JPH0745047B2 - 多段圧延機 - Google Patents

多段圧延機

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JPH0745047B2
JPH0745047B2 JP14105889A JP14105889A JPH0745047B2 JP H0745047 B2 JPH0745047 B2 JP H0745047B2 JP 14105889 A JP14105889 A JP 14105889A JP 14105889 A JP14105889 A JP 14105889A JP H0745047 B2 JPH0745047 B2 JP H0745047B2
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crown
rolls
rolling mill
elongation
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裕一郎 渡辺
一仁 剣持
征雄 鑓田
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川崎製鉄株式会社
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B13/00Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories
    • B21B13/14Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories having counter-pressure devices acting on rolls to inhibit deflection of same under load; Back-up rolls
    • B21B13/147Cluster mills, e.g. Sendzimir mills, Rohn mills, i.e. each work roll being supported by two rolls only arranged symmetrically with respect to the plane passing through the working rolls
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B13/00Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories
    • B21B13/14Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories having counter-pressure devices acting on rolls to inhibit deflection of same under load; Back-up rolls
    • B21B13/142Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories having counter-pressure devices acting on rolls to inhibit deflection of same under load; Back-up rolls by axially shifting the rolls, e.g. rolls with tapered ends or with a curved contour for continuously-variable crown CVC

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、優れた平坦度制御機能を有する20段相当の
多段圧延機に関するものである。
(従来の技術) ステンレス鋼およびけい素鋼などの難加工性材料の冷間
圧延は、多くの場合、12段、20段といった多段圧延機で
行われている。このような多段圧延機では、ワークロー
ルを小径化できるので、従来の縦型配列の圧延機に比べ
て小さい圧延荷重で高圧下が可能という利点がある。し
かしながら一方で、ワークロールを小径にするとロール
のたわみが大きくなるため、圧延材の形状不良が発生し
易いという欠点があった。
そこで従来から、かような形状不良の発生を防止すべ
く、種々の解決策が提案されている。
その一つとして、最外側のバックアップロールを軸方向
に複数に分割し、各分割ロールの変位量を調整すること
