JPH0745046B2 - 多段圧延機 - Google Patents
多段圧延機Info
- Publication number
- JPH0745046B2 JPH0745046B2 JP14105789A JP14105789A JPH0745046B2 JP H0745046 B2 JPH0745046 B2 JP H0745046B2 JP 14105789 A JP14105789 A JP 14105789A JP 14105789 A JP14105789 A JP 14105789A JP H0745046 B2 JPH0745046 B2 JP H0745046B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- crown
- rolls
- rolling mill
- elongation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B13/00—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories
- B21B13/14—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories having counter-pressure devices acting on rolls to inhibit deflection of same under load; Back-up rolls
- B21B13/147—Cluster mills, e.g. Sendzimir mills, Rohn mills, i.e. each work roll being supported by two rolls only arranged symmetrically with respect to the plane passing through the working rolls
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、優れた平坦度制御機能を有する20段相当の
多段圧延機に関するものである。
多段圧延機に関するものである。
(従来の技術) ステンレス鋼およびけい素鋼などの難加工性材料の冷間
圧延は、多くの場合、12段、20段といった多段圧延機で
行われている。このような多段圧延機では、ワークロー
ルを小径化できるので、従来の縦型配列の圧延機に比べ
て小さい圧延荷重で高圧下が可能という利点がある。し
かしながら一方で、ワークロールを小径にするとロール
のたわみが大きくなるため、圧延材の形状不良が発生し
易いという欠点があった。
圧延は、多くの場合、12段、20段といった多段圧延機で
行われている。このような多段圧延機では、ワークロー
ルを小径化できるので、従来の縦型配列の圧延機に比べ
て小さい圧延荷重で高圧下が可能という利点がある。し
かしながら一方で、ワークロールを小径にするとロール
のたわみが大きくなるため、圧延材の形状不良が発生し
易いという欠点があった。
そこで従来から、かような形状不良の発生を防止すべ
く、種々の解決策が提案されている。
く、種々の解決策が提案されている。
その一つとして、最外側のバックアップロールを軸方向
に複数に分割し、各分割ロールの変位量を調整すること
によって圧延材の形状制御を行う方法がある。しかしな
がらこの方法では、バックアップロールとワークロール
との間に中間ロールが数多く存在すればするほど、その
効力は減殺されるために、12段や20段のような多くの中
間ロールをそなえる多段圧延機では、その能力を十分に
発揮することはできなかった。
に複数に分割し、各分割ロールの変位量を調整すること
によって圧延材の形状制御を行う方法がある。しかしな
がらこの方法では、バックアップロールとワークロール
との間に中間ロールが数多く存在すればするほど、その
効力は減殺されるために、12段や20段のような多くの中
間ロールをそなえる多段圧延機では、その能力を十分に
発揮することはできなかった。
この点を改善するものとして、特公昭58−50108号公報
等にて、ワークロールベンダーや中間ロールベンダー
を、上記のバックアップロールの変位量調整法と併用す
る方法が提案された。しかしながらこの方法は、装置が
複雑になるという欠点のほか、ロールが細くなるほど、
またロールバレルが長くなるほどベンディング力は中央
部まで作用しなくなるため、制御力は圧延材端部のみに
留まるという問題があった。
等にて、ワークロールベンダーや中間ロールベンダー
を、上記のバックアップロールの変位量調整法と併用す
る方法が提案された。しかしながらこの方法は、装置が
複雑になるという欠点のほか、ロールが細くなるほど、
またロールバレルが長くなるほどベンディング力は中央
部まで作用しなくなるため、制御力は圧延材端部のみに
留まるという問題があった。
また特公昭63−207405号公報等には、中間ロールの片側
端部を先細り形状とし、それぞれ単独に軸方向にシフト
する方法が提案されている。しかしながらこの方法にお
いても、制御力が及び範囲はテーパー部周辺だけであ
り、しかも鋼種および板幅などに応じて逐一テーパー形
状の変更を要するといった煩雑さが加わる。
端部を先細り形状とし、それぞれ単独に軸方向にシフト
する方法が提案されている。しかしながらこの方法にお
いても、制御力が及び範囲はテーパー部周辺だけであ
り、しかも鋼種および板幅などに応じて逐一テーパー形
状の変更を要するといった煩雑さが加わる。
さらに特公昭63−30104号公報等では、ロールに3次式
で近似できるSクラウンを付与し、かつ軸方向にシフト
可能とした縦型配列の圧延機が提案されている。しかし
ながらこの方法にしても、制御できるのは圧延材の端部
および中央部だけであり、クオーター伸び、さらには腹
伸びや耳伸びなどが混合した複合伸びの制御については
無力に等しかった。
で近似できるSクラウンを付与し、かつ軸方向にシフト
可能とした縦型配列の圧延機が提案されている。しかし
ながらこの方法にしても、制御できるのは圧延材の端部
および中央部だけであり、クオーター伸び、さらには腹
伸びや耳伸びなどが混合した複合伸びの制御については
無力に等しかった。
(発明が解決しようとする課題) この発明は、上記の問題を有利に解決するもので、単純
な腹伸び、耳伸びはいうまでもなく、クオーター伸びや
耳腹複合伸びなどの複雑な形状不良、さらにはエッジド
ロップの修正が可能な、優れた形状制御能力をそなえる
20段相当の多段圧延機を提案することを目的とする。
