JPH0744268Y2 - 電気貯湯容器 - Google Patents

電気貯湯容器

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JPH0744268Y2
JPH0744268Y2 JP1991066612U JP6661291U JPH0744268Y2 JP H0744268 Y2 JPH0744268 Y2 JP H0744268Y2 JP 1991066612 U JP1991066612 U JP 1991066612U JP 6661291 U JP6661291 U JP 6661291U JP H0744268 Y2 JPH0744268 Y2 JP H0744268Y2
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heater
content liquid
boiling
inner container
heaters
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徹 田中
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、器体に収容している内
容器の外まわりに内容液を加熱するヒータを設けた電気
貯湯容器に関するものであり、家庭用の電気ポット等に
利用される。
【0002】
【従来の技術】この種の電気貯湯容器で、湯沸かし用の
ヒータと保温用のヒータとを組合せて使用するものが知
られている。
【0003】これらは何れも、両ヒータを1つのヒータ
として組み上げ、内容器の底部の側周面の一箇所か、あ
るいは内容器の底部下面の一箇所かの何れかに当てがっ
て設置されている。
【0004】したがってヒータが複数であっても取付け
の手間はヒータが1つの場合と同様に簡略化することが
できる。
【0005】また、湯沸かし用のヒータを有しているの
で、これを単独で、あるいは保温用のヒータとともに使
用することによって、保温時よりも大きな容量のヒータ
によって加熱することができ、その分だけ内容液の沸騰
に必要な時間を短縮することができる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記のような課
題を達成するため、器体に収容している内容器の底部の
下面と側周面とに当てがわれて内容液を沸騰させる湯沸
しに用いられる底面ヒータおよび側面ヒータを有し、内
容液の沸騰を継続してカルキ除去を行うカルキ除去モー
ドの際底面ヒータと側面ヒータとを交互に通電する
御手段を有したことを特徴とするものである
【0007】
【作用】本考案の上記構成では、内容液を湯沸しする底
面ヒータおよび側面ヒータを用いて、内容液の沸騰を継
続してカルキ除去を行うのに、制御手段が底面ヒータと
側面ヒータとを交互に通電するので、底面ヒータにて加
熱するときと、側面ヒータにて加熱するときとの、内容
液に生じる対流に加熱位置の違いに対応した違いが生
じ、カルキ除去中の内容液にこの異なる対流が交互に生
じることにより、底面ヒータと側面ヒータとの一方によ
る低容量加熱にて沸騰後の内容液をカルキ除去できる程
度の沸騰状態に保って湯沸しの時のような強い突沸等を
防止しながら、内容液が全体的によく攪乱されるように
するので、内容液の沸騰の継続によるカルキの発散が内
容液の全般に活発かつ均一に及び、無理がなく安全でし
かも熱効率よく短時間にカルキ除去を達成することがで
き省エネルギーで便利なものともなる。
【0008】これに対処するのに、ヒータの容量を増大
することが考えられる。しかし前記従来のような構造で
は対処できない。
【0009】これにつき説明すると、内容器の底部の下
面や側周面にヒータを当てがうにも、他のものが装備さ
れていてこれを避けたり、器体内に設置の他のものを避
けたり、あるいは使用上の熱的安全を図る必要のある部
分に熱影響するのを回避したりするために、ヒータの設
置場所は比較的狭くなり勝ちである。
【0010】したがってヒータの容量をさらに増大する
にしても、ヒータの設置広さに制限があると、内容器内
の内容液の加熱に消費されないで他に発散する熱量の割
合がヒータ容量の増大に比例して増大するので、熱効率
が極端に低下し、不利である。
