JPH0741697A - 帯電防止用塗料およびそれを適用した帯電防止性成型品 - Google Patents
帯電防止用塗料およびそれを適用した帯電防止性成型品Info
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- JPH0741697A JPH0741697A JP5191367A JP19136793A JPH0741697A JP H0741697 A JPH0741697 A JP H0741697A JP 5191367 A JP5191367 A JP 5191367A JP 19136793 A JP19136793 A JP 19136793A JP H0741697 A JPH0741697 A JP H0741697A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 優れた帯電防止性を有し、かつプラスチック
などのプレートやフィルム等の基板に塗布された場合、
耐表面汚染性に優れた帯電防止用塗料ならびにこれを塗
布してなる帯電防止性成型品を提供すること。 【構成】 水酸基含有バインダー樹脂、導電性チタン酸
アルカリ金属ウィスカー、および有機溶媒を主成分とし
て含有してなることを特徴とする帯電防止用塗料、並び
に該帯電防止用塗料を基板上に所定量塗工し乾燥してな
る積層体を成型してなることを特徴とする帯電防止性成
型品。このような構成にすることにより、導電性微粉末
の添加量を低減化して、帯電防止性を低下させることな
く、製造コストを下げるとともに、塗膜表面の汚れ易さ
を改善した、帯電防止用塗料およびそれを塗布した成型
品が提供される。
などのプレートやフィルム等の基板に塗布された場合、
耐表面汚染性に優れた帯電防止用塗料ならびにこれを塗
布してなる帯電防止性成型品を提供すること。 【構成】 水酸基含有バインダー樹脂、導電性チタン酸
アルカリ金属ウィスカー、および有機溶媒を主成分とし
て含有してなることを特徴とする帯電防止用塗料、並び
に該帯電防止用塗料を基板上に所定量塗工し乾燥してな
る積層体を成型してなることを特徴とする帯電防止性成
型品。このような構成にすることにより、導電性微粉末
の添加量を低減化して、帯電防止性を低下させることな
く、製造コストを下げるとともに、塗膜表面の汚れ易さ
を改善した、帯電防止用塗料およびそれを塗布した成型
品が提供される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた帯電防止性を有
し、かつプラスチックなどのプレートやフィルム等の基
板に塗布された場合、塗膜の耐表面汚染性に優れた帯電
防止用塗料ならびにこれを塗布してなる帯電防止性成型
品に関する。
し、かつプラスチックなどのプレートやフィルム等の基
板に塗布された場合、塗膜の耐表面汚染性に優れた帯電
防止用塗料ならびにこれを塗布してなる帯電防止性成型
品に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェハー用容器、クリーンベン
チ、クリーンルームやその他の電子・電機部材、半導体
製造工場の床材・壁材等は、多くの場合、帯電防止性を
有することが必要とされる。
チ、クリーンルームやその他の電子・電機部材、半導体
製造工場の床材・壁材等は、多くの場合、帯電防止性を
有することが必要とされる。
【0003】このような部材に塗布する帯電防止用塗料
として、例えば特開昭60−181171号公報には、
酸化チタンの表面に酸化錫をドーピングした導電性微粉
末を含有する、着色可能な帯電防止用塗料が開示されて
いる。
として、例えば特開昭60−181171号公報には、
酸化チタンの表面に酸化錫をドーピングした導電性微粉
末を含有する、着色可能な帯電防止用塗料が開示されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来例における帯電防止用塗料では、酸化チタンの表面
に酸化錫をドーピングした球状の粉末を導電性微粉末と
して使用しているため、導電性を発現させるためには、
これら微粉末を塗料中に50重量%以上含有させる必要
がある。そのため、製造コストがかかるという問題点の
他に酸化チタン、酸化錫とも表面硬度が高く、塗料を基
板等に塗布して塗膜を形成した場合、これら表面硬度が
高い球状の粒子が塗膜の半分量以上を占めることとなる
ため、金属等が接触した場合、球状粒子がその金属を削
り取ってしまい、塗膜表面が汚れ易くなるという問題点
があった。
従来例における帯電防止用塗料では、酸化チタンの表面
に酸化錫をドーピングした球状の粉末を導電性微粉末と
して使用しているため、導電性を発現させるためには、
これら微粉末を塗料中に50重量%以上含有させる必要
がある。そのため、製造コストがかかるという問題点の
他に酸化チタン、酸化錫とも表面硬度が高く、塗料を基
板等に塗布して塗膜を形成した場合、これら表面硬度が
高い球状の粒子が塗膜の半分量以上を占めることとなる
ため、金属等が接触した場合、球状粒子がその金属を削
り取ってしまい、塗膜表面が汚れ易くなるという問題点
があった。
【0005】本発明はこのような問題点に着目してなさ
れたもので、その課題とするところは、導電性微粉末の
添加量を低減化し、帯電防止性を低下させることなく、
