JPH0766186B2 - 感光性組成物 - Google Patents

感光性組成物

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JPH0766186B2
JPH0766186B2 JP61149087A JP14908786A JPH0766186B2 JP H0766186 B2 JPH0766186 B2 JP H0766186B2 JP 61149087 A JP61149087 A JP 61149087A JP 14908786 A JP14908786 A JP 14908786A JP H0766186 B2 JPH0766186 B2 JP H0766186B2
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photosensitive
diazo
meth
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は感光性平版印刷版の製造に適した感光性組成物
に関するものである。更に詳しくは製版時の酸素の影響
を低減させた新規な光重合性感光性組成物に関するもの
である。
〔従来の技術〕
光重合性組成物を感光性平版印刷版に適した感光性画像
形成層として用いる試みが行われている。たとえば特公
昭46−32714号明細書には、有機溶媒可溶性重合体、エ
チレン性不飽和付加重合性化合物と光重合開始剤からな
る基本組成が開示され、特公昭49−34041号明細書に
は、不飽和二重結合を有機溶媒可溶性重合体中に導入
し、硬化効率を改善した組成が開示されている。又特公
昭48−38403号、特公昭53−27605号及び英国特許第1388
492号各明細書には、新規な光重合開始剤を用いた組成
等が記載されており、一部で実用に供されているが、い
ずれの感光性組成物も平版印刷版の感光層として用いる
と、画像露光時に酸素による重合阻害を著しく受けると
いう欠点があり、感光層表面に水溶性樹脂からなる酸素
遮断層を設けなければならなかった。そこで、この酸素
による重合阻害の影響を低減させるために上記の光重合
性組成にネガ作用を有するジアゾ樹脂を添加する試みが
行なわれている。このジアゾ樹脂を添加する技術は、た
とえば特開昭59−206825号、特開昭59−53836号、特開
昭59−178449号、特開昭57−196230号、及び米国特許第
4316949号各明細書に記載されているが、これらとて未
だ十分な効果を有しているとはいえなかった。
さらに、特開昭59−53885号明細書には、(i)エチレ
ン性不飽和重合性化合物、(ii)アリル基を側鎖に有す
るビニル共重合体、(iii)光重合開始剤および(iv)
ネガ作用ジアゾ樹脂からなる感光性組成物が開示されて
いるが、これとて十分な効果を有しているとはいえなか
った。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従って本発明は、感光層表面に酸素遮断層を設けなくと
も画像露光時の酸素の影響を有効に防止でき、かつ平版
印刷版において高耐刷力が得られる感光性組成物を得る
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、特開昭59−53835号明細書に開示された感光
性組成物において、成分(iii)の光重合開示剤として
特定のトリアジン系光重合開始剤を、ジアゾ樹脂と組合
わせて用いると、この組合わせ独自の特異的効果により
画像露光時の酸素の影響を大幅に防止でき、かつこの組
成物を用いると高耐刷力を有する平版印刷版が得られる
との知見に基づいてなされたものである。
すなわち、本発明は、(1)エチレン性不飽和重合性化
合物、(2)アルカリ水可溶性又は膨潤性でかつフィル
ム形成可能な重合体、(3)トリアジン系光重合開始剤
及び(4)ジアゾ樹脂を含有し、かつベンゼン環5個以
上を有する多環芳香族化合物を含有しない感光性組成物
において、成分(3)の光重合開始剤が、一般式
(I): (式中、Rは (R′は、水素原子、Cl、Br、アルキル基又はアルコキ
シル基を示す。)で示される基であり、XはClまたはBr
である。) で表わされるS−トリアジントリハロメチル化合物であ
ることを特徴とする感光性組成物を提供する。
本発明の成分(1)であるエチレン性不飽和重合性化合
物としては常圧で沸点100℃以上であり、かつ少なくと
も1分子中に1個の付加重合可能な不飽和基を有する分
子量10,000以下のモノマー又はオリゴマーが好ましい。
このようなモノマー及びオリゴマーの具体的には、ポリ
エチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプ
ロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、フェノ
キシエチル(メタ)アクリレート等の単官能のアクリレ
ートやメタクリレート;ポリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ポリプロピレンジ(メタ)アクリレ
ート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレー
ト、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、
ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペン
タエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペン
タエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ヘキサ
ンジオールジ(メタ)アクリレート、トリ(アクリロイ
ルオキシエチル)イソシアヌレート、グリセリンやトリ
メチロールエタン等の多価アルコールにエチレンオキサ
イドやプロピレンオキサイドを付加させた後(メタ)ア
クリレート化したもの、特公昭48−41708号、特公昭50
−6034号、特開昭51−37193号各明細書に記載されてい
るようなウレタンアクリレート類、特開昭48−64183
号、特公昭49−43191号、特公昭52−30490号各明細書に
記載されているポリエステルアクリレート類、エポキシ
樹脂と(メタ)アクリル酸反応させたエポキシアクリレ
ート類等の多官能のアクリレートやメタクリレートが例
示される。さらに詳細には日本接着協会誌Vol.20、No.
