JPS61111181A - ポリイミド−金属箔複合フイルムの製法 - Google Patents

ポリイミド−金属箔複合フイルムの製法

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JPS61111181A
JPS61111181A JP23432184A JP23432184A JPS61111181A JP S61111181 A JPS61111181 A JP S61111181A JP 23432184 A JP23432184 A JP 23432184A JP 23432184 A JP23432184 A JP 23432184A JP S61111181 A JPS61111181 A JP S61111181A
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polyimide
metal foil
composite film
film
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正則 今井
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謙 野田
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/02Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which the conductive material is applied to the surface of the insulating support and is thereafter removed from such areas of the surface which are not intended for current conducting or shielding
    • H05K3/022Processes for manufacturing precursors of printed circuits, i.e. copper-clad substrates

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  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)
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  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明はポリ′イミドー金属箔複合フィルムの製法に
関するものである。
〔背景技術〕
ポリイミドと金属箔とが積層されてなる複合フイルムは
電気回路板として育用である。この複合フィルムの製法
としては、■ポリイミドフィルムを接着剤を介して金属
箔と接着する方法、■ポリイミドフィルムを金属箔上に
熱融着する方法、■金属箔上にポリイミド前駆体の有機
極性溶媒溶液を塗布し、乾燥したのちイミド化してポリ
イミド膜を形成する方法がある。
これらの製法のうち、■および■の方法は、予めポリイ
ミド前駆体をフィルム化しなければならないため、工程
が複雑になるという欠点を有しており、特に■の方法で
は、それに加えて接着剤使用によるトラブルが生じると
いう問題を有している。これに対して、■の製法は、■
および■の方法のように予めフィルム化を行う必要がな
いため、工程が簡略化できるとともに薄い複合フィルム
を形成でき、また■の方法のように接着剤によるトラブ
ルがない等の利点を有する。しかしながら?、この■の
方法では、乾燥時やイミド化時において加熱したのち冷
却する際に塗膜が収縮するため、この収縮に追随させに
くい金属箔との関係で、得られる複合フィルムにカール
が生じ回路加工に適用できなかったり加工時の取扱い性
が悪いという欠点がある。
〔発明の目的〕
この発明は、実質的にカールを生じることのないポリイ
ミド−金属箔複合フィルムを、予めポリイミドのフィル
ム化を行わずに製造する方法の提供を目的とする。
〔発明の開示〕
