JPH0764857B2 - オルガノシリルアルキル芳香族化合物及びその製法 - Google Patents

オルガノシリルアルキル芳香族化合物及びその製法

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JPH0764857B2
JPH0764857B2 JP2279517A JP27951790A JPH0764857B2 JP H0764857 B2 JPH0764857 B2 JP H0764857B2 JP 2279517 A JP2279517 A JP 2279517A JP 27951790 A JP27951790 A JP 27951790A JP H0764857 B2 JPH0764857 B2 JP H0764857B2
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コンゾルテイウム・フユール・エレクトロケミツシエ・インヅストリー・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は直接又はアルキル鎖を介して間接的に結合され
た置換ベンゾール核を有するオルガノシリコン化合物に
関する。
従来の技術 E.A.Chernyshev及びN.G.Tolstika(Chemical Abstract
s、Vol.55、21 039g、1961)は、相応するブロムフェニ
ル化合物から、これをマグネシウム及びCO2と反応させ
ることにより、4−[トリアルキルシリル−(C1〜C
2−)アルキル]安息香酸を製造する方法を記載してい
る。4−[トリメチルシリル−(C1〜C4−)アルキル]
クロルベンゾールはR.W.Bottその他により公知である
(Journal of the Chemical Society、1964、第1548〜1
553頁)。これらの文献には上記化合物を液晶用出発物
質として使用する可能性についてはまったく記載されて
いない。欧州特許出願公開第304 720号明細書(1989年
3月1日公開、F.H.Kreuzerその他、Consortiumfr el
ektrochemische Industrie GmbH)には1,4−ジハロゲン
ベンゾールから4−ジメチルシリル安息香酸を製造する
方法が開示されている。この文献には液晶表示を得るた
めに二官能性のシランを使用することが概括的に記載さ
れている。しかしそこに提案されている化合物は、ベン
ゾール核に直接存在するジメチルシリル基の大きな立体
障害により、液晶用出発物質としては適していない。
発明が解決しようとする課題 本発明の課題は、特に液晶を製造するための新規出発物
質を提案することにある。本発明のもう1つの課題は液
晶用出発物質として新規のシリル化ベンゾール誘導体を
製造することにあり、この場合そのシリル基はこれから
製造された液晶中でその立体障害により同じ配向を阻害
することはない。
課題を解決するための手段 新規化合物 先に記載した課題は本発明によれば式: [式中、 Xは式−COOH、−CN、−CHO、−NH2もしくは−OHの基を
表わすか、又はトリアルキルシリル基、アルコキシメチ
レン基、p−トルオールスルホニル基もしくはベンジル
基を表わし、 Zは基Xに対し2−、3−、5−又は6−位に存在する
同一又は異なる置換基を表わし、 pは0〜4の値を表わし、 R″は式: −(O)q−R′r−(O)s− (式中、q及びsはそれぞれ互いに独立に0又は1の値
を表わし、 rは1〜3の値を表わし、 R′は炭素原子数20までの2価の置換されたか又は置
換されていないアルキレン基、シクロアルキレン基又は
シクロアルケニレン基を表わし、この場合q、r、s及
びR′は、基Yを少なくとも3個の原子の鎖を介して
ベンゼン核に結合させる2価の基が基R″として生じる
ように選択されている)で示される置換されたか又は置
換されていない基を表わし、 Yは式(III): R−[SiR2O]t−SiR2−(T)v− (III) で示される線状シロキサニル基又は式(IV): [SiR2O]uSiRO−(T)v− (IV) で示されるシクロシロキサニル基を表わし、この場合、
上記式(III)及び(IV)中で互いに独立に Rは炭素原子数1〜18の同一又は異なる炭化水素基を表
わすか、又は炭素原子数1〜18のフルオルアルキル基を
表わし、 tは少なくとも1の値の整数を表わし、 uは少なくとも2、有利に最高8の値の整数を表わし、 vは少なくとも0の値、有利に最高5、殊に最高1の値
の整数を表わし、 Tは式: −R′−SiR2− (式中、R及びR′は、式(III)、(IV)もしくは
(I)で記載された前記の意味を有する)で示される基
を表わす] で示される化合物によって解決される。
基R′での置換基としてはハロゲン原子が有利であ
る。しかしR″及びR′は置換されていないことが好
ましい。
有利には式(I)で示される本発明による化合物は、式
(II): [式中nは少なくとも2の整数を表し、mは0又は1の
整数を表し、その際n+mは少なくとも3であり、X、
Y、Z及びpは式(1)で記載したものを表す]で示さ
れる化合物である。
nは最高20の値を有することが好ましい。上記式(I)
及び(II)中のpは0であるのが有利である。
有利にはt及びuはそれぞれ互いに無関係に最高20、特
に最高10、優れては最高5の値を有する。
特にtは1又は2の値を有し、またuは2、3又は4の
値を有する。
上記の各化合物は次の方法により特に有利に製造するこ
とができる。
方法(1): 式(II)の化合物は、 A)式(V): [式中AはQと同じものを表すか、又は保護基によって
保護されたヒドロキシ基又はカルボキシル基を表し、 Qはハロゲン原子、有利には塩素原子又は臭素原子を表
し、n、m、p及びzは式(I)に関して記載したもの
を表す]で示される化合物を、式Y−Hの化合物と、白
金金属及び/又はその化合物の存在で反応させて、式
(VI): の化合物とし、 B1)式(II)の所望の生成物中Xが式−COOHの基である
