JPH0751693B2 - 被覆用樹脂組成物 - Google Patents

被覆用樹脂組成物

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JPH0751693B2
JPH0751693B2 JP62279289A JP27928987A JPH0751693B2 JP H0751693 B2 JPH0751693 B2 JP H0751693B2 JP 62279289 A JP62279289 A JP 62279289A JP 27928987 A JP27928987 A JP 27928987A JP H0751693 B2 JPH0751693 B2 JP H0751693B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は新規な被覆用樹脂組成物に関し、さらに詳しく
は、殊に陰極電着塗装用として適した厚膜塗装適性およ
び防食性が改善された被覆用樹脂組成物に関する。
[従来の技術] 陰極電着塗料用樹脂組成物としては、従来例えば、特開
昭54−93024号公報に開示されている如く、エポキシ基
含有樹脂をポリアミンと反応させることにより得られる
エポキシ−ポリアミン樹脂とアルコール類でブロツクさ
れたポリイソシアネート硬化剤とを組合せた樹脂組成物
が一般的である。上記エポキシ基含有樹脂としては防食
性の点から、通常ビスフエノールAジグリシジルエーテ
ルをビスフエノールAを用いて高分子量化したものが用
いられ、さらにエポキシ樹脂中に一部軟質のポリエステ
ル、ポリエーテル、ポリアミド、ポリブタジエン、ブタ
ジエン−アクリロニトリル共重合体等の可塑性変性剤を
導入して可塑化したものも実用化されている。
[発明が解決しようとする問題点] 最近、自動車のボデイーや下廻りの部品電着塗装分野に
おいて、美観や塗膜性能の面から厚膜塗装適性を有し且
つ高度の防食性を有する塗料の開発の要求が強まってい
る。
これらの要求に対処すべく、陰極電着塗装における厚膜
塗装適性を付与するため、エポキシ樹脂の従来の可塑性
変性剤を増量すると、樹脂中に耐食性の弱い成分が導入
され、十分な防食性が得られず、一方可塑性変性剤量を
減量して防食性を補強しようとすると、厚膜塗装適性が
得られないという問題点がある。
[問題点を解決するための手段] 本発明発明者らは厚膜塗装適性を有し且つ高度の防食性
を有する樹脂組成物を得る目的で鋭意検討を行った結
果、炭素原子数3〜4個のアルキレンオキシドを特定量
導入したエポキシ樹脂を用いることによつて上記目的が
達成できることを見出し本発明に至った。
しかして本発明によれば、 (a) 下記一般式(I) 式中、RはCH3又はCH2CH3を表わし、 m+nは1〜6の整数である、 で示されるジエポキシド化合物、 (b) ビスフエノール類および必要に応じて、 (c) ビスフエノールジグリシジルエーテルを反応さ
せて得られるエポキシ樹脂に (d) 活性水素を有するアミン化合物 を付加させて得られるエポキシ−ポリアミン樹脂を主成
分とすることを特徴とする被覆用樹脂組成物が提供され
る。
本発明に用いられる一般式(I)で示されるジエポキシ
ド化合物(a)は、ビスフエノールAに炭素原子数3〜
4個の1,2−アルキレンオキシドを付加させた後、エピ
クロルヒドリンでエポキシ化して得られるものであり、
このようにして得られるジエポキシド化合物は、可塑性
成分であるアルキレンオキシ構造が硬質のビスフエノー
ルA構造と比較的短い間隔で繰り返し構造を形成してい
るため、厚膜塗装適性を有し且つ高い防食性を示すもの
と考えられる。
ビスフエノールAに付加させるアルキレンオキシドとし
てエチレンオキシドを使用した場合には、このような利
点は得られず、炭素原子数3〜4個の1,2−アルキレン
オキシド、すなわち、1,2−プロピレンオキシド又は1,2
