JPH0740748Y2 - 粘性流体封入ダンパー - Google Patents
粘性流体封入ダンパーInfo
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- JPH0740748Y2 JPH0740748Y2 JP1989004970U JP497089U JPH0740748Y2 JP H0740748 Y2 JPH0740748 Y2 JP H0740748Y2 JP 1989004970 U JP1989004970 U JP 1989004970U JP 497089 U JP497089 U JP 497089U JP H0740748 Y2 JPH0740748 Y2 JP H0740748Y2
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- support shaft
- viscous fluid
- annular
- container
- damper
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、精密機器への振動を吸収するために使用され
る粘性流体封入ダンパーに関する。
る粘性流体封入ダンパーに関する。
精密機器に外部から振動が作用すると、精密機器の性能
を損なうことがある。特に、近年は測定又は情報の記録
や再生を行う精密機器、例えばコンパクトディスクプレ
ーヤやフロッピーディスクの装置が著しく発展し、その
使用場所も拡大しており、劣悪な使用環境でも安定して
動作することが要求される。
を損なうことがある。特に、近年は測定又は情報の記録
や再生を行う精密機器、例えばコンパクトディスクプレ
ーヤやフロッピーディスクの装置が著しく発展し、その
使用場所も拡大しており、劣悪な使用環境でも安定して
動作することが要求される。
自動車に搭載する機器に対しては、自動車車体に生じる
振動は路面、走行速度、エンジン等の条件にもよるが、
5〜400Hzの範囲であり、振動の加わる方向も上下、左
右と一定せず振動が無方向である。そのため、車載用コ
ンパクトディスクプレーヤでは、共振振動領域における
共振倍率をあらゆる方向で著しく小さくし、音とびを防
止する必要がある。
振動は路面、走行速度、エンジン等の条件にもよるが、
5〜400Hzの範囲であり、振動の加わる方向も上下、左
右と一定せず振動が無方向である。そのため、車載用コ
ンパクトディスクプレーヤでは、共振振動領域における
共振倍率をあらゆる方向で著しく小さくし、音とびを防
止する必要がある。
第4図はコンパクトディスクプレーヤの主要部を示す図
である。
である。
図中1はシャーシ等の支持部材である。この支持部材1
はコンパクトディスクプレーヤを取付けるためのフレー
ムである。この支持部材1に、メカシャーシ等の被支持
部材2が弾性支持用附勢手段であるコイルスプリング3
と液体封入ダンパー60によって支持されている。
はコンパクトディスクプレーヤを取付けるためのフレー
ムである。この支持部材1に、メカシャーシ等の被支持
部材2が弾性支持用附勢手段であるコイルスプリング3
と液体封入ダンパー60によって支持されている。
被支持部材2上にはコンパクトディスクDを支持して回
転させるターンテーブル4aと、このターンテーブル4aを
回転駆動させるモータ機構4と、光学ピックアップ5及
び図示していない電子回路ユニットや表示機構ならびに
外部接続コネクタ機構などが搭載されている。
転させるターンテーブル4aと、このターンテーブル4aを
回転駆動させるモータ機構4と、光学ピックアップ5及
び図示していない電子回路ユニットや表示機構ならびに
外部接続コネクタ機構などが搭載されている。
光学ピックアップ5は、コンパクトディスクDの記録面
に非接触式にて対向し、記録を順次読み取る読取機構5
a、ならびにこの読取機構5aをディスクDに沿って移動
させるガイド機構5bなどからなっている。
に非接触式にて対向し、記録を順次読み取る読取機構5
a、ならびにこの読取機構5aをディスクDに沿って移動
させるガイド機構5bなどからなっている。
読取機構5a内にはトラッキングサーボ装置とをフォーカ
シングサーボ装置が設けられており、対物レンズを比較
的高い周波数にて微動させレーザビームの照射状態を補
正している。したがって、コンパクトディスクプレーヤ
は、外部からの振動や衝撃を直接に受けると、上記サー
