JPH0742884Y2 - 車両用ウィンドウの融氷装置 - Google Patents

車両用ウィンドウの融氷装置

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JPH0742884Y2
JPH0742884Y2 JP1988011207U JP1120788U JPH0742884Y2 JP H0742884 Y2 JPH0742884 Y2 JP H0742884Y2 JP 1988011207 U JP1988011207 U JP 1988011207U JP 1120788 U JP1120788 U JP 1120788U JP H0742884 Y2 JPH0742884 Y2 JP H0742884Y2
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Nissan Motor Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は車両用ウィンドウの融氷装置に関する。
〈従来の技術〉 この種の融氷装置の従来例として、以下のようなものが
ある(特公昭61-33735号公報参照)。
すなわち、車両のフロントガラス等に発熱抵抗体を取付
け、この発熱抵抗体に通電することによりウィンドウガ
ラスに付着する霜,雪等の氷を溶融させるようにしてい
る。
ところで、前記発熱抵抗体は大電力を消費(例えば60V
で1000W)するため、バッテリが所定以上消耗しないよ
うに、発電機を作動させることで大電力を発生させて、
前記発熱抵抗体に通電するようにしている。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、このような従来の融氷装置においては、
発電機の負荷増大に伴い機関安定性、車両の走行性、操
作性等が損なわれることについて何ら考慮されていなか
った。
本考案は、このような実状に鑑みてなされたもので、機
関安定性、車両の走行性、操作性等を良好に維持しつ
つ、充分に融氷処理を行わせることができる融氷装置を
提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 このため、請求項1に記載の考案は、第1図に示すよう
に、 車両用ウィンドウAに取付けられた発熱素子Bと、 前記発熱素子Bに通電する通電手段Cと、 シフト位置を検出するシフト位置検出手段Dと、 検出されたシフト位置がニュートラル位置になったとき
に、前記通電手段Cの作動を許可する第1通電許可手段
Eと、 検出されたシフト位置がニュートラル位置で、かつ前記
通電手段Cが作動しているときに、機関駆動発電機の発
電量を増大させるべく機関回転速度を所定量上昇させる
機関回転速度上昇手段Fと、 車両速度と機関回転速度との少なくとも一方を検出する
運転状態検出手段Gと、 検出されたシフト位置がニュートラル位置から非ニュー
トラル位置になったときに前記機関回転速度上昇手段F
の作動を停止させる機関回転速度上昇停止手段Hと、 検出されたシフト位置がニュートラル位置から非ニュー
トラル位置になった後、車両速度と機関回転速度との少
なくとも一方が所定値以上の場合に、前記通電手段Cの
作動を許可する第2通電許可手段Iと、 を含んで構成した。
請求項2に記載の考案は、前記第2通電許可手段Iを、
検出されたシフト位置がニュートラル位置から非ニュー
トラル位置になった後所定期間は、車両速度と機関回転
速度の何れもが前記所定値以上でなくても、前記通電手
段Cの作動を許可する手段を含んで構成するようにし
た。
〈作用〉 そして、請求項1に記載の考案では、シフト位置がニュ
ートラル位置になったときに機関回転速度を上昇させて
発電機の発電量を増大させた状態で発熱素子に通電を許
可することで、機関安定性と電力供給量を確保する。そ
して、シフト位置がニュートラル位置以外となった場合
には、一旦機関回転速度の上昇を停止させて、自動変速
装置(A/T)におけるクリープ現象の増大や手動変速装
置(M/T)におけるアイドル自走スピードの増大を抑え
て運転性や操作性を向上を優先させるようにする。ま
た、シフト位置がニュートラル位置以外になった後、車
両速度と機関回転速度との少なくとも一方が所定値以上
となった場合には、発電量を充分確保できるので発熱素
子への通電を許可するようにする。これにより、機関安
定性、車両の走行性、操作性等を良好に維持しつつ、充
分に融氷処理を行わせることができるようになる。
また、請求項2に記載の考案では、検出されたシフト位
置がニュートラル位置から非ニュートラル位置になった
後、機関回転速度の上昇を停止させると共に、その後所
定期間は、車両速度と機関回転速度の何れもが所定値以
上でなくても、前記通電手段の作動を許可するようにす
る。これにより、上記作用に加えて、バッテリ放電の許
容限度内において(所定期間に限っているので)、通電
を継続させることで、融氷能力を一層向上させると共
に、大電力スイッチの頻繁な切換えを抑制して、大電力
スイッチの耐久性を向上させる。更に、回転速度の頻繁
な変動を抑制することで、機関安定性の確保、延いては
回転変動に伴う前記第2通電許可手段の通電許可判定に