によって圧延材の形状制御を行う方法がある。しかしな
がらこの方法では、バックアップロールとワークロール
との間に中間ロールが数多く存在すればするほど、その
効力は減殺されるために、12段や20段のような多くの中
間ロールをそなえる多段圧延機では、その能力を十分に
発揮することはできなかった。
この点を改善するものとして、特公昭58−50108号公報
等にて、ワークロールベンダーや中間ロールベンダー
を、上記のバックアップロールの変位量調整法と併用す
る方法が提案された。しかしながらこの方法は、装置が
複雑になるという欠点のほか、ロールが細くなるほど、
またロールバレルが長くなるほどベンディング力は中央
部まで作用しなくなるため、制御力は圧延材端部のみに
留まるという問題があった。
また特公昭63−207405号公報等には、中間ロールの片側
端部を先細り形状とし、それぞれ単独に軸方向にシフト
する方法が提案されている。しかしながらこの方法にお
いても、制御力が及び範囲はテーパー部周辺だけであ
り、しかも鋼種および板幅などに応じて逐一テーパー形
状の変更を要するといった煩雑さが加わる。
さらに特公昭63−30104号公報等では、ロールに3次式
で近似できるSクラウンを付与し、かつ軸方向にシフト
可能とした縦型配列の圧延機が提案されている。しかし
ながらこの方法にしても、制御できるのは圧延材の端部
および中央部だけであり、クオーター伸び、さらには腹
伸びや耳伸びなどが混合した複合伸びの制御については
無力に等しかった。
(発明が解決しようとする課題) この発明は、上記の問題を有利に解決するもので、単純
な腹伸びや耳伸びはいうまでもなく、クオーター伸びや
耳腹複合伸びなど複雑な形状不良の修正が可能な、優れ
た形状制御能力をそなえる20段相当の多段圧延機を提案
することを目的とする。
(課題を解決するための手段) すなわちこの発明は、一対のワークロールの背後に、そ
れぞれ複数の第1中間ロール、第2中間ロールおよびバ
ックアップロールを順次に配置した多段圧延機におい
て、 該ワークロール、第1中間ロールおよび第2中間ロール
からなるロール群の中から選んだ少なくとも2本一組の
ロールに、互いに同じ波形曲線の少なくとも1波長分に
わたるロールクラウンを付与する一方、同じく上記ロー
ル群の中から選んだ他の少なくとも2本一組のロール
に、互いに同じ波形曲線の少なくとも2波長分にわたる
ロールクラウンを付与し、 しかも上記の各クラウン付与ロール対それぞれにつき、
ロール軸方向が互いに逆向きとなる配置とし、かつロー
ル軸方向への移動可能としてミルハウジングに組み込ん
だことから多段圧延機である。
またこの発明は、上記の圧延機にロールベンディング装
置を組み込んだ多段圧延機である。
この発明において、ロールに付与すべき1波長分または
2波長分の波形曲線としては、正弦曲線から1ピッチ分
または2ピッチ分を取り出したもの、また3次以上の高
次関数から同じく1ピッチ分または2ピッチ分を取り出
したもの、さらにはそれらの近似曲線が有利に適合する
が、中でも正弦曲線から1ピッチ分または2ピッチ分を
取り出したものならびにその近似曲線がとりわけ好適で
ある。
以下、この発明を図面に基づいて具体的に説明する。
第1図aおよびbに、この発明に従う多段圧延機のロー
ル配置を、側面および正面で示す。
同図において、1は圧延材、2はワークロール、3は第
1中間ロール、4は第2中間ロール、5は分割式のバッ
クアップロールであり、圧延材1を挟んで、上下に一対
のワークロール2が配置され、これらのワークロール2
の背後にそれぞれ2本ずつ合計4本の第1中間ロール3
が、また第1中間ロール3の背後には上下各3本ずつ合
計6本の第2中間ロール4が、さらに第2中間ロール4
の背後には分割式バックアップロール5が上下各4本ず
つ合計8本設置されていて、これらで20段圧延機を構成
している。
なお、6はロールベンディング装置である。
このうち第1中間ロール3については、正弦曲線1ピッ
チ分で近似できる波形曲線からなるロールクラウンが付
与され、またロール軸方向にシフト可能な構造となって
いる。
一方、第1図に斜線で示した第2中間ロール4には、正
弦曲線2ピッチ分で近似できる波形曲線からなるロール
クラウンが付与され、また第1中間ロール同様、軸方向
にシフト可能な構造になっている。
ここに正弦曲線1ピッチ分または2ピッチ分で近似でき
る波形曲線を付与すべきロールは、上記の場合だけに限
るものではなく、ワークロール2、第1中間ロール3お
よび第2中間ロール4全ての中から自由に選択、組合わ
せが可能である。
また付与すべき波形曲線は、上記したような正弦曲線や
その近似曲線のほか、3次以上の高次式から座標原点を