上記の目的を達成するため、この発明のポリイミド−金
属箔複合フィルムの製法は、3.3’ −ジメチル−4
,4’  −ジアミノビフェニルを主成分とするジアミ
ノ化合物と3.3’ 、4.4’  −ビフェニルテト
ラカルボン酸二無水物またはその誘導体を主成分とする
テトラカルボン酸化合物とを反応させて得られたポリイ
ミド前駆体の有機極性溶媒溶液を準備する工程と、上記
ポリイミド前駆体のを機種性溶媒溶液を金属箔上に塗布
する工程と、このポリイミド前駆体の有機極性溶媒溶液
が塗布された金属箔を固定状態で加熱処理してその金属
箔の箔面にポリイミド薄膜を形成する工程を備えるとい
う構成をとる。
すなわち、この発明の方法は、ポリイミド膜形成用のジ
アミノ化合物およびテトラカルボン酸化合物として、上
記のような特定のジアミノ化合物とテトラカルボン酸化
合物とを用いるため、得られるポリイミド膜が、銅やア
ルミニウム等からなる金属箔にほぼ近い線膨張係数を有
するようになる。しかも、この金属箔上に上記のポリイ
ミド膜を形成するに際して、金属箔を固定した状態でポ
リイミド化用の加熱処理をするため、ポリイミド膜に生
じる応力が緩和されるようになり、この効果と、上記線
膨張係数近似効果とが相俟って長さ方向および幅方向の
双方にカールの生じないポリイミド−金属箔複合フィル
ムが得られるようになるのである。
この発明の方法におけるポリイミド前駆体(ポリイミド
膜)形成用のジアミノ化合物は、3.3゛−ジメチル−
4,4゛ −ジアミノビフェニル(以下rDDBPJと
略す)を主成分とするものである。ここで、主成分とす
るとは、全体が主成分のみからなる場合も含めるもので
ある。しかし、通常は、DDBPを70モル%以上、そ
の他のジアミンを30モル%以下の割合で含Uものが用
いられる。DDBPの割合が少なすぎると、銅やアルミ
ニウム等からなる金属箔とポリイミド膜との線膨張係数
の差が大きくなるため好ましくない。
上記のその他のジアミンとしては、4,4“ −ジアミ
ノジフェニルエーテル、4.4° −ジアミノジフェニ
ルメタン、4,4° −ジアミノジフェニルスルホン、
3.3’  −ジアミノジフェニルスルホン、p−フェ
ニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、4.4′ 
−ジアミノジフェニルプロパン、1.5−ジアミノナフ
タリン、2.6−ジアミノナフタリン、4,4° −ジ
アミノジフェニルスルフィド、4.4“ −ジ(m−ア
ミノフェノキシ)ジフェニルスルホン、3,3”−ジ(
m −アミノフェノキシ)ジフェニルスルホン、4.4
’−’;(m−アミノフェノキシ)ジフェニルプロパン
等があげられ、これらのうちの1種または2種以上が適
宜使用される。また、ジアミノシロキサンを数モル%程
度用いてもよい。
この発明におけるポリイミド前駆体形成用のテトラカル
ボン酸化合物は、3.3″、4.4’  −ビフェニル
テトラカルボン酸二無水物ないしはその酸ハロゲン化物
、ジエステル、モノエステル等の誘導体を主成分とする
ものである。通常はこの二無水物ないしはその誘導体を
70モル%以上、その他の芳香族テトラカルボン酸二無
水物ないしはその酸ハロゲン化物、ジエステル、モノエ
ステル等の誘導体を30モル%以下の割合で含むものが
用いられる。3.3’ 、4.4’  −ビフェニルテ
トラカルボン酸二無水物ないしはその誘導体の割合が少
なすぎると、銅やアルミニウム等からなる金属箔とポリ
イミド膜との線膨張係数の差が大きくなるかあるいは膜
強度が極端に低下する等の不都合を生じるため好ましく
ない。
l      上記のその他の芳香族テトラカルボン酸
二無水物ないしはその誘導体としては、ピロメリット酸
二無水物、3. 3′、  4. 4°−ベンゾフェノ
ンテトラカルボン酸二無水物、2,3,6.7−ナフタ
リンテトラカルボン酸二無水物等の酸二無水物ないしは
その誘導体があげられ、これらのうちの1種または2種
以上が適宜使用される。なお、これらの中でも特にピロ
メリット酸二無水物ないしはその誘導体、3.3’ 、
4.4″ −ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物
ないしはその誘導体が賞月される。その理由は、これら
