JPH0752297A - 建築用などのパネル - Google Patents

建築用などのパネル

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JPH0752297A
JPH0752297A JP5228338A JP22833893A JPH0752297A JP H0752297 A JPH0752297 A JP H0752297A JP 5228338 A JP5228338 A JP 5228338A JP 22833893 A JP22833893 A JP 22833893A JP H0752297 A JPH0752297 A JP H0752297A
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JP
Japan
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panel
flat
mesh
plastic
dimensional wire
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JP5228338A
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Inventor
Shoichi Okuyama
章一 奥山
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TOOAMI KK
Original Assignee
TOOAMI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 立体状金網の一方の平網側に、その部分を埋
め込んで発泡プラスチックパネルを固着してなる建築用
などのパネルにおいて、発泡プラスチックパネルの平網
が突出した面の全体をほぼ平面にすることが可能な建築
用などのパネルをうる。 【構成】 間隔をおいた一対の平網2,3を継線4で連
結して立体状金網1が構成され、かつ平網3側の部分の
全体が埋め込まれて、その立体状金網1に発泡ポリスチ
ロールパネル5が固着された建築用などのパネル6にお
いて、立体状金網1を断面凹形状の下型にインサート
し、かつ、その平網2側を下型内に設けた砂層に埋め込
んで上型を型締めして、前記発泡ポリスチロールパネル
5が成形されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物や構築物におい
てコンクリートやモルタルなどを用いて、各種用途の壁
その他の板状体を構成する場合に、それらの基材として
使用される建築用などのパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】建築物または構築物においてコンクリー
トやモルタルを用いて、各種用途の壁などの板状体を構
成する場合に、その基材として使用される建築用などの
パネルとして、例えば、特開平5−124123号公報
に開示されたものが知られている。この建築用などのパ
ネルは、図10〜12に示したように構成されている。図10
〜12において、21は筋材となる立体状金網で、これは直
交させた縦横の金属線の各交点を溶接で結合してなる一
対の平網22,23が、間隔をおいて相対して平行状に配置
され、かつその平網22,23の複数箇所を金属からなる継
線24で連結し構成されたものである。25は立体状金網21
の平網23側の部分を埋め込み状にして、平網23の全体に
固着された発泡ポリスチロールパネルである。
【0003】前記発泡ポリスチロールパネル25に対する
平網23側部の埋め込みは、図11に示したように、発泡ポ
リスチロールパネル25を成形する金型26,27に立体状金
網21の全体をインサートし、かつ平網22を構成した縦横
の各金属線及びそれに溶接された継線24を挿入可能に金
型26に設けた凹溝28に平網22側の部分を挿入して金型2
6,27を型締めする。そして、前記凹溝28内に入り込ま
ない大きさに予備発泡させた発泡ポリスチロールビーズ
をフィーダ29でキャビティ30に所要量供給し、かつそれ
をスチームで加熱発泡させて発泡ポリスチロールパネル
25を成形することで、前記凹溝28に発泡ポリスチロール
が入り込むことを防いで、前記キャビティ30に位置した
平網23側の部分を、前記成形した発泡ポリスチロールパ
ネル25に埋め込んだものである
【0004】前記のように、発泡ポリスチロールパネル
25に立体状金網21の一側部を埋め込んで固着した建築用
などのパネルは、例えば図12に示したように、立体状金
網21の平網22側が突出状になった発泡ポリスチロールパ
