JPH0828Y2 - 電気貯湯容器 - Google Patents

電気貯湯容器

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JPH0828Y2
JPH0828Y2 JP1992087815U JP8781592U JPH0828Y2 JP H0828 Y2 JPH0828 Y2 JP H0828Y2 JP 1992087815 U JP1992087815 U JP 1992087815U JP 8781592 U JP8781592 U JP 8781592U JP H0828 Y2 JPH0828 Y2 JP H0828Y2
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temperature
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、家庭用の電気ポットと
云った電気貯湯容器に関し、特に内容液をヒータの加熱
により沸騰させる沸騰モードと、内容液をヒータの加熱
により保温する保温モードと、タイマの設定時刻に内容
液が沸騰するように沸騰モードの開始時点を遅延させる
タイマ設定モードとを備えた電気貯湯容器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】前記のような動作モードを有する従来の
電気ポットでは、給水初期と、再沸騰のときと、前記タ
イマ設定時とに内容液を沸騰させるようにしている。そ
してタイマ設定時の沸騰モード開始時点を、タイマの設
定時刻からの一定の残り時間となる時刻まで遅延させて
いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで内容液の液温
が高いときには沸騰は早く、液温が低いときには沸騰は
遅くなる。
【0004】これを上記従来のように、タイマの設定時
刻よりも常に一定の時間前に、沸騰動作を開始させるだ
けでは、内容液が実際に沸騰する時点が液温の違いによ
って大きくばらつく。
【0005】したがって、タイマの設定時刻になってい
るのに内容液が沸騰していなかったり、設定時刻よりも
早く沸騰していて、その後の保温のための無駄な加熱が
行われたり、タイマ設定時刻にて沸騰状態の内容液を欲
しているのに保温状態にあるため、再度沸騰するように
操作した後、沸騰まで待たなければならなかったりする
ような、種々の不都合が生じる。
【0006】また、保温中の現時点、あるいは一旦湯沸
かしして内容液を使用した時点から、数時間後の食事を
する時点で沸騰した内容液が欲しいと言う場合にもタイ
マ設定が行われるが、このような場合、沸騰モード開始
時点の内容液の温度はさらにまちまちであるし、温度は
通常の場合よりも高くなる傾向にあるので、沸騰時期が
さらに早まり、その分だけ加熱の無駄が増大する。
【0007】また、特開平3−191929号公報が開
示しているように、タイマ設定モードが選択されたとき
の内容液温度によって、沸騰モードのための加熱開始時
間を単純に設定するのでは、内容液温度の違いによる沸
騰所要時間の違いに一応対応することはできる。
【0008】しかし、沸騰モード中、あるいは保温モー
ド中にタイマ設定モードが選択されるような場合、タイ
マ設定温度時点での内容液温度が高温であることが多
く、従って加熱開始までの時間が長く設定されることが
多い。この場合、沸騰モードの加熱を開始する時点では
前記長い時間経過のために、内容液温度が前記タイマ設
定モードを選択したときの温度よりも大きく低下してい
ることになる。このため、内容液温度が前記タイマ設定
モードを選択したときの温度に基づいて設定された加熱
開始時間での沸騰モードの開始では、このような内容液
の温度変化には対応できず、沸騰がタイマ設定時刻より
も遅れることになる。タイマ設定モードの選択時期が昼
間でタイマ設定時期が日没後等、内容液温度が大きく下
がるような条件設定の場合も同様である。
【0009】本考案は上記のような問題を解消すること
を課題とし、タイマ設定モードが選択されると、内容液
温度やこれの変化の影響なしに、タイマ設定時刻付近に