−ブチレンオキシドを使用することによってはじめて、
上記の性能を満足することができることが本発明におい
て見い出された。アルキレンオキシドとしてエチレンオ
キシドを使用した場合には、得られるジエポキシド化合
物は疎水性が小さくなり耐食性が悪化し、他方炭素原子
数5個以上のアルキレンオキシドは一般に入手困難であ
るのみならず炭素原子数が多いアルキレンオキシドを用
いると得られる樹脂の軟質化が起こり、耐食性が悪くな
る傾向があるため好ましくない。
また、式(I)ジエポキシ化合物におけるアルキレンオ
キシ基の繰返し単位数mおよびnの合計(m+n)は1
〜6の範囲内、好ましくは1〜3の範囲内の整数であ
る。繰り返し単位数の合計(m+n)が6を超えると得
られる樹脂が軟質化し、防食性が低下する傾向があるた
め好ましくない。
本発明において、上記式(I)で示されるジエポキシド
化合物(a)は、ビスフエノール類(b)および必要に
応じてビスフエノールジグリシジルエーテル(c)と反
応せしめ、さらに活性水素を有するアミン化合物(d)
が付加させることによりエポキシ−ポリアミン樹脂が得
られる。
該エポキシ−ポリアミン樹脂を得るための反応態様とし
ては以下に示すものを挙げることができる。
(i) ジエポキシド化合物(a)と当量未満のビスフ
エノール類(b)とを反応させ、得られるエポキシ樹脂
の末端オキシラン基にアミン化合物(d)を付加する方
法; (ii) ジエポキシド化合物(a)と当量を超えるビス
フエノール類(b)とを反応させて得られる樹脂の末端
水酸基に当量を超えるビスフエノールジグリシジルエー
テル(c)を反応させ、得られるエポキシ樹脂の末端オ
キシラン基にアミン化合物(d)を付加する方法; (iii) ジエポキシド化合物(a)、ビスフエノール
ジグリシジルエポキシ(c)および(a)+(c)の合
計のオキシラン基に対し当量未満の水酸基量となる量の
ビスフエノール類(b)とを同時に反応させ、得られる
エポキシ樹脂の末端オキシラン基にアミン化合物(d)
を付加させる方法など。
上記(i)、(ii)及び(iii)の方法において、アミ
ン化合物(d)の付加は、エポキシ樹脂の高分子量化の
際に同時に行なうこともできる。上記(i)、(ii)及
び(iii)の反応方法のうち、(ii)の方法が樹脂の設
計およびコントロールの点で特に好ましい。
上記反応に用いるビスフエノール類(b)の代表例に
は、ビス(4−ヒドロキシフエニル)−2,2−プロパ
ン、ビス(4−ヒドロキシフエニル)−1,1−エタン、
ビス(4−ヒドロキシフエニル)−メタン、4,4′−ジ
ヒドロキシジフエニルエーテル、4,4′−ジヒドロキシ
ジフエニルスルホン、ビス(4−ヒドロキシフエニル)
−1,1−イソブタン、ビス(4−ヒドロキシ−3−t−
ブチルフエニル)−2,2−プロパン等が挙げられる。
また、ビスフエノールジグリシジルエーテル(c)とし
ては、数平均分子量が少なくとも約320、好適には約340
〜2000の範囲で且つエポキシ当量が少なくとも約160、
好適には約170〜1000の範囲内のビスフエノールジグリ
シジルエーテルが適当であり、殊に下記式 で示されるビスフエノールA型ジグリシジルエーテル
が、価格、防食性の点で特に好適である。
ジエポキシド化合物(a)、ビスフエノール(b)およ
び必要に応じて(c)ビスフエノールジグリシジルエー
テルとを反応させてエポキシ樹脂を製造するに際して、
ジエポキシド化合物(a)の使用量は、上記(a)、
(b)及び(c)成分の合計量を基準にして10重量%以
上とするのが好ましい。ジエポキシド化合物(a)の使
用量が10重量%未満では厚膜塗装適性が得られなくなる
傾向がある。
得られるエポキシ樹脂は1000〜5000の範囲内の数平均分
子量を有することが防食性および厚膜塗装適性の点から
好ましい。