ネル21の面に、コンクリート層31を吹き付けその他の適
当な手段で形成して、このコンクリート層31に平網22側
の部分を筋材として埋め込む。前記のように、コンクリ
ート層31に埋め込んだ平網22側の部分でコンクリート層
31を補強し、かつ立体状金網21が発泡ポリスチロールパ
ネル25とコンクリート層31とを一体状に結合して、建築
物の壁などの板体を構成するものである。前記発泡ポリ
スチロールパネル25は断熱効果を奏し、かつ建築用板体
の軽量化に寄与するとともに、型枠の使用を不要にする
ことが可能である。32はコンクリート層31の表面に形成
されたモルタル層である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の建築用など
のパネルは、発泡ポリスチロールパネル25を金型26,27
で成形するときに、立体状金網21の平網23側を挿入した
凹溝28に予備発泡させた発泡ポリスチロールビーズが入
って、凹溝28に対応した発泡ポリスチロール壁が発泡ポ
リスチロールパネル25の片面に形成されることを防ぐた
めに、前記凹溝28の幅よりも大きい径に予備発泡させた
発泡ポリスチロールビーズを使用することが必要な課題
がある。そして、前記予備発泡させた発泡ポリスチロー
ルビーズの大きさと凹溝28の幅との差が小さい場合は、
予備発泡させた発泡ポリスチロールビーズを加熱発泡さ
せたときの圧力で、その一部が凹溝28に入り込むおそれ
が大きい課題がある。このように、凹溝28にポリスチロ
ールが入って、凹溝28に対応するポリスチロール壁が発
泡ポリスチロールパネル25の片面に成形されると、発泡
ポリスチロールパネル25の表面と、それから突出状にな
った平網22を構成した縦横の金属線との間隔を、前記ス
チロール壁が小さく、またはなくするから、発泡ポリス
チロールパネル25から突出状になった立体状金網21の部
分とコンクリート層31との結合力が低下するなどの課題
が発生する。
【0006】本発明は上記のような課題を解決するもの
であり、立体状金網の一方の平網側に、その部分を埋め
込んで発泡プラスチックパネルを固着してなる建築用な
どのパネルにおいて、前記発泡プラスチックパネルの平
網が突出した面の全体をほぼ平面にすることが可能な建
築用などのパネルをうることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明における第1発明
の建築用などのパネルは、縦横の金属線で形成した一対
の平網が相対して平行状に間隔をおいて配置され、かつ
一対の平網を継線で互いに連結して立体状金網が構成さ
れ、この立体状金網をプラスチック成形金型にインサー
トして、前記成形金型で成形した発泡プラスチックパネ
ルが、それに一方の平網側部分を埋め込んで立体状金網
に固着され、他方の平網側部分を発泡プラスチックパネ
ルから突出させた建築用などのパネルにおいて、前記発
泡プラスチックパネルから突出した立体状金網の部分を
埋め込むことが可能な深さにして、前記発泡プラスチッ
クパネルの成形温度に耐える素材からなる粒体層が前記
成形金型内に設けられ、この粒体層に立体状金網の一方
の平網側を埋め込んで前記発泡プラスチックパネルが成
形されたことを特徴とする。
【0008】前記第1発明における発泡プラスチックパ
ネルを構成するプラスチックとしては、ポリスチロー
ル、硬質ポリウレタンその他の建築用などのパネルとし
て使用可能な任意のプラスチックを選択して使用するこ
とが可能である。
【0009】第2発明の建築用などのパネルは、前記第
1発明における発泡プラスチックパネルが発泡ポリスチ
ロールで成形され、かつ前記第1発明における粒体層に
代えて、発泡ポリスチロールパネルから突出した立体状
金網の部分を挿入することが可能な深さに前記成形金型
内に液体が注入され、この液体に立体状金網の一方の平
網側を挿入して、前記発泡ポリスチロールパネルが成形
されたことを特徴とする。
【0010】第3発明の建築用などのパネルは、前記第
1発明における立体状金網を構成した一対の平網間に、
各平網の表面とに間隔が生じる厚さで、前記平網と同程
度の大きさのプラスチック板が平行状に配置され、かつ
前記プラスチック板が、それを貫通した前記継線で支持
されて、前記プラスチック板が取付けられた立体状金網
を前記成形用金型にインサートして、前記プラスチック
板の一側で発泡プラスチックパネルが成形されたことを
特徴とする。
【0011】前記第3発明におけるプラスチック板は、
発泡または未発泡のプラスチックで形成することが可能
であり、かつこのプラスチック板を形成するプラスチッ
クとしては、ポリスチロール、硬質ポリウレタン、塩化
ビニルその他の任意のプラスチックを使用することが可