ボ装置による補正が十分にできなくなり、読取動作に支
障をきたし、音とびを生じることになる。
シングサーボ装置が設けられており、対物レンズを比較
的高い周波数にて微動させレーザビームの照射状態を補
正している。したがって、コンパクトディスクプレーヤ
は、外部からの振動や衝撃を直接に受けると、上記サー
ボ装置による補正が十分にできなくなり、読取動作に支
障をきたし、音とびを生じることになる。
かかるコンパクトディスクプレーヤの振動を吸収するた
めの液体封入ダンパーとしては、第5図に示すようなも
のが知られている。
めの液体封入ダンパーとしては、第5図に示すようなも
のが知られている。
この液体封入ダンパー60は、被支持部材2に設けた支持
軸66を介して支持部材1と被支持部材2間に取付けられ
ている。そして、液体封入ダンパー60は、ブチルゴム等
のゴム材料から成形された筒状の容器部61と、この容器
部61の環状の開口接着端面61bに外周縁部を接着せしめ
てこの開口を覆う薄肉のゴム等の弾性材料から形成され
た蓋部62と、容器部61の開口が蓋部62により覆われ、容
器部61の内側に閉鎖された収容空間65が形成され、この
収容空間65に封入された粘性流体65aとから構成されて
いる。蓋部62の中央部には被支持部材2に植設された支
持軸66を嵌入する筒状の支持軸挿入部62aが設けられて
いると共に、容器部61は底部61aを有している。
軸66を介して支持部材1と被支持部材2間に取付けられ
ている。そして、液体封入ダンパー60は、ブチルゴム等
のゴム材料から成形された筒状の容器部61と、この容器
部61の環状の開口接着端面61bに外周縁部を接着せしめ
てこの開口を覆う薄肉のゴム等の弾性材料から形成され
た蓋部62と、容器部61の開口が蓋部62により覆われ、容
器部61の内側に閉鎖された収容空間65が形成され、この
収容空間65に封入された粘性流体65aとから構成されて
いる。蓋部62の中央部には被支持部材2に植設された支
持軸66を嵌入する筒状の支持軸挿入部62aが設けられて
いると共に、容器部61は底部61aを有している。
蓋部62はその外周縁部にフランジ部62bを有し、支持軸
挿入部62aとフランジ部62b間に、支持部材1に対して被
支持部材2がフローティング状態に支持できるように、
軸方向に外方に向かってドーナツ状に突出して形成され
た薄肉の脹らみ部62cが形成されている。
挿入部62aとフランジ部62b間に、支持部材1に対して被
支持部材2がフローティング状態に支持できるように、
軸方向に外方に向かってドーナツ状に突出して形成され
た薄肉の脹らみ部62cが形成されている。
かかる従来の液体封入ダンパー60は、容器部61の収容空
間65に粘性流体65aを封入する際、脹らみ部62cが開口接
着端面61bよりも外方に突出しているため、第6図に示
すように、液体封入ダンパー60の組立上、容器部61に粘
性流体65aを充填した後、この容器部61の開口接着端面6
1bに蓋部62を接着するので、蓋部62の開口接着端面61b
より上に突出した部分に多量のエアー65bが余儀無く封
入されてしまう。このエアー65bのために、液体封入ダ
ンパーの振動減衰性能が低下すると共に、液体封入ダン
パーを長期に亘って使用しているとエアー65bの抜け蓋
部62が陥没変形してしまい、支持軸挿入部62aの下方の
先端と底部61aとが、接触してしまうという問題を有し
ていた。
間65に粘性流体65aを封入する際、脹らみ部62cが開口接
着端面61bよりも外方に突出しているため、第6図に示
すように、液体封入ダンパー60の組立上、容器部61に粘
性流体65aを充填した後、この容器部61の開口接着端面6
1bに蓋部62を接着するので、蓋部62の開口接着端面61b
より上に突出した部分に多量のエアー65bが余儀無く封
入されてしまう。このエアー65bのために、液体封入ダ
ンパーの振動減衰性能が低下すると共に、液体封入ダン
パーを長期に亘って使用しているとエアー65bの抜け蓋
部62が陥没変形してしまい、支持軸挿入部62aの下方の
先端と底部61aとが、接触してしまうという問題を有し
ていた。
本考案は上記問題に鑑みてなされたものであって、被支
持部を支持部にフローティング状態に支持し、優れた減
衰効果を得ることができ、且つ、容器部の一端を蓋部で
通って形成された収容空間内に、粘性流体を容易に封入
せしめて、粘性流体封入ダンパーを構成する際にエアー