な腹伸び、耳伸びはいうまでもなく、クオーター伸びや
耳腹複合伸びなどの複雑な形状不良、さらにはエッジド
ロップの修正が可能な、優れた形状制御能力をそなえる
20段相当の多段圧延機を提案することを目的とする。
(課題を解決するための手段) すなわちこの発明は、一対のワークロールの背後に、そ
れぞれ複数の第1中間ロール、第2中間ロールおよびバ
ックアップロールを順次に配置した多段圧延機におい
て、 該ワークロール、第1中間ロールおよび第2中間ロール
からなるロール群の中から選んだ少なくとも2本一組の
ロールに、片側端部が先細り状となるクラウンを付与す
る一方、同じく上記ロール群の中から選んだ他の少なく
とも2本一組のロールに、互いに同じ波形曲線の少なく
とも1波長分にわたるロールクラウンを、さらに他の少
なくとも2本一組のロールに、互いに同じ波形曲線の少
なくとも2波長分にわたるロールクラウンをそれぞれ付
与し、 しかも上記の各クラウン付与ロール対それぞれにつき、
ロール軸方向が互いに逆向きとなる配置とし、かつロー
ル軸方向への移動可能としてミルハウジングに組み込ん
だことからなる多段圧延機である。
れぞれ複数の第1中間ロール、第2中間ロールおよびバ
ックアップロールを順次に配置した多段圧延機におい
て、 該ワークロール、第1中間ロールおよび第2中間ロール
からなるロール群の中から選んだ少なくとも2本一組の
ロールに、片側端部が先細り状となるクラウンを付与す
る一方、同じく上記ロール群の中から選んだ他の少なく
とも2本一組のロールに、互いに同じ波形曲線の少なく
とも1波長分にわたるロールクラウンを、さらに他の少
なくとも2本一組のロールに、互いに同じ波形曲線の少
なくとも2波長分にわたるロールクラウンをそれぞれ付
与し、 しかも上記の各クラウン付与ロール対それぞれにつき、
ロール軸方向が互いに逆向きとなる配置とし、かつロー
ル軸方向への移動可能としてミルハウジングに組み込ん
だことからなる多段圧延機である。
またこの発明は、上記の圧延機にロールベンディング装
置を組み込んだ多段圧延機である。
置を組み込んだ多段圧延機である。
この発明において、ロールに付与すべき1波長分または
2波長分の波形曲線としては、正弦曲線から1ピッチ分
または2ピッチ分を取り出したもの、また3次以上の高
次関数から同じく1ピッチ分または2ピッチ分を取り出
したもの、さらにはそれらの近似曲線が有利に適合する
が、中でも正弦曲線から1ピッチ分または2ピッチ分を
取り出したものならびにその近似曲線がとりわけ好適で
ある。
2波長分の波形曲線としては、正弦曲線から1ピッチ分
または2ピッチ分を取り出したもの、また3次以上の高
次関数から同じく1ピッチ分または2ピッチ分を取り出
したもの、さらにはそれらの近似曲線が有利に適合する
が、中でも正弦曲線から1ピッチ分または2ピッチ分を
取り出したものならびにその近似曲線がとりわけ好適で
ある。
以下、この発明を図面に基づいて具体的に説明する。
第1図aおよびbに、この発明に従う多段圧延機のロー
ル配置を、側面および正面で示す。
ル配置を、側面および正面で示す。
同図において、1は圧延材、2はワークロール、3は第
1中間ロール、4は第2中間ロール、5は分割式のバッ
クアップロールであり、圧延材1を挟んで、上下に一対
のワークロール2が配置され、これらのワークロール2
の背後にそれぞれ2本ずつ合計4本の第1中間ロール3
が、また第1中間ロール3の背後には上下各3本ずつ合
計6本の第2中間ロール4が、さらに第2中間ロール4
の背後には分割式バックアップロール5が上下各4本ず
つ合計8本設置されていて、これらで20段圧延機を構成
している。
1中間ロール、4は第2中間ロール、5は分割式のバッ
クアップロールであり、圧延材1を挟んで、上下に一対
のワークロール2が配置され、これらのワークロール2
の背後にそれぞれ2本ずつ合計4本の第1中間ロール3
が、また第1中間ロール3の背後には上下各3本ずつ合
計6本の第2中間ロール4が、さらに第2中間ロール4
の背後には分割式バックアップロール5が上下各4本ず
つ合計8本設置されていて、これらで20段圧延機を構成
している。
なお、6はロールベンディング装置である。
このうちワークロール2には、片側端部が先細り状とな
るロールクラウンが、また第1中間ロール3には、正弦
曲線1ピッチ分で近似できる波形曲線からなるロールク
ラウンが付与され、それぞれロール軸方向にシフト可能
な構造となっている。さらに第1図に斜線で示した第2
中間ロール4には、正弦曲線2ピッチ分で近似できる波
形曲線からなるロールクラウンが付与され、同じくロー
ル軸方向にシフト可能な構造となっている。
るロールクラウンが、また第1中間ロール3には、正弦
曲線1ピッチ分で近似できる波形曲線からなるロールク
ラウンが付与され、それぞれロール軸方向にシフト可能
な構造となっている。さらに第1図に斜線で示した第2
中間ロール4には、正弦曲線2ピッチ分で近似できる波
形曲線からなるロールクラウンが付与され、同じくロー
ル軸方向にシフト可能な構造となっている。
ここに片テーパークラウンならびに正弦曲線1ピッチ分
または2ピッチ分で近似できる波形曲線を付与すべきロ
ールは、上記の例だけに限るものではなく、ワークロー
ル2、第1中間ロール3および第2中間ロール4全ての
中から自由に選択、組合わせが可能である。
または2ピッチ分で近似できる波形曲線を付与すべきロ
ールは、上記の例だけに限るものではなく、ワークロー
ル2、第1中間ロール3および第2中間ロール4全ての
中から自由に選択、組合わせが可能である。
また付与すべき波形曲線は、上記したような正弦曲線や
その近似曲線のほか、3次以上の高次式から座標原点を
挟んで2ピッチ分または2ピッチ分を取り出した波形曲
線、さらにはその近似曲線であっても良い。
その近似曲線のほか、3次以上の高次式から座標原点を
挟んで2ピッチ分または2ピッチ分を取り出した波形曲
線、さらにはその近似曲線であっても良い。
さらにロールのシフト装置は、油圧式でも電機式でも何
れでも良い。
れでも良い。
(作用) 第2図a〜dに、片側端部に先細り研削を施した片テー
パーロールをロール軸方向に逆向きに設置し、軸方向に
シフトした場合におけるロールギャップ変化を示す。
パーロールをロール軸方向に逆向きに設置し、軸方向に
シフトした場合におけるロールギャップ変化を示す。
同図から明らかなように、先細り研削表面で圧延される
被圧延材縁部の長さ(x)の設定値を変えることによっ
て板縁部の板厚を調整することができるので、エッジド
ロップ軽減制御を効果的に行うことができる。
被圧延材縁部の長さ(x)の設定値を変えることによっ