製造コストを下げるとともに、塗膜表面の汚れ易さを改
善した、帯電防止用塗料およびそれを適用した帯電防止
性成型品を提供することにある。
れたもので、その課題とするところは、導電性微粉末の
添加量を低減化し、帯電防止性を低下させることなく、
製造コストを下げるとともに、塗膜表面の汚れ易さを改
善した、帯電防止用塗料およびそれを適用した帯電防止
性成型品を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1に係る
発明は、水酸基含有バインダー樹脂、導電性チタン酸ア
ルカリ金属ウィスカー、および有機溶媒を主成分として
含有してなることを特徴とする帯電防止用塗料に関する
ものである。
発明は、水酸基含有バインダー樹脂、導電性チタン酸ア
ルカリ金属ウィスカー、および有機溶媒を主成分として
含有してなることを特徴とする帯電防止用塗料に関する
ものである。
【0007】そして、この発明においては、導電性を発
現するための導電粉体を、従来の球状粒子から針状のア
ルカリ金属ウィスカーに変更したため、従来の球状に比
べ粒子が細長くなる分、従来例に比べて少ない混入量で
導電効果を得ることが可能となり、また、塗膜の耐表面
汚染性の向上が図れる。
現するための導電粉体を、従来の球状粒子から針状のア
ルカリ金属ウィスカーに変更したため、従来の球状に比
べ粒子が細長くなる分、従来例に比べて少ない混入量で
導電効果を得ることが可能となり、また、塗膜の耐表面
汚染性の向上が図れる。
【0008】次に、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る帯電防止用塗料を前提とし、導電性チタン酸アルカ
リ金属ウィスカーを塗料全量に対し3〜20重量%の割
合で含有させてなることを特徴とするものである。
係る帯電防止用塗料を前提とし、導電性チタン酸アルカ
リ金属ウィスカーを塗料全量に対し3〜20重量%の割
合で含有させてなることを特徴とするものである。
【0009】そして、この請求項2に係る発明において
は、導電性チタン酸アルカリ金属ウィスカーを塗料全量
に対し3〜20重量%、好ましくは5〜15重量%の割
合で含有させることにより、帯電防止性を低下させるこ
となく製造コストを下げるとともに、塗膜表面の汚れ易
さのより効果的な改善が図れる。
は、導電性チタン酸アルカリ金属ウィスカーを塗料全量
に対し3〜20重量%、好ましくは5〜15重量%の割
合で含有させることにより、帯電防止性を低下させるこ
となく製造コストを下げるとともに、塗膜表面の汚れ易
さのより効果的な改善が図れる。
【0010】ここで、導電性を発現させる方法として、
導電性粒子同士を直接接触させることによる方法や、離
れた粒子間どうしでトンネル効果によって電流が流れる
ようにすることによる方法があるが、球状より細長い針
状の形状のものの方がフィラーどうしが接触しやすく、
また粒子が尖っている方がトンネル効果が発生しやす
い。従って、導電体を針状の形状のものに代えることに
より混入量も少なくて済むことになる。また、導電粉末
の含有量が低減化される分だけバインダー樹脂を塗料中
に多く含むこととなるため、金属が接触した場合の塗膜
汚染の防止の向上が図れることになる。
導電性粒子同士を直接接触させることによる方法や、離
れた粒子間どうしでトンネル効果によって電流が流れる
ようにすることによる方法があるが、球状より細長い針
状の形状のものの方がフィラーどうしが接触しやすく、
また粒子が尖っている方がトンネル効果が発生しやす
い。従って、導電体を針状の形状のものに代えることに
より混入量も少なくて済むことになる。また、導電粉末
の含有量が低減化される分だけバインダー樹脂を塗料中
に多く含むこととなるため、金属が接触した場合の塗膜
汚染の防止の向上が図れることになる。
【0011】次に、請求項3に係る発明は、請求項1乃
至2のいずれかに係る帯電防止用塗料を前提とし、カル
ボキシル基を有する酸を塗料全量に対し0.2〜2重量
%の割合でさらに含有させてなることを特徴とするもの
である。
至2のいずれかに係る帯電防止用塗料を前提とし、カル
ボキシル基を有する酸を塗料全量に対し0.2〜2重量
%の割合でさらに含有させてなることを特徴とするもの
である。
【0012】そして、この請求項3に係る発明において
は、カルボキシル基を有する酸を塗料全量に対しこのよ
うな割合で含有させることにより、導電性チタン酸アル
カリ金属ウィスカーの分散性向上と沈降防止が可能とな
り、塗料を製造後長期間保存しておいても導電性チタン
酸アルカリ金属ウィスカーが沈降するおそれがなくな
り、塗料の保存安定性の向上が図れる。カルボキシル基
を有する酸の配合割合が塗料全量に対し0.2重量%未
満では分散性、沈降防止に対する効果が小さく、一方、
2重量%を超えると塗膜の耐薬品性、耐久性の等の性能
が低下するおそれがある。
は、カルボキシル基を有する酸を塗料全量に対しこのよ
うな割合で含有させることにより、導電性チタン酸アル
カリ金属ウィスカーの分散性向上と沈降防止が可能とな
り、塗料を製造後長期間保存しておいても導電性チタン
酸アルカリ金属ウィスカーが沈降するおそれがなくな
り、塗料の保存安定性の向上が図れる。カルボキシル基
を有する酸の配合割合が塗料全量に対し0.2重量%未