【0011】そこでヒータを容器の底部の底面と側周面
との双方に分けて設け、湯沸かしモードやカルキ除去等
のためには両ヒータを働かせて、高速に沸騰状態やカル
キ除去状態が得られるようにすることが考えられる。
【0012】しかしこのようなことも、内容液の残量に
よっては返って問題になることがある。
【0013】例えば内容液の液位が側面ヒータの上縁に
近づき、またこれを下回る程、側面ヒータの内容器上部
への熱の逃げが大きくなり、熱損失が勢い大きくなる。
また。これにより一部が異常昇温して使用者に危険をも
たらしたり、損傷の原因となる。
【0014】このような点に鑑み本考案は、側面ヒータ
が通電される加熱モードにそのようなことが回避される
電気貯湯容器を提供することを課題とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本考案は上記のような課
題を達成するため、器体に収容している内容器の外まわ
りに内容液を加熱するヒータを設けた電気貯湯容器にお
いて、ヒータは内容器の底部の下面と、側周面とに当て
がわれる底面ヒータと、側面ヒータとを有し、側面ヒー
タを単独であるいは底面ヒータとともに通電する加熱モ
ードに際し、内容液が側面ヒータより高位の所定液位以
下であるときは底部ヒータのみの通電状態に切換えるよ
うにしたことを主たる特徴とするものである。
【0016】側面ヒータが通電される加熱モードにおい
て、底面ヒータのみの加熱に切換えられるとき、内容液
補給の警告を行うようにすることができる。
【0017】
【作用】本考案の上記構成では、側面ヒータが単独であ
るいは底面ヒータとともに通電される加熱モードである
とき、内容液が側面ヒータより高位の所定液位以下であ
ると、底面ヒータのみが通電されるようにするので、内
容液の液位が側面ヒータの上縁に近づきあるいはそれを
下回っているのに、側面ヒータが通電され続け、空炊き
に近い状態を招くようなことを回避するとともに、設定
されている加熱モードは底面ヒータのみの加熱によって
継続し、達成することができる。
【0018】側面ヒータが通電される加熱モードにおい
て、底面ヒータのみの通電状態に切換えるとき、内容液
の補給を警告すると、内容液を補給した状態で、側面ヒ
ータが通電される加熱モードに戻して設定通りの加熱を
達成することができる。
【0019】
【実施例】以下本考案の各実施例につき図を参照して詳
細に説明する。
【0020】図1〜図5は本考案の第1の実施例を示
し、湯沸かし可能でかつ非加圧タイプの電動ポンプによ
って内容液を注出する電気ポットの場合を示している。
【0021】図1に示すように、内容器2を外装ケース
3内に収容して器体1を構成している。内容器2は外装
ケース3の上端に無理嵌めした合成樹脂製の肩部材4に
よって上端フランジを受けられている。
【0022】そして外装ケース3の下端には合成樹脂製
の底環5が当てがわれ、この底環5と前記内容器2の底
部とを図示しない連結金具によって連結し外装ケース
3、内容器2および底環5の相互を一体化している。底
環5の開口には底蓋10が自身に設けられている複数の
爪の嵌め合わせと一箇所でのビス止めにて取付られ、こ
の底蓋10の下面外周部には、それに設けられた複数の
爪によって回転座体9が回転可能に嵌め付けられ、器体
1を定置したとき回転座体9上で器体3を回転させられ
るようになっている。
【0023】内容器2の底部には内容液を注出する注出
路11が接続されている。この注出路11は内容器2と
外装ケース3との間の空間で、肩部材4の前部に設けら
れた嘴状突出部12内にまで立ち上がり、この部分でU
字状に屈曲して吐出口19が下向きに開口している。注
出路11の内容器2よりも下になった部分には、注出路
11に流入する内容液を前記吐出口19に送り出す注出
ポンプ13が設けられ、モータによって駆動するように
している。
【0024】前記吐出口19から吐出される内容液は一
旦大気に開放された後、前記嘴状突出部12の下側に当
てがい外装ケース3の前部に取付た下カバー15に一体
成形された注液ガイド16に受けられ、注液ガイド16
に案内されて注液される。
【0025】また注出路11の立ち上がり部は内容器2
と同じ液位となるのを利用して液量を静電容量方式やフ
