JPH0762074B2 - ポリカ−ボネ−ト粒状体の製造方法 - Google Patents
ポリカ−ボネ−ト粒状体の製造方法Info
- Publication number
- JPH0762074B2 JPH0762074B2 JP62119983A JP11998387A JPH0762074B2 JP H0762074 B2 JPH0762074 B2 JP H0762074B2 JP 62119983 A JP62119983 A JP 62119983A JP 11998387 A JP11998387 A JP 11998387A JP H0762074 B2 JPH0762074 B2 JP H0762074B2
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- Japan
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- polycarbonate
- granules
- organic solvent
- hot water
- solution
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- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はポリカーボネートの有機溶媒溶液からポリカー
ボネート粒状体を製造する方法に関し、更に詳しくは、
融点を示さないポリカーボネート粒状体を製造する方法
に関する。
ボネート粒状体を製造する方法に関し、更に詳しくは、
融点を示さないポリカーボネート粒状体を製造する方法
に関する。
<従来技術> ポリカーボネートの有機溶媒溶液からポリカーボネート
粒状体を製造する方法はすでに数多く提案されている。
すなわち、熱水域は水蒸気と接触させてフレーク化また
は粒状化する方法、濃縮,冷却あるいはポリカーボネー
ト粉末の添加によってゲル化せしめてこれ粉砕する方
法、非溶媒あるいは貧溶媒を添加してゲル化せしめてこ
れを粉砕または細粒化する方法などが知られている。
粒状体を製造する方法はすでに数多く提案されている。
すなわち、熱水域は水蒸気と接触させてフレーク化また
は粒状化する方法、濃縮,冷却あるいはポリカーボネー
ト粉末の添加によってゲル化せしめてこれ粉砕する方
法、非溶媒あるいは貧溶媒を添加してゲル化せしめてこ
れを粉砕または細粒化する方法などが知られている。
一般にビスフェノールAから誘導されたポリカーボネー
トAは、ポリエチレンテレフタレートやナイロン6・6
と違って、結晶化しにくいポリマーとみられている。し
かしながら、有機溶媒を含有するとき、特に剪断力が作
用する条件下においては、結晶化の傾向を示すために、
前記の方法によって得られるポリカーボネート粒状体の
多くはDSC測定において明瞭な融点を示す。
トAは、ポリエチレンテレフタレートやナイロン6・6
と違って、結晶化しにくいポリマーとみられている。し
かしながら、有機溶媒を含有するとき、特に剪断力が作
用する条件下においては、結晶化の傾向を示すために、
前記の方法によって得られるポリカーボネート粒状体の
多くはDSC測定において明瞭な融点を示す。
従来技術において、特公昭40−3533号公報には、40〜10
0℃、殊に90〜100℃の乱流水中にポリカーボネートの溶
液を注加して得られるフレークは殆ど結晶化していない
ことが開示されているが、この技術によって得られるフ
レークは、内部に多くの空間を有する状態のものである
ために、嵩密度は0.1g/cm3以下であり、取扱い上極めて
不便である。フレークの生成を避け、或は嵩密度を上げ
る手段として特公昭46−37424号公報は撹拌下にある50
〜75℃の温水の水面上または水面下に、ポリカーボネー
ト溶液を細孔を通して噴射する方法を開示しているが、
得られる固体状ポリカーボネートは小風船状(特開昭59
−115818号公報参照)になったり、紐状になったりし
て、成形に適する満足すべき粒状体を得ることが困難で
ある。更に、この改良方法として特開昭59−133228号公
報および特開昭61−27208号公報は造粒槽中の水スラリ
ーの一部を湿式粉砕機を通して循環する方法を提案して
いるが、この装置は複雑になり、また造粒槽と粉砕機の
間で配管詰りを生じたり、或は粉砕工程で結晶化したり
して必ずしも満足できるものではない。
0℃、殊に90〜100℃の乱流水中にポリカーボネートの溶
液を注加して得られるフレークは殆ど結晶化していない
ことが開示されているが、この技術によって得られるフ