て板縁部の板厚を調整することができるので、エッジド
ロップ軽減制御を効果的に行うことができる。
つぎに第3図a〜cに、正弦曲線1ピッチ分で近似でき
る波形ロールクラウンを付与したロール対を、ロール軸
方向に逆向きに設置し、軸方向にシフトした場合におけ
るロールギャップ変化を示す。
る波形ロールクラウンを付与したロール対を、ロール軸
方向に逆向きに設置し、軸方向にシフトした場合におけ
るロールギャップ変化を示す。
同図aは、該ロール対を対向配置とし、軸方向でロール
ギャップを一定とした場合である。同図bは、aの状態
から各ロールを矢印の方向に移動させた場合であるが、
中央部で広く、端部で狭くなるロールギャップになって
いる。また同図cは、同図bとは逆の方向に各ロールを
移動させた場合であるが、中央部で狭く端部で広いロー
ルギャップになっている。
ギャップを一定とした場合である。同図bは、aの状態
から各ロールを矢印の方向に移動させた場合であるが、
中央部で広く、端部で狭くなるロールギャップになって
いる。また同図cは、同図bとは逆の方向に各ロールを
移動させた場合であるが、中央部で狭く端部で広いロー
ルギャップになっている。
従って、かような正弦曲線1ピッチ分で近似できる波形
ロールクラウンを付与したロール対を、ロール軸方向に
適宜にシフトすることにより、耳伸びおよび腹伸びの効
果的な修正が可能となる。
ロールクラウンを付与したロール対を、ロール軸方向に
適宜にシフトすることにより、耳伸びおよび腹伸びの効
果的な修正が可能となる。
次に第4図a〜cに、正弦曲線2ピッチ分で近似できる
波形ロールクラウンを付与したロール対を、ロール軸方
向に逆向きに設置し、軸方向にシフトした場合における
ロールギャップ変化を示す。
波形ロールクラウンを付与したロール対を、ロール軸方
向に逆向きに設置し、軸方向にシフトした場合における
ロールギャップ変化を示す。
同図aは、該ロール対を対向配置とし、軸方向でロール
ギャップを一定とした場合である。同図bは、aの状態
から各ロールを矢印の方向に移動させた場合であるが、
クオーター部が狭く、一方中央部および両端部が広いロ
ールギャップになっている。また同図cは、同図bとは
逆の方向に各ロールを移動させた場合であるが、クオー
ター部が広いロールギャップになっている。
ギャップを一定とした場合である。同図bは、aの状態
から各ロールを矢印の方向に移動させた場合であるが、
クオーター部が狭く、一方中央部および両端部が広いロ
ールギャップになっている。また同図cは、同図bとは
逆の方向に各ロールを移動させた場合であるが、クオー
ター部が広いロールギャップになっている。
従って、かような正弦曲線2ピッチ分で近似できる波形
ロールクラウンを付与したロール対を、ロール軸方向に
適宜にシフトすることにより、耳腹複合伸びおよびクオ
ーター伸びの効果的な修正が可能となる。
ロールクラウンを付与したロール対を、ロール軸方向に
適宜にシフトすることにより、耳腹複合伸びおよびクオ
ーター伸びの効果的な修正が可能となる。
さて次に第5図に、前掲第1図に示した20段圧延機の第
1中間ロール(1IMR)として片テーパークラウン(以下
単にTクラウンという)を付与したロール対を用いた場
合、さらには1中間ロールまたは第2中間ロール(2IM
R)として、正弦曲線1ピッチ分で近似できるような波
形ロールクラウン(以下単にSクラウンという)を付与
したロール対または正弦曲線2ピッチ分で近似できるよ
うな波形ロールクラウン(以下単にWクラウンという)
を付与したロール対を用い、それぞれ単独でロール軸方
向に適宜にシフトしたときの、形状制御能力について調
べた結果を、クオーター部の分割バックアップロールを
押し出した場合と比較して示す。
1中間ロール(1IMR)として片テーパークラウン(以下
単にTクラウンという)を付与したロール対を用いた場
合、さらには1中間ロールまたは第2中間ロール(2IM
R)として、正弦曲線1ピッチ分で近似できるような波
形ロールクラウン(以下単にSクラウンという)を付与
したロール対または正弦曲線2ピッチ分で近似できるよ
うな波形ロールクラウン(以下単にWクラウンという)
を付与したロール対を用い、それぞれ単独でロール軸方
向に適宜にシフトしたときの、形状制御能力について調
べた結果を、クオーター部の分割バックアップロールを
押し出した場合と比較して示す。
なお形状制御能力は、圧延材の中央部と端部との伸び差
率Λ2および中央部とクオーター部との伸び差率Λ4で
評価した。
率Λ2および中央部とクオーター部との伸び差率Λ4で
評価した。
同図より明らかなように、片テーパーロールシフト単独
およびSクラウンシフト単独の場合は、耳伸びおよび腹
伸びについてはそれなりの制御できるけれども、クオー
ター伸びや耳腹複合伸び制御についてはほとんど期待で
きない。
およびSクラウンシフト単独の場合は、耳伸びおよび腹
伸びについてはそれなりの制御できるけれども、クオー
ター伸びや耳腹複合伸び制御についてはほとんど期待で
きない。
なお分割バックアップロール押し出しは、クオーター伸
びや耳腹複合伸びについてわずかの制御が期待できるに
止まる。
びや耳腹複合伸びについてわずかの制御が期待できるに
止まる。
これに対し、Wクラウンシフトの場合は単独でも、クオ
ーター伸びおよび耳腹複合伸び制御につき、格段の効果
が期待できる。とはいえ耳伸びや腹伸び制御に関して
は、十分とは言い難い。
ーター伸びおよび耳腹複合伸び制御につき、格段の効果
が期待できる。とはいえ耳伸びや腹伸び制御に関して
は、十分とは言い難い。
次に第6図に、上記の20段圧延機において、ワークロー
ルとしてTクラウンロールを、また第1中間ロールとし
てWクラウンロールを、さらに第2中間ロールとしてS
クラウンロールを同時に用いた場合の形状修正能力につ
いて調べた結果を、第1中間ロールとして片テーパーロ
ールを用いかつロールベンダーおよび分割バックアップ
ロール押し出しを併用した場合における調査結果と比較
して示す。
ルとしてTクラウンロールを、また第1中間ロールとし
てWクラウンロールを、さらに第2中間ロールとしてS
クラウンロールを同時に用いた場合の形状修正能力につ
いて調べた結果を、第1中間ロールとして片テーパーロ
ールを用いかつロールベンダーおよび分割バックアップ
ロール押し出しを併用した場合における調査結果と比較
して示す。
同図より明らかなように、Tクラウンロール、Sクラウ
ンロールおよびWクラウンロールを組み合わせて、ロー
ル軸方向に適宜にシフトすることにより、耳伸びや腹伸
びは勿論のこと、クオーター伸びおよび複合伸び、さら