上記エポキシ樹脂を得るための前記オキシラン基と水酸
基の反応は、それ自体既知の方法で行なうことができ、
例えばジメチルベンジルアミン、トリブチルアミン、ト
リエチルアミンなどの塩基性アミノ化合物等の触媒の存
在下に、約50℃〜約200℃の温度で約1〜約15時間加熱
することによつて行なうことができる。
上記のようにして得られるエポキシ樹脂は次いで活性水
素を有するアミン化合物(d)を付加させることにより
エポキシ−ポリアミン樹脂とすることができる。活性水
素を有するアミン化合物(d)としては、脂肪族、脂環
式もしくは芳香−脂肪族系の第1級もしくは第2級アミ
ン、アルカノールアミン、第3級アミン塩等の、オキシ
ラン基と反応しうる活性水素を有する該エポキシ樹脂に
アミノ基又は第4級アンモニウム塩を導入しうるアミン
化合物が挙げられる。これらの活性水素を有するアミン
化合物の代表例としては次のものを挙げることができ
る。
(1) ジエチレントリアミン、ヒドロキシエチルアミ
ノエチルアミン、エチルアミノエチルアミン、メチルア
ミノプロピルアミンなどの1個の2級アミノ基と1個以
上の1級アミノ基を含有するアミン化合物の1級アミノ
基を、ケトン、アルデヒドもしくはカルボン酸と例えば
100〜230℃程度の温度で加熱反応させてアルジミン、ケ
チミン、オキサゾリンもしくはイミダゾリンに変性した
化合物; (2) ジエチルアミン、ジエタノールアミン、ジ−n
−または−iso−プロパノールアミン、N−メチルエタ
ノールアミン、N−エチルエタノールアミンなどの第2
級モノアミン; (3) モノエタノールアミンのようなモノアルカノー
ルアミンとジアルキル(メタ)アクリルアミドとをミカ
エル付加反応により付加させて得られたる第2級アミン
含有化合物; (4) モノエタノールアミン、ネオペンタノールアミ
ン、2−アミノプロパノール、3−アミノプロパノー
ル、2−ヒドロキシ−2′(アミノプロポキシ)エチル
エーテル等のアルカノールアミンの1級アミノ基をケチ
ミンに変性した化合物; (5) ジメチルエタノールアミン、トリエチルアミ
ン、トリメチルアミン、トリイソプロピルアミン、メチ
ルジエタノールアミン等の第3級アミンと酢酸、乳酸等
の有機酸との塩など。
これらの活性水素を有するアミン化合物は、前記エポキ
シ樹脂中のオキシラン基と例えば約30〜約160℃の温度
で約1〜約5時間程度反応させることによつてエポキシ
−ポリアミン樹脂を得ることができる。またエポキシ樹
脂中へのアミン化合物の付加は前述したように、エポキ
シ樹脂の高分子量化の際に同時行なうこともできる。
これらの活性水素を有するアミン化合物の使用量は、本
発明のエポキシ−ポリアミン樹脂のアミン価が15〜100
の範囲内となるような量が好ましい。アミン価が15未満
であると樹脂の水分散が困難となり、またアミン価が10
0を超えると、得られる塗膜の耐水性が悪くなる傾向が
ある。
上記のエポキシ−ポリアミン樹脂はまた、例えば、3級
アミン塩、モノカルボン酸、2級スルフイド塩、モノフ
エノール、モノアルコールなどの反応試剤と反応させ
て、水分散性の調節や塗膜の平滑性の改良を行なうこと
もできる。
さらに、エポキシ−ポリアミン樹脂中にブロツクイソシ
アネート基、β−ヒドロキシカルバミン酸エステル基、
α,β−不飽和カルボニル基、N−メチロール基などの
架橋性官能基を導入することによつて内部架橋性を持た
せることもできる。
上記の反応試剤との反応および架橋性官能基の導入は、
エポキシ樹脂に活性水素を有するアミン化合物を付加さ
せる以前に行なつてもよい。
以上述べたようにして得られるエポキシ−ポリアミン樹
脂は外部架橋剤を併用することができる。併用しうる外
部架橋剤としては、架橋性基を1分子中に2個以上有す
る化合物、例えばブロツクポリイソシアネート、ポリア
ミンのβ−ヒドロキシカルバミン酸エステル、マロン酸