て沸騰が終了する電気貯湯容器を提供することを目的と
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案の電気貯湯容器は
上記のような目的を達成するために、内容液をヒータの
加熱により沸騰させる沸騰モードと、内容液をヒータの
加熱により所定の温度に保温する保温モードと、タイマ
の設定時刻に内容液が沸騰するように沸騰モードの開始
時点を遅延させるタイマ設定モードとを備えたものにお
いて、内容液の温度を検出する手段と、タイマ設定モー
ドを選択する手段と、タイマ設定モードが選択されたと
き、ヒータを一旦オフして沸騰モードの開始を待機さ
せ、この待機中、所定の残り時間ごとに、そのときの残
り時間と内容液の温度とが、予め設定された内容液の温
度と沸騰までに要する沸騰所要時間との関係を満足した
かどうかを判定し、満足した時にヒータをオンして沸騰
モードを開始させる手段とを設けたことを特徴とするも
のである。
【0011】
【作用】本考案の電気貯湯容器の上記構成では、タイマ
設定モードが選択されると、ヒータを一旦オフして内容
液の無駄な加熱を防止しながら、タイマ設定時刻に対す
る所定の残り時間ごとに、そのときの残り時間と内容液
の温度とが、予め設定された内容液の温度と沸騰までに
要する沸騰所要時間との関係を満足するまで、沸騰モー
ドの開始時点を遅延し、前記関係を満足したときにヒー
タをオンして沸騰モードを開始させることにより、この
沸騰モードの開始が、常に加熱開始時点の内容液温度の
違いに対応してなされて、内容液温度の違いの影響がな
いのは勿論、内容液温度に応じた沸騰必要時間を満足し
て沸騰モードを開始させるのに、常に加熱開始時点の内
容液温度に従ってなされるので、沸騰モードを開始する
時点を内容液温度に従って設定した時点と、沸騰モード
を開始させる時点とでの内容液の温度が変化するような
問題なしに、内容液の各種温度に見合う沸騰所要時間を
過不足無く満足し、内容液をタイマ設定時刻付近で沸騰
を終了させられるので、沸騰が遅れてこれを待ったり、
沸騰が早すぎ、再沸騰操作をして、さらに再沸騰が完了
するまで待ったりしなければならないような不都合を解
消することができるし、沸騰が早期に終了して、タイマ
設定時刻まで内容液を保温するための無駄な加熱が必要
になったり、沸騰状態の内容液を得るために、再沸騰を
行うための無駄な加熱が必要になったりするようなこと
を回避することもできる。
【0012】
【実施例】以下本考案の一実施例を図を参照して詳細に
説明する。
【0013】本実施例は湯沸かし可能でかつ非加圧タイ
プの電動ポンプによって内容液を注出する電気ポットの
場合を示している。図1に示すように、ヒータ61が底
部下面に当てがわれた内容器2を外装ケース3内に収容
して器体1を構成している。
【0014】内容器2は外装ケース3の上端に無理嵌め
した合成樹脂製の肩部材4によって上端フランジを受け
られている。
【0015】そして外装ケース3の下端には合成樹脂製
の底環5が当てがわれ、この底環5と前記内容器2の底
部とを図示しない連結金具によって連結し外装ケース
3、内容器2および底環5の相互を一体化している。底
環5の開口には底蓋10が複数の爪の嵌め合わせと一箇
所でのビス止めにて取付られ、この底蓋10の下面外周
部には、それに設けられた複数の爪8によって回転座体
9が回転可能に嵌め付けられ、器体1を定置したとき回
転座体9上で器体3を回転させられるようになってい
る。
【0016】内容器2の底部には内容液を注出する注出
路11が接続されている。この注出路11は内容器2と
外装ケース3との間の空間で、肩部材4の前部に設けら
れた嘴状突出部12内にまで立ち上がり、この部分でU
字状に屈曲して吐出口19が下向きに開口している。注
出路11の内容器2よりも下になった部分には、注出路
11に流入する内容液を前記吐出口19に送り出す注出
ポンプ13が設けられ、モータ14によって駆動するよ
うにしている。
【0017】前記吐出口19から吐出される内容液は一
旦大気に開放された後、前記嘴状突出部12の下側に当
てがい外装ケース3の前部に取付た下カバー15に設け