にはエッジドロップに対しても優れた修正能力が得ら
れ、従って広範囲にわたる平坦度制御が実現できること
になる。
ンロールおよびWクラウンロールを組み合わせて、ロー
ル軸方向に適宜にシフトすることにより、耳伸びや腹伸
びは勿論のこと、クオーター伸びおよび複合伸び、さら
にはエッジドロップに対しても優れた修正能力が得ら
れ、従って広範囲にわたる平坦度制御が実現できること
になる。
この発明において、TクラウンやSクラウン、Wクラウ
ンを付与すべきロール対は、ワークロール、第1中間ロ
ールおよび第2中間ロールからなるロール群の中から選
んだ少なくとも2本一組のロール対であれば、何れのロ
ールであっても良いが、各ロール対はそれぞれ、同種の
ロール群すなわちワークロール対、第1中間ロール群、
第2中間ロール群の中から選ぶことが一層好ましい。ま
た制御効果は、Tクラウン、SクラウンおよびWクラウ
ン付与ロールが被圧延材に近いほど、また各ロール対の
配置が、被圧延材を中心として、点対称、上下対称、左
右対称の順に大きい。
ンを付与すべきロール対は、ワークロール、第1中間ロ
ールおよび第2中間ロールからなるロール群の中から選
んだ少なくとも2本一組のロール対であれば、何れのロ
ールであっても良いが、各ロール対はそれぞれ、同種の
ロール群すなわちワークロール対、第1中間ロール群、
第2中間ロール群の中から選ぶことが一層好ましい。ま
た制御効果は、Tクラウン、SクラウンおよびWクラウ
ン付与ロールが被圧延材に近いほど、また各ロール対の
配置が、被圧延材を中心として、点対称、上下対称、左
右対称の順に大きい。
さらにロールベンディング装置を併用すれば、上記の効
果は一層高まる。
果は一層高まる。
なおロールに付与すべき波形曲線の基準線としての正弦
曲線と高次関数曲線とを比較した場合、正弦曲線に従う
場合は、その振幅と周期を与えるだけでロールクラウン
量と波形のピッチが容易に設定できるという点で極めて
有利であり、また幅方向にわたる対称性が良いという利
点もある。
曲線と高次関数曲線とを比較した場合、正弦曲線に従う
場合は、その振幅と周期を与えるだけでロールクラウン
量と波形のピッチが容易に設定できるという点で極めて
有利であり、また幅方向にわたる対称性が良いという利
点もある。
これに対し、高次関数曲線の場合は、以下に述べるとお
り、任意にロールクラウン量および波形のピッチを設定
できない場合があることの他、任意に設定しようとする
と正弦曲線に従う場合に較べて著しく複雑になる点、さ
らには幅方向にわたる対称性があまり良好ではない点に
幾分の不利がある。
り、任意にロールクラウン量および波形のピッチを設定
できない場合があることの他、任意に設定しようとする
と正弦曲線に従う場合に較べて著しく複雑になる点、さ
らには幅方向にわたる対称性があまり良好ではない点に
幾分の不利がある。
すなわち、たとえばここで第7図に示すような2ピッチ
分の波形曲線を付与する場合を考えると、このとき形状
制御を実施するためにはロールバレル中央を原点とし
て、波形曲線を原点に対して点対称とする必要があるこ
とから、高次関数は下記(1)式のとおりになる。
分の波形曲線を付与する場合を考えると、このとき形状
制御を実施するためにはロールバレル中央を原点とし
て、波形曲線を原点に対して点対称とする必要があるこ
とから、高次関数は下記(1)式のとおりになる。
f(x)=a1x+a3x3+a5x5+…+anxn …(1) (1)式を用いてロールクラウン量およびピッチを任意
に設定するためには、表1に示す6個の方程式を満たす
ように係数a1〜anを決定する必要がある。
に設定するためには、表1に示す6個の方程式を満たす
ように係数a1〜anを決定する必要がある。
すなわち(1)式は6つの未知数a1,a3,a5,a7,a9,
a11を有する次式(1)′のように11次の奇関数とな
り、極めて複雑である。
a11を有する次式(1)′のように11次の奇関数とな
り、極めて複雑である。
f(x)=a1x+a3x3+a5x5+a7x7+a9x9+a11x11 …
(1)′ またn<11では、ロールクラウンを任意に設定できな
い。というのは(1)″式のような5次の奇関数で表そ
うとする場合には、未知数がa1,a3,a5の3つなので、
表1に示した(2)式の内3つの条件式しか考慮に入れ
ることができないからである。
(1)′ またn<11では、ロールクラウンを任意に設定できな
い。というのは(1)″式のような5次の奇関数で表そ
うとする場合には、未知数がa1,a3,a5の3つなので、
表1に示した(2)式の内3つの条件式しか考慮に入れ
ることができないからである。
f(x)=a1x+a3x3+a5x5 …(1)″ たとえばクラウン量を規定するために、第1に示す
(2)−1,(2)−2式を選択した場合、ピッチを規定
するためには、残る4つの条件式(2)−3,(2)−4,
(2)−5,(2)−6のうちから1つの条件式しか選択
できず、これによってクラウンのピッチは一義的に決ま
ってしまうから、クラウンピッチを任意に変えることは
できなくなるわけである。
(2)−1,(2)−2式を選択した場合、ピッチを規定
するためには、残る4つの条件式(2)−3,(2)−4,
(2)−5,(2)−6のうちから1つの条件式しか選択
できず、これによってクラウンのピッチは一義的に決ま
ってしまうから、クラウンピッチを任意に変えることは
できなくなるわけである。
このように特定のロールクラウンを高次関数曲線で表す
場合には、正弦曲線で表す場合に較べ、次数が低いとク
ラウンが任意に選択できず、一方次数が高いと著しく煩
雑になる点に幾分の不利が残る。
場合には、正弦曲線で表す場合に較べ、次数が低いとク
ラウンが任意に選択できず、一方次数が高いと著しく煩
雑になる点に幾分の不利が残る。
(実施例) 実施例1 前掲第1図に示した20段圧延機において、ワークロール
として第8図に示すような片テーパー形状(Tクラウ
ン)になるロールを、また第1中間ロール3すべてに第
9図に示すような3次式で近似できるクラウン(S1クラ
ウン)を有するロールを、さらに第1図にて斜線で示し
た第2中間ロール4として第10図に示すような5次式で
近似できるクラウン(W1クラウン)を有するロールを使
用した。
として第8図に示すような片テーパー形状(Tクラウ
ン)になるロールを、また第1中間ロール3すべてに第
9図に示すような3次式で近似できるクラウン(S1クラ
ウン)を有するロールを、さらに第1図にて斜線で示し
た第2中間ロール4として第10図に示すような5次式で
近似できるクラウン(W1クラウン)を有するロールを使