レークは、内部に多くの空間を有する状態のものである
ために、嵩密度は0.1g/cm3以下であり、取扱い上極めて
不便である。フレークの生成を避け、或は嵩密度を上げ
る手段として特公昭46−37424号公報は撹拌下にある50
〜75℃の温水の水面上または水面下に、ポリカーボネー
ト溶液を細孔を通して噴射する方法を開示しているが、
得られる固体状ポリカーボネートは小風船状(特開昭59
−115818号公報参照)になったり、紐状になったりし
て、成形に適する満足すべき粒状体を得ることが困難で
ある。更に、この改良方法として特開昭59−133228号公
報および特開昭61−27208号公報は造粒槽中の水スラリ
ーの一部を湿式粉砕機を通して循環する方法を提案して
いるが、この装置は複雑になり、また造粒槽と粉砕機の
間で配管詰りを生じたり、或は粉砕工程で結晶化したり
して必ずしも満足できるものではない。
<発明の目的> 本発明の目的は、簡単な装置を用いてポリカーボネート
の有機溶媒溶液からDSC測定において融点を示さない非
結晶状態のポリカーボネート粒状体を得る方法を提供す
ることにある。
の有機溶媒溶液からDSC測定において融点を示さない非
結晶状態のポリカーボネート粒状体を得る方法を提供す
ることにある。
<発明の構成> 本発明は、少量の有機溶媒を含有するポリカーボネート
粒状体と温水の混合物に撹拌状態で、ポリカーボネート
の有機溶媒溶液を連続的に供給して該溶媒を蒸発せしめ
ながら生成するポリカーボネート粒状体を連続的に系外
に排出する方法において、該温水の温度を60℃を超え、
かつ80℃以下の範囲内に保持し、また系内のポリカーボ
ネート粒状体の量を該ポリカーボネート粒状体と温水の
合計重量に基づいて25〜40重量%の範囲内に維持するこ
とを特徴とするポリカーボネート粒状体の製造方法であ
る。
粒状体と温水の混合物に撹拌状態で、ポリカーボネート
の有機溶媒溶液を連続的に供給して該溶媒を蒸発せしめ
ながら生成するポリカーボネート粒状体を連続的に系外
に排出する方法において、該温水の温度を60℃を超え、
かつ80℃以下の範囲内に保持し、また系内のポリカーボ
ネート粒状体の量を該ポリカーボネート粒状体と温水の
合計重量に基づいて25〜40重量%の範囲内に維持するこ
とを特徴とするポリカーボネート粒状体の製造方法であ
る。
本発明において使用するポリカーボネートはビスフェノ
ールAから誘導されるポリカーボネートAであるが、少
割合の他の二価フェノール、例えば、ハイドロキノン,
ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン,1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)エタン,2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)ブタン,2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)ヘキサン,1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
シクロヘキサン,α,α−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)トルエン,α,α−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)エチルベンゼン,ビス(4−ヒドロキシフェニル)
エーテル,ビス(4−ヒドロキシフェニル)ケトン,ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド,ビス(4−
ヒドロキシフェニル)スルホン,これらの核低級アルキ
ル置換体等との共重合体で約26重量%以上の塩化メチレ
ン溶液が常温でゲル化するものも使用される。また、有
機溶媒としては塩化メチレン,二塩化エチレン,クロロ
ホルム等の沸点が約60℃以上の低級塩素化炭化水素が好
ましく使用できる。
ールAから誘導されるポリカーボネートAであるが、少
割合の他の二価フェノール、例えば、ハイドロキノン,
ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン,1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)エタン,2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)ブタン,2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)ヘキサン,1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
