JPH0739332B2 - シロアリ防除剤 - Google Patents

シロアリ防除剤

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JPH0739332B2
JPH0739332B2 JP17767389A JP17767389A JPH0739332B2 JP H0739332 B2 JPH0739332 B2 JP H0739332B2 JP 17767389 A JP17767389 A JP 17767389A JP 17767389 A JP17767389 A JP 17767389A JP H0739332 B2 JPH0739332 B2 JP H0739332B2
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termite
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Taiyo Kagaku Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はニームの抽出物を有効成分として含有するシロ
アリ防除剤に関する。
〔従来の技術〕
シロアリは、木材または木材製品,人造木製構造物、例
えば建築物,土台,棚柱等に対し、甚大な被害を与える
大害虫である。シロアリを防除するため、土壌及び/ま
たは建築材料を有機リン系殺虫剤や有機塩素系殺虫剤等
の合成薬剤で処理している。
〔発明が解決しようとする課題〕 現在使用されているシロアリ防除剤のほとんどは化学的
合成品であり、人体に対する安全性が問題となってい
る。従って、より安全性が高い防除剤の必要性が高まっ
ている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、合成品ではなく天然物由来の著効でかつ安全
性が高いシロアリ防除剤を提供することを目的とする。
本発明者らは人体に安全な天然物の中から、シロアリ防
除効果が高い成分を選択すべく多くの研究を重ねた結
果、ニームの抽出物がシロアリ防除効果を有することを
見い出た。さらにニーム抽出物の製剤化,用法等につき
研究の結果、本発明を完成するに至ったものである。す
なわち本発明はニームの有機溶媒または含水有機溶媒に
よる抽出物を有効成分として含有することを特徴とする
シロアリ防除剤である。
〔作用〕
本発明の対象となるシロアリは特に制限はなくイエシロ
アリ(Coptotermes formosanus),ヤマトシロアリ(Re
ticulitermes speratus)等があげられる。
本発明のニームとはインドセンダンまたは尸陀林(しだ
りん),メリア アザジラクタ(Melia azadirachts)
を指し、インドヒマラヤ地方を中心に広く東南アジアに
分布し生育している常緑樹である。インドでは神聖樹で
あり、街路樹,緑陰樹として愛用されている。葉はセン
ダンに似て鋸歯が大きく輪生的であり、小さな白い花を
咲かせ蜜のような芳香を発する。インドでは、ニームを
苦味強壮,収斂,周期的熱病薬として重用しており、安
全性が高いことが確認されている。
本発明のニームの抽出物は、ニームの樹皮,葉,小枝,
果実及び種子の内、1種または2種以上の部位を乾燥細
断し、これに有機溶媒または含水有機溶媒を加え常法に
より、室温あるいは加熱下に抽出を行い、その後抽出残
渣を別し、液から溶剤を留去または濃縮することに
より得られる。抽出に用いられる有機溶媒としてはメタ
ノール,エタノール,プロパノール,イソプロパノー
ル,ブタノール,オクタノール等のアルコール類;プロ
ピレングリコール,エチレングリコール,ヘキシレング
リコール,グリセリン等のポリオール類;メチルエーテ
ル,エチルエーテル,プロピルエーテル,イソプロピル
エーテル,テトラヒドロフラン,ジオキサン等のケトン
類;酢酸エチル等のエステル類;クロロホルム,ジクロ
ロメタン等のハロゲン化炭化水素類;ヘキサン,イソオ
クタン,ケロシン,パラフィン,ヘンゼン,トルエン,
キシレン等の炭化水素類及びこれらの含水物等のいずれ
でもよいが、特にメタノール,エタノール等のアルコー
ル類やメチルエーテル,エチルエーテル等のエーテル
類、ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水素類及びこれ
らの含水物が本発明の目的に好適である。
抽出物はその使用する溶媒によりオイル,エキストラク
ト,アゾソリュート,オレオレジン,シロップ,エッセ
ンス,チンキ等の形で得られ、いずれの形態であっても
シロアリ防除剤として使用することができる。またニー
ム抽出物を適当な担体を用いて適用区域,適用方法に適
した剤形、例えば液剤,固形剤等に調製してもよい。
液剤の調製は抽出した溶媒により用いる担体を考慮し、
適切な溶剤を選定すればよく、例えば水;エタノール,
イソプロパノール等のアルコール類;アセトン,メチル
エチルケトン等のケトン類;テトラヒドロフラン,ジオ
キサン等のエーテル類;ヘキサン,ケロシン,石油ベン
ジン,トルエン等の炭化水素類;酢酸エチル等のエステ
ル類;ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水素類を例示
することができる。また抽出物を直接乳化剤に溶解もし
くは分散させてもよい。さらに通常用いられる塗膜形成
剤,乳化剤,分散剤,展着剤,湿潤剤,安定剤,噴射剤