挟んで1ピッチ分または2ピッチ分を取り出した波形曲
線、さらにはその近似曲線であっても良い。
さらにロールのシフト装置は、油圧式でも電機式でも何
れでも良い。
(作用) 第2図a〜cに、正弦曲線1ピッチ分で近似できる波形
ロールクラウンを付与したロール対を、ロール軸方向に
逆向きに設置し、軸方向にシフトした場合におけるロー
ルギャップ変化を示す。
同図aは、該ロール対を対向配置とし、軸方向でロール
ギャップを一定とした場合である。同図bは、aの状態
から各ロールを矢印の方向に移動させた場合であるが、
中央部で広く、端部で狭くなるロールギャップになって
いる。また同図cは、同図bとは逆の方法に各ロールを
移動させた場合であるが、中央部で狭く端部で広いロー
ルギャップになっている。
従って、かような正弦曲線1ピッチ分で近似できる波形
ロールクラウンを付与したロール対を、ロール軸方向に
適宜にシフトすることにより、耳伸びおよび腹伸びの効
果的な修正が可能となる。
次に第3図a〜cに、正弦曲線2ピッチ分で近似できる
波形ロールクラウンを付与したロール対を、ロール軸方
向に逆向きに設置し、軸方向にシフトした場合における
ロールギャップ変化を示す。
同図aは、該ロール対を対向配置とし、軸方向でロール
ギャップを一定とした場合である。同図bは、aの状態
から各ロールを矢印の方向に移動させた場合であるが、
クオーター部が狭く、一方中央部および両端部が広いロ
ールギャップになっている。また同図cは、同図bとは
逆の方向に各ロールを移動させた場合であるが、クオー
ター部が広いロールギャップになっている。
従って、かような正弦曲線2ピッチ分で近似できる波形
ロールクラウンを付与したロール対を、ロール軸方向に
適宜にシフトすることにより、耳腹複合伸びおよびクオ
ーター伸びの効果的な修正が可能となる。
さて次に第4図に、前掲第1図に示した20段圧延機の第
1中間ロール(1IMR)または第2中間ロール(2IMR)と
して、正弦曲線1ピッチ分で近似できるような波形ロー
ルクラウン(以下単にSクラウンという)を付与したロ
ール対または正弦曲線2ピッチ分で近似できるような波
形ロールクラウン(以下単にWクラウンという)を付与
したロール対を用い、それぞれ単独でロール軸方向に適
宜にシフトしたときの、形状制御能力について調べた結
果を、片側に先細り研削を施したいわゆる片テーパーロ
ールをシフトした場合および分割バックアップロールを
押し出した場合と比較して示す。
なお形状制御能力は、圧延材の中央部と端部との伸び差
率Λ2および中央部とクオーター部との伸び差率Λ4で
評価した。
同図より明らかなように、片テーパーロールシフト単独
およびSクラウンシフト単独の場合は、耳伸びおよび腹
伸びについてはそれなりの制御できるけれども、クオー
ター伸びや耳腹複合伸び制御についてはほとんど期待で
きない。
なお分割バックアップロール押し出しは、クオーター伸
びや耳腹複合伸びについてわずかの制御が期待できるに
止まる。
これに対し、Wクラウンシフトの場合は単独でも、クオ
ーター伸びおよび耳腹複合伸び制御につき、格段の効果
が期待できる。とはいえ耳伸びや腹伸び制御に関して
は、十分とは言い難い。
次に第5図に、上記の20段圧延機において第1中間ロー
ルとしてWクラウンロールを、また第2中間ロールとし
てSクラウンロールを同時に用いた場合の形状修正能力
について調べた結果を、第1中間ロールとして片テーパ
ーロールを用いかつロールベンダーおよび分割バックア
ップロール押し出しを併用した場合における調査結果と
比較して示す。
同図より明らかなように、SクラウンロールとWクラウ
ンロールを組み合わせて、ロール軸方向に適宜にシフト
することにより、耳伸びおよび腹伸びは勿論のこと、ク
オーター伸びさらには複合伸びに対しても優れた修正能
力が得られ、従って広範囲にわたる平坦度制御が実現で
きることになる。
この発明において、SクラウンやWクラウンを付与すべ
きロール対は、ワークロール、第1中間ロールおよび第
2中間ロールからなるロール群の中から選んだ少なくと
も2本一組のロール対であれば、何れのロールであって
も良いが、各ロール対はそれぞれ、同種のロール群すな
わちワークロール対、第1中間ロール群、第2中間ロー
ル群の中から選ぶことが一層好ましい。さらに制御効果
は、Sクラウン,Wクラウン付与ロールが被圧延材に近い
ほど、また各ロール対の配置が、被圧延材を中心とし
て、点対称、上下対称、左右対称の順に大きい。
なおロールに付与すべき波形曲線の基準線としての正弦
曲線と高次関数曲線とを比較した場合、正弦曲線に従う
場合は、その振幅と周期を与えるだけでロールクラウン
量と波形のピッチが容易に設定できるという点で極めて