満では分散性、沈降防止に対する効果が小さく、一方、
2重量%を超えると塗膜の耐薬品性、耐久性の等の性能
が低下するおそれがある。
【0013】さらに、請求項4に係る発明は、請求項1
〜3のいずれかに記載の帯電防止用塗料を基板上に所定
量塗工し乾燥させることによって得られる積層体を成型
してなることを特徴とする帯電防止性成型品に関するも
のである。
〜3のいずれかに記載の帯電防止用塗料を基板上に所定
量塗工し乾燥させることによって得られる積層体を成型
してなることを特徴とする帯電防止性成型品に関するも
のである。
【0014】そして、この請求項4に係る発明により、
請求項1〜3のいずれかに記載の帯電防止用塗料を適用
した、帯電防止性に優れ、しかも塗膜表面の汚れ易さが
改善され、製造コストの低減化された帯電防止性成型品
を提供することができる。かかる帯電防止性成型品の用
途としては、例えば、静電シールド、抵抗体、回路、ス
イッチ接点、電磁波シールド等が好適に挙げられる。
請求項1〜3のいずれかに記載の帯電防止用塗料を適用
した、帯電防止性に優れ、しかも塗膜表面の汚れ易さが
改善され、製造コストの低減化された帯電防止性成型品
を提供することができる。かかる帯電防止性成型品の用
途としては、例えば、静電シールド、抵抗体、回路、ス
イッチ接点、電磁波シールド等が好適に挙げられる。
【0015】このような技術的手段において、上記帯電
防止用塗料は、水酸基含有バインダー樹脂、導電性チタ
ン酸アルカリ金属ウィスカー、および有機溶媒を主成分
とするものである。
防止用塗料は、水酸基含有バインダー樹脂、導電性チタ
ン酸アルカリ金属ウィスカー、および有機溶媒を主成分
とするものである。
【0016】まず、水酸基含有バインダー樹脂として
は、水酸基を含有するものであれば特に限定されず、例
えば、ポリビニルアルコール、酢酸ビニル部分ケン化
物、ポリビニルアセタール、アルキルアクリレート−ヒ
ドロキシアルキル(メタ)アクリレート共重合体、塩ビ
−酢ビ共重合体部分ケン化物、塩ビ−ヒドロキシアルキ
ル(メタ)アクリレート共重合体等が挙げられる。
は、水酸基を含有するものであれば特に限定されず、例
えば、ポリビニルアルコール、酢酸ビニル部分ケン化
物、ポリビニルアセタール、アルキルアクリレート−ヒ
ドロキシアルキル(メタ)アクリレート共重合体、塩ビ
−酢ビ共重合体部分ケン化物、塩ビ−ヒドロキシアルキ
ル(メタ)アクリレート共重合体等が挙げられる。
【0017】次に、導電性チタン酸アルカリ金属ウィス
カーとしては、特に限定されず、公知のものを使用する
ことができる。かかる導電性チタン酸アルカリ金属ウィ
スカとしては、例えば、(1)一般式M2 O・aTiO
x ・bH2 O(式中、MはLi、NaまたはK等のアル
カリ金属;0<a≦8、0≦b≦4、0<x<2;a、
bおよびxは実数)で表され、一般にチタン酸アルカリ
金属化合物またはブロンズチタン酸アルカリ金属と呼ば
れる導電性のチタン酸アルカリ金属ウィスカー(I);
または(2)一般式M2 O・aTiOy ・bH2 O(式
中、M、aおよびbは上記と同じ;0<y≦2)で表さ
れるチタン酸アルカリ金属ウィスカーが、導電性の金属
および/または導電性の金属酸化物、金属ハロゲン化
物、若しくはその他の導電性金属化合物から選ばれた一
種または二種以上で被覆されたもの(II);または
(3)一般式M2 O・aTiOy ・bH2 O(式中、
M、a、bおよびyは上記と同じ)で表されるチタン酸
アルカリ金属ウィスカー群を製造するに際し、当該チタ
ン酸アルカリ金属ウィスカーの原料を導電性の金属の酸
化物、ハロゲン化物、炭酸塩、硝酸塩または硫酸塩等の
金属化合物の一種または二種以上との共存化に、還元的
雰囲気で反応させるかまたは酸化的雰囲気で反応させた
後、必要に応じ還元またはドーピング処理することによ
り、上記チタン酸アルカリ金属ウィスカーが、導電性の
金属および/または導電性の金属酸化物、金属ハロゲン
化物若しくはその他の導電性金属化合物から選ばれた一
種または二種以上で被覆されるかまたは該チタン酸アル
カリ金属ウィスカー粒子の少なくとも表面がそれらと共
晶を形成したもの(III);等の各種の導電性チタン
酸アルカリ金属ウィスカーの一種または二種以上の混合
物を挙げることができる。これら導電性チタン酸アルカ
リ金属ウィスカーは公知の製造方法により製造すること
ができ、また、商業的に入手することもできる。かかる
導電性チタン酸アルカリ金属ウィスカーは、その形状が
針状であり、特には、その長さが3〜30μm、アスペ
クト比が3〜150であることが好ましい。長さが3μ
m未満の場合やアスペクト比が3未満の場合は、塗膜の
導電性が不十分になることがあり、一方、長さが30μ
mを超えたり、アスペクト比が150を超えると、該ウ
ィスカーが塗料中に均一に分散しにくくなり、塗料の保
存安定性が低下したりすることがあり、また、塗膜形成
後の表面光沢が悪くなることがあるので好ましくない。
カーとしては、特に限定されず、公知のものを使用する
ことができる。かかる導電性チタン酸アルカリ金属ウィ
スカとしては、例えば、(1)一般式M2 O・aTiO
x ・bH2 O(式中、MはLi、NaまたはK等のアル
カリ金属;0<a≦8、0≦b≦4、0<x<2;a、
bおよびxは実数)で表され、一般にチタン酸アルカリ
