JPH0744182B2 - ヘテロ接合バイポ−ラ・トランジスタ - Google Patents

ヘテロ接合バイポ−ラ・トランジスタ

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JPH0744182B2
JPH0744182B2 JP59234908A JP23490884A JPH0744182B2 JP H0744182 B2 JPH0744182 B2 JP H0744182B2 JP 59234908 A JP59234908 A JP 59234908A JP 23490884 A JP23490884 A JP 23490884A JP H0744182 B2 JPH0744182 B2 JP H0744182B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は高速信号処理用のヘテロ接合バイポーラ・トラ
ンジスタに係り、特にその高集積化高性能化に好適な素
子構造及びその製法に関する。
〔発明の背景〕
ヘテロ接合バイポーラ・トランジスタとは、エミツタに
ベースよりもバンドギヤツプの広い半導体を用いて、ベ
ース・エミツタ接合を形成することにより、ベースから
エミツタへの少数キヤリアの注入を減らしたことを特徴
とする。これにより、エミツタからベースへの多数キヤ
リアの注入効率を高められるとともに、ベース濃度を高
くでき、高電流増幅率、低ベース抵抗のトランジスタが
可能となる。
ヘテロ・バイポーラ・トランジスタのアイデイアは古
く、Gax-1AlxAs−GaAsのヘテロ接合を用いて実現されて
いる(Proceedings of the 12th Conf on Solid State
Devices,1980,p.1)。
第1図(a)および(b)に各々その動作領域の断面構
造とバンド構造を示す。このトランジスタはn型Ga0.7A
l0.3Asから成るエミツタ1、p型GaAs層から成るベース
2、n型GaAs層3及びn+型GaAs層4から成るコレクタと
から構成される。Ga0.7Al0.3Asのバンドギヤツプ5は1.
79eVとGaAsのそれ(6)に比べて約0.37eV広い。このう
ち価電子帯には約0.05eV振分けられこの分7だけエミツ
タのエネルギーレベルが低くなりホールの注入8を押え
る。
また、伝導体側のヘテロ界面において、バンドギヤツプ
に0.3eV程度のノツチ9を生じ、やはり電子の注入10を
低下させるが、このノツチ9をなくす方法としてヘテロ
界面附付の混晶比をなだらかに変える方法が考えられて
いる(たとえばSolid State Electron.,Vol.15,No.12,
p.1339,('72).)。
また、ベース2内の電子を拡散ではなく、ドリフトによ
つてコレクタ領域3に到達させることにより、高速化を
図る手段としてベース2も混晶比勾配を持つたGa1-xAlx
Asで形成する構造も考えられている(特開昭49−4358
3)。
しかしながら上記の公知例はいずれもトランジスタの動
作領域に関するものであり、高性能化には、ベース電極
及びコレクタ電極の引き出し方が重要となる。
この電極引出しの付帯部の最も進んだ例として第2図に
示す断面構造のトランジスタが開発されている('84ISS
CC,Digest of Tech.Papers,p.51('84))。
このトランジスタではエミツタ電極13とエミツタ1との
オーミツク接触性をよくするために、n+型GaAs層12が動
作層上に設けられている。この動作領域の付帯部は、主
にベース引出し部14及びベース電極15とコレクタ電極16
とから形成される。ベース引出し部14はイオン注入によ
つて形成されたp型層からなり、動作層の両側に形成さ
れている。また、コレクタ電極16は選択エツチングによ
つてコレクタ層4まで窓開けを行つた後、この露出した
コレクタ層4上に直接形成される。
18,19,20はいずれもイオン注入によつて形成した絶縁層
であり、18はコレクタとベース、19はエミツタとベー
ス、20は素子間のそれぞれ分離を行うものである(11は
基板である)。
この構造のヘテロ・バイポーラ・トランジスタでは、コ
レクタ電極16が素子表面21よりも約0.3μm程度低い所
に形成されており、基本的にはメサ型構造であるため、
集積化がむずかしい。また、ベース引出し部が動作領域
のまわりに形成されているため、素子面積が大きくな
る、動作領域とコレクタ電極16との距離が長くなり、直
列抵抗が増加する等の問題がある。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記した従来のヘテロ接合バイポーラ