られた注液ガイド16に受けられ、注液ガイド16に案
内されて注液される。注液ガイド16は2重パイプ構造
をなし、前記吐出内容液が大気に開放され易く、かつ注
液時に外気を吸入して破泡網20とともに注液を細かな
泡状にして極く静かにしかも跳ね返りがないようにして
注液できるようにしている。
【0018】注液ガイド16は下カバー15へはそれに
設けられている開口への螺合部18によって着脱自在に
取付られている。また注出路11の立ち上がり部は内容
器2と同じ液位となるのを利用して液量を静電容量方式
やフォトセンサ方式で検出する液量検出部21が3つの
フォトセンサによる3点検出方式で設けられている。
【0019】注出路11の屈曲部のすぐ上流側には転倒
時止水弁22が設けられている。
【0020】内容器2の底部下には金具23を利用して
遮熱板24がビス止めされ、この遮熱板24と、ヒータ
61の裏側との間に抑えばね28を挟み込み、これによ
ってヒータ61を内容器2の底部下面に押し当ててい
る。遮熱板24の一部に前記モータ14が取付けられて
いる。
【0021】ヒータ61の中央の透孔には内容液の温度
を感知する温度センサ33が設けられ、遮熱板24にビ
ス止めされた保持板35が前記温度センサ33を遮熱壁
を介し保持している。
【0022】底環5には回路収容ボックス41が設けら
れている。回路収容ボックス41は底環4に一体成形し
た蓋部42と、この蓋部42に下方より当てがい取付け
た容器部44とからなる。容器部44と蓋部42との相
互間の合わせ目にはシールパッキング47が挟み込まれ
て回路収容ボックス42を密封容器としている。これに
より回路収容ボックス41に収容される回路基板48の
防水が充分になる。
【0023】器体1の上端には器体蓋62が設けられて
いる。器体蓋62はその後部で肩部材4にヒンジピン6
3によって開閉可能に枢着されている。この枢着は肩部
材4に着脱自在に嵌め合わせた軸受部材64に対して行
い、軸受部材64の着脱によって器体蓋62を着脱でき
るようにしている。これによって器体1内の洗浄や、内
容液の給排が容易となる。
【0024】軸受部材64は肩部材4の凹部65内に上
方より挿入され、凹部65内の係止部66に樹脂ばね片
164が弾性係合することにより不用意な脱落が防止さ
れる。軸受部材64を装着状態に確実に係止し、またこ
れを解除するためには、凹部65内に挿入された軸受部
材64の一部にフック部が弾性係合するロック部材67
が設けられ、この係止を解除するにはロック部材67を
ばね221に抗して係止解除方向にスライドさせるよう
になっている。
【0025】器体蓋62は軸受部材64との間でばね6
8によって開き方向に付勢され、閉じ状態は器体蓋62
の前端部に設けられたロック部材69がばね71の付勢
によって肩部材4の一部に設けた係止部72に係合する
ことによりロックされる。
【0026】ロック部材69は器体蓋62の裏板82上
面に形成された突起83によって進退を案内される。
【0027】ロック部材72の斜面75には、器体蓋6
2内の軸受201に対し軸76によって後部を枢着され
たロック解除レバー77の先端部の突起78が当接して
いる。このロック解除レバー77は前記ロック部材69
がばね71によって前記係合位置に進出されていると
き、前記斜面75によって突起78を介し上方に押上げ
られていて、先端部の操作部79が器体蓋62の上面開
口81から器体蓋62の表面と面一な状態に露出してい
る。
【0028】この状態で操作部79が押し下げられると
ロック解除レバー77は反時計方向に回動され突起78
によってロック部材69の斜面75を押動し、ロック部
材69をばね68に抗して後退させ前記係止部72との
係合を外す。このため器体蓋62の閉じ状態へのロック
が解除される。このロック解除が完了する時点では、ロ
ック解除レバー77と器体蓋62との間にはロックを解
除する方向の遊びがあり、器体蓋62はロック解除レバ
ー77が押圧操作から解放されているかどうかに係わり
なく前記ばね68によって開き方向に少し回動される。
【0029】これによってロック部材69は前記係止部