おける誤判定をも抑制させるようにした。
〈実施例〉 以下に、本考案の一実施例を第2図及び第3図に基づい
て説明する。
第2図において、エンジン1の吸気通路2に介装された
スロットル弁3をバイパスする吸気バイパス通路4が形
成され、吸気バイパス通路4にはアイドルスピード制御
弁5が介装されている。アイドルスピード制御弁5は、
マイクロコンピュータ等からなる本考案の第1通電許可
手段,第2通電許可手段としての制御装置6により開閉
制御される。なお、当該アイドルスピード制御弁5の開
閉動作が、即ち、本考案の機関回転速度上昇手段,機関
回転速度上昇停止手段として機能する。
前記制御装置6には、変速機7に取付けられニュートラ
ル時にオンとなるシフト位置検出手段としてのニュート
ラルスイッチ8からのオン・オフ信号と、変速機7の出
力側に設けられた車両センサ9からの車速信号と、クラ
ンク角センサ10からのクランク角信号(回転速度信号)
と、が入力されている。また、制御装置6には、通電制
御回路11を介して手動の融氷作動スイッチ12からのオン
・オフ信号が入力されている。
一方、車両のフロントガラス等のウィンドウガラスには
電気抵抗体等の発熱素子(図示せず)が取付けられ、こ
の発熱素子は通電回路14に接続されている。この通電回
路14にはオルタネータ15から電力が供給されるようにな
っている。そして、通電回路14は、前記通電制御回路11
からの信号によって作動し、前記発熱素子の通電を行う
ようになっている。
ここでは、車速センサ9とクランク角センサ10とが運転
状態検出手段を構成し、通電制御回路11と通電回路14と
が通電手段を構成する。
次に作用を第3図のフローチャートに従って説明する。
このルーチンはエンジン始動後に運転者によって融氷作
動スイッチ12がオンされたときに実行を開始する。
S1では、ニュートラルスイッチ8,車速センサ9等からの
各種検出信号を読込む。
S2では、ニュートラルスイッチ8からのオン・オフ信号
に基づいて、現在の変速機7のシフト位置がニュートラ
ル位置か否かを判定し、YESのときにはS3に進みNOのと
きにはS8に進む。
S3では、通電制御回路11に対し通電許可信号を出力する
と共に内蔵タイマのカウントを開始する。通電制御回路
11は、通電許可信号が入力されかつ外気温度(若しくは
車内温度)が所定値以下のときに、通電回路14をオンさ
せウィンドウガラス13に取付けられた発熱素子に通電を
開始する。これにより、発熱素子が発熱しウィンドウガ
ラス13に付着する霜,雪等の氷の溶融を開始させる。
S4では、アイドルスピード制御弁5を制御することによ
り吸入空気流量を増大させてアイドル回転速度を通常よ
りも所定回転速度上昇させる。これにより、オルタネー
タ15の発電量すなわち発熱素子の消費電力を充分に確保
できる。また、機関回転の安定化が図られる。
S5では、変速機7のシフト位置がニュートラル位置か否
かをさらに判定し、YESのときにはS6に進みNOのときに
はS10に進む。
S6では、通電制御回路11への通電許可信号を継続させ、
融氷作動を継続させる。
S7では、タイマのカウント値が所定値以上になったか否
かを判定し、YESのときにはS8に進みNOのときにはS5に
戻る。
S8では、通電制御回路11に通電禁止信号を出力する。こ
れにより、通電制御回路11は、通電回路14をオフさせる
ことにより、発熱素子への通電を停止させ融氷作動を停
止させる。
S9では、アイドルスピード制御弁5を制御して吸入空気
流量を減少させアイドル回転速度を通常のアイドル回転
速度まで低下させる。
一方、タイマのカウント値が所定値未満であってもシフ
ト位置がニュートラル位置以外になったときにはS10に
進み、自動変速装置(A/T)におけるクリープ現象の増
大や手動変速装置(M/T)におけるアイドル自走スピー
ドの増大を抑えて運転性や操作性の向上を優先させるべ
くアイドルスピード制御弁5を制御してアイドル回転速
度を通常のアイドル回転速度まで低下させた後、S11に
進む。
S11では、ニュートラル位置から非ニュートラル位置に
切換わった時点から設定時間T(例えば5秒)内に、検
出された車速Vが所定車速Vset以上でかつ検出された機
関回転速度Nが所定回転速度Nset以上になったか否かを
判定し、YESのときにはS12に進みNOのときにはS14に進
む。
S12では、通電制御回路11への通電許可信号を継続さ
せ、融氷作動を継続させる。
S13では、前記S7と同様にタイマのカウント値が所定値
以上になったか否かを判定し、YESのときにはS14に進み
NOのときにはS15に進む。
S14では、通電制御回路11に通電禁止信号を出力する。
これにより、通電制御回路11は、通電回路14をオフさせ
ることにより発熱素子への通電を停止させ融氷作動を停
止させる。
一方、S15では、前記設定時間T以上のときに、検出さ
れた車速Vが前記所定車速Vset未満或いは検出された機
関回転速度Nが前記所定回転速度Nset未満になったか否
かを判定し、YESのときにはS16に進みNOのときにはS12
に戻る。
S16では、シフト位置がニュートラル位置になったか否
かを判定し、YESのときにはS17に進みNOのときにはS14
に進み融氷作動を停止させる。