・トランジスタの欠点を解決し、プレーナ型で高集積可
能、かつ、高性能のヘテロ接合バイポーラ・トランジス
タ及びその製法を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明においては、動作層をエピタキシヤル結晶成長で
形成した後、コレクタ及びベース引出し領域をイオン注
入或いは選択エピタキシヤル成長によつて形成し、か
つ、動作層とコレクタ及びベース引出し領域との分離を
不純物イオン注入によつて達成し、寄生容量を低減する
ことにより上記の目的を達成した。
第3図に本発明のヘテロ接合バイポーラ・トランジスタ
の断面図及び正面図を示す。ベース引出し部14及びコレ
クタ引出し部22は動作領域1,2,3を狭んで互いに反対側
に配置され、かつ、いずれも素子表面21に露出して形成
される。従つて、これらの表面にベース電極15とコレク
タ電極16を形成することにより、プレーナ型の素子形成
が可能となる。また、それぞれの引出し部14,22は動作
領域の片側にのみ形成されているため、素子の表面積を
小さくでき、高密度の集積が可能となる。
動作領域とコレクタ引出し部22との分離は、イオン注入
によつて形成されたダメージ層23によつてなされてお
り、ベース及びエミツタとコレクタ間の容量低減を可能
としている。
〔発明の実施例〕
実施例1 以下、本発明の第1実施例を第4図によつて説明する。
本実施例は、Gax-1AlxAs−GaAsのヘテロ接合を用いたバ
イポーラ・トランジスタの例であるが、以下に具体的に
示すヘテロ接合の場合に限定されるものではない。たと
えば、InGaAs−AlInAs、InGaAs−InGaAsP、Si−SiGe等
に適用可能なことはいうまでもない。
勿論、バイポーラ・トランジスタを構成するに当つて、
前記各半導体の組み合せにおいてpn接合の形成が可能で
あり、且格子定数の近い半導体同志であることはいうま
でもない。
素子作製にあたつては、まずGaAs基板11上にコレクタ層
のn+GaAs層(濃度:1×1018cm-3、厚さ300nm)4、n-GaA
s層(濃度:5×1016cm-3、厚さ200nm)3、ベース層のp+
GaAs(濃度:2×1018cm-3、厚さ50nm)2、エミツタ層の
nGa1-xAlxAs層(濃度:1.5×1017cm-3、厚さ200nm、混晶
比xは0.2〜0.4程度)1、nGa1-xAlxAs層1の保護膜で
あるnGaAs層(濃度:2×1017cm-3、厚さ:100nm)12を順
次エピタキシヤル成長させる。この成長は、制御性のよ
い分子線エピタキシヤル(MBE)法で行つたが、MO−CVD
(有機金属熱分解蒸着)法で行つてもよい。さらにこの
成長表面をCVD−SiO2膜(厚さ200nm)24で覆う(第4図
(a))。
次にホトレジスト膜25(厚さ約1μm)を塗布した後、
通常のホトリソグラフイ・プロセスを用いてコレクタ引
出し部のパターン形成を行う。ホトレジスト膜25を用い
てSiO2膜24に所定部分26の窓開けを行つた後、イオン注
入27とアニールによつてn+型のコレクタ引出し部を形成
する。このイオン注入は、注入イオンのピークの深さが
ベース層2の深さ(〜300nm)にほぼ一致するように行
い、このベース層をn型に反転させる。n型不純物とし
てSi+を使用した場合、注入エネルギーは約250KeV、ド
ース量は5×1013cm-2とする。Si+の他にS,Se,Sn等を使
用してもよい。この場合には各イオンの質量に比例して
注入エネルギー増加させる必要がある。この後、注入イ
オン活性化用のアニールを行う。アニール条件は、800
℃、15分(AsH3雰囲気)がよいがフラツシユアニールを
用いてもよい。
次に、上記のコレクタ引出し部22の形成プロセスと同様
にして、ベース引出し部14形成用のp型イオン注入28を
行う(第4図(c))。29はイオン注入用のホトレジス
トマスクである。注入イオンとしては、Mg+ないしBe+
用いる。p型キヤリア量は、ベース層の下面で濃度が1
×1018cm-3以上あることが望ましく、ドース量は2×10
13cm-2、注入エネルギーはMg+の場合100KeV、Be+の場合
30KeV程度が望ましい。
次に、エミツタ1とベース引き出し部14の分離のための
イオン注入29を行う(第4図(d))。このイオン注入
の目的はダメージ層19を形成することによつて寄生容量
を低減することである。
従つて、注入深さとしてはダメージがエミツタ側の空乏
層30に達するまでの深さでよい。この空乏層厚は、上記
のエミツタ濃度の場合数百Åであり、従つてダメージ層
の深さとしては、2500Å程度でよい。イオン種として