ォトセンサ方式で検出する液量検出部21が設けられて
いる。本実施例では、後に述べる準空炊き防止液位Aや
空炊き防止液位Bを検出するセンサ21a、21bを設
けてある。
【0026】注出路11の屈曲部のすぐ上流側には転倒
時止水弁22が設けられている。
【0027】内容器2の底部の側周面に側面ヒータ61
aが当てがわれ、底部下面には底面ヒータ61b、61
cが当てがわれている。
【0028】底面ヒータ61b、61cは湯沸かしヒー
タと保温ヒータとであり、環状のマイカ板に線条の底面
ヒータ61b、61cのそれぞれを交互に巻付けてマイ
カ板間に挟み付け、ケースに収容したものである。
【0029】側面ヒータ61aも線条であり、ベルト状
のマイカ板に巻付けたものを中空バンド状のケースに収
容したものである。
【0030】内容器2の底部下には金具23を利用して
遮熱板24がビス止めされ、この遮熱板24と、底面ヒ
ータ61b、61cの裏側との間に押さえね28を挟み
込み、これによって底面ヒータ61b、61cを内容器
2の底部下面に押し当てている。遮熱板24の一部に前
記注出ポンプ13が取付けられている。
【0031】底面ヒータ61b、61cの中央の透孔に
は内容液の温度を感知する温度センサ33が設けられ、
遮熱壁34によって底面ヒータ61b、61cから熱的
に隔絶され、底面ヒータ61b、61cの熱影響なしに
内容器2の温度を正確に検出できるようにしている。
【0032】側面ヒータ61aは内容器2の底部外周に
巻付けられ、バンド状のケースの両端部間をビス連結
し、このビスの締め付け加減によって内容器2の側周面
に締結し確固に取付けている。
【0033】底環5には回路収容ボックス41が下向き
に開口して設けられている。これにより回路収容ボック
ス41に収容される回路基板48が上方からの漏水に対
する防水がなされる。
【0034】器体1の上端には器体蓋62が設けられて
いる。器体蓋62はその後部で肩部材4にヒンジピン6
3によって開閉可能に枢着されている。この枢着は肩部
材4に着脱自在に嵌め合わせた軸受部材64に対して行
い、軸受部材64の着脱によって器体蓋62を着脱でき
るようにしている。これによって器体1内の洗浄や、内
容液の給排が容易となる。
【0035】軸受部材64は肩部材4の凹部65内に上
方より挿入され、器体蓋62を開き方向に付勢するよう
にヒンジピン63の回りに働かせたばね68の一端68
aが凹部65内に設けられている係止部66に弾性的に
係合することにより、軸受部材64を装着状態に確実に
係止する。
【0036】前記回路基板48に装備された制御回路1
00は本発明の制御手段としてマイクロコンピュータ1
01を利用したものである。嘴状突出部12の上面に設
けた操作パネル201に設けられる注出操作キー102
は圧力センサ103を押圧操作するように設けられてお
り、注出操作時の押圧力の差を圧力センサ103によっ
て電気的信号に変換してマイクロコンピュータ101に
入力することにより、前記注出ポンプ13の駆動電圧を
切換えて注出流量を増減制御するようにしている。
【0037】器体蓋62の自由端部には、肩部材14の
係止部71にばね72の付勢によって弾性係合し、器体
蓋62を閉じ状態に係止するロック部材69が設けられ
ている。
【0038】ロック部材69は器体蓋62の裏板82上
面に形成された突起83によって進退を案内される。
【0039】図3は制御回路100を示し、マイクロコ
ンピュータ101には図に示すように前記各種入出力に
関する電気、電子部品がA/D変換301、センサ入
力回路302やスイッチ回路303、駆動回路304、
表示回路305を介し適宜接続されている。以下動作制
御について説明する。図4はマイクロコンピュータ10
1の主な動作制御を示すメインルーチンのフローチャー
トであり、電源オンによってまずステップ♯1の初期設
定が行われた後、各種の入出力に応じた処理が行われる
(ステップ♯2)。次沸騰処理(ステップ♯3)がコ
ールされ、内容液が保温温度よりも低いとき、つまり給
水初期や内容液の注ぎ足しによって温度が低い場合、ま
た再沸騰・カルキ除去設定キー104によって再沸騰が
設定された場合に、内容液を側面ヒータ61aおよび底
面ヒータ61b、61cの全てによる高容量状態にて、