用した。
そして、上記ワークロール、第1中間ロールおよび第2
中間ロールを軸方向にシフトさせて、板幅1000mmのステ
ンレス鋼板を板厚1.2mmから1.0mmに圧延した。
中間ロールを軸方向にシフトさせて、板幅1000mmのステ
ンレス鋼板を板厚1.2mmから1.0mmに圧延した。
このときのロール配置および形状修正能力を表わす形状
平面図を第10図a、bにそれぞれ示す。
平面図を第10図a、bにそれぞれ示す。
また第11図には、従来装置を用いた場合として、第12図
a,bに示すような片テーパ形状になるロールを、第1中
間ロールおよび第2中間ロールとして使用し、これらの
ロールを軸方向にシフトさせ、かつ分割バックアップロ
ール押し出しを併用して、同様の圧延を行った場合の形
状制御能力について調査した結果を、併せて示す。
a,bに示すような片テーパ形状になるロールを、第1中
間ロールおよび第2中間ロールとして使用し、これらの
ロールを軸方向にシフトさせ、かつ分割バックアップロ
ール押し出しを併用して、同様の圧延を行った場合の形
状制御能力について調査した結果を、併せて示す。
第11図から明らかなように、従来装置では形状制御能力
は狭い範囲しか得ることができず、また複合伸びやクオ
ーター伸びに追随する形状能力が著しく小さい。しかも
狭い制御範囲ゆえに圧延材の鋼種板幅によって各々の場
合に応じて、第1中間ロール、あるいは第2中間ロール
のテーパ形状を変更する必要が生じていた。
は狭い範囲しか得ることができず、また複合伸びやクオ
ーター伸びに追随する形状能力が著しく小さい。しかも
狭い制御範囲ゆえに圧延材の鋼種板幅によって各々の場
合に応じて、第1中間ロール、あるいは第2中間ロール
のテーパ形状を変更する必要が生じていた。
これに対し、この発明装置を用いた場合には、複合伸び
やクオーター伸びに対しても充分対応可能な広範囲な制
御範囲を得ることができ、しかも多種の圧延材に対して
中間ロールの形状を変更することなく良好な形状の板を
得ることが可能となる。
やクオーター伸びに対しても充分対応可能な広範囲な制
御範囲を得ることができ、しかも多種の圧延材に対して
中間ロールの形状を変更することなく良好な形状の板を
得ることが可能となる。
実施例2 同じく20段圧延機において、第13図aに示すように、第
1中間ロールにはいずれも第12図aに示したようなクラ
ウン(Tクラウン)を、また第2中間ロールのうち外側
に位置する上下二組計4本のロールには第10図に示すよ
うな5次式で近似できるクラウン(W1クラウン)を、一
方中央に位置する上下一組には第9図に示すような3次
式で近似できるクラウン(S1クラウン)をそれぞれ付与
し、実施例1と同様の圧延を行ったときの形状制御能力
について調査した結果を第13図bに示す。
1中間ロールにはいずれも第12図aに示したようなクラ
ウン(Tクラウン)を、また第2中間ロールのうち外側
に位置する上下二組計4本のロールには第10図に示すよ
うな5次式で近似できるクラウン(W1クラウン)を、一
方中央に位置する上下一組には第9図に示すような3次
式で近似できるクラウン(S1クラウン)をそれぞれ付与
し、実施例1と同様の圧延を行ったときの形状制御能力
について調査した結果を第13図bに示す。
実施例3 同じく20段圧延機において、第14図aに示すように、第
1中間ロールにはいずれも第12図aに示したようなクラ
ウン(Tクラウン)を、また第2中間ロールのうち外側
に位置する上下二組計4本のロールには第15図に示すよ
うな正弦曲線2ピッチ分で近似できるクラウン(W2クラ
ウン)を、一方中央に位置する上下一組には第16図に示
すような正弦曲線1ピッチ分で近似できるクラウン(S2
クラウン)をそれぞれ付与し、実施例1と同様の圧延を
行ったときの形状制御能力について調査した結果を第14
図bに示す。
1中間ロールにはいずれも第12図aに示したようなクラ
ウン(Tクラウン)を、また第2中間ロールのうち外側
に位置する上下二組計4本のロールには第15図に示すよ
うな正弦曲線2ピッチ分で近似できるクラウン(W2クラ
ウン)を、一方中央に位置する上下一組には第16図に示
すような正弦曲線1ピッチ分で近似できるクラウン(S2
クラウン)をそれぞれ付与し、実施例1と同様の圧延を
行ったときの形状制御能力について調査した結果を第14
図bに示す。
同図より明らかなように、S2クラウンおよびW2クラウン
ロールを用いた場合には、S1クラウンおよびW1クラウン
ロールを用いた場合以上に良好な形状制御能力が得られ
ている。
ロールを用いた場合には、S1クラウンおよびW1クラウン
ロールを用いた場合以上に良好な形状制御能力が得られ
ている。
実施例4 同じく20段圧延機において、第17図aに示すように、第
1中間ロールにはいずれもW2クラウンを、また第2中間
ロールの外側に位置する4本のロールに対し、それぞれ
点対称位置にあるロール対にTクラウンおよびS2クラウ
ンをそれぞれ付与し、かつロールベンダーを併用して、
実施例1と同様の圧延を行ったときの形状制御能力につ
いて調査した結果を第17図bに示す。
1中間ロールにはいずれもW2クラウンを、また第2中間
ロールの外側に位置する4本のロールに対し、それぞれ
点対称位置にあるロール対にTクラウンおよびS2クラウ
ンをそれぞれ付与し、かつロールベンダーを併用して、
実施例1と同様の圧延を行ったときの形状制御能力につ
いて調査した結果を第17図bに示す。
実施例5 同じく20段圧延機において、第18図aに示すように、4
本の第1中間ロールに対し、それぞれ点対称位置にある
ロール対にTクラウンおよびS2クラウンを、また第2中
間ロールにはいずれもW2クラウンをそれぞれ付与し、実
施例1と同様の圧延を行ったときの形状制御能力につい
て調査した結果を第18図bに示す。
本の第1中間ロールに対し、それぞれ点対称位置にある
ロール対にTクラウンおよびS2クラウンを、また第2中
間ロールにはいずれもW2クラウンをそれぞれ付与し、実
施例1と同様の圧延を行ったときの形状制御能力につい
て調査した結果を第18図bに示す。
実施例6 前掲第1図に示した20段圧延機において、板幅1000mmの
ステンレス鋼板を板厚1.2mmから1.0mmに圧延した。その
際、第12図aに示すテーパーロール、第16図に示すSク
ラウンロール、第15図に示すWクラウンロールをそれぞ
れ第1中間ロールに単独で使用して、第19図aに示す位
置に第1中間ロールを設置して圧延した後、第19図bに
示す位置まで第1中間ロールを50mmシフトして圧延した
場合の圧延材の幅方向の伸び差率分布をそれぞれ、第20