は、結晶内での拡散係数が小さいものであれば何でもよ
く、C+,O+,Ar+,Si+等通常よく使用するイオンでよい。
このイオン注入は第3図(b)の正面図に示したよう
に、動作領域を囲むように行う。C+を用いた時のドース
量と注入エネルギーは、それぞれ1×1013cm-2、100KeV
程度が最適である。31はマスク用のホトレジスト膜であ
る。
次に、動作領域とコレクタ引き出し部22との分離のため
のイオン注入を行う。このイオン注入32も上記のベース
引出し部14の分離の場合と同様であり、同種のイオンが
使用できる。深さとしては、ベース層2の下側に達する
必要があり、C+を用いた場合、200KeV、1×1013cm-2
条件でイオン注入を行う。33はホトレジスト膜のマスク
である(第4図(e))。
最後に素子表面に電極形成をリフトオフプロセスを用い
て行う。まず、エミツタ部12、2及びコレクタ引出し部
22のn型GaAs層上にエミツタ電極13とコレクタ電極16を
形成する(第4図(f))。電極材料としてはAu/Ni/Au
Geの多層金属を使用し、リフトオフプロセスによつてパ
ターン形成をした後450℃、5分の熱処理によつてオー
ミツク接触を形成する。次にベース引出し部14上に同様
のプロセスでベース電極15を形成する(第4図
(g))。電極材料としてはIn/Ag(Ag75%)を使用す
る。オーミツク接触形成用の熱処理条件は、n型層の場
合と同様450℃、5分である。
以上説明して来たように、本実施例によれば、プレーナ
型のヘテロ接合バイポーラ・トランジスタができ、高集
積化が可能となるとともに、動作領域とベース引出し部
及びコレクタ引出し部とが電気的に分離されており、寄
生容量が小さく高速動作可能な素子が形成できる。
実施例2 第5図に本発明第2実施例の作製プロセス主要部を示
す。本実施例は、コレクタ引出し部形成以外は全く同じ
であるので、この異なる部分についてのみ詳述する。
まず、第1実施例と同様に半導体基板11上に各層4,3,2,
1,12,24を形成する(第5図(a))。
次に、通常ホトリソグラフイ・プロセスを用いて、コレ
クタ引出し部のパターン形成を行つた後、この部分をエ
ツチングによつて取り除き、第5図(b)に示すコレク
タ層1,2まで至る穴34を形成する。この際のSiO2膜24の
エツチングは、CF4+H2ガスを使用した反応性イオンエ
ツチングで、半導体層のエツチングはCCl2F2ガスを使用
した反応性イオンエツチングで行う。勿論、パターン精
度は落ちるが、それぞれをウエツトエツチングで行うこ
とも可能である。
この後、この穴の部分に、MO(有機金属)−CVD法によ
ってn+−GaAsを素子表面21と同高さまで選択成長し、コ
レクタ引出し部22′を形成する。MO−CVDではSiO2膜24
上にはGaAsは成長しないため、コレクタ引出し部22′の
み成長できる。
このコレクタ引出し部22′形成後は、第1実施例と全く
同様のプロセスによつて、ヘテロ接合バイポーラ・トラ
ンジスタを形成する。即ち、第4図(c)以降の工程で
ある。
以上説明したように、本発明によればコレクタ引出し部
22′をエピタキシヤル成長で形成するため、n+−GaAsの
みで形成でき、この部分の低抵抗化が可能となる。
実施例3 以下、本発明第3実施例を第6図を用いて説明する。本
実施例は第1の実施例のヘテロ接合バイポーラ・トラン
ジスタのベース引出し部14、コレクタ引出し部22及びダ
メージ層19,23をエミツタ電極にセルフアラインして形
成し、トランジスタ面積の微細化を図つたものである。
従つて、半導体基板11及びエピタキシヤル成長層1,2,3,
4,12はいずれも第1実施例と同様のものが使用可能であ
る(第6図(a))。
そこで本実施例については、第1実施例と異なる点につ
いてのみ詳述する。
ベース及びコレクタ引出し部14,19をエミツタ電極にセ
ルフアラインして形成するためには、イオン注入後の活
性化用アニール(800℃)が必要であり、エミツタ電極
にも耐熱性が要求される。この耐熱性オーミツク電極材
料35としてはMoGeを使用する。この電極材料をエピタキ
シヤル層12の表面に、スパツタ或いは蒸着によつて、20
00〜3000Å被着する。35が被着層である。また、低抵抗
化のために、上面にさらにAu/W,Al/W,Au/Pt/Wを被着し
てもよい。
次に、CVD−SiO2膜36を3000Åを全面に被着し、エミツ
タ電極パターンのホトレジスト膜37をマスクとして、Si
O2膜36、電極膜35を順次エツチングして、両者でT字状
のパターン38,13′を形成する(第6図(b))。SiO2