7、300〜308頁に光硬化性モノマー及びオリゴマーとし
て紹介されている重合性化合物を用いることもできる。
成分(1)の使用量は、全組成に対して5〜50重量%
(以下%と略称する。)、好ましくは10〜40%である。
本発明で用いる成分(2)のアルカリ水可溶性又は膨潤
性でフィルム形成可能な重合体としては、特公昭59−44
615号明細書に記載されているようなベンジル(メタ)
アクリレート/(メタ)アクリル酸/必要に応じてその
他の付加重合性ビニルモノマー共重合体;特公昭54−34
327号明細書に記載されているようなメタクリル酸/メ
タクリル酸メチル又はエチル/メタクリル酸アルキル共
重合体;その他、特公昭58−12577号、特公昭54−25957
号、特開昭54−92723号各明細書に記載されているよう
な(メタ)アクリル酸共重合体;特開昭59−53836号明
細書に記載されているようなアリル(メタ)アクリレー
ト/(メタ)アクリル酸/必要に応じてその他の付加重
合性ビニルモノマー共重合体、特開昭59−71048号明細
書に記載される無水マレイン酸共重合体にペンタエリス
リトールトリアクリレートを半エステル化で付加させた
もの等の重合体中に−COOH、-PO3H2、-SO3H、-SO2NH2
-SO2NHCO-基を有し、酸価50〜200の酸性ビニル共重合体
をあげることが出来る。
特にこれらの中でベンジル(メタ)アクリレート/(メ
タ)アクリル酸/必要に応じてその他の付加重合性ビニ
ルモノマー共重合体及びアリル(メタ)アクリレート/
(メタ)アクリル酸/必要に応じてその他の付加重合性
ビニルモノマー共重合体が好適である。成分(2)の使
用量は全組成に対して10%〜90%、好ましくは30〜85%
である。又、成分(1)と成分(2)は、重量比で0.5/
9.5〜5/5の範囲とするのが好ましく、更に好ましい範囲
は1/9〜3/7である。
本発明の成分(3)としては、上記一般式(I)で表わ
されるS−トリアジントリハロメチル化合物を光重合開
始剤として用いることが重要である。この光重合開始剤
として、具体的には、 等をあげることができる。尚、一般式(I)におけるア
ルキル基、アルコキシル基としては、炭素数が1〜12の
ものが用いられる。又、一般式(I)の化合物として
は、特に が好ましい。これらの光重合開始剤の添加量は全組成物
に対して約0.5〜15%、より好ましくは2〜10%であ
る。
本発明の成分(4)であるジアゾ樹脂としては、ネガ作
用を有し、実質的に水不溶性で有機溶媒可溶性のものが
適している。このようなジアゾ樹脂としては4−ジアゾ
−ジフェニルアミン、1−ジアゾ−4−N,N−ジメチル
アミノベンゼン、1−ジアゾ−4−N,N−ジエチルアミ
ノベンゼン、1−ジアゾ−4−N−エチル−N−ヒドロ
キシエチルアミノベンゼン、1−ジアゾ−4−N−メチ
ル−N−ヒドロキシエチルアミノベンゼン、1−ジアゾ
−2,5−ジエトキシ−4−ベンゾイルアミノベンゼン、
1−ジアゾ−4−N−ベンジルアミノベンゼン、1−ジ
アゾ−4−N,N−ジメチルアミノベンゼン、1−ジアゾ
−4−モルフォリノベンゼン、1−ジアゾ−2,5−ジメ
トキシ−4−P−トリルメルカプトベンゼン、1−ジア
ゾ−2−エトキシ−4−N,N−ジメチルアミノベンゼ
ン、P−ジアゾ−ジメチルアニリン、1−ジアゾ−2,5
−ジブトキシ−4−モルフォリノベンゼン、1−ジアゾ
−2,5−ジエトキシ−4−モルフォリノベンゼン、1−
ジアゾ−2,5−ジメトキシ−4−モルフォリノベンゼ
ン、1−ジアゾ−2,5−ジエトキシ−4−モルフォリノ
ベンゼン、1−ジアゾ−2,5−ジエトキシ−4−P−ト
リルメルカプトベンゼン、1−ジアゾ−3−エトキシ−
4−N−メチル−N−ベンジルアミノベンゼン、1−ジ
