JPH0761535B2 - 金型用ガス抜き方法 - Google Patents
金型用ガス抜き方法Info
- Publication number
- JPH0761535B2 JPH0761535B2 JP62240870A JP24087087A JPH0761535B2 JP H0761535 B2 JPH0761535 B2 JP H0761535B2 JP 62240870 A JP62240870 A JP 62240870A JP 24087087 A JP24087087 A JP 24087087A JP H0761535 B2 JPH0761535 B2 JP H0761535B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- force
- degassing
- vacuum suction
- mold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D17/00—Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
- B22D17/14—Machines with evacuated die cavity
- B22D17/145—Venting means therefor
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ダイカストマシンや射出成形機等の射出成形
装置による射出成形時に、金型のキャビティからガスを
抜き取る金型用ガス抜き方法に関するものである。
装置による射出成形時に、金型のキャビティからガスを
抜き取る金型用ガス抜き方法に関するものである。
[従来の技術] 従来、ダイカストマシン等の射出成形装置において、溶
融物を高速高圧でキャビティ内へ射出充填すると、キャ
ビティ内のガスが抜け切らずに製品中に巣が発生するこ
とがあるので、本出願人は多量のガスを短時間で抜くこ
とのできる金型用ガス抜き装置を開発した。このガス抜
き装置は、キャビティと連通するガス抜き溝と、その端
部で軸線方向に摺動する弁、およびガス抜き溝の途中か
ら弁部の側方に迂回するガス排出用通路としてのバイパ
スを金型の分離面部に備えており、射出成形時にキャビ
ティ内のガスを、バイパスと弁体開口部とを介して金型
外へ抜き、射出溶融物がキャビティ内に入ってガス抜き
溝の端部に達したときに、この質量の大きい溶融物の作
用で弁体を押し上げてこの弁体でバイパスの端部を塞ぐ
ようにしたものである。
融物を高速高圧でキャビティ内へ射出充填すると、キャ
ビティ内のガスが抜け切らずに製品中に巣が発生するこ
とがあるので、本出願人は多量のガスを短時間で抜くこ
とのできる金型用ガス抜き装置を開発した。このガス抜
き装置は、キャビティと連通するガス抜き溝と、その端
部で軸線方向に摺動する弁、およびガス抜き溝の途中か
ら弁部の側方に迂回するガス排出用通路としてのバイパ
スを金型の分離面部に備えており、射出成形時にキャビ
ティ内のガスを、バイパスと弁体開口部とを介して金型
外へ抜き、射出溶融物がキャビティ内に入ってガス抜き
溝の端部に達したときに、この質量の大きい溶融物の作
用で弁体を押し上げてこの弁体でバイパスの端部を塞ぐ
ようにしたものである。
しかしながら、このガス抜き装置においては、弁体の動
作が必ずしも満足すべきものではなく、特に、溶融物が
その流れの先端部で不連続となって弁体に達した場合に
は、弁体が充分に作動しない場合があった。すなわち、
溶融物の作動で弁が一旦閉じても、次にガスが来たとき
に弁の後端部に設けた圧縮ばねの作用で開き、次にまた
溶融物が来て弁を閉じようとすると、先に来ている弁位
置の前の溶融物が固まりかけているので、後から来た溶
融物の力が弁に直接作用せず、先の溶融物に作用する。
このとき先に固まりかけていた溶融物とその回りの金型
面との間に摩擦抵抗があるので、後から来た溶融物によ
る弁への作用が弱くなって弁が閉じないことがあり、バ
イパスから入って来た溶融物が弁開口部を通って弁室内
へ進入する恐れがあった。
作が必ずしも満足すべきものではなく、特に、溶融物が
その流れの先端部で不連続となって弁体に達した場合に
は、弁体が充分に作動しない場合があった。すなわち、
溶融物の作動で弁が一旦閉じても、次にガスが来たとき
に弁の後端部に設けた圧縮ばねの作用で開き、次にまた
溶融物が来て弁を閉じようとすると、先に来ている弁位
置の前の溶融物が固まりかけているので、後から来た溶
融物の力が弁に直接作用せず、先の溶融物に作用する。
このとき先に固まりかけていた溶融物とその回りの金型
面との間に摩擦抵抗があるので、後から来た溶融物によ
る弁への作用が弱くなって弁が閉じないことがあり、バ
イパスから入って来た溶融物が弁開口部を通って弁室内
へ進入する恐れがあった。
そこで、本出願人はさらに特公昭59−310号公報に開示
されているガス抜き装置を提案した。このガス抜き装置
は、弁を閉方向に付勢する引張りばね等の部材と、この
弁を開位置で係止する圧縮ばねとボール等の部材とを設
け、溶融物が来たときにはボール等の部材による係止力
に抗して弁を閉じさせるようにしたものであって、最初
の溶融物が弁体に達したときに素早く確実に弁体を閉じ
させることができる。
されているガス抜き装置を提案した。このガス抜き装置
は、弁を閉方向に付勢する引張りばね等の部材と、この
弁を開位置で係止する圧縮ばねとボール等の部材とを設
け、溶融物が来たときにはボール等の部材による係止力
に抗して弁を閉じさせるようにしたものであって、最初
の溶融物が弁体に達したときに素早く確実に弁体を閉じ
させることができる。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、このような従来のガス抜き装置は、弁の
開位置での係止力を長期間持続させる点において必ずし
も満足すべきものでなかった。すなわち、射出サイクル
のたびに弁の開閉が繰り返され、それが何千回となる
と、ボールやその接触部が摩耗し、係止力の低下により
溶融物が来る前に弁が閉じてしまうようになり、ガス抜