が一緒に封入されるのを抑制でき、長期の使用により生
じる、この封入されたエアーのエアー抜けによる蓋部材
の陥没変形を抑制でき、長期にわたって優れた減衰効果
を維持できる粘性流体封入ダンパーを提供することを目
的とする。
持部を支持部にフローティング状態に支持し、優れた減
衰効果を得ることができ、且つ、容器部の一端を蓋部で
通って形成された収容空間内に、粘性流体を容易に封入
せしめて、粘性流体封入ダンパーを構成する際にエアー
が一緒に封入されるのを抑制でき、長期の使用により生
じる、この封入されたエアーのエアー抜けによる蓋部材
の陥没変形を抑制でき、長期にわたって優れた減衰効果
を維持できる粘性流体封入ダンパーを提供することを目
的とする。
第1の考案は、被支持部材に水平方向に突出した支持軸
を設け、複数の箇所でコイルスプリングにより支持部材
に支持されている該被支持部材を、該支持軸を用いて支
持部材にフローティング状態に支持するための粘性流体
封入ダンパーであって、 外周面に前記支持部材に設けた水平方向に延びる取付穴
に嵌着できる環状溝を有する厚肉のゴム弾性体で形成さ
れ、一端に環状の開口端面を他端に底部を有する筒状の
容器部と、 外周縁部を該容器部の該開口端面に接着せしめて、該容
器部の一端を密封状態に覆うゴム弾性体で形成された蓋
部と、 該容器部の該一端を該蓋部で覆うことにより、該容器部
の内側に形成された収容空間内に封入された粘性流体と
からなり、 前記蓋部が中央部に前記収容空間内突入せしめた、前記
被支持部材に設けた該支持軸を嵌入できる筒状の支持軸
挿入部を備え、且つ該支持軸挿入部の外周に該支持軸挿
入部と前記外周縁部を接続した環状の薄肉部を備え、該
環状の薄肉部が前記容器部の前記環状の開口端面以内
で、断面がV字状あるいはU字状に内方に折り曲った環
状の折り曲げ部に形成されている粘性流体封入ダンパー
を構成したものである。
を設け、複数の箇所でコイルスプリングにより支持部材
に支持されている該被支持部材を、該支持軸を用いて支
持部材にフローティング状態に支持するための粘性流体
封入ダンパーであって、 外周面に前記支持部材に設けた水平方向に延びる取付穴
に嵌着できる環状溝を有する厚肉のゴム弾性体で形成さ
れ、一端に環状の開口端面を他端に底部を有する筒状の
容器部と、 外周縁部を該容器部の該開口端面に接着せしめて、該容
器部の一端を密封状態に覆うゴム弾性体で形成された蓋
部と、 該容器部の該一端を該蓋部で覆うことにより、該容器部
の内側に形成された収容空間内に封入された粘性流体と
からなり、 前記蓋部が中央部に前記収容空間内突入せしめた、前記
被支持部材に設けた該支持軸を嵌入できる筒状の支持軸
挿入部を備え、且つ該支持軸挿入部の外周に該支持軸挿
入部と前記外周縁部を接続した環状の薄肉部を備え、該
環状の薄肉部が前記容器部の前記環状の開口端面以内
で、断面がV字状あるいはU字状に内方に折り曲った環
状の折り曲げ部に形成されている粘性流体封入ダンパー
を構成したものである。
第2の考案は、前記被支持部材が車載用コンパクトディ
スクを取付けるためのメカシャーシーであり、前記環状
の薄肉部の厚さが0.3〜0.8mmに形成されている粘性流体
封入ダンパーを構成したものである。
スクを取付けるためのメカシャーシーであり、前記環状
の薄肉部の厚さが0.3〜0.8mmに形成されている粘性流体
封入ダンパーを構成したものである。
(第1の考案の作用) 本考案は上述の如く、粘性流体封入ダンパーにおいて、
蓋部の中央部に有する支持軸挿入部の外周と外周縁部間
に形成された環状の薄肉部が容器部の開口端面以内で、
断面がV字状あるいはU字状に内方に折り曲った環状の
折り曲げ部に形成されているので、容器部に粘性流体を
充填し、しかる後蓋部の外周縁部をこの開口端面に接着
して、収容空間内に粘性流体を封入する組立時に、エア
ーが一緒に封入されるのを防ぐことができると共に被支
持部材を支持部にフローティング状態に支持でき、粘性
流体封入ダンパーの振動減衰効果を高めることができ、
この優れた振動減衰効果を長期に亘って使用しても変形
せず維持できる。
蓋部の中央部に有する支持軸挿入部の外周と外周縁部間
に形成された環状の薄肉部が容器部の開口端面以内で、
断面がV字状あるいはU字状に内方に折り曲った環状の
折り曲げ部に形成されているので、容器部に粘性流体を
充填し、しかる後蓋部の外周縁部をこの開口端面に接着
