JPH0760935B2 - フレキシブルプリント基板の製造法 - Google Patents

フレキシブルプリント基板の製造法

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JPH0760935B2
JPH0760935B2 JP63071821A JP7182188A JPH0760935B2 JP H0760935 B2 JPH0760935 B2 JP H0760935B2 JP 63071821 A JP63071821 A JP 63071821A JP 7182188 A JP7182188 A JP 7182188A JP H0760935 B2 JPH0760935 B2 JP H0760935B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、フレキシブルプリント基板の製造法に係り、
詳しくはポリイミド系樹脂を導体上に直接塗工してフレ
キシブルプリント基板を製造する方法に関する。
[従来の技術] 従来、フレキシブルプリント基板は、エポキシ樹脂やウ
レタン樹脂等の接着剤を用いてポリイミドフィルムを導
体上に貼り合せることにより製造されている。
ポリイミドフィルムそれ自体は優れた耐熱性を有する
が、接着剤の耐熱性が劣り、ハンダで高温に加熱した際
にふくれや剥がれを生じたり、あるいは、回路の難燃性
を低下させるという問題があった。
また、高温に加熱する際に寸法が変化したり、回路に加
工する際に使用される種々の薬品により接着剤がおかさ
れてその接着力が低下するというような問題もあった。
一方、ポリイミド系前駆体樹脂溶液を導体上に直接塗布
してフレキシブルプリント基板を製造する方法として
は、塗布して硬化させた後に導体と樹脂の熱膨張係数の
差により生じるカールを矯正する方法(特開昭56−23,7
91号公報等)や、低熱膨張樹脂を塗布してカールを防止
する方法(特開昭60−243,120号公報等)が提案されて
いるが、いずれの方法も充分ではなかった。
[発明が解決しようとする課題] そこで、本発明者はこのような問題を解決するために鋭
意研究を行い、硬化反応を進める前に一定量以上の溶剤
をある範囲の温度で乾燥することにより、カールのない
フレキシブルプリント基板を製造し得ることを見出し、
本発明に到達した。
従って、本発明の目的は、ポリイミド系前駆体樹脂溶液
を導体上に直接塗工する際に、カールがなくて作業性に
優れており、連続的に製造することができる工業的に優
れてフレキシブルプリント基板の製造法を提供すること
にある。
[課題を解決するための手段] すなわち、本発明は、ポリイミド系前駆体樹脂溶液を導
体上に直接塗布した後、乾燥し硬化させてフレキシブル
プリント基板を製造するに際し、乾燥温度110℃以上、1
40℃未満の条件で溶媒量が樹脂100重量部に対し50重量
部以下になるまで乾燥させた後、硬化させるフレキシブ
ルプリント基板の製造法である。
本発明において、ポリイミド系前駆体樹脂としては、ポ
リイミド前駆体樹脂、ポリアミドイミド前駆体樹脂、ポ
リイミドエステル前駆体樹脂等を挙げることができ、そ
の分子中に閉環したイミド環を実質的に含まないもので
あり、好ましくは下記一般式(1) (但し、式中R1〜R8は水素、ハロゲン、低級アルコキシ
基、低級アルキル基のいずれかであり、そのうちの少な
くとも1つは低級アルコキシ基である)で示される構成
単位を有するポリアミドイミド前駆体樹脂であり、又
は、一般式(2) で示される構成単位を有するポリイミド前駆体樹脂であ
る。
一般式(1)のポリアミド樹脂前駆体は、無水ピロメリ
ット酸と下記一般式(3) (但し、式中R1〜R8は上記の場合と同じである)で示さ
れるジアミノベンズアニリド誘導体とを反応させて得ら
れる。
ジアミノベンズアニリド誘導体としては、置換基として
少なくとも1個の低級アルコキシ基を有する必要があ
る。ここでいう低級とは炭素数10以下のことであり、炭
素数が10を越えると耐熱性が低下し好ましくない。低級
アルコキシ基としては、好ましくはメトキシ基又はエト
キシ基であり、吸水性の改善という観点から、より好ま