きが不能になる恐れがあった。また、逆にボールの接触
面が荒れたり変形したりすると、弁開位置での係止力が
強くなり、溶融物が来てもその衝突力よりも係止力が上
回って弁が閉まらなくなることにより弁室内へ溶融物が
侵入してしまうとか、あるいは弁に作用する溶融物の衝
突力が小さいために係止が解除されても弁が閉じるまで
に時間が掛かってその間に溶融物が侵入してしまうとい
う問題があった。
開位置での係止力を長期間持続させる点において必ずし
も満足すべきものでなかった。すなわち、射出サイクル
のたびに弁の開閉が繰り返され、それが何千回となる
と、ボールやその接触部が摩耗し、係止力の低下により
溶融物が来る前に弁が閉じてしまうようになり、ガス抜
きが不能になる恐れがあった。また、逆にボールの接触
面が荒れたり変形したりすると、弁開位置での係止力が
強くなり、溶融物が来てもその衝突力よりも係止力が上
回って弁が閉まらなくなることにより弁室内へ溶融物が
侵入してしまうとか、あるいは弁に作用する溶融物の衝
突力が小さいために係止が解除されても弁が閉じるまで
に時間が掛かってその間に溶融物が侵入してしまうとい
う問題があった。
また、射出中にこのガス抜き装置を介してキャビティ内
を真空吸引するが、このとき、その真空吸引力で弁が閉
じないようにしておくことも必要であり、かつ、弁が溶
融物の慣性力の作用で閉じるときは、弁が小さい力でし
かも素早く閉じるようにしておくことも必要である。
を真空吸引するが、このとき、その真空吸引力で弁が閉
じないようにしておくことも必要であり、かつ、弁が溶
融物の慣性力の作用で閉じるときは、弁が小さい力でし
かも素早く閉じるようにしておくことも必要である。
[問題点を解決するための手段] このような問題点を解決するために、本発明では、ガス
抜き装置を介してキャビティ内を真空吸引する際の弁開
保持力を制御し得るようにしたものであり、金型ガス抜
き方法として、射出溶融物の射出時に、キャビティに連
通するガス排出路の端部に設けたガス抜き用の弁を弁開
状態に保持させ、キャビティ内のガスをガス抜き用の弁
を通して真空吸引装置により真空吸引させたのち、射出
溶融物の弁底部への衝突力ないし弁閉方向への作用力に
より弁に弁閉方向の力を作用させて弁閉動作を行わせる
に際し、前記弁開状態保持時に、ガス抜き用弁を弁開状
態で保持する初期の弁開保持力を、射出溶融物の射出途
中での真空吸引時にガス抜き用弁に作用する弁閉方向へ
の力よりも大とするとともに、真空吸引開始時から所定
時間経過後でかつ射出溶融物が弁底部に到達する前にガ
ス抜き用弁に弁開方向への力を与えて真空吸引状態を維
持する際の弁開保持力を、前記初期の弁開保持力よりも
小さくするという方法を採用している。
抜き装置を介してキャビティ内を真空吸引する際の弁開
保持力を制御し得るようにしたものであり、金型ガス抜
き方法として、射出溶融物の射出時に、キャビティに連
通するガス排出路の端部に設けたガス抜き用の弁を弁開
状態に保持させ、キャビティ内のガスをガス抜き用の弁
を通して真空吸引装置により真空吸引させたのち、射出
溶融物の弁底部への衝突力ないし弁閉方向への作用力に
より弁に弁閉方向の力を作用させて弁閉動作を行わせる
に際し、前記弁開状態保持時に、ガス抜き用弁を弁開状
態で保持する初期の弁開保持力を、射出溶融物の射出途
中での真空吸引時にガス抜き用弁に作用する弁閉方向へ
の力よりも大とするとともに、真空吸引開始時から所定
時間経過後でかつ射出溶融物が弁底部に到達する前にガ
ス抜き用弁に弁開方向への力を与えて真空吸引状態を維
持する際の弁開保持力を、前記初期の弁開保持力よりも
小さくするという方法を採用している。
[作用] 本発明によれば、射出溶融物がガス抜き用弁の底部に到
達するまでは、弁に弁開方向の力が加圧されて弁が開い
た状態に保持されており、キャビティ内のガスはガス抜
き用の弁を通して真空吸引装置により真空吸引される。
この初期の真空吸引時には、弁開部を通ってガスが吸引
されるので、この真空吸引力の作用により、弁には弁閉
方向の力が急激に作用する。ただし、このときは、弁開
保持力が、射出途中のガス抜き用の弁を通しての真空吸
引開始時に真空吸引によって弁に作用する弁閉方向の力
よりも大きい力にされており、弁が閉じることはない。
しかし、真空吸引が続けられているので、真空吸引開始
時から所定の時間が経過すればキャビティ内やガス排出
路の弁底側は真空状態になり、弁には弁開方向の力が若
干加わる。一方、弁には弁開方向の力が若干加えられて
いるので、キャビティ側が真空状態になったのちは、弁
全体としては弁開方向の力が作用しており、弁は確実に
開いている。ただし、これらの弁開方向の力が大き過ぎ
ると、溶融物の慣性力で弁を閉じるとき、弁が素早く閉
じなくなる傾向にある。しかし、ここでは、溶融物の弁
到達前に弁開保持力を、前記初期の弁開保持力よりも小
さくするようにしているので、弁を閉じるときは弁閉力
が比較的に小さくてよく、溶融物の慣性力が小さくて
も、弁閉が素早く容易で確実に行われる。そして、弁部
に溶融物が噛み込むこともなく、かつ、ガスを常に充分
に抜くことができる。
達するまでは、弁に弁開方向の力が加圧されて弁が開い
た状態に保持されており、キャビティ内のガスはガス抜
き用の弁を通して真空吸引装置により真空吸引される。
この初期の真空吸引時には、弁開部を通ってガスが吸引
されるので、この真空吸引力の作用により、弁には弁閉
方向の力が急激に作用する。ただし、このときは、弁開
保持力が、射出途中のガス抜き用の弁を通しての真空吸
引開始時に真空吸引によって弁に作用する弁閉方向の力
よりも大きい力にされており、弁が閉じることはない。
しかし、真空吸引が続けられているので、真空吸引開始
時から所定の時間が経過すればキャビティ内やガス排出
路の弁底側は真空状態になり、弁には弁開方向の力が若
干加わる。一方、弁には弁開方向の力が若干加えられて
いるので、キャビティ側が真空状態になったのちは、弁
全体としては弁開方向の力が作用しており、弁は確実に
開いている。ただし、これらの弁開方向の力が大き過ぎ
ると、溶融物の慣性力で弁を閉じるとき、弁が素早く閉
じなくなる傾向にある。しかし、ここでは、溶融物の弁
