JPH0742617B2 - 合成繊維糸条の巻き取り方法 - Google Patents
合成繊維糸条の巻き取り方法Info
- Publication number
- JPH0742617B2 JPH0742617B2 JP22481690A JP22481690A JPH0742617B2 JP H0742617 B2 JPH0742617 B2 JP H0742617B2 JP 22481690 A JP22481690 A JP 22481690A JP 22481690 A JP22481690 A JP 22481690A JP H0742617 B2 JPH0742617 B2 JP H0742617B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- yarn
- synthetic fiber
- twists
- fiber yarn
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
- Winding Filamentary Materials (AREA)
- Filamentary Materials, Packages, And Safety Devices Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,合成繊維糸条を延伸撚糸機によりパーンとし
て巻き取る方法に関するものである。
て巻き取る方法に関するものである。
(従来の技術) 近年,異種の繊維素材を複合し,単一素材では得られな
い機能性を有する複合糸とすることが種々試みられてお
り,例えば,合成繊維糸条と天然繊維とを複合し,両者
の長所を生かした複合糸とすることが行われている。
い機能性を有する複合糸とすることが種々試みられてお
り,例えば,合成繊維糸条と天然繊維とを複合し,両者
の長所を生かした複合糸とすることが行われている。
この場合,例えば,特公昭44-16825号公報,同53-36049
号公報等に開示されているように,合成繊維糸条(マル
チフイラメント糸条)を電気的に開繊させ,天然繊維の
紡績粗糸と複合する方法が採用される。
号公報等に開示されているように,合成繊維糸条(マル
チフイラメント糸条)を電気的に開繊させ,天然繊維の
紡績粗糸と複合する方法が採用される。
合成繊維糸条をこのような複合糸用に用いる場合,連続
的に安定した開繊状態を得るためには,無撚りであるこ
とが必要である。
的に安定した開繊状態を得るためには,無撚りであるこ
とが必要である。
合成繊維糸条の製造工程において,撚りがかからない延
伸巻き取り機を使用すれば無撚り状態に巻き取ることが
できるが,ボビンの軸方向に解舒すると解舒撚りが入っ
てしまうため,安定した開繊状態を得ることができな
い。ボビン軸に垂直な方向からボビンを回転させながら
解舒すれば,無撚り状態で引き出すことが可能である
が,そのためには特別な装置を必要とし,スペース,費
用及び管理等の点で好ましくない。特公昭51-29217号公
報に提案されているように,引き出す糸の張力だけでボ
ビンを回転させる方法を採用すれば特別な装置を必要と
しないが,この方法ではかなり太い糸条でなければボビ
ンを回転させるに必要な張力を与えることができない。
伸巻き取り機を使用すれば無撚り状態に巻き取ることが
できるが,ボビンの軸方向に解舒すると解舒撚りが入っ
てしまうため,安定した開繊状態を得ることができな
い。ボビン軸に垂直な方向からボビンを回転させながら
解舒すれば,無撚り状態で引き出すことが可能である
が,そのためには特別な装置を必要とし,スペース,費
用及び管理等の点で好ましくない。特公昭51-29217号公
報に提案されているように,引き出す糸の張力だけでボ
ビンを回転させる方法を採用すれば特別な装置を必要と
しないが,この方法ではかなり太い糸条でなければボビ
ンを回転させるに必要な張力を与えることができない。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は,特別な装置を必要とすることなく,無撚り状
態で引き出すことができ,連続的に安定した開繊状態を
得ることの可能な合成繊維糸条の巻き取り方法を提供し
ようとするものである。
態で引き出すことができ,連続的に安定した開繊状態を
得ることの可能な合成繊維糸条の巻き取り方法を提供し
ようとするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは,上記の課題を解決するために鋭意検討の
結果,合成繊維糸条の製造工程において,延伸撚糸機を
用いて有撚パーンとして巻き取り,ボトム側(ボビンが
スピンドルに嵌合される側をボトム側といい,反対側を
トップ側という)から解舒してパーン状態で有する撚り
を解舒撚りにより打ち消すようにすることにより上記の
目的が達成されることを見出し,本発明に到達した。
結果,合成繊維糸条の製造工程において,延伸撚糸機を
用いて有撚パーンとして巻き取り,ボトム側(ボビンが
スピンドルに嵌合される側をボトム側といい,反対側を
トップ側という)から解舒してパーン状態で有する撚り
を解舒撚りにより打ち消すようにすることにより上記の
目的が達成されることを見出し,本発明に到達した。
すなわち,本発明の要旨は次のとおりである。
合成繊維糸条を延伸撚糸機によりパーンとして巻き取る
に際し,巻き始めから巻き終わりまで,下記式を満足す
る撚り数となるようにスピンドル回転数を制御しながら
巻き取ることを特徴とする合成繊維糸条の巻き取り方
法。
に際し,巻き始めから巻き終わりまで,下記式を満足す
る撚り数となるようにスピンドル回転数を制御しながら
巻き取ることを特徴とする合成繊維糸条の巻き取り方
法。
T=1/πD 〔Tは撚り数(t/m),Dは巻き径(m)を示す。〕 以下,本発明について詳細に説明する。
一般に,延伸撚糸機を用いた合成繊維糸条をパーンとし
て巻き取る場合,1〜20t/m程度の撚りがかけられる。こ
の有撚パーンは通常トップ側から解舒して使用される
が,トップ側から解舒すると解舒撚りが付加される。し
かるに,ボトム側から解舒すると解舒撚りが負の方向
(すなわち,糸条の有する撚りと反対方向の撚りがかか
る方向)に作用する。そして,解舒撚りの数は,πDの
逆数となる。したがって,巻き取り時の撚り数が巻き始
めから巻き終わりまでπDの逆数となるようにスピンド
ル回転数を制御しながら巻き取り,得られたパーンをボ
トム側から解舒すれば,引き出された糸条は無撚り状態
となるのである。
て巻き取る場合,1〜20t/m程度の撚りがかけられる。こ
の有撚パーンは通常トップ側から解舒して使用される
が,トップ側から解舒すると解舒撚りが付加される。し
かるに,ボトム側から解舒すると解舒撚りが負の方向
(すなわち,糸条の有する撚りと反対方向の撚りがかか
る方向)に作用する。そして,解舒撚りの数は,πDの
逆数となる。したがって,巻き取り時の撚り数が巻き始
めから巻き終わりまでπDの逆数となるようにスピンド
ル回転数を制御しながら巻き取り,得られたパーンをボ
トム側から解舒すれば,引き出された糸条は無撚り状態
となるのである。
第1図は,本発明の方法で巻き取った場合とスピンドル
回転数を一定にして巻き取った場合について,巻き取り
時にかかる撚り数,解舒時にかかる撚り数及び解舒後の
撚り数の状態を模式的に示した図である。
回転数を一定にして巻き取った場合について,巻き取り
時にかかる撚り数,解舒時にかかる撚り数及び解舒後の
撚り数の状態を模式的に示した図である。
第1図において,記号は次の状態を表す。
A1: 本発明の方法で巻き取った場合に巻き取 り時にかかる撚り数 B1: スピンドル回転数を一定にして巻き取った 場合に巻き取り時にかかる撚り数 C : パーンをトップ側から解舒した場合に 解舒時にかかる撚り数 D : パーンをボトム側から解舒した場合に 解舒時にかかる撚り数 A2: 本発明の方法で巻き取ったパーンをボトム側から
解舒した場合の解舒後の撚り数 B2: スピンドル回転数を一定にして巻き取った パーンをトップ側から解舒した場合の解舒後の撚
り数 第1図から明らかなように,本発明の方法で巻き取った
パーンをボトム側から解舒すれば,解舒後の撚り数を0
とすることができる。
解舒した場合の解舒後の撚り数 B2: スピンドル回転数を一定にして巻き取った パーンをトップ側から解舒した場合の解舒後の撚
り数 第1図から明らかなように,本発明の方法で巻き取った
パーンをボトム側から解舒すれば,解舒後の撚り数を0
とすることができる。
(実施例) 次に,実施例を挙げて本発明を説明する。
実施例 ポリエチレンテレフタレートを紡糸速度1400m/分で溶融
紡糸して得た220d/36fの未延伸糸を延伸撚糸機に供給
し,140℃の熱板に接触させながら延伸倍率3.0倍,延伸
速度820m/分で延伸した後,リングとトラベラーからな
る施撚機構により施撚し,75d/36fの延伸糸を3kg巻きパ
ーンとして巻き取った。
紡糸して得た220d/36fの未延伸糸を延伸撚糸機に供給
し,140℃の熱板に接触させながら延伸倍率3.0倍,延伸
速度820m/分で延伸した後,リングとトラベラーからな
る施撚機構により施撚し,75d/36fの延伸糸を3kg巻きパ
ーンとして巻き取った。
この際,巻き始めのスピンドル回転数を10500rpm,巻き
終わりのスピンドル回転数を4020rpmに設定し,その間
T=1/πDを満足するようにスピンドル回転数を制御し
た。
終わりのスピンドル回転数を4020rpmに設定し,その間
T=1/πDを満足するようにスピンドル回転数を制御し
た。
得られたパーンを電気開繊装置を備えた精紡機のクリー
ルに軸架し,ボトム側から解舒するようにした。一方,
ウールとポリエステル短繊維を混綿して粗糸とした。パ
ーンから延伸糸を糸速6.7m/分,電極電圧4000〜5000Vで
連続的に開繊させながら引出し,前記粗糸と混合,精紡
し,173dの複合糸を得た。
ルに軸架し,ボトム側から解舒するようにした。一方,
ウールとポリエステル短繊維を混綿して粗糸とした。パ
ーンから延伸糸を糸速6.7m/分,電極電圧4000〜5000Vで
連続的に開繊させながら引出し,前記粗糸と混合,精紡
し,173dの複合糸を得た。
パーンから解舒した延伸糸の開繊状態はバラツキがなく
安定しており,ウールa,ポリエステル短繊維b及びポリ
エステルフイラメントcが均一に混じり合った複合糸が
得られた。得られた複合糸の横断面の顕微鏡写真を模式
図としたものを第2図に示す。
安定しており,ウールa,ポリエステル短繊維b及びポリ
エステルフイラメントcが均一に混じり合った複合糸が
得られた。得られた複合糸の横断面の顕微鏡写真を模式
図としたものを第2図に示す。
比較例 実施例における延伸糸の代わりに,スピンドル回転数を
8360rpmの一定として巻き取ったパーンを用い,トップ
側から解舒して,実施例と同様にして複合糸を得た。
8360rpmの一定として巻き取ったパーンを用い,トップ
側から解舒して,実施例と同様にして複合糸を得た。
パーンから解舒した延伸糸は間欠的に開繊するものの,
開繊状態が不安定で,ポリエステルフイラメントが偏っ
た複合糸であった。得られた複合糸の横断面の顕微鏡写
真を模式図としたものを第3図に示す。
開繊状態が不安定で,ポリエステルフイラメントが偏っ
た複合糸であった。得られた複合糸の横断面の顕微鏡写
真を模式図としたものを第3図に示す。
(発明の効果) 本発明によれば,特別な装置を必要とすることなく,無
撚り状態で引き出すことができ,連続的に安定した開繊
状態を得ることの可能な合成繊維糸条の巻き取り方法が
提供される。
撚り状態で引き出すことができ,連続的に安定した開繊
状態を得ることの可能な合成繊維糸条の巻き取り方法が
提供される。
第1図は,本発明の方法で巻き取った場合とスピンドル
回転数を一定にして巻き取った場合について,巻き取り
時にかかる撚り数,解舒時にかかる撚り数及び解舒後の
撚り数の状態を模式的に示した図,第2図は,実施例で
得られた複合糸の横断面の顕微鏡写真を模式的に示した
図,第3図は,比較例で得られた複合糸の横断面の顕微
鏡写真を模式的に示した図である。
回転数を一定にして巻き取った場合について,巻き取り
時にかかる撚り数,解舒時にかかる撚り数及び解舒後の
撚り数の状態を模式的に示した図,第2図は,実施例で
得られた複合糸の横断面の顕微鏡写真を模式的に示した
図,第3図は,比較例で得られた複合糸の横断面の顕微
鏡写真を模式的に示した図である。
Claims (1)
- 【請求項1】合成繊維糸条を延伸撚糸機によりパーンと
して巻き取るに際し,巻き始めから巻き終わりまで,下
記式を満足する撚り数となるようにスピンドル回転数を
制御しながら巻き取ることを特徴とする合成繊維糸条の
巻き取り方法。 T=1/πD 〔Tは撚り数(t/m),Dは巻き径(m)を示す。〕
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22481690A JPH0742617B2 (ja) | 1990-08-27 | 1990-08-27 | 合成繊維糸条の巻き取り方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22481690A JPH0742617B2 (ja) | 1990-08-27 | 1990-08-27 | 合成繊維糸条の巻き取り方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04106073A JPH04106073A (ja) | 1992-04-08 |
| JPH0742617B2 true JPH0742617B2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=16819651
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22481690A Expired - Lifetime JPH0742617B2 (ja) | 1990-08-27 | 1990-08-27 | 合成繊維糸条の巻き取り方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0742617B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| BR0109215A (pt) | 2000-03-17 | 2003-06-03 | Asahi Chemical Ind | Carretel de fio estirado e processo para produzir o mesmo |
| JP2006219770A (ja) * | 2005-02-09 | 2006-08-24 | Nippon Electric Glass Co Ltd | ガラスヤーン回巻体、その製造方法及びガラスクロス |
| ES2831417B2 (es) * | 2021-01-22 | 2021-10-13 | Twistperfect S L | Bobina, proceso de torcido de hilo y maquina de torcido de hilo |
-
1990
- 1990-08-27 JP JP22481690A patent/JPH0742617B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04106073A (ja) | 1992-04-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4028874A (en) | Roving and process for its manufacture | |
| JPH05254877A (ja) | ガラスヤーン及びその製造方法 | |
| US4830647A (en) | Method of manufacturing glass yarns | |
| US4302926A (en) | Multi-component yarn and method of apparatus for its manufacture | |
| US3866403A (en) | Untwisting mechanism | |
| US3357655A (en) | Continuous filament yarn having low and variable twist method of making same | |
| KR100332037B1 (ko) | 숭고사의 제법 | |
| US4866924A (en) | Two-component yarn | |
| JPH04106073A (ja) | 合成繊維糸条の巻き取り方法 | |
| US3823539A (en) | Yarn spinning apparatus | |
| US5603464A (en) | Low abrasion resistance fiber cake and method of manufacturing the same | |
| JPS5928512B2 (ja) | ガラス長繊維ノンツイストロ−ビング製品の製造方法 | |
| CA2104473C (en) | Creel with twisting device | |
| JPS6240268B2 (ja) | ||
| JP2514884B2 (ja) | 加撚装置を備えたクリ―ル | |
| KR200258341Y1 (ko) | 커버링기를 이용한 커버링사 제조장치 | |
| JPS59204926A (ja) | フアンシ−ル−プ糸の製法 | |
| JP3430763B2 (ja) | 有撚分繊用ポリエステルマルチフィラメントのパッケージおよびその製造方法 | |
| JPH07157934A (ja) | 特殊紡績糸及びその製造方法 | |
| EP0496114B1 (en) | A method for continuous spinning of staple fibres and an apparatus for carrying out said method | |
| JPH04214426A (ja) | わずかな糸張力で巻き取られた供給糸を強化しおよび/又は加撚する方法 | |
| KR100310614B1 (ko) | 자동 펀 와인더용 복합사 연사장치 | |
| JPH08269833A (ja) | ファンシーヤーン製造装置 | |
| JPS5936738A (ja) | 複合紡績糸およびその製造方法 | |
| JP3059025U (ja) | ダブルツイスターの非接触式合撚装置 |