しくはアルコキシ基がアミド結合のオルト位に存在する
ことである。さらに好ましくは、安価であるという点か
ら、式 で示される2′−メトキシ−4,4′−ジアミノベンズア
ニリドである。
一般式(2)のポリアミド前駆体樹脂は、ビフェニルテ
トラカルボン酸無水物とパラフェニレンジアミンとを反
応させて得られる。
このようなポリイミド系前駆体樹脂の合成反応は、一般
的にはN−メチルピロリドン(NMP)、ジメチルホルム
アミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMAc)のアミ
ド系溶媒、ジメチルスルフォキサイド(DMSO)、硫酸ジ
メチル、スルホラン、ブチロラクトン、クレゾール、フ
ェノール、ハロゲン化フェノール、シクロヘキサノン、
ジオキサン、テトラヒドロフラン、ダイグライム等の溶
媒中で、反応温度0〜200℃、好ましくは0〜100℃の範
囲で行われる。これらの溶媒中に上記一般式に反応する
ジアミン化合物及び酸無水物化合物をほぼ等モル混合す
ることにより、前記ポリイミド系樹脂の前駆体溶液が得
られる。
本発明においては、上記一般式(1)あるいは一般式
(2)の構造単位を少なくとも30モル%以上、好ましく
は50モル%以上含むことが必要である。30モル%未満で
あると樹脂の熱膨張係数が大きくなり、フレキシブルプ
リント基板が大きくカールし、実用化が困難になる。
さらに、本発明において、その他の成分を併用使用する
ことにより、線膨張係数等の物性を調整することができ
る。
その他の成分については、種々のジアミン、テトラカル
ボン酸、トリカルボン酸又はこれらの酸無水物等の誘導
体を用いてコポリマリゼーションし、又は、別途合成し
て得られたポリイミド又はその先駆体及びポリアミドイ
ミド等をブレンドすることができる。
具体的に例を挙げると、p−フェニレンジアミン、m−
フェニレンジアミン、3,4′−ジアミノジフェニルエー
テル、4,4′−ジアミノジフェニルエーテル、4,4′−ジ
アミノジフェニルメタン、3,3′−ジメチル−4,4′−ジ
アミノジフェニルメタン、2,2′−ビス[4−(4−ア
ミノフェノキシ)フェニル]プロパン、1,2−ビス(ア
ニリノ)エタン、ジアミノジフェニルスルホン、ジアミ
ノベンズアニリド、ジアミノベンゾエート、ジアミノジ
フェニルスルフィド、2,2′−ビス(p−アミノフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(p−アミノフェニル)ヘキ
サフルオロプロパン、1,5−ジアミノナフタレン、ジア
ミノトルエン、ジアミノベンゾトリフルオライド、1,4
−ビス(p−アミノフェノキシ)ベンゼン、4,4′−ビ
ス(p−アミノフェノキシ)ビフェニル、ジアミノアン
トラキノン、4,4′−ビス(3−アミノフェノキシフェ
ニル)ジフェニルスルホン、1,3−ビス(アニリノ)ヘ
キサフルオロプロパン、1,4−ビス(アニリノ)オクタ
フルオロブタン、1,5−ビス(アニリノ)デカフルオロ
ペンタン、1,7−ビス(アニリノ)テトラデカフルオロ
ヘプタン、下記一般式 又は (但し、式中R10及びR12は2価の有機基を示し、R9及び
R11は1価の有機基を示し、p及びqは1より大きい整
数を示す)で表されるジアミノシロキサン、2,2−ビス
[4−(p−アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフル
オロプロパン、2,2−ビス[4−(3−アミノフェノキ
シ)フェニル]ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス
[4−(2−アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフル
オロプロパン、2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキ
シ)−3,5−ジメチルフェニル]ヘキサフルオロプロパ
ン、2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)−3,5−
