JPH075110Y2 - ホイール式クレーンにおける補助ジブの格納保持装置 - Google Patents

ホイール式クレーンにおける補助ジブの格納保持装置

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JPH075110Y2
JPH075110Y2 JP1988042250U JP4225088U JPH075110Y2 JP H075110 Y2 JPH075110 Y2 JP H075110Y2 JP 1988042250 U JP1988042250 U JP 1988042250U JP 4225088 U JP4225088 U JP 4225088U JP H075110 Y2 JPH075110 Y2 JP H075110Y2
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幸雄 小泉
勉 毛利
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Kobe Steel Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はトラッククレーン、ラフテレーンクレーン等の
ホイール式クレーンにおいて、補助ジブをブーム側面の
格納位置に保持する補助ジブの格納保持装置に関するも
のである。
〔従来の技術〕
従来、梯子状に構成された圧縮柱式補助ジブ(以下、単
にジブという)を、不使用時にブームの一方の横側面に
ジブ厚み方向面が左右に向く竪置き状態で横抱き格納
し、この格納位置から垂下させ、次いで捻転させる所謂
ジブツイスト方式をとるホイール式クレーン(たとえば
特開昭62−46898号公報参照)においては、ジブを長さ
方向数個所でブームにピン止めして格納状態に固定する
のが一般的である。
〔考案が解決しようとする課題〕 ところが、格納作業時の作業員のミスによって、ジブを
前方向に固定するピンを入れ忘れたり、張出しまたは格
納作業時の手順の誤りによって同ピンが抜かれた状態が
発生したりする場合がある。
このようなジブ前方への固定機能が失われた状態(以
下、ジブ非固定状態という)が発生すると、ブームが前
下がりにセットされたり、走行が急停止されたりした場
合に、ジブが前方に滑動して脱落するおそれがあった。
そこで本考案は、ジブ非固定状態が発生しても、ジブの
前方への滑動、脱落を防止して格納位置に確実に保持す
ることができるホイール式クレーンにおける補助ジブの
格納保持装置を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、ブームの側面に竪置き格納されたジブの基端
部をブームの先端部に連結し、ジブを、この連結点を支
点として垂下させる工程、この垂下状態で捻転させる工
程を経てブーム先端に張出す一方、これと逆に捻転工
程、および上記垂下位置から格納位置に引寄せる引寄せ
工程を経て格納し、かつ、ブームにおけるジブが格納さ
れる側面に、上記ジブ垂下工程およびジブ引寄せ工程で
ジブ側の係合片に係合する係合レールを設けたホイール
式クレーンにおいて、上記係合レールに、補助ジブ格納
状態で補助ジブに前方から当接して同ジブの前方移動を
阻止するストツパ部材が設けられてなるものである。
〔作用〕
この構成により、ジブ格納状態でジブの前方移動がスト
ッパ部材によって阻止されるため、ジブ非固定状態が発
生しても、ジブの前方への滑動が確実に防止される。
〔実施例〕
本考案の実施例を図によって説明する。
まず、このホイール式クレーンにおけるジブ張出し、格
納のための基本的構成を説明する。
伸縮ブーム1は、基本ブーム1aと、中間ブーム1bと、先
端ブーム1cとによってテレスコープ状に伸縮自在に構成
される。
なお、中間ブーム1bは一般的には複数段設けられるが、
ここでは説明を判りやすくするために中間ブーム1bが1
段の場合を示している。
この伸縮ブーム1には、先端ブーム1cの先端部左右両側
にそれぞれジブ取付軸(右側は第6図に示す)11,12が
水平に突設されるとともに、基本ブーム1aの先端部にお
けるジブ2が格納される左側面に、水平溝部31と、前下
がりの傾斜溝部32とを備えた公知のジブガイド3が設け
られている。
また、中間ブーム1bの先端部左側面に係合レール4が設
けられている。
この係合レール4は、断面コ字形の枠材にて、ブーム全
縮状態におけく左側ジブ取付軸11を中心とする円弧状に
形成され、前部が先端ブーム1cの先端側に突出する状態
で取付けられている。
ジブ2は、左右両側の主桁2a,2b間に複数本の連結桟2c
…が取付けられてなる先すぼまりの梯子状に構成されて
いる。
このジブ2には、基端部左右両側、すなわち両側主桁2
a,2bの基端部に二股状のジブフット21,22が設けられ、
ジブ使用時に、第5,6図に示すようにこの両側ジブフッ
ト21,22がそれぞれ両側ジブ取付軸11,12に係合連結され
た状態でブーム先端に張出され、不使用時には第1図お
よび第9図等に示すように、左側ジブフット21が下側