S17では、前記S4と同様にしてアイドル回転速度を通常
よりも所定回転速度上昇させた後S6に進み、融氷作動を
継続させる。
このようにすると、継続してシフト位置がニュートラル
位置にあるときにはタイマのカウント値が所定値になる
まで融氷作動が継続される。
また、タイマのカウント値が所定値未満であっても、ニ
ュートラル位置から非ニュートラル位置に切換わってか
ら前記設定時間T内すなわち走行時に車両速度が所定車
速以上でかつ機関回転速度が所定回転速度以上になった
ときには融氷作動がタイマのカウント値が所定値になる
まで継続される。このときには、機関回転速度が充分高
く機関回転速度を高めることなくオルタネータ15の発電
量によって発熱素子の消費電力を充分に確保できる。
さらに、タイマのカウント値が所定値未満のときに、車
両速度及び機関回転速度が所定値未満になりかつシフト
位置がニュートラル位置になったときには、融氷作動が
タイマのカウント値が所定値になるまで継続される。
これらの結果、ウィンドウガラス13に付着する氷を充分
に溶融除去でき、視界等を良好にすることができる。ま
た、走行中の融氷作動中に車両速度及び機関回転速度が
所定値未満になったときに、融氷作動を停止させるよう
にしたので、オルタネータの負荷が低下しエンジンスト
ール等を防止できる。
〈考案の効果〉 請求項1に記載の考案によれば、機関安定性、車両の走
行性、操作性等を良好に維持しつつ、充分に融氷処理を
行わせることができる。
請求項2に記載の考案によれば、請求項1に記載の考案
に対して、バッテリ放電の許容限度内において通電機会
を増大させることができるので、融氷処理能力を一層向
上させることができると共に、大電力スイッチの頻繁な
切換えを抑制できるので、大電力スイッチの耐久性を向
上させることができる。また、アイドル回転速度の頻繁
な変動を抑制することができるので、機関安定性の確
保、延いては回転変動に伴う前記第2通電許可手段の通
電許可判定における誤判定の発生をも抑制することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のクレーム対応図、第2図は本考案の一
実施例を示す構成図、第3図は同上のフローチャートで
ある。 6……制御装置、8……ニュートラルスイッチ、9……
車速センサ、10……クランク角センサ、11……通電制御
回路、13……ウィンドウガラス、14……通電回路、15…
…オルタネータ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用ウィンドウに取付けられた発熱素子
    と、 前記発熱素子に通電する通電手段と、 シフト位置を検出するシフト位置検出手段と、 検出されたシフト位置がニュートラル位置になったとき
    に、前記通電手段の作動を許可する第1通電許可手段
    と、 検出されたシフト位置がニュートラル位置で、かつ前記
    通電手段が作動しているときに、機関駆動発電機の発電
    量を増大させるべく機関回転速度を所定量上昇させる機
    関回転速度上昇手段と、 車両速度と機関回転速度との少なくとも一方を検出する
    運転状態検出手段と、 検出されたシフト位置がニュートラル位置から非ニュー
    トラル位置になったときに前記機関回転速度上昇手段の
    作動を停止させる機関回転速度上昇停止手段と、 検出されたシフト位置がニュートラル位置から非ニュー
    トラル位置になった後、車両速度と機関回転速度との少
    なくとも一方が所定値以上の場合に、前記通電手段の作
    動を許可する第2通電許可手段と、 を含んで構成したことを特徴とする車両用ウィンドウの
    融氷装置。
  2. 【請求項2】前記第2通電許可手段が、検出されたシフ
    ト位置がニュートラル位置から非ニュートラル位置にな
    った後所定期間は、車両速度と機関回転速度の何れもが
    前記所定値以上でなくても、前記通電手段の作動を許可
    する手段を含んでされたことを特徴とする請求項1に記
    載の車両用ウィンドウの融氷装置。
JP1988011207U 1988-02-01 1988-02-01 車両用ウィンドウの融氷装置 Expired - Lifetime JPH0742884Y2 (ja)

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JPH01116762U JPH01116762U (ja) 1989-08-07
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51109634A (ja) * 1975-03-24 1976-09-28 Toyota Motor Co Ltd
JPS58186958U (ja) * 1982-06-09 1983-12-12 トヨタ自動車株式会社 車両用窓ガラスの防曇装置

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JPH01116762U (ja) 1989-08-07

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