ジトリフルオロメチルフェニル]ヘキサフルオロプロパ
ン、p−ビス(4−アミノ−2−トリフルオロメチルフ
ェノキシ)ベンゼン、4,4′−ビス(4−アミノ−2−
トリフルオロメチルフェノキシ)ビフェニル、4,4′−
ビス(4−アミノ−3−トリフルオロメチルフェノキ
シ)ビフェニル、4,4′−ビス(4−アミノ−2−トリ
フルオロメチルフェノキシ)ジフェニルスルホン、4,
4′−ビス(3−アミノ−5−トリフルオロメチルフェ
ノキシ)ジフェニルスルホン、2,2−ビス[4−(4−
アミノ−3−トリフルオロメチルフェノキシ)フェニ
ル]ヘキサフルオロプロパン、ベンジジン、3,3′,5,
5′−テトラメチルベンジジン、オクタフルオロベンジ
ジン、3,3′−ジメトキシベンジジン、o−トリジン、
m−トリジン、2,2′,5,5′,6,6′−ヘキサフルオロト
リジン、4,4″−ジアミノターフェニル、4,4−ジアミ
ノクォーターフェニル等のジアミン類、及びこれらのジ
アミンとホスゲン等の反応によって得られるジイソシア
ナート類がある。
また、テトラカルボン酸並びにその誘導体としては次の
ようなものが挙げられる。なお、ここではテトラカルボ
ン酸として例示するが、これらのエステル化物、酸無水
物、酸ハロゲン化物も勿論使用できる。ピロメリット
酸、3,3′,4,4′−ビフェニルテトラカルボン酸、3,
3′,4,4′−ベンゾフェノンテトラカルボン酸、3,3′,
4,4′−ジフェニルスルホンテトラカルボン酸、2,3,
3′,4′−ジフェニルエーテルテトラカルボン酸、2,3,
3,′,4′−ベンゾフェノンテトラカルボン酸、2,3,6,7
−ナフタレンテトラカルボン酸、1,4,5,7−ナフタレン
テトラカルボン酸、1,2,5,6−ナフタレンテトラカルボ
ン酸、3,3′,4,4′−ジフェニルメタンテトラカルボン
酸、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)ヘキサフ
ルオロプロパン、3,4,9,10−テトラカルボキシペリレ
ン、2,2−ビス[4−(3,4−ジカルボキシフェノキシ)
フェニル]プロパン、2,2−ビス[4−(3,4−ジカルボ
キシフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパン、
ブタンテトラカルボン酸、シクロペンタンテトラカルボ
ン酸等があり、また、トリメリット酸及びその誘導体も
挙げることができる。
また、反応性官能基を有する化合物で変性し、架橋構造
やラダー構造を導入することもできる。
例えば、次のような方法がある。
下記一般式で表される化合物で変性することによっ
て、ピロロン環やイソインドロキナゾリンジオン環等を
導入する。
〔但し、式中R13は2+z価(zは1又は2である)の
芳香族有機基を示し、Bは−NH2基、−CONH2基又は−SO
2NH2基から選択された置換基であってアミノ基に対しオ
ルト位である〕 重合性不飽和結合を有するアミン、ジアミン、ジカ
ルボン酸、トリカルボン酸、テトラカルボン酸の誘導体
で変性して、硬化時に橋かけ構造を形成する。不飽和化
合物としては、マレイン酸、ナジック酸、テトラヒドロ
フタル酸、エチニルアニリン等が使用できる。
フェノール性水酸基あるいはカルボン酸を有する芳
香族アミンで変性し、この水酸基又はカルボキシル基と
反応し得る橋かけ剤を用いて網目構造を形成する。
本発明のポリイミド系樹脂は、このような前記各成分を
用いて変性することにより、その線膨脹係数を調整する
ことができる。すなわち、一般式(1)又は(2)の構
造のみからなるポリイミド系樹脂ま、面内に1×10
-5(1/K)以下の線膨脹係数を有する絶縁体を形成可能
であるが、これを前記各成分を使用して変性することに
より、線膨脹係数を任意に大きくすることができる。
また、接着性、耐折曲げ性等の諸物性をさらに向上させ
る目的で変性することも可能である。
本発明では、このようなポリイミド系前駆体樹脂溶液を
直接導体上に塗布するわけであるが、塗布方法としては
任意の方法が可能であり、例えばバーコード方式、グラ
ビアコート方式、ロールコート方式、ダイコート方式等
が挙げられる。樹脂溶液に泡が巻き込まれないことから