アゾ−3−クロロ−4−N,N−ジエチルアミノベンゼ
ン、1−ジアゾ−3−メチル−4−ピロリジノベンゼ
ン、1−ジアゾ−2−クロロ−4−N,N−ジメチルアミ
ノ−5−メトキシベンゼン、1−ジアゾ−3−メトキシ
−4−ピロリジノベンゼン、3−メトキシ−4−ジアゾ
ジフェニルアミン、3−エトキシ−4−ジアゾジフェニ
ルアミン、3−(n−プロポキシ)−4−ジアゾジフェ
ニルアミン、3−(イソプロポキシ)−4−ジアゾジフ
ェニルアミンのようなジアゾモノマーと、ホルムアルデ
ヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ブチ
ルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、またはベンズア
ルデヒドのような縮合剤をモル比で各々1:1〜1:0.5、好
ましくは1:0.8〜1:0.6を通常の方法で縮合して得られた
縮合物と陰イオンとの反応生成物である。陰イオンとし
て四フッ化ホウ酸、六フッ化燐酸、トリイソプロピルナ
フタレンスルホン酸、5−ニトロオルト−トルエンスル
ホン酸、5−スルホサリチル酸、2,5-ジメチルベンゼン
スルホン酸、2,4,6−トリメチルベンゼンスルホン酸、
2−ニトロベンゼンスルホン酸、酸−クロロベンゼンス
ルホン酸、3−ブロモベンゼンスルホン酸、2−フルオ
ロカプリルナフタレンスルホン酸、ドデシルベンゼンス
ルホン酸、1−ナフトール−5−スルホン酸、2−メト
キシ−4−ヒドロキシ−5−ベンゾイル−ベンゼンスル
ホン酸、及びパラトルエンスルホン酸等をあげることが
できる。これらの中でも特に六フッ化燐やトリイソプロ
ピルナフタレンスルホン酸や2,5−ジメチルベンゼンス
ルホン酸のごときアルキル芳香族スルホン酸が好適であ
る。これらのジアゾ樹脂の全組成物に対する添加量は1
〜30%であり、より好ましくは3〜15%である。
一般に、ネガ作用ジアゾ樹脂を含有する光重合性組成物
はジアゾ樹脂なしの光重合性組成物に比べて、空気中の
酸素により重合阻害を受けにくいといわれている。これ
は多分露光時にジアゾ樹脂が重合に対して不活性なチッ
素ガスを発生する為であろうと考えられるが、ジアゾ樹
脂を添加するだけでは酸素の影響を完全に排除すること
は難かしい。しかしながら本発明に従い、ジアゾ樹脂を
添加し、酸素の影響を低減させた光重合組成物に、一般
式(I)であらわされるS−トリアジントリハロメチル
化合物を光重合開始剤として用いると、酸素の影響は著
しく低減し、実質的には感光層上に酸素遮断層を設ける
ことなしに、画像形成が可能となり、高耐刷力の平版印
刷版を得ることが出来るのである。この理論的根拠は明
確には分っていないが、多分特定のS−トリアジントリ
ハロメチル化合物の光分解によって発生する光重合開始
ラジカル数が系中に存在する酸素分子数より圧倒的に多
く存在する為に、モノマーの生長ラジカルと衝突する酸
素分子数の割合が減少し、酸素による重合阻害が低減す
るものと推定される。
本発明では以上の基本成分の他に更に熱重合防止剤を加
えておくことが好ましく、例えばハイドロキノン、p−
メトキシフェノール、ジ−t−ブチル−p−グレゾー
ル、ピロガロール、t−ブチルカテコール、ベンゾキノ
ン、4,4′−チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフ
ェノール)、2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−
t−ブチルフェノール)、2−メルカプトベンゾイミダ
ゾール等が有用であり、また場合によっては感光層の着
色を目的として染料もしくは顔料や焼出剤としてpH指示