72の位置から上方に少しずらされるので、前記ロック
解除とともに操作部79から手を離す自然な操作によっ
て、ロック部材69が再度係止部72に係合するような
ことなしに、器体蓋62がばね68によって自動的に全
開状態まで開かれるようにしている。
【0030】ロック解除レバー77には安全部材111
が働かされている。安全部材111は器体蓋62にロッ
ク解除レバー77の長手方向にスライドできるように支
持されている。そして操作部112によりスライド操作
されると、係止部113がロック解除レバー77の先端
部の下に進退され、先端部の下に進入しているときロッ
ク解除レバー77の可動を阻止し、不用意なロック解除
が行われないようにしている。
【0031】器体蓋62の後部には前記軸受部材64の
外周部に圧接するばね片84がビス85によって取付け
られている。このばね片84は器体蓋62の開閉動作の
際に軸受部材64の外周に摺接し、器体蓋62がばね6
8によって開かれるときの開き動作に制動を及ぼす。し
たがって器体蓋62は前記ロック解除の際の自動的な開
き動作がゆっくりとした動作で行われる。
【0032】器体蓋62の裏板82の下面には内容器2
の後部を閉じる金属製の内蓋85が当てがわれ、図示し
ない位置にてビス止めされている。内蓋85の外周と裏
板82との間には内容器2の口縁に対向するシールパッ
キング86が挟持されており、器体蓋62が閉じられる
と内蓋85はこのシールパッキング86部で内容器2の
口縁に接し、内容器2を閉じる。
【0033】内蓋85と裏板82との間には内容器2内
で発生する蒸気を外部に逃がす蒸気通路87が設けられ
ている。蒸気通路87は内蓋85に内容器2側への開口
88を持ち、器体蓋62の後部側の上面に外部への開口
89を持っている。開口88部には裏板82に下方より
嵌め付けた弁室91が設けられ、これに器体1が転倒し
たときに閉じる転倒時止水弁92が設けられている。
【0034】この弁室91の直ぐ下流側には器体蓋62
の上部にまで達する広い空間を持った第1の溜り部93
が設けられ、器体1が左右のどちらかに転倒して内容液
が前記転倒時止水弁92によっても止められずに蒸気通
路87を通じて流出しようとするとき、この流出しよう
とする内容液を第1の溜り部93に溜め込み、内容液が
溢れ出るまで下流側への流出を抑え、また防止するよう
にしている。
【0035】これにより内容液の外部への流出が抑制さ
れ、外部に流出するまでに器体1を正常な状態に戻す時
間的な余裕を充分に与えることができる。このために第
1の溜り部93から下流側への流出口94の通路断面積
を小さくし、かつこの流出口94に対し第1の溜り部9
3の形状を器体1の左右両方向と、器体蓋62の上面側
とに拡がりを持つようにするなど種々の工夫がなされ
る。
【0036】第1の溜り部93の流出口94の下流側に
は開口89よりも後方に拡がった第2の溜り部95が設
けられている。この第2の溜り部95は前記開口89よ
りも後方に拡がっているので、器体1が後方に倒れて内
容液が第1の溜り部94に溜まらずに流出してきても、
これを開口89よりも低い第2の溜り部95に溜め込
み、開口89から外部に流出するのを遅らせ、また防止
する。
【0037】第2の溜り部95の下には横向きの開口9
6によって通じた補助溜り部97も設けられている。こ
の補助溜り部97は流出しようとする内容液が第1、第
2の各溜り部94、95をオーバーフローするような場
合でも、これを受け入れて溜め込むことができ、前記オ
ーバーフローによる内容液の外部への流出をさらに抑え
る。
【0038】第2の溜り部95の後部にはドレン口98
が設けられ、器体蓋62が開かれたとき、第1、第2、
補助の各溜り部94、95、97に溜め込まれた内容液
が器体1の内容器2内に流下されるようにしている。し
かしこのドレン口98は器体1の閉じ状態で開放状態に
あると、器体1の転倒時に内容液が蒸気通路87に流出
してきたとき、ドレン口98を通じて器体1と器体蓋6
2との間に流出してしまう。
【0039】これを解消するのにドレン口98にシール
リップ99を設け、これが器体蓋62の閉じ状態のとき
肩部材4の内面に圧接することによりドレン口98がシ