能である。このプラスチック板は、立体状金網を構成し
た平網と同程度の大きさ、すなわち、前記平網と同じ、
またはそれよりもやや大きく、あるいはやや小さく形成
することができる。
【0012】第4発明の建築用などのパネルは、縦横の
金属線で形成した一対の平網が相対して平行状に間隔を
おいて配置され、かつ一対の平網を継線で互いに連結し
て立体状金網が構成され、前記一方の平網側部分が埋め
込まれて、発泡プラスチックパネルが立体状金網に固着
され、他方の平網側部分が発泡プラスチックパネルから
突出した建築用などのパネルにおいて、前記発泡プラス
チックパネルが前記立体状金網と別体に形成されるとと
もに、前記一方の平網を構成した縦横の各金属線を挿入
することが可能な挿入溝が前記発泡プラスチックパネル
の片面に形成され、かつ前記挿入溝が、挿入された前記
金属線を支持可能な幅に形成されて、この挿入溝に立体
状金網の一方の平網側を挿入して、立体状金網に発泡プ
ラスチックパネルが固着されたことを特徴とする。
【0013】前記第4発明における発泡プラスチックパ
ネルの片面に設ける挿入溝は、所要の厚さに形成された
発泡プラスチックパネルの片面から、その内部に発熱金
属線を挿入状にして形成、または発泡プラスチックパネ
ルを成形金型で成形するときに、その金型で形成するな
ど任意である。すなわち、発泡プラスチックパネルを構
成するプラスチックの種類などの条件に対応して、前記
挿入溝を形成する手段を選択することも可能である。
【0014】前記第3〜4発明における発泡プラスチッ
クパネルを構成するプラスチックとしては、ポリスチロ
ール、硬質ポリウレタンその他の建築用などのパネルと
して使用可能な任意のプラスチックを選択して使用する
ことが可能である。
【0015】
【作用】前記第1発明は、一対の平網を継線で連結して
なる立体状金網をプラスチック成形金型にインサート
し、かつその成形金型内に設けた粒体層に、前記立体状
金網の一方の平網側部分を埋め込む。この状態で、立体
状金網の他方側の平網側部分が露出した前記成形金型の
キャビテイで発泡プラスチックパネルを成形して、それ
に立体状金網の一部が埋め込み固着されたものであっ
て、前記粒体層に埋め込まれていた平網側の部分を、前
記発泡プラスチックパネルから露出させたものである。
そして、前記粒体層に埋め込まれた立体状金網部分の全
表面に前記粒体が密接状になり、それらの間に発泡プラ
スチックパネルを成形するプラスチックが入り込むおそ
れがなく、成形された発泡プラスチックパネルの一側面
は粒体層の表面形状に沿った平面になり、その面に立体
状金網の所要部分が露出する。
【0016】第2発明は、前記第1発明における粒体層
に代えてプラスチック成形金型内に設けた液体に立体状
金網の一方の平網側部を挿入して、前記成形金型におけ
る液体のないキャビティ部分で発泡ポリスチロールビー
ズの所要量を供給し、かつスチームで加熱発泡させて発
泡ポリスチロールパネルを成形したものである。そし
て、前記成形金型に供給された発泡ポリスチロールビー
ズは、その全量が液体の表面に浮いた状態になり、かつ
その状態で全体がほぼ同時に加熱されるから、前記液体
は上面がほぼ水平の状態を維持する。したがって、成形
された発泡ポリスチロールパネルの前記液体に接する面
は、液体の表面に沿ってほぼ平面になり、発泡ポリスチ
ロールの突出壁は生じない。
【0017】第3発明は、一対の平網間にプラスチック
板を介在させた状態で、その一対の平網を継線で連結し
て立体状金網を構成して、前記プラスチック板で一対の
平網をあらかじめ区画する。このように、一対の平網間
にプラスチック板を介在させた立体状金網をプラスチッ
ク成形金型にインサートする。したがって、一対の平網
を区画した前記プラスチック板が成形金型のキャビティ
を、その全体で区画するから、このプラスチック板の一
側で発泡プラスチックパネルを成形したものであって、
この発泡プラスチックパネルの一部などが立体状金網の
露出部側に突出することをプラスチック板が防止する。
前記成形された発泡プラスチックパネルはプラスチック
板と一体状になる。
【0018】第4発明は、発泡プラスチックパネルの片
面に平網を構成した縦横の金属線に対応する挿入溝をあ
らかじめ形成し、その挿入溝に立体状金網の一方の平網
側を挿入して、立体状金網の一方の平網側に前記発泡プ
ラスチックパネルを固着したものである。したがって、
立体状金網の一部が突出状になった発泡プラスチックパ
ネルの面に、それを構成した発泡プラスチックの一部が
突出状になるおそれがない。また、前記挿入溝の幅が前
記平網を構成した金属線の径と同程度であり、かつ平網
は縦横の多数本の金属線で構成されているから、各挿入
溝の底部に挿入された前記金属線が挿入溝の側面に係止