シクロヘキサン,α,α−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)トルエン,α,α−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)エチルベンゼン,ビス(4−ヒドロキシフェニル)
エーテル,ビス(4−ヒドロキシフェニル)ケトン,ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド,ビス(4−
ヒドロキシフェニル)スルホン,これらの核低級アルキ
ル置換体等との共重合体で約26重量%以上の塩化メチレ
ン溶液が常温でゲル化するものも使用される。また、有
機溶媒としては塩化メチレン,二塩化エチレン,クロロ
ホルム等の沸点が約60℃以上の低級塩素化炭化水素が好
ましく使用できる。
ポリカーボネートの有機溶媒溶液はポリカーボネートを
有機溶媒に溶解して調製してもよいが、有機溶媒の存在
下に二価フェノールとホスゲンとを反応させて得られる
ポリカーボネートの有機溶媒溶液が好ましく使用され
る。該溶液中のポリカーボネートの濃度は通常約10〜約
20重量%である。
有機溶媒に溶解して調製してもよいが、有機溶媒の存在
下に二価フェノールとホスゲンとを反応させて得られる
ポリカーボネートの有機溶媒溶液が好ましく使用され
る。該溶液中のポリカーボネートの濃度は通常約10〜約
20重量%である。
本発明の実施において使用される造粒槽は、内容物が充
分に撹拌混合できるものであればよく、例えばニーダー
が好ましく使用できる。
分に撹拌混合できるものであればよく、例えばニーダー
が好ましく使用できる。
本発明においては撹拌状態にあるポリカーボネートの有
機溶媒溶液を連続的に供給して、溶媒を蒸発せしめなが
ら、生成するポリカーボネート粒状体を連続的に排出す
る。造粒槽内内の温水は60℃を超え、かつ80℃以下の温
度範囲内に維持されることが要件である。60℃以下の場
合には、溶媒の蒸発速度が遅くなり、供給されたポリカ
ーボネートの有機溶媒溶液中のポリカーボネート濃度が
徐々に上昇し、それがポリカーボネートの結晶化に適し
た濃度といわれる26〜60重量%の範囲内にある時間が長
くなって、結晶化が起きるので適当でない。また80℃を
超えるときは、供給されたポリカーボネートの有機溶媒
溶液が内部にボイドを含んで固化し、フレーク(粒状
物)が小風船状になったり、天ぷら様になるので適当で
ない。温度の維持は熱水あるいは水蒸気の供給,ジャケ
ット加熱などの方法によるが、特に水蒸気の供給による
場合は内容物の局部加熱にならないように配慮すること
が必要である。
機溶媒溶液を連続的に供給して、溶媒を蒸発せしめなが
ら、生成するポリカーボネート粒状体を連続的に排出す
る。造粒槽内内の温水は60℃を超え、かつ80℃以下の温
度範囲内に維持されることが要件である。60℃以下の場
合には、溶媒の蒸発速度が遅くなり、供給されたポリカ
ーボネートの有機溶媒溶液中のポリカーボネート濃度が
徐々に上昇し、それがポリカーボネートの結晶化に適し
た濃度といわれる26〜60重量%の範囲内にある時間が長
くなって、結晶化が起きるので適当でない。また80℃を
超えるときは、供給されたポリカーボネートの有機溶媒
溶液が内部にボイドを含んで固化し、フレーク(粒状
物)が小風船状になったり、天ぷら様になるので適当で
ない。温度の維持は熱水あるいは水蒸気の供給,ジャケ
ット加熱などの方法によるが、特に水蒸気の供給による
場合は内容物の局部加熱にならないように配慮すること
が必要である。
また、造粒槽にポリカーボネートの有機溶媒溶液を供給
する供給口は、連続的に吐出される溶液が供給口の全面
から吐出されることが望ましいが、例えば直径1mm以下
のように小さくすることは必ずしも要しない。そして供
給口の位置は造粒槽内の上部空間で、吐出された溶液が
可及的速かにポリカーボネート粒状体と温水の混合物中
に分散される位置であることが望ましい。
する供給口は、連続的に吐出される溶液が供給口の全面
から吐出されることが望ましいが、例えば直径1mm以下
のように小さくすることは必ずしも要しない。そして供
給口の位置は造粒槽内の上部空間で、吐出された溶液が
可及的速かにポリカーボネート粒状体と温水の混合物中
に分散される位置であることが望ましい。