膜36のエツチングはCF4+H2ガスを使用した反応性イオ
ンエツチングで行い、電極膜35の加工はまず、NF3ガス
を用いた反応性イオンエツチングで異方性にエツチング
した後、等方性のプラズマエツチングによりサイドエツ
チングし、T字状のパターン形成を行う。
次に、このT字状パターンのSiO2膜38をマスクとして、
コレクタ引出し部22及びベース引出し部14形成用のイオ
ン注入39,40を行う(第6図(c,d))。41,42はそれぞ
れコレクタ及びエミツタ領域外部をマスクするためのホ
トレジスト膜である。注入イオン及びそのアニールは第
1実施例と同様に行う。
次に、SiO2膜を除去した後、エミツタ電極13′をマスク
としてコレクタ部3,4とベース2との電気的分離を行う
ためのイオン注入43を行う(第6図(e))。イオンと
してはO+を使用する。44はホトレジストのマスクであ
る。イオン注入条件は、200KeV、2×1012cm-2とし、ピ
ーク濃度位置がコレクタ層3内に来るように設定する。
このイオン注入後ダメージ層のアニール用の700℃,20分
の熱処理を行い、同時にO+によつて深いトラツプを有す
る層45を形成する。
次に、第1実施例と同様に、動作領域とベース引出し部
14及びコレクタ引出し部22の分離用のイオン注入29,32
を行う(第6図(f,g))。本実施例ではマスクとし
て、エミツタ電極13′とホトレジスト膜31′,33′を使
用していること以外、イオン注入条件は第1実施例と同
様である。
次に、第1実施例と同様にして、コレクタ電極16とベー
ス電極15を形成し(第6図(h))、最後に素子間分離
用のイオン注入46を行つて素子を完成する。イオンとし
てはダメージを形成できるものであれば何でもよく、た
とえばO+を使用した場合、150KeV、及び250KeVでそれぞ
れ1×1013cm-2注入する。47は素子部をカバーするため
のマスクである。
以上説明したように、本実施例によれば、コレクタ引出
し部、ベース引出し部及びそれらと動作領域との分離領
域がいずれもエミツタ電極に対してセルフアラインされ
て形成されるため、素子面積が縮小され、高速動作とと
もに高集積化が可能となる。また、各領域が位置精度よ
く形成できるため、素子間のバラツキが低減できる。
また、本実施例のコレクタ引出し部22及びベース引出し
部14のセルフアラインには、T字形パターンのSiO2膜38
をマスクとしてイオン注入することにより行つたが、こ
のSiO2膜38は必ずしも必要ではなく、エミツタ電極13′
をマスクとして行つてもよい。この場合も、ダメージ層
19と23により、動作領域と上記の引出し部14,22との分
離が可能となる。
実施例4 以下本発明の第4実施例を第7図を用いて説明する。本
実施例は第3実施例のコレクタ・ベース間絶縁層45をベ
ース層2のエピタキシヤル成長前に形成することによ
り、絶縁層45形成用のイオン注入によつてベース引出し
部14がダメージを受けて高抵抗となることを避けたもの
である。従つて、この絶縁層45の形成プロセス及び若干
のプロセス手順が第3実施例と異なるだけで、他の個々
のプロセスは第3実施例と全く同じであり、第3実施例
と異なつた点についてのみ詳述する。
使用する半導体基板11及びエピタキシヤル成長層1,2,3,
4,12は第3実施例、従つて第1実施例の材料と同様のも
のが使用可能である。
本実施例においては、第7図(a)に示すように半導体
基板11にコレクタ層3,4を成長した後、イオン注入43に
よつて、コレクタ・ベース間絶縁層45′を形成する(第
7図(b))。イオンとしては深いアクセプタを形成し
得るイオン、O+,Cr+等を使用する。O+の場合注入条件
は、100KeV、3×1013cm-2である。このイオン注入43
は、各エピタキシヤル層をMBE(分子線ビーム・エピタ
キシヤル)法で形成する場合には、同一真空容器内で連
続して行えることが望ましく、その場合には、集束イオ
ンビームを走査できる選択イオンビーム注入装置を用い
て行う。
この絶縁層形成後、ベース層2、エミツタ層1及びn+
GaAs層12のエピタキシヤル成長を行う(第7図
(c))。また、絶縁層45′の形成は、第3実施例と同
様(第6図(e))、ホトレジスト膜をマスクとして行
うことも可能である。この場合は、一坦基板を真空容器
から取出し、大気にエピタキシヤル層表面を曝すことに
なるので表面が汚染される。この場合には、NH4OH+H2O
2系のエツチング液でエピタキシヤル層3を200〜300Å
エツチングし、清浄表面を露出してから成長を行う。
エピタキシヤル層2,1,12の形成後は、第3実施例と全く
同様にして、エミツタ電極13′、コレクタ引出し部22、