到達前に弁開保持力を、前記初期の弁開保持力よりも小
さくするようにしているので、弁を閉じるときは弁閉力
が比較的に小さくてよく、溶融物の慣性力が小さくて
も、弁閉が素早く容易で確実に行われる。そして、弁部
に溶融物が噛み込むこともなく、かつ、ガスを常に充分
に抜くことができる。
[実施例] 第1図ないし第5図は本発明に係る金型用ガス抜き方法
を説明するために示す図であり、第1図は金型用ガス抜
き装置の縦断面図、第2図は同じく要部の縦断面図と空
気圧回路図、第3図は金型用ガス抜き装置とこれを実施
した金型との一部破断正面図、第4図はガス抜き装置を
金型から離間させたところを第1図に対応して示す縦断
面図、第5図は金型用ガス抜き装置要部の縦断面図であ
る。
を説明するために示す図であり、第1図は金型用ガス抜
き装置の縦断面図、第2図は同じく要部の縦断面図と空
気圧回路図、第3図は金型用ガス抜き装置とこれを実施
した金型との一部破断正面図、第4図はガス抜き装置を
金型から離間させたところを第1図に対応して示す縦断
面図、第5図は金型用ガス抜き装置要部の縦断面図であ
る。
第3図において、型締状態で示す固定金型1と可動金型
2との接合面である分割面3には、キャビティ4が形成
されており、このキャビティ4内へは、後述するプラン
ジャチップ55の前進作用により射出スリーブ5からゲー
ト6を経て射出溶融物である溶湯7が射出充填される。
8は溶湯7の固化による製品を、型開後、可動金型2の
キャビティ4から押出す製品押出装置である。金型1,2
の分割面3の上端部には、キャビティ4との間をガス抜
き溝10で連通されたスプール孔11が外部へ開口されてお
り、第1図に示すように、ガス抜き溝10の途中から分岐
されて迂回するバイパス12は、ガス抜き溝10の端部に設
けられているスプール孔11への開口部に連通されてい
る。
2との接合面である分割面3には、キャビティ4が形成
されており、このキャビティ4内へは、後述するプラン
ジャチップ55の前進作用により射出スリーブ5からゲー
ト6を経て射出溶融物である溶湯7が射出充填される。
8は溶湯7の固化による製品を、型開後、可動金型2の
キャビティ4から押出す製品押出装置である。金型1,2
の分割面3の上端部には、キャビティ4との間をガス抜
き溝10で連通されたスプール孔11が外部へ開口されてお
り、第1図に示すように、ガス抜き溝10の途中から分岐
されて迂回するバイパス12は、ガス抜き溝10の端部に設
けられているスプール孔11への開口部に連通されてい
る。
固定金型1の上面に固定されたブラケット13上には、流
体圧シリンダ14がスプール孔11と同芯状に固定されてい
て、その流体圧で進退するピストンロッド15の作用端で
あるフランジ15aには、全体を符号16で示すガス抜き装
置のスプール17の上端部を挟持するホルダ18が固定され
ており、スプール17は押さえ金19とボルト20とでホルダ
18に固定されている。スプール17は有底円筒状に形成さ
れていてその下端には段部17aが形成されており、ピス
トンロッド15の進退動によりガス抜き装置16全体が昇降
して段部17aがスプール孔11と係合したりスプール孔11
から離間したりするように構成されている。
体圧シリンダ14がスプール孔11と同芯状に固定されてい
て、その流体圧で進退するピストンロッド15の作用端で
あるフランジ15aには、全体を符号16で示すガス抜き装
置のスプール17の上端部を挟持するホルダ18が固定され
ており、スプール17は押さえ金19とボルト20とでホルダ
18に固定されている。スプール17は有底円筒状に形成さ
れていてその下端には段部17aが形成されており、ピス
トンロッド15の進退動によりガス抜き装置16全体が昇降
して段部17aがスプール孔11と係合したりスプール孔11
から離間したりするように構成されている。
第1図等に示すように、ガス抜き装置16のスプール17
は、部材17bと弁ガイド21と部材17cとに分割されてい
て、部材17bと部材17cの間に、内孔17hに嵌合された弁
ガイド21のフランジ部が挟持されており、この状態で部
材17b,17cと弁ガイド21とが一体化されている。22は弁
ガイド21の上方に位置して部材17bの内孔17dに摺動自在
に嵌合されたピストンであって、その中心ねじ孔には、
弁ガイド21の内孔21aに進退自在に嵌合された弁棒23の
ねじ部が螺入されて一体化されており、この弁棒23の下
端には、弁体24が一体形成されている。一方、スプール
17の下部開口端には弁座17eが形成されており、弁体24
と弁座17eとは、第1図に示す弁開状態からガス抜き溝1
0を上昇する溶湯7が弁体24を押すことにより上昇して
弁閉状態となるように構成されている。なお、図示の弁
開状態おいて、弁体24はガス抜き溝10の開口段部と係合
しこれを閉塞している。第2図に符号17fで示すもの
は、弁開状態でバイパス12を通ってスプール17の弁室17
gへ導かれるガスを排出する排出孔であって、本装置に
おいてはこの排出孔17fに真空吸引装置70が接続されて
おり、キャビティ4内のガスを所定のタイミングで真空
吸引して排出させるように構成されている。真空吸引装
置70は、切替弁71,真空タンク72,真空ポンプ73などから
なっている。
は、部材17bと弁ガイド21と部材17cとに分割されてい
て、部材17bと部材17cの間に、内孔17hに嵌合された弁
ガイド21のフランジ部が挟持されており、この状態で部
材17b,17cと弁ガイド21とが一体化されている。22は弁
ガイド21の上方に位置して部材17bの内孔17dに摺動自在
に嵌合されたピストンであって、その中心ねじ孔には、
弁ガイド21の内孔21aに進退自在に嵌合された弁棒23の
ねじ部が螺入されて一体化されており、この弁棒23の下
端には、弁体24が一体形成されている。一方、スプール
17の下部開口端には弁座17eが形成されており、弁体24
と弁座17eとは、第1図に示す弁開状態からガス抜き溝1
0を上昇する溶湯7が弁体24を押すことにより上昇して
弁閉状態となるように構成されている。なお、図示の弁
開状態おいて、弁体24はガス抜き溝10の開口段部と係合
