JPH0742824U - 車両用脱臭装置 - Google Patents
車両用脱臭装置Info
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- JPH0742824U JPH0742824U JP7482593U JP7482593U JPH0742824U JP H0742824 U JPH0742824 U JP H0742824U JP 7482593 U JP7482593 U JP 7482593U JP 7482593 U JP7482593 U JP 7482593U JP H0742824 U JPH0742824 U JP H0742824U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 安価且つコンパクトにして、保守管理の手間
も要せず、悪臭を完全除去できる車両用脱臭装置を提供
する。 【構成】 臭気物質が収容される貯蔵室1を設けたディ
ーゼルエンジン搭載車において、上記貯蔵室1の室内と
ディーゼルエンジン2の吸気管21とを連結する臭気導
管4を設け、この臭気導管4が上記貯蔵室1内の臭気含
有エアをディーゼルエンジン2のシリンダ内へ送り込め
るよう構成した。
も要せず、悪臭を完全除去できる車両用脱臭装置を提供
する。 【構成】 臭気物質が収容される貯蔵室1を設けたディ
ーゼルエンジン搭載車において、上記貯蔵室1の室内と
ディーゼルエンジン2の吸気管21とを連結する臭気導
管4を設け、この臭気導管4が上記貯蔵室1内の臭気含
有エアをディーゼルエンジン2のシリンダ内へ送り込め
るよう構成した。
Description
【0001】
本考案は屎尿搬送用バキュームカー,ゴミ収集車等から発生する悪臭を除去す る車両用脱臭装置に関する。
【0002】
バキュームカーの屎尿臭やゴミ収集車の腐敗臭には、不快感があり、とりわけ 夏期に耐え難いものとなっている。このため、作業者の作業効率が低下したり、 周囲の環境衛生を害したりしていた。 ここで、バキューム車の屎尿汲み取り作業中に発生する悪臭は、屎尿をバキュ ームポンプで減圧吸引する過程で、排気筒51から大気へ放出される排出ガスが 大きな原因となっていた(図1参照)。この排ガスは、量的に少なくとも濃縮状 態の悪臭成分を含有し、付近に甚大な悪臭被害をまき散らす元になっていた。
【0003】 こうしたことから、斯る悪臭を除去する車両用脱臭装置が望まれており、バキ ュームカーの脱臭装置が種々提案されてきた。 例えば、周壁に多数の空気取入孔を設けた排気管内に金網体を配設し、これを ガスバーナで熱して通過する排気中の臭気成分を熱分解するもの(特開平2−3 02510号公報)や、また、ボルネオール,カンファー,シナモン等の天然植 物精油を浸透膜内に収容し、この浸透膜を断面波形状に成型加工した脱臭剤を排 気が通過する脱臭室内に収納したもの(特開平2−203918号公報)が開示 されている。 更には、脱臭剤を混入した水循環式バキュームポンプで屎尿タンク内を排気し て、排気と同時に脱臭を行うこと(実公平4−2229号公報)等も開示されて いる。
【0004】
しかるに、バキューム車等から放つ悪臭成分は、アンモニア,硫化水素,メタ ン,スカトール,インドール,アミン類,メルカプタン類,アルデヒド類,低級 脂肪酸類等が挙げられ、これらの臭気物質が混ざり合う複合汚染ガスで且つ高濃 度であるために、上記従来の脱臭装置では無臭化は困難であった。 すなわち、単なる燃焼式では悪臭の燃焼混合が不十分となり、一方、芳香成分 等で悪臭の臭いをかき消すものには限界があり、根本的解決に至っていなかった 。また、脱臭装置がかなり大掛りで、設置スペースの確保が必要となるばかりか イニシャルコストが高いものになっていた。 更に、ガスバーナを使用するものは、定期的なガスボンベの交換が必要であり 、脱臭剤等を使用するものでは、入れ替えに要する費用やその保守管理にも労苦 を伴なっていた。
【0005】 本考案は上記問題点を解決するもので、安価且つコンパクトにして、保守管理 の手間も要せず、悪臭を完全除去できる車両用脱臭装置を提供することを目的と する。
【0006】
本第一考案の車両用脱臭装置は、臭気物質が収容される貯蔵室を設けたディー ゼルエンジン搭載車において、上記貯蔵室の室内とディーゼルエンジンの吸気管 とを連結する臭気導管を設け、この臭気導管が上記貯蔵室内の臭気含有エアをデ ィーゼルエンジンのシリンダ内へ送り込めるよう構成したことを特徴とする。 ここで、「貯蔵室」とは、具体的には、悪臭を放つ屎尿運搬用バキュームカー の屎尿タンクやゴミ収集車のゴミ貯蔵室等をいう。 「ディーゼルエンジンの吸気管とを連結する臭気導管」は、臭気導管内の気体 が吸気管へ送り込まれればよく、直接、吸気管と臭気導管を結合する他、エアク リーナ等を介して空気を取り入れる吸気ダクトに臭気導管を結合する場合等を含 む。 本第二考案の車両用脱臭装置は、上記第一考案において、上記臭気導管に加熱 ヒータを配設すると共に、その下流位置に冷却用熱交換器を設けたことを特徴と する。
【0007】
本第一考案に係る車両用脱臭装置によれば、貯蔵室から放つ臭気成分が混入し た臭気含有エアは、臭気導管により吸気管を経てディーゼルエンジンのシリンダ 内へ導入されると、高温高圧下のシリンダ内で噴射燃料と共に燃焼する。上記臭 気物質は、燃焼によって炭酸ガス,水等に酸化されて無臭化される。 また、本第二考案のごとく臭気導管に加熱ヒータを設けると、臭気含有エア中 のアンモニアやメタン等の物質が予め燃焼除去される。従って、過度燃焼成分が 、エンジンのシリンダ内で爆発的に燃焼してエンジンに損傷を与えるといったこ ともない。ここで、上記加熱ヒータで加熱膨張した臭気含有エアは熱交換器で冷 却されるので、シリンダ内へは所要空気量が十分確保されることになる。
【0008】
以下、本考案を実施例に基づいて詳述する。 (1)実施例1 図1〜図3は本考案に係る車両用脱臭装置の一実施例を示す。バキュームカー に適用したものである。図1は車両用脱臭装置を備えたバキュームカーの後方斜 視図、図2は図1の臭気導管周りの概略断面図、図3は図1のバキュームカーの 要部側面図である。
【0009】 キャブオーバトラックの荷台フレーム上には、楕円筒体の屎尿タンクたる貯蔵 室1が設置され、貯蔵室1の頂面には吸排ホース81を巻回収納した円形の巻取 り枠8が設けてある。上記タンク1の頂面前部にはマンホール蓋11が設けられ 、これに吸引送気用切換ホース82の一端が接続される。 上記切換ホース82の他端は、荷台フレームFの側部に設けた吸引送気切換装 置9に接続され、切換レバー(図示せず)を操作することによって内蔵のバキュ ームポンプで貯蔵室1内を排気し、又はタンク1内へ送気する。
【0010】 上記切換装置9から連結ホース83が車両前方へ延びてフィルタ5に至ってお り、フィルタ5内には適当メッシュの金網フィルタ52が収納されて、粒径の大 きな異物の侵入を阻止する。フィルタ5からは、上方へ向けて排気筒51を配設 する。 そして、この排気筒51の上端に、蛇腹式の臭気導管4が接続される。臭気導 管4は逆U字形に湾曲して、キャブC背面に沿って垂設されたシュノーケル式吸 気ダクト3の途中に接続される構成である。 フィルタ5から吸気ダクト3に至る配管部の概略断面を図2に示す。フィルタ 5内の金網フィルタ52を通過した臭気含有エア(図の黒矢印)は、排気筒51 から臭気導管4を経て上記吸気ダクト3内に入り込む。そうして、吸気ダクト3 の頭部から導入された外気(図の白矢印)と混合する。
【0011】 上記吸気ダクト3は、図3に示す如く、キャブCのフロア下面後部に設けたエ アクリーナ31から延びており、このエアクリーナ31にはキャブCの下方に設 けたディーゼルエンジン2の吸気管21が連結されている。
【0012】 かかる構造において、ディーゼルエンジン2のアイドル運転状態で、吸引送気 切換装置9の切換レバーを操作してバキュームポンプにより屎尿タンク1内を排 気すると、屎尿が吸排ホース81を経てタンク1内へ吸引される。と同時に、タ ンク1内の臭気含有エアは、吸引送気切換ホース82から上記吸引送気切換装置 9、連結ホース83、フィルタ5、排気筒51を経て、臭気導管4によって吸気 ダクト3内へ導入される。そして、この臭気含有エアは、吸気ダクト3内でエン ジン吸気と混合してエアクリーナ31を経てディーゼルエンジン2のシリンダ内 へ供給される。 ここで、ディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンと異なり内部構造が簡単で 、まず、シリンダ内に臭気含有エアだけが吸い込まれ、断熱圧縮により高温にな ったときに燃料が噴射されて燃焼が行われるようになっている。かくして、臭気 成分は高温高圧(400〜500℃、20〜60Kg/cm2 程度)下で噴射燃 料と共に燃焼し、完全無害化する。