エステル誘導体、メチロール化メラミン、メチロール化
尿素などを挙げることができる。エポキシ−ポリアミン
樹脂とこれらの外部架橋剤との配合比率(固形分比)は
100/0〜60/40の範囲が好ましい。
前記のエポキシ−ポリアミン樹脂を水溶化もしくは水分
散化するためには、ギ酸、酢酸、乳酸などの水溶性有機
酸でアミノ基をプロトン化して、水中に溶解もしくは水
分散化させればよい。
プロトン化に用いる酸の量(中和価)は厳密に規定する
ことはできないが、一般に樹脂固形分1g当り、約5〜40
KOmg数、特に10〜20KOHmg数の範囲内が電着特性上好ま
しい。このようにして得られる水溶液ないしは水性分散
液は特に陰極電着塗装用に好適であり、この場合必要に
応じて、顔料、溶剤、硬化触媒、界面活性剤などを加え
て使用することができる。
上記水溶液ないしは水性分散液を用いて被塗物に電着塗
装を行なう方法及び装置としては、従来から陰極電着塗
装においてそれ自体使用されている既知の方法及び装置
を使用することができる。その際、被塗物をカソードと
し、アノードとしてはステンレス又は炭素板を用いるの
が望ましい。用いうる電着塗装条件は特に制限されるも
のではないが、一般的には、浴温:20〜30℃、電圧:100
〜400V(好ましくは200〜300V)、電流密度:0.01〜3A/d
m2、通電時間:1〜5分、極面積比(A/C):2/1〜1/2、極
間距離:10〜100cm、撹拌状態で電着することが望まし
い。
カソードの被塗物上に析出した塗膜は、洗浄後、約140
℃〜約180℃で焼付けて硬化させることができる。
以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明する。
なお、以下「部」及び「%」はそれぞれ「重量部」及び
「重量%」を示す。
製造例1 温度計、撹拌機、還流冷却器、窒素ガス吹込口を取り付
けた反応容器に、窒素ガス吹込下でプロピレンオキシド
変性ビスフエノールAジグリシジルエーテル(注1)52
5部、ビスフエノールA342部及び有効成分80%のモノエ
タノールアミンとメチルイソブチルケトンとのケチミン
のメチルイソブチルケトン溶液36部を仕込み、160℃で
エポキシ基が消失するまで反応させた。
さらに、このものにエポキシ当量が約190のビスフエノ
ールジグリシジルエーテル665部及び有効成分80%のモ
ノエタノールアミンとメチルイソブチルケトンとのケチ
ミンのメチルイソブチルケトン溶液232部を加え、140℃
でエポキシ基濃度が0.27ミリモル/gになるまで反応させ
た。これによつて数平均分子量約1500のエポキシ樹脂液
が得られた。次にエチレングリコールモノブチルエーテ
ル365部で希釈冷却し、100℃になつたところで有効成分
80%のジエチレントリアミンのメチルイソブチルケトン
ジケチミンのメチルイソブチルケトン溶液100部を加
え、100℃で粘度上昇が停止するまで反応させ固形分81
%のエポキシ−ポリアミン樹脂溶液を得た。このものを
エチレングリコールモノブチルエーテルで固形分濃度50
%になるように調整した時のガードナー粘度(25℃)は
Wであつた。
(注1) プロピレンオキシド変性ビスフエノールAジ
グリシジルエーテル[三洋化成社製、商品名:グリシエ
ールBPP−350、エポキシ当量約340、式(I)における
m+n=2〜3]。
製造例2 製造例1と同様な反応装置に窒素ガス吹込下でプロピレ
ンオキシド変性ビスフエノールAジグリシジルエーテル
(注1)840部、エポイシ当量約190のビスフエノールA
ジグリシジルエーテル608部、ビスフエノールA410部お
よびジメチルベンジルアミン1.9部を配合し、160℃でエ
ポキシ基濃度が1.1ミリモル/gになるまで反応させた。
これによつて数平均分子量約1900のエポキシ樹脂液が得
られた。次いでエチレングリコールモノブチルエーテル