有利であり、また幅方向にわたる対称性が良いという利
点もある。
これに対し、高次関数曲線の場合は、以下に述べるとお
り、任意にロールクラウン量および波形のピッチを設定
できない場合があることの他、任意に設定しようとする
と正弦曲線に従う場合に較べて著しく複雑になる点、さ
らには幅方向にわたる対称性があまり良好ではない点に
幾分の不利がある。
すなわち、たとえばここで第6図に示すような2ピッチ
分の波形曲線を付与する場合を考えると、このとき形状
制御を実施するためにはロールバレル中央を原点とし
て、波形曲線を原点に対して点対称とする必要があるこ
とから、高次関数は下記(1)式のとおりになる。
f(x)=a1x+a3x3+a5x5+…+anxn …(1) (1)式を用いてロールクラウン量およびピッチを任意
に設定するためには、表1に示す6個の方程式を満たす
ように係数a1〜anを決定する必要がある。
すなわち(1)式は6つの未知数a1,a3,a5,a7,a9
a11を有する次式(1)′のように11次の奇関数とな
り、極めて複雑である。
f(x)=a1x+a3x3+a5x5+a7x7+a9x9+a11x11
(1)′ またn<11では、ロールクラウンを任意に設定できな
い。というのは(1)″式のような5次の奇関数で表そ
うとする場合には、未知数がa1,a3,a5の3つなので、
表1に示した(2)式の内3つの条件式しか考慮に入れ
ることができないからである。
f(x)=a1x+a3x3+a5x5 …(1)″ たとえばクラウン量を規定するために、第1に示す
(2)−1,(2)−2式を選択した場合、ピッチを規定
するためには、残る4つの条件式(2)−3,(2)−4,
(2)−5,(2)−6のうちから1つの条件式しか選択
できず、これによってクラウンのピッチは一義的に決ま
ってしまうから、クラウンピッチを任意に変えることは
できなくなるわけである。
このように特定のロールクラウンを高次関数曲線で示す
場合には、正弦曲線で表す場合に較べ、次数が低いとク
ラウンが任意に選択できず、一方次数が高いと著しく煩
雑になる点に幾分の不利が残る。
(実施例) 実施例1 前掲第1図に示した20段圧延機において、第1中間ロー
ル3として第7図に示すような3次式で近似できるクラ
ウン(S1クラウン)を有するロールを使用し、一方第1
図にて斜線で示した第2中間ロール4として第8図に示
すような5次式で近似できるクラウン(W1クラウン)を
有するロールを使用した。
そして、上記第1中間ロールおよび第2中間ロールを軸
方向にシフトさせて、板幅1000mmのステンレス鋼板を板
厚1.2mmから1.0mmに圧延した。
このときのロール配置および形状修正能力を表わす形状
平面図を第9図a、bにそれぞれ示す。
また第9図には、従来装置を用いた場合として、第10図
a,bに示すような片テーパ形状になるロールを、第1中
間ロールおよび第2中間ロールとして使用し、これらの
ロールを軸方向にシフトさせ、かつ分割バックアップロ
ール押し出しを併用して、同様の圧延を行った場合の形
状制御能力について調査した結果を、併せて示す。
第9図から明らかなように、従来装置では形状制御能力
は狭い範囲しか得ることができず、また複合伸びやクオ
ーター伸びに追随する形状能力が著しく小さい。しかも
狭い制御範囲ゆえに圧延材の鋼種板幅によって各々の場
合に応じて、第1中間ロール、あるいは第2中間ロール
のテーパ形状を変更する必要が生じていた。
これに対し、この発明装置を用いた場合には、複合伸び
やクオーター伸びに充分対応可能な広範囲な制御範囲を
得ることができ、しかも多種の圧延材に対して中間ロー
ルの形状を変更することなく良好な形状の板を得ること
が可能となる。
実施例2 同じく20段圧延機において、第1中間ロールとして第8
図に示すような5次式で近似できるクラウン(W1クラウ
ン)を有するロールを、一方第2中間ロールとして第7
図に示すような3次式で近似できるクラウン(S1クラウ
ン)を有するロールを第11図aのように配置し、実施例
1と同様の圧延を行ったときの形状制御能力について調
査した結果を同図bに示す。
第11図bより明らかなように、被圧延材により近い第1
中間ロールにWクラウンロールを用いた場合には、第1
中間ロールとしてSクラウンロールを用いた場合に比べ
て、クオーター伸びおよび複合伸びの制御能力に一層優
れている。
実施例3 同じく20段圧延機において、第1中間ロールとして第12
図に示したような正弦曲線2ピッチ分で近似できるクラ
ウン(W2クラウン)を有するロールを、一方第2中間ロ
ールとして第13図に示すような正弦曲線1ピッチ分で近