さらに、造粒槽内のポリカーボネート粒状体の量は、該
ポリカーボネート粒状体と温水の合計重量に基づいて25
〜40重量%の範囲内に維持することが必要である。供給
されたポリカーボネートの有機溶媒溶液は、温水および
粒状体によって加温されて溶媒を蒸発させながら急速に
粘度を増しそして固体に変化してゆくが、その過程にお
いて粒状体に粘着し、それが粒状体同志の軽い摩擦によ
って引きちぎられて細分化される。従って、ポリカーボ
ネート粒状体の量が25重量%未満では、粒状体同志の摩
擦がその間に介在する水の層によって妨げられるので、
粒状体表面に粘着したポリカーボネートが引きちぎられ
ずにそのまま固化して多孔質の塊を生ずるようになり、
他方、粒状体に付着しなかったポリカーボネート溶液か
らは小風船状のフレークを生ずる。
ポリカーボネート粒状体と温水の合計重量に基づいて25
〜40重量%の範囲内に維持することが必要である。供給
されたポリカーボネートの有機溶媒溶液は、温水および
粒状体によって加温されて溶媒を蒸発させながら急速に
粘度を増しそして固体に変化してゆくが、その過程にお
いて粒状体に粘着し、それが粒状体同志の軽い摩擦によ
って引きちぎられて細分化される。従って、ポリカーボ
ネート粒状体の量が25重量%未満では、粒状体同志の摩
擦がその間に介在する水の層によって妨げられるので、
粒状体表面に粘着したポリカーボネートが引きちぎられ
ずにそのまま固化して多孔質の塊を生ずるようになり、
他方、粒状体に付着しなかったポリカーボネート溶液か
らは小風船状のフレークを生ずる。
また40重量%を超えるときは、ポリカーボネート粒状体
と温水の撹拌混合が不均一になるために温度むらを生じ
たり、粒状体同士の摩擦が過度になったりして生成する
粒状体の分布を大幅に拡げる結果なる。かくて、より好
ましいポリカーボネート粒状体の量の範囲は30重量%を
超え、かつ40重量%以下である。
と温水の撹拌混合が不均一になるために温度むらを生じ
たり、粒状体同士の摩擦が過度になったりして生成する
粒状体の分布を大幅に拡げる結果なる。かくて、より好
ましいポリカーボネート粒状体の量の範囲は30重量%を
超え、かつ40重量%以下である。
生成したポリカーボネート粒状体および余分の温水は、
スラリー状になって槽内混合物の水面下から連続的に排
出される。排出されたスラリーは、要すれば更に蒸気吸
込みにより温度を高めて、ポリカーボネート粒状体に含
まれる有機溶媒を除去した後、濾過、遠心分離等によっ
てポリカーボネート粒状体を回収し、乾燥する。
スラリー状になって槽内混合物の水面下から連続的に排
出される。排出されたスラリーは、要すれば更に蒸気吸
込みにより温度を高めて、ポリカーボネート粒状体に含
まれる有機溶媒を除去した後、濾過、遠心分離等によっ
てポリカーボネート粒状体を回収し、乾燥する。
本発明方法によって得られるポリカーボネート粒状体
を、光学的用途に使用する場合には、該粒状体を有機溶
媒に溶解し、自動微粒子計測器によって混入している異
物微粒子の量を計測する。異物微粒子は少ない程好まし
い。本発明においては、該異物微粒子は、主として造粒
槽を構成する材料の成分であり、その混入率は造粒槽の
撹拌動力に大きく依存している。従って、造粒槽中のポ
リカーボネート粒状体の比率を例えば30重量%を越え、
35重量%以下の範囲に保ち且つ生成したスラリーは、速
やかに排出せしめることが望ましい。
を、光学的用途に使用する場合には、該粒状体を有機溶
媒に溶解し、自動微粒子計測器によって混入している異
物微粒子の量を計測する。異物微粒子は少ない程好まし
い。本発明においては、該異物微粒子は、主として造粒
槽を構成する材料の成分であり、その混入率は造粒槽の
撹拌動力に大きく依存している。従って、造粒槽中のポ
リカーボネート粒状体の比率を例えば30重量%を越え、
35重量%以下の範囲に保ち且つ生成したスラリーは、速
やかに排出せしめることが望ましい。
また、該異物微粒子の発生を抑制するためには、造粒槽
の材質としてオーステナイト系ステンレス鋼、Fe−Cr−
Ni合金、Ni−Cr−Fe合金、Ni−Mo−Fe−Cr合金等のNi含
有率11重量%以上の合金を使用することが好ましい。
の材質としてオーステナイト系ステンレス鋼、Fe−Cr−
Ni合金、Ni−Cr−Fe合金、Ni−Mo−Fe−Cr合金等のNi含
有率11重量%以上の合金を使用することが好ましい。
<発明の効果> 本発明によって得られるポリカーボネート粒状体は多孔
質であるため公知の方法による脱水,脱溶媒が容易であ
る。かくして得られる乾燥粒状体は嵩密度約0.3〜約0.
