JPH074761Y2 - ヒューズ抵抗器 - Google Patents
ヒューズ抵抗器Info
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- JPH074761Y2 JPH074761Y2 JP2830091U JP2830091U JPH074761Y2 JP H074761 Y2 JPH074761 Y2 JP H074761Y2 JP 2830091 U JP2830091 U JP 2830091U JP 2830091 U JP2830091 U JP 2830091U JP H074761 Y2 JPH074761 Y2 JP H074761Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、絶縁基板上に抵抗体ペ
ーストを印刷したヒューズ抵抗器に係り、特に所定電圧
以上の電圧が連続して印加された場合に導通を開放する
フェイルセーフ機能を備えたヒューズ抵抗器に関する。
ーストを印刷したヒューズ抵抗器に係り、特に所定電圧
以上の電圧が連続して印加された場合に導通を開放する
フェイルセーフ機能を備えたヒューズ抵抗器に関する。
【0002】
【従来の技術】電気・電子回路を構成する主要な素子と
して抵抗素子があるが、プリント配線基板上において用
いられる抵抗素子は、抵抗体の両端から端子を導出させ
て、この抵抗体をガラスあるいは合成樹脂でモールドし
たものが一般的であった。
して抵抗素子があるが、プリント配線基板上において用
いられる抵抗素子は、抵抗体の両端から端子を導出させ
て、この抵抗体をガラスあるいは合成樹脂でモールドし
たものが一般的であった。
【0003】また、ハイブリッドIC等においては、セ
ラミック基板上に抵抗ペーストを塗布して、これを抵抗
素子とする技術が知られている。
ラミック基板上に抵抗ペーストを塗布して、これを抵抗
素子とする技術が知られている。
【0004】ところで、このような抵抗素子に対して、
規定以上の高電圧が長時間印加されると抵抗素子自体が
発熱し、当該素子が損傷するのみならず、回路基板上の
他の素子の特性をも劣化させる懸念があった。
規定以上の高電圧が長時間印加されると抵抗素子自体が
発熱し、当該素子が損傷するのみならず、回路基板上の
他の素子の特性をも劣化させる懸念があった。
【0005】そのために、一定以上の高電圧が印加され
ると抵抗体がクラック等により破損し、回路を開放状態
とする、いわゆるフェイルセーフ機能を備えた抵抗素子
も考えられる。
ると抵抗体がクラック等により破損し、回路を開放状態
とする、いわゆるフェイルセーフ機能を備えた抵抗素子
も考えられる。
【0006】このような抵抗素子、すなわち、ヒューズ
抵抗器の一例を図3に示す。同図に示すヒューズ抵抗器
1は、セラミック等からなる絶縁基板2の下端に一対の
端子3,3を取り付け、基板表面の中央にペースト抵抗
を塗布した抵抗体領域4を設けており、この抵抗体領域
4と上記端子3との間を導体パターン5で接続した構造
を有している。
抵抗器の一例を図3に示す。同図に示すヒューズ抵抗器
1は、セラミック等からなる絶縁基板2の下端に一対の
端子3,3を取り付け、基板表面の中央にペースト抵抗
を塗布した抵抗体領域4を設けており、この抵抗体領域
4と上記端子3との間を導体パターン5で接続した構造
を有している。
【0007】このようなヒューズ抵抗器1では、両端子
3,3間に所定以上の電圧が連続して印加されると、抵
抗体領域4が加熱し、熱応力の偏位によって絶縁基板2
にクラックDが生じ、端子3間の電気的導通を開放する
ことを予定したものである。
3,3間に所定以上の電圧が連続して印加されると、抵
抗体領域4が加熱し、熱応力の偏位によって絶縁基板2
にクラックDが生じ、端子3間の電気的導通を開放する
ことを予定したものである。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記図3に
示す従来技術では、クラックの生じる位置が不定である
ため、たとえば図3の符号Eで示す位置でクラックを生
じた場合、抵抗体領域4が完全に分断されないまま残っ
てしまう。このときには導通状態が持続してしまうため
に回路基板上の他の素子に定格以上の電圧が印加され続
け、最悪の場合にはヒューズ抵抗器の発熱による発火等
の危険もあった。
示す従来技術では、クラックの生じる位置が不定である
ため、たとえば図3の符号Eで示す位置でクラックを生
じた場合、抵抗体領域4が完全に分断されないまま残っ