ールリップ99と肩部材4の内面とによって閉じられる
ようにしている。
【0040】前記回路基板48に装備された制御回路1
00はマイクロコンピュータ101を利用したものであ
る。嘴状突出部12の上面に設けた操作パネル201に
設けられる注出操作キー102は圧力センサ103を押
圧操作するように設けられており、注出操作時の押圧力
の差を圧力センサ103によって電気的信号に変換して
マイクロコンピュータ101に入力することにより、前
記注出ポンプ13の駆動電圧を切換えて注出流量を増減
制御するようにしている。
【0041】操作パネル201は図2に示す通りであ
り、前記注出操作キー102の他、再沸騰・カルキ除去
設定キー104、タイマ設定キー105、注出ロック・
解除キー106と、液量の表示部107、沸騰、カルキ
除去、保温の各表示部108〜110、タイマ設定時刻
の表示部111a〜111gが設けられている。
【0042】再沸騰・カルキ除去キー104と、注出ロ
ック・解除キー106とは、操作される毎に設定モード
がロータリー式に変化するようにされている。注出可表
示部116も設けられている。なお各表示部108〜1
13、116はLEDからなる。
【0043】回路基板115はいわゆるプリント基板か
らなり、前記各電子、電気部品を部品実装機により自動
実装され、プリント回路に接続されている。そして必要
な外部接続のための端子群211が、回路基板115の
一側に一定のピッチで配設されている。したがってこの
端子群216を介し前記各電気、電子部品と他との電気
的接続が簡易に行われる。
【0044】図3は制御回路を示し、マイクロコンピュ
ータ101には図に示すように前記各種入出力に関する
電気、電子部品がA/D変換機301、302やスイッ
チ回路303、駆動回路304、表示回路305を介し
適宜接続されている。
【0045】以下動作制御について説明する。図4は主
な動作制御を示すメインルーチンのフローチャートであ
り、電源オンによってまずステップ#1の初期設定が行
われた後、各種の入出力に応じた処理が行われる(ステ
ップ#2)。次で沸騰処理(ステップ#3)がコールさ
れ、内容液が保温温度よりも低いとき、つまり給水初期
や内容液の注ぎ足しによって温度が低い場合、また再沸
騰・カルキ除去キー104によって再沸騰が設定された
場合に、内容液を沸騰まで加熱するようにヒータ61に
よる加熱を制御する沸騰モードが実行される。
【0046】続いて保温処理(ステップ#4)がコール
され、初期沸騰ないしは再沸騰の後内容液を所定温度に
保温するようにヒータ61による加熱を制御する保温モ
ードが実行される。
【0047】さらに続いてタイマ処理(ステップ#5)
がコールされ、タイマ設定キー105によってタイマ設
定モードが選択されている場合、沸騰動作開始時刻をタ
イマ設定時刻にて内容液を沸騰させるように沸騰モード
の開始を遅延させるように制御する。そしてこの場合、
タイマ設定モードが選択されたとき、ヒータ61を一旦
オフして沸騰モードの開始を待機させ、この待機中、所
定の残り時間ごとに、そのときの残り時間と内容液の温
度とが、予め設定された内容液の温度と沸騰までに要す
る沸騰所要時間との関係を満足したかどうかを判定し、
満足した時にヒータ61をオンして沸騰モードを開始さ
せるようにする。
【0048】したがって、タイマ設定モードが選択され
ると、ヒータ61を一旦オフして内容液の無駄な加熱を
防止しながら、タイマ設定時刻に対する所定の残り時間
ごとに、そのときの残り時間と内容液の温度とが、予め
設定された内容液の温度と沸騰までに要する沸騰所要時
間との関係を満足するまで、沸騰モードの開始時点を遅
延し、前記関係を満足したときにヒータ61をオンして
沸騰モードを開始させることにより、この沸騰モードの
開始が、常に加熱開始時点の内容液温度の違いに対応し
てなされて、内容液温度の違いの影響がないのは勿論、
内容液温度に応じた沸騰必要時間を満足して沸騰モード
を開始させるのに、常に加熱開始時点の内容液温度に従
ってなされるので、沸騰モードを開始する時点を内容液
温度に従って設定した時点と、沸騰モードを開始させる