似できるクラウン(S2クラウン)を有するロールを第14
図aのように配置し、実施例1と同様の圧延を行ったと
きの形状制御能力について調査した結果を同図bに示
す。
第14図bより明らかなように、ロールに対して正弦曲線
で近似されるクラウンを付与した場合でも、実施例2と
同様、優れたクオーター伸びおよび複合伸び制御能力が
得られている。
実施例4 同じく20段圧延機において、第1中間ロールとして第8
図に示すような5次式で近似できるクラウン(W1クラウ
ン)を有するロールを、一方第2中間ロールとして第7
図に示すような3次式で近似できるクラウン(S1クラウ
ン)を有するロールを第15図aのように配置し、かつ第
1中間ロールにベンディング力を作用させて、実施例1
と同様の圧延を行ったときの形状制御能力について調査
した結果を同図bに示す。
第15図bより明らかなように、この例も実施例2,3同
様、被圧延材により近い第1中間ロールにWクラウンロ
ールを用いているため、クオーター伸びおよび複合伸び
に対する制御能力がとくに優れている。
実施例5 同じく20段圧延機において、第1中間ロールとして第12
図に示すような正弦曲線2ピッチ分で近似できるクラウ
ン(W2クラウン)を有するロールを、一方第2中間ロー
ルとして第13図に示すような正弦曲線1ピッチ分で近似
できるクラウン(S2クラウン)を有するロールを第16図
aのように配置し、かつ第1中間ロールにベンディング
力を作用させて、実施例1と同様の圧延を行ったときの
形状制御能力について調査した結果を同図bに示す。
実施例6 同じく20段圧延機において、第17図aに示すように、第
2中間ロールの外側に位置する二組4本のロールの内、
点対称位置にある一組に第8図に示すような5次式で近
似できるクラウン(W1クラウン)を、一方他の一組に第
7図に示すような3次式で近似できるクラウン(S1クラ
ウン)をそれぞれ付与し、かつ第1中間ロールにベンデ
ィング力を作用させて、実施例1と同様の圧延を行った
ときの形状制御能力について調査した結果を同図bに示
す。
実施例7 同じく20段圧延機において、第18図aに示すように、第
2中間ロールの外側に位置する上下二組計4本のロール
に第8図に示すような5次式で近似できるクラウン(W1
クラウン)を、一方中央に位置する上下一組に第7図に
示すような3次式で近似できるクラウン(S1クラウン)
をそれぞれ付与し、かつ第1中間ロールにベンディング
力を作用させて、実施例1と同様の圧延を行ったときの
形状制御能力について調査した結果を同図bに示す。
実施例8 同じく20段圧延機において、第19図aに示すように、第
1中間ロールの点対称位置にある一組のロールに第12図
に示すような正弦曲線2ピッチ分で近似できるクラウン
(W2クラウン)を、一方他の一組に第13図に示すような
正弦曲線1ピッチ分で近似できるクラウン(S2クラウ
ン)をそれぞれ付与し、実施例1と同様の圧延を行った
ときの形状制御能力について調査した結果を同図bに示
す。
実施例9 同じく20段圧延機において、第20図aに示すように、第
2中間ロールの外側に位置する上下二組のロールの内、
一組に第12図に示すような正弦曲線2ピッチ分で近似で
きるクラウン(W2クラウン)を、一方他の一組に第13図
に示すような正弦曲線1ピッチ分で近似できるクラウン
(S2クラウン)をそれぞれ付与し、かつ第1中間ロール
にベンディング力を作用させて、実施例1と同様の圧延
を行ったときの形状制御能力について調査した結果を同
図bに示す。
実施例10 同じく20段圧延機において、第21図aに示すように、第
2中間ロールの外側に位置する上下二組計4本のロール
に第12図に示すような正弦曲線2ピッチ分で近似できる
クラウン(W2クラウン)を、一方中央に位置する上下一
組に第13図に示すような正弦曲線1ピッチ分で近似でき
るクラウン(S2クラウン)をそれぞれ付与し、かつ第1
中間ロールにベンディング力を作用させて、実施例1と
同様の圧延を行ったときの形状制御能力について調査し
た結果を同図bに示す。
実施例11 同じく20段圧延機において、第22図aに示すように、第
1中間ロールの点対称位置にある一組のロールに第8図
に示すような5次式で近似できるクラウン(W1クラウ
ン)を、一方他の一組に第7図に示すような3次式で近
似できるクラウン(S1クラウン)をそれぞれ付与し、実
施例1と同様の圧延を行ったときの形状制御能力につい
て調査した結果を同図bに示す。
実施例12 同じく20段圧延機において、第23図aに示すように、ワ
ークロール対に第8図に示すような5次式で近似できる
クラウン(W1クラウン)を、一方第1中間ロールの点対
称位置にある一組のロール対に第7図に示すような3次