420部で希釈冷却し、100℃となつたところでジエタノー
ルアミン147部を仕込み、120℃まで昇温し、同温度でエ
ポキシ基濃度が0.4ミリモル/gとなるまで反応させた
後、100℃まで冷却し、有効成分80%のN,N−ジメチルア
ミノプロピルアクリルアミドのモノエタノールアミンと
のアダクト(エチレングリコールモノブチルエーテル溶
液)109部を仕込み、100℃で粘度上昇がなくなるまで反
応させ固形分82%のエポキシ−ポリアミン樹脂溶液を得
た。
このものをエチレングリコールモノブチルエーテルで固
形分濃度50%に調整した時のガードナー粘度(25℃)は
Yであつた。
製造例3 製造例1と同様な反応装置に窒素ガス吹込下でエポキシ
当量約317のポリプロピレングリコールジグリシジルエ
ーテル476部、ビスフエノールA342部及び有効成分80%
のモノエタノールアミンとメチルイソブチルケトンとの
ケチミンのメチルイソブチルケトン溶液36部を仕込み、
160℃でエポキシ基が消失するまで反応させた。
さらに、このものにエポキシ当量が約190のビスフエノ
ールAジグリシジルエーテル665部及び有効成分80%の
モノエタノールアミンとメチルイソブチルケトンとのケ
チミンのメチルイソブチルケトン溶液232部を仕込み、1
40℃でエポキシ基濃度が0.28ミリモル/gになるまで反応
させた。
これによつて数平均分子量約1500のエポキシ樹脂液が得
られた。このものをエチレングリコールモノブチルエー
テル365部で希釈冷却し、100℃になつたところで有効成
分80%のジエチレントリアミンのメチルイソブチルケト
ンジケチミンのメチルイソブチルケトン溶液100部を加
え、100℃で粘度上昇の停止するまで反応させ固形分81
%のエポキシ−ポリアミン樹脂溶液を得た。
このものをエチレングリコールモノブチルエーテルで固
形分濃度50%に調整した時のガードナー粘度(25℃)は
Vであつた。
製造例4 製造例1と同様な反応装置に窒素ガス吹込下でエポキシ
当量約300のエチレンオキシド変性ビスフエノールAジ
グリシジルエーテル(注2)450部及びビスフエノールA
342部及び有効成分80%のモノエタノールアミンのメチ
ルイソブチルケトンケチミン(メチルイソブチルケトン
溶液)36部を仕込み、160℃でエポキシ基が消失するま
で反応させた。
さらに、このものにエポキシ当量が約190のビスフエノ
ールAジグリシジルエーテル665部及び有効成分80%の
モノエタノールアミンとメチルイソブチルケトンとのケ
チミンのメチルイソブチルケトン溶液232部を仕込み、1
40℃でエポキシ基濃度が0.29ミリモル/gになるまで反応
させた。これによつて数平均分子量約1500のエポキシ樹
脂液が得られた。次にこのものをエチレングリコールモ
ノブチルエーテル350部で希釈冷却し、100℃になつたと
ころで有効成分80%のジエチレントリアミンのメチルイ
ソブチルケトンジケチミンのメチルイソブチルケトン溶
液100部を加え、100℃の粘度上昇が停止するまで反応さ
せ固形分81%のエポキシ−ポリアミン樹脂溶液を得た。
このものをエチレングリコールモノブチルエーテルで固
形分濃度50%に調整した時のガードナー粘度(25℃)は
Yであつた。
(注2) エチレンオキシド変性ビスフエノールAジグ
リシジルエーテル[三洋化成社製、商品名:グリシエー
ルBPE−300、エポキシ当量約300] 実施例1、2および比較例1、2 上記の製造例で得られた4種の樹脂溶液について、メチ
ルエチルケトオキシムブロツクイソホロンジイソシアネ
ートを、ブロツクイソシアネート基がエポキシ−ポリア
ミン樹脂中の1級水酸基及び1級アミノ基の合計量と当
量になるように配合した。
また、上記のように配合した樹脂組成物の固形分100重
量部に対しポリプロピレングリコール(三洋化成社製、
サンニツクスPP4000)1部、酢酸0.96部及び酢酸鉛1部