【0013】 ところで、2t車の3000ccエンジンが1000rpm程度でアイドリン ク回転していると、シリンダの吸入空気量は約1500リットル/分で、150 0rpm程度となると2250リットル/分を必要とする。従って、バキューム ポンプで排気筒51へと排出される臭気含有エアを十分に処理することができる 。排気筒51を通過する臭気含有エア量が200リットル/分程度だからである 。
【0014】 考案者の実験によると、屎尿臭は完璧に消失したことが確認された。ディーゼ ルエンジンの排ガスにおける炭化水素,一酸化炭素の濃度はゼロであった。使用 検知器は、CO−HCテスタ(株式会社ヤナコ計測;形式ALTAS−100D )によった。また、人の鼻で感じるような屎尿臭もなかった。
【0015】 このように構成した車両用脱臭装置は、屎尿タンク1の排気筒51とエンジン 2のシュノーケル吸気ダクト3とを臭気導管4によって結合するだけの簡単な構 造であるので、費用,メンテナンス等を少なくて済ませることができる。 そして、シリンダへの吸入空気に可燃物質たる悪臭成分を混入させて、燃焼に 適したシリンダ内でしかも高い燃焼効率をもつディーゼルエンジンを使用し、高 温,高圧下で燃焼させるので、屎尿臭の悪臭は完全除去される。 また、ディーゼルエンジン構造がガソリエンジン構造に比し、簡単であること から故障トラブル等を引き起こすこともない。
【0016】 (2)実施例2 本実施例は、実施例1の車両用脱臭装置に予熱用ヒータコイルと冷却用熱交換 器を付加するものである。 屎尿タンク1から排出される臭気成分中のアンモニア,メタン等の可燃性ガス は、圧縮されエンジンシリンダ内に供給されると、爆発的に燃焼してシリンダ等 の損傷を生じる虞れがある。 ただ、常温,常圧下の爆発範囲は、アンモニアで15〜28%,メタンでは5 〜15%であり、このような状態の臭気含有エアがシリンダ内へ供給されること は皆無に近い。しかし、断熱圧縮における高温,高圧下では爆発範囲が低下する と考えられる。そこで、本実施例では、万全を期すべく実施例1の装置に金網フ ィルタ52を内設したフィルタ5から上方へ延びる排気筒51内にヒータコイル 6を設けて、メタン等の過度燃焼成分をエンジン室へ供給される前に燃焼除去す るものである(図4)。ヒータコイル6は車両用バッテリー電源で加熱される。
【0017】 ところで、ヒータコイル6の加熱により、臭気含有エアが温度上昇によって気 体膨張する。故に、エンジンシリンダ内への所要空気量が足らなくなるのを防止 すべく、臭気導管4中に熱交換器7を設けて、加熱された臭気混合エアを冷却収 縮させている。尚、シリンダ内への供給空気量が十分であれば、熱交換器7を取 付けなくともよい。
【0018】 (3)実施例3 本実施例は、ゴミ収集車から発生する腐敗臭を除去する用途に使用するもので ある(図5)。 図5において、ゴミ収集車には荷台フレーム上にゴミ貯蔵室10が設けられ、 その後端部内に設けた上下の押込みプレート12,13によりゴミ類が押し込み 収納されるようになっている。ゴミ貯蔵室10には、その天井に沿って水平に空 気吸入パイプ41が配設されている。この空気吸入パイプ41は先端閉鎖のパイ プの周面に多数の空気吸入孔411を設けたものである。
【0019】 ゴミ貯蔵室10の前壁を貫通した上記空気吸入パイプ41の一端には、蛇腹式 の臭気導管4が接続され、臭気導管4は下方へ延びて、キャブC背面に沿って立 ち上った分岐管22に接続されている。この分岐管22は、キャブC下方のディ ーゼルエンジン2よりエアクリーナ31に至る吸気管21の途中に連結される。 このように構成した車両用脱臭装置は、エンジン2を起動すると、ゴミ貯蔵室 10内の腐敗臭を帯びる臭気含有エアが、空気吸入パイプ41から臭気導管4を 経てエンジン吸気管21に流入し、エアクリーナ31から吸気管21に至る外気 に混入してエンジンシリンダ内へ吸引され燃焼されることで,無臭化する。
【0020】 尚、本考案においては、前記実施例に示すものに限られず、目的,用途等に応 じて本考案の範囲で種々変更できる。例えば、上記実施例1,2において、屎尿 タンク1から吸気ダクト3への異物侵入の虞れがない場合には、金網フィルタ5 2を特に設ける必要はない。また、臭気導管4をシュノーケル式エアクリーナ3 1の吸気ダクト3に連結しているが、エンジン2の吸気管21に直接連結しても よい。