ダイコート方式が好ましい。
乾燥工程では、乾燥温度110℃以上、140℃未満、好まし
くは120〜140℃の条件で行う必要がある。乾燥温度が15
0℃を越えると低熱膨張化が困難であり、120℃未満の乾
燥温度では蒸発速度が遅く、実用化が困難である。乾燥
は多段の温度で行ってもよい。
この乾燥工程では、溶媒量がポリイミド系前駆体樹脂10
0重量部に対して50重量部以下、好ましくは30重量部以
下になるまで乾燥する必要がある。50重量部を越える溶
媒が存在する状態で硬化させると低熱膨張化が困難であ
る。
ここでいう硬化とは、イミド化反応を強制的に進めて樹
脂の硬化を促す工程をいう。このイミド化反応は、通常
150℃を越える温度、特に160℃を越える温度で速やかに
進行する。
このように一定量以上の溶媒を蒸発させた後、150℃を
越える温度で硬化を行うわけであるが、イミド化反応を
充分行うために最高硬化温度は250℃以上、好ましくは3
00℃以上である。この硬化工程において、温度を急激に
上昇させると樹脂の発泡が起る虞があるので、多段階熱
処理若しくは連続昇温熱処理を行うのが好ましい。
このような乾燥工程、硬化工程は任意のプロセスを採用
することができるが、これらの処理工程中においては樹
脂層の収縮による応力に負けずに基板を平坦に維持する
必要があり、連続熱処理を行う場合においてエッジの持
ち上がりを防止するために、上下のノズルからの風圧で
基板を波状にして保持するエアーサポート方式が好まし
い。加熱雰囲気としては空気や、窒素、炭素ガス、アル
ゴン等の不活性ガス等のいずれも選択可能である。
本発明によるフレキシブルプリント基板に用いられる導
体としては、銅、アルミニウム、鉄、銀、パラジウム、
ニッケル、クロム、モリブデン、タングステン又はその
合金等が挙げられる。好ましくは銅である。また、導体
は、その接着力の向上を目的として、サイディング、ニ
ッケルメッキ、銅−亜鉛合金メッキ、あるいは、アルミ
ニウムアルコラート、アルミニウムキレート、シランカ
ップリング剤、好接着性樹脂によるアンカーコーティン
グ等の化学的、機械的な表面処理が施されてもよい。
[実施例] 以下、実施例及び比較例に基いて、本発明を具体的に説
明するが、本発明がこれに限定されないことは勿論であ
る。
熱膨張係数は、銅箔上にポリイミド系前駆体樹脂溶液を
塗布し、乾燥し、次いで最高熱処理温度350℃でイミド
化反応を充分終了させた試料を用い、銅を塩化第二鉄溶
液でエッチングし、得られたフィルムをサーマルメカニ
カルアナライザー(TMA)により、250℃に昇温後10℃/m
inで冷却して240℃から100℃までの平均の線膨張率を算
出して求めた。
塗工は、耐熱粘着テープを用いて20cm角のSUS製枠に厚
さ35μmの市販の電解銅箔(日本鉱業(株)製JTC)を
貼りつけ、アプリケーターを用いて固形分量15重量%の
樹脂溶液を銅箔の粗面上に塗工した。
乾燥後の溶媒残存量は、以下の式により求めた。
{(C−A)÷0.15(B−A)−1}×100 (但し、Aは塗工前の枠と銅箔の重さであり、Bは塗工
後の枠と銅箔の重さであり、また、Cは乾燥後の枠と銅
箔の重さである。) また、各実施例及び比較例における略号は以下の通りで
ある。
PMDA:ピロメリット酸二無水物 BPDA:3,3′,4,4′−ビフェニルテトラカルボン酸二無水
物 DDE:4,4′−ジアミノジフェニルエーテル PPD:パラフェニレンジアミン MABA:2′−メトキシ−4,4′−ジアミノベンズアニリド DMAc:ジメチルアセトアミド 合成例1 温度計、攪拌機及び窒素取込口を備えた内容積35lの反
応槽に毎分1の窒素を流しながら、MABA944.0g、DDE6
01.1g及びDMAc17Kgを仕込み、撹拌下に溶解させ、反応
系をジャケットの冷水で15℃以下に冷却しながらPMDA14
54.9gを徐々に加えて反応させたところ、発熱しながら
重合反応が進行し、B型粘度計で12万cpsの粘稠なポリ
アミドイミド前駆体樹脂溶液(固形分濃度15重量%)が
得られた。
合成例2 DDE146.1g、PPD709.1g及びBPDA2144.8gをDMAc17Kg中で
