JPH0761509B2 - 金型交換時間の短縮方法およびその方法に使用するパネルセット治具 - Google Patents

金型交換時間の短縮方法およびその方法に使用するパネルセット治具

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JPH0761509B2
JPH0761509B2 JP32796389A JP32796389A JPH0761509B2 JP H0761509 B2 JPH0761509 B2 JP H0761509B2 JP 32796389 A JP32796389 A JP 32796389A JP 32796389 A JP32796389 A JP 32796389A JP H0761509 B2 JPH0761509 B2 JP H0761509B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は、プレス加工ラインにおいて、金型交換に要す
る時間を短縮するための方法、およびその方法の実施に
直接使用するためのパネルセット治具に関する。
(2) 従来の技術 第7図および第8図に示すように、一般的な3工程のプ
レス加工を行うプレス加工ラインは各々下型D1および上
型D2を有する3台のプレス機M1,M2,M3を備えており、積
み重ねられたブランクの1枚をシートフィーダ01で吸着
して第1のプレス機M1に供給し、そのプレス機M1によっ
て絞り加工を行う。絞り加工が終了したパネルPはアン
ローダ02およびローダ03によって第2のプレス機M2に供
給され、そこでトリミング加工を行った後、更にアンロ
ーダ04およびローダ05で第3のプレス機M3に供給されて
フランジ加工が行われ、加工の完了したパネルPはアン
ローダ06およびパレタイザ07によってパレット08に積み
込まれる。
一方、前記フランジ加工が不要である2工程のプレス加
工を行う場合には、第9図に示すように第3のプレス機
M3を停止させ、そのボルスタBに装着した下型D1とスラ
イドSに装着した上型D2を取外し、前記下型D1の代わり
にパネルセット治具Zを装着する。而して、第2のプレ
ス機M2によるトリミング加工の完了したパネルPはロー
ダ05で一旦パネルセット治具Z上に載置された後、アン
ローダ06およびパレタイザ07でパレット08に移載され
る。
(3) 発明が解決しようとする課題 ところで、生産計画に基づいて或るパネルPの加工が終
了すると、次のパネルPの加工を行うために金型D1,D2
の交換が行われる。一般に前記金型D1,D2の交換には金
型交換機が使用され、第1のプレス機M1および第2のプ
レス機M2には各々対応する金型交換機C1,C2が設けられ
る。しかしながら、第3のプレス機M3に対しては、その
ボルスタBの移動が横引きとなっている都合で金型交換
機を導入できない(第8図参照)。このような場合、2
工程加工に続いて3工程加工を行うために金型交換を行
う際、第1および第2のプレス機M1,M2は金型交換機C1,
C2によって迅速に金型D1,D2の交換が可能であるが、第
3のプレス機M3はパネルセット治具Zを取り外した後に
金型D1,D2を搬入して装着するために長時間を要し、全
体として第1および第2のプレス機M1,M2に金型交換機C
1,C2を導入した効果が充分に発揮できない不都合があっ
た。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、稼働して
いないプレス機があるプレス加工ラインにおいて、その
金型交換時間を短縮する方法、およびその方法の実施に
直接使用するためのパネルセット治具を提供することを
目的とする。
B.発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 前記目的を達成するために、本発明は、複数台のプレス
機を連続的に使用する工程で、前記複数台のプレス機に
稼働していないプレス機がある場合の金型交換時間の短
縮方法であって、前記稼働していないプレス機の上型装
着用スライドにローダおよびアンローダによって搬入出
されるパネルを一時的に支持可能なパネルセット治具を
着脱自在に設け、このパネルセット治具の使用中に前記
稼働されないプレス機の下型装着用ボルスタを移動さ
せ、このボルスタに次期使用する金型を予めセットして
おくことを第1の特徴とする。
また本発明は、稼働していないプレス機の下型装着用ボ
ルスタを移動させて該ボルスタ上に次期使用する金型を
予めセットする間、前記プレス機の上型装着用スライド
に装着されてパネルを一時的に支持するパネルセット治
具であって、一対の門型フレームと、両フレームの下端
に着脱自在に架設されてパネルを支持するパネルサポー
トと、前記プレス機のスライドの下面に互いに直交する
方向に形成した多数のT溝に前記フレームの上端を着脱
自在に固定するクランプ機構とより成り、前記クランプ
機構が前記一方向のT溝の内部に嵌合する支持ロッド
と、前記他方向のT溝に係合する位置決めプレートと、
前記スライドの下面に係脱自在に圧接されるクランプロ
ッドとを備えたことを第2の特徴とする。
(2) 作用 前述の構成を備えた本発明の第1の特徴によれば、稼働
していないプレス機の金型を取り外した状態でその上型
装着用スライドにパネルセット治具が装着され、このパ
ネルセット治具にローダおよびアンローダで搬入・搬出
されるパネルが一時的に支持される。このとき前記プレ
ス機の下型装着用ボルスタは移動され、その上部に次期
使用する金型が予めセットされる。そして前記プレス機
を稼働させる際には、パネルセット治具をスライドから
取り外すとともに、前記ボルスタを元の位置に戻し、そ
の上部にセットされた金型をボルスタおよびスライドに
装着する。
また本発明の第2の特徴によれば、稼働していないプレ
ス機の金型を取り外した状態で、その上型装着用スライ
ドに形成した所定のT溝にフレームに設けたクランプ機
構の支持ロッドと位置決めプレートを嵌合させるととも
に、そのスライドの下面にクランプロッドを圧接させて
固定する。このようにしてスライドに取り付けたフレー
ムにパネルサポートを装着し、その上部にパネルが支持
される。
(3) 実施例 以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明する。
第1図〜第6図は本発明の一実施例を示すもので、第1
図はそのパネルセット治具の全体側面図、第2図は第1
図のII方向矢視図、第3図はクランプ機構の全体斜視
図、第4図は第2図のIV−IV線断面図、第5図は第4図
のV−V線断面図、第6図は第4図のIV−IV線断面図で
ある。
第1図および第2図に示すように、パネルセット治具Z
は、稼働していないプレス機M3の上型装着用スライドS
に着脱自在に吊設されるものであって、前後一対の門型
フレーム1,1と、このフレーム1,1の下端間に着脱自在に
架設される一対のパネルサポート2,2と、前記各フレー
ム1,1の左右上端をスライドSに着脱自在に固定するク
ランプ機構3から構成されている。スライドSの下面に
は前記フレーム1,1のクランプ機構3を固定するための
多数のT溝G1,G2が形成されている。スライドSの前後
方向に延びるT溝G1と左右方向に延びるT溝G2は同一の
断面形状を有しており、各T溝G1,G2のスライドS下面
に開口する部分の幅はW1に形成されるとともに、スライ
ドSの内部における幅は前記W1よりも大きいW2となるよ
うに形成されている(第5図参照)。
前記一対のフレーム1,1は同一の構造を持ち、それぞれ
2本の縦部材11、その下端を相互に接続する1本の横部
材12、およびその中間を相互に接続する1本の補強部材
13から構成されている。両フレーム1,1の左右下端間に
架設される2本の棒状のパネルサポート2,2は、その両
端部が各フレーム1,1の横部材12に重ね合わされて下方
から蝶ねじ4によって着脱自在に連結されている。両パ
ネルサポート2,2の中間部にはパネルPの外周に当接し
て該パネルPを支持するための位置決め部材5,6が設け
られている。
第3図に示すように、クランプ機構3は各フレーム1,1
の縦部材11の上端一側にブラケット7を介して固着され
る板状の位置決めプレート8と、この位置決めプレート
8の反対側にブラケット9を介して固着される棒状の支
持ロッド10を備えている。縦部材11の前記支持ロッド10
と同じ側の側面に固着したブラケット11の下端には直線
状のリンク12の一端がピン13で回動自在に枢支されると
ともに、その上端には概略L字状の回動部材14の一端が
ピン15で枢支されている。そして、前記リンク12の他端
と回動部材14の折曲部はそれぞれピン16およびピン17で
レバー18の先端部に枢支されている。回動部材14の他端
には支持杆19が突出長さを調節可能に螺入されており、
その先端にはクランプロッド20が一体に固着されてい
る。
フレーム1,1の縦部材11上端部の厚さは、前後方向のT
溝G1の開口部に嵌合できるように前記W1に等しく設定さ
れており、位置決めプレート8の厚さは左右方向のT溝
G2の開口部に嵌合できるように同じくW1に等しく設定さ
れている。また、支持ロッド10の長さは前記T溝G1の内
部に係合できるように、開口部の幅W1と内部の幅W2の中
間の長さに設定に設定され、クランプロッド20の長さは
前記W1よりも充分に大きく設定されている。
次に前述の構成を備えた本発明の実施例の作用を第4図
〜第6図に基づいて説明する。
絞り加工とトリミング加工より成る2工程のプレス加工
が行われているとき、稼働していない第3のプレス機M3
の金型は取り外されており、そのスライドSにパネルセ
ット治具Zが装着される。このとき第3のプレス機M3
ボルスタBは横方向に移動した状態にある(第8図参
照)。
パネルセット治具Zの装着は、先ず一方のフレーム1を
支持ロッド10側が高く、位置決めプレート8側が低くな
るように傾斜させ、その支持ロッド10を前後方向のT溝
G1と左右方向のT溝G2の交差部に下方から挿入する。続
いて、前記フレーム1を前後方向に移動させてその支持
ロッド10を前後方向のT溝G1に沿って所定位置まで移動
させた後、支持ロッド10を中心にフレーム1を垂直姿勢
に回転させる。これにより、縦部材11の上端が前後方向
のT溝G1の開口部に係合するとともに、位置決めプレー
ト8が左右方向のT溝G2に係合する。この状態からレバ
ー18を第4図における鎖線位置から実線位置へ引き下げ
ると、回動部材14が鎖線位置から実線位置へ回動し、そ
のクランプロッド20がスライドSの下面に当接する。こ
のとき、レバー18に連結されたリンク12は死点を越えて
ブラケット11側に揺動するため、回動部材14は実線の位
置に安定的に保持される。このようにしてクランプロッ
ド20がスライドSの下面に当接すると、その反力でフレ
ーム1の縦部材11は下方に引き下げられ、前後方向のT
溝G1の段部が支持ロッド10とクランプロッド20によって
上下方向から挟圧される。
前述のようにして一方のフレーム1がスライドSの所定
位置に固定されると、同様の手順で他方もフレーム1も
スライドSに固定され、続いて両フレーム1,1の下端間
に2本のパネルサポート2,2を架設して蝶ねじ4で固定
することによりパネルセット治具Zの装着を完了する。
而して、第2のプレス機M2でトリミング加工されたパネ
ルPは一時的に前記パネルセット治具Zのパネルサポー
ト2に設けた位置決め部材5,6間に仮り置きされ、然る
後にパレット08に排出される。
上述のようにして2工程のプレス加工が行われていると
き、第3のプレス機M3のボルスタBは側方に引き出さ
れ、その上部に次期の3工程のプレス加工の用いられる
金型D1,D2が予めセットされる。そして、2工程のプレ
ス加工が終了すると前記パネルセット治具Zを前述と逆
の手順でスライドSから取り外し、ボルスタBを元の位
置に戻して上型D2をスライドSに装着し、第3のプレス
機M3の金型の交換を完了する。このようにして、次期使
用する金型D1,D2を予めボルスタB上にセットしておく
ことにより、金型交換機C1,C2を有する第1および第2
のプレス機M1,M2に遅れることなく金型D1,D2の交換を完
了させることができる。
それに対して、第7図〜第9図に示す従来のものでは、
2工程のプレス作業を行っているとき、ボルスタBを停
止中の第3のプレス機M3に位置に置いてパネルセット治
具Zを支持させる必要があるため、2工程のプレス加工
が終了してからボルスタBをプレス機M3の位置から横位
置に引き出してパネルセット治具Zを取り外し、そのボ
ルスタB上に下型D1及び上型D2を載置してプレス機M3
位置に戻さなければならない。従って、本実施例に比べ
て、ボルスタBをプレス機M3の位置から横位置に引き出
す時間と、ボルスタB上に下型D1及び上型D2を載置する
時間とが余分に必要となり、金型D1,D2の交換時間が長
くなってしまう。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実
施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載
された本発明を逸脱することなく種々の小設計変更を行
うことが可能である。
例えば、実施例では各フレーム1,1が左右一対の縦部材1
1,11にそれぞれクランプ機構3を備えているが、例えば
一方のフレーム1の右側の縦部材11と他方のフレーム1
の左側の縦部材11にのみ上述のクランプ機構3を装着
し、他の2本の縦部材には支持ロッド10と位置決めプ
レート8のみを装着してクランプロッド20を省略するこ
とも可能である。