てしまう。このときには導通状態が持続してしまうため
に回路基板上の他の素子に定格以上の電圧が印加され続
け、最悪の場合にはヒューズ抵抗器の発熱による発火等
の危険もあった。
【0009】本考案は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、その目的は規定値以上の高電圧が印加された場合
に、端子間の電気的開放を確実に行うことのできるヒュ
ーズ抵抗器を提供することにある。
あり、その目的は規定値以上の高電圧が印加された場合
に、端子間の電気的開放を確実に行うことのできるヒュ
ーズ抵抗器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は、絶縁基板の端
部に一対の端子を取付けるとともに上記基板の表面に抵
抗体領域を設け、上記端子と抵抗体領域とを導体パター
ンで接続したヒューズ抵抗器であって、上記基板表面に
おいて、一端を上記端子に接続された上記導体パターン
が、基板表面の周縁近傍を経由して折り返し、その他端
を抵抗体領域と接続したことを要旨とする。
部に一対の端子を取付けるとともに上記基板の表面に抵
抗体領域を設け、上記端子と抵抗体領域とを導体パター
ンで接続したヒューズ抵抗器であって、上記基板表面に
おいて、一端を上記端子に接続された上記導体パターン
が、基板表面の周縁近傍を経由して折り返し、その他端
を抵抗体領域と接続したことを要旨とする。
【0011】また、上記基板の周縁の少なくとも一部
に、上記両端子間に所定以上の高電圧が印加された際に
クラックの発生方向をガイドする切欠部を穿設してもよ
い。
に、上記両端子間に所定以上の高電圧が印加された際に
クラックの発生方向をガイドする切欠部を穿設してもよ
い。
【0012】
【作用】上記した手段によれば、基板表面において、端
子と抵抗体領域とを接続している導体パターンが基板表
面の周縁近傍に敷設されている。そのため、端子間に高
電圧が連続して印加された場合には、基板表面の周縁に
生じるクラックによって導体パターンのいずれかの部分
で導通が遮断される。そのため、規定値以上の高電圧印
加の際に、端子間の開放を確実に行うことができる。
子と抵抗体領域とを接続している導体パターンが基板表
面の周縁近傍に敷設されている。そのため、端子間に高
電圧が連続して印加された場合には、基板表面の周縁に
生じるクラックによって導体パターンのいずれかの部分
で導通が遮断される。そのため、規定値以上の高電圧印
加の際に、端子間の開放を確実に行うことができる。
【0013】さらに、上記基板の周縁の一部に切欠部を
穿設しておくことによって、基板が破断しやすい状態と
なり、規定値をわずかに越える電圧値の場合にも、端子
間の開放が実現する。
穿設しておくことによって、基板が破断しやすい状態と
なり、規定値をわずかに越える電圧値の場合にも、端子
間の開放が実現する。
【0014】さらに、切欠部を穿設しておくことで、ク
ラックの発生方向を、たとえば抵抗体領域を分断する方
向となるように制御することが可能となり、上記と相ま
って規定値以上の高電圧印加の際に、端子間の開放をよ
り確実に行うことができる。
ラックの発生方向を、たとえば抵抗体領域を分断する方
向となるように制御することが可能となり、上記と相ま
って規定値以上の高電圧印加の際に、端子間の開放をよ
り確実に行うことができる。
【0015】以上のように、ヒューズ抵抗器の発熱に起
因する他の素子の損傷・特性劣化等を防止できる。
因する他の素子の損傷・特性劣化等を防止できる。
【0016】
【実施例】図1および図2は、本考案の一実施例である
ヒューズ抵抗器を示す正面図である。
ヒューズ抵抗器を示す正面図である。
【0017】本実施例のヒューズ抵抗器1は、絶縁基板
2の下端に端子3が取り付けられており、絶縁基板2の
表面中央には抵抗体領域4が形成されている。そして、
上記端子3と抵抗体領域4とは導体パターン5で接続さ
れている。
2の下端に端子3が取り付けられており、絶縁基板2の
表面中央には抵抗体領域4が形成されている。そして、
上記端子3と抵抗体領域4とは導体パターン5で接続さ
れている。
【0018】本実施例で用いられる絶縁基板2は、たと
えばアルミナ、フォルステライトから選ばれるセラミッ
ク基板であり、いわゆる半練のグリーンシート状態で板
片状に加工した後、焼結させて得ることができる。
えばアルミナ、フォルステライトから選ばれるセラミッ
ク基板であり、いわゆる半練のグリーンシート状態で板
片状に加工した後、焼結させて得ることができる。