場合には、式(VI)[式中AはQにつき記載した基を表
す]の化合物をマグネシウムとまた引続きCO2と反応さ
せるか、又は 式(VI)[式中Aは保護基で保護されたカルボキシル基
を表す]の化合物を保護基の脱離下に反応させ、 B2)式(II)の所望の生成物中Xが式−CNの基である場
合には、式(VI)[式中AはQにつき記載した基を表
す]の化合物をシアン化物、有利にはシアン化銅と反応
させ、 B3)式(II)の所望の生成物中Xが式−OHの基でありま
た式(VI)中の基Aが保護基によって保護されたヒドロ
キシ基である場合には、保護基を除去し、 B4)式(II)の所望の生成物中Xが式−CHOの基である
場合には、式(VI)[式中AはQにつき記載した基を表
す]の化合物をマグネシウムとまた次いでN,N−ジメチ
ルホルムアミドと反応させ、引続き酸性加水分解する。
ことにより有利に製造される。
上記式Y−H中のHによって示された水素原子は有利に
は珪素原子に直接結合されている水素原子である。
カルボキシル基に対する保護基としてはトリアルキルシ
リル基が有利であり、特にトリメチルシリル基が挙げら
れる。
白金金属及び/又はその化合物としては有利には白金及
び/又はその化合物を使用する。この場合Si−原子に直
接結合された水素原子を脂肪族不飽和化合物に付加する
ために従来使用されてきたすべての触媒を使用すること
ができる。この触媒の例は二酸化珪素、酸化アルミニウ
ム又は活性炭のような担体上に存在していてもよい金属
白金又は微粉砕白金、ハロゲン化白金のような白金の化
合物又は錯体、例えばPtCl4、H2PtCl6・6H2O、Na2PtCl4
・4H2O、白金−オレフィン−錯体、白金−アルコール−
錯体、白金−アルコレート−錯体、白金−エーテル−錯
体、白金−アルデヒド−錯体、白金−ケトン−錯体、並
びにH2PtCl6・6H2O及びシクロヘキサノンからなる反応
生成物、白金−ビニルシロキサン錯体、特に検出可能の
無機結合ハロゲンを含むか又は含まない白金−ジビニル
テトラメチルジシロキサン錯体、ビス−(γ−ピコリ
ン)−二塩化白金、トリメチレンジピリジン二塩化白
金、ジシクロペンタジエン二塩化白金、ジ−メチルスル
ホキシドエチレン白金−(II)−ジクロリド並びに四塩
化白金とオレフィン及び第1アミン又は第2アミン又
は、第1及び第2アミンとの反応生成物例えば1−オク
テンに溶解した四塩化白金とsec−ブチルアミンとの反
応生成物、又は欧州特許第110 370号明細書に記載され
ているアンモニウム−白金錯体である。
白金触媒はそれぞれ元素状白金として計算してまた出発
物質の全重量に対して0.5〜500重量ppm(100万重量部当
たりの重量部)、特に2〜400重量ppmの量で使用するの
が有利である。
式(VI)の化合物を工程B1)によりマグネシウムと反応
させてグリニヤール化合物にする方法及び次のグリニヤ
ール化合物とCO2との反応は自体公知の方法で行う。
工程B2)による反応はCuCNの存在で温度80℃〜250℃で
特に不活性溶剤中で行うのが有利である。
式(I)中に含まれるか又は工程B3)で脱離すべき保護
基はそれ自体公知である。これらは特に次の基である:
トリアルキルシリル基例えばトリメチルシリル−、tert
−ブチルジメチルシリル−及びトリエチルシリル基;ア
ルコキシメチレン基例えばメチルメチレン−及びエチル
メチレン基;p−トルオールスルホニル基;置換又は非置
換のベンジル基。
有利な保護基はトリアルキルシリル−及びアルキルオキ
シメチレン基及びエステル基、特にトリメチルシリル−
及びメトキシメチレン−及びp−トルオールスルホニル
基である。
これらの基は酸性又はアルカリ性で、特に高めた温度で
容易に脱離することができる。
式(I)又は(II)中のXが保護基によって保護された
ヒドロキシ基であるべき場合には、もちろん上記の工程
B3)は割愛される。
方法(2): m=0を表す式(V)の出発化合物、従って式(X): [式中A、Z、n及びpは前記のものを表す]の化合物
は、 (A)式(VII): [式中Qはハロゲン原子、有利には塩素原子又は臭素原
子を表し、AはQにつき記載したものを表すか又は保護
基によって保護されたヒドロキシ基を表し、Z及びpは
前記のものを表す]で示される化合物をマグネシウムと
反応させて、式(VIII): で示されるグリニヤール化合物にし、最後にB)式(VI
II)のグリニヤール化合物を式(IX): H2C=CH−(CH2)n-2−Q (IX) の化合物と反応させて、式(X): の化合物にすることにより製造するのが有利である。
最後に記載した化合物(VIII)と化合物(IX)との反応
は、リチウムテトラクロロ銅酸塩の存在で実施するのが
有利である。類似する反応はS.B.Mirviss(Journal of
Organic Chemistry、第54巻、第1948〜1951頁(198
9))によって記述されているが、本発明方法では上記
引用文献には開示されていない50℃よりも高い温度での
アルキル−アリール−結合も可能であり、また著しく高
められた収量を得るには、 C)式(X)の化合物を式Y−Hの化合物と白金金属及
び/又はその化合物の存在で反応させて、式(XI): [式中A、Y、Z、n及びpは前記のものを表す]の化
合物にすることが必要である。
引続き式(XI)の化合物を次のようにして反応させるこ
ともできる: D1)式(II)の所望の生成物中Xが式−COOHの基である
場合、式(XI)[式中AはQに記載した基を表す]の化
合物をマグネシウムと、また引続きCO2と反応させ、 D2)式(II)の所望の生成物中Xが式−CNの基である場
合には、式(XI)[式中AはQにつき記載した基を表
す]の化合物をシアン化物、有利にはシアン化銅と反応
させ、 D3)式(II)の所望の生成物中Xが式−OHの基を表し、
式(XI)中の基Aが保護基によって保護されたヒドロキ
シ基を表す場合には、保護基を自体公知の方法で除去
し、 D4)式(II)の所望の生成物中Xが式−CHOの基である
場合には、式(XI)[式中AはQにつき記載した基を表