時点とでの内容液の温度が変化するような問題なしに、
内容液の各種温度に見合う沸騰所要時間を過不足無く満
足し、内容液をタイマ設定時刻付近で沸騰を終了させら
れるので、沸騰が遅れてこれを待ったり、沸騰が早す
ぎ、再沸騰操作をして、さらに再沸騰が完了するまで待
ったりしなければならないような不都合を解消すること
ができるし、沸騰が早期に終了して、タイマ設定時刻ま
で内容液を保温するための無駄な加熱が必要になった
り、沸騰状態の内容液を得るために、再沸騰を行うため
の無駄な加熱が必要になったりするようなことを回避す
ることもできる。
【0049】次でカルキ除去処理(ステップ#6)がコ
ールされ、再沸騰・カルキ除去キー104がカルキ除去
モードに操作されている場合、ステップ#3での沸騰動
作を所定時間継続させるように制御するが、沸騰継続の
後半部でのヒータの通電容量を小さくし、カルキ除去を
満足しながら省エネを図るようにしてある。
【0050】次にポンプ処理サブルーチン(ステップ#
7)がコールされ、注出操作部102による圧力センサ
103の押圧力に応じた注出流量を設定し、この設定注
出流量を得るように注出ポンプ13のモータ14を駆動
する。
【0051】最後にその他の処理(ステップ#8)を終
えて後ステップ#2に戻り、以後上記制御を繰り返す。
【0052】図5はタイマ設定処理サブルーチンの具体
的なフローチャートを示している。
【0053】本処理は下表に示すような予め設定される
液温とこれに対応する沸騰所要時間との関係を利用して
いる。
【0054】
【表1】
【0055】前記各沸騰所要時間に相当する所定の各残
り時間40分、20分、15分、10分、5分になる都
度、そのときの残り時間と内容液の温度とが、予め設定
された内容液の温度と沸騰までに要する沸騰所要時間と
の関係を満足するかどうかを判定し、換言すると、その
ときの残り時間を沸騰所要時間とするに適当な現内容液
温度であるかどうかを判定し、適当な液温であるときに
沸騰モードを開始させ、タイマの設定時刻の時点で内容
液の沸騰が終了するようにしている。
【0056】詳しくは、タイマ設定モードであると(ス
テップ#10)、先ずタイマ設定モード表示をオンし、
タイマ設定時刻までの残り時間の減算を開始するととも
に保温、湯沸かし両ヒータをオフする(ステップ♯11
〜♯13)。
【0057】次に、所定の残り時間が、内容液温度が2
0℃までであるのに対応した沸騰所要時間である40
分、内容液温度が20〜40℃であるのに対応した沸騰
所要時間である20分、内容液温度が40〜60℃であ
るのに対応した沸騰所要時間である15分、内容液温度
が60〜80℃であるのに対応した沸騰所要時間である
10分、内容液温度が80〜100℃であるのに対応し
た沸騰所要時間である5分になる都度、前記判定を以下
のように行っている。
【0058】まず、沸騰所要時間が最長の40分である
のに対応して、前記減算中の残り時間が40分になるの
を待ち、このときの内容液温度が前記残り時間に対応し
た20℃以下であるかどうかを判別する(ステップ♯1
4、♯15)。
【0059】そうであるとステップ♯24に移行して、
湯沸かしヒータをオンして沸騰モードを開始する。これ
により20℃以下である内容液は、40分後のタイマ設
定時刻時点でほぼ沸騰されるようにすることができ、沸
騰の終了がタイマ設定時刻と大きくずれるようなことを
回避することができる。
【0060】ステップ♯14で20℃以下でなければ、
次に長い沸騰所要時間が約20分であるのに対応して、
残り時間が20分になるのを待ち、このときの内容液温
度が前記残り時間に対応した20〜40℃であるかどう
かを判別する(ステップ♯16、♯17)。
【0061】そうであると、ステップ♯24に移行して
湯沸かしヒータをオンして沸騰モードを開始し、前記同
様にタイマ設定時刻に内容液が沸騰を終了するようにす
る。
【0062】以下同様に、残り時間が15分のときは内
容液温度が40〜60℃かどうか、10分のときは60
〜80℃かどうか、5分のときは80〜100℃がどう
かを判別し(ステップ♯18〜♯23)、肯定的で有る