金属化合物またはブロンズチタン酸アルカリ金属と呼ば
れる導電性のチタン酸アルカリ金属ウィスカー(I);
または(2)一般式M2 O・aTiOy ・bH2 O(式
中、M、aおよびbは上記と同じ;0<y≦2)で表さ
れるチタン酸アルカリ金属ウィスカーが、導電性の金属
および/または導電性の金属酸化物、金属ハロゲン化
物、若しくはその他の導電性金属化合物から選ばれた一
種または二種以上で被覆されたもの(II);または
(3)一般式M2 O・aTiOy ・bH2 O(式中、
M、a、bおよびyは上記と同じ)で表されるチタン酸
アルカリ金属ウィスカー群を製造するに際し、当該チタ
ン酸アルカリ金属ウィスカーの原料を導電性の金属の酸
化物、ハロゲン化物、炭酸塩、硝酸塩または硫酸塩等の
金属化合物の一種または二種以上との共存化に、還元的
雰囲気で反応させるかまたは酸化的雰囲気で反応させた
後、必要に応じ還元またはドーピング処理することによ
り、上記チタン酸アルカリ金属ウィスカーが、導電性の
金属および/または導電性の金属酸化物、金属ハロゲン
化物若しくはその他の導電性金属化合物から選ばれた一
種または二種以上で被覆されるかまたは該チタン酸アル
カリ金属ウィスカー粒子の少なくとも表面がそれらと共
晶を形成したもの(III);等の各種の導電性チタン
酸アルカリ金属ウィスカーの一種または二種以上の混合
物を挙げることができる。これら導電性チタン酸アルカ
リ金属ウィスカーは公知の製造方法により製造すること
ができ、また、商業的に入手することもできる。かかる
導電性チタン酸アルカリ金属ウィスカーは、その形状が
針状であり、特には、その長さが3〜30μm、アスペ
クト比が3〜150であることが好ましい。長さが3μ
m未満の場合やアスペクト比が3未満の場合は、塗膜の
導電性が不十分になることがあり、一方、長さが30μ
mを超えたり、アスペクト比が150を超えると、該ウ
ィスカーが塗料中に均一に分散しにくくなり、塗料の保
存安定性が低下したりすることがあり、また、塗膜形成
後の表面光沢が悪くなることがあるので好ましくない。
【0018】本発明に用いられる有機溶媒としては、特
に限定されないが、沸点が60〜160℃程度のものが
好適である。沸点が60℃未満のものでは、塗料の保存
中や塗工中、該溶媒の蒸発により塗料の濃度や粘度が変
化するおそれがあり、一方、沸点が160℃を超えるも
のでは乾燥工程に時間を要することがあるからである。
また、揮発性の強いものも、塗料の保存中や塗工中、該
溶媒の蒸発により塗料の濃度や粘度が変化するおそれが
あるので好ましくない。なお、導電性チタン酸アルカリ
金属ウィスカーとの親和性の点から、酸素を含有する溶
媒であることが好ましい。
に限定されないが、沸点が60〜160℃程度のものが
好適である。沸点が60℃未満のものでは、塗料の保存
中や塗工中、該溶媒の蒸発により塗料の濃度や粘度が変
化するおそれがあり、一方、沸点が160℃を超えるも
のでは乾燥工程に時間を要することがあるからである。
また、揮発性の強いものも、塗料の保存中や塗工中、該
溶媒の蒸発により塗料の濃度や粘度が変化するおそれが
あるので好ましくない。なお、導電性チタン酸アルカリ
金属ウィスカーとの親和性の点から、酸素を含有する溶
媒であることが好ましい。
【0019】かかる有機溶媒としては、具体的には、例
えばシクロヘキサノン、エチレングリコールモノメチル
エーテル(メチルセロソルブ)、エチレングリコールモ
ノエチルエーテル(エチルセロソルブ)、ジエチレング
リコールジメチルエーテル、酢酸ブチル、イソプロピル
アセトン、メチルエチルケトン、アニソール等が好適に
挙げられる。これらは単一で使用してもよく、2種類以
上を混合して用いてもよい。
えばシクロヘキサノン、エチレングリコールモノメチル
エーテル(メチルセロソルブ)、エチレングリコールモ
ノエチルエーテル(エチルセロソルブ)、ジエチレング
リコールジメチルエーテル、酢酸ブチル、イソプロピル
アセトン、メチルエチルケトン、アニソール等が好適に
挙げられる。これらは単一で使用してもよく、2種類以
上を混合して用いてもよい。
【0020】そして、請求項1に係る帯電防止用塗料
は、上記水酸基含有バインダー樹脂、導電性チタン酸ア
ルカリ金属ウィスカー、および有機溶媒を、例えば高速
回転攪拌装置、サンドミル、ボールミル、アトライタ
ー、三本ロール等を用いた一般的な混合装置にて混合し
て調製することによって得られるが、導電性チタン酸ア
ルカリ金属ウィスカーが折れると導電性が低下するた
め、高速回転攪拌装置等の媒体を使用しない混合装置を
用いることが好ましい。
は、上記水酸基含有バインダー樹脂、導電性チタン酸ア
ルカリ金属ウィスカー、および有機溶媒を、例えば高速
回転攪拌装置、サンドミル、ボールミル、アトライタ
ー、三本ロール等を用いた一般的な混合装置にて混合し
て調製することによって得られるが、導電性チタン酸ア
ルカリ金属ウィスカーが折れると導電性が低下するた
め、高速回転攪拌装置等の媒体を使用しない混合装置を
用いることが好ましい。
【0021】他方、請求項2に係る帯電防止用塗料は、
導電性チタン酸アルカリ金属ウィスカーを塗料全量に対
し3〜20重量%の割合で含有させ、上記のように一般
的な混合装置にて混合して調製することにより求めるこ
とができる。
導電性チタン酸アルカリ金属ウィスカーを塗料全量に対
