタル遅延手段702にクロッ
ク信号を供給するクロック信号入力端子である。
入力端子701より入力される、第6図に示す基準信号a
はディジタル遅延手段702により、クロック信号入力端
子704から入力されるクロック信号の周期とディジタル
遅延手段702のシフトレジスタの段数の積の時間だけ遅
延した第6図に示す基準信号fを出力端子703より出力
する。したがって、Tc時間遅らせるときのシフトレジス
タの段数nは式(1)より求めることができる。
ここで、Pckはクロック信号の周期である。
以上のように、再生時に基準信号補正手段15により再生
CTL信号が遅れる時間だけ、第6図に示す基準信号aを
同じように遅らせることにより、再生増幅器8,ノイズ除
去手段9で生ずる遅延時間の影響を受けない基準信号f
を作成することができ、さらに、第6図に示す基準信号
fから台形波gを作成することにより、遅延時間の影響
を受けない位相制御を行なうことができる。
なお、本実施例において基準時間補正手段をハードウェ
アで構成する場合について説明したが、位相制御をソフ
トウェアで行なう場合には基準時間補正手段もソフトウ
ェアで構成することができ、簡単な演算により補正を行
なうことができる。
次に、本発明の第3の実施例の磁気記録再生装置につい
て図面を参照しながら説明する。
第8図は本発明の第3の実施例を示したブロック図であ
り、第1図と同じものについては同一の符号を付し、そ
の説明を省略する。
第8図において、ノイズ除去手段9の出力は位相制御手
段13に直接入力され、位相制御手段13の出力は位相誤差
補正手段16に入力され、位相誤差の補正を行なった後、
位相誤差として合成手段14に出力される。
第9図は記録および再生時の動作を説明するための各部
の動作波形図である。
第9図において、aは基準信号発生手段11により作成さ
れるCTL信号の基準信号波形であり、bは記録CTL信号の
波形であり、Tsは基準信号a、記録CTL信号bの1周期
の時間を表わしている。cはテープ1に記録されたCTL
信号をCTL再生ヘッド5により再生したときのCTL信号波
形であり、dはそのCTL信号を再生増幅器8により増幅
し、ノイズ除去手段9によりノイズ除去を行なって矩形
波に波形整形した波形である。記録CTL信号bと再生CTL
信号dの波形は同じでなければならないが、再生増幅器
8,ノイズ除去手段9の位相遅れにより再生時のCTL信号
波形dが記録時のCLT信号波形bより位相が遅れてい
る。eは基準信号aより作成された台形波信号であり、
fは位相制御手段13の位相誤差出力であり、gは位相誤
差補正手段16により補正する補正値である。
以上のように構成された磁気記録再生装置について、第
8図、第9図を用いて説明する。
まず、記録時には第8図のスイッチ17はR側に接続され
ており、CTL信号記録手段6は基準信号発生手段11より
出力される、第9図に示す基準信号aに同期した記録CT
L信号bをテープ1に記録する。この時、テープ1は速
度制御手段4により定速で移送されている。速度制御手
段4はキャプスタンモータ2より出力されるFG信号の周
期が一定になるように制御する。その結果、キャプスタ
ンモータ2は一定速度で回転され、テープ1も定速で移
送される。
次に、再生時になるとスイッチ17はP側に接続され、CT
Lヘッド5の出力cは再生増幅器8に入力される。再生
増幅器8の出力はノイズ除去手段9によりノイズ除去が
行なわれ、第9図dに示すように矩形波に波形整形して
出力される。この矩形波dは再生増幅器8,ノイズ除去手
段9により本来の立ち上がりエッジより時間Tcだけ遅れ
て立ち上がる。したがって、第9図に示す基準信号aよ
り作成した台形波信号eをサンプリングする時間もTcだ
けずれてしまい、テープ1に記録されたCTL信号と基準
信号aの位相誤差が零にもかかわらず、第9図fのよう
にTcだけずれた値が位相誤差として出力される。その結
果、位相制御は本来の位置より−Tcずれた位置で位相ロ
ックするように動作する。
そこで、第9図に示す基準信号aとテープ1に記録され
たCTL信号の位相誤差が零の時に、位相制御手段13が出
力する遅延時間Tcを含んだ位相誤差出力を位相誤差補正
手段16により補正し、位相誤差が零になるようにするこ
とにより誤差出力は補正される。誤差出力補正手段16に
より行なわれる誤差出力の補正は、再生CTL信号が第9
図に示す基準信号aより位相が遅れる時間Tcに相当する
位相誤差出力と同じ大きさの位相誤差出力gを位相制御
手段13の位相誤差出力から減算することにより行なわれ
る。ここで、遅延時間は一定値であるので補正すべき値
も第9図gのように一定値になる。
したがって、第9図に示す基準信号aと再生CTL信号d
の遅延時間Tcによる位相誤差を位相誤差補正手段16によ
り補正することにより、遅延時間Tcの影響を受けない位
相制御を行なうことができる。
発明の効果 以上のように本発明は、磁気テープを走行駆動するキャ
プスタンモータと、キャプスタンモータを一定速度で回
転させる速度制御手段と、記録時に磁気テープにコント
ロール信号を記録するコントロール信号記録手段と、再
生時に磁気テープに記録されたコントロール信号を再生
し増幅する増幅手段と、増幅手段の出力信号のノイズ成
分を除去するノイズ除去手段と、増幅手段,ノイズ除去
手段の遅延時間を補正する遅延時間補正手段と、遅延時
間補正手段の出力信号と基準信号発生手段の基準信号よ
り位相誤差を算出し位相制御を行なう位相制御手段と、
位相制御手段の出力と速度制御手段の出力を合成する合
成手段とを具備し、合成手段の出力によりキャプスタン
モータの制御を行なうように構成し、また、上記構成に
おいて遅延時間補正手段を用いずに遅延時間の位相だけ
基準位相信号を補正する基準信号補正手段を具備した構
成、さらに、遅延時間補正手段を用いずに遅延時間に相
当する位相誤差出力だけ、位相制御手段の位相誤差出力
を補正する位相誤差補正手段を具備した構成となってい
るので、増幅器,ノイズ除去手段で生じる遅延時間を各