6,粒径約0.1〜約10mmであるが、最も大きな特徴は、融
点が低い又は融点を示さないこと、即ち、結晶下してい
ない又は結晶化度が低いことである。従来公知のゲル化
法によるポリカーボネートAの粒状体は約235℃〜250℃
の融点を有するために、溶融成形の際には、少くとも樹
脂温度を約240℃以上にすることが必要であった。しか
るに、本発明のポリカーボネートは低温で溶融可能なた
めスチレン系樹脂,アクリル系樹脂等との溶融ブレンド
においては、これらの樹脂の解重合等の不都合を避ける
ことができる。
質であるため公知の方法による脱水,脱溶媒が容易であ
る。かくして得られる乾燥粒状体は嵩密度約0.3〜約0.
6,粒径約0.1〜約10mmであるが、最も大きな特徴は、融
点が低い又は融点を示さないこと、即ち、結晶下してい
ない又は結晶化度が低いことである。従来公知のゲル化
法によるポリカーボネートAの粒状体は約235℃〜250℃
の融点を有するために、溶融成形の際には、少くとも樹
脂温度を約240℃以上にすることが必要であった。しか
るに、本発明のポリカーボネートは低温で溶融可能なた
めスチレン系樹脂,アクリル系樹脂等との溶融ブレンド
においては、これらの樹脂の解重合等の不都合を避ける
ことができる。
また、従来の融点の示すポリカーボネートは回転成形等
の粉末成形においては混練機能がないために更に高温に
することが必要であった。しかしながら、本発明による
ポリカーボネート粒状体は結晶化していないために、成
形時の樹脂温度を少くとも約10℃低下せしめることが可
能である。このように溶融ブレンド時の解重合が大幅に
低減でき、また溶融成形における電力,燃料等を節減で
きるなど、工業的に優れた効果をもたらすことができ
る。
の粉末成形においては混練機能がないために更に高温に
することが必要であった。しかしながら、本発明による
ポリカーボネート粒状体は結晶化していないために、成
形時の樹脂温度を少くとも約10℃低下せしめることが可
能である。このように溶融ブレンド時の解重合が大幅に
低減でき、また溶融成形における電力,燃料等を節減で
きるなど、工業的に優れた効果をもたらすことができ
る。
<実施例> 以下に実施例を挙げて、本発明を詳述する。
実施例1 溶液供給口,水蒸気導入口,温水導入口,蒸気排出口お
よび溢流口を備えた内容量500のニーダーに嵩密度約
0.5g/ccの非結晶性ポリカーボネート粉粒体100Kgと温水
200Kgを入れて撹拌した。水温が約65℃になったところ
で、撹拌を継続しながら、ポリカーボネート濃度15重量
%の塩化メチレン溶液を10Kg/分の速度で連続的に供給
を開始し、同時に圧力2.7Kg/cm2の水蒸気を1.26Kg/分の
速度で、また、65℃の温水を2.37Kg/分の速度で導入を
開始した。水温は約65℃に維持され、ポリカーボネート
濃度約33重量%の水スラリーが連続的に溢流口から排出
された。また、蒸発した塩化メチレンは排出口からコン
デンサーに導かれ同伴した水分と分離した。排出された
水スラリーから遠心分離によってポリカーボネート粉粒
体を分離し、乾燥した。嵩密度は0.51g/ccでDSC測定で
は融点を示さなかった。
よび溢流口を備えた内容量500のニーダーに嵩密度約
0.5g/ccの非結晶性ポリカーボネート粉粒体100Kgと温水
200Kgを入れて撹拌した。水温が約65℃になったところ
で、撹拌を継続しながら、ポリカーボネート濃度15重量
%の塩化メチレン溶液を10Kg/分の速度で連続的に供給
を開始し、同時に圧力2.7Kg/cm2の水蒸気を1.26Kg/分の
速度で、また、65℃の温水を2.37Kg/分の速度で導入を
開始した。水温は約65℃に維持され、ポリカーボネート
濃度約33重量%の水スラリーが連続的に溢流口から排出
された。また、蒸発した塩化メチレンは排出口からコン
デンサーに導かれ同伴した水分と分離した。排出された
水スラリーから遠心分離によってポリカーボネート粉粒