して、収容空間内に粘性流体を封入する組立時に、エア
ーが一緒に封入されるのを防ぐことができると共に被支
持部材を支持部にフローティング状態に支持でき、粘性
流体封入ダンパーの振動減衰効果を高めることができ、
この優れた振動減衰効果を長期に亘って使用しても変形
せず維持できる。
(第2の考案の作用) 薄肉部の厚さが0.3〜0.8mmに形成され、車載用コンパク
トディスクが取付けられるメカシャーシを支持部にフロ
ーティング状態に支持したので、上記した特有の効果の
他、さらに車載用コンパクトディスクが取付けられた際
に、メカシャーシを支持部材に一層フローティング状態
に支持でき、車体からメカシャーシに伝わる低周波数の
振動を効果的に吸収でき、車載用コンパクトディスクに
生じる音とびが起こりにくくなる。
トディスクが取付けられるメカシャーシを支持部にフロ
ーティング状態に支持したので、上記した特有の効果の
他、さらに車載用コンパクトディスクが取付けられた際
に、メカシャーシを支持部材に一層フローティング状態
に支持でき、車体からメカシャーシに伝わる低周波数の
振動を効果的に吸収でき、車載用コンパクトディスクに
生じる音とびが起こりにくくなる。
本考案の実施例を示す第1図ないし第3図に基づいて説
明する。
明する。
第1図は本考案の一実施例を示す断面図で、この図にお
いて、1はシャーシ等の支持部材であり、その一部が示
されている。この支持部材1は図示していないコンパク
トディスクプレーヤ等の機器を振動吸収手段を介して取
付けるためのフレームである。この支持部材1に対し
て、図示していな車載用コンパクトディスクが取付けら
れるメカシャーシ等の被支持部材2が図示していない複
数のコイルスプリングにより支持されると共に、振動を
吸収するための液体封入ダンパー10が被支持部材2と支
持部材1との間に介装されている。そして支持部材1に
対して被支持部材2が、この被支持部材2に水平に突出
して植設された棒状の支持軸11を介してフローティング
状態に支持されている。
いて、1はシャーシ等の支持部材であり、その一部が示
されている。この支持部材1は図示していないコンパク
トディスクプレーヤ等の機器を振動吸収手段を介して取
付けるためのフレームである。この支持部材1に対し
て、図示していな車載用コンパクトディスクが取付けら
れるメカシャーシ等の被支持部材2が図示していない複
数のコイルスプリングにより支持されると共に、振動を
吸収するための液体封入ダンパー10が被支持部材2と支
持部材1との間に介装されている。そして支持部材1に
対して被支持部材2が、この被支持部材2に水平に突出
して植設された棒状の支持軸11を介してフローティング
状態に支持されている。
液体封入ダンパー10は、筒状の容器部12と、この容器部
12の環状の開口端面12cに外周縁部13bが接着されて開口
を覆う蓋部13と、この蓋部13により容器部12の開口を覆
うことによって容器部12の内側に形成された収容空間14
内に封入された粘性流体14aとから構成されている。
12の環状の開口端面12cに外周縁部13bが接着されて開口
を覆う蓋部13と、この蓋部13により容器部12の開口を覆
うことによって容器部12の内側に形成された収容空間14
内に封入された粘性流体14aとから構成されている。
容器部12はブチルゴム等のゴム材料にて厚肉に形成され
た円筒状の胴部12aの一方に底部12bを有し、容器状に成
形されている。
た円筒状の胴部12aの一方に底部12bを有し、容器状に成
形されている。
胴部12aの底部12bと反対の端は開口を有し、この胴部12
aの端面に蓋部13を接着するための環状の開口端面12cを
有している。そしてこの環状の開口端面12cに蓋部13の
外周縁部13bが接着されて、開口が覆われている。胴部1
2aの端面の少し下方の外周面には環状溝12dが施されて
いて、この環状溝12dが支持部材1の水平方向に貫通し
た取付孔1aに嵌合されて液体封入ダンパー10が支持部材
1に結合されている。
aの端面に蓋部13を接着するための環状の開口端面12cを
有している。そしてこの環状の開口端面12cに蓋部13の
外周縁部13bが接着されて、開口が覆われている。胴部1
2aの端面の少し下方の外周面には環状溝12dが施されて
いて、この環状溝12dが支持部材1の水平方向に貫通し
た取付孔1aに嵌合されて液体封入ダンパー10が支持部材
1に結合されている。