場合はその時点で湯沸かしヒータを通電して沸騰モード
を開始することにより、いずれの液温である場合も内容
液をタイマ設定時刻時点でほぼ沸騰させることができ
る。なお液温が100℃の場合の沸騰モードは、内容液
の確実な沸騰状態を得るためのものである。
【0063】最後に、ステップ♯23で否定的であれ
ば、内容液は100℃を越えた沸騰状態にあることにな
る。
【0064】したがって、液温が100℃を越えている
場合と、それ以下で沸騰モードによって内容液が沸騰し
た場合に(ステップ♯23、♯25、♯26)、湯沸か
しヒータをオフするとともに、タイマ表示をオフしてタ
イマ設定モードが解除されたことを表示し、メインルー
チンにリターンする。
【0065】図7の実線は、内容液を90℃に保温して
いる状態で、午後6時の時点にて、一時間後の午後7時
に沸騰した内容液が得られるようにタイマ設定した場合
の、内容液の温度変化と動作状態を示し、図7の一点鎖
線は、内容液が室温17℃程度に安定する状態で、午後
6時に沸騰した内容液が得られるように数時間前にてタ
イマ設定した場合の、内容液の温度変化と動作状態を示
している。
【0066】また図7に示すように、60Wの保温ヒー
タと845Wの湯沸かしヒータとを同時にオンした90
5Wの通電容量にて湯沸かしの大半を行い、内容液が9
0℃に到達した後は、湯沸かしヒータのみの845Wの
通電容量に抑えて最終段階の湯沸かしを最小限の通電容
量にて達成し、省エネを達成することができるようにし
てある。
【0067】なお図5の制御において、内容液の液量を
も液温とともに考慮し、沸騰がタイマ設定時刻にて終了
するように制御することもできる。
【0068】図6はカルキ除去処理サブルーチンのフロ
ーチャートを示し、カルキ除去モードであるとカルキ除
去モード表示をオンし(ステップ♯30、♯31)、さ
らに沸騰が終了することを条件に液量データを読み込ん
で、液量に見合ったカルキ除去時間分のカルキ除去タイ
マTを設定し(ステップ♯32〜♯33)、カルキ除去
タイマTをスタートさせる(ステップ♯34)。
【0069】次いで、カルキ除去タイマTが2/3のカ
ウントを終了するまで湯沸かしヒータを通電状態に保っ
て、内容液が確実にかつ十分に沸騰し続けるように配慮
した後(ステップ♯35、♯36)、湯沸かしヒータを
オフするとともにカルキタイマTが残りの1/3のカウ
ントを終了するまで保温ヒータのみをオンして、内容液
の沸騰を余熱等により数十秒間続けられるようにして、
この間の省エネが達成されるようにしてある。
【0070】この場合のヒータの通電状態と内容液の温
度変化とを図7の一点鎖線の動作状態に対応して示して
ある。もっとも図7ではカルキ除去処理がタイマ設定時
刻後に行われるようになっている。しかしカルキ除去処
理までがタイマ設定時刻に終了するようにすることがで
きる。
【0071】図8は本発明の第2の実施例を示し、液温
に応じて沸騰モード開始時点の設定を行うとともに、沸
騰モードに際して液量に応じてヒータの通電容量を調整
する方式にて、液温および液量の変化の影響なしに、タ
イマ設定時刻に内容液の沸騰が終了するようにしてい
る。
【0072】タイマ設定モードであると(ステップ♯4
1)、タイマ設定モード表示をオンした後、液温データ
を取り込み、データテーブルを参照して取り込んだ液温
データに見合う、タイマ設定時刻にて内容液の沸騰を終
了し得る沸騰モード開始時点を決定する(ステップ♯4
2〜♯44)。
【0073】次いでタイマ設定時刻に対する沸騰モード
開始時点が来るまで待ち(ステップ♯45)、沸騰モー
ド開始時点に達するとヒータをオンして沸騰モードを開
始するとともに、液量データを取り込み、前記ヒータの
通電容量を取り込んだ液量データに応じて設定し(ステ
ップ♯46〜♯50)、内容液の液温にのみ応じて設定
された沸騰モード開始時点によるだけでは、内容液の液
量の違いによってタイマ設定時刻に内容液の沸騰が終了
しないことがあるのを、再調整できるようにしている。
【0074】
【考案の効果】本考案の電気貯湯容器によれば、タイマ
設定モードが選択されると、ヒータを一旦オフして内容