状になり、立体状金網に発泡プラスチックパネルは固着
される。
【0019】前記挿入溝の幅を前記金属線の径よりもや
や小さく形成しておけば、各金属線が挿入溝を弾性変形
させて、その底部に入り込んで挿入溝の両側面で挾持さ
れる状態になるから、立体状金網に対して発泡プラスチ
ックパネルをより強固に固着することが可能である。ま
た、立体状金網の一部が突出状になった発泡プラスチッ
クパネルの面に挿入溝が表出するから、この面にコンク
リートを吹き付けなどで付着させたとき、そのコンクリ
ートの一部が挿入溝に入り込むから、発泡プラスチック
パネルと前記コンクリートとが互いにより強固に結合す
る。
【0020】
【実施例】本発明の建築用などのパネルの第1実施例を
図1〜2について説明する。この実施例は前記第1発明
に対応するものである。図1〜2において、1は立体状
金網で、これは間隔をおき相対して平行状に配置された
一対の平網2,3を、それらが相対した方向に配置した
継線4で互いに連結して構成されたものである。前記平
網2,3は金属からなる縦線2a,3a と横線2b,3b とを直
交させ、かつその各交点を溶接して構成されている。平
網2,3を連結した継線4は、平網2,3の各表面に対
して傾斜させているが、この継線4は平網2,3の表面
に垂直にするなど任意で、平網2,3を互いに連結可能
に配置すればたりる。5は立体状金網1の平網3側の部
分の全体が埋め込まれて、その立体状金網1に固着され
た発泡プラスチックパネルとしての発泡ポリスチロール
パネルで、これは平網3と同程度の大きさに形成されて
いる。6は前記立体状金網1に発泡ポリスチロールパネ
ル5が固着されてなる建築用などのパネルである。
【0021】前記発泡ポリスチロールパネル5に対する
立体状金網1の埋め込み固着は、図2に示したように、
発泡ポリスチロールパネル成形用の断面凹形状の下型7
に立体状金網1の平網2側をインサートし、かつその平
網2側の発泡ポリスチロールパネル5から突出させる部
分を下型7内に設けた砂層8に埋め込み、平網3側の部
分を砂層8から露出させる。前記砂層8は、下型7に立
体状金網1をまずインサートし、次に、下型7に所要量
の砂を入れて砂層8を形成して平網2側を埋め込み、ま
たは立体状金網1をインサートする前に、下型7に砂層
8を設けて、この砂層8に平網2側を埋め込むなど任意
である。なお、下型7の全体を水平方向に振動させるこ
とを可能に構成しておいて、砂層7に平網2側の部分を
埋め込んだのちに、下型7を水平方向にやや振動させる
と、砂層8の表面をほぼ平面にすることが可能である。
この砂層8の表面の平面化は任意の手段によることが可
能である。
【0022】前記のように、砂層8に立体状金網1の平
網2側を埋め込んだのちに、上型9を型締めするが、こ
の型締めをしたとき、砂層8から露出した平網3と上型
9の内面とに間隔が生じるように上型9が構成されてい
る。次に、上型9に設けられたビーズフィーダ10で下型
7と上型9の前記砂層8を除いた部分に構成されたキャ
ビティ11に、予備発泡させたポリスチロールビーズ(図
示省略)の所要量を供給し、その内部に前記平網3の部
分を位置させる。この状態で前記ポリスチロールビーズ
を、常法によりスチームで加熱し発泡させて前記発泡ポ
リスチロールパネル5を成形すると同時に、その内部に
平網3の部分を埋め込み固着する。発泡ポリスチロール
パネル5の成形が終了すると、上型9を開いて成形した
発泡ポリスチロールパネル5と共に立体状金網1を取出
して、砂層8に埋め込まれていた平網2側の部分が発泡
ポリスチロールパネル5の片面に露出し突出した前記建
築用などのパネル6をうる。
【0023】なお、前記下型7と上型9は、公知の発泡
ポリスチロール成形用の金型を使用するものであるか
ら、その詳細な図示と説明を省略した。そして、下型7
と上型9は、発泡プラスチックパネル5を成形するプラ
スチックの種類に対応した構成のプラスチック成形用金
型を使用するものであるから、その構成は発泡プラスチ
ックパネル5を成形するプラスチックの種類に対応した
ものになる。
【0024】前記のように、下型6内に設けた砂層8に
立体状砂網1の平網2側の部分を埋め込んだ状態で、発
泡ポリスチロールパネル5を形成する。したがって、砂
層8を構成した砂が互いに密接状になって、この各砂間
に加熱されて発泡したポリスチロールが入り込むことを
不能にするとともに、各砂が平網2の部分の各表面に密
接状になって、この埋め込まれた平網2側の表面などに
も前記加熱されて発泡したポリスチロールが入り込むこ
とを阻止することが可能である。このため、前記発泡ポ
リスチロールパネル5は砂層8の表面に沿って成形され
て、その面に平網2側の部分のみを突出させることが可