蓋部13は、その中央部に支持軸11を嵌入するための筒状
の支持軸挿入部13aを有し、この支持軸挿入部13aは収容
空間14に突出せしめるようにされている。この支持軸挿
入部13aの外周に断面V字状に内側に湾曲した環状の薄
肉部13cを有し、さらにこの環状の薄肉部13cの外周に容
器部12の環状の開口端面12cに接着された環状の外周縁
部13bを有している。
の支持軸挿入部13aを有し、この支持軸挿入部13aは収容
空間14に突出せしめるようにされている。この支持軸挿
入部13aの外周に断面V字状に内側に湾曲した環状の薄
肉部13cを有し、さらにこの環状の薄肉部13cの外周に容
器部12の環状の開口端面12cに接着された環状の外周縁
部13bを有している。
この蓋部13はブチルゴム等のゴム材料にて容器部12より
軟らかく成形されていて、望ましくは、薄肉部13cはそ
の厚さが0.3〜0.8mm程度になされる。厚さを0.3mm以下
にすると薄肉部13cの耐久性が損なわれ、0.8mm以上にす
ると振動減衰効果が低下し、コンパクトディスクに生じ
る音とびを略確実に防止するのが困難である。そして、
蓋部13が環状の開口端面12cに接着されたとき、薄肉部1
3cが環状の開口端面12c以内、即ち環状の開口端面12cと
同一水準面以上の収容空間14内に入り込んで折れ曲がっ
て位置している。
軟らかく成形されていて、望ましくは、薄肉部13cはそ
の厚さが0.3〜0.8mm程度になされる。厚さを0.3mm以下
にすると薄肉部13cの耐久性が損なわれ、0.8mm以上にす
ると振動減衰効果が低下し、コンパクトディスクに生じ
る音とびを略確実に防止するのが困難である。そして、
蓋部13が環状の開口端面12cに接着されたとき、薄肉部1
3cが環状の開口端面12c以内、即ち環状の開口端面12cと
同一水準面以上の収容空間14内に入り込んで折れ曲がっ
て位置している。
収容空間14内に封入される粘性流体14aとしては粘度が1
03c・St以上のシリコーンオイル等の流体が用いられ
る。
03c・St以上のシリコーンオイル等の流体が用いられ
る。
粘性流体14aの封入は、容器部12が蓋部13で覆われてい
ない状態で、容器部12内に図示していないディスペンサ
ー等のシリンジにより粘性流体を環状の開口端面12cと
面一まで注入した後、蓋部13の外周縁部13bを環状の開
口端面12cに接着することにより行われる。
ない状態で、容器部12内に図示していないディスペンサ
ー等のシリンジにより粘性流体を環状の開口端面12cと
面一まで注入した後、蓋部13の外周縁部13bを環状の開
口端面12cに接着することにより行われる。
上述のように構成した本考案の粘性流体封入ダンパー10
によれば、蓋部13の薄肉部13cは容器部12の環状の開口
端面12c以内に形成されている。
によれば、蓋部13の薄肉部13cは容器部12の環状の開口
端面12c以内に形成されている。
従って、容器部12の環状の開口端面12cに蓋部13の外周
縁部13bを接着して容器部12の開口を蓋部13で覆う際、
容器部12の内側に形成されている収容空間14にエアーが
封入されるのが防げる。
縁部13bを接着して容器部12の開口を蓋部13で覆う際、
容器部12の内側に形成されている収容空間14にエアーが
封入されるのが防げる。
又、容器部12の内側に突起がない状態で粘性流体を封入
できるので、粘性流体の注入時間が短時間で容易に充填
でき、しかも、エアーの封入がない。
できるので、粘性流体の注入時間が短時間で容易に充填
でき、しかも、エアーの封入がない。
さらに、蓋部13はその薄肉部13cが断面V字状に内方に
折り曲がっているので薄肉部13c自身の弾性が小さくな
り、被支持部材2を支持部材1にフローティング状態
(自由に浮いた状態)に支持することができ、支持軸挿
入部13aにより粘性流体の撹拌効果を高め、優れた振動
減衰効果が得られる。
折り曲がっているので薄肉部13c自身の弾性が小さくな
り、被支持部材2を支持部材1にフローティング状態
(自由に浮いた状態)に支持することができ、支持軸挿
入部13aにより粘性流体の撹拌効果を高め、優れた振動
減衰効果が得られる。
第2図は、本考案の他の実施例を示す断面図である。
この実施例においては、粘性流体封入ダンパー20の蓋部
23は、その中央部の支持軸挿入部23aの上面が容器部22
の環状の開口端面22cより下方に位置している。蓋部23