し3〜20重量%の割合で含有させ、上記のように一般
的な混合装置にて混合して調製することにより求めるこ
とができる。
【0022】また、請求項3に係る帯電防止用塗料は、
カルボキシル基を有する酸を塗料全量に対し0.2〜2
重量%の割合でさらに含有させて、上記のように一般的
な混合装置にて混合して調製することにより求めること
ができる。ここで、カルボキシル基を有する酸は、特に
限定されないが、例えばオレイン酸、アクリル酸/ミチ
ルメタクリレート共重合体、スチレン/マレイン酸共重
合体等を好適に挙げることができる。
カルボキシル基を有する酸を塗料全量に対し0.2〜2
重量%の割合でさらに含有させて、上記のように一般的
な混合装置にて混合して調製することにより求めること
ができる。ここで、カルボキシル基を有する酸は、特に
限定されないが、例えばオレイン酸、アクリル酸/ミチ
ルメタクリレート共重合体、スチレン/マレイン酸共重
合体等を好適に挙げることができる。
【0023】このようにして調製され得られた上記請求
項1〜3のいずれかに記載の帯電防止用塗料は、スプレ
ー法、バーコート法、ドクターブレード法、ロールコー
ト法、およびディッピング法等の一般的な塗布方法によ
り対象物に塗布して用いられる。対象物としては、例え
ば塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリメタクリレー
ト、ABS樹脂等のプラスチック板あるいはプラスチッ
クフィルム等が挙げられる。また、ガラス等の無機物質
からなる板やフィルム等も対象物となり得る。
項1〜3のいずれかに記載の帯電防止用塗料は、スプレ
ー法、バーコート法、ドクターブレード法、ロールコー
ト法、およびディッピング法等の一般的な塗布方法によ
り対象物に塗布して用いられる。対象物としては、例え
ば塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリメタクリレー
ト、ABS樹脂等のプラスチック板あるいはプラスチッ
クフィルム等が挙げられる。また、ガラス等の無機物質
からなる板やフィルム等も対象物となり得る。
【0024】請求項4に係る帯電防止性成型品は、上記
請求項1〜3のいずれかに記載の帯電防止用塗料を上述
したように所望の対象物に所定量塗布し、乾燥させてな
る積層体を成型加工する、あるいは成型後の対象物に塗
料を所定量塗布し、乾燥させることによって得ることが
できる。
請求項1〜3のいずれかに記載の帯電防止用塗料を上述
したように所望の対象物に所定量塗布し、乾燥させてな
る積層体を成型加工する、あるいは成型後の対象物に塗
料を所定量塗布し、乾燥させることによって得ることが
できる。
【0025】ここで、塗膜の表面を必要に応じて、バフ
研磨等によって研磨仕上げしてもよい。バフ仕上げする
ことによって、塗膜の光沢、耐汚染性の向上を図ること
ができ、また、表面の脱落しやすいウィスカーのかけら
等が除去されるため、塵の発生を防止することができ、
クリーンルーム等に好適な製品を作製することができ
る。
研磨等によって研磨仕上げしてもよい。バフ仕上げする
ことによって、塗膜の光沢、耐汚染性の向上を図ること
ができ、また、表面の脱落しやすいウィスカーのかけら
等が除去されるため、塵の発生を防止することができ、
クリーンルーム等に好適な製品を作製することができ
る。
【0026】
【作用】請求項1に係る発明によれば、導電性を発現す
るための導電粉体を、従来の球状粒子から針状のアルカ
リ金属ウィスカーに変更したため、従来の球状に比べ粒
子が細長くなる分、少ない混入量で導電効果を得ること
が可能となり、帯電防止性を低下させることなく塗膜の
耐表面汚染性の向上が図れる。
るための導電粉体を、従来の球状粒子から針状のアルカ
リ金属ウィスカーに変更したため、従来の球状に比べ粒
子が細長くなる分、少ない混入量で導電効果を得ること
が可能となり、帯電防止性を低下させることなく塗膜の
耐表面汚染性の向上が図れる。
【0027】次に、請求項2に係る発明によれば、導電
性チタン酸アルカリ金属ウィスカーを塗料全量に対し3
〜20重量%の割合で含有させたことにより、帯電防止
性を低下させることなく製造コストを下げるとともに、
塗膜表面の汚れ易さのより効果的な改善が図れる。
性チタン酸アルカリ金属ウィスカーを塗料全量に対し3
〜20重量%の割合で含有させたことにより、帯電防止
性を低下させることなく製造コストを下げるとともに、
塗膜表面の汚れ易さのより効果的な改善が図れる。
【0028】また、請求項3に係る発明によれば、カル
ボキシル基を有する酸を塗料全量に対し0.2〜2重量
%の割合で含有させたことにより、導電性チタン酸アル
カリ金属ウィスカーの分散性向上と沈降防止が可能とな
り、塗料を製造後長期間保存しておいても導電性チタン
酸アルカリ金属ウィスカーが沈降するおそれがなくな
り、塗料の保存安定性の向上が図れる。
ボキシル基を有する酸を塗料全量に対し0.2〜2重量
%の割合で含有させたことにより、導電性チタン酸アル
カリ金属ウィスカーの分散性向上と沈降防止が可能とな
り、塗料を製造後長期間保存しておいても導電性チタン
酸アルカリ金属ウィスカーが沈降するおそれがなくな
り、塗料の保存安定性の向上が図れる。
【0029】さらに、請求項4に係る発明によれば請求