能である。
【0025】前記下型6内に設けた砂層8に代えて、粒
体層をセラミック粒体または金属粒体その他の、発泡ポ
リスチロールパネル5の成形温度に耐える任意の素材か
らなる粒体で形成することが可能である。
【0026】図3〜4は第2実施例の要部を示すもの
で、前記第2発明に対応する。図3〜4において、1は
立体状金網で、その平網3側に発泡ポリスチロールパネ
ル5を固着し、かつこの発泡ポリスチロールパネル5か
ら平網2側を突出させて建築用などのパネル6が構成さ
れている。平網3側に対する発泡ポリスチロールパネル
5の固着は、図4に示したように、発泡ポリスチロール
成形用の断面凹形状の下型7に前記立体状金網1をイン
サートして、その平網2側の部分を下型7に注入された
水8aの中に挿入し、平網3側の部分を前記水8aから露出
させ状態で上型9で下型6を閉鎖する。
【0027】次に、上型9に設けられたビーズフィーダ
10で、下型7と上型9の前記水8aを除いた部分に構成さ
れたキャビティ11に、予備発泡させたポリスチロールビ
ーズ(図示省略)の所要量を供給する。このキャビティ
11に供給された発泡ポリスチロールビーズは水8aに浮い
た状態になり、その内部に前記平網3の部分を位置させ
る。この状態で前記ポリスチロールビーズを、常法によ
りスチームで加熱し発泡させて前記発泡ポリスチロール
パネル5を成形して、その内部に平網3の部分を埋め込
み固着する。他の構成は、前記第1実施例と同じである
から同符号を付して示した。
【0028】前記キャビティ11に供給されたポリスチロ
ールビーズは水8aに浮いているが、その全体がほぼ同時
に加熱されて発泡する。したがって、成形された発泡ポ
リスチロールパネル5の水8aと接した面には多少の凹凸
が生じるが、ほぼ平面に成形され、その面から平網2側
の部分のみが露出し突出した建築用などのパネル6をう
ることが可能である。なお、下型6に注入する水8aは、
ポリスチロールビーズの成形に適するように取扱うもの
であって、例えば、成形時に高温水を注入し、発泡が終
了した時点で冷却のために低温水に入れ代えるようにす
るなど任意である。前記水8aは水銀などに代えることも
可能である。
【0029】図5〜7は第3実施例を示すものであり、
これは前記第3発明に対応する。図5〜7において、1
は立体状金網で、これは前記第1実施例に示したよう
に、相対して平行状にかつ間隔をおいた一対の平網2,
3を継線4で連結し構成されている。12は平網2,3間
に平行状に配置された発泡ポリスチロールからなるプラ
スチック板で、これは平網2,3とほぼ同じ大きさであ
り、かつ平網2,3の相対した各表面とに間隔が生じる
ように、平網2,3の間隔よりも十分に薄い厚さのもの
が使用されている。
【0030】そして、平網2,3を連結するために、そ
れらの全体に分散した継線4のそれぞれがプラスチック
板12を貫通して、そのプラスチック板12を支持してい
る。この実施例は、継線4を平網2,3の表面に対して
傾斜させているから、これらの継線4がプラスチック板
12をほぼ移動不能に支持している。5は平網3側の部分
の全体が埋め込まれ、かつプラスチック板12に接して立
体状金網1に固着された発泡プラスチックパネルとして
の発泡ポリスチロールパネル、6は立体状金網1に発泡
ポリスチロールパネル5が固着されてなる建築用などの
パネルである。
【0031】立体状金網1に対するプラスチック板12の
配置は、平網2,3を継線4で連結するときに同時に行
ったものである。例えば、特開昭63−2525号公報
に開示されているように、平網2,3間にプラスチック
板12を介在させた状態で、これらを間欠的に移送し、そ
の停止時に継線4を所要の角度で平網2,3に供給して
プラスチック板12を貫通させる。この継線4の先端を、
その供給方向側の平網2または3に溶接してから、継線
4を所要の長さに切断して、その切断した端部を平網3
または2に溶接して、立体状金網1を構成すると同時
に、その平網2,3間にプラスチック板12を配置する。
前記プラスチック板12は、例えば、塩化ビニルなどの薄
板で構成することも可能であって、このようなプラスチ
ック板12に前記継線4を貫通するときは、その継線4を
あらかじめ加熱しておけば容易にかつスムーズに貫通さ
せることが可能である。
【0032】前記プラスチック板12に接した発泡ポリス
チロールパネル5の形成は、プラスチック板12を取付け
た立体状金網1の平網2側を、図6に示したように、発
泡ポリスチロール成形用の金型7aにインサートし、かつ
平網2を構成した縦横の金属線に対応して金型7aに設け
た凹溝13(図7参照)に、平網2の各金属線と各継線4
の長さ方向の一部を挿入し、かつ各支承突部14でプラス