を加え、60℃まで加温し撹拌しながら脱イオン水を徐々
に加えて水分散化させ、樹脂固形分30%の安定性良好な
エマルシヨンを得た。
このようにして得たエマルシヨンの樹脂固形分100重量
部に対し塩基性ケイ酸鉛3部、チタン白13部、カーボン
黒0.3部、クレー3部、ジブチル錫オキサイド2部及び
ノニオン界面活性剤(商品名:ノイゲン142B、第一工業
製薬(株)製)1部を加え、ボールミルで粒度10μ以下
になるまで顔料分散を行なった後、さらに脱イオン水で
樹脂固形分15%となるよう希釈した。
上記のようにして得た4種の希釈塗料について浴温28
℃、電圧250Vで3分間無処理鋼板およびBt−3080(リン
酸亜鉛)処理鋼板にカチオン電着塗装を行なった。これ
らの電着塗板を160℃で20分間焼きつけた後、防食性の
試験を行なった。
樹脂配合および試験結果を下記表−1に示す。
表−1における防食性試験は下記の方法に従つて行なっ
た。
(注4) 耐塩水噴霧性 素地に達するように電着塗膜にナイフでクロスカツトキ
ズを入れ、これをJIS Z2371によつて試験を行ない、ナ
イフ傷からの錆、フクレ巾を測定する。試験時間は無処
理鋼板については480時間、Bt−3080処理鋼板について
は1000時間および1500時間とした。
(注5) 耐塩水浸漬性 電着塗板を5%NaCl水溶液中に浸漬し、平面部の変化を
観察した。浸漬時間は被塗物が無処理鋼板の場合は480
時間、Bt−3080処理鋼板の場合は800時間とした。
評価基準は下記のとおりとした。
◎:殆ど変化がない。
○:塗面に変化はあるが、フクレ、ハガレが5%未満。
△:フクレ、ハガレが10%〜50%未満。
×:フクレ、ハガレが50%以上。
[発明の効果] ビスフエノールタイプのエポキシ樹脂骨格中に前記式
(I)で示されるジエポキシド化合物を導入したエポキ
シ−ポリアミン樹脂を主成分とする本発明の被覆用組成
物は、陰極電着塗装に用いることによつて、通常の電着
塗装条件(電圧200〜300V、通電時間1〜5分)におい
て、膜厚35ミクロン以上で塗面異常がない厚膜塗装適性
に優れ且つ防食性の優れた塗膜を得ることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 下記一般式(I) 式中、RはCH3又はCH2CH3を表わし、 m+nは1〜6の整数である、 で示されるジエポキシド化合物、 (b) ビスフエノール類、および必要に応じて、 (c) ビスフエノールジグリシジルエーテルを反応さ
    せて得られるエポキシ樹脂に (d) 活性水素を有するアミン化合物 を付加させて得られるエポキシ−ポリアミン樹脂を主成
    分とすることを特徴とする被覆用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】一般式(I)で示されるジエポキシド化合
    物が、ビスフエノールAと炭素原子数3〜4個の1,2−
    アルキレンオキシドとの付加物にエピクロルヒドリンを
    反応させて得られるものである特許請求の範囲第1項記
    載の被覆用樹脂組成物。
  3. 【請求項3】エポキシ樹脂が、一般式(I)で示される
    ジエポキシド化合物と、該ジエポキシド化合物中のオキ
    シラン基に対し当量を超える量の水酸基となる量のビス
    フエノール類とを反応させた後、ビスフエノールグリシ
    ジルエーテルを反応させて得られるものである特許請求
    の範囲第1項記載の被覆用樹脂組成物。
JP62279289A 1987-11-06 1987-11-06 被覆用樹脂組成物 Expired - Fee Related JPH0751693B2 (ja)

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