しかも広域から熱効率よく沸騰まで高速に加熱するよう
に制御する。
【0040】この状態で操作部79が押し下げられると
ロック解除レバー77は反時計方向に回動され突起78
によってロック部材69の斜面75を押動し、ロック部
材69をばね68に抗して後退させ前記係止部72との
係合を外す。このため器体蓋62の閉じ状態へのロック
が解除される。このロック解除が完了する時点では、ロ
ック解除レバー77と器体蓋62との間にはロックを解
除する方向の遊びがあり、器体蓋62はロック解除レバ
ー77が押圧操作から解放されているかどうかに係わり
なく前記ばね68によって開き方向に少し回動される。
【0041】これによってロック部材69は前記係止部
71の位置から上方に少しずらされるので、前記ロック
解除とともに操作部79から手を離す自然な操作によっ
て、ロック部材69が再度係止部72に係合するような
ことなしに、器体蓋62がばね68によって自動的に全
開状態まで開かれるようにしている。
【0042】ロック解除レバー77には安全部材114
が働かされている。安全部材114は器体蓋62にロッ
ク解除レバー77の長手方向にスライドできるように支
持されている。そして操作部114aによりスライド操
作されると、係止部114bがロック解除レバー77の
先端部の下に進退され、先端部の下に進入しているとき
ロック解除レバー77の可動を阻止し、不用意なロック
解除が行われないようにしている。
【0043】器体蓋62の裏板82の下面には内容器2
の後部を閉じる金属製の内蓋85が当てがわれ、ビス8
0にてビス止めされている。内蓋85の外周と裏板82
との間には内容器2の口縁に対向するシールパッキング
86が挟持されており、器体蓋62が閉じられると内蓋
85はこのシールパッキング86部で内容器2の口縁に
接し、内容器2を閉じる。
【0044】内蓋85と裏板82との間には内容器2内
で発生する蒸気を外部に逃がす蒸気通路87が設けられ
ている。蒸気通路87は内蓋85に内容器2側への開口
88を持ち、器体蓋62の後部側の上面に外部への開口
89を持っている。開口88部には裏板82に下方より
嵌め付けた弁室91が設けられ、これに器体1が転倒し
たときに閉じる転倒時止水弁92が設けられている。
【0045】このように、内容液を湯沸しする底面ヒー
タ61bおよび側面ヒータ61aを用いて、内容液の沸
騰を継続してカルキ除去を行うのに、制御手段であるマ
イクロコンピュータ101が底面ヒータ61bと側面ヒ
ータ61aとを交互に通電するので、底面ヒータ61b
にて加熱するときと、側面ヒータ61aにて加熱すると
きとの、内容液に生じる対流に加熱位置の違いに対応し
た違いが生じ、カルキ除去中の内容液にこの異なる対流
が交互に生じることにより、底面ヒータ61bと側面ヒ
ータ61aとの一方による低容量加熱にて沸騰後の内容
液をカルキ除去できる程度の沸騰状態に保って湯沸しの
時のような強い突沸等を防止しながら、内容液が全体的
によく攪乱されるようにするので、内容液の沸騰の継続
によるカルキの発散が内容液の全般に活発かつ均一に及
び、無理がなく安全でしかも熱効率よく短時間にカルキ
除去を達成することができ省エネルギーで便利なものと
もなる。
【0046】これにより内容液の外部への流出が抑制さ
れ、外部に流出するまでに器体1を正常な状態に戻す時
間的な余裕を充分に与えることができる。このために溜
り部93から下流側への流出口94の通路断面積を小さ
くし、かつこの流出口94に対し第1の溜り部93の形
状を器体1の前後、左右の方向と、器体蓋62の上面側
とに拡がりを持つようにするなど種々の工夫がなされ
る。
【0047】前記回路基板48に装備された制御回路1
00はマイクロコンピュータ101を利用したものであ
る。嘴状突出部12の上面に設けた操作パネル201に
設けられる注出操作キー102は圧力センサ103を押
圧操作するように設けられており、注出操作時の押圧力
の差を圧力センサ103によって電気的信号に変換して
マイクロコンピュータ101に入力することにより、前
記注出ポンプ13の駆動電圧を切換えて注出流量を増減
制御するようにしている。
【0048】操作パネル201は図2に示す通りであ
り、前記注出操作キー102の他、再沸騰・カルキ除去
設定キー104、タイマ設定キー105、注出ロック・