等の添加剤を配合することにより、塗料形態,接着剤形
態,乳剤,水和剤,懸濁剤,ローション,クリーム,エ
アゾール等好みの形態として用いることができる。
固形剤の調製に用いられる担体としては、たとえば珪
酸,カオリン,活性炭,ベントナイト,珪藻土,タル
ク,クレー,炭酸カルシウム,陶磁器粉等の鉱物質粉
末;木粉,大豆粉,小麦粉,澱粉等の植物質粉末;シク
ロデキストリン等の包接化合物等を例示することがで
き、粉剤,エアスプレー等の如き形態にて用いられる。
さらに本発明のシロアリ防除剤に公知の忌避剤,殺虫
剤,効力増強剤,酸化防止剤,殺菌剤,防微剤,着色料
等を配合することもできる。
本発明のシロアリ防除剤はその使用に当り、防除効果を
要求されるシロアリの加害区域、例えば床下,台所,風
呂場,壁中等に撤霧,噴霧,塗布,貼りつけ等の方法で
適用できる。またシロアリの食餌である木材,並びに紙
及び紙製品を含む木材製品に本発明のシロアリ防除の液
剤を含浸,噴霧または塗布することによりシロアリを防
除できる。また本発明のシロアリ防除剤の液剤を予め適
当なシート状基材(合成樹脂シート,紙不織布など)の
塗布,含浸,滴下,混練等により保持したシート剤とし
て目的とする箇所に載置したり貼りつけたりして用いる
ことができる。
本発明のシロアリ防除剤中のニーム抽出物の含有量は、
その剤型や適用方法,適用場所等に応じて適宜に決定す
ればよく、特に限定されるものではないが、通常は分散
乳化剤,希釈剤や水和剤等、シート状基剤や家具部材
等、また固形剤等、各種の形態で用いられる場合、ニー
ム抽出物は0.1〜80重量%,好ましくは0.3〜50重量%含
有せしめる。
(実施例) 以下実施例及び試験例をもって本発明をさらに詳しく説
明する。
実施例1. ニームの樹皮の乾燥細断品500gにメタノール4を加
え、室温にて約3日間抽出処理を行った。得られた抽出
混合物を過してメタノール抽出液を得た。抽出残渣に
再びメタノール4を加え、室温にて約3日間抽出処理
を行った。この操作を計3回行いメタノール抽出液3回
分を集め、ロータリーエバポレーターにて濃縮乾固して
30gの褐色粉末を得た。得たる粉末14gに乳化剤(「ハイ
マール326H」,松本油脂製)6gを加えて攪拌乳化せしめ
水和剤を製した。
実施例2. ニームの果実の乾燥細断品200gにエタノール2を加
え、還流管をつけ4時間加熱還流を行った。抽出混合物
を過し、エタノール抽出液を得た。抽出残渣に再び局
方エタノール2を加え同様の操作を3回繰り返し、エ
タノール抽出液を合して濃縮し、赤褐色粘性液体20gを
得た。本抽出物は冷時固化した。得たる抽出物14gに乳
化剤(「ハイマール326H」松本油脂製)6gを加えて水和
剤を製した。
実施例3. ニームの乾燥種子の細断品180gにジクロロメタン2を
加え、実施例1と同様の操作を行い抽出した。ジクロロ
メタン抽出液を濃縮し、赤褐色粘性液体19gを得た。得
たる抽出物9gに乳化剤(「ハイマール326H」松本油脂
製)4gを加えて水和剤を製した。
実施例4. 実施例2の抽出物2部とキシレン78部及び乳化剤・ツル
ボール(東邦化学株式会社製)20部を混合し、乳剤を製
した。
実施例5. ニーム樹皮の乾燥細断品250gに含水メタノール{メタノ
ール/水=9/1(v/v)}2を加え、実施例1と同様の
操作を行い抽出した。含水メタノール液を濃縮し、20g
の褐色粉末を得た。
試験例1. 直径8mmの紙(東洋紙株式会社製ペーパーディス
ク)に、実施例2で得たニーム抽出物の所定量をエタノ
ールに溶解して調製した液を塗布して風乾した。これを
直径35mmのプラチックシャーレーに入れ、ヤマトシロア
リを10匹放飼し死亡率を求めた。ニーム抽出物の供試量
と死亡率(%)とを第1表に示す。
試験例2. 実施例5で得たニーム抽出物の所定量をメタノールに溶
解して調製した液をペパーディスクに塗布して風乾燥し
た。これを試験例1と同様に試験した。ニーム抽出物の
供試量と死亡率(%)とを第2表に示す。
実施例3. 実施例1の水和剤に水を加えニーム抽出物の乳化剤を調
製した。これを乾燥アカマツ木片(1×1×1cm)に、
ニーム抽出物が所定量になるように塗布し乾燥させた。
この処理木片を湿潤海砂を入れたシャーレに置き、イエ
シロアリ100匹を放飼した。20日後に死亡率と木片重量
の減少量を求めた。ニーム抽出物の死亡率及び木片重量
の減少量を第3表に示す。
試験例4. 実施例3の水和剤に水を加え、希釈液を調製した。これ
を乾燥アカマツ木片に塗布し、試験例3と同様の試験を
行った。結果を第4表に示す。
試験例5. 実施例4の乳剤にキシレンを加えて、希釈液を調製し
た。これを乾燥アカマツ木片に塗布し、試験例3と同様
の試験を行った。結果を第5表に示す。
〔発明の効果〕 上記の試験例から明らかなように、本発明のシロアリ防
除剤は、シロアリに対して優れた防虫効果を示し、かつ
安全性が高く非常に有益である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ニームの有機溶媒または含水有機溶媒によ
    る抽出物を有効成分として含有することを特徴とするシ
    ロアリ防除剤。
JP17767389A 1989-07-10 1989-07-10 シロアリ防除剤 Expired - Fee Related JPH0739332B2 (ja)

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