しこれを閉塞している。第2図に符号17fで示すもの
は、弁開状態でバイパス12を通ってスプール17の弁室17
gへ導かれるガスを排出する排出孔であって、本装置に
おいてはこの排出孔17fに真空吸引装置70が接続されて
おり、キャビティ4内のガスを所定のタイミングで真空
吸引して排出させるように構成されている。真空吸引装
置70は、切替弁71,真空タンク72,真空ポンプ73などから
なっている。
第2図に示すように、ピストン22の反弁体側室、すなわ
ち、ピストン22とともにシリンダを形成するスプール17
の部材17bの内部のヘッド側室25には、ポート26a,26bが
開口されており、ポート26bはソレノイドSOL−Dを有す
る切替弁41とソレノイドSOL−Aを有する切替弁27と減
圧弁28とを備えた配管29を介してエア源30に接続されて
いる。また、切替弁41の排気ポート41aには絞り42が接
続されている。一方、ピストン22の弁体側端部には、フ
ランジ部22aが形成されていて、このフランジ部22aの反
弁体側と外周側にはロッド側主室部31が形成され、フラ
ンジ部22aの弁体側にはロッド側副室部32が形成されて
おり、第2図や第5図等に示すように、弁開状態では、
フランジ部22aの下面が、弁ガイド21の上部に嵌装され
ているOリング33に押付けられ、Oリング33の内外間、
すなわち、ロッド側主室部31とロッド側副室部32間の流
体の流れを遮断し得るようになっている。ここで、ロッ
ド側主室部31とロッド側副室部32とはロッド側室を形成
している。
ち、ピストン22とともにシリンダを形成するスプール17
の部材17bの内部のヘッド側室25には、ポート26a,26bが
開口されており、ポート26bはソレノイドSOL−Dを有す
る切替弁41とソレノイドSOL−Aを有する切替弁27と減
圧弁28とを備えた配管29を介してエア源30に接続されて
いる。また、切替弁41の排気ポート41aには絞り42が接
続されている。一方、ピストン22の弁体側端部には、フ
ランジ部22aが形成されていて、このフランジ部22aの反
弁体側と外周側にはロッド側主室部31が形成され、フラ
ンジ部22aの弁体側にはロッド側副室部32が形成されて
おり、第2図や第5図等に示すように、弁開状態では、
フランジ部22aの下面が、弁ガイド21の上部に嵌装され
ているOリング33に押付けられ、Oリング33の内外間、
すなわち、ロッド側主室部31とロッド側副室部32間の流
体の流れを遮断し得るようになっている。ここで、ロッ
ド側主室部31とロッド側副室部32とはロッド側室を形成
している。
そして、ロッド側主室部31に開口しているポート34は、
ソレノイドSOL−Bを有する切替弁35と減圧弁36とを備
えた配管37を介してエア源30に接続されており、また、
Oリング33の内側であるロッド側副室部32に連通したポ
ート38は、ソレノイドSOL−Cを有する切替弁39を備え
た配管40と前記減圧弁36を介してエア源30に接続されて
いる。
ソレノイドSOL−Bを有する切替弁35と減圧弁36とを備
えた配管37を介してエア源30に接続されており、また、
Oリング33の内側であるロッド側副室部32に連通したポ
ート38は、ソレノイドSOL−Cを有する切替弁39を備え
た配管40と前記減圧弁36を介してエア源30に接続されて
いる。
このように構成したことにより、つぎに示すような制御
を行うことができる。
を行うことができる。
(1)弁の開動作 第2図において、ソレノイドSOL−Aを励磁(通電)
し、ソレノイドSOL−B,SOL−CおよびSOL−Dを第2図
に示すように消磁(非通電状態)すると、流体がポート
26bおよび26aからヘッド側室25に流入してピストン22を
押下げ、ピストン22の下面はOリング33に押付けられ、
弁座17eと弁体24間が開かれる。
し、ソレノイドSOL−B,SOL−CおよびSOL−Dを第2図
に示すように消磁(非通電状態)すると、流体がポート
26bおよび26aからヘッド側室25に流入してピストン22を
押下げ、ピストン22の下面はOリング33に押付けられ、
弁座17eと弁体24間が開かれる。
(2)弁の第1段開保持 弁の開動作終了時、まず、ソレノイドSOL−Bに通電
し、続いて、ソレノイドSOL−Aを非通電状態にすると
ともにソレノイドSOL−Dに通電する。この状態におい
ては、流体はポート34からロッド側主室部31に流入し、
ピストン22と部材17bの内孔17dとの間の摺動面部である
極めて狭い隙間を通ってヘッド側室25に洩れる。この
時、絞り弁42を絞っておくと、ピストン22のヘッド側端
面に背圧が作用する。この時、ピストン22の下面と接触
しているOリング33の内側のロッド側副室部32には、ロ
ッド側主室部31から流体が流入することはなく、弁の閉
動作前にあった圧縮流体は弁棒23と弁ガイド21の内孔21
aとの間の摺動面部である極めて狭い隙間を通って洩れ
るため、圧力は発生していない。この時のロッド側主室
部31の流体圧をPR、ヘッド側室25の流体圧をPHとし、ま
た、弁棒23の外径をd1、内孔17d部にあるピストン22の
外径をd2、ピストン22の下面とOリング33のシール部の
直径、すなわち、Oリング33のシール有効径であるリン
グ中心径をd3、弁開状態でロッド側主室部31内でピスト
ン22のフランジ部22aに流体圧が有効に作用する面積をS
1、ロッド側主室部31とロッド側副室部32に流体圧が作
用しているときにピストン22に弁閉方向の力が有効に作
用する面積をS2、ピストン22のヘッド側の面積をS3とし
た場合、 弁開保持力はPR・S1+PH・S3で与えられ、第7図のF1に
一致する。
し、続いて、ソレノイドSOL−Aを非通電状態にすると
ともにソレノイドSOL−Dに通電する。この状態におい
ては、流体はポート34からロッド側主室部31に流入し、
ピストン22と部材17bの内孔17dとの間の摺動面部である
極めて狭い隙間を通ってヘッド側室25に洩れる。この
時、絞り弁42を絞っておくと、ピストン22のヘッド側端
面に背圧が作用する。この時、ピストン22の下面と接触
しているOリング33の内側のロッド側副室部32には、ロ