解除キー106と、液量の表示部107、沸騰、カルキ
除去、保温の各表示部108〜110、タイマ設定時刻
の表示部111〜113が設けられている。
【0049】再沸騰・カルキ除去設定キー104と、注
出ロック・解除キー106とは、操作される毎に設定モ
ードがロータリー式に変化するようにされている。
【0050】図3は制御回路100を示し、マイクロコ
ンピュータ101には図に示すように前記各種入出力に
関する電気、電子部品がA/D変換機301、センサ入
力回路302やスイッチ回路303、駆動回路304、
表示回路305を介し適宜接続されている。 以下動作
制御について説明する。図4は主な動作制御を示すメイ
ンルーチンのフローチャートであり、電源オンによって
まずステップ#1の初期設定が行われた後、各種の入出
力に応じた処理が行われる(ステップ#2)。
【0051】次で沸騰処理(ステップ#3)がコールさ
れ、内容液が保温温度よりも低いとき、つまり給水初期
や内容液の注ぎ足しによって温度が低い場合、また再沸
騰・カルキ除去設定キー104によって再沸騰が設定さ
れた場合に、内容液を側面ヒータ61aおよび底面ヒー
タ61b、61cの全てによる高容量状態にて、しかも
広域から熱効率よく沸騰まで高速に加熱するように制御
する。
【0052】続いて保温処理(ステップ#4)がコール
され、初期沸騰ないしは再沸騰の後、底面ヒータ61
b、61cの内の保温用である小容量の底面ヒータ61
cのみをオンして過剰加熱による熱損失がないように内
容液を所定温度に保温するように制御する。
【0053】底面ヒータ61b、61cは内容器2に底
部下面に当てがわれており、小容量通電状態での加熱に
よる保温を熱効率よく達成するとともに、内容液が少な
くなっても内容液よりも底面ヒータ61b、61cの方
が上になることはなく、長時間置かれ易い保温状態にお
いて空炊き状態を招き難く、使用の安全を図り易い。
【0054】この意味で、側面ヒータ61aはできるだ
け低く設けておくのが空炊き防止上有利である。
【0055】さらに続いてタイマ処理(ステップ#5)
がコールされ、タイマ設定キー105によってタイマ設
定がなされている場合、沸騰動作開始時刻をタイマ設定
時刻にて内容液を沸騰させるのに必要な時刻まで遅らせ
てから沸騰動作を開始するように遅延制御する。
【0056】次でカルキ除去処理(ステップ#6)がコ
ールされ、再沸騰・カルキ除去設定キー104がカルキ
除去モードに操作されている場合、ステップ#3での沸
騰動作を所定時間継続させるように制御する。しかしカ
ルキ除去のために沸騰動作を間断的に繰返し行うように
してもよい。またこのカルキ除去処理の際、側面ヒータ
61aと底面ヒータ61b、61cとは交互に通電する
ようにする。この場合、内容液は側面ヒータ61aにて
加熱されているときの対流と、底面ヒータ61b、61
cにて加熱されているときの対流とが加熱位置の違いに
応じ異なることによって、内容液が撹乱されるので、臭
いや、カルキおよびその化合物等の異物の発散を促進す
ることができる。
【0057】次にポンプ処理サブルーチン(ステップ#
7)がコールされ、注出操作部102による圧力センサ
103の押圧力に応じた注出流量を設定し、この設定注
出流量を得るように注出ポンプ13のモータ14を駆動
する。
【0058】最後にその他の処理(ステップ#8)を終
えて後ステップ#2に戻り、以後上記制御を繰り返す。
【0059】以上の処理による各場合の側面ヒータ61
aおよび底面ヒータ61b、61cの通電状態と、内容
液の温度変化とを示すと図5の通りである。
【0060】特に本実施例では、側面ヒータ61aが通
電される前記沸騰モードやカルキ除去モードにおいて、
内容液の液位が、図1に示すように側面ヒータ61aの
上縁の直ぐ上に設定される準空炊き防止液位Aを下回っ
ているようなとき、底面ヒータ61b、61cのみの通
電状態に切り換えて、設定されている加熱モードを達成
するようにしてある。
【0061】これによって内容液が準空炊き防止液位A
以下であるのに、側面ヒータ61aが通電され続け、側
面ヒータ61aからの熱が上部に多く逃げるような熱損
失や、空炊きに近い状態を招いて各部が損傷するような
ことが回避され、しかも設定した加熱目的は達成され