す]の化合物をマグネシウムと、次いでN,N−ジメチル
ホルムアミドと反応させ、引続き酸性加水分解する。
方法(3): 上記の方法は、式(VII)、(VIII)及び(X)中のA
が保護基によって保護されたヒドロキシ基である場合、
これらの保護基を工程B)の後に式(X)の化合物から
脱離することによって変えることもできる。
方法(4): 式(II)の化合物はまた、 A)式(XVI): の化合物を式(XVII): Y−(CH2)x−E (XVII) の化合物[上記式(XVI)及び(XVII)中基E又はGの
一方は式−Mg−Qの基を表し、それぞれ他方はQにつき
記載した基又は、保護基によって保護されたヒドロキシ
基を表し、Xは0〜n−1の整数を表し、Eが−Mg−Q
を表しまた式(XVII)中の基−(CH2)x−Eが珪素原子に
直接結合している場合、Xは少なくとも1であり、A、
Y、Z、n、m及びpは式(II)又は式(V)で記載し
たものを表す]と反応させ、 B)こうして得られた式(VI)の化合物を方法(1)の
第2工程により更に処理することにより製造することも
できる。
反応成分としてマグネシウム有機化合物を用いての先に
記載したすべての反応は、当業者が熟知している通り、
その代わりに他の金属有機化合物例えばリチウム有機化
合物を用いて実施することもできる。
方法(5): Xが式−NR2の基を表し、mが1である式(II)の化合
物は、式(XVIII) の化合物を−保護基によってアミノ官能基を保護した後
−式(XIX): Y−(CH2)n−Σ (XIX) [式中Σは自体公知の良好な放出基、有利にはp−トル
オールスルホニル基であり、上記式(XVIII)及び(XI
X)中Y、Z、n及びpは式(II)に関して記載したも
のを表す]の化合物と反応させ、次いでアミノ基を保護
する保護基を脱離することによって製造することができ
る。
アミノ官能基に対する保護基は十分に知られている。本
発明方法の場合アミノ官能基はシッフの塩基の形成下に
保護することが好ましい。これは一般に相応するアルデ
ヒドと反応させることによって行う。本方法の場合アル
デヒドとしてはベンズアルデヒドが適している。保護基
は酸性媒体中で例えばメタノール性塩酸中で除去するこ
とができる。
使用 上記の化合物及び類似の、すなわち式(XV): [式中Mはハロゲン原子、シアノ基、式−OH、−COOH、
−COClの基を表し、Y、Z、R″及びpは請求項1に記
載したものを表す]で示される化合物は液晶特性を有す
る化合物を製造するための出発物質として使用すること
ができる。
この化合物は特に、西ドイツ国特許出願第P39 20 509.6
号明細書(1989年6月22日出願、W.Haasその他、Consor
tium fr electrochemische Industrie GmbH)に記載
された部分的に液晶のシリル化安息香酸エステル用の出
発化合物として使用することができる。
好ましいハロゲン原子Mは塩素−又は臭素原子である。
Mがハロゲン原子を表す場合、式(XV)の化合物は有利
には上記のようにしてまずマグネシウムと、引続きCO2
と反応させて相応する酸にする。こうして生じた酸又は
式(XV)の化合物(Mは式−COOHの基を表す)を引続き
自体公知の方法で反応させて相応する酸ハロゲン化物に
することが好ましい。こうして得られた酸ハロゲン化物
又は式(XV)の化合物(Mは式−COClの基を表す)をア
ルコールと反応させて、メソゲン基を含む分子にする。
相応して式(XV)の化合物(Mは式−CNの基を表す)
を、鹸化後自体公知の方法で反応させて相応する酸にす
ることもできる。これに対し式(XV)の化合物(Mはヒ
ドロキシ基を表す)は有利には相応して選択された酸又
は酸ハロゲン化物と反応させて、メソゲン基を含む所望
の分子にする。
Mが式−CHOの基を表す式(XV)の化合物は自体公知の
方法でアミン、例えば4−位で置換されたアニリンと反
応させてシッフの塩基にすることができる。更に同じ化
合物から−同様に基本的に公知の方法で−グリニヤール
化合物と反応させることによって、相応するヒドロキシ
アルキル化合物を製造することができる。後者は脱水処
理することによってスチルベンにし、更にこれを水素添
加して置換エチレン化合物にすることができる。同様に
してMが式−NH2の基を表す式(XV)の化合物もアルデ
ヒド例えば4−位で置換されたベンズアルデヒドと反応
させることができる。シッフの塩基及びスチルベンはメ
ソゲン基又はメソゲン基に関する構造特徴として先に引
用した文献に十分に記載されている。
メソゲン基は、分子中に液晶特性を生ぜしめることので
きる基である。メソゲン基及び相応する液晶化合物は特
にB.D.Demus、H.Demus及びH.Zaschke(“Flssige Kri
stalle in Tabellen"、1974;D.Demus及びH.Zaschke、
“Flssige Kristalle in TabellenII"、1984、VEDVer
lag、Leipzig)により公知である。米国特許出願第4 35
8 391号明細書(H.Finkelmannその他、Wacker-Chemie G
mbH)にはオルガノポリシロキサン骨格及びメソゲン側
鎖基を有する液晶ポリマーが記載されている。
上記の各式(I)、(II)、(V)、(VI)、(VI
I)、(VIII)、(X)、(XI)、(XV)及び(XVI)中
pはそれぞれ値0を有することが好ましい。
実施例 次の各実施例においては、それぞれ他に記載しない限
り、 a)すべての量表示は「重量」に関し、 b)すべての圧力は0.10MPa(絶対)であり、 c)すべての温度は20℃である。
例1 A.式(X)の化合物の製造 無水テトラヒドロフラン500ml中の1,4−ジクロルベンゾ
ール294g(2モル)の溶液を、窒素下に80℃でマグネシ
ウム屑48.6g(2.0モル)の攪拌懸濁液に110分以内に滴
下した。引続き更に2時間80〜84℃で加熱し、次いで過
剰のマグネシウムをデカンテーションし、グリニヤール