のテトラカルボン酸化合物は、これ単独で前記特定のジ
アミノ化合物と反応させても膜強度に優れるポリイミド
膜を生成しにくいが、線膨張係数の低下には好ましい結
果を与え、カール防止というこの発明の目的達成に寄与
するようになるからである。
上記のジアミノ化合物とテトラカルボン酸化合物を反応
させてポリイミド前駆体を得るためには、これら両化合
物を略等モル、有機極性溶媒中において通常0〜90℃
で1〜24時間反応させポリアミド酸等のポリイミド前
駆体とすることが行われる。
上記の有機極性溶媒としては、N−メチル−2−ピロリ
ドン、N、N−ジメチルアセトアマイド、N・、N−ジ
メチルホルムアマイド、ジメチルスルホキシド、ジメチ
ルホスホアマイド、m−クレゾール、p−クレゾール、
p−クロルフェノール等があげられる。また、これにキ
シレン、トルエン、ヘキサン、ナフサ等を一部混合して
もよい。
このようにして得られるポリイミド前駆体の有機極性溶
媒溶液は、その対数粘度(N−メチル−2−ピロリドン
中0.5 g/ 100mlの濃度で30℃下で測定)
が0.4〜7.0の範囲にあるのが好ましい。より好ま
しいのは1.5〜3.0の範囲内である。この値が小さ
すぎると、得られるポリイミド膜の機械的強度が低くな
り好ましくない。また、この値が大きすぎると金属箔に
対する塗布作業性が低くなり好ましくない。
この発明は、上記のようにして得られたポリイミド前駆
体の有機極性溶媒溶液を用い、例えばっぎのようにして
ポリイミド−金属箔複合フィルムを製造する。すなわち
、まず、上記のポリイミド前駆体の有機極性溶媒溶液を
80℃以下の温度に加温して粘度を低下させ、その状態
で厚みが1〜500μm、好ましくは10〜100μm
、特に好ましくは20〜50μmの金属箔上にアプリケ
ータ等の適宜の手段で流延塗布する。この場合、上記金
属箔の厚みが1μm未満であると、カール発生の防止効
果が小さくなり1.また用途上の問題等が生じる恐れが
あり、逆に500μmを超えると複合フィルムが柔軟性
に欠は電気回路板等の用途にあまりふされしくなくなる
。したがって、使用する金属箔は、厚みが1〜500μ
mの範囲内のものが好ましい。
金属箔の種類としては銅箔、アルミニウム箔またはステ
ンレス箔が好ましい。銅箔を用いる場合は電解銅箔、圧
延銅箔またはこれらをシランカップリング剤、アルミニ
ウム系カップリング剤により表面処理したものを用いる
とポリイミド膜との接着力が大きくなるため好ましい。
金属箔としては、その他、前記厚みを有する銀、鉄、ニ
ッケルとクロムとの合金等、各種材質からなるものを用
いることができる。前記ポリイミド前駆体溶液を塗布す
る際のこれら金属箔の長さは特に規制されない。しかし
、幅は実用上20〜200cm程度である。もちろん、
上記範囲を逸脱しても差し支えない。また上記広幅の金
属箔を用いて得られた複合フィルムを最終工程において
所定幅に裁断して使用に供してもよいことはいうまでも
ない。
なお、前記のようにして得られたポリイミド前駆体の有
機極性溶媒溶液を必要に応じて有機極性溶媒でさらに希
釈してもよい。この場合の希釈用有機極性溶媒としては
、それぞれのポリイミド前駆体の重合反応時に使用した
ものを使用できる。
また、上記溶液中のポリイミド前駆体の濃度は10〜2
0重量%程度に設定することが好ましい。
この濃度が低すぎるとポリイミド膜の表面が荒れやすく
、逆に高(なりすぎると粘度が高くなって塗布作業性が
損なわれるようになる。この溶液の粘度は、塗布作業性
の面から一般的には加温塗布時の粘度で、5000ボイ
ズ以下とすることが好ましい。また、金属箔とポリイミ
ド膜との接着性を高めるために、金属箔上に予めシラン
カップリング剤を塗布しておいてもよ(、あるいは上記
の溶液中にシランカップリング剤を添加混合しておいて
もよい。
つぎに、溶液塗布後、上記の金属箔を固定した状態で加
熱処理する。この加熱処理は、通常、100〜230℃
で30分〜2時間程度加熱乾燥して溶媒を除去したのち
、さらに昇温し最終的に230〜600℃の温度で1分
〜6時間、好ましくは形成されるポリイミドのガラス転
移温度付近の温度、すなわち250〜350°Cの温度
で、10分〜6時間加熱処理してイミド化反応を完全に