液の無駄な加熱を防止しながら、タイマ設定時刻に対す
る所定の残り時間ごとに、そのときの残り時間と内容液
の温度とが、予め設定された内容液の温度と沸騰までに
要する沸騰所要時間との関係を満足するまで、沸騰モー
ドの開始時点を遅延し、前記関係を満足したときにヒー
タをオンして沸騰モードを開始させることにより、この
沸騰モードの開始が、常に加熱開始時点の内容液温度の
違いに対応してなされて、内容液温度の違いの影響がな
いのは勿論、内容液温度に応じた沸騰必要時間を満足し
て沸騰モードを開始させるのに、常に加熱開始時点の内
容液温度に従ってなされるので、沸騰モードを開始する
時点を内容液温度に従って設定した時点と、沸騰モード
を開始させる時点とでの内容液の温度が変化するような
問題なしに、内容液の各種温度に見合う沸騰所要時間を
過不足無く満足し、内容液をタイマ設定時刻付近で沸騰
を終了させられるので、沸騰が遅れてこれを待ったり、
沸騰が早すぎ、再沸騰操作をして、さらに再沸騰が完了
するまで待ったりしなければならないような不都合を解
消することができるし、沸騰が早期に終了して、タイマ
設定時刻まで内容液を保温するための無駄な加熱が必要
になったり、沸騰状態の内容液を得るために、再沸騰を
行うための無駄な加熱が必要になったりするようなこと
を回避することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す電気ポットの縦断
面図である。
【図2】図1の電気ポットの操作パネルの平面図であ
る。
【図3】図1の電気ポットの制御回路のブロック図であ
る。
【図4】図1の電気ポットの主な動作制御のメインルー
チンを示すフローチャートである。
【図5】図4のタイマ設定サブルーチンのフローチャー
トである。
【図6】図4のカルキ除去サブルーチンのフローチャー
トである。
【図7】図5、図6に示す処理での内容液の温度変化と
動作状態を示すフラフである。
【図8】本考案の第2の実施例を示すタイマ設定サブル
ーチンのフローチャートである。
【符号の説明】 1 器体 21 液量検出部 61 ヒータ 33 温度センサ 100 制御回路 101 マイクロコンピュータ 105 タイマ設定キー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内容液をヒータの加熱により沸騰させる
    沸騰モードと、内容液をヒータの加熱により所定の温度
    に保温する保温モードと、タイマの設定時刻に内容液が
    沸騰するように沸騰モードの開始時点を遅延させるタイ
    マ設定モードとを備えた電気貯湯容器において、 内容液の温度を検出する手段と、タイマ設定モードを選
    択する手段と、タイマ設定モードが選択されたとき、ヒ
    ータを一旦オフして沸騰モードの開始を待機させ、この
    待機中、所定の残り時間ごとに、そのときの残り時間と
    内容液の温度とが、予め設定された内容液の温度と沸騰
    までに要する沸騰所要時間との関係を満足したかどうか
    を判定し、満足した時にヒータをオンして沸騰モードを
    開始させる手段とを設けたことを特徴とする電気貯湯容
    器。
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JPH01175629U (ja) * 1988-05-26 1989-12-14
JPH03121023A (ja) * 1989-10-04 1991-05-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気湯沸かし器
JPH03191929A (ja) * 1989-12-20 1991-08-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気湯沸かし器

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JPH0652725U (ja) 1994-07-19

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