【0019】端子3は、42アロイあるいはコバール等
の導電性の高い金属からなり、この基端は絶縁基板2に
半田等で固定されている。
の導電性の高い金属からなり、この基端は絶縁基板2に
半田等で固定されている。
【0020】絶縁基板2の表面に形成された抵抗体領域
4は、ルテニウム系ペーストを塗布したものであり、導
電材料の配合比率により抵抗率が可変である。
4は、ルテニウム系ペーストを塗布したものであり、導
電材料の配合比率により抵抗率が可変である。
【0021】導体パターン5は、Ag・Pd系の導電性
金属を半溶融状態でスキージ法あるいはマスク法等の印
刷技術を用いることによって、所定形状に塗布すること
ができる。
金属を半溶融状態でスキージ法あるいはマスク法等の印
刷技術を用いることによって、所定形状に塗布すること
ができる。
【0022】本実施例において、この導体パターン5
は、その一端が端子3に接続され、その途中部分は基板
表面の周縁近傍を経由して、基板表面の中央に入り込む
形状で形成されている。このような導体パターン5の敷
設形状は基板表面の周縁全周にわたることが好ましい。
は、その一端が端子3に接続され、その途中部分は基板
表面の周縁近傍を経由して、基板表面の中央に入り込む
形状で形成されている。このような導体パターン5の敷
設形状は基板表面の周縁全周にわたることが好ましい。
【0023】上記絶縁基板2において、図1において一
対の端子3,3間(図2では端子3,3間と上端)には
切欠部6が穿設されている。この切欠部6は前述の絶縁
基板2の形成過程で、グリーンシートの段階で設けてお
くことができる。
対の端子3,3間(図2では端子3,3間と上端)には
切欠部6が穿設されている。この切欠部6は前述の絶縁
基板2の形成過程で、グリーンシートの段階で設けてお
くことができる。
【0024】なお、以上で説明した絶縁基板2素子の表
面全体または少なくとも抵抗体領域4は、沿面放電を防
止するために、低融点ガラス等のガラス材料7が塗布さ
れている。さらにこのガラス材料7の塗布により、物理
的な損傷等を防止することができる。
面全体または少なくとも抵抗体領域4は、沿面放電を防
止するために、低融点ガラス等のガラス材料7が塗布さ
れている。さらにこのガラス材料7の塗布により、物理
的な損傷等を防止することができる。
【0025】図1に示すようなヒューズ抵抗器1におい
て、規定値以上の電圧、たとえば交流600V程度の高
電圧が端子3,3間に印加された場合、抵抗体領域4に
おいて電気エネルギーが熱エネルギーに変換して発熱す
る。そのため、絶縁基板2内において熱応力が偏位した
状態となり、物理的な構造の最も脆い切欠部6から符号
Aで示す方向にクラックを生じ、このクラックAが抵抗
体領域4を分断して端子3,3間の電気的導通を遮断す
る。
て、規定値以上の電圧、たとえば交流600V程度の高
電圧が端子3,3間に印加された場合、抵抗体領域4に
おいて電気エネルギーが熱エネルギーに変換して発熱す
る。そのため、絶縁基板2内において熱応力が偏位した
状態となり、物理的な構造の最も脆い切欠部6から符号
Aで示す方向にクラックを生じ、このクラックAが抵抗
体領域4を分断して端子3,3間の電気的導通を遮断す
る。
【0026】このとき、絶縁基板2がクラックによって
破断された瞬間に端子3,3間に放電が発生する可能性
があるが、このような放電の発生を防止するために、端
子3,3の各基部をエポキシ樹脂等の合成樹脂で覆うよ
うにしてもよい。
破断された瞬間に端子3,3間に放電が発生する可能性
があるが、このような放電の発生を防止するために、端
子3,3の各基部をエポキシ樹脂等の合成樹脂で覆うよ
うにしてもよい。
【0027】また、絶縁基板2中での熱応力の偏位状態
如何によっては、符号Bで示すように絶縁基板2の側部
方向からクラックを生じる場合もあるが、本実施例で
は、このクラックBによって絶縁基板2の周縁近傍に敷
設された導体パターン5がまず分断される。したがっ
て、クラックBを生じた段階で端子3,3間の電気的導
通が遮断されるため、抵抗体領域4の過熱を防止でき
る。
如何によっては、符号Bで示すように絶縁基板2の側部
方向からクラックを生じる場合もあるが、本実施例で
は、このクラックBによって絶縁基板2の周縁近傍に敷
設された導体パターン5がまず分断される。したがっ
て、クラックBを生じた段階で端子3,3間の電気的導
通が遮断されるため、抵抗体領域4の過熱を防止でき
る。
【0028】さらに、図2に示したヒューズ抵抗器1で
は、切欠部6から生じたクラックCが抵抗体領域4を完