行わせるとともに、上記の溶媒除去およびイミド化時に
塗膜に生じる応力を緩和する。
なお、上記加熱処理を230℃未満の温度で行うと応力
緩和が不充分となり、得られる複合フィルムにカールが
生じやすくなる。逆に600℃を超える温度で行うとポ
リイミドが分解するため好ましくない。このようなポリ
イミドの分解を防ぐ意味から、600℃以下の加熱温度
であっても、350℃を超える温度では、加熱時間を1
0分未満とすることが好ましい。
このような加熱処理は、前記のようにポリイミド前駆体
溶液が塗布された金属箔を固定した状態で行われる。こ
の固定方法としては、上記金属箔をガラス板上等にポリ
イミドテープ等を用いて平板状に固定したり、金属箔の
長さ方向両端部をロールに巻き付けて固定する等のよう
に、金属箔の長さ、大きさに応じてその幅方向および長
さ方向ともに実質的に固定しうる種々の方法をとること
ができる。
このようにして加熱処理したのち室温まで冷却する。上
記固定は、高温加熱処理後であればいつ解除してもによ
いが、室温まで冷却したのち解除することが望ましい。
このような一連の工程を経て金属箔上に、応力緩和かな
されたポリイミド膜が形成される。この場合、ポリイミ
ド膜の厚みを5〜200μmに設定することが好ましい
。より好ましくは10〜100μmであり、最も好まし
いのは10〜50μmである。この厚みが5μm未満に
なるとフィルム特性が悪くなり、逆に200μmを超え
るとカール防止効果が小さくなるとともに可撓性に欠け
るようになり電気回路板等の用途にあまりふされしくな
くなる。したがって、ポリイミド膜の厚みは5〜200
pmに設定することが好ましい。
上記ポリイミド膜は一般に、50〜250℃における平
均線膨張係数が1.2X10−5〜2.9 X 1O−
5ycの範囲にあるが、場合によっては上記値よりもさ
らに小さい平均線膨張係数にすることも可能である。こ
れに対して上記と同じ温度範囲にある金属箔、例えば1
〜500μm厚の金属箔の平均線膨張係数は、銅箔では
1.5 X 10−5〜1.7×to−’ycの範囲に
あり、またアルミニウム箔では2、4 X 10 ’〜
2.6X10−5ytの範囲にある。
このように、この発明においては上記ポリイミド膜のポ
リマー組成を前記特定範囲内で適宜設定し、かつポリイ
ミド膜および金属箔の厚みを上記範囲に設定することに
より、ポリイミド膜と金属箔との平均線膨張係数の差を
0.3 X 10−’λ以内に抑えることができるとい
う特徴を有している。
なお、この明細書において、線膨張係数とは、温度Tに
おいて長さlの材料が、温度が1℃変化したとき長さが
Δlだけ変化したとすると、Δβ/1で示されるもので
あり、また平均線膨張係数とは一定温度範囲における上
記線膨張係数の平均値として示されるものである。そし
て、この線膨張係数の測定は、複合フィルムを長さ25
11幅3tlに切断した試験片につき、長さ方向の一端
を上方にして固定し、チャック間距i%に10vaにお
いて下端に15g/+u2の荷重を加えた状態で窒素ガ
ス雰囲気中10℃/分の昇温速度で温度変化を与え、こ
のときの上記Δl/12を求めることにより行われる。
上記のようにして得られるポリイミド−金属箔複合フィ
ルムは、幅方向および長さ方向ともに曲率半径が25”
cm以上で実質的にカールのない優れたものである。す
なわち、上記複合フィルムは、l    通常曲率半径
が50cm以上、好適には■であるような実質的にカー
ルのない優れたものである。しかも上記複合フィルムは
、耐熱性、耐薬品性、耐久性、可撓性に優れるとともに
、ポリイミド膜と金属箔との接合状態も優れているため
、プリント配線基板、フレキシブルプリント配線基板、
多層配線基板、振動板等の用途に好適である。
なお、上記曲率半径とは、図面に示すように、金属箔1
とポリイミド膜2とからなる複合フィルム3を長さlQ
cm、幅10cmの10cL11角に切断した試験片に
つき、この試験片が幅方向(ないし長さ方向)にカール
したときの曲率の程度を中心Pからの半径rで表したも
のである。そして、この曲率半径rは、カール状態での
幅方向(ないし長さ方向)の長さを31幅方向(ないし
長さ方向)両端を結ぶ水平線Mに中心Pから垂線Nを下
ろしたときの交点Rより上記垂線Nの延長線上にあるフ