【0021】
以上の如く、本考案の車両用脱臭装置によれば、車両に装備される燃焼効率の 良好なディーゼルエンジンを臭気含有エアの燃焼装置として利用するので、設置 スペースも殆ど不要で且つ安価にして簡単な構造ながら、高温,高圧下で完全燃 焼し悪臭を完璧に除去することができ、多大な効果を発揮する。
【図1】実施例1に係る車両用脱臭装置を備えたバキュ
ームカーの後方斜視図である。
ームカーの後方斜視図である。
【図2】図1の臭気導管周りの概略断面図である。
【図3】図1のバキュームカーの要部側面図である。
【図4】実施例2に係る車両用脱臭装置で、臭気導管周
りの概略断面図である。
りの概略断面図である。
【図5】実施例3で、車両用脱臭装置を備えたゴミ収集
車の部分断面側面図である。
車の部分断面側面図である。
1 貯蔵室 2 ディーゼルエンジン 3 吸気ダクト 4 臭気導管 6 加熱ヒータ 7 熱交換器 10 ゴミ貯蔵室 21 吸気管
Claims (2)
- 【請求項1】 臭気物質が収容される貯蔵室を設けたデ
ィーゼルエンジン搭載車において、上記貯蔵室の室内と
ディーゼルエンジンの吸気管とを連結する臭気導管を設
け、該臭気導管が上記貯蔵室内の臭気含有エアをディー
ゼルエンジンのシリンダ内へ送り込めるようにした車両
用脱臭装置。 - 【請求項2】 上記臭気導管に加熱ヒータを配設すると
共に、その下流位置に冷却用熱交換器を設けたことを特
徴とする請求項1記載の車両用脱臭装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7482593U JPH0742824U (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 車両用脱臭装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7482593U JPH0742824U (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 車両用脱臭装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0742824U true JPH0742824U (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=13558486
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7482593U Pending JPH0742824U (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 車両用脱臭装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0742824U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007192541A (ja) * | 2007-04-09 | 2007-08-02 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 畜糞処理システム |
| JP7786865B1 (ja) * | 2024-10-23 | 2025-12-16 | 貞幸 網矢 | バキュームカーの消臭装置 |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP7482593U patent/JPH0742824U/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007192541A (ja) * | 2007-04-09 | 2007-08-02 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 畜糞処理システム |
| JP7786865B1 (ja) * | 2024-10-23 | 2025-12-16 | 貞幸 網矢 | バキュームカーの消臭装置 |
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