図、第21図および第22図のa、bおよびcに示す。各図
においてaはシフト前、bは50mmシフトした後の伸び差
率分布を示している。また、cは50mmのシフトによる圧
延材の幅方向の伸び差率の変化量の分布(シフト前の伸
び差率分布aからシフト後の伸び差率分布bを差し引い
たもの)を示している。
ステンレス鋼板を板厚1.2mmから1.0mmに圧延した。その
際、第12図aに示すテーパーロール、第16図に示すSク
ラウンロール、第15図に示すWクラウンロールをそれぞ
れ第1中間ロールに単独で使用して、第19図aに示す位
置に第1中間ロールを設置して圧延した後、第19図bに
示す位置まで第1中間ロールを50mmシフトして圧延した
場合の圧延材の幅方向の伸び差率分布をそれぞれ、第20
図、第21図および第22図のa、bおよびcに示す。各図
においてaはシフト前、bは50mmシフトした後の伸び差
率分布を示している。また、cは50mmのシフトによる圧
延材の幅方向の伸び差率の変化量の分布(シフト前の伸
び差率分布aからシフト後の伸び差率分布bを差し引い
たもの)を示している。
なお伸び差率Λは以下の式で定義される(例えば「板圧
延の理論と実際」日本鉄鋼協会編、P96御参照)。
延の理論と実際」日本鉄鋼協会編、P96御参照)。
Λ=(1i−1o)/1o ここで、1iは板幅方向のそれぞれの位置での圧延材の伸
び(mm)、1oは圧延材の中央部の伸び(mm)である。伸
び差率が正の場合、圧延材のその部分が圧延材の中央部
より伸びており、負の場合伸びていないことを表す。す
なわち、幅方向の伸び差率が等しければ圧延材の形状が
平坦であることを意味する。
び(mm)、1oは圧延材の中央部の伸び(mm)である。伸
び差率が正の場合、圧延材のその部分が圧延材の中央部
より伸びており、負の場合伸びていないことを表す。す
なわち、幅方向の伸び差率が等しければ圧延材の形状が
平坦であることを意味する。
第1中間ロールにテーパーロールを単独で使用した第20
図の場合、クオーター伸びが発生しており、第1中間ロ
ールを50mmシフトしても圧延材の端部の形状しか変える
ことができない。また、第1中間ロールにSクラウンロ
ールを単独で使用した第21図の場合、圧延材の端部と中
央部の形状しか変えることができない。これに対し、第
1中間ロールにWクラウンロールを単独で使用した第22
図の場合、クオーター部の形状を主に変えることが可能
となる。したがって、Wクラウンロールを使用すればク
オーター伸び制御が十分行なえるわけである。
図の場合、クオーター伸びが発生しており、第1中間ロ
ールを50mmシフトしても圧延材の端部の形状しか変える
ことができない。また、第1中間ロールにSクラウンロ
ールを単独で使用した第21図の場合、圧延材の端部と中
央部の形状しか変えることができない。これに対し、第
1中間ロールにWクラウンロールを単独で使用した第22
図の場合、クオーター部の形状を主に変えることが可能
となる。したがって、Wクラウンロールを使用すればク
オーター伸び制御が十分行なえるわけである。
実施例7 同じく20段圧延機において、従来の形状制御機能に加え
て第15図に示すようなWクラウンロールを使用し、最も
良好な形状が得られるよう各ロールを適切な位置にシフ
トして実施例6と同様の圧延を行った。なお、良好な形
状とは幅方向の伸び差率分布の変動が少ないことを言
う。
て第15図に示すようなWクラウンロールを使用し、最も
良好な形状が得られるよう各ロールを適切な位置にシフ
トして実施例6と同様の圧延を行った。なお、良好な形
状とは幅方向の伸び差率分布の変動が少ないことを言
う。
従来装置としてWクラウンロールを使用しない場合を第
23図に、Wクラウンロールを中央の第2中間ロールに使
用した場合を第24図に、外側の第2中間ロールに使用し
た場合を第25図に、第1中間ロールに使用した場合を第
26図にそれぞれ示す。
23図に、Wクラウンロールを中央の第2中間ロールに使
用した場合を第24図に、外側の第2中間ロールに使用し
た場合を第25図に、第1中間ロールに使用した場合を第
26図にそれぞれ示す。
これらの図から明らかなように、従来装置ではクオータ
ー伸びが発生しており、これを抑制することができな
い。これに対し、この発明装置を用いた場合にはクオー
ター部の伸びを制御して圧延材の形状を平坦化すること
が可能となる。この場合、制御量は中央の第2中間ロー
ル(第24図)、外側の第2中間ロール(第25図)、第1
中間ロール(第26図)の順に大きくなる。したがって、
例えば入側の圧延材のクオーター部の伸びが大きくて、
クオーター部の制御量が大きく必要な場合にはWクラウ
ンロールを圧延材の近くに位置するロールに適用すると
良く、逆に、入側圧延材のクオーター伸びがあってもそ
の伸びが小さくクオーター部の制御が敏感になり過ぎる
ような場合には、圧延材から遠ざかる位置に用いること
が望ましい。このようにこの発明は種々のクオーター伸
びに対して最適な制御が可能となる。
ー伸びが発生しており、これを抑制することができな
い。これに対し、この発明装置を用いた場合にはクオー
ター部の伸びを制御して圧延材の形状を平坦化すること
が可能となる。この場合、制御量は中央の第2中間ロー
ル(第24図)、外側の第2中間ロール(第25図)、第1
中間ロール(第26図)の順に大きくなる。したがって、
例えば入側の圧延材のクオーター部の伸びが大きくて、
クオーター部の制御量が大きく必要な場合にはWクラウ
ンロールを圧延材の近くに位置するロールに適用すると
良く、逆に、入側圧延材のクオーター伸びがあってもそ
の伸びが小さくクオーター部の制御が敏感になり過ぎる
ような場合には、圧延材から遠ざかる位置に用いること
が望ましい。このようにこの発明は種々のクオーター伸
びに対して最適な制御が可能となる。
実施例8 同じく20段圧延機において、第14図aに示すように、第
1中間ロールに第12図aに示したテーパーロールを、中
央の第2中間ロールに第16図に示したSクラウンロール
を、外側の第2中間ロールに第15図に示したWクラウン
ロールを用いて、最も良好な形状が得られるようにこれ
らのロールを適切な位置にシフトして、実施例6と同様
な圧延を行った。その際の圧延材の伸び差率分布を第27
図に示す。
1中間ロールに第12図aに示したテーパーロールを、中
央の第2中間ロールに第16図に示したSクラウンロール
を、外側の第2中間ロールに第15図に示したWクラウン
ロールを用いて、最も良好な形状が得られるようにこれ
らのロールを適切な位置にシフトして、実施例6と同様
な圧延を行った。その際の圧延材の伸び差率分布を第27
図に示す。
Wクラウンロール、Sクラウンロールおよびテーパーロ
ールを組み合わせることにより、Wクラウンロールでク
オーター部を、Sクラウンロールで端部および中央部
を、テーパーロールで端部を制御して、幅方向で伸び差
率が均一な全く平坦な圧延材を得ることができた。
ールを組み合わせることにより、Wクラウンロールでク
オーター部を、Sクラウンロールで端部および中央部
を、テーパーロールで端部を制御して、幅方向で伸び差
率が均一な全く平坦な圧延材を得ることができた。
なお、この全く平坦な圧延材を得るためにはWクラウン
ロールが従来のSクラウンロール、テーパーロールに加
えて必須であることは明白である。
ロールが従来のSクラウンロール、テーパーロールに加
えて必須であることは明白である。
(発明の効果) かくしてこの発明に従う多段圧延機によれば、耳伸び、
腹伸びは勿論のこと、クオーター伸びや複合伸び、さら
にはエッジドロップに対しても優れた修正能力が得ら
れ、従って広範囲にわたる平坦度制御を実現できる。
腹伸びは勿論のこと、クオーター伸びや複合伸び、さら
にはエッジドロップに対しても優れた修正能力が得ら
れ、従って広範囲にわたる平坦度制御を実現できる。
第1図a,bはそれぞれ、この発明を適用した20段圧延機
のロール配置を示す側面図およびは正面図、 第2図a〜dはそれぞれ、Tクラウンロールを逆向きに
平行に設置し、ロール軸方向にシフトした場合のロール
ギャップ変化を示した図、 第3図a〜cはそれぞれ、Sクラウンロールを逆向きに
平行に設置し、ロール軸方向にシフトした場合のロール
ギャップ変化を示した図、 第4図a〜cはそれぞれ、Wクラウンロールを逆向きに
平行に設置し、ロール軸方向にシフトした場合のロール
ギャップ変化を示した図、 第5図は、20段圧延機の第1中間または第2中間ロール
にTクラウンロール対、Sクラウンロール対またはWク
ラウンロール対をそれぞれ単独で適用した場合の、形状
制御能力を示した図、 第6図は、20段圧延機のワークロールとしてTクラウン
ロール、また第1中間および第2中間ロールとしてそれ
ぞれWクラウンロールおよびSクラウンロールを同時に
用いた場合の形状修正能力を示す形状制御範囲図、 第7図は、高次式で近似できるWクラウンの説明図、 第8図は、片テーパーロールのテーパー形状を示した
図、 第9図は、3次式で近似できる好適Sクラウンを示した
図、 第10図は、5次式で近似できる好適Wクラウンを示した
図、 第11図a,bはそれぞれ、20段圧延機におけるTクラウン
ロール、WクラウンロールおよびSクラウンロールの配
置を示すロール配置図ならびに形状制御範囲図、 第12図a,bはそれぞれ、片テーパーロールのテーパー形
状を示した図、 第13,14図a,bはそれぞれ、20段圧延機におけるTクラウ
ンロール、WクラウンロールおよびSクラウンロールの
配置を示すロール配置図ならびに形状制御範囲図、 第15図は、正弦曲線2ピッチ分で近似できる好適Wクラ
ウンを示した図、 第16図は、正弦曲線1ピッチ分で近似できる好適Sクラ
ウンを示した図、 第17図〜第18図のaはいずれも、20段圧延機におけるT
クラウンロール、WクラウンロールおよびSクラウンロ
ールの配置を示すロール配置図、また同図のbはいずれ
も、同図aの各ロール配置における形状制御範囲図、 第19図a,bはそれぞれ、20段圧延機における第1中間ロ
ールのシフト前およびシフト後におけるロール位置を示
した図、 第20図a,b,cはそれぞれ、テーパーロールを第1中間ロ
ールに単独で使用して場合における、シフト前、シフト
後の伸び差率分布および伸び差率の変化量の分布を示し
た図、 第21図a,b,cはそれぞれ、Sクラウンロールを第1中間
ロールに単独で使用して場合における、シフト前、シフ
ト後の伸び差率分布および伸び差率の変化量の分布を示
した図、 第22図a,b,cはそれぞれ、Wクラウンロールを第1中間
ロールに単独で使用して場合における、シフト前、シフ
ト後の伸び差率分布および伸び差率の変化量の分布を示
した図、 第23図は、従来の20段圧延機を用いた場合の伸び差率分
布を示した図、 第24図は、Wクラウンロールを、20段圧延機の中央の第
2中間ロールに使用した場合の伸び差率分布を示した
図、 第25図は、Wクラウンロールを、20段圧延機の外側の第
2中間ロールに使用した場合の伸び差率分布を示した
図、 第26図は、Wクラウンロールを、20段圧延機の第1中間
ロールに使用した場合の伸び差率分布を示した図、 第27図は、20段圧延機の第1中間ロールにテーパーロー
ルを、中央の第2中間ロールにSクラウンロールを、外
側の第2中間ロールにWクラウンロールをそれぞれ使用
した場合の伸び差率分布を示した図である。 1…圧延材、2…ワークロール 3…第1中間ロール、4…第2中間ロール 5…バックアップロール 6…ロールベンディング装置
のロール配置を示す側面図およびは正面図、 第2図a〜dはそれぞれ、Tクラウンロールを逆向きに
平行に設置し、ロール軸方向にシフトした場合のロール
ギャップ変化を示した図、 第3図a〜cはそれぞれ、Sクラウンロールを逆向きに
平行に設置し、ロール軸方向にシフトした場合のロール
ギャップ変化を示した図、 第4図a〜cはそれぞれ、Wクラウンロールを逆向きに
平行に設置し、ロール軸方向にシフトした場合のロール
ギャップ変化を示した図、 第5図は、20段圧延機の第1中間または第2中間ロール
にTクラウンロール対、Sクラウンロール対またはWク
ラウンロール対をそれぞれ単独で適用した場合の、形状
制御能力を示した図、 第6図は、20段圧延機のワークロールとしてTクラウン
ロール、また第1中間および第2中間ロールとしてそれ
ぞれWクラウンロールおよびSクラウンロールを同時に
用いた場合の形状修正能力を示す形状制御範囲図、 第7図は、高次式で近似できるWクラウンの説明図、 第8図は、片テーパーロールのテーパー形状を示した
図、 第9図は、3次式で近似できる好適Sクラウンを示した
図、 第10図は、5次式で近似できる好適Wクラウンを示した
図、 第11図a,bはそれぞれ、20段圧延機におけるTクラウン
ロール、WクラウンロールおよびSクラウンロールの配
置を示すロール配置図ならびに形状制御範囲図、 第12図a,bはそれぞれ、片テーパーロールのテーパー形
状を示した図、 第13,14図a,bはそれぞれ、20段圧延機におけるTクラウ
ンロール、WクラウンロールおよびSクラウンロールの
配置を示すロール配置図ならびに形状制御範囲図、 第15図は、正弦曲線2ピッチ分で近似できる好適Wクラ
ウンを示した図、 第16図は、正弦曲線1ピッチ分で近似できる好適Sクラ