項1〜3のいずれかに記載の帯電防止用塗料を基板上に
所定量塗工し乾燥させることにより、該請求項1〜3の
いずれかに記載の帯電防止用塗料を適用した、帯電防止
性に優れ、しかも塗膜表面の汚れ易さが改善され、製造
コストの低減した帯電防止性成型品が提供される。
項1〜3のいずれかに記載の帯電防止用塗料を基板上に
所定量塗工し乾燥させることにより、該請求項1〜3の
いずれかに記載の帯電防止用塗料を適用した、帯電防止
性に優れ、しかも塗膜表面の汚れ易さが改善され、製造
コストの低減した帯電防止性成型品が提供される。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例について詳細に説明す
る。
る。
【0031】[実施例1] 導電性チタン酸カリウムウィスカー(大塚化学(株)製、デントール WK −200) 5重量% 2−ヒドロキシプロピルアクリレート(10モル%)−塩化ビニル(90モ ル%)共重合体(積水化学工業(株)製、エスレックE−HA) 25重量% メチルエチルケトン 30重量% シクロヘキサノン 40重量% 上記各成分をステンレス容器に仕込み、高速攪拌機にて
2000rpmで10時間攪拌、混合し、本発明に係る
帯電防止用塗料を調製した。
2000rpmで10時間攪拌、混合し、本発明に係る
帯電防止用塗料を調製した。
【0032】このようにして得られた帯電防止用塗料
を、アイボリー色の硬質塩ビプレート(厚さ3mm)
に、乾燥塗膜厚が3μmになるようにバーコーター(#
10)法により塗布し、40℃で2時間熱風乾燥するこ
とによって本発明に係る帯電防止性プレートを得た。
を、アイボリー色の硬質塩ビプレート(厚さ3mm)
に、乾燥塗膜厚が3μmになるようにバーコーター(#
10)法により塗布し、40℃で2時間熱風乾燥するこ
とによって本発明に係る帯電防止性プレートを得た。
【0033】[実施例2] 導電性チタン酸カリウムウィスカー(大塚化学(株)製、デントール WK −200) 10重量% アセタール樹脂(積水化学工業(株)製、エスレックKS−5Z) 20重量% メチレングリコールモノメチルエーテル 70重量% 上記各成分を用いて、実施例1と同様にして本発明に係
る帯電防止用塗料および帯電防止性プレートを得た。
る帯電防止用塗料および帯電防止性プレートを得た。
【0034】[実施例3] 導電性チタン酸カリウムウィスカー(大塚化学(株)製、デントール WK −200) 15重量% 2−ヒドロキシエチルメタクリレート(20モル%)−メチルメタクリレー ト(80モル%)共重合体(積水化学工業(株)製、エスレックKS−5Z) 20重量% メチルエチルケトン 25重量% シクロヘキサノン 40重量% 上記各成分を用いて、実施例1と同様にして、本発明に
係る帯電防止用塗料および帯電防止性プレートを得た。
係る帯電防止用塗料および帯電防止性プレートを得た。
【0035】[実施例4] 導電性チタン酸カリウムウィスカー(大塚化学(株)製、デントール WK −200) 25重量% 2−ヒドロキシエチルメタクリレート(20モル%)−メチルメタクリレー ト(80モル%)共重合体(積水化学工業(株)製、エスレックKS−5Z) 15重量% メチルエチルケトン 20重量% シクロヘキサノン 40重量% 上記各成分を用いて、実施例1と同様にして帯電防止用
塗料および帯電防止性プレートを得た。
塗料および帯電防止性プレートを得た。
【0036】[実施例5] 導電性チタン酸カリウムウィスカー(大塚化学(株)製、デントール WK− 200) 5重量% 2−ヒドロキシプロピルアクリレート(10モル%)−塩化ビニル(90モ ル%)共重合体(積水化学工業(株)製、エスレックE−HA) 25重量% メチルエチルケトン 30重量% シクロヘキサノン 40重量% 上記各成分をステンレス容器に仕込み、羽根式攪拌機に
て10時間攪拌、混合し、本発明に係る帯電防止用塗料
を調製した。
て10時間攪拌、混合し、本発明に係る帯電防止用塗料
を調製した。
【0037】このようにして得られた帯電防止用塗料
を、アイボリー色の塩ビプレートにバーコーター(#1
0)法により塗布し、室温で24時間乾燥することによ
って、本発明に係る帯電防止性プレートを得た。
を、アイボリー色の塩ビプレートにバーコーター(#1
0)法により塗布し、室温で24時間乾燥することによ
って、本発明に係る帯電防止性プレートを得た。
【0038】[実施例6] 導電性チタン酸カリウムウィスカー(大塚化学(株)製、デントール WK −200) 10重量% アセタール樹脂(積水化学工業(株)製、エスレックKS−5Z) 20重量% メチルエチルケトン 30重量% シクロヘキサノン 40重量% 上記各成分を用いて、実施例5と同様にして、本発明に
係る帯電防止用塗料および帯電防止性プレートを得た。
係る帯電防止用塗料および帯電防止性プレートを得た。
【0039】[実施例7] 導電性チタン酸カリウムウィスカー(大塚化学(株)製、デントール WK −200) 15重量% ブチラール樹脂(積水化学工業(株)製、エスレックBH−5) 25重量% メチルエチルケトン 30重量% シクロヘキサノン 30重量% 上記各成分を用いて、実施例5と同様にして本発明に係
る帯電防止用塗料および帯電防止性プレートを得た。
る帯電防止用塗料および帯電防止性プレートを得た。