式で近似できるクラウン(S1クラウン)をそれぞれ付与
し、実施例1と同様の圧延を行ったときの形状制御能力
について調査した結果を同図bに示す。
実施例13 前掲第1図に示した20段圧延機において、板幅1000mmの
ステンレス鋼板を板厚1.2mmから1.0mmに圧延した。その
際、第10図に示すテーパーロール、第13図に示すSクラ
ウンロール、第12図に示すWクラウンロールをそれぞれ
第1中間ロールに単独で使用して、第24図aに示す位置
に第1中間ロールを設置して圧延した後、第24図bに示
す位置まで第1中間ロールを50mmシフトして圧延した場
合の圧延材の幅方向の伸び差率分布をそれぞれ、第25
図、第26図および第27図のa、bおよびcに示す。各図
においてaはシフト前、bは50mmシフトした後の伸び差
率分布を示している。また、cは50mmのシフトによる圧
延材の幅方向の伸び差率の変化量の分布(シフト前の伸
び差率分布aからシフト後の伸び差率分布bを差し引い
たもの)を示している。
なお伸び差率Λは以下の式で定義される(例えば「板圧
延の理論と実際」日本鉄鋼協会編、P96御参照)。
Λ=(1i−1o)/1o ここで、1iは板幅方向のそれぞれの位置での圧延材の伸
び(mm)、1oは圧延材の中央部の伸び(mm)である。伸
び差率が正の場合、圧延材のその部分が圧延材の中央部
より伸びており、負の場合伸びていないことを表す。す
なわち、幅方向の伸び差率が等しければ圧延材の形状が
平坦であることを意味する。
第1中間ロールにテーパーロールを単独で使用した第20
図の場合、クオーター伸びが発生しており、第1中間ロ
ールを50mmシフトしても圧延材の端部の形状しか変える
ことができない。また、第1中間ロールにSクラウンロ
ールを単独で使用した第26図の場合、圧延材の端部と中
央部の形状しか変えることができない。これに対し、第
1中間ロールにWクラウンロールを単独で使用した第27
図の場合、クオーター部の形状を主に変えることが可能
となる。したがって、Wクラウンロールを使用すればク
オーター伸び制御が十分行なえるわけである。
実施例14 同じく20段圧延機において、従来の形状制御機能に加え
て第12図に示すようなWクラウンロールを使用し、最も
良好な形状が得られるよう各ロールを適切な位置にシフ
トして実施例13と同様の圧延を行った。なお、良好な形
状とは幅方向の伸び差率分布の変動が少ないことを言
う。
従来装置としてWクラウンロールを使用しない場合を第
28図に、Wクラウンロールを中央の第2中間ロールに使
用した場合を第29図に、外側の第2中間ロールに使用し
た場合を第30図に、第1中間ロールに使用した場合を第
31図にそれぞれ示す。
これらの図から明らかなように、従来装置ではクオータ
ー伸びが発生しており、これを抑制することができな
い。これに対し、この発明装置を用いた場合にはクオー
ター部の伸びを制御して圧延材の形状を平坦化すること
が可能となる。この場合、制御量は中央の第2中間ロー
ル(第29図)、外側の第2中間ロール(第30図)、第1
中間ロール(第31図)の順に大きくなる。したがって、
例えば入側の圧延材のクオーター部の伸びが大きくて、
クオーター部の制御量が大きく必要な場合にはWクラウ
ンロールを圧延材の近くに位置するロールに適用すると
良く、逆に、入側圧延材のクオーター伸びがあってもそ
の伸びが小さくクオーター部の制御が敏感になり過ぎる
ような場合には、圧延材から遠ざかる位置に用いること
が望ましい。このようにこの発明は種々のクオーター伸
びに対して最適な制御が可能となる。
実施例15 同じく20段圧延機において、第9図aに示すうに、第1
中間ロールに第7図に示したSクラウンロールを、外側
の第2中間ロールに第8図に示したWクラウンロールを
用いて、最も良好な形状が得られるようにこれらのロー
ルを適切な位置にシフトして、実施例13と同様な圧延を
行った。その際の圧延材の伸び差率分布を第32図に示
す。
Wクラウンロール、Sクラウンロールを組み合わせるこ
とにより、Wクラウンロールでクオーター部を、Sクラ
ウンロールで端部および中央部を制御して、幅方向で伸
び差率が均一な全く平坦な圧延材を得ることができた。
なお、この全く平坦な圧延材を得るためにはWクラウン
ロールが従来のSクラウンロールに加えて必須であるこ
とは明白である。
(発明の効果) かくしてこの発明に従う多段圧延機によれば、耳伸びお
よび腹伸びは勿論のこと、クオーター伸びさらには複合
伸びに対しても優れた修正能力が得られ、従って広範囲
にわたる平坦度制御を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bはそれぞれ、この発明を適用した20段圧延機