C.発明の効果 以上のように本発明の金型交換時間の短縮方法によれ
ば、ローダおよびアンローダによって搬入出されるパネ
ルを一時的に支持可能なパネルセット治具を稼働してい
ないプレス機の上型装着用スライドに着脱自在に設け、
このパネルセット治具の使用中に前記プレス機の下型装
着用ボルスタを移動させ、このボルスタに次期使用する
下型を予めセットして準備しておくことができるので、
稼働していないプレス機の位置に下型装着用ボルスタを
置き、その下型装着用ボルスタにパネルセット治具を支
持させる従来のものに比べて、前記プレス機を稼働させ
る際にその金型の装着を短時間で完了させることができ
る。
また、本発明のパネルセット治具はパネルを支持可能な
パネルサポートと、このパネルサポートを下端に保持す
るフレームと、このフレームの上端を稼働していないプ
レス機のスライドに着脱自在に装着するクランプ機構か
ら構成され、前記クランプ機構にスライドのT溝に係合
可能な支持ロッドおよび位置決めプレートと、前記スラ
イドの下面に係脱自在に圧接されるクランプロッドとを
設けているので、このパネルセット治具をスライドの所
定位置に短時間で着脱することができ、しかもそのパネ
ルセット治具が位置ずれを起こす虞れがない。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明の一実施例を示すもので、第1
図はそのパネルセット治具の全体側面図、第2図は第1
図のII方向矢視図、第3図はクランプ機構の全体斜視
図、第4図は第2図のIV−IV線断面図、第5図は第4図
のV−V線断面図、第6図は第4図のVI−VI線断面図、
第7図は従来の3工程のプレスラインを示す側面図、第
8図は同じく平面図、第9図は従来の2工程のプレスラ
インを示す平面図である。 05……ローダ、06……アンローダ、1……フレーム、2
……パネルサポート、3……クランプ機構、8……位置
決めプレート、10……支持ロッド、20……クランプロッ
ド、 B……ボルスタ、D1,D2……金型、G1,G2……T溝、M1,M
2,M3……プレス機、P……パネル、S……スライド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数台のプレス機(M1,M2,M3)を連続的に
    使用する工程で、前記複数台のプレス機(M1,M2,M3)に
    稼働していないプレス機(M3)がある場合の金型交換時
    間の短縮方法であって、 前記稼働していないプレス機(M2)の上型装着用スライ
    ド(S)にローダ(05)およびアンローダ(06)によっ
    て搬入出されるパネル(P)を一時的に支持可能なパネ
    ルセット治具(Z)を着脱自在に設け、このパネルセッ
    ト治具(Z)の使用中に前記稼働されないプレス機
    (M3)の下型装着用ボルスタ(B)を移動させ、このボ
    ルスタ(B)に次期使用する金型(D1,D2)を予めセッ
    トしておくことを特徴とする、金型交換時間の短縮方
    法。
  2. 【請求項2】稼働していないプレス機(M3)の下型装着
    用ボルスタ(B)を移動させて該ボルスタ(B)上に次
    期使用する金型(D1,D2)を予めセットする間、前記プ
    レス機(M3)の上型装着用スライド(S)に装着されて
    パネル(P)を一時的に支持するパネルセット治具であ
    って、 一対の門型フレーム(1,1)と、両フレーム(1,1)の下
    端に着脱自在に架設されてパネル(P)を支持するパネ
    ルサポート(2,2)と、前記プレス機(M3)のスライド
    (S)の下面に互いに直交する方向に形成した多数のT
    溝(G1,G2)に前記フレーム(1,1)の上端を着脱自在に
    固定するクランプ機構(3)とより成り、前記クランプ
    機構(3)が前記一方向のT溝(G1)の内部に嵌合する
    支持ロッド(10)と、前記他方向のT溝(G2)に係合す
    る位置決めプレート(8)と、前記スライド(S)の下
    面に係脱自在に圧接されるクランプロッド(20)とを備
    えたことを特徴とするパネルセット治具。
JP32796389A 1989-12-18 1989-12-18 金型交換時間の短縮方法およびその方法に使用するパネルセット治具 Expired - Fee Related JPH0761509B2 (ja)

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