々遅延時間補正手段,基準信号補正手段,位相誤差出力
補正手段により補正することにより、遅延時間の影響を
受けないより高精度な位相制御を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例における磁気記録再生装
置のブロック図、第2図はその動作を説明するための動
作波形図、第3図は本発明の第1の実施例に用いるノイ
ズ除去手段のブロック図、第4図は本発明の第1の実施
例に用いる遅延時間補正手段のブロック図、第5図は本
発明の第2の実施例における磁気記録再生装置のブロッ
ク図、第6図はその動作を説明するための動作波形図、
第7図は本発明の第2の実施例に用いる基準時間補正手
段のブロック図、第8図は本発明の第3の実施例におけ
る磁気記録再生装置のブロック図、第9図はその動作を
説明するための動作波形図である。 1……磁気テープ、2……キャプスタンモータ、3……
ピンチローラ、4……速度制御手段、5……CTLヘッ
ド、6……CTL信号記録手段、7,8……増幅器、9……ノ
イズ除去手段、10……遅延時間補正手段、11……基準信
号発生手段、12……位相比較器、13……位相制御手段、
14……合成手段、15……基準信号補正手段、16……位相
誤差補正手段。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープを走行駆動するキャプスタンモ
    ータと、前記キャプスタンモータを一定速度で回転させ
    る速度制御手段と、基準信号を発生する基準信号発生手
    段と、記録時に前記基準信号発生手段から発生される基
    準信号をもとに前記磁気テープに記録するコントロール
    信号を発生するコントロール信号発生手段と、再生時に
    前記磁気テープに記録された前記コントロール信号を再
    生し増幅する増幅手段と、前記増幅手段の出力信号のノ
    イズ成分を除去するノイズ除去手段と、前記増幅手段と
    前記ノイズ除去手段により生じる遅延時間を補正する遅
    延時間補正手段と、前記遅延時間補正手段の出力信号
    と、前記基準信号発生手段から発生される基準信号とか
    ら位相誤差を算出し位相制御を行なう位相制御手段と、
    前記位相制御手段の出力と前記速度制御手段の出力とを
    合成する合成手段とを具備し、前記合成手段の出力によ
    り前記キャプスタンモータの制御を行なうことを特徴と
    する磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】ノイズ除去手段は、基準クロックをカウン
    トするカウンタと、入力信号が有効状態のときには前記
    カウンタを動作させ、無効状態のときには前記カウンタ
    をリセットするリセット手段と、前記カウンタの出力信
    号と前記入力信号の論理積をとる論理積手段とから構成
    され、前記論理積手段の出力を前記ノイズ除去手段の出
    力としたことを特徴とする請求項(1)記載の磁気記録
    再生装置。
  3. 【請求項3】遅延時間補正手段は入力信号を所定の時間
    遅延するディジタル遅延回路より構成されることを特徴
    とする請求項(1)記載の磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】磁気テープを走行駆動するキャプスタンモ
    ータと、前記キャプスタンモータを一定速度で回転させ
    る速度制御手段と、基準信号を発生する基準信号発生手
    段と、記録時に前記基準信号発生手段から発生される基
    準信号をもとに前記磁気テープに記録するコントロール
    信号を発生するコントロール信号発生手段と、再生時に
    前記磁気テープに記録された前記コントロール信号を再
    生し増幅する増幅手段と、前記増幅手段の出力信号のノ
    イズ成分を除去するノイズ除去手段と、前記基準信号発
    生手段の出力する基準信号の位相の前記増幅手段と前記
    ノイズ除去手段により生じる遅延時間の位相だけ補正す
    る基準信号補正手段と、前記ノイズ除去手段の出力浸と
    前記基準信号補正手段の出力信号より位相誤差を算出し
    位相制御を行なう位相制御手段と、前記位相制御手段の
    出力と前記速度制御手段の出力とを合成する合成手段と
    を具備し、前記合成手段の出力により前記キャプスタン
    モータの制御を行なうことを特徴とする磁気記録再生装
    置。
  5. 【請求項5】磁気テープを走行駆動するキャプスタンモ
    ータと、前記キャプスタンモータを一定速度で回転させ
    る速度制御手段と、基準信号を発生する基準信号発生手
    段と、記録時に前記基準信号発生手段から発生される基
    準信号をもとに前記磁気テープに記録するコントロール
    信号を発生するコントロール信号発生手段と、再生時に
    前記磁気テープに記録された前記コントロール信号を再
    生し増幅する増幅手段と、前記増幅手段の出力信号のノ
    イズ成分を除去するノイズ除去手段と、前記ノイズ除去
    手段の出力信号と前記基準信号発生手段から発生される
    基準信号とから位相誤差を算出し位相制御を行なう位相
    制御手段と、前記位相制御手段の位相誤差出力を前記増
    幅手段と前記ノイズ除去手段により生じる遅延時間に相
    当する位相誤差出力だけ補正する位相誤差補正手段と、
    前記位相誤差補正手段の出力と前記速度制御手段の出力
    とを合成する合成手段とを具備し、前記合成手段の出力
    により前記キャプスタンモータの制御を行なうことを特
    徴とする磁気記録再生装置。
JP1184069A 1989-07-17 1989-07-17 磁気記録再生装置 Expired - Lifetime JPH0734281B2 (ja)

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