全に分断しない程度のものであっても、導体パターン5
は確実に分断される。そのため端子3間の電気的導通も
確実に遮断される。
は、切欠部6から生じたクラックCが抵抗体領域4を完
全に分断しない程度のものであっても、導体パターン5
は確実に分断される。そのため端子3間の電気的導通も
確実に遮断される。
【0029】
【考案の効果】本考案によれば、端子間に高電圧が印加
された場合には、基板表面の周縁に生じるクラックによ
って導体パターンのいずれかの部分でまず導通が遮断さ
れるため、規定値以上の高電圧印加の際に、端子間の開
放を確実に行うことができる。
された場合には、基板表面の周縁に生じるクラックによ
って導体パターンのいずれかの部分でまず導通が遮断さ
れるため、規定値以上の高電圧印加の際に、端子間の開
放を確実に行うことができる。
【0030】さらに、上記基板の周縁の一部に切欠部を
穿設しておくことによって、クラックの発生方向を抵抗
体領域を分断する方向となるように制御することが可能
となり、端子間の開放をより確実に行うことができる。
穿設しておくことによって、クラックの発生方向を抵抗
体領域を分断する方向となるように制御することが可能
となり、端子間の開放をより確実に行うことができる。
【0031】このため、ヒューズ抵抗器の発熱に起因す
る他の素子の損傷・特性劣化等を防止できる。
る他の素子の損傷・特性劣化等を防止できる。
【図1】本考案の一実施例であるヒューズ抵抗器を示す
正面図である。
正面図である。
【図2】本考案の一実施例であるヒューズ抵抗器を示す
正面図である。
正面図である。
【図3】従来技術の一例であるヒューズ抵抗器を示す正
面図である。
面図である。
1 ヒューズ抵抗器、 2 絶縁基板、 3 端子、 4 抵抗体領域、 5 導体パターン、 6 切欠部、 7 ガラス材料、 A〜E クラック。
Claims (2)
- 【請求項1】 絶縁基板の端部に一対の端子を取付ける
とともに上記基板の表面に抵抗体領域を設け、上記端子
と抵抗体領域とを導体パターンで接続したヒューズ抵抗
器であって、 上記基板表面において、一端を上記端子に接続された上
記導体パターンが、基板表面の周縁近傍を経由して折り
返し、その他端を抵抗体領域と接続したことを特徴とす
るヒューズ抵抗器。 - 【請求項2】 上記基板の周縁の少なくとも一部には、
上記両端子間に所定以上の高電圧が印加された際のクラ
ックの発生方向をガイドする切欠部が穿設されているこ
とを特徴とする請求項1記載のヒューズ抵抗器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2830091U JPH074761Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | ヒューズ抵抗器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2830091U JPH074761Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | ヒューズ抵抗器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0517901U JPH0517901U (ja) | 1993-03-05 |
| JPH074761Y2 true JPH074761Y2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=12244770
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2830091U Expired - Lifetime JPH074761Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | ヒューズ抵抗器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH074761Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP2830091U patent/JPH074761Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0517901U (ja) | 1993-03-05 |
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