上記合成例1と同様にして反応させ、B型粘度計で10万
cpsのポリイミド前駆体樹脂溶液(固形分濃度15%)を
得た。
実施例1 電解銅箔の粗面上に合成例1の樹脂溶液を、最終の樹脂
層の厚みが25μmとなるように、コーティングし、循環
式熱風オーブン中で130℃で10分間乾燥した。このとき
の溶媒残存率は22重量%であった。これをさらに165℃
で2分、200℃で2分、250℃で2分、300℃で2分、及
び、350℃で2分順次熱処理して硬化させた。
得られたフレキシブルプリント基板は、カールがなくて
平らであり、エッッチング後のフィルムの熱膨張係数は
8×10-6(1/K)であった。
比較例1 乾燥条件を155℃で10分間とした以外は上記実施例1と
同様にしてフレキシブルプリント基板を作製した。得ら
れたフレキシブルプリント基板は、樹脂層を内側に曲率
半径30mmで大きくカールした。フィルムの熱膨張係数は
18×10-6(1/K)であった。
実施例2〜10及び比較例2及び3 合成例1で得られたポリイミド系前駆体樹脂溶液を使用
し、第1表に示す乾燥条件で第1表に示す溶媒残存率ま
で乾燥し、実施例1と同様にしてフレキシブルプリント
基板を作製した。得られたフレキシブルプリント基板に
ついて、実施例1と同様に、そのカールの状態及び熱膨
張係数を調べた。結果を第1表に示す。
実施例11〜18及び比較例4〜6 合成例2で得られたポリイミド系前駆体樹脂溶液を使用
し、第1表に示す乾燥条件で第1表に示す溶媒残存率ま
で乾燥し、実施例1と同様にしてフレキシブルプリント
基板を作製した。得られたフレキシブルプリント基板に
ついて、実施例1と同様に、そのカールの状態及び熱膨
張係数を調べた。結果を第1表に示す。
実施例19及び20 合成例1又は2で得られたポリイミド系前駆体樹脂溶液
を使用し、幅540mmの電解銅箔上にダイ方式で最終樹脂
層の厚みが25μmとなるように連続的に塗工し、続いて
長さ6mのエアーサポート方式のドライヤーを使用し、ラ
インスピード0.6mの速度で送りながら連続的に乾燥し
た。
この乾燥工程中、銅箔エッジの持ち上がりがなくて円滑
に走行した。さらに、同じドライヤーを165℃から350℃
まで昇温させ、実施例1と同じ処理条件で順次熱処理し
て硬化を行なった。得られたフレキシブルプリント基板
はカールがなくてほぼ平らなものであった。
[発明の効果] 本発明方法によれば、カールのない作業性に優れたフレ
キシブルプリント基板を容易に製造することができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分子中に閉環したイミド環を実質的に含ま
    ないポリイミド系前駆体樹脂溶液を導体上に直接塗布し
    た後、乾燥し硬化させてフレキシブルプリント基板を製
    造するに際し、乾燥温度110℃以上、140℃未満の条件で
    溶媒量が樹脂100重量部に対し50重量部以下になるまで
    乾燥させた後、硬化させることを特徴とするフレキシブ
    ルプリント基板の製造法。
  2. 【請求項2】乾燥温度120〜140℃の条件で溶媒量が樹脂
    100重量部に対し30重量部以下になるまで乾燥させる請
    求項1記載のフレキシブルプリント基板の製造法。
  3. 【請求項3】ポリイミド系前駆体樹脂が下記一般式
    (1) (但し、式中R1〜R8は水素、ハロゲン、低級アルコキシ
    基、低級アルキル基のいずれかであり、そのうちの少な
    くとも1つは低級アルコキシ基である)で示される構成
    単位を有するポリアミドイミド前駆体樹脂である請求項
    1記載のフレキシブルプリント基板の製造法。
  4. 【請求項4】ポリイミド系前駆体樹脂が下記一般式
    (2) で示される構成単位を有するポリイミド前駆体樹脂であ
    る請求項1記載のフレキシブルプリント基板の製造法。
  5. 【請求項5】溶媒がアミド系溶媒である請求項1〜5の
    いずれかに記載のフレキシブルプリント基板の製造法。
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