のロール配置を示す側面図およびは正面図、 第2図a〜cはそれぞれ、Sクラウンロールを逆向きに
平行に設置し、ロール軸方向にシフトした場合のロール
ギャップ変化を示した図、 第3図a〜cはそれぞれ、Wクラウンロールを逆向きに
平行に設置し、ロール軸方向にシフトした場合のロール
ギャップ変化を示した図、 第4図は、20段圧延機の第1中間または第2中間ロール
にSクラウンロール対またはWクラウンロール対をそれ
ぞれ単独で適用した場合の、形状制御能力を示した図、 第5図は、20段圧延機の第1中間および第2中間ロール
としてWクラウンロールおよびSクラウンロールを同時
に用いた場合の形状修正能力を示す形状制御範囲図、 第6図は、高次式で近似できるWクラウンの説明図、 第7図は、3次式で近似できる好適Sクラウンを示した
図、 第8図は、5次式で近似できる好適Wクラウンを示した
図、 第9図a,bはそれぞれ、20段圧延機におけるWクラウン
ロールおよびSクラウンロールの配置を示すロール配置
図ならびに形状制御範囲図、 第10図a,bはそれぞれ、片テーパーロールのテーパー形
状を示した図、 第11図a,bはそれぞれ、20段圧延機におけるWクラウン
ロールおよびSクラウンロールの配置を示すロール配置
図ならびに形状制御範囲図、 第12図は、正弦曲線2ピッチ分で近似できる好適Wクラ
ウンを示した図、 第13図は、正弦曲線1ピッチ分で近似できる好適Sクラ
ウンを示した図、 第14図〜第23図のaはいずれも、20段圧延機におけるW
クラウンロールおよびSクラウンロールの配置を示すロ
ール配置図、また同図のbはいずれも、同図aの各ロー
ル配置における形状制御範囲図、 第24図a,bはそれぞれ、20段圧延機における第1中間ロ
ールのシフト前およびシフト後におけるロール位置を示
した図、 第25図a,b,cはそれぞれ、テーパーロールを第1中間ロ
ールに単独で使用して場合における、シフト前、シフト
後の伸び差率分布および伸び差率の変化量の分布を示し
た図、 第26図a,b,cはそれぞれ、Sクラウンロールを第1中間
ロールに単独で使用して場合における、シフト前、シフ
ト後の伸び差率分布および伸び差率の変化量の分布を示
した図、 第27図a,b,cはそれぞれ、Wクラウンロールを第1中間
ロールに単独で使用して場合における、シフト前、シフ
ト後の伸び差率分布および伸び差率の変化量の分布を示
した図、 第28図は、従来の20段圧延機を用いた場合の伸び差率分
布を示した図、 第29図は、Wクラウンロールを、20段圧延機の中央の第
2中間ロールに使用した場合の伸び差率分布を示した
図、 第30図は、Wクラウンロールを、20段圧延機の外側の第
2中間ロールに使用した場合の伸び差率分布を示した
図、 第31図は、Wクラウンロールを、20段圧延機の第1中間
ロールに使用した場合の伸び差率分布を示した図、 第32図は、20段圧延機の第1中間ロールにSクラウンロ
ールを、外側の第2中間ロールにWクラウンロールをそ
れぞれ使用した場合の伸び差率分布を示した図である。 1…圧延材、2…ワークロール 3…第1中間ロール、4…第2中間ロール 5…バックアップロール 6…ロールベンディング装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−30104(JP,A) 特開 昭63−238905(JP,A) 特開 平2−235510(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のワークロールの背後に、それぞれ複
    数の第1中間ロール、第2中間ロールおよびバックアッ
    プロールを順次に配置した多段圧延機において、 該ワークロール、第1中間ロールおよび第2中間ロール
    からなるロール群の中から選んだ少なくとも2本一組の
    ロールに、互いに同じ波形曲線の少なくとも1波長分に
    わたるロールクラウンを付与する一方、同じく上記ロー
    ル群の中から選んだ他の少なくとも2本一組のロール
    に、互いに同じ波形曲線の少なくとも2波長分にわたる
    ロールクラウンを付与し、 しかも上記の各クラウン付与ロール対それぞれにつき、
    ロール軸方向が互いに逆向きとなる配置とし、かつロー
    ル軸方向への移動可能としてミルハウジングに組み込ん
    だことを特徴とする多段圧延機。
  2. 【請求項2】請求項1において、ロールベンディング装
    置を備える多段圧延機。
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