ッド側主室部31から流体が流入することはなく、弁の閉
動作前にあった圧縮流体は弁棒23と弁ガイド21の内孔21
aとの間の摺動面部である極めて狭い隙間を通って洩れ
るため、圧力は発生していない。この時のロッド側主室
部31の流体圧をPR、ヘッド側室25の流体圧をPHとし、ま
た、弁棒23の外径をd1、内孔17d部にあるピストン22の
外径をd2、ピストン22の下面とOリング33のシール部の
直径、すなわち、Oリング33のシール有効径であるリン
グ中心径をd3、弁開状態でロッド側主室部31内でピスト
ン22のフランジ部22aに流体圧が有効に作用する面積をS
1、ロッド側主室部31とロッド側副室部32に流体圧が作
用しているときにピストン22に弁閉方向の力が有効に作
用する面積をS2、ピストン22のヘッド側の面積をS3とし
た場合、 弁開保持力はPR・S1+PH・S3で与えられ、第7図のF1に
一致する。
(3)弁の第2段開保持 弁の第1段開保持後、ソレノイドSOL−Dを非通電状態
にすると、ロッド側主室部31からピストン22と部材17b
の内孔17dとの隙間を通ってヘッド側室25に洩れた流体
はほとんど配管抵抗なしに切替弁41および27を通って排
出されるため、ヘッド側室25には背圧はほとんど発生し
ない。この時の弁開保持力はPR・S1で与えられ、第7図
のFaに一致する。
にすると、ロッド側主室部31からピストン22と部材17b
の内孔17dとの隙間を通ってヘッド側室25に洩れた流体
はほとんど配管抵抗なしに切替弁41および27を通って排
出されるため、ヘッド側室25には背圧はほとんど発生し
ない。この時の弁開保持力はPR・S1で与えられ、第7図
のFaに一致する。
(4)外部指令による弁の閉動作 ソレノイドSOL−BおよびSOL−Cに通電し、ソレノイド
SOL−AおよびSOL−Dを非通電状態にすると、流体はポ
ート34を通ってロッド側主室部31に流入するとともに、
ポート38を通ってロッド側副室部32にも流入し、ピスト
ン22のフランジ部22aの上面およびピストン22の下面全
体に流体圧PRが作用する。その結果、ピストン22には、
PR・S2で与えられる力が弁閉方向に作用し、ピストン22
は上方に押上げられ、弁は閉じる。勿論、弁体24が弁座
17eに当接すれば、弁は、PR・S2で与えられる力で弁閉
状態を保持する。
SOL−AおよびSOL−Dを非通電状態にすると、流体はポ
ート34を通ってロッド側主室部31に流入するとともに、
ポート38を通ってロッド側副室部32にも流入し、ピスト
ン22のフランジ部22aの上面およびピストン22の下面全
体に流体圧PRが作用する。その結果、ピストン22には、
PR・S2で与えられる力が弁閉方向に作用し、ピストン22
は上方に押上げられ、弁は閉じる。勿論、弁体24が弁座
17eに当接すれば、弁は、PR・S2で与えられる力で弁閉
状態を保持する。
(5)溶湯の慣性力による弁の閉動作 弁の第1段開保持状態または第2段開保持状態におい
て、射出時に弁体24の下面に溶湯が衝突し、弁に弁開保
持力以上の溶湯の慣性力が作用すれば、弁は弁閉方向に
移動する。この場合、弁棒23の後端部のピストン22がほ
んのわずかでも上昇すれば、ピストン22の下面がOリン
グ33から離れ、ロッド側主室部31内に作用していた流体
がピストン22の下面全体にも作用し、PR・S2で与えられ
る力が加わることにより、ピストン22は急速に上昇し、
弁座17e部は弁体24によって素早く容易に閉じられ、弁
は弁閉状態に保持される。
て、射出時に弁体24の下面に溶湯が衝突し、弁に弁開保
持力以上の溶湯の慣性力が作用すれば、弁は弁閉方向に
移動する。この場合、弁棒23の後端部のピストン22がほ
んのわずかでも上昇すれば、ピストン22の下面がOリン
グ33から離れ、ロッド側主室部31内に作用していた流体
がピストン22の下面全体にも作用し、PR・S2で与えられ
る力が加わることにより、ピストン22は急速に上昇し、
弁座17e部は弁体24によって素早く容易に閉じられ、弁
は弁閉状態に保持される。
第6図は本発明に係る金型用ガス抜き方法を説明するた
めに示す切替弁用制御装置と金型および金型用ガス抜き
装置の概要構成図であって、金型と金型用ガス抜き装置
との構成は、第3図において説明した通りである。固定
金型1には、注湯口5aを有する射出スリーブ5は図示し
ていない固定盤を通して取付けられており、前記溶湯7
は注湯口5aから射出スリーブ5内へ供給される。51は射
出スリーブ5と同芯状に設けられた射出シリンダであっ
て、その油圧で進退動するピストンロッド52にカップリ
ング53を介して連結されたプランジャ54の頭部であるプ
ランジャチップ55は、射出スリーブ5の内孔に摺動自在
に嵌合されている。また、56は前記切替弁27,35,39,41
のソレノイドSOL−A,SOL−B,SOL−C,SOL−Dおよび電源
57との間を電気接続された複数個のリミットスイッチと
タイマからなる電気的指令装置であって、カップリング
53にブラケット53aを介して固定されて射出シリンダ51
の軸方向へ延びるストライカ58に対向しており、ストラ
イカ58の所定箇所に対向することにより前述した所定の
タイミングでソレノイドSOL−A,SOL−B,SOL−C,SOL−D
が励磁,非励磁となるように構成されている。そして、
本装置においては、前記真空吸引装置70が作動を開始し
てから指令装置56のタイマが所定時間計時したのちであ
って、かつ、溶湯7が弁体24に達する前にソレノイドSO
L−Aが開いてヘッド側室25が大気圧となり、前述した
ように弁閉が容易になる。
めに示す切替弁用制御装置と金型および金型用ガス抜き
装置の概要構成図であって、金型と金型用ガス抜き装置
との構成は、第3図において説明した通りである。固定
金型1には、注湯口5aを有する射出スリーブ5は図示し
ていない固定盤を通して取付けられており、前記溶湯7
は注湯口5aから射出スリーブ5内へ供給される。51は射
出スリーブ5と同芯状に設けられた射出シリンダであっ
て、その油圧で進退動するピストンロッド52にカップリ
ング53を介して連結されたプランジャ54の頭部であるプ