ィルム中央部までの長さをhとしたとき、h≧rのとき
はこのrを実測することにより、またhくrのときは便
宜的に上記a値とh値とを実測して下記の式より算出す
ることができる。
r2= (r  h) 2+ (+a)”r” =r”
−2rh+h2+1a2 2rh=h2 +ia” r=JJ−h子音・V 上記のようにして得られるポリイミド−金属箔複合フィ
ルムは、h<rの関係にあって、特にhが小さいことに
より、r = 25 cm以上であって好適には■であ
るような実質的にカールを有しないものである。また、
この複合フィルムは、これを50〜270℃の熱が加わ
る加工処理に供しても、その冷却後に実質的なカールが
おこらないという利点を有しており、この点で上記各種
用途へ適用する際の取扱性1寸法安定性に優れるという
特徴をも備えている。
なお、上記の説明では、金属箔を、ポリイミド前駆体溶
液を塗布したのち固定して加熱処理しているが、予め金
属箔を固定しておき、これにポリイミド前駆体溶液を塗
布し加熱処理してもよいことはいうまでもない。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明のポリイミド−金属箔複合フィ
ルムの製法は、ポリイミド膜形成用のジアミン化合物お
よびテトラカルボン酸化合物として、DDBPを主成分
とするジアミノ化合物と3.3′、4.4’  −ビフ
ェニルテトラカルボン酸二無水物またはその誘導体を主
成分とする芳香族テトラカルボン酸化合物とを用いるこ
とにより、金属箔上に、その金属箔とほぼ近似した線膨
張係数を有するポリイミド膜を形成しうる。しかも、そ
のポリイミド膜加熱形成時に、金属箔を固定した状態に
しておくため、ポリイミド膜に生じる応力が緩和される
。これらの相乗効果により得られるポリイミド−金属箔
複合フィルムに、長さ方向および幅方向の双方にカール
が生じなくなるのである。
この発明の方法によって得られる複合フィルムは、上記
のように実質的にカールが生じないため、これを電気回
路板作製のための基板として支障なく適用でき、また回
路加工時の取扱性に優れるという利点を有している。し
かも得られる電気回路板は温度変化によってカールを生
じにくいという特徴をも有しており、この点で寸法安定
性の優れたものとなる。この複合フィルムの応用の具体
例として、苛酷な温度変化条件下で使用される太陽電池
用基板、ハイブリットIC用基板、太陽熱温水器集熱板
等への応用があげられる。
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。
なお、以下における曲率半径および平均線膨張係数は各
実施例および比較例において作製した複合フィルムを前
記各試験片の大きさに切断し、これを用いて前記方法に
て測定ないし算出したものである。ただし、上記曲率半
径は10cm角の長さ方向および幅方向(縦横)の双方
についての測定値であり、両値は実質的に同じであるこ
とを意味する。
〔実施例1〕 500mj2のフラスコにDDB P 21.2 g 
(0゜1モル)およびN−メチル−2−ピロリドン(以
下rNMPjと略す)210gを入れて混合しジアミン
を溶解させた。この系を攪拌しながら3゜3’ 、4.
4’  −ビフェニルテトラカルボン酸二無水物29.
4g(0,1モル)を徐々に加えた。この間、反応系の
温度が30℃以上にならないように氷水で冷却した。そ
の後2時間攪拌して19.4重量%濃度のポリアミド酸
のNMP溶液を得た。
このポリアミド酸の対数粘度(NMP中0.5g/10
0m1の濃度で30℃下で測定)は1.48であった。
また、このNMP溶液の粘度は19.900ボイズ(3
0’c)であった。
このポリアミド酸のNMP溶液を予め加温して粘度を約
1500ポイズとし、これを、縦30cm×横20cm
のガラス板上にその全周がポリイミドフィルムで固定さ
れた35μm厚の銅箔(寸法は上記ガラス板と同じ)上
にアプリケータにより流延し、150℃で30分、20
0℃で60分加熱し、さらに300℃で1時間加熱した
。その後室温まで冷却し、銅箔の固定を解除しポリイミ
ド−金属箔複合フィルムを得た。得られたポリイミド−
銅箔複合フィルムは、ポリイミド塗膜の厚みが28μm