チック板12を支承し、そのプラスチック板12が平網2側
に移動することを阻止する。このプラスチック板12の周
縁は金型7aの内周面に近接する。このように立体状金網
1をインサートした金型7aを金型9aで閉鎖してから、前
記プラスチック板12で区画された平網3側のキャビティ
11にビーズフィーダ10で発泡ポリスチロールビーズを所
要量供給し、それをスチームによる常法で加熱発泡させ
て発泡ポリスチロールパネル5を成形し、かつそれを平
網3側の部分に固着したものであって、この成形した発
泡ポリスチロールパネル5はプラスチック板12にも一体
状に固着される。
【0033】前記のように、立体状金網1の平網2,3
間にあらかじめ平行状に取付けたプラスチック板12で金
型7a,9a のキャビティ11を区画した状態で、プラスチッ
ク板12の一側に発泡ポリスチロールビーズを所要量供給
する。したがって、前記発泡ポリスチロールビーズがプ
ラスチック板12よりも平網2側に移動することは不能で
あり、成形した発泡ポリスチロールパネル5の片面に立
体状金網1の平網2に対応して発泡ポリスチロールの突
出壁が生じるおそれがなく、平網2側の部分のみを露出
させて突出させることが可能である。
【0034】プラスチック板12を取付けた立体状金網1
を金型7aにインサートしたとき、プラスチック板12の周
縁と金型7aの内周面には隙間が生じるが、この隙間は小
さいから予備発泡させた発泡ポリスチロールビーズが入
るおそれは小さい。前記小さい隙間に前記発泡ポリスチ
ロールビーズの一部が入ったとしても、その隙間は周縁
であって発泡ポリスチロールビーズの発泡時の圧力が作
用しにくいとともに、それがプラスチック板12の厚さの
範囲内であれば、その表面側には突出しないので、建築
用などのパネル6を施工したときにおける平網2側に対
するコンクリートの固着にはまったく支障にはならない
ものである。前記隙間に入った発泡ポリスチロールビー
ズの一部がプラスチック板12の表面側に突出したとして
も、それはプラスチック板12の周縁のみであるから、そ
れが建築用などのパネル6の施工に対して影響すること
なく、高強度のコンクリート壁体を構成することが可能
である。
【0035】前記第3実施例は、金型7aと金型9aに立体
状金網1をインサートして、その立体状金網1に取付け
たプラスチック板12の一側で発泡ポリスチロールパネル
5を成形したときの圧力で、継線4に対してプラスチッ
ク板12が移動することを防ぐために、金型7aに設けた支
承突部14でプラスチック板12を支承している。したがっ
て、発泡ポリスチロールからなるプラスチック板12も、
それが発泡ポリスチロールパネル5を成形したときの圧
力で破損するようなことなく、そのプラスチック板12の
側部で発泡ポリスチロールパネル5を成形することが可
能であり、かつプラスチック板12と発泡ポリスチロール
パネル5とを一体状に結合することが可能である。
【0036】しかし、プラスチック板12の継線4に対す
る移動防止は、例えば、平網3とプラスチック板12との
間に分離可能にスペーサを介在させて、プラスチック板
12の移動を防止する。そして、発泡ポリスチロールパネ
ル5の成形後に前記スペーサを分離することも可能であ
る。また、プラスチック板12として、塩化ビニル薄板な
どのように比較的強度が大きいプラスチックからなる板
を使用し、かつ各継線4を平網2,3の各表面に対して
傾斜させるとともに、その傾斜方向を逆にしておけば、
これらの継線4がプラスチック板12の移動を不能にす
る。したがって、金型7aにおける前記支承突部14を設け
ることについては任意にすることが可能である。発泡ポ
リスチロールパネル5は、例えば、発泡硬質ポリウレタ
ンなどのプラスチックで構成することも可能であって、
この成形するプラスチックに対応して金型7a,9a を使用
する。
【0037】図8〜9は第4実施例を示すものであり、
前記第4発明に対応する。図8〜9において、1は立体
状金網で、これは前記第1実施例に示したように、相対
して平行状にかつ間隔をおいた一対の平網2,3を継線
4で連結し構成されている。5は平網2,3とほぼ同じ
大きさに形成された発泡プラスチックパネルとしての発
泡ポリスチロールパネルで、その片面に平網3を構成し
た縦横の各金属線を挿入することが可能な縦横の挿入溝
15(図9参照)が形成されている。この各挿入溝15は発
熱させたニクロム線を発泡ポリスチロールパネル5の厚
さ方向に移動させて形成したものであって、前記金属線
の径よりもやや小さい程度の幅に形成されている。そし
て、立体状金網1の平網3を構成した各金属線と継線4
の長さ方向の一部を、前記各挿入溝15に挿入し立体状金
網1に発泡ポリスチロールパネル5を固着して、平網2