ランジャチップ55は、射出スリーブ5の内孔に摺動自在
に嵌合されている。また、56は前記切替弁27,35,39,41
のソレノイドSOL−A,SOL−B,SOL−C,SOL−Dおよび電源
57との間を電気接続された複数個のリミットスイッチと
タイマからなる電気的指令装置であって、カップリング
53にブラケット53aを介して固定されて射出シリンダ51
の軸方向へ延びるストライカ58に対向しており、ストラ
イカ58の所定箇所に対向することにより前述した所定の
タイミングでソレノイドSOL−A,SOL−B,SOL−C,SOL−D
が励磁,非励磁となるように構成されている。そして、
本装置においては、前記真空吸引装置70が作動を開始し
てから指令装置56のタイマが所定時間計時したのちであ
って、かつ、溶湯7が弁体24に達する前にソレノイドSO
L−Aが開いてヘッド側室25が大気圧となり、前述した
ように弁閉が容易になる。
以上のような制御が可能な金型用ガス抜き装置によるガ
ス抜き方法について、ダイカストを例にとって説明す
る。
ス抜き方法について、ダイカストを例にとって説明す
る。
金型1および2を型締したのち、第4図に示す状態か
ら、流体圧シリンダ14が作動して、ガス抜き装置全体が
下降し、第1図に示すように、スプール17の段部17aが
スプール孔11に嵌合する。つぎに、前述の弁開動作の
後、弁の第1段開保持状態に移行する。このとき、弁体
24の下面は、第1図に示すように、ガス抜き溝10の上端
開口を閉じており、ガス抜き溝10とスプール17の弁室17
gとはバイパス12と弁開部とで連通されている。
ら、流体圧シリンダ14が作動して、ガス抜き装置全体が
下降し、第1図に示すように、スプール17の段部17aが
スプール孔11に嵌合する。つぎに、前述の弁開動作の
後、弁の第1段開保持状態に移行する。このとき、弁体
24の下面は、第1図に示すように、ガス抜き溝10の上端
開口を閉じており、ガス抜き溝10とスプール17の弁室17
gとはバイパス12と弁開部とで連通されている。
この状態で、射出スリーブ5の注湯口5aから射出スリー
ブ5内に溶湯7が注湯されたら、プランジャチップ55の
前進が開始され、所定のタイミングt0で真空吸引装置70
が作動を開始するとともに、指令装置56のタイマが計時
を開始する。真空吸引装置70の作動によりキャビティ4
内のガスは、ガス抜き溝10を経て弁体24の下端に当た
り、バイパス12と弁室17gとを経て排出孔17fから真空吸
引装置70に吸引される。
ブ5内に溶湯7が注湯されたら、プランジャチップ55の
前進が開始され、所定のタイミングt0で真空吸引装置70
が作動を開始するとともに、指令装置56のタイマが計時
を開始する。真空吸引装置70の作動によりキャビティ4
内のガスは、ガス抜き溝10を経て弁体24の下端に当た
り、バイパス12と弁室17gとを経て排出孔17fから真空吸
引装置70に吸引される。
第7図中に示す2点鎖線Aは、真空吸引によって弁に作
用する力の変化を示す。真空吸引の開始時t0の直後に
は、弁体24の前後の減圧度の差により比較的大きな弁閉
方向の力F2が弁に作用し、その後、時間の経過とともに
ガス抜き溝10,バイパス12および弁室17gなどの間の減圧
度の差が小さくなる。そして、減圧度が増すにつれて、
弁に作用する力は弁開方向へと変化し、Fbへと移行す
る。このように、真空吸引の開始直後に弁には閉方向の
力F2が作用するが、この時、弁は第1段開保持状態にあ
り、弁開保持力F1が弁に作用している。ここで、F1+F2
>0であるため、真空吸引によって弁が閉じることはな
い。なお、真空吸引開始直後の弁開方向の力としては、
F2はマイナスとしてあらわされる。
用する力の変化を示す。真空吸引の開始時t0の直後に
は、弁体24の前後の減圧度の差により比較的大きな弁閉
方向の力F2が弁に作用し、その後、時間の経過とともに
ガス抜き溝10,バイパス12および弁室17gなどの間の減圧
度の差が小さくなる。そして、減圧度が増すにつれて、
弁に作用する力は弁開方向へと変化し、Fbへと移行す
る。このように、真空吸引の開始直後に弁には閉方向の
力F2が作用するが、この時、弁は第1段開保持状態にあ
り、弁開保持力F1が弁に作用している。ここで、F1+F2
>0であるため、真空吸引によって弁が閉じることはな
い。なお、真空吸引開始直後の弁開方向の力としては、
F2はマイナスとしてあらわされる。
真空吸引の開始時t0からタイマで計時を始め、例えば0
コンマ数秒ないし数秒経過して計時アウトした一定時間
経過した時t1で、かつ、溶湯7が弁体24の底部に到達す
る時t2よりも前の時t1に、弁を第2段開保持状態に移行
させる。この時、弁開保持力は、第7図に点線Bで示す
ように、F1からFaへと小さくなっている。この状態で弁
体24の底部に衝突した溶湯が弁を閉じるには、前記線図
AとBの合成力として実線Cで示したものの後半の線図
のように、Fc=Fa+Fb以上の比較的に小さい力を有して
おれば良いことになる。なお、弁開保持力F1を最後まで
一定に保っていたとすれば、弁体24の底部に衝突した溶
湯が弁を閉じるには、F3=F1+Fb以上のかなり大きな力
を有していなければならない。ここで、FcはF3よりもか
なり小さくできるので、弁体24にかなり小さい溶湯の衝
突力が作用しても、弁を確実に閉じることができる。
コンマ数秒ないし数秒経過して計時アウトした一定時間
経過した時t1で、かつ、溶湯7が弁体24の底部に到達す
る時t2よりも前の時t1に、弁を第2段開保持状態に移行
させる。この時、弁開保持力は、第7図に点線Bで示す
ように、F1からFaへと小さくなっている。この状態で弁
体24の底部に衝突した溶湯が弁を閉じるには、前記線図
AとBの合成力として実線Cで示したものの後半の線図
のように、Fc=Fa+Fb以上の比較的に小さい力を有して
おれば良いことになる。なお、弁開保持力F1を最後まで
一定に保っていたとすれば、弁体24の底部に衝突した溶
湯が弁を閉じるには、F3=F1+Fb以上のかなり大きな力
を有していなければならない。ここで、FcはF3よりもか
なり小さくできるので、弁体24にかなり小さい溶湯の衝