【0040】[実施例8] 導電性チタン酸カリウムウィスカー(大塚化学(株)製、デントール WK −200) 3重量% アセタール樹脂(積水化学工業(株)製、エスレックKS−5Z) 28重量% メチルエチルケトン 30重量% シクロヘキサノン 40重量% 上記各成分を用いて、実施例5と同様にして帯電防止用
塗料および帯電防止性プレートを得た。
塗料および帯電防止性プレートを得た。
【0041】[実施例9] 導電性チタン酸カリウムウィスカー(大塚化学(株)製、デントール WK −200) 17重量% ブチラール樹脂(積水化学工業(株)製、エスレックBH−5) 28重量% メチルエチルケトン 25重量% シクロヘキサノン 30重量% 上記各成分を用いて、実施例5と同様にして帯電防止用
塗料および帯電防止性プレートを得た。
塗料および帯電防止性プレートを得た。
【0042】[比較例1] 球状白色導電粉末(三菱マテリアル(株)製、W−10) 5重量% 2−ヒドロキシプロピルアクリレート(10モル%)−塩化ビニル(90モ ル%)共重合体(積水化学工業(株)製、エスレックE−HA) 25重量% メチルエチルケトン 30重量% シクロヘキサノン 40重量% 上記各成分を用いて、実施例1と同様にして帯電防止用
塗料および帯電防止性プレートを得た。
塗料および帯電防止性プレートを得た。
【0043】[比較例2] 球状白色導電粉末(三菱マテリアル(株)製、W−10) 25重量% 2−ヒドロキシプロピルアクリレート(10モル%)−塩化ビニル(90モ ル%)共重合体(積水化学工業(株)製、エスレックE−HA) 20重量% メチルエチルケトン 30重量% シクロヘキサノン 40重量% 上記各成分を用いて、実施例1と同様にして帯電防止用
塗料および帯電防止性プレートを得た。
塗料および帯電防止性プレートを得た。
【0044】[比較例3] 球状白色導電粉末(三菱マテリアル(株)製、W−10) 15重量% アセタール樹脂(積水化学工業(株)製、エスレックKS−5Z) 25重量% メチルエチルケトン 30重量% シクロヘキサノン 30重量% 上記各成分を用いて、実施例5と同様にして帯電防止用
塗料および帯電防止性プレートを得た。
塗料および帯電防止性プレートを得た。
【0045】[比較例4] 球状白色導電粉末(三菱マテリアル(株)製、W−10) 25重量% ブチラール樹脂(積水化学工業(株)製、エスレックBH−5) 20重量% メチルエチルケトン 25重量% シクロヘキサノン 30重量% 上記各成分を用いて、実施例5と同様にして帯電防止用
塗料および帯電防止性プレートを得た。
塗料および帯電防止性プレートを得た。
【0046】このようにして得られた各実施例および比
較例の帯電防止性プレートについて、表面固有抵抗、塗
膜密着性および耐表面汚染性に関する性能評価を以下の
方法に従って行った。結果を表1に示す。
較例の帯電防止性プレートについて、表面固有抵抗、塗
膜密着性および耐表面汚染性に関する性能評価を以下の
方法に従って行った。結果を表1に示す。
【0047】[表面固有抵抗]JIS K−6911に
従って測定した。
従って測定した。
【0048】[塗膜密着性]JIS K−5400に従
って評価した。表中の数字は、(剥れなかった碁盤目の
数/碁盤目の総数)を表す。
って評価した。表中の数字は、(剥れなかった碁盤目の
数/碁盤目の総数)を表す。
【0049】[耐表面汚染性]鋼製の丸棒で擦ったとき
の黒筋の付いた程度を評価した。
の黒筋の付いた程度を評価した。
【0050】○: 黒筋付かず △: 薄い黒筋発生 ×: はっきりとした黒筋が付く
【表1】 [保存安定性]また、塗料の保存安定性を評価するため
に、上記実施例1〜3の帯電防止用塗料にカルボキシル
基を有する酸を添加して、塗料製造1か月後の塗料中の
導電性チタン酸カリウムウィスカーの沈降程度を調べ
た。結果を表2に示す。
に、上記実施例1〜3の帯電防止用塗料にカルボキシル
基を有する酸を添加して、塗料製造1か月後の塗料中の
導電性チタン酸カリウムウィスカーの沈降程度を調べ
た。結果を表2に示す。
【0051】
【表2】
【0052】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、導電性を
発現するための導電粉体を、従来の球状粒子から針状の
アルカリ金属ウィスカーに変更したことにより、従来の
球状に比べ粒子が細長くなる分、従来例に比べて少ない
混入量で導電効果を得ることが可能となり、また、耐表
面汚染性の向上が図れる。
発現するための導電粉体を、従来の球状粒子から針状の
アルカリ金属ウィスカーに変更したことにより、従来の
球状に比べ粒子が細長くなる分、従来例に比べて少ない
混入量で導電効果を得ることが可能となり、また、耐表
面汚染性の向上が図れる。
【0053】次に、請求項2に係る発明によれば、導電
性チタン酸アルカリ金属ウィスカーを塗料全量に対し3
〜20重量%の割合で含有させることにより、帯電防止
性を低下させることなく製造コストを下げるとともに、
塗膜表面の汚れ易さのより効果的な改善が図れる。
性チタン酸アルカリ金属ウィスカーを塗料全量に対し3
〜20重量%の割合で含有させることにより、帯電防止
性を低下させることなく製造コストを下げるとともに、
塗膜表面の汚れ易さのより効果的な改善が図れる。