で、曲率半径が76印であり実質的にカールのないもの
であった。
また、この複合フィルムにおけるポリイミド膜と銅箔と
の90’剥離強度は常態で1.20 kg/ 1011
1であり、260°Cのハンダ浴に30秒間浸漬後の9
0°剥離強度は1.15kg/10mmであった。
この複合フィルムにおけるポリイミド膜の線膨張係数を
熱機械的分析装置(以下rTMAJと略す)で測定した
ところ50〜250℃の平均線膨張保・数が1.68X
10−′、l’iであり、同じ温度範囲における銅箔の
平均線膨張係数(1,60x 10”yc)とほぼ等し
かった。
〔実施例2〜5〕 実施例1で得られたポリアミド酸のNMP溶液を、実施
例1と同じ大きさのガラス板上に実施例1と同様にして
固定された35μm厚の銅箔(寸法はガラス板と同じ)
上に、実施例1と同様の手段で流延し、150℃で30
分、200 ’Cで60分加熱したのち、さらにつぎの
第1表に示す条件で加熱し、その後冷却してボ°リイミ
ド膜の厚みが28μmであるポリイミド−銅箔複合フィ
ルムを得た。得られた複合フィルムの曲率半径はつぎの
第1表に示す通りであった。なお、参考のため実施例1
で得られた複合フィルムについても同様に第1表に示し
た。
〔比較例1〕 DDBP21.2g (0,1モル)に代えて4,4゛
−ジアミノジフェニルエーテル20.0g(0,1モル
)を用いた。それ以外は実施例1と同様にして19.0
重量%濃度のポリアミド酸のNMP溶液を得た。このポ
リアミド酸の対数粘度(NMP中0.5g/100mj
!の濃度で30°C下で測定)は2゜12であり、この
NMP溶液の粘度は2.040ボイズ(30℃)であっ
た。
このポリアミド酸のNMP溶液を、実施例1と同じ大き
さのガラス板上に実施例1と同様にして固定された35
μm厚の銅箔(寸法はガラス板と同じ)上に、実施例1
と同様の手段で流延し、さらに実施例1と同様の条件で
加熱したのち室温まで冷却し、銅箔の固定を解除した。
得られたポリイミド−金属箔複合フィルムにおけるポリ
イミド膜の厚みは28μmで、この複合フィルムの曲率
半径は1.1 cmでありカールが大きかった。
この複合フィルムにおけるポリイミド膜のTMAにより
測定した50〜250 ’Cにおける平均線膨張係数は
3.4X10−8.Hであり、同じ温度範囲における銅
箔の平均線膨張係数に比べて大きかった。このため、ポ
リイミド膜形成時に応力緩和を行っても室温まで冷却す
るとカールを生じると考I     えられる。
〔比較例2〕 比較例1ではポリアミド酸のNMP溶液を銅箔に流延し
たのち、実施例1と同様、150℃で30分、200℃
で60分、さらに300℃で1時間加熱しているが、こ
の加熱処理を150℃で30分、200℃で60分、3
20℃で0.5時間に変えた。それ以外は比較例1と同
様にしてポリイミド−銅箔複合フィルムを得た。得られ
たポリイミド−銅箔複合フィルムにおけるポリイミド膜
の厚みは24μmで、この複合フィルムの曲率半径は1
.3 cmでありカールが大きかった。
〔実施例6へ・9.比較例3〜6〕 500mlのフラスコに第2表に示す溶媒とジアミノ化
合物とを入れてジアミノ化合物を熔解した。この場合、
溶媒の使用量は、ジアミノ化合物および芳香族テトラカ
ルボン酸化合物の七ツマー仕込み濃度が15重量%とな
るように設定した。
つぎに、上記の系を攪拌しながら第2表に示す芳香族テ
トラカルボン酸化合物を徐々に加えた。
この間、反応系の温度が30℃以上にならないように氷
水で冷却した。この後所定時間攪拌して第2表に示す対
数粘度(NMP中0.5g/100m1の温度で30℃
下で測定)をもつポリアミド酸の溶液を得た。
このポリアミド酸の溶液を、実施例工と同じ大きさのガ
ラス板上に実施例1と同様にして固定された第2表に示
す厚みをも銅箔(寸法はガラス板と同じ)上に実施例1
と同様の手段で流延し、150℃で30分、200°C
で60分、さらに320℃で0.5時間加熱した。その
後、室温まで冷却し、銅箔の固定を解除した。得られた
ポリイミド−銅箔複合フィルムにおけるポリイミド膜の
厚みと複合フィルムの曲率半径は第2表に示す通りであ
った。また、この複合フィルムにおけるポリイミド膜の
TMAにより測定した50〜250℃における平均線膨