ベース引出し部14(第7図(d)の形成、コレクタ電極
16、ベース電極15の形成(第7図(e))、絶縁用ダメ
ージ層19,23,20の形成を行うことによつて、ヘテロ接合
バイポーラ・トランジスタを作製する。
また、本実施例では、コレクタ引出し部22とベース引出
し部14及び、絶縁層19,23をエミツタ電極13′に対して
セルフアラインしたが、必ずしもセルフアラインは必要
ではなく、第1実施例と同様に別々のホトリソグラフイ
で形成してもよい。
以上説明して来たとおり、本実施例によれば、ベース引
出し部14を通さずに、ベース・コレクタ絶縁層45′形成
用のイオン注入ができるため、ベース引出し部14の抵抗
を高めることがなくベース・コレクタ間を分離できるの
で、寄生抵抗、寄生容量いずれも低減でき、高性能のヘ
テロ接合バイポーラ・トランジスタの作製が可能とな
る。
〔発明の効果〕
以上実施例を用いて説明したとおり、本発明によれば、
プレーナ構造を有し、かつ、寄生抵抗及び寄生容量の小
さなヘテロ接合バイポーラ・トランジスタが得られる。
特にベースとコレクタそれぞれの引出し部がダメージ層
によつて完全に分離されるため、寄生容量の低減効果が
大きい。
また、ベース電極はエミツタ電極に対して一方の側にの
み、かつ、コレクタ電極に対抗して配置されているた
め、素子面積を低減できるとともに、ベース引出し部及
びコレクタ引出し部をエミツタに対してセルフアライン
して形成することが可能となり、さらに面積低減が可能
となるとともに、素子断面構造を一定にでき、素子特性
を揃えられるため、高集積化に好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)はヘテロ接合バイポーラ・トランジスタの
動作領域を説明する図、同図(b)はそのバンド構造を
示す図、第2図は従来のヘテロ接合バイポーラ・トラン
ジスタを示す断面図、第3図(a)は本発明のトランジ
スタを説明する断面図、同図(b)はその平面図、第4,
5,6,7図はそれぞれ本発明の第1,第2,第3,第4の実施例
を説明するための素子の断面図である。 1……エミツタ層、2……ベース層、3,4……コレクタ
層、14……ベース引出し部、22……コレクタ引出し部、
13,13′……エミツタ電極、15……ベース電極、16……
コレクタ電極、19,23,20……動作領域とベース引出し部
及びコレクタ引出し部との分離領域及び素子間分離領
域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅本 康成 東京都国分寺市東恋ヶ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 塚田 俊久 東京都国分寺市東恋ヶ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エミッタ領域、ベース領域およびコレクタ
    領域で構成された動作領域と、上記エミッタ領域側の一
    主面上に形成されたエミッタ電域、ベース電域およびコ
    レクタ電極と、上記ベース領域と上記ベース電極および
    上記コレクタ領域と上記コレクタ電極の各々を電気的に
    接続するように形成されたベース引出し部およびコレク
    タ引出し部を有するヘテロ接合バイポーラ・トランジス
    タにおいて、空乏化した半導体層が上記エミッタ領域か
    ら延びかつ上記ベース引出し部と接するように形成され
    ており、かつ該半導体層上に接して上記エミッタ領域と
    上記ベース引出し部および上記ベース電極とを電気的に
    分離する分離領域が形成されていることを特徴とするヘ
    テロ接合バイポーラ・トランジスタ。
  2. 【請求項2】上記半導体層の上記ベース引出し部との接
    合面から測定した厚さは上記エミッタ領域の厚さより薄
    い特許請求の範囲第1項記載のヘテロ接合バイポーラ・
    トランジスタ。
  3. 【請求項3】上記一主面は実質的に平坦である特許請求
    の範囲第1項又は第2項に記載のヘテロ接合バイポーラ
    ・トランジスタ。
  4. 【請求項4】上記ベース電極は上記エミッタ電極に対し
    て一方の側にのみ、かつ上記コレクタ電極に対抗して配
    置されており、上記ベース引出し部および上記コレクタ
    引出し部は上記エミッタ電極にセルフアラインして形成
    されている特許請求の範囲第3項に記載のヘテロ接合バ
    イポーラ・トランジスタ。
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