化合物のこの溶液を80℃で30分以内に、テトラヒドロフ
ラン200ml中の6−ブロム−1ヘキセン(Fluka GmbH社
の市販品、D-7910Neu-Ulm)194g(1.8モル)の攪拌溶液
に滴下した。次いで更に80℃で4時間攪拌し、混合物を
氷上に注いだ。塩酸で酸性にした後、ジエチルエーテル
/メチル−tert−ブチルエーテルの1:1−混合物で3回
抽出し、エーテル留分を活性炭で攪拌し、硫酸ナトリウ
ム上で乾燥した。濾液を濃縮した後、残渣を減圧で分別
した。圧力13hPa及び温度116〜118℃で、4−(5−ヘ
キセニル)−1−クロルベンゾール156g(理論値の40%
収率に相当)が得られた。同様にして4−(4−ペンテ
ニル)−1−クロルベンンゾール(沸点:13hPaで102〜1
05℃)、4−(11−ドデセニル)−1−クロルベンゾー
ル(沸点:0.2hPaで147〜150℃)及び4−(8−ノネニ
ル)−1−クロルベンゾール(沸点:0.3hPaで87℃)を
製造することも可能である。
B.式(XI)の化合物の製造: 4−(5−ヘキセニル)−1−クロルベンゾール15.9g
(0.082モル)をトルオール10mlに溶かし、ジクロルメ
タン中のジシクロペンタジエニル二塩化白金の1%溶液
0.8ml(Pt100ppmに相当)を加え、混合物を100ml−実験
室用オートクレーブに装入した。これにトリメチルシラ
ン10g(0.147モル)を縮合状態で加え、オートクレーブ
を密閉し、5MPa窒素を圧入した。混合物を70〜80℃で90
分間加温した(8MPa、内部攪拌)。その後冷却し、溶剤
を除去し、残分を分別した。0.1hPa及び107〜112℃の沸
騰範囲で4−(1−トリメチルシリルヘキシル)−1−
クロルベンゾール17.6g(理論値の77.1%に相当)が得
られた。
同様にして次の誘導体を得ることができる: 4−(1−トリメチルシリルエチル)−1−ブロムベン
ゾール、沸点:0.5hPaで185℃、 4−(1−トリメチルシリルプロピル)−1−クロルベ
ンゾール、沸点:15hPaで115〜118℃、 4−(1−トリメチルシリルペンチル)−1−クロルベ
ンゾール、沸点:2hPaで148〜149℃、 4−(1−トリメチルシリルデシル)−1−クロルベン
ゾール、沸点:0.03hPaで127℃、 (=Me3Si−CH2−CH2−CH2−SiMe2−(CH2)4−C6H4−C
l)、 4−[1−(ブチルジメチルシリル)ブチル]−1−ク
ロルベンゾール、沸点:1hPaで135℃、 4−[(1−トリメチルシリル)ノニル]−1−クロル
ベンゾール、沸点:0.03hPaで120℃。
C.X=−COOHの式(I)で示される本発明による化合物
の製造 4−(1−トリメチルシリルヘキシル)−1−クロルベ
ンゾール17.6g(0.063モル)をテトラヒドロフラン17ml
に溶かした。フラスコ内にマグネシウム2g(0.082モ
ル)を予め配置し、上記の混合物5mlを加え、60℃に加
温した。その後沃化エチル3滴を開始剤として加え、混
合物を、86℃の内部温度が得られるまで還流下に加熱し
た。これに混合物の残分を、内部温度が93℃を越えない
ように滴下した。反応終了時に純粋なテトラヒドロフラ
ン8mlを滴下することによって温度を安定化した。10時
間の反応時間後冷却し、過剰のマグネシウムをデカンテ
ーションし、グリニヤール化合物の溶液を0〜10℃で、
二酸化炭素で飽和されたテトラヒドロフランに加えた。
40分後僅かに煮沸させ、混合物を氷上に注ぎ、酸性化し
た。各相を分離した後メチル−tert−ブチルエーテルで
4回抽出し、次いでエーテル相を集め、乾燥し、濃縮し
た。残渣をペンタンから再結晶させると、融点131.5℃
の4−(1−トリメチルシリルヘキシル)−安息香酸12
gが生じた。酸12gが得られ、これは理論値の68.5%の収
率に相当する。
同様にして次の化合物が得られる: 4−(1−トリメチルシリルプロピル)−安息香酸、融
点119℃、 4−(1−トリメチルシリルブチル)−安息香酸、融点
178〜179.5℃、 4−(1−トリメチルシリルペンチル)−安息香酸、融
点105℃、 4−(1−トリメチルシリルデシル)−安息香酸、融点
104℃、 4−(1−トリメチルシリルヘキシル)−安息香酸、融
点99℃、 4−(1−トリメチルシリルヘプチル)−安息香酸、融
点132℃、 4−(1−トリメチルシリルオクチル)−安息香酸、融
点116℃、 4−(1−トリメチルシリルノニル)−安息香酸、融点
79〜80℃、 4−(1−n−ブチルジメチルシリルブチル)−安息香
酸、融点91℃。
例2 X=−OHの式(I)で示される本発明による化合
物の製造 Y.P.Yardkey及びH.Fletcher、“Synthesis"、1976、第2
44頁によれば、ホルムアルデヒドジメチルアセタール及
び4−ブロムフェノールから4−メトキシメトキシ−1
−ブロムベンゾールが製造された。この誘導体の0.1hPa
での沸点は54〜56℃であり、その収率は理論値の49%で
ある。
マグネシウム屑4.6g(0.19モル)を窒素下に無水テトラ
ヒドロフランで湿し、60℃に加温し、4−メトキシメト
キシ−1−ブロムベンゾール数滴並びに沃化エチル数滴
を開始剤として加えた。反応が生じた後、テトラヒドロ
フラン150mlに溶けたブロム化合物の全量35g(0.16モ
ル)の残りを配量して、混合物を沸騰下に維持し、引続
き更に2.5時間還流下に加熱した。次いでジリチウムテ
トラクロロ銅酸塩の溶液(ジリチウムテトラブロム銅酸
塩5%を含む)の触媒量及び、THF200mlに溶けた4−ブ
ロム−1−ブテン16.2ml(0.16モル)を加えた。混合物
を16時間還流下に加熱し、次いで冷却し、氷上に注い
だ。酸性化し、各相を分離した後、水相をメチル−tert
−ブチルエーテル400mlで2回抽出した。有機相を乾燥
し、濃縮した。残渣を減圧下に分別した。沸騰温度118
〜120℃及び圧力15hPaで、4−(メトキシ−メトキシ)
−1−(3−ブテニル)ベンゾール16.5g(理論値の53.
6%に相当)が得られた。この誘導体を2n−酢酸と95〜1
00℃で加温する(40時間)ことによって、4−(3−ブ
テニル)フェノールを遊離させた。圧力16hPa及び130〜
140℃で、4−(3−ブテニル)フェノール20.8g(理論
値の42.1%)が得られた。
同様にして4−(1−トリメチルシリルブチル)フェノ
ール(沸点0.3hPaで100℃)を製造することもできる。
例3 A.市販のクロルメチルトリメチルシラン12.3g(0.1モ
ル)をジエチルエーテル100mlに溶かし、この溶液2mlを
保護ガス下に、マグネシウム屑3g及び沃化エチル1滴か
らなる混合物に加えた。加温することにより反応を生ぜ
しめた後、シラン/エーテル混合物の残分を1時間以内
に攪拌下に20℃で滴下した。添加終了後更に30分間還流
下に加熱し、次いで冷却し、過剰のマグネシウムをデカ
ンテーションした。得られた溶液を30分以内に攪拌しな
がら20〜30℃で、テトラヒドロフラン100ml中のトルオ
ールスルホン酸−2−(4−クロルフェニル)エチルエ
ステル(市販の2−(4−クロルフェニル)エタノール
からトルオールスルホン酸クロリドとの公知反応により
得られる)22.7g(0.1モル)の溶液に滴下した。添加終
了後溶剤混合物100mlを留去し、テトラヒドロフラン50m
lによって代えた。混合物を60分間60℃の内部温度に加
熱した。その際マグネシウムトシレートが生じた。冷却
した後混合物を氷上に注ぎ、少量の塩酸で酸性にし、水
相をtert−ブチルメチルエーテルで2回抽出した。集め
た有機相をNaCl溶液で洗浄し、乾燥し、濃縮した。残渣
を16hPa及び115〜118℃で分別蒸留することによって、
1−クロル−4−(1−トリメチルシリルプロピル)ベ
ンゾール17.1g(収率75.4%)が得られた。
B.フラスコ内にマグネシウム2gを予め配置し、40℃でA
により製造することのできるシラン及びテトラヒドロフ
ランの1:1−混合物7mlと一緒に加えて反応を開始させ
た。内部温度が75℃に達した後、シラン/THF−混合物の
残り(シラン14gに相当)を、外部加熱することなく30
分以内に滴下した。引続き1時間還流下に加熱し、次い
で冷却し、過剰のマグネシウムを濾過した。
このグリニヤール溶液を、二酸化炭素で飽和されたテト
ラヒドロフランに0〜10℃で加えた。この混合物に更に
二酸化炭素を40分間導き、次いで僅かに煮沸し、混合物
を氷上に注いだ。酸性化し、各相を分離した後tert−ブ
チルメチルエーテルで抽出し、有機相を洗浄し、乾燥
し、濃縮した。残渣をヘプタンから再結晶させると、融
点178〜179.5℃の4−(1−トリメチルシリルブチル)
安息香酸11.4g(収率64.6%)が生じた。
例4 例1に記載したと同様にして、1,4−ジクロルベンゾー
ル58.8g(0.4モル)から、トルオール450ml及びテトラ
ヒドロフラン40mlからなる混合物中でグリニヤール溶液
を製造した。この溶液にトルオール100ml中の市販の1,6
−ジブロムヘキサン146.4(0.6モル)の溶液並びに触媒
量のジリチウムテトラクロロ銅酸塩を加えた。全混合物
を7時間還流下に加熱した。その後沈殿を濾別し、酸性
にし、各相を分離した。洗浄し、乾燥し及び有機相を濃
縮した後、残渣を分別した。圧力0.2hPa及び106〜109℃
で1−(6−ブロムヘキシル)−4−クロルベンゾール
50g(収率45%)が得られた。
フラスコ内にマグネシウム2g(82mモル)を予め配置
し、テトラヒドロフランで湿した。1−(6−ブロムヘ
キシル)−4−クロルベンゾール5滴でグリニヤール反
応を起こさせた。テトラヒドロフラン50mlに溶けたハロ
ゲン化合物全17g(61mモル)の残りを50〜60℃で滴下し
た。添加終了後この温度で更に2.5時間保ち、次いで20
〜40℃でテトラヒドロフラン40ml中のトリメチルクロル
シラン12g(110mモル)及び触媒のジリチウムテトラク
ロロ銅酸塩の溶液を滴下した。混合物を60℃で1時間攪
拌し、一夜放置し、tert−ブチルメチルエーテル200ml
で稀釈した。その後2n−硫酸で酸性化し、各相を分離後
有機相を洗浄し、乾燥した。濃縮した残渣を分別した。
圧力0.2hPa及び88〜90℃で1−クロル−4−(1−トリ
メチルシリルヘキシル)ベンゾール6.4g(収率38.6%)
が得られた。
例5 トルオール25ml中で4−(5−ヘキセニルオキシ)−
(1−トリメチルシリルオキシ)ベンゾール6.21g(23.
5mモル)、ペンタメチルジシロキサン3.48g(23.5mモ
ル)及び0.5%ジシクロペンタジエニル二塩化白金溶液
(ジクロロメタン)6944mg(pt17.7μモル)を還流下に
7時間加熱した。完全にヒドロシリル化した後、トルオ
ールを回転蒸発器で真空下に蒸留した。粗生成物をシリ
カゲルを介してクロマトグラフィ処理して精製した。Ha
rrison Research社のクロマトトロン(Chromatotron)
でシリカゲル上で石油エーテル/酢酸エステル混合物を
用いて新たにクロマトグラフィ処理すると、94%の4−
(1−ペンタメチルジシロキシルヘキシルオキシ)フェ
ノールが淡黄色の液体として生じた。
同様にして、4−(1−トリメチルシリルヘキシオキ
シ)フェノール(99%)が淡黄色の液体として得られ
た。
例6 マグネシウム3.5g(0.24モル)及び4−(1−トリメチ
ルシリルブチル)−1−クロルベンゾール31.6g(0.13
モル)から、例1Cにおけると同様にしてグリニヤール化
合物を製造し、過剰のマグネシウムからデカンテーショ
ンした。溶液を5〜10℃で攪拌しながら、テトラヒドロ
フラン200ml中のジメチルホルムアミド13.2mlの溶液に3
0分以内に滴下し、混合物を1時間更に攪拌した。引続
き氷上に注ぎ、塩酸で酸性化した。有機成分をメチル−
tert−ブチルエーテルで抽出し、抽出物を洗浄し、乾燥
し、濃縮した。残渣を分別することによって102〜103℃
及び0.04hPaで、4−(1−トリメチルシリルブチル)
−ベンズアルデヒド19.1g(理論値の62.1%)が得られ
た。
例7 4−アミノフェノール27.3g(0.25モル)、塩酸(36
%)21.5ml及び水300mlの混合物に、攪拌下に40〜60℃
でベンズアルデヒド26.5g(0.25モル)を滴下した。生
じた黄色の懸濁液をNaOHでpH5〜6にし、この混合物を9
5℃で30分間加熱した。次いで冷却し、結晶を濾別し、
乾燥し、メタノールから再結晶させた。
この誘導体19.7g(0.1モル)をメタノールに溶かし、メ
タノール中のナトリウムメチレート5.4gの溶液を攪拌下
に滴下し、これに20℃でトルオールスルホン酸−(6−
トリメチルシリルヘキシル−1)エステル29.7g(0.1モ
ル)の溶液を滴下した。混合物を3日間還流下に加熱
し、次いで冷却し、生じたナトリウムトシレートを除去
した。メタノールを除去した後アセトニトリルで取り、
再度2時間還流下に加熱し、新たに冷却し、残りのナト
リウムトシレートを除去した。溶剤を留去した後水/ter
t−ブチルメチルエーテルで振り出した。各相を分離
し、洗浄し、乾燥し、濃縮した後、N−ベンジリデン−
4−(1−トリメチルシリルヘキシルオキシ)アニリン
24.4g(理論値の68.8%)が得られた。
この誘導体をメタノール中で塩酸で分割し、有機相を分
離し、塩基性にした残分を振り出すことによって4−
(1−トリメチルシリルヘキシルオキシ)アニリンを遊
離させた。
トルオールスルホン酸−(1−トリメチルシリルヘキシ
ル)エステルは次のようにして得た:市販の5−ヘキセ
ノール−1を、溶剤としてトルオールを用いて、トリメ
チルシリルクロリド/トリエチルアミンで(5−ヘキセ
ニル)−トリメチルシリルエーテルに変えた(沸点78
℃:圧力32hPaで)。この化合物を実験室用オートクレ
ーブ内で市販のトリメチルシラン1モル量及びジシクロ
ペンタジエニル二塩化白金の触媒量で例7に記載したよ
うにその二重結合でシリル化した。得られた(1−トリ
メチルシリルヘキシル)−トリメチルシリルエーテル
の、圧力2hPaでの沸点は73〜74℃であった。エタノール
/NaOHでトリメチルシリル−保護基を脱離することによ
って1−トリメチルシリルヘキサノールを遊離させ、こ
れを常法で塩化トシルを用いて意図したエステルに変え
た。
例8 市販の4−ブロム−4′−ヒドロキシビフェニル(TCI
Chemicals/G.Karl GmbH、6222 Geisenheim)50g(0.2モ
ル)を、公知方法で2H−3,4−ジヒドロピランと反応さ
せて4′−ブロムビフェニリルテトラヒドロピラニルエ
ーテルにした。この化合物33.3g(0.1モル)を無水テト
ラヒドロフラン170mlに溶かし、この溶液5mlをマグネシ
ウム屑29.2g(0.12モル)に加え、例えば沃素を加える
ことによってグリニヤール反応を起こさせた。その後溶
液の残りを50〜60℃で攪拌下に滴下し、還流下に3時間
加熱し、冷却し、デカンテーションした。
テトラヒドロフラン150ml中のトルオールスルホン酸−
(6−トリメチルシリルヘキシル−1)エステル(その
製法は例9に記載)32.8g(0.1モル)の溶液に、触媒量
のLi2CuCl4/Li2CuBr4(1:1)を加え、攪拌下に上記溶
液をグリニヤール化合物に滴下した。混合物を6時間還
流下に加熱し、次いで冷却し、沈殿を分離した。加水分
解し、精製し、乾燥した後、4−ヒドロキシ−4′−
(6−トリメチルシリルヘキシル−1)ビフェニルが得
られた。1 H−NMR(COCl3中):0.0ppm(s,Me3Si)、0.5ppm(t,Me
3Si−CH 2)、1.3ppm(m,3CH2)、1.6ppm(t,−C6H4−CH
2−CH 2−)、3.7ppm(t,−C6H4−CH 2)、5.6ppm(s,
O−C6H4−)、6.8〜7.5ppm(m,二重、8個の芳香族
H)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レオンハルト・ブラーダー ドイツ連邦共和国フイツシユバツハウ・フ イツシヤーグラインヴエーク 11 (72)発明者 フランツ―ハインリツヒ・クロイツアー ドイツ連邦共和国マルテインストリート・ ヨゼフ‐ゲルストナー‐シユトラーセ 14 デー (56)参考文献 特開 昭60−252486(JP,A) 特開 昭56−45491(JP,A) 特開 昭55−129293(JP,A) 特開 昭54−144344(JP,A)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I): 〔式中、 Xは式−COOH、−CN、−CHO、−NH2もしくは−OHの基を
    表わすか、又はトリアルキルシリル基、アルコキシメチ
    レン基、p−トルオールスルホニル基もしくはベンジル
    基を表わし、 Zは基Xに対し2−、3−、5−又は6−位に存在する
    同一又は異なる置換基を表わし、 pは0〜4の値を表わし、 R″は式: −(O)q−R′r−(O)s− (式中、q及びsはそれぞれ互いに独立に0又は1の値
    を表わし、rは1〜3の値を表わし、 R′は炭素原子数20までの2価の置換されたか又は置
    換されていないアルキレン基、シクロアルキレン基又は
    シクロアルケニレン基を表わし、この場合q、r、s及
    びR′は、基Yを少なくとも3個の原子よりなる鎖を
    介してベンゼン核に結合させる2価の基が基R″として
    生じるように選択されている)で示される置換されたか
    又は置換されていない基を表わし、 Yは式(III): R−[SiR2O]t−SiR2−(T)v− (III) で示される線状シロキサニル基又は式(IV): [SiR2O]uSiRO−(T)v− (IV) で示されるシクロシロキサニル基を表わし、この場合、
    上記式(III)及び(IV)中で互いに独立に Rは炭素原子数1〜18の同一又は異なる炭化水素基を表
    わすか、又は炭素原子数1〜18のフルオルアルキル基を
    表わし、 tは少なくとも1の値の整数を表わし、 uは少なくとも2、有利に最高8の値の整数を表わし、 vは少なくとも0の値、有利に最高5、殊に最高1の値
    の整数を表わし、 Tは式: −R′−SiR2− (式中、R及びR′は、式(III)、(IV)もしくは
    (I)で記載された前記の意味を有する)で示される基
    を表わす〕で示される化合物。
  2. 【請求項2】式(II): 〔式中、nは少なくとも2の整数を表わし、mは0又は
    1の整数を表わし、その際n+mは少なくとも3であ
    り、X、Y、Z及びpは請求項1で記載したものを表わ
    す〕で示される化合物を製造する方法において、 A)式(V): 〔式中、AはQと同じものを表わすか、場合によっては
    保護基によって保護されたヒドロキシ基又はカルボキシ
    ル基を表わし、 Qはハロゲン原子を表わす〕で示される化合物を式Y−
    Hの化合物と、白金金属及び/又はその化合物の存在で
    反応させて、式(VI): の化合物とし、 B1)式(II)の所望の生成物中Xが式−COOHの基である
    場合に、式(VI)〔式中、AはQにつき記載した基を表
    わす〕の化合物をマグネシウムと反応させ、引続きCO2
    と反応させることよりなる、式(II)で示される化合物
    の製法。
  3. 【請求項3】式(II): 〔式中、nは少なくとも2の整数を表わし、mは0又は
    1の整数を表わし、その際n+mは少なくとも3であ
    り、X、Y、Z及びpは請求項1で記載したものを表わ
    す〕で示される化合物を製造する方法において、 A)式(V): 〔式中、AはQと同じものを表わすか、場合によっては
    保護基によって保護されたヒドロキシ基又はカルボキシ
    ル基を表わし、 Qはハロゲン原子を表わす〕で示される化合物を式Y−
    Hの化合物と、白金金属及び/又はその化合物の存在で
    反応させて、式(VI): の化合物とし、 B1)式(II)の所望の生成物中Xが式−COOHの基である
    場合に、式(VI)〔式中、Aは保護基で保護されたカル
    ボキシル基を表わす〕の化合物を保護基の脱離下に反応
    させることよりなる、式(II)で示される化合物の製
    法。
  4. 【請求項4】式(II): 〔式中、nは少なくとも2の整数を表わし、mは0又は
    1の整数を表わし、その際n+mは少なくとも3であ
    り、X、Y、Z及びpは請求項1で記載したものを表わ
    す〕で示される化合物を製造する方法において、 A)式(V): 〔式中、AはQと同じものを表わすか、場合によっては
    保護基によって保護されたヒドロキシ基又はカルボキシ
    ル基を表わし、 Qはハロゲン原子を表わす〕で示される化合物を式Y−
    Hの化合物と、白金金属及び/又はその化合物の存在で
    反応させて、式(VI): の化合物とし、 B2)式(II)の所望の生成物中Xが式−CNの基である場
    合に、式(VI)〔式中、AはQにつき記載した基を表わ
    す〕の化合物をシアン化物と反応させることよりなる、
    式(II)で示される化合物の製法。
  5. 【請求項5】式(II): 〔式中、nは少なくとも2の整数を表わし、mは0又は
    1の整数を表わし、その際n+mは少なくとも3であ
    り、X、Y、Z及びpは請求項1で記載したものを表わ
    す〕で示される化合物を製造する方法において、 A)式(V): 〔式中、AはQと同じものを表わすか、場合によっては
    保護基によって保護されたヒドロキシ基又はカルボキシ
    ル基を表わし、 Qはハロゲン原子を表わす〕で示される化合物を式Y−
    Hの化合物と、白金金属及び/又はその化合物の存在で
    反応させて、式(VI): の化合物とし、 B3)式(II)の所望の生成物中Xが式−OHの基であり、
    また式(VI)中の基Aが保護基によって保護されたヒド
    ロキシ基である場合に、保護基を除去することよりな
    る、式(II)で示される化合物の製法。
  6. 【請求項6】式(II): 〔式中、nは少なくとも2の整数を表わし、mは0又は
    1の整数を表わし、その際n+mは少なくとも3であ
    り、X、Y、Z及びpは請求項1で記載したものを表わ
    す〕で示される化合物を製造する方法において、 A)式(V): 〔式中、AはQと同じものを表わすか、場合によっては
    保護基によって保護されたヒドロキシ基又はカルボキシ
    ル基を表わし、 Qはハロゲン原子を表わす〕で示される化合物を式Y−
    Hの化合物と、白金金属及び/又はその化合物の存在で
    反応させて、式(VI): の化合物とし、 B4)式(II)の所望の生成物中Xが式−CHOの基である
    場合に、式(VI)〔式中、AはQにつき記載した基を表
    わす〕の化合物をマグネシウムと反応させ、次いでN,N
    −ジメチルホルムアミドと反応させ、引続き酸性加水分
    解することよりなる、式(II)で示される化合物の製
    法。
  7. 【請求項7】請求項2から6までのいずれか1項に記載
    の式(II)〔式中、m=0を表わす〕で示される化合物
    を製造する方法において、 A)式(VII): 〔式中、Qはハロゲン原子を表わし、AはQにつき記載
    したものを表わすか又は保護基によって保護されたヒド
    ロキシ基を表わし、Z及びpは請求項1で記載したもの
    を表わす〕で示される化合物をマグネシウムと反応させ
    て、式(VIII): で示されるグリニャール化合物にし、 B)式(VIII)のグリニャール化合物を式(IX): H2C=CH−(CH2)n-2−Q (IX) の化合物と反応させて、式(X): の化合物にし、 C)式(X)の化合物を式Y−Hの化合物と白金金属及
    び/又はその化合物の存在で反応させて、式(XI): の化合物にし、 D1)式(II)の所望の生成物中Xが式−COOHの基である
    場合、式(XI)〔式中、AはQにつき記載した基を表わ
    す〕の化合物をマグネシウムと反応させ、引続きCO2
    反応させることよりなる、請求項2から6までのいずれ
    か1項に記載の式(II)〔式中、m=0を表わす〕で示
    される化合物の製法。
  8. 【請求項8】式(VII)、(VIII)及び(X)のAが保
    護基によって保護されたヒドロキシ基である場合、これ
    らの保護基を工程B)の後に式(X)の化合物から脱離
    させることよりなる、請求項7記載の製法。
  9. 【請求項9】請求項2から6までのいずれか1項に記載
    の式(II)〔式中、m=0を表わす〕で示される化合物
    を製造する方法において、 A)式(VII): 〔式中、Qはハロゲン原子を表わし、AはQにつき記載
    したものを表わすか又は保護基によって保護されたヒド
    ロキシ基を表わし、Z及びpは請求項1で記載したもの
    を表わす〕で示される化合物をマグネシウムと反応させ
    て、式(VIII): で示されるグリニャール化合物にし、 B)式(VIII)のグリニャール化合物を式(IX): H2C=CH−(CH2)n-2−Q (IX) の化合物と反応させて、式(X): の化合物にし、 C)式(X)の化合物を式Y−Hの化合物と白金金属及
    び/又はその化合物の存在で反応させて、式(XI): の化合物にし、 D2)式(II)の所望の生成物中Xが式−CNの基である場
    合には、式(XI)〔式中、AはQにつき記載した基を表
    わす〕の化合物をシアン化合物と反応させることよりな
    る、請求項2から6までのいずれか1項に記載の式(I
    I)〔式中、m=0を表わす〕で示される化合物の製
    法。
  10. 【請求項10】式(VII)、(VIII)及び(X)のAが
    保護基によって保護されたヒドロキシ基である場合、こ
    れらの保護基を工程B)の後に式(X)の化合物から脱
    離させることよりなる、請求項9記載の製法。
  11. 【請求項11】請求項2から6までのいずれか1項に記
    載の式(II)〔式中、m=0を表わす〕で示される化合
    物を製造する方法において、 A)式(VII): 〔式中、Qはハロゲン原子を表わし、AはQにつき記載
    したものを表わすか又は保護基によって保護されたヒド
    ロキシ基を表わし、Z及びpは請求項1で記載したもの
    を表わす〕で示される化合物をマグネシウムと反応させ
    て、式(VIII): で示されるグリニャール化合物にし、 B)式(VIII)のグリニャール化合物を式(IX): H2C=CH−(CH2)n-2−Q (IX) の化合物と反応させて、式(X): の化合物にし、 C)式(X)の化合物を式Y−Hの化合物と白金金属及
    び/又はその化合物の存在で反応させて、式(XI): の化合物にし、 D3)式(II)の所望の生成物中Xが式−OHの基を表わ
    し、式(XI)中の基Aが保護基によって保護されたヒド
    ロキシ基を表わす場合には、保護基を除去することより
    なる、請求項2から6までのいずれか1項に記載の式
    (II)〔式中、m=0を表わす〕で示される化合物の製
    法。
  12. 【請求項12】式(VII)、(VIII)及び(X)のAが
    保護基によって保護されたヒドロキシ基である場合、こ
    れらの保護基を工程B)の後に式(X)の化合物から脱
    離させることよりなる、請求項11記載の製法。
  13. 【請求項13】請求項2から6までのいずれか1項に記
    載の式(II)〔式中、m=0を表わす〕で示される化合
    物を製造する方法において、 A)式(VII): 〔式中、Qはハロゲン原子を表わし、AはQにつき記載
    したものを表わすか又は保護基によって保護されたヒド
    ロキシ基を表わし、Z及びpは請求項1で記載したもの
    を表わす〕で示される化合物をマグネシウムと反応させ
    て、式(VIII): で示されるグリニャール化合物にし、 B)式(VIII)のグリニャール化合物を式(IX): H2C=CH−(CH2)n-2−Q (IX) の化合物と反応させて、式(X): の化合物にし、 C)式(X)の化合物を式Y−Hの化合物と白金金属及
    び/又はその化合物の存在で反応させて、式(XI): の化合物にし、 D4)式(II)の所望の生成物中Xが式−CHOの基である
    場合には、式(XI)〔式中、AはQにつき記載した基を
    表わす〕の化合物をマグネシウムと、次いでN,N−ジメ
    チルホルムアミドと反応させ、引続き酸性加水分解する
    ことよりなる、請求項2から6までのいずれか1項に記
    載の式(II)〔式中、m=0を表わす〕で示される化合
    物の製法。
  14. 【請求項14】式(VII)、(VIII)及び(X)のAが
    保護基によって保護されたヒドロキシ基である場合、こ
    れらの保護基を工程B)の後に式(X)の化合物から脱
    離させることよりなる、請求項13記載の製法。
  15. 【請求項15】請求項2から6までのいずれか1項に記
    載の式(II)で示される化合物を製造する方法におい
    て、 A)式(XVI): の化合物を式(XVII): Y−(CH2)x−E (XVII) の化合物〔上記式(XVI)及び(XVII)中基E又はGの
    一方は式−Mg−Qの基を表わし、それぞれ他方はQにつ
    き記載した基又は、保護基によって保護されたヒドロキ
    シ基を表わし、Xは0〜n−1の整数を表わし、Eが−
    Mg−Qを表わし、また式(XVII)中の基−(CH2)x−Eが
    珪素原子に直接結合している場合、Xは少なくとも1で
    あり、A、Y、Z、n、m及びpは請求項1又は請求項
    2から6までのいずれか1項で記載したものを表わし、
    Qは請求項1で記載したものを表わす〕と反応させ、 B)こうして得られた式(VI)の化合物を請求項2から
    6までのいずれか1項により更に処理することよりなる
    請求項2から6までのいずれか1項に記載の式(II)で
    示される化合物の製法。
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