張係数と銅箔の平均線膨張係数の差を第2表に示した。
(以下余白) なお、第2表においてp−PDAはp−フェニレンジア
ミン、DADEは4,4゛ −ジアミノジフェニルエー
テル、DADMは4,4” −ジアミノジフェニルメタ
ン、5−BPDAは3.3’。
4.4” −ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、P
MDAはピロメリット酸二無水物、BTDA。
は3,3”、4.4” −ベンゾフェノンテトラカルボ
ン酸二無水物、DMFはN、N−ジメチルホルムアマイ
ドを示す。
C実施例10) ジアミノ化合物として、DDBP 19.1 g  (
0゜09モル)と4,4′ −ジアミノジフェニルエー
テル2.0g(0,01モル)を用いた。それ以外は実
施例1と同様にしてポリアミド酸のNMP溶液を得た。
このポリアミド酸溶液の対数粘度(NMP中0.5g/
100mAの濃度で30°C下で測定)は2.0であっ
た。
つぎに、このポリアミド酸のNMP溶液を、実施例1と
同じ大きさのガラス板上に実施例1と同様にして固定さ
れた50μm厚のアルミニウム箔(寸法はガラス板と同
じ)上に実施例1と同様の手段で流延し、150℃で3
0分、180℃で60分加熱したのち、さらに290°
Cで2時間加熱した。その後、室温まで冷却し、アルミ
ニウム箔の固定を解除しポリイミド−アルミニウム箔複
合フィルムを得た。得られたポリイミド−アルミニウム
箔複合フィルムは、ポリイミド膜の厚みが26μmで、
曲率半径が85cmであった。
また、この複合フィルムにおけるポリイミド膜のTMA
により測定した50〜250℃における平均線膨張係数
は2.3X10−5l/℃で、同じ温度範囲におけるア
ルミニウム箔の平均線膨張係数(2゜5X10’yc)
とほぼ等しかった。
以上の実施例および比較例から明らかなように、この発
明のポリイミド−金属箔複合フィルムの製法によれば実
質的にカールを生じることのない複合フィルムが得られ
るのである。
【図面の簡単な説明】
図面はポリイミド−金属箔複合フィルムの曲率半径を説
明する説明図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)3、3′−ジメチル−4、4′−ジアミノビフェ
    ニルを主成分とするジアミノ化合物と3、3′、4、4
    ′−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物またはその誘
    導体を主成分とするテトラカルボン酸化合物とを反応さ
    せて得られたポリイミド前駆体の有機極性溶媒溶液を準
    備する工程と、上記ポリイミド前駆体の有機極性溶媒溶
    液を金属箔上に塗布する工程と、このポリイミド前駆体
    の有機極性溶媒溶液が塗布された金属箔を固定状態で加
    熱処理してその金属箔の箔面にポリイミド薄膜を形成す
    る工程を備えていることを特徴とするポリイミド−金属
    箔複合フィルムの製法。
  2. (2)金属箔の厚みが1〜500μmであり、ポリイミ
    ド薄膜の厚みが5〜200μmである特許請求の範囲第
    1項記載のポリイミド−金属箔複合フィルムの製法。
  3. (3)ポリイミド前駆体の対数粘度(N−メチル−2−
    ピロリドン中0.5g/100mlの濃度で30℃下で
    測定)が0.4〜7.0である特許請求の範囲第1項記
    載のポリイミド−金属箔複合フィルムの製法。
  4. (4)金属箔が銅箔、アルミニウム箔またはステンレス
    箔からなる特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれ
    かに記載のポリイミド−金属箔複合フィルムの製法。
  5. (5)金属箔とポリイミド膜との50〜250℃におけ
    る平均線膨張係数の差が0.3×10^−^5l/℃以
    内である特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか
    に記載のポリイミド−金属箔複合フィルムの製法。
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