に、右側ジブフット22が上側に位置する竪置き姿勢でブ
ーム左側面に引寄せ格納される。
このジブ2における格納状態での下側主桁2aの基端部下
面に箱状のブラケット23が固着され、このブラケット23
にロッド51を介して二股状の連結具5が設けられてい
る。
ロッド51は、下側主桁2aに対し下方にずれた位置で下側
主桁2aとほぼ平行となる状態で、ブラケット23に、ロッ
ド軸心xまわりに回転自在でかつ同軸心x上をスライド
自在に支持されている。
これにより、連結具5が、上記ロッド軸心xまわりに回
転自在でかつ同軸心x上をスライドしうるように構成さ
れている。
また、ロッド51の、連結具5と反対側の端部にはスラス
トプレート52が装着され、このスラストプレート52がブ
ラケット23の先端面に当接した第1図等に示す状態で、
ロッド51、すなわち連結具5がジブ基端方向に最大限に
突出した進出状態となる。この進出状態で、連結具5が
下側(左側)ジブフット21よりジブ基端方向に突出し、
この状態で連結具5が左側ジブ取付軸11に係合しうるこ
ととなる。
一方、ジブ2における格納状態での上側主桁2bの基部上
面にガイドローラ24が突設され、このガイドローラ24
と、ブーム2のジブガイド3とによって、ジブ張出し時
にはジブ2が第1図および第9図の格納位置から第8図
の垂下位置まで、ジブ格納時にはこの逆に移動するよう
になっている。
また、ジブ格納状態で上側に位置する右側ジブフット22
に、ブーム1の係合レール4に係合する公知の係合片25
が突設されている。
つぎにジブ格納手順を説明する。
ジブ2は、使用時に第5,6図に示すように左側ジブフッ
ト21および連結具5が左側ジブ取付軸11に、右側ジブフ
ット22が右側ジブ取付軸12にそれぞれ係合連結された状
態でブーム先端に張出される。Sはこのジブ張出し状態
でジブ2を支持するサスペンションロッドである。
(イ)ブーム1をほぼ水平に倒し、補巻ロープWの端末
に装着した補フックFをジブ先端部に係止させてジブ2
を支持した第5,6図の状態としてサスペンションロッド
Sを取外す。
また、左右のジブフット21,22のジブ取付軸11,12に対す
るピン固定を解き、この後ブーム3を起こす。
つぎに、補巻ロープWをゆるめてジブ2を第7図に示す
ように垂下させ、かつ補フックFをジブ先端部から外し
た後、ジブ2を連結具5のロッド軸心xまわりに格納方
向(第7図矢印A方向)に約270°捻転させる。
このとき、ジブ2の係合片25をブーム1の係合レール4
に係合させ、この状態からブーム3を起こして第8図の
状態とする。
この状態で、ガイドローラ24がジブガイド3の入口に臨
み、この後、ブーム1を縮小させることにより、ガイド
ローラ24がジブガイド3内に入り込んで傾斜溝部32から
水平溝部31へと移動する。
これにより、ジブ4が連結具5と左側ジブ取付軸11の連
結点を支点としてブーム左側面に自動的に引寄せられて
第9図および第1図〜第4図の格納状態となる。
また、このジブ引寄せ段階において、ジブ2の係合片25
がブーム1の係合レール4に係合した状態で同レール4
に沿って移動し、この係合案内作用によって、ジブ引寄
せ中におけるロッド軸心まわりのジブ2の回転、すなわ
ち張出し方向への逆転(転倒)が阻止される。
ジブ2は、この格納位置で、中間部および先端部が、基
本ブーム1aの左側面に図示しないピンにて固定される。
なお、ジブ格納後、連結具5は、ブーム単独での作業の
邪魔にならないように、左側ジブ取付軸11から取外され
る。
また、ジブ格納状態で、ジブ2の係合片25は、ブーム1
の係合レール4から前方に外れた状態となる。
一方、ジブ2の張出しは上記と逆の手順によって行なわ
れる。
上記ジブ張出し、格納構成によると、第1,9図に示すジ
ブ格納状態で、ジブ下側主桁2aが、ツイスト中心軸であ
るロッド51より距離dだけ上方に位置するため、従来の
ように下側ジブフット軸心をツイスト中心とする場合と
比較して、上記距離d分、ジブ全体が上方に格納され
る。
すなわち、ジブ2を、ブーム下方に殆ど突出しない上方
位置に自動的に格納でき、ジブ2を引寄せ後に、改めて
上方位置に引上げる必要なくして、良好な前方視界を確
保することができる。
ところで、旧来の、左側ジブフット21が直接左側ジブ取
付軸11に係合連結され、この連結点を支点としてジブ2
がツイスト回転する方式の場合は、ジブ格納状態で左側
ジブフット21が左側ジブ取付軸11に係合しているため、
ジブ張出し、格納作業時の手順の誤り、固定ピンの入れ
忘れによってジブ非固定状態が発生した場合でも、ジブ
2の前方への滑動はジブ取付軸11によって防止される。
ところが、ジブ2をできるだけ高い位置に格納するため
に左側ジブフット21とは別に連結具5を設けた上記構成
によると、ジブ格納状態で、左側ジブフット21が左側ジ
ブ取付軸11よりも上部に位置し、かつ連結具5をジブ取
付軸11から外されているため、上記ジブ非固定状態が発
生した場合に、ジブ2が前方に滑動、脱落する危険性が
高いという問題がある。
そこで、この点の対策として、係合レール4にストッパ