薬等を添加することもできる。
更にジアゾ樹脂の安定化剤として、リン酸、亜リン酸、
酒石酸、クエン酸、りんご酸、ジピコリン酸、多核芳香
族スルホン酸およびその塩、スルホサリチル酸等を必要
に応じて添加することができる。更に高級脂肪酸のごと
きワックスを添加することも有用である。
本発明の感光性組成物は、例えば、2−メトキシエタノ
ール、2−メトキシエチルアセテート、プロピレングリ
コールモノメチルエーテル、3−メトキシプロパノー
ル、3−メトキシプロピルアセテート、メチルエチルケ
トン、エチレンジクロライドなどの適当な溶剤の単独ま
たはこれらを適当に組合せた混合溶媒に溶解して支持体
上に設けることができる。その被覆量は乾燥後の重量で
約0.1g/m2〜約10g/m2の範囲が適当であり、より好まし
くは0.5〜5g/m2である。
上記支持体としては、寸度的に安定な板状物が用いられ
る。このような寸度的に安定な板状物としては、従来印
刷版の支持体として使用されたものが含まれ、それらを
好適に使用することができる。かかる支持体としては、
紙、プラスチックス(例えばポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリスチレンなど)がラミネートされた紙、例え
ばアルミニウム(アルミニウム合金も含む。)、亜鉛、
銅などのような金属の板、例えば二酢酸セルロース、三
酢酸セルロース、プロピオン酸セルロース、酪酸セルロ
ース、酢酸酪酸セルロース、硝酸セルロース、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレン、ポリスチレン、ポ
リプロピレン、ポリカーボネート、ポリビニルアセター
ルなどのようなプラスチックのフィルム、上記の如き金
属がラミネートもしくは蒸着された紙もしくはプラスチ
ックフィルムなどが含まれる。これらの支持体のうち、
アルミニウム板は寸度的に著しく安定であり、しかも安
価であるので特に好ましい。更に、特公昭48−18327号
公報に記されているようなポリエチレンテレフタレート
フィルム上にアルミニウムシートが結合された複合体シ
ートも好ましい。
また金属、特にアルミニウムの表面を有する指示体の場
合には、砂目立て処理、珪酸ソーダ、弗化ジルコニウム
酸カリウム、燐酸塩等の水溶液への浸漬処理、あるいは
陽極酸化処理などの表面処理がなされていることが好ま
しい。また、米国特許第2,714,066号明細書に記載され
ている如く、砂目立てしたのちに珪酸ナトリウム水溶液
に浸漬処理されたアルミニウム板、特公昭47−5125号公
報に記載されているようにアルミニウム板を陽極酸化処
理したのちに、アルカリ金属珪酸塩の水溶液に浸漬処理
したものも好適に使用される。上記陽極酸化処理は、例
えば、燐酸、クロム酸、硫酸、硼酸等の無機酸、若しく
は、蓚酸、スルファミン酸等の有機酸またはこれらの塩
の水溶液又は非水溶液の単独又は二種以上を組み合わせ
た電解液中でアルミニウム板を陽極として電流を流すこ
とにより実施される。
また、米国特許第3,658,662号明細書に記載されている
ようなシリケート電着も有効である。
更には特公昭46−27481号公報、特開昭52−58602号公
報、特開昭52−30503号公報に開示されているような電
解グレインを施した支持体と、上記陽極酸化処理及び珪
酸ソーダ処理を組合せた表面処理も有用である。
更には、特開昭56−28893号公報に開示されているよう
な、ブラシグレイン、電解グレイン、陽極酸化処理さら
に珪酸ソーダ処理を順に行ったものも好適である。
更にこれらの処理を行った後に、水溶性の樹脂、たとえ
ばポリビニルフォスホン酸、スルホン酸基を側鎖に有す
る重合体および共重合体、ポリアクリル酸等を下塗りし