る。
【0062】底面ヒータ61b、61cのみの通電にお
いて、側面ヒータ61aとともの通電状態での総発熱熱
量を満足するようにもできる。しかし特別な場合として
設定された準空炊き防止モードとして底面ヒータ61
b、61cのみを通電するのに、これらの発熱量を一時
的に増大することは、経済設計上不利である。
【0063】したがって本実施例の場合は、底面ヒータ
61b、61cに通常設定される発熱量にて通電するよ
うにしてある。
【0064】このため、沸騰や再沸騰、カルキ除去の各
動作の所要時間が図5に破線で示すようにやや長くな
る。またカルキ除去の場合の側面ヒータ61aと底面ヒ
ータ61bとの交互の通電制御は省略される。
【0065】また底面ヒータ61b、61cのみの通電
による沸騰や再沸騰、カルキ除去動作は、十分な内容液
がない状態であるので、緊急に少量の沸騰水が必要な場
合の他は、内容液を補給して通常の加熱が行われるにす
るのが好適である。
【0066】そこで本実施例では、側面ヒータ61aが
通電されるモードでありながら、内容液が準空炊き防止
液位Aであることによって底面ヒータ61b、61cの
みの通電を行う場合に、内容液の補給を促す警告表示3
11(図2、図3)を点灯表示するようにしてある。
【0067】
【考案の効果】本考案によれば、内容液を湯沸しする底
面ヒータおよび側面ヒータを用いて、内容液の沸騰を継
続してカルキ除去を行うのに、制御手段が底面ヒータと
側面ヒータとを交互に通電するので、底面ヒータにて加
熱するときと、側面ヒータにて加熱するときとの、内容
液に生じる対流に加熱位置の違いに対応した違いが生
じ、カルキ除去中の内容液にこの異なる対流が交互に生
じることにより、底面ヒータと側面ヒータとの一方によ
る低容量加熱にて沸騰後の内容液をカルキ除去できる程
度の沸騰状態に保って湯沸しの時のような強い突沸等を
防止しながら、内容液が全体的によく攪乱されるように
するので、内容液の沸騰の継続によるカルキの発散が内
容液の全般に活発かつ均一に及び、無理がなく安全でし
かも熱効率よく短時間にカルキ除去を達成することがで
き省エネルギーで便利なものともなる。
【0068】なお本実施例では、側面ヒータ61aを単
独で通電する加熱モードは持っていないが、このような
加熱モードでも、内容液が準空炊き防止液位になった場
合に底面ヒータ61b、61cのみの通電に切り換える
ようにすることもできる。
【0069】図6は本考案の第2の実施例を示してい
る。本実施例は、底面ヒータ61b、61cに加え側面
ヒータ61aが設けられていることにより、底面ヒータ
61b、61cの容量をこれのみが設けられる場合のそ
れよりも小さく設定して、内容器2の底部下面の外周寄
りに小さく設けることにより、温度センサ33との距離
Sを大きくできるようにしてある。なお遮熱板24にヒ
ータ押さえ用のばね28が一体成形されている。
【0070】温度センサ33は前記のように底面ヒータ
61b、61cから幾分遠くなったことにより、底面ヒ
ータ61b、61cから直接熱影響を受けるのを防止す
ることができ、第1の実施例のように遮熱壁34を設け
なくても内容液の温度を正確に検出することができる。
【0071】しかも温度センサ33は、実際の空炊き液
位BよりもHだけ上位となるように位置設定されている
ので、空炊き液位Bとなる前に底面ヒータ61b、61
cからの熱が内容器2の内容液が無くなっている底部分
を介し強く伝導され、空炊き状態をその直前に確実に検
出することができるので、使用上の安全が向上する。
【0072】図7は本考案の第3の実施例を示し、側面
ヒータ61aを低くして、上縁位置を空炊き液位Bに近
づけたので、準空炊き防止液位Aをその分低くすること
ができる。したがって、より少ない液位まで、沸騰や再
沸騰、カルキ除去等の加熱モードを側面ヒータ61aお
よび底面ヒータ61b、61cの双方を通電して行うこ
とができる。
【0073】図8、図9は本考案の第4の実施例を示
し、横断面角型の内容器2に円形の底部321を形成
し、この底部321の底面に底面ヒータ61b、61c
を、また側周面に側面ヒータ61aを巻付けてある。
【0074】これによって角型の内容器2に側面ヒータ
61aを巻付けやすくしている。また側面ヒータ61a