は、この支持軸挿入部23aの外周に環状の薄肉部23cを有
し、さらにこの薄肉部23cの外周の最外周には環状の外
周縁部23bを有している。そしてこの実施例の環状の薄
肉部23cは断面形状がV字状に形成され、容器部22の環
状の開口端面22b以内に形成されて、収容空間に入り込
んで環状の開口端面32cに接着されている。
23は、その中央部の支持軸挿入部23aの上面が容器部22
の環状の開口端面22cより下方に位置している。蓋部23
は、この支持軸挿入部23aの外周に環状の薄肉部23cを有
し、さらにこの薄肉部23cの外周の最外周には環状の外
周縁部23bを有している。そしてこの実施例の環状の薄
肉部23cは断面形状がV字状に形成され、容器部22の環
状の開口端面22b以内に形成されて、収容空間に入り込
んで環状の開口端面32cに接着されている。
第3図は、本考案のさらに他の実施例を示す断面図であ
る。
る。
なお、この実施例においては、粘性流体封入ダンパー30
の蓋部33は、その中央部の支持軸挿入部33aが容器部32
の環状の開口端面32bより下方に位置している。蓋部33
は、この支持軸挿入部33aの外周に環状の薄肉部33cを有
し、さらにこの薄肉部33cの外周の最外周には環状の外
周縁部33bを有している。そしてこの環状の薄肉部33cは
断面形状が円弧が複数個連続する形に形成され、容器部
32の環状の開口端面32c以内に形成されて、収容空間に
入り込んで環状の開口端面32cに接着されている。
の蓋部33は、その中央部の支持軸挿入部33aが容器部32
の環状の開口端面32bより下方に位置している。蓋部33
は、この支持軸挿入部33aの外周に環状の薄肉部33cを有
し、さらにこの薄肉部33cの外周の最外周には環状の外
周縁部33bを有している。そしてこの環状の薄肉部33cは
断面形状が円弧が複数個連続する形に形成され、容器部
32の環状の開口端面32c以内に形成されて、収容空間に
入り込んで環状の開口端面32cに接着されている。
なお、本考案は多くの形態で実施することができる。例
えば、薄肉部の断面形状はU字状にしても差支えない
し、又、連続した折り曲げ状にしても差支えない。本考
案はこのように本考案の要旨を逸脱しない範囲におい
て、多くの態様で実施することができる。
えば、薄肉部の断面形状はU字状にしても差支えない
し、又、連続した折り曲げ状にしても差支えない。本考
案はこのように本考案の要旨を逸脱しない範囲におい
て、多くの態様で実施することができる。
以上説明したように、本考案によれば蓋部の中央部に有
する支持軸挿入部の外周と外周縁部間に形成された環状
の薄肉部が容器部の環状の開口端面以内で、断面がV字
状あるいはU字状に内方に折り曲った環状の折り曲げ部
に形成されているので、容器部の内側に形成される収容
空間内に粘性流体を封入する組立時に、エアーが一緒に
封入されるのを防ぐことができると共に被支持部を支持
部にフローティング状態に支持でき、振動減衰効果を高
めることができ、この優れた振動減衰効果を長期に亘っ
て維持でき、収容空間に封入する粘性流体の量を減らす
こともできる。
する支持軸挿入部の外周と外周縁部間に形成された環状
の薄肉部が容器部の環状の開口端面以内で、断面がV字
状あるいはU字状に内方に折り曲った環状の折り曲げ部
に形成されているので、容器部の内側に形成される収容
空間内に粘性流体を封入する組立時に、エアーが一緒に
封入されるのを防ぐことができると共に被支持部を支持
部にフローティング状態に支持でき、振動減衰効果を高
めることができ、この優れた振動減衰効果を長期に亘っ
て維持でき、収容空間に封入する粘性流体の量を減らす
こともできる。
望ましくは薄肉部の厚みを0.3〜0.8mmに設定することに
より、低周波域の振動をより減衰することができ、これ
を用いて、車載用コンパクトディスクの音とびを防止す
ることができる。
より、低周波域の振動をより減衰することができ、これ
を用いて、車載用コンパクトディスクの音とびを防止す
ることができる。
第1図は本考案の一実施例の縦断面図、第2図は本考案
の他の実施例の縦断面図、第3図は本考案のさらに他の
実施例の縦断面図、第4図は液体封入ダンパーの使用状
態を説明する説明図、第5図は従来の液体封入ダンパー
の縦断面図、第6図は従来の液体封入ダンパーに液体を
封入する組立状態を説明する説明図である。 1…支持部材、2…被支持部材、10…粘性流体封入ダン