6が設けられている。
このストッパ6は、ジブ格納状態で、図示のように右側
(上側)ジブフット22内に嵌まり込むように、アングル
状の取付板61を介して係合レール4の前端部側面に、同
レール上部に突出する状態で取付けられている。
したがって、ジブ格納状態で、このストッパ6によって
右側ジブフット22、すなわちジブ全体の前方移動が阻止
されるため、ジブ非固定状態が発生しても、ジブ2の前
方への滑動、脱落が確実に防止されることとなる。
また、ストッパ6を係合レール4に設けているため、ス
トッパ6を同レール4と無関係にブーム1(中間ブーム
1b)に直接取付ける場合と比較して、ストッパ6が小
形、軽量ですみ、その取付けが容易となる。
さらに、ストッパ6によって、右側ジブフット22が左右
方向に位置規制されるため、格納位置で同ジブフット22
がブーム側面から離間する方向に動いて係合片25の平面
位置が係合レール4から外れてしまい、張出し時におい
てジブ2を格納位置から垂下させる際に係合片25が係合
レール4に嵌まり込まず、ジブ2が垂下過程でロッド軸
心xまわりに回転してしまうといったおそれがなくな
る。
ところで、上記実施例では、ジブ非固定状態の発生によ
ってジブ滑動のおそれが高いジブ格納方式として、ジブ
ツイスト方式で、かつジブ左側主桁2aからずれた軸心x
まわりにツイスト回転させる方式をとるクレーンを例に
とったが、左側ジブフット21と左側ジブ取付軸11の連結
点を中心としてジブ2をツイストさせる方式をとるクレ
ーンにおいても、ブーム1が伸長した状態ではジブフッ
ト21が左側ジブ取付軸11から外れてジブ2の前方への滑
動が起こりうるため、本考案はこのようなクレーンに対
しても適用することができる。
〔考案の効果〕
上記のように本考案によるときは、ジブツイスト方式を
とり、ジブを竪置き格納するホイール式クレーンにおい
て、ジブ張出し時のジブ垂下工程、およびジブ格納時の
ジブ引寄せ工程でジブの転倒を防止するためにブーム側
面に設けられた係合レールに、ジブ格納時にジブに前方
から当接してジブの前方移動を阻止するストッパ部材を
設けたから、ジブ張出し、格納作業手順の誤りや作業員
の固定ピンの入れ忘れ等によってジブが格納位置で全方
向に固定されないジブ非固定状態が発生した場合に、ス
トッパによってジブの前方への滑動を確実に防止するこ
とができる。
また、ストッパ部材を係合レールに設けたから、ストッ
パ部材を同レールと無関係にブームに直接取付ける場合
と比較して、ストッパ部材が小形、軽量ですみ、その取
付けが容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかる格納保持装置が設けら
れたクレーンにおけるジブ格納状態の部分側面図、第2
図は第1図の一部拡大図、第3図は同平面図、第4図は
第3図IV−IV線断面図、第5図はジブ格納手順を説明す
るためのジブ張出し状態の側面図、第6図は同平面図、
第7図はジブ垂下状態、第8図はさらにジブをツイスト
させた状態、第9図はジブ格納状態の各側面図である。 1……ブーム、11,12……ジブ取付軸、2……補助ジ
ブ、21,22……連結部としてのジブフット、4……係合
レール、25……係合片、6……ストッパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブームの側面に竪置き格納されたジブの基
    端部をブームの先端部に連結し、ジブを、この連結点を
    支点として垂下させる工程、この垂下状態で捻転させる
    工程を経てブーム先端に張出す一方、これと逆に捻転工
    程、および上記垂下位置から格納位置に引寄せる引寄せ
    工程を経て格納し、かつ、ブームにおけるジブが格納さ
    れる側面に、上記ジブ垂下工程およびジブ引寄せ工程で
    ジブ側の係合片に係合する係合レールを設けたホイール
    式クレーンにおいて、上記係合レールに、補助ジブ格納
    状態で補助ジブに前方から当接して同ジブの前方移動を
    阻止するストッパ部材が設けられてなることを特徴とす
    るホイール式クレーンにおける補助ジブの格納保持装
    置。
JP1988042250U 1988-03-29 1988-03-29 ホイール式クレーンにおける補助ジブの格納保持装置 Expired - Lifetime JPH075110Y2 (ja)

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JP4683971B2 (ja) * 2005-03-25 2011-05-18 株式会社タダノ 移動式クレーンのジブ連結構造
JP5573393B2 (ja) * 2010-06-15 2014-08-20 コベルコクレーン株式会社 伸縮式ブームのジブ連結装置
JP5626141B2 (ja) * 2011-06-23 2014-11-19 コベルコクレーン株式会社 クレーンのジブ連結装置

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