突力が作用しても、弁を確実に閉じることができる。
なお、第7図において、2点鎖線Aは真空吸引によって
弁に作用する力、点線Bは本発明の実施の際に弁に作用
させておく弁開方向の力、すなわち、弁開保持力、実線
Cは線図A,Bの2つの力の合成力、すなわち、本発明の
実施の際に実際に弁に作用する力、上方の一点鎖線Dは
弁に力F1を最後まで作用させておいた場合に弁に作用す
る力を示す線図である。
弁に作用する力、点線Bは本発明の実施の際に弁に作用
させておく弁開方向の力、すなわち、弁開保持力、実線
Cは線図A,Bの2つの力の合成力、すなわち、本発明の
実施の際に実際に弁に作用する力、上方の一点鎖線Dは
弁に力F1を最後まで作用させておいた場合に弁に作用す
る力を示す線図である。
なお、上述した実施例でのガス抜き装置にあっては、キ
ャビティ4内を真空吸引した後、溶湯7が弁体24の底部
に衝突する前に外部信号によりソレノイドSOL−Cに通
電するようにしておけば、溶湯の衝突力で弁を閉じなく
ても、流体圧で弁を閉じさせるようにすることもでき
る。
ャビティ4内を真空吸引した後、溶湯7が弁体24の底部
に衝突する前に外部信号によりソレノイドSOL−Cに通
電するようにしておけば、溶湯の衝突力で弁を閉じなく
ても、流体圧で弁を閉じさせるようにすることもでき
る。
また、前記実施例においては、配管29中に切替弁41を設
けた例を示したが、これは、切替弁41と絞り弁42を取っ
て実施することもできる。その場合は、弁の第1段開保
持のとき、切替弁27のSOL−Aと切替弁35のSOL−Bに通
電させて、ヘッド側室25とロッド側主室部31に加圧流体
を作用させて弁に力Fを作用させ、弁の第2段開保持の
とき、切替弁35のSOL−Bと切替弁39のSOL−Cに通電さ
せた状態で、切替弁27のSOL−Aを非通電状態にして、
ロッド側主室部31のみに加圧流体を作用させて弁に力Fa
の力を作用させておくようにすることもできる。
けた例を示したが、これは、切替弁41と絞り弁42を取っ
て実施することもできる。その場合は、弁の第1段開保
持のとき、切替弁27のSOL−Aと切替弁35のSOL−Bに通
電させて、ヘッド側室25とロッド側主室部31に加圧流体
を作用させて弁に力Fを作用させ、弁の第2段開保持の
とき、切替弁35のSOL−Bと切替弁39のSOL−Cに通電さ
せた状態で、切替弁27のSOL−Aを非通電状態にして、
ロッド側主室部31のみに加圧流体を作用させて弁に力Fa
の力を作用させておくようにすることもできる。
なお、前記実施例においては、弁後端部のピストン22を
フランジ型のピストンにしたものを示したが、これを普
通の円柱状のピストンにして、ピストンのヘッドエンド
側である後室に作用させる力のみによって真空吸引開始
時における初期の弁開保持力と、真空吸引開始時から所
定時間経過後で溶融物の弁到達前の弁開保持力とを、
大、小制御するようにすればよい。
フランジ型のピストンにしたものを示したが、これを普
通の円柱状のピストンにして、ピストンのヘッドエンド
側である後室に作用させる力のみによって真空吸引開始
時における初期の弁開保持力と、真空吸引開始時から所
定時間経過後で溶融物の弁到達前の弁開保持力とを、
大、小制御するようにすればよい。
[発明の効果] 以上の説明により明らかなように、本発明によれば金型
用ガス抜き方法として、金型キャビティ内への溶融物の
射出時に、キャビティに連通したガス排出路の端部に設
けたガス抜き用の弁を開状態に保持した後、キャビティ
内のガスを前記ガス抜き用の弁を通して真空吸引装置に
より排出した後、射出溶融物の弁底部への衝突力あるい
は弁閉方向への作用力により弁閉動作を行わせ、弁が一
旦弁閉方向に移動したならば、弁閉方向の力を付与して
弁閉保持動作を行わせるに際し、前記弁開状態保持時
に、ガス抜き用弁を弁開状態で保持する初期の弁開保持
力を、射出溶融物の射出途中での真空吸引時にガス抜き
用弁に作用する弁閉方向への力よりも大とするととも
に、真空吸引開始時から所定時間経過後でかつ射出溶融
物が弁底部に到達する前にガス抜き用弁に弁開方向への
力を与えて真空吸引状態を維持する際の弁開保持力を、
前記初期の弁開保持力よりも小さくするという方法を採
用したので、溶融物が弁に到達して弁閉動作が開始され
るときには、弁開保持力が小さくなっていて弱い衝突力
でも弁を閉じさせることができ、弁の閉鎖が確実迅速に
行われるので、弁室内へ溶融物が侵入したり弁室から噴
出したりすることがほとんどなく装置の耐用性と安全性
が大幅に向上する。また、弁がかなり小さい力ででも素
早く確実容易に閉じるということは、きわめて大きな効
果となり、実用上重要なことである。
用ガス抜き方法として、金型キャビティ内への溶融物の
射出時に、キャビティに連通したガス排出路の端部に設
けたガス抜き用の弁を開状態に保持した後、キャビティ
内のガスを前記ガス抜き用の弁を通して真空吸引装置に
より排出した後、射出溶融物の弁底部への衝突力あるい
は弁閉方向への作用力により弁閉動作を行わせ、弁が一
旦弁閉方向に移動したならば、弁閉方向の力を付与して
弁閉保持動作を行わせるに際し、前記弁開状態保持時
に、ガス抜き用弁を弁開状態で保持する初期の弁開保持
力を、射出溶融物の射出途中での真空吸引時にガス抜き
用弁に作用する弁閉方向への力よりも大とするととも
に、真空吸引開始時から所定時間経過後でかつ射出溶融
物が弁底部に到達する前にガス抜き用弁に弁開方向への
力を与えて真空吸引状態を維持する際の弁開保持力を、
前記初期の弁開保持力よりも小さくするという方法を採
用したので、溶融物が弁に到達して弁閉動作が開始され
るときには、弁開保持力が小さくなっていて弱い衝突力
でも弁を閉じさせることができ、弁の閉鎖が確実迅速に
行われるので、弁室内へ溶融物が侵入したり弁室から噴
出したりすることがほとんどなく装置の耐用性と安全性
が大幅に向上する。また、弁がかなり小さい力ででも素
早く確実容易に閉じるということは、きわめて大きな効
果となり、実用上重要なことである。
第1図ないし第7図は本発明に係る金型用ガス抜き方法
を説明するための図であり、第1図は金型用ガス抜き装
置の縦断面図、第2図は同じく要部の縦断面図と空気圧
回路図、第3図は金型用ガス抜き装置とこれを実施した
金型との一部破断正面図、第4図は金型用ガス抜き装置
を金型から離間させたところを第1図に対応して示す縦
断面図、第5図は金型用ガス抜き装置要部の縦断面図、
第6図は切替弁用制御装置と金型および金型用ガス抜き
装置の概要構成図、第7図は弁に作用する力の変化ない
しは制御状態を示す時間−力線図である。 1……固定金型、2……可動金型、 4……キャビティ、11……スプール孔、 16……ガス抜き装置、17……スプール、 17d……内孔、17e……弁座、 17f……排出孔、22……ピストン、 22a……フランジ部、23……弁棒、 24……弁体、25……ヘッド側室 26a,26b,34,38……ポート、 27,35,39,41……切替弁、 29,37,40……配管、 30……エア源、31……ロッド側主室部、 32……ロッド側副室部、 70……真空吸引装置。
を説明するための図であり、第1図は金型用ガス抜き装
置の縦断面図、第2図は同じく要部の縦断面図と空気圧
回路図、第3図は金型用ガス抜き装置とこれを実施した
金型との一部破断正面図、第4図は金型用ガス抜き装置
を金型から離間させたところを第1図に対応して示す縦
断面図、第5図は金型用ガス抜き装置要部の縦断面図、
第6図は切替弁用制御装置と金型および金型用ガス抜き
装置の概要構成図、第7図は弁に作用する力の変化ない
しは制御状態を示す時間−力線図である。 1……固定金型、2……可動金型、 4……キャビティ、11……スプール孔、 16……ガス抜き装置、17……スプール、 17d……内孔、17e……弁座、 17f……排出孔、22……ピストン、 22a……フランジ部、23……弁棒、 24……弁体、25……ヘッド側室 26a,26b,34,38……ポート、 27,35,39,41……切替弁、 29,37,40……配管、 30……エア源、31……ロッド側主室部、 32……ロッド側副室部、 70……真空吸引装置。
Claims (1)
- 【請求項1】射出溶融物の射出時に、金型のキャビティ
内に連通したガス排出路の端部に臨ませて設けたガス抜
き用の弁を弁開状態で保持し、かつ前記キャビティ内の
ガスを、前記ガス抜き用の弁を通して真空吸引装置によ
り真空吸引した後に、前記射出溶融物の弁底部への衝突
力ないしは弁閉方向への作用力により弁閉動作させる金
型用ガス抜き方法において、 前記弁開状態保持時に、前記ガス抜き用の弁を弁開状態
で保持する初期の弁開保持力を、前記射出溶融物の射出
途中での真空吸引時に前記ガス抜き用の弁に作用する弁
閉方向への力よりも大とするとともに、前記真空吸引開
始時から所定時間経過後でかつ前記射出溶融物が前記弁
底部に到達する前に前記ガス抜き用の弁に弁開方向への
力を与えて真空吸引状態を維持する際の弁開保持力を、
前記初期の弁開保持力よりも小さくしたことを特徴とす
る金型用ガス抜き方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62240870A JPH0761535B2 (ja) | 1987-09-28 | 1987-09-28 | 金型用ガス抜き方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62240870A JPH0761535B2 (ja) | 1987-09-28 | 1987-09-28 | 金型用ガス抜き方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6483362A JPS6483362A (en) | 1989-03-29 |
| JPH0761535B2 true JPH0761535B2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=17065923
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62240870A Expired - Fee Related JPH0761535B2 (ja) | 1987-09-28 | 1987-09-28 | 金型用ガス抜き方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0761535B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4958526B2 (ja) * | 2006-11-30 | 2012-06-20 | 三洋電機株式会社 | 回路装置および回路モジュール |
| WO2026078844A1 (ja) * | 2024-10-10 | 2026-04-16 | 株式会社ダイエンジニアリング | 真空ダイカスト装置 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6049852A (ja) * | 1983-08-30 | 1985-03-19 | Ube Ind Ltd | 金型用ガス抜き装置の制御方法 |
| JPS6141663A (ja) * | 1984-08-03 | 1986-02-28 | Nippon Air Brake Co Ltd | 油圧モ−タのブレ−キ装置 |
| JPH022527Y2 (ja) * | 1984-12-26 | 1990-01-22 | ||
| JPS6238750A (ja) * | 1985-07-09 | 1987-02-19 | Tsushima Daikiyasuto:Kk | 真空ダイカスト装置 |
| JPS6353351U (ja) * | 1986-09-26 | 1988-04-09 |
-
1987
- 1987-09-28 JP JP62240870A patent/JPH0761535B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6483362A (en) | 1989-03-29 |
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