パー、11…支持軸 12…容器部、13…蓋部、13c…薄肉部、14a…粘性流体
の他の実施例の縦断面図、第3図は本考案のさらに他の
実施例の縦断面図、第4図は液体封入ダンパーの使用状
態を説明する説明図、第5図は従来の液体封入ダンパー
の縦断面図、第6図は従来の液体封入ダンパーに液体を
封入する組立状態を説明する説明図である。 1…支持部材、2…被支持部材、10…粘性流体封入ダン
パー、11…支持軸 12…容器部、13…蓋部、13c…薄肉部、14a…粘性流体
Claims (2)
- 【請求項1】被支持部材に水平方向に突出した支持軸を
設け、複数の箇所でコイルスプリングにより支持部材に
支持されている該被支持部材を、該支持軸を用いて支持
部材にフローティング状態に支持するための粘性流体封
入ダンパーであって、 外周面に前記該支持部材に設けた水平方向に延びる取付
穴に嵌着できる環状溝を有する厚肉のゴム弾性体で形成
され、一端に環状の開口端面を他端に底部を有する筒状
の容器部と、 外周縁部を該容器部の該開口端面に接着せしめて、該容
器部の一端を密封状態に覆うゴム弾性体で形成された蓋
部と、 該容器部の該一端を該蓋部で覆うことにより、該容器部
の内側に形成された収容空間内に封入された粘性流体と
からなり、 前記蓋部が中央部に、前記収容空間内突入せしめた、前
記被支持部材に設けた該支持軸を嵌入できる筒状の支持
軸挿入部を備え、且つ該支持軸挿入部の外周に該支持軸
挿入部と前記外周縁部を接続した環状の薄肉部を備え、
該環状の薄肉部が前記容器部の前記環状の開口端面以内
で、断面がV字状あるいはU字状に内方に折り曲った環
状の折り曲げ部に形成されていることを特徴とする粘性
流体封入ダンパー。 - 【請求項2】前記被支持部材が車載用コンパクトディス
クを取付けるためのメカシャーシーであり、前記環状の
薄肉部の厚さが0.3〜0.8mmに形成されていることを特徴
とする請求項1に記載の粘性流体封入ダンパー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989004970U JPH0740748Y2 (ja) | 1989-01-18 | 1989-01-18 | 粘性流体封入ダンパー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989004970U JPH0740748Y2 (ja) | 1989-01-18 | 1989-01-18 | 粘性流体封入ダンパー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0296056U JPH0296056U (ja) | 1990-07-31 |
| JPH0740748Y2 true JPH0740748Y2 (ja) | 1995-09-20 |
Family
ID=31207948
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989004970U Expired - Lifetime JPH0740748Y2 (ja) | 1989-01-18 | 1989-01-18 | 粘性流体封入ダンパー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0740748Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61193569U (ja) * | 1985-05-22 | 1986-12-02 | ||
| JPH0418154Y2 (ja) * | 1985-05-24 | 1992-04-22 | ||
| JPH032029Y2 (ja) * | 1986-01-20 | 1991-01-21 | ||
| JPS62237133A (ja) * | 1986-12-19 | 1987-10-17 | Bridgestone Corp | 防振支持体 |
-
1989
- 1989-01-18 JP JP1989004970U patent/JPH0740748Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0296056U (ja) | 1990-07-31 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |