JPH076067Y2 - トラクタにおける前輪切れ角検出装置 - Google Patents

トラクタにおける前輪切れ角検出装置

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JPH076067Y2
JPH076067Y2 JP12106488U JP12106488U JPH076067Y2 JP H076067 Y2 JPH076067 Y2 JP H076067Y2 JP 12106488 U JP12106488 U JP 12106488U JP 12106488 U JP12106488 U JP 12106488U JP H076067 Y2 JPH076067 Y2 JP H076067Y2
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tractor
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英二 原田
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は機体を回行させる時に前輪の切れ角が所定以上
になると前輪を増速するようにした四輪駆動型のトラク
タにおける前輪切れ角検出装置に関する。
(ロ)従来技術 従来、トラクタを直進走行させながら各種の作業を行な
い、その間に走行方向修正を行なう程度に操舵する場合
は前輪を後輪に同調させた通常の四輪駆動状態とし、機
体回行時に操舵角を大きくすると、それを検出器が検出
し、この検出信号により前輪を増速して機体を急速に旋
回させるようにすることは既に知られている。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 一般に操舵伝動系は多数の部品を結合することにより構
成されており、それらの部品に多少の製作誤差があるの
で、一定のハンドル回転で所定の前輪切れ角を検出する
ことは困難であった。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案は、操舵伝動系にギヤボックスを介装したトラク
タにおいて、前記ギヤボックスに内装されハンドルの回
動操作に連動して回動する螺子軸の外周に、カム体をギ
ヤボックスに取付けたガイド部材に沿って軸芯方向にの
み移動可能に螺合し、該カム体に、不感帯部とその両側
にテーパー状に拡開した被感知部とを設けたカム溝を形
成すると共に、前記ギヤボックスに進退調節可能に螺合
した検出スイッチの感知部を上記カム体の不感帯部に臨
ませ、上記カム体の軸芯方向への移動により該カム体の
被感知部が検出スイッチの感知部を作動させるべく構成
し、また前記検出スイッチに止着したアームに検出スイ
ッチを中心とする長孔を穿設して該アームをギヤボック
スに回動調節可能に螺着し、上記アームの回動調節でカ
ム体の被感知部に対する検出スイッチの感知部の位置を
変更できるようにして、前述の問題点を解決した。
(ホ)作用 ハンドルによりステアリングシャフトを回動すると、操
舵伝動系中のギヤボックスに内装した螺子軸が回動し、
この螺子軸の外周に螺合されたカム体がギヤボックスに
取付けたガイド部材に沿って軸芯方向に進退する。
そして、作業中の直進走行時の走行方向修正のように前
輪切れ角が比較的小さい場合はカム体はその不感帯が検
出スイッチの感知部に対面した状態で進退するので感知
作動することがない。
また、機体を回行させるべくハンドルを大きく回動する
と、カム体も大きく進退し、いずれか一方の被感知部と
なるテーパー面が検出スイッチの感知部を押圧するので
検出スイッチはONになり、この検出信号により前輪変速
装置が作動して前輪が増速され、機体は急速に旋回す
る。機体の回行が完了する少し前にハンドルを戻し回動
すると、カム体が逆方向に移動し被感知部による検出ス
イッチの感知部への押圧が解除されるので検出スイッチ
はOFFになり、前輪変速装置が切換って元の四輪駆動状
態に復帰する。
そして、前記検出スイッチの検出タイミングを調節する
場合、検出スイッチに付設されているアームを回動する
と該検出スイッチも回動してカムの溝に対して進退する
ので、テーパー面に対する感知部の位置が変動し、これ
により前記感知タイミングを調節することができる。
(ヘ)実施例 本考案の一実施例を図面に示す四輪駆動型トラクタにつ
いて説明すると、1はエンジン、2はクラッチハウジン
グであって、該クラッチハウジング2の後部に連結した
中間伝動ケース3上に設けた運転部の前部には操舵用の
ハンドル5の軸5aを支持したステアリングマスト4を設
け、上記軸5aの下端に自在継手6を介して連結したステ
アリングリングシャフト7の下部と操舵中間軸8の後部
との間にはギヤボックス10を介装してあり、該ギヤボッ
クス10内でステアリングシャフト7にスプライン嵌合し
た傘歯車11と出力軸12にスプライン嵌合した傘歯車13と
を噛合させ、螺子軸15は前部を前記出力軸12の後端に嵌
合してピン16により連結し、後部をギヤボックス10にベ
アリング17を介して支持されている。
そして、前記螺子軸15に螺合したカム体18は下部にガイ
ド溝19を有し、側部には平坦な不感帯部20aとその前後
両側部にテーパー状に形成した斜面20bとで構成された
カム溝20を有し、上記ガイド溝19にはギヤボックス10の
底板に螺合したガイドピン21を嵌挿して回動しない状態
で前後動するようにしてある。
また、前記ギヤボックス10の側壁に穿設した螺孔22には
感知部23aを有する検出スイッチ23を螺合し、その外側
部には内外のナット25.26により板からなるアーム27の
基部を締着し、該アーム27の前端部側には前記検出スイ
ッチ23を中心とする円弧状の長孔28を穿設し、ボルト29
を長孔28に挿入してギヤボックス10に螺着することによ
り旋回調節可能にしてあり、ギヤボックス10とそれに近
接するナット25との間にはOリング30を介装圧接してあ
る。31は出力軸12と操舵中間軸8を連結した自在継手で
ある。
前述のトラクタにてプラウ作業または耕耘作業等を行な
うべく直進走行している時、走行方向を修正する程度に
ハンドル5を回動するとステアリングシャフト7に連動
して螺子軸15も回動するが、その回動角が小さいのでカ
ム体18の前後移動量も小さく、したがって、前後の斜面
20b,20bは検出スイッチ23の感知部23aに接触することが
なく、非検出状態が維持され、前輪変速装置は作動しな
い。
また、1行程の作業が終って、次の作業行程に移行すべ
く機体を回行させる時、ハンドル5を大きく回動する
と、螺子軸15の回動角が大きくなり、それによりカム体
18の前後移動量が増大するので、該カム体18のカム溝20
のいずれか一方の斜面20bが検出スイッチ23の感知部23a
を押してON状態にする。
前記検出スイッチ23は第7図に示す前輪変速装置の油圧
制御回路に挿入されているフローデバイダーバルブ32の
電磁弁33に接続されており、前輪変速装置は差動装置35
と、デフケースから後方へ延出した筒体に固定したリン
グギヤ36と、差動装置35から後方へ延出した差動軸から
なるブレーキ軸37と、前記筒体とブレーキ軸37とを一体
回動させる四輪駆動状態と、相互に回動自在にする二輪
駆動状態とに切換えるボール38及びスリーブ39と、シフ
ト軸40に支持されていて上記スリーブ39を前後動させる
シフトアーム41と、ブレーキ軸37に付設した油圧クラッ
チ42と、デフケースから前方へ延出してフロントアクス
ルケースに伝動する前輪駆動軸となる差動軸43とで構成
されており、作業時には前記スリーブ39は前輪増速待機
位置(スリーブ39がその前部寄りにてボール38を押し込
んで四輪駆動状態にしている状態)になっている。
而して、前記検出スイッチ23の検出信号が電磁弁33に入
力されてそれがONになると、ポンプPからの作動油が油
路45を経て前記シフト軸をスプールとするシリンダ及び
油圧クラッチ42に圧入されるので、スリーブ39は後方へ
押されて二駆状態になると共に油圧クラック42は制動状
態を経てクラッチ入り状態になってブレーキ軸37を停止
させるので、前輪は2倍速で駆動される。
機体回行が完了する直前にハンドル5を戻し回動すると
カム体18が逆方向に移動しその斜面が検出スイッチ23の
感知部23aから離れてそれが非検出状態になると、前記
電磁弁33がOFFになり油圧クラッチ42が切れると共にス
リーブ39が少し前方に移動して前輪が後輪と同調して回
転する通常の四輪駆動状態に復帰する。
また、前記検出スイッチ23を組み付ける時、又はその検
出タイミングが不具合な場合、ボルト29を緩めてアーム
27を回動すると、検出スイッチ23がカム体18のカム溝20
に対して進退するので、感知部23aが斜面20bに接触する
位置が変化し、それにより検出スイッチ23の開閉タイミ
ングを調整することができる。46はステップである。
(ト)考案の効果 本考案は前述のように操舵伝動系にギヤボックスを介装
したトラクタにおいて、前記ギヤボックスに内装されハ
ンドルの回動操作に連動して回動する螺子軸の外周に、
カム体をギヤボックスに取付けたガイド部材に沿って軸
芯方向にのみ移動可能に螺合し、該カム体に、不感帯部
とその両側にテーパー状に拡開した被感知部とを設けた
カム溝を形成すると共に、前記ギヤボックスに進退調節
可能に螺合した検出スイッチの感知部を上記カム体の不
感帯部に臨ませ、上記カム体の軸芯方向への移動により
該カム体の被感知部が検出スイッチの感知部を作動させ
るべく構成し、また、前記検出スイッチに止着したアー
ムに検出スイッチを中心とする長孔を穿設して該アーム
をギヤボックスに回動調節可能に螺着し、上記アームの
回動調節でカム体の被感知部に対する検出スイッチの感
知部の位置を変更できるようにしたので、検出スイッチ
23の前輪切れ角検出タイミングを調整する時、組み立て
た状態でギヤボックス10を分解することなく外部にて前
記アーム27を回動調節することによりテスターを見なが
ら微量調節をも正確にかつ極めて容易に行なうことがで
きる。
また、前輪が増速される時の切れ角を大小に変更するこ
とも容易に行なうことができ、前記調整操作をアーム27
の先端を押し引き操作することにより軽快に行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであって、第1図は
ギヤボックスの横断面図、第2図は同上縦断側面図、第
3図は側面図、第4図は縦断平面図、第5図は操舵部の
側面図、第6図は同上正面図、第7図は前輪変速制御回
路図である。 5……ハンドル、7……ステアリングシャフト、10……
ギヤボックス、15……螺子軸、18……カム体、20……カ
ム溝、20a……不感帯、20b……被感知部(斜面)、21…
…ガイド部材(ガイドピン)、22……螺孔、23……検出
スイッチ、23a……感知部、27……アーム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】操舵伝動系にギヤボックス10を介装したト
    ラクタにおいて、前記ギヤボックス10に内装されハンド
    ルの回動操作に連動して回動する螺子軸15の外周に、カ
    ム体18をギヤボックス10に取付けたガイド部材21に沿っ
    て軸芯方向にのみ移動可能に螺合し、該カム体18に、不
    感帯部20aとその両側にテーパー状に拡開した被感知部2
    0bとを設けたカム溝20を形成すると共に、前記ギヤボッ
    クス10に進退調節可能に螺合した検出スイッチ23の感知
    部23aを上記カム体18の不感帯部20aに臨ませ、上記カム
    体18の軸芯方向への移動により該カム体18の被感知部20
    bが検出スイッチ23の感知部23aを作動させるべく構成
    し、また前記検出スイッチ23に止着したアーム27に検出
    スイッチ23を中心とする長孔28を穿設して該アーム27を
    ギヤボックス10に回動調節可能に螺着し、上記アーム27
    の回動調節でカム体18の被感知部20bに対する検出スイ
    ッチ23の感知部23aの位置を変更できるようにしたこと
    を特徴とするトラクタにおける前輪切れ角検出装置。
JP12106488U 1988-09-14 1988-09-14 トラクタにおける前輪切れ角検出装置 Expired - Lifetime JPH076067Y2 (ja)

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JPH0241876U JPH0241876U (ja) 1990-03-22
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