たものも好適である。
これらの親水化処理は、支持体の表面を親水性とするた
めに施される以外に、その上に設けられる感光性組成物
の有害な反応を防ぐため、更には感光層の密着性の向上
等のために施されるものである。
支持体上に設けられた感光性組成物の層の上には、空気
中の酸素による重合禁止作用を完全に防止するため、例
えばポリビニルアルコール、酸性セルロース類などのよ
うな酸素遮断性に優れたポリマーよりなる保護層を設け
てもよい。この様な保護層の塗布方法については、例え
ば米国特許第3,458,311号、特公昭55−49729号明細書に
詳しく記載されている。
本発明の感光性組成物を支持体上に設けた感光性プレー
トをメタルハライドランプ、高圧水銀灯などのような紫
外線に富んだ光源を用いて画像露光し、現像液で処理し
て感光層の未露光部を除去し、最後にガム液を塗布する
ことにより平版印刷版とする。上記現像液として好まし
いものは、ベンジルアルコール、2−フェノキシエタノ
ール、2−ブトキシエタノールのような有機溶媒を少量
含むアルカリ水溶液であり、例えば米国特許第3,475,17
1号および同3,615,480号に記載されているものを挙げる
ことができる。更に、特開昭50−26601号、特公昭56−3
9464号、同56−42860号の各公報に記載されている現像
液も本発明の感光性印刷版の現像液として優れている。
〔発明の効果〕
本発明の感光性組成物を用いると酸素の影響をほとんど
受けない感光性プレートを得ることができるので、酸素
遮断層なしで十分実用的に使用できる。従って、本発明
の感光性組成物は、各種印刷版及び画像形成用に広く用
いることができ、これらのうちでも特に感光性平版印刷
版用に好適に用いることができる。
以下、実施例に基づいて更に詳細に説明する。
実施例1 特開昭56−28893号公報に開示された方法により基板を
得た。即ち、厚さ0.30のアルミニウム板をナイロンブラ
シと400メッシュのパミストンの水懸濁液を用いその表
面を砂目立てした後、よく水で洗浄した。10%水酸化ナ
トリウムに70℃で60秒間浸漬してエッチングした後、流
水で水洗後20%HNO3で中和洗浄、水洗した。これをVA
12.7Vの条件で正弦波の交番波形電流を用いて1%硝酸
水溶液中で160クローン/dm2の陽極時電気量の電解粗面
化処理を行った。その表面粗さを測定したところ、0.6
μ(Ra表示)であった。ひきつづいて30%のH2SO4水溶
液中に浸漬し55℃で2分間デスマットした後、20%H2SO
4水溶液中、電流密度2A/dm2において厚さが2.7g/m2にな
るように2分間陽極酸化処理した。その後70℃のケイ酸
ソーダ2.5%水溶液に1分間浸漬水洗乾燥させた。
次に下記の感光液Iを調製した。
比較例として、感光液Iの光重合開始剤のみを下記化合
に代えて感光液IIを得た。
これら感光液I、IIを濾過後、先の基板の上に回転塗布
機を用いて、乾燥後の重量にして2.0g/m2となるように
塗布した。乾燥は80℃で2分間行なった。
これらのサンプルを透明陰画に密着させ、バーキープリ
ンター〔バーキーテクニカル製 光源;2KWのメタルハラ
イドランプ〕で十分吸引した後露光し、次に示す現像液
にて50秒間浸漬し表面を軽くこすり未露光部を除去し、
印刷版とした。
ベンジルアルコール 30g 炭酸ナトリウム 5g アルキルナフタレンスルホン酸ソーダ 12g 亜硫酸ナトリウム 5g 純水 1000g 更にこれらの印刷版をハンデルベルグ社製印刷機KORを
用いて耐刷テストを行ったところ感光液Iを用いた印刷
機は、感光液IIを用いた印刷版に比べ、約1.3倍の耐刷
力を有していた。又、これらのプレートの上に富士PSス
テップガイド(富士写真フィルム(株)製、ΔD=0.15