側を発泡ポリスチロールパネル5から突出させた建築用
などのパネル6が構成されている。
【0038】発泡ポリスチロールパネル5の挿入溝15に
対する平網3の挿入は、それらを互いに加圧することで
行う。すると、平網3の金属線の径よりもやや小さい程
度に前記挿入溝15の幅が形成され、かつ平網3を構成し
た縦横の各金属線と挿入溝15との位置にはややずれなど
が生じる。しかし、発泡ポリスチロールパネル5はやや
弾性変形をすることが可能であるから、平網3が発泡ポ
リスチロールパネル5をやや弾性変形させて挿入溝15の
底部に挿入され、かつ平網3の各金属線を挿入溝15が挾
持するとともに、その挿入溝15の側面に前記金属線の一
部などが係止する状態などになる。したがって、立体状
金網1と発泡ポリスチロールパネル5とは互いに一体状
に強固に結合され、建築用などのパネル6の取扱い時な
どに立体状金網1と発泡ポリスチロールパネル5とが分
離するおそれはない。
【0039】前記第4実施例の建築用などのパネルは、
平網2が突出した発泡ポリスチロールパネル5の全面に
は、平網2を挿入した挿入溝15が設けられている。した
がって、図12に示したように、前記平網2が突出した発
泡ポリスチロールパネル5の面にコンクリートを吹き付
けるなどしてコンクリート層を形成したときは、挿入溝
15のそれぞれに前記コンクリートが入り込むから、前記
コンクリート層と発泡ポリスチロールパネル5とを強固
に結合することが可能である。
【0040】
【発明の効果】本発明における請求項1の建築用などの
パネルは、上記のように、立体状金網の一方の平網側
に、それを埋め込んで発泡プラスチックパネルを固着し
てなる建築用などのパネルにおいて、前記発泡プラスチ
ックパネルを、立体状金網を発泡プラスチックパネルの
成形用金型にインサートし、かつ立体状金網の一方の平
網側の部分を、前記成形用金型内に設けた粒体層に埋め
込んだ状態で成形した。したがって、発泡プラスチック
パネルを成形するプラスチックが粒体層内に入り込むこ
となく、前記発泡プラスチックパネルの表面を粒体層の
表面に沿って平面に成形することが可能であつて、一対
の平網を連結した継線の一部と共に一方の平網の全体の
みを発泡プラスチックパネルから露出させることが可能
である。
【0041】請求項2の建築用などのパネルは、前記請
求項1の粒体層に代えて水などの液体を使用した。した
がって、立体状金網の一部を突出させた方の発泡ポリス
チロールパネルの表面を、ほぼ平面に成形することが可
能である。また、前記発泡ポリスチロールパネルを成形
するときに、前記水を高温にしてポリスチロールビーズ
の加熱を効率化し、かつ発泡終了後は、前記高温水を低
温水に入れ代えて成形した発泡ポリスチロールパネルの
冷却を促進して、成形効率を向上させることも可能であ
る。
【0042】請求項3の建築用などのパネルは、一対の
平網間に継線で支持してプラスチック板が配置された立
体状金網を成形用金型にインサートして、その成形用金
型のキャビティを前記プラスチック板で区画した状態
で、そのプラスチック板の一側で発泡プラスチックパネ
ルを成形して、その発泡プラスチックパネルを立体状金
網の一側部分に固着したものである。したがって、前記
発泡プラスチックパネルはプラスチック板の片面に沿っ
て成形され、プラスチック板の一方の平網が露出した面
側に、成形した発泡プラスチックパネルの一部が平網を
構成した各金属線に対応して突出することをなくするこ
とが可能である。
【0043】請求項4の建築用などのパネルは、立体状
金網と別体に設けた発泡プラスチックパネルの片面にあ
らかじめ挿入溝を形成し、この挿入溝に立体状金網の一
方の平網側部分を挿入して、その立体状金網と発泡プラ
スチックパネルとを互いに結合してなるものである。し
たがって、立体状金網が突出した発泡プラスチックパネ
ルの面に、そのパネルを構成したプラスチックを突出せ
ることなく、前記発泡プラスチックパネルに前記平網側
部分を埋め込んで、それらを互いに結合することが可能
である。そして、一方の平網側部分が突出した発泡プラ
スチックパネルの全面には前記挿入溝が開口しているか
ら、この面にコンクリート層を吹き付けなどの手段で形
成したときには、そのコンクリートの一部が挿入溝に入
り込むから、発泡プラスチックパネルとコンクリート層
とを強固に結合することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施例の一部を断面した斜視図であ
る。
【図2】第1実施例の発泡ポリスチロールパネルの成形
説明図である。
【図3】第2実施例の要部の斜視図である。
【図4】第2実施例の発泡ポリスチロールパネルの成形
説明図である。
【図5】第3実施例の要部の斜視図である。
【図6】第3実施例の発泡ポリスチロールパネルの成形
説明図である。
【図7】第3実施例の金型要部の斜視図である。
【図8】第4実施例の要部の斜視図である。
【図9】第4実施例の発泡ポリスチロールパネルの斜視
図である。
【図10】従来例の要部の斜視図である。
【図11】従来例の発泡ポリスチロールパネルの成形説明
図である。
【図12】建築用などのパネルの使用例の断面図である。
【符号の説明】
1:立体状金網、2・3:平網、4:継線、5:発泡ポ
リスチロールパネル、6:建築用などのパネル、7:下
型、7a:金型、8:砂層、8a:水、9:上型、9a:金
型、11:キャビティ、12:プラスチック板、15:挿入
溝。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦横の金属線で形成した一対の平網が相
    対して平行状に間隔をおいて配置され、かつ一対の平網
    を継線で互いに連結して立体状金網が構成され、この立
    体状金網をプラスチック成形金型にインサートして、前
    記成形金型で成形した発泡プラスチックパネルが、それ
    に一方の平網側部分を埋め込んで立体状金網に固着さ
    れ、他方の平網側部分を発泡プラスチックパネルから突
    出させた建築用などのパネルにおいて、前記発泡プラス
    チックパネルから突出した立体状金網の部分を埋め込む
    ことが可能な深さにして、前記発泡プラスチックパネル
    の成形温度に耐える素材からなる粒体層が前記成形金型
    内に設けられ、この粒体層に立体状金網の一方の平網側
    を埋め込んで前記発泡プラスチックパネルが成形された
    ことを特徴とする建築用などのパネル。
  2. 【請求項2】 縦横の金属線で形成した一対の平網が相
    対して平行状に間隔をおいて配置され、かつ一対の平網
    を継線で互いに連結して立体状金網が構成され、この立
    体状金網をプラスチック成形金型にインサートして、前
    記成形金型で成形した発泡ポリスチロールパネルが、そ
    れに一方の平網側部分を埋め込んで立体状金網に固着さ
    れ、他方の平網側部分を発泡ポリスチロールパネルから
    突出させた建築用などのパネルにおいて、前記発泡ポリ
    スチロールパネルから突出した立体状金網の部分を挿入
    することが可能な深さに前記成形金型内に液体が注入さ
    れ、この液体に立体状金網の一方の平網側を挿入して、
    前記発泡ポリスチロールパネルが成形されたことを特徴
    とする建築用などのパネル。
  3. 【請求項3】 縦横の金属線で形成した一対の平網が相
    対して平行状に間隔をおいて配置され、かつ一対の平網
    を継線で互いに連結して立体状金網が構成され、この立
    体状金網をプラスチック成形金型にインサートして、前
    記成形金型で成形した発泡プラスチックパネルが、それ
    に一方の平網側部分を埋め込んで立体状金網に固着さ
    れ、他方の平網側部分を発泡プラスチックパネルから突
    出させた建築用などのパネルにおいて、前記一対の平網
    間に、各平網の表面とに間隔が生じる厚さで、前記平網
    と同程度の大きさのプラスチック板が平行状に配置さ
    れ、かつ前記プラスチック板が、それを貫通した前記継
    線で支持されて、前記プラスチック板が取付けられた立
    体状金網を前記成形用金型にインサートして、前記プラ
    スチック板の一側で発泡プラスチックパネルが成形され
    たことを特徴とする建築用などのパネル。
  4. 【請求項4】 縦横の金属線で形成した一対の平網が相
    対して平行状に間隔をおいて配置され、かつ一対の平網
    を継線で互いに連結して立体状金網が構成され、前記一
    方の平網側部分が埋め込まれて、発泡プラスチックパネ
    ルが立体状金網に固着され、他方の平網側部分が発泡プ
    ラスチックパネルから突出した建築用などのパネルにお
    いて、前記発泡プラスチックパネルが前記立体状金網と
    別体に形成されるとともに、前記一方の平網を構成した
    縦横の各金属線を挿入することが可能な挿入溝が前記発
    泡プラスチックパネルの片面に形成され、かつ前記挿入
    溝が、挿入された前記金属線を支持可能な幅に形成され
    て、この挿入溝に立体状金網の一方の平網側を挿入し
    て、立体状金網に発泡プラスチックパネルが固着された
    ことを特徴とする建築用などのパネル。
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