ウンを示した図、 第17図〜第18図のaはいずれも、20段圧延機におけるT
クラウンロール、WクラウンロールおよびSクラウンロ
ールの配置を示すロール配置図、また同図のbはいずれ
も、同図aの各ロール配置における形状制御範囲図、 第19図a,bはそれぞれ、20段圧延機における第1中間ロ
ールのシフト前およびシフト後におけるロール位置を示
した図、 第20図a,b,cはそれぞれ、テーパーロールを第1中間ロ
ールに単独で使用して場合における、シフト前、シフト
後の伸び差率分布および伸び差率の変化量の分布を示し
た図、 第21図a,b,cはそれぞれ、Sクラウンロールを第1中間
ロールに単独で使用して場合における、シフト前、シフ
ト後の伸び差率分布および伸び差率の変化量の分布を示
した図、 第22図a,b,cはそれぞれ、Wクラウンロールを第1中間
ロールに単独で使用して場合における、シフト前、シフ
ト後の伸び差率分布および伸び差率の変化量の分布を示
した図、 第23図は、従来の20段圧延機を用いた場合の伸び差率分
布を示した図、 第24図は、Wクラウンロールを、20段圧延機の中央の第
2中間ロールに使用した場合の伸び差率分布を示した
図、 第25図は、Wクラウンロールを、20段圧延機の外側の第
2中間ロールに使用した場合の伸び差率分布を示した
図、 第26図は、Wクラウンロールを、20段圧延機の第1中間
ロールに使用した場合の伸び差率分布を示した図、 第27図は、20段圧延機の第1中間ロールにテーパーロー
ルを、中央の第2中間ロールにSクラウンロールを、外
側の第2中間ロールにWクラウンロールをそれぞれ使用
した場合の伸び差率分布を示した図である。 1…圧延材、2…ワークロール 3…第1中間ロール、4…第2中間ロール 5…バックアップロール 6…ロールベンディング装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−30104(JP,A) 特開 昭63−238905(JP,A) 特開 平2−303606(JP,A) 特開 平2−235510(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】一対のワークロールの背後に、それぞれ複
数の第1中間ロール、第2中間ロールおよびバックアッ
プロールを順次に配置した多段圧延機において、 該ワークロール、第1中間ロールおよび第2中間ロール
からなるロール群の中から選んだ少なくとも2本一組の
ロールに、片側端部が先細り状となるクラウンを付与す
る一方、同じく上記ロール群の中から選んだ他の少なく
とも2本一組のロールに、互いに同じ波形曲線の少なく
とも1波長分にわたるロールクラウンを、さらに他の少
なくとも2本一組のロールに、互いに同じ波形曲線の少
なくとも2波長分にわたるロールクラウンをそれぞれ付
与し、 しかも上記の各クラウン付与ロール対それぞれにつき、
ロール軸方向が互いに逆向きとなる配置とし、かつロー
ル軸方向への移動可能としてミルハウジングに組み込ん
だことを特徴とする多段圧延機。 - 【請求項2】請求項1において、ロールベンディング装
置を備える多段圧延機。
Priority Applications (9)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14105789A JPH0745046B2 (ja) | 1989-06-05 | 1989-06-05 | 多段圧延機 |
| DE69009102T DE69009102T3 (de) | 1989-06-05 | 1990-05-31 | Vielwalzengerüst. |
| EP90110360A EP0401685B2 (en) | 1989-06-05 | 1990-05-31 | Multi-roll cluster rolling apparatus |
| NO902458A NO178254C (no) | 1989-06-05 | 1990-06-01 | Flervalseinnretning |
| AU56234/90A AU604620C (en) | 1989-06-05 | 1990-06-01 | Multi-roll cluster rolling apparatus |
| FI902759A FI902759A7 (fi) | 1989-06-05 | 1990-06-04 | Monivalssinen ryhmävalssauslaite |
| CA002018261A CA2018261C (en) | 1989-06-05 | 1990-06-05 | Multi-roll cluster rolling apparatus |
| KR1019900008290A KR930006110B1 (ko) | 1989-06-05 | 1990-06-05 | 다단 클라스터 압연기 |
| US07/830,481 US5218852A (en) | 1989-06-05 | 1992-02-04 | Multi-roll cluster rolling apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14105789A JPH0745046B2 (ja) | 1989-06-05 | 1989-06-05 | 多段圧延機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH038502A JPH038502A (ja) | 1991-01-16 |
| JPH0745046B2 true JPH0745046B2 (ja) | 1995-05-17 |
Family
ID=15283251
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14105789A Expired - Lifetime JPH0745046B2 (ja) | 1989-06-05 | 1989-06-05 | 多段圧延機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0745046B2 (ja) |
-
1989
- 1989-06-05 JP JP14105789A patent/JPH0745046B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH038502A (ja) | 1991-01-16 |
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