体を分離し、乾燥した。嵩密度は0.51g/ccでDSC測定で
は融点を示さなかった。
実施例2 水温を約75℃,水蒸気の速度を1.31Kg/分,温水の速度
を2.91Kg/分にしたほかは、実施例1と同様に操作し
た。得られたポリカーボネート粉粒体の嵩密度は0.41g/
ccでDSC測定では融点を示さなかった。
を2.91Kg/分にしたほかは、実施例1と同様に操作し
た。得られたポリカーボネート粉粒体の嵩密度は0.41g/
ccでDSC測定では融点を示さなかった。
比較例1 水温を約55℃,水蒸気の速度を1.22Kg/分,温水の速度
を2.10Kg/分にしたほかは実施例1と同様に操作した。
得られたポリカーボネート粉粒体の嵩密度は0.63g/ccで
DSC測定では234℃の融点を示した。
を2.10Kg/分にしたほかは実施例1と同様に操作した。
得られたポリカーボネート粉粒体の嵩密度は0.63g/ccで
DSC測定では234℃の融点を示した。
Claims (1)
- 【請求項1】少量の有機溶媒を含有するポリカーボネー
ト粒状体と温水の混合物に、撹拌状態で、ポリカーボネ
ートの有機溶媒溶液を連続的に供給して該溶媒を蒸発せ
しめながら生成するポリカーボネート粒状体を連続的に
系外に排出する方法において、該温水の温度を60℃を超
え、かつ80℃以下の範囲内に保持し、また系内のポリカ
ーボネート粒状体の量を該ポリカーボネート粒状体と温
水の合計重量に基づいて25〜40重量%の範囲内に維持す
ることを特徴とするポリカーボネート粒状体の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62119983A JPH0762074B2 (ja) | 1987-05-19 | 1987-05-19 | ポリカ−ボネ−ト粒状体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62119983A JPH0762074B2 (ja) | 1987-05-19 | 1987-05-19 | ポリカ−ボネ−ト粒状体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63286436A JPS63286436A (ja) | 1988-11-24 |
| JPH0762074B2 true JPH0762074B2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=14775003
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62119983A Expired - Lifetime JPH0762074B2 (ja) | 1987-05-19 | 1987-05-19 | ポリカ−ボネ−ト粒状体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0762074B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59133228A (ja) * | 1983-01-20 | 1984-07-31 | Mitsubishi Chem Ind Ltd | ポリカ−ボネ−ト樹脂粒状体の製造法 |
| JPS60116412A (ja) * | 1983-11-29 | 1985-06-22 | Mitsubishi Chem Ind Ltd | ポリカ−ボネ−ト樹脂粒状体の製造法 |
-
1987
- 1987-05-19 JP JP62119983A patent/JPH0762074B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63286436A (ja) | 1988-11-24 |
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