【0054】次に、請求項3に係る発明によれば、カル
ボキシル基を有する酸を塗料全量に対し0.2〜2重量
%の割合でさらに含有させることにより、導電性チタン
酸アルカリ金属ウィスカーの分散性向上と沈降防止が可
能となり、塗料を製造後長期間保存しておいても導電性
チタン酸アルカリ金属ウィスカーが沈降するおそれがな
くなり、塗料の保存安定性の向上が図れる。
ボキシル基を有する酸を塗料全量に対し0.2〜2重量
%の割合でさらに含有させることにより、導電性チタン
酸アルカリ金属ウィスカーの分散性向上と沈降防止が可
能となり、塗料を製造後長期間保存しておいても導電性
チタン酸アルカリ金属ウィスカーが沈降するおそれがな
くなり、塗料の保存安定性の向上が図れる。
【0055】さらに、請求項4に係る発明によれば、請
求項1〜3のいずれかに記載の帯電防止用塗料を適用し
た、帯電防止性に優れ、しかも塗膜表面の汚れ易さが改
善され、製造コストの低減化された帯電防止性成型品を
提供することができるという効果を奏する。
求項1〜3のいずれかに記載の帯電防止用塗料を適用し
た、帯電防止性に優れ、しかも塗膜表面の汚れ易さが改
善され、製造コストの低減化された帯電防止性成型品を
提供することができるという効果を奏する。
Claims (4)
- 【請求項1】水酸基含有バインダー樹脂、導電性チタン
酸アルカリ金属ウィスカー、および有機溶媒を主成分と
して含有してなることを特徴とする帯電防止用塗料。 - 【請求項2】導電性チタン酸アルカリ金属ウィスカーが
塗料全量に対し3〜20重量%の割合で含有されている
ことを特徴とする、請求項1記載の帯電防止用塗料。 - 【請求項3】カルボキシル基を有する酸が塗料全量に対
し0.2〜2重量%の割合でさらに含有されていること
を特徴とする、請求項1乃至2のいずれかに記載の帯電
防止用塗料。 - 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の帯電防止
用塗料を基板上に所定量塗工し乾燥してなる積層体を成
型してなることを特徴とする帯電防止性成型品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19136793A JP3262645B2 (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | 帯電防止用塗料およびそれを適用した帯電防止性成型品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19136793A JP3262645B2 (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | 帯電防止用塗料およびそれを適用した帯電防止性成型品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0741697A true JPH0741697A (ja) | 1995-02-10 |
| JP3262645B2 JP3262645B2 (ja) | 2002-03-04 |
Family
ID=16273408
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19136793A Expired - Fee Related JP3262645B2 (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | 帯電防止用塗料およびそれを適用した帯電防止性成型品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3262645B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011194683A (ja) * | 2010-03-18 | 2011-10-06 | Panasonic Electric Works Co Ltd | アクリル樹脂成型品及び照明カバー |
| JP2012224764A (ja) * | 2011-04-20 | 2012-11-15 | Panasonic Corp | 帯電防止性撥水塗料組成物及び帯電防止性撥水部材並びに照明カバー |
-
1993
- 1993-08-02 JP JP19136793A patent/JP3262645B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011194683A (ja) * | 2010-03-18 | 2011-10-06 | Panasonic Electric Works Co Ltd | アクリル樹脂成型品及び照明カバー |
| JP2012224764A (ja) * | 2011-04-20 | 2012-11-15 | Panasonic Corp | 帯電防止性撥水塗料組成物及び帯電防止性撥水部材並びに照明カバー |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3262645B2 (ja) | 2002-03-04 |
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |