JPH0760260B2 - 遮光性マスキングフィルム - Google Patents
遮光性マスキングフィルムInfo
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- JPH0760260B2 JPH0760260B2 JP19287289A JP19287289A JPH0760260B2 JP H0760260 B2 JPH0760260 B2 JP H0760260B2 JP 19287289 A JP19287289 A JP 19287289A JP 19287289 A JP19287289 A JP 19287289A JP H0760260 B2 JPH0760260 B2 JP H0760260B2
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- film
- shielding
- coating film
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- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、主として写真製版において、所要部分をカッ
ティングし剥離して直ちに原図を作成するために使用さ
れる遮光性マスキングフィルムに関するものである。さ
らに詳しくは、本発明は、使用に際し、剥離した塗膜を
貼込みに使用しない通常の用法の場合及びこれを再貼込
みに使用する用法の場合の両方に適用し得る遮光性マス
キングフィルムに関するものである。
ティングし剥離して直ちに原図を作成するために使用さ
れる遮光性マスキングフィルムに関するものである。さ
らに詳しくは、本発明は、使用に際し、剥離した塗膜を
貼込みに使用しない通常の用法の場合及びこれを再貼込
みに使用する用法の場合の両方に適用し得る遮光性マス
キングフィルムに関するものである。
従来、剥離層を有する遮光性マスキングフィルムは、使
用に際し、剥離した塗膜を廃棄する仕方と、修正等のた
めにこれを再貼込みに使用する仕方との二様の用法によ
り用いられてきた。前者が通常の用法であるが、主とし
て通常の用法に供される遮光性マスキングフィルムにつ
いては、表面がべとつかない目的等のため幾多の提案が
されている。例えば、プラスチックフィルム上に、感圧
接着剤層を介することなく、ニトリルゴム、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル樹脂等の樹脂、遮光性染顔料よりな
る剥離層を設けた遮光性マスキングフィルムは、その例
である(特公昭58−46011号公報)。しかし、このよう
な遮光性マスキングフィルムにあっては、いったん剥離
した塗膜は粘着性がないため、これを再貼込みに実際上
使用することができない。
用に際し、剥離した塗膜を廃棄する仕方と、修正等のた
めにこれを再貼込みに使用する仕方との二様の用法によ
り用いられてきた。前者が通常の用法であるが、主とし
て通常の用法に供される遮光性マスキングフィルムにつ
いては、表面がべとつかない目的等のため幾多の提案が
されている。例えば、プラスチックフィルム上に、感圧
接着剤層を介することなく、ニトリルゴム、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル樹脂等の樹脂、遮光性染顔料よりな
る剥離層を設けた遮光性マスキングフィルムは、その例
である(特公昭58−46011号公報)。しかし、このよう
な遮光性マスキングフィルムにあっては、いったん剥離
した塗膜は粘着性がないため、これを再貼込みに実際上
使用することができない。
他方、再貼込みに使用可能な遮光性マスキングフィルム
としては、プラスチックフィルム上に着色樹脂層を設
け、該層の上に感圧接着剤層を介して剥離層を設けたも
のが知られている(特介昭54−9922号公報)。このよう
な感圧接着剤層を介在させたものは、感圧接着剤層があ
るため、使用に際し、フィルム表面がべとつく傾向を有
し、作業上の欠点があった。
としては、プラスチックフィルム上に着色樹脂層を設
け、該層の上に感圧接着剤層を介して剥離層を設けたも
のが知られている(特介昭54−9922号公報)。このよう
な感圧接着剤層を介在させたものは、感圧接着剤層があ
るため、使用に際し、フィルム表面がべとつく傾向を有
し、作業上の欠点があった。
また、このような欠点を改良したものとして、(a)ニ
トリルゴム、(b)ニトロセルロース、(c)粘着改質
剤及び(d)遮光性着色剤を含む遮光性剥離層を、感圧
接着剤層を設けたプラスチック支持体上に形成した遮光
性マスキングフィルムも提案されている(特開昭61−16
6549号)。
トリルゴム、(b)ニトロセルロース、(c)粘着改質
剤及び(d)遮光性着色剤を含む遮光性剥離層を、感圧
接着剤層を設けたプラスチック支持体上に形成した遮光
性マスキングフィルムも提案されている(特開昭61−16
6549号)。
ところで、前記特開昭61−166549号公報に示されたもの
は、比較的多量のニトリルゴムを含むため、遮光性剥離
層(本明細書では塗膜ともいう)の塗膜強度の点ではす
ぐれたものであったが、剥離塗膜が伸びやすく、塗膜の
寸法安定性の点で未だ満足し得るものとは言えなかっ
た。また塗膜の耐ブロッキング性においても未だ十分な
ものとは言えなかった。
は、比較的多量のニトリルゴムを含むため、遮光性剥離
層(本明細書では塗膜ともいう)の塗膜強度の点ではす
ぐれたものであったが、剥離塗膜が伸びやすく、塗膜の
寸法安定性の点で未だ満足し得るものとは言えなかっ
た。また塗膜の耐ブロッキング性においても未だ十分な
ものとは言えなかった。
本発明は、従来技術に見られる前記欠点を克服し、剥離
塗膜の寸法安定性にすぐれるとともに、塗膜の耐ブロッ
キング性にもすぐれた、剥離した塗膜の再貼込み可能な
遮光性剥離層を有する遮光性マスキングフィルムを提供
することをその課題とする。
塗膜の寸法安定性にすぐれるとともに、塗膜の耐ブロッ
キング性にもすぐれた、剥離した塗膜の再貼込み可能な
遮光性剥離層を有する遮光性マスキングフィルムを提供
することをその課題とする。
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた
結果、ニトロセルロールに芳香族多価カルボン酸エステ
ルと脂肪族二価カルボン酸エステルを混合したもの及び
これに必要に応じて少量のニトリルゴムを添加したもの
を塗膜形成材料として用いて得られた塗膜は、柔軟性及
び寸法安定性にすぐれ、しかも塗膜の温度依存性が小さ
く、実用性ある塗膜強度を有することから、塗膜の剥離
作業及び剥離した塗膜の再貼込みが非常に容易であるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
結果、ニトロセルロールに芳香族多価カルボン酸エステ
ルと脂肪族二価カルボン酸エステルを混合したもの及び
これに必要に応じて少量のニトリルゴムを添加したもの
を塗膜形成材料として用いて得られた塗膜は、柔軟性及
び寸法安定性にすぐれ、しかも塗膜の温度依存性が小さ
く、実用性ある塗膜強度を有することから、塗膜の剥離
作業及び剥離した塗膜の再貼込みが非常に容易であるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明によれば、プラスチックフィルム支持体上
に感圧接着剤層を設け、該感圧接着剤層の上に遮光性剥
離層を設けたものにおいて、該遮光性剥離層が、塗膜形
成材料として芳香族カルボン酸エステルと脂肪族二価カ
ルボン酸エステルとニトロセルロースからなる混合物を
含有することを特徴とする遮光性マスキングフィルムが
提供され、また、塗膜形成材料として少量のニトリルゴ
ムを更に含有する前記遮光性マスキングフィルムが提供
される。
に感圧接着剤層を設け、該感圧接着剤層の上に遮光性剥
離層を設けたものにおいて、該遮光性剥離層が、塗膜形
成材料として芳香族カルボン酸エステルと脂肪族二価カ
ルボン酸エステルとニトロセルロースからなる混合物を
含有することを特徴とする遮光性マスキングフィルムが
提供され、また、塗膜形成材料として少量のニトリルゴ
ムを更に含有する前記遮光性マスキングフィルムが提供
される。
本発明の遮光性マスキングフィルムを構成する支持体に
ついて述べると、この支持体としては、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタテートなどのポリ
エステル、脂肪族又は芳香族ポリアミド、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリスチレ
ン、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
リデンなどからなる合成樹脂フィルム、セルロースアセ
テートなどの半合成樹脂フィルム、合成樹脂フィルム同
志、合成樹脂フィルムと半合成樹脂フィルム、さらに
は、合成樹脂フィルムおよび/または半合成樹脂フィル
ムと紙とのラミネートフィルム等をあげることができ
る。
ついて述べると、この支持体としては、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタテートなどのポリ
エステル、脂肪族又は芳香族ポリアミド、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリスチレ
ン、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
リデンなどからなる合成樹脂フィルム、セルロースアセ
テートなどの半合成樹脂フィルム、合成樹脂フィルム同
志、合成樹脂フィルムと半合成樹脂フィルム、さらに
は、合成樹脂フィルムおよび/または半合成樹脂フィル
ムと紙とのラミネートフィルム等をあげることができ
る。
この支持体は、無色透明のものが好適である。上記の内
でもポリエチレンテレフタレートフィルムは、引張り、
引裂き強度が大きく、寸法安定性にすぐれていることか
ら、とくに好ましい。該支持体は、厚さが50〜250μm
のものがよい。前記支持体を構成するフィルムは、その
製法からみた場合、延伸、無延伸のいずれでもよい。
でもポリエチレンテレフタレートフィルムは、引張り、
引裂き強度が大きく、寸法安定性にすぐれていることか
ら、とくに好ましい。該支持体は、厚さが50〜250μm
のものがよい。前記支持体を構成するフィルムは、その
製法からみた場合、延伸、無延伸のいずれでもよい。
本発明においては、プラスチックフィルム支持体上に感
圧接着剤層を設けるが、この感圧接着剤層としては、例
えば合成樹脂系又はゴム系の接着剤から構成することが
できる。合成樹脂系の接着剤としては、アクリル酸エス
テル共重合物、飽和ポリエステル系化合物、ポリウレタ
ンなどを、また、ゴム系の接着剤としては、天然ゴム、
クロロプレンゴム、ニトリルムゴムなどを例示すること
ができる。
圧接着剤層を設けるが、この感圧接着剤層としては、例
えば合成樹脂系又はゴム系の接着剤から構成することが
できる。合成樹脂系の接着剤としては、アクリル酸エス
テル共重合物、飽和ポリエステル系化合物、ポリウレタ
ンなどを、また、ゴム系の接着剤としては、天然ゴム、
クロロプレンゴム、ニトリルムゴムなどを例示すること
ができる。
本発明において、感圧接着剤層の上に設ける好ましい遮
光性剥離層としては、(a)芳香族多価カルボン酸エス
テル、(b)脂肪族二価カルボン酸エステル、(c)ニ
トロセルロース、(d)少量のニトリルゴム、(e)遮
光剤、及び(f)粗面化剤を含むものが用いられる。
光性剥離層としては、(a)芳香族多価カルボン酸エス
テル、(b)脂肪族二価カルボン酸エステル、(c)ニ
トロセルロース、(d)少量のニトリルゴム、(e)遮
光剤、及び(f)粗面化剤を含むものが用いられる。
(a)芳香族多価カルボン酸エステルとしては、フタル
酸ジオクチルや、フタル酸ジブチル等のプラスチックに
対する可塑剤として一般的に適用されているものが用い
られる。
酸ジオクチルや、フタル酸ジブチル等のプラスチックに
対する可塑剤として一般的に適用されているものが用い
られる。
(b)脂肪族二価カルボン酸エステルとしては、一般
に、アジピン酸や、アゼライン酸、セバシン酸等のアル
キルエステルが用いられる。このようなものとしては、
例えば、ジメチルアジペート、ジ−2−エチルヘキシル
アジペート、ジイソブチルアジペート、ジブチルアジペ
ート、ジイソデシルアジペート、ジブチルジグリコール
アジペート、ジ−2−エチルヘキシルアゼレート、ジブ
チルセバケート、ジ−2−エチルヘキシルセバケート等
が挙げられる (c)ニトロセスロースとしては、塗布含有量10.7〜1
2.2重量%のものが好ましく使用される。
に、アジピン酸や、アゼライン酸、セバシン酸等のアル
キルエステルが用いられる。このようなものとしては、
例えば、ジメチルアジペート、ジ−2−エチルヘキシル
アジペート、ジイソブチルアジペート、ジブチルアジペ
ート、ジイソデシルアジペート、ジブチルジグリコール
アジペート、ジ−2−エチルヘキシルアゼレート、ジブ
チルセバケート、ジ−2−エチルヘキシルセバケート等
が挙げられる (c)ニトロセスロースとしては、塗布含有量10.7〜1
2.2重量%のものが好ましく使用される。
(d)ニトリルゴムとしては、例えば、アクリロニトリ
ル−ブタジエン共重合体又はアクリロニトル−ブタンジ
エン−カルボキシル基含有単量体の三元重合体であっ
て、アクリロニトル含有量が19〜51重量%のものが用い
られる。
ル−ブタジエン共重合体又はアクリロニトル−ブタンジ
エン−カルボキシル基含有単量体の三元重合体であっ
て、アクリロニトル含有量が19〜51重量%のものが用い
られる。
(e)遮光剤としては、遮光性を有する染料や顔料が任
意に用いられ、その色調は問わない。
意に用いられ、その色調は問わない。
(f)粗面化剤としては合成シリカ、タルク、酸化マグ
ネシウム等の無機質充填剤、又はポリエチレン、架橋ポ
リステレン等の有機質充填剤が任意に用いられる。粗面
化剤の平均粒径は、0.1〜20μm、好ましくは1〜15μ
mである。
ネシウム等の無機質充填剤、又はポリエチレン、架橋ポ
リステレン等の有機質充填剤が任意に用いられる。粗面
化剤の平均粒径は、0.1〜20μm、好ましくは1〜15μ
mである。
本発明における主たる塗膜形成材料は、芳香族多価カル
ボン酸エステル、脂肪族二価カルボン酸エステル、ニト
ロセルロース及びニトリルゴムであり、四者の合計量10
0重量部に対し、芳香族多価カルボン酸エステルと脂肪
族二価カルボン酸エステルの合計量10〜50重量部、ニト
ロセルロース50〜60重量部及びニトリルゴム0〜30重量
部(好ましくは1〜20重量部)に割合でそれぞれ用いら
れる。芳香族多価カルボン酸エステル及び樹脂族二価カ
ルボン酸エステルの合計量が前記範囲より多くなると、
塗膜表面にベタツキが生じ、耐ブロッキング性が悪くな
る。また、前記範囲より少なくなると、塗膜強度が低下
し、塗膜に割れが生じやすくなる。ニトリルゴムを前記
範囲で使用すると、塗膜強度を高めると共に膜割れ性を
改善するのに有効であるが、前記範囲より多くなると塗
膜強度が高められるものの塗膜が伸びやすく、寸法安定
性が劣り、更に耐ブロッキング性にも劣るようになる。
また、脂肪族二価カルボン酸エステルの使用量は、芳香
族多価カルボン酸エステルと脂肪族二価カルボン酸エス
テルの合計量に対し、5〜75重量%、好ましくは10〜50
重量%である。脂肪族二価カルボン酸エステルの使用割
合が少なすぎると、塗膜の温度依存性が大きく、低温で
硬くなり、更に再貼込み性も劣るようになる。一方、多
すぎると塗膜が柔軟になり過ぎ、耐ブロッキング性及び
寸法安定性が悪くなる。粗面化剤の添加量は、芳香族多
価カルボン酸エステル、脂肪族二価カルボン酸エステ
ル、ニトロセルロース及びニトリルゴムの合計量100重
量部に対し、0.1〜20重量部、好ましくは0.5〜15重量部
である。ステップアンドリピートマシン用の場合、5〜
20重量部に規定するのが好ましい。
ボン酸エステル、脂肪族二価カルボン酸エステル、ニト
ロセルロース及びニトリルゴムであり、四者の合計量10
0重量部に対し、芳香族多価カルボン酸エステルと脂肪
族二価カルボン酸エステルの合計量10〜50重量部、ニト
ロセルロース50〜60重量部及びニトリルゴム0〜30重量
部(好ましくは1〜20重量部)に割合でそれぞれ用いら
れる。芳香族多価カルボン酸エステル及び樹脂族二価カ
ルボン酸エステルの合計量が前記範囲より多くなると、
塗膜表面にベタツキが生じ、耐ブロッキング性が悪くな
る。また、前記範囲より少なくなると、塗膜強度が低下
し、塗膜に割れが生じやすくなる。ニトリルゴムを前記
範囲で使用すると、塗膜強度を高めると共に膜割れ性を
改善するのに有効であるが、前記範囲より多くなると塗
膜強度が高められるものの塗膜が伸びやすく、寸法安定
性が劣り、更に耐ブロッキング性にも劣るようになる。
また、脂肪族二価カルボン酸エステルの使用量は、芳香
族多価カルボン酸エステルと脂肪族二価カルボン酸エス
テルの合計量に対し、5〜75重量%、好ましくは10〜50
重量%である。脂肪族二価カルボン酸エステルの使用割
合が少なすぎると、塗膜の温度依存性が大きく、低温で
硬くなり、更に再貼込み性も劣るようになる。一方、多
すぎると塗膜が柔軟になり過ぎ、耐ブロッキング性及び
寸法安定性が悪くなる。粗面化剤の添加量は、芳香族多
価カルボン酸エステル、脂肪族二価カルボン酸エステ
ル、ニトロセルロース及びニトリルゴムの合計量100重
量部に対し、0.1〜20重量部、好ましくは0.5〜15重量部
である。ステップアンドリピートマシン用の場合、5〜
20重量部に規定するのが好ましい。
本発明の遮光性マスキングフィルムにおける塗膜は、ニ
トリルゴムを多量含有しないにもかかわらず、実用上十
分な塗膜強度を有し、しかも柔軟性及び寸法安定性にす
ぐれ、使用に際し、割れや伸びを示さず、さらに耐ブロ
ッキング性にもすぐれたものである。従って、その塗膜
の剥離作業及び剥離塗膜の再貼込み作業は非常に容易で
ある。また、塗膜の温度依存性は小さく、低温(5℃)
でも良好な柔軟性を示す。
トリルゴムを多量含有しないにもかかわらず、実用上十
分な塗膜強度を有し、しかも柔軟性及び寸法安定性にす
ぐれ、使用に際し、割れや伸びを示さず、さらに耐ブロ
ッキング性にもすぐれたものである。従って、その塗膜
の剥離作業及び剥離塗膜の再貼込み作業は非常に容易で
ある。また、塗膜の温度依存性は小さく、低温(5℃)
でも良好な柔軟性を示す。
本発明の遮光性マスキングフィルムは、その遮光性剥離
層を所望するパターン状に剥離して、感光性材料を露光
する場合の各種マスクフィルムとして用いられる。
層を所望するパターン状に剥離して、感光性材料を露光
する場合の各種マスクフィルムとして用いられる。
このような遮光性マスキングフィルムの用途の1つとし
て、ステップアンドリピート用マシン(Step and Repea
t Machine)に対する応用がある。このマシンは、1つ
の感光材料の上に、同一画像を規則正しく反復して密着
焼き付けするための装置であり、原稿の位置決め、密
着、露光の動作を繰り返し行うものである。この場合、
各画像の密着焼き付けの位置を所定通りに正確に設定す
ることが重要である。このマシンに使用されるマスキン
グフィルムは、その遮光性剥離層の性状によっては、1
つの箇所の露光が終了して次の露光を行うとき、密着を
解除した場合でもまだ強く吸着して、次の位置決め操作
に支障が生じる場合がある。このような支障を解除する
ためには、遮光性剥離層の表面粗さ(中心線表面粗さ)
を0.3〜1μmの範囲に規定するのがよい。なお、この
場合の表面粗さは、サーフコーダーSE−30D型((株)
小坂研究所製)を使用して測定したものである。この遮
光性剥離層の表面粗さは、遮光性剥離層に粗面化剤(平
均粒径0.2〜12μm)を含有させるとともに、その粗面
化剤の平均粒径や添加量等を調節することによって制御
することができる。
て、ステップアンドリピート用マシン(Step and Repea
t Machine)に対する応用がある。このマシンは、1つ
の感光材料の上に、同一画像を規則正しく反復して密着
焼き付けするための装置であり、原稿の位置決め、密
着、露光の動作を繰り返し行うものである。この場合、
各画像の密着焼き付けの位置を所定通りに正確に設定す
ることが重要である。このマシンに使用されるマスキン
グフィルムは、その遮光性剥離層の性状によっては、1
つの箇所の露光が終了して次の露光を行うとき、密着を
解除した場合でもまだ強く吸着して、次の位置決め操作
に支障が生じる場合がある。このような支障を解除する
ためには、遮光性剥離層の表面粗さ(中心線表面粗さ)
を0.3〜1μmの範囲に規定するのがよい。なお、この
場合の表面粗さは、サーフコーダーSE−30D型((株)
小坂研究所製)を使用して測定したものである。この遮
光性剥離層の表面粗さは、遮光性剥離層に粗面化剤(平
均粒径0.2〜12μm)を含有させるとともに、その粗面
化剤の平均粒径や添加量等を調節することによって制御
することができる。
また、本発明の遮光性マスキングフィルムは、その表面
(遮光性剥離層上)にセクションパターンを印刷または
写真的手法により焼き付けすることにより、セクション
タイプのマスキングフィルムとして用いることができ
る。
(遮光性剥離層上)にセクションパターンを印刷または
写真的手法により焼き付けすることにより、セクション
タイプのマスキングフィルムとして用いることができ
る。
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1 厚さ125μmのポリエチレンテレフタレートフィルム上
に感圧接着剤を塗布し、80℃で1分間乾燥して接着剤層
を形成させた後、その上に表−1に示す成分組成の塗布
液をアプリケーターで塗布し、80℃で2分間乾燥後、さ
らに130℃で2分間乾燥して厚さ40μmの塗膜を形成し
た。
に感圧接着剤を塗布し、80℃で1分間乾燥して接着剤層
を形成させた後、その上に表−1に示す成分組成の塗布
液をアプリケーターで塗布し、80℃で2分間乾燥後、さ
らに130℃で2分間乾燥して厚さ40μmの塗膜を形成し
た。
次に、このようにして得た遮光性マスキングフィルムの
塗膜について、その寸法安定性、柔軟性、耐ブロッキン
グ性及び温度依存性を以下のように評価した。その結果
を表−1に示す。
塗膜について、その寸法安定性、柔軟性、耐ブロッキン
グ性及び温度依存性を以下のように評価した。その結果
を表−1に示す。
(1)膜の寸法安定性、膜の柔軟性及び耐ブロッキング
性は、5段階評価法で行い、その数値の大きい程すぐれ
ていることを示す。
性は、5段階評価法で行い、その数値の大きい程すぐれ
ていることを示す。
前記塗膜特性の評価において、寸法安定性は、塗膜を剥
離した時に、塗膜が伸びず、剥離したときの大きさのま
までの再貼込みが容易であるか否かを示す。柔軟性は、
塗膜が適度な柔軟性を示し、剥離および再貼込時の作業
性に優れているか否かを示す。
離した時に、塗膜が伸びず、剥離したときの大きさのま
までの再貼込みが容易であるか否かを示す。柔軟性は、
塗膜が適度な柔軟性を示し、剥離および再貼込時の作業
性に優れているか否かを示す。
柔軟性は、塗膜が柔軟で、剥がしやすさにすぐれている
か否かを示す。
か否かを示す。
なお、耐ブロッキング性は、温度50℃、相対湿度80%の
条件で荷重(30g/cm2)をかけ、5時間放置後塗膜の表
面状態を観察し、評価した。
条件で荷重(30g/cm2)をかけ、5時間放置後塗膜の表
面状態を観察し、評価した。
(2)膜と温度依存性は次のようにして測定した。
各温度(5〜40℃)、湿度60%における塗膜の伸度、強
度を表面性測定機(HEIDON−14、新東科学社製)にて測
定し、温度変化による伸度、強度の変化を5段階評価法
で行った。数値の大きい程温度依存性の小さいことを示
す。
度を表面性測定機(HEIDON−14、新東科学社製)にて測
定し、温度変化による伸度、強度の変化を5段階評価法
で行った。数値の大きい程温度依存性の小さいことを示
す。
なお、表−1において示したエステル類において、実験
No.1〜5で用いたものは、ビス(2−エチルヘキシル)
フタレート80重量%とジオクチルアジペート20重量%と
からなるものであり、実験No.6で用いたものは、エポキ
シ化脂肪酸エステルである。
No.1〜5で用いたものは、ビス(2−エチルヘキシル)
フタレート80重量%とジオクチルアジペート20重量%と
からなるものであり、実験No.6で用いたものは、エポキ
シ化脂肪酸エステルである。
実施例2 実施例1において、ニトロセルロース58重量部、ニトリ
ルゴム5重量部、染料3重量部、粗面化剤(シリカ)2
重量部、表−2に示した種々の割合のビス(2−エチル
ヘキシル)フタレートとジオクチルアジペートとからな
るエステル類37重量部及びメチルエチルケトン102重量
部の混合物からなる塗布液を用いた以外は同様にして遮
光性マスキングフィルムを作製した。
ルゴム5重量部、染料3重量部、粗面化剤(シリカ)2
重量部、表−2に示した種々の割合のビス(2−エチル
ヘキシル)フタレートとジオクチルアジペートとからな
るエステル類37重量部及びメチルエチルケトン102重量
部の混合物からなる塗布液を用いた以外は同様にして遮
光性マスキングフィルムを作製した。
次に、この遮光性マスキングフィルムの塗膜について、
実施例1と同様にしてその評価を行った。
実施例1と同様にしてその評価を行った。
その結果を表−2に示す。
実施例3 実施例1の実験No.2において、エステル類37重量部とし
てビス(2−エチルヘキシル)フタレート80重量部とジ
オクチルセバケート20重量部とからなるものを用いた以
外は同様にして遮光性マスキングフィルムを作製し、そ
の塗膜性状を評価したところ、この場合にも良好な結果
が得られた。
てビス(2−エチルヘキシル)フタレート80重量部とジ
オクチルセバケート20重量部とからなるものを用いた以
外は同様にして遮光性マスキングフィルムを作製し、そ
の塗膜性状を評価したところ、この場合にも良好な結果
が得られた。
実施例4 実施例1の実験No.3において、粗面化剤(フィラー)
を、平均粒径の大きいものに変えた以外は同様にして遮
光性マスキングフィルムを作製し、その塗膜性状を評価
したところ、この場合にも良好な結果が得られた。ま
た、この遮光性マスキングフィルムは、市販のステップ
アンドリピートマシンに適用したところ、作業性にすぐ
れたものであることが確認された。
を、平均粒径の大きいものに変えた以外は同様にして遮
光性マスキングフィルムを作製し、その塗膜性状を評価
したところ、この場合にも良好な結果が得られた。ま
た、この遮光性マスキングフィルムは、市販のステップ
アンドリピートマシンに適用したところ、作業性にすぐ
れたものであることが確認された。
Claims (4)
- 【請求項1】プラスチックフィルム支持体上に感圧接着
剤層を設け、該感圧接着剤層の上に遮光性剥離層を設け
たものにおいて、該遮光性剥離層が、塗膜形成材料とし
て芳香族カルボン酸エステルと脂肪族二価カルボン酸エ
ステルとニトロセルロースからなる混合物を含有するこ
とを特徴とする遮光性マスキングフィルム。 - 【請求項2】塗膜形成材料として少量のニトリルゴムを
含有する請求項1記載のフィルム。 - 【請求項3】該遮光性剥離層が粗面化剤を含有する請求
項1又は2のフィルム。 - 【請求項4】該遮光性剥離層の中心線表面粗さが0.05〜
1.5μmである請求項3のフィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19287289A JPH0760260B2 (ja) | 1989-01-31 | 1989-07-26 | 遮光性マスキングフィルム |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1-21911 | 1989-01-31 | ||
| JP2191189 | 1989-01-31 | ||
| JP19287289A JPH0760260B2 (ja) | 1989-01-31 | 1989-07-26 | 遮光性マスキングフィルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02289855A JPH02289855A (ja) | 1990-11-29 |
| JPH0760260B2 true JPH0760260B2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=26359051
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19287289A Expired - Lifetime JPH0760260B2 (ja) | 1989-01-31 | 1989-07-26 | 遮光性マスキングフィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0760260B2 (ja) |
-
1989
- 1989-07-26 JP JP19287289A patent/JPH0760260B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02289855A (ja) | 1990-11-29 |
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