を巻付ける際のビス連結される両端連結部322を、図
9に示すように角型の内容器2のコーナー部に対向させ
ると、両端連結部322の内容器2外まわりへの張出し
をなくし、他の部材や電子機器等の設置の邪魔になりに
くいようにすることができる。
【0075】また注出路11の内容器2への接続も、図
9に示すように内容器2のコーナー部を利用すると、底
面ヒータ61b、61cの設置の邪魔にならないで接続
することができる。
【0076】そして本実施例では、注出路11による注
出限界液位を準空炊き防止液位Aとしてある。したがっ
て準空炊き液位Aから空炊き液位Bまでは内容液の蒸発
による減量のみとなるので、準空炊き防止液位Aから空
炊き液位へは容易に移行しないようにすることができ、
使用の安全を向上するそとができる。
【0077】図10は本考案の第5の実施例を示し、側
面ヒータ61aを外面より締めつけて底部321に巻き
つける締めつけバンド323を、横断面L型に形成して
側面ヒータ61aが脱落しにくいようにしたものであ
る。
【0078】
【考案の効果】本考案によれば、側面ヒータが単独であ
るいは底面ヒータとともに通電される加熱モードである
とき、内容液が側面ヒータより高位の所定液位以下であ
ると、底面ヒータのみが通電されるようにして、内容液
の液位が側面ヒータの上縁に近づきあるいはそれを下回
っているのに、側面ヒータが通電され続け、空炊きに近
い状態を招くようなことを回避するとともに、設定され
ている加熱モードは底面ヒータのみの加熱によって継続
し、達成することができ、内容液の残量が少ないときの
使用の安全を図りながら使用目的を遂行することができ
る。
【0079】側面ヒータが通電される加熱モードにおい
て、底面ヒータのみの通電状態に切換えるとき、内容液
の補給を警告すると、内容液を補給した状態で、側面ヒ
ータが通電される加熱モードに戻して設定通りの加熱を
達成することがで、内容液の残量が少ないときの安全な
使用の継続を図りながら、内容液の補給による通常使用
を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す電気ポットの縦断
面図である。
【図2】図1の電気ポットの操作パネルの平面図であ
る。
【図3】図1の電気ポットの制御回路のブロック図であ
る。
【図4】図1の電気ポットの主な動作制御のメインルー
チンを示すフローチャートである。
【図5】図1の制御での内容液の温度変化とヒータの通
電状態を示すグラフである。
【図6】本考案の第2の実施例を示す電気ポットの一部
の断面図である。
【図7】本考案の第3の実施例を示す電気ポットの一部
の断面図である。
【図8】本考案の第4の実施例を示す電気ポットの一部
の断面図である。
【図9】図8の電気ポットの内容器2底部の下面図であ
る。
【図10】本考案の第5の実施例を示す電気ポットの一
部の断面図である。
【符号の説明】
1 器体 2 内容器 61a 側面ヒータ 61b、61c 底面ヒータ 100 制御回路 101 マイクロコンピュータ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 器体に収容している内容器の底部の下面
    と側周面とに当てがわれて内容液を沸騰させる湯沸しに
    用いられる底面ヒータおよび側面ヒータを有し、内容液
    の沸騰を継続してカルキ除去を行うカルキ除去モードの
    底面ヒータと側面ヒータとを交互に通電する制御手
    段を有したことを特徴とする電気貯湯容器。
  2. 【請求項2】 側面ヒータが通電される加熱モードにお
    いて、底面ヒータのみの加熱に切換えられるとき、内容
    液補給の警告を行うようにした請求項1記載の電気貯湯
    容器。
JP1991066612U 1991-08-22 1991-08-22 電気貯湯容器 Expired - Lifetime JPH0744268Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2850417B2 (ja) * 1989-12-04 1999-01-27 松下電器産業株式会社 電気湯沸かし器

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