で不連続に透過濃度が変化するグレースケール)を載せ
て、露光器によって真空引きを行った場合と、真空引き
を行なわない場合のステップガイドの感度差を比較する
と、感光液Iのプレートは、表1に示すように感度差が
0.5段に対し、感光液IIのプレートでは、1段あり、
又、感度も感光液Iの方が高かった。
このように感光液Iを用いたプレートは感光液IIを用い
たプレートに比べ、耐刷力がすぐれ、真空度の影響が少
なかった。
比較例1. 感光液Iからジアゾ樹脂を除いた以外は、実施例1と全
く同様に作成した印刷版を、実施例1と同様に耐刷テス
トを行ったところ、感光液Iを用いた印刷版に比べ1/4
の耐刷力しかなかった。
実施例2 実施例1と同様にして得た基板に、次の感光液IIIを塗
布した。
得られたプレートは、画像露光後、実施例1と同様の現
像液にて処理した。
比較例として、感光液IIIの光重合開始剤のみをロフィ
ンダイマー/ミヒラーズケン(2g/2g)に変更して感光
液IVとし、あとは実施例2と同様に、画像露光、現像処
理した。
感光液IIIを塗布したプレートは、感光液IVを塗布した
プレートに比べて、感度(グレースケールステップガイ
ド段数)で2段高く、真空度依存性も少なく、1.5倍の
耐刷力を有していた。
比較例2. 感光液IIIからジアゾ樹脂を除いた以外は、実施例1と
全く同様に作成した印刷版を、実施例1と同様に耐刷テ
ストを行ったところ、感光液IIIを用いた印刷版に比べ1
/5の耐刷力しかなかった。
実施例3 実施例1の光重合開始剤の代りに下記構造の光重合開始
剤を用いた。
実施例1と同様にして画像露光、現像して印刷版を得
た。この印刷版を実施例1と同様に耐刷テストを行った
ところほぼ実施例1と同じ耐刷力を有していた。
比較例3. 実施例3の感光液からジアゾ樹脂を除いた以外は、実施
例1と全く同様に作成した印刷版を、実施例1と同様に
耐刷テストを行ったところ、ジアゾ樹脂を用いた印刷版
に比べ1/5の耐刷力しかなかった。
実施例4 実施例1の光重合開始剤の代りに下記構造の2つの組合
せからなる光重合開始剤を用いた。
実施例1と同様に画像露光、現像して印刷版を得た。こ
の印刷版の耐刷力はほぼ実施例1の印刷版と同等であっ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 則章 静岡県榛原郡吉田町川尻4000番地 富士写 真フイルム株式会社内 (72)発明者 喜多 信行 静岡県榛原郡吉田町川尻4000番地 富士写 真フイルム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−195250(JP,A) 特開 昭53−133428(JP,A) 特開 昭60−105667(JP,A) 特開 昭56−85746(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エチレン性不飽和重合性化合物、(2)ア
    ルカリ水可溶性又は膨潤性でかつフィルム形成可能な重
    合体、(3)光重合開始剤及び(4)ジアゾ樹脂を含有
    し、かつベンゼン環5個以上を有する多環芳香族化合物
    を含有しない感光性組成物において、成分(3)の光重
    合開始剤が、一般式(I): (式中、Rは (R′は、水素原子、Cl、Br、アルキル基又はアルコキ
    シル基を示す。)で示される基であり、XはClまたはBr
    である。) で表わされるS−トリアジントリハロメチル化合物であ
    ることを特徴とする感光性組成物。
JP61149087A 1985-07-02 1986-06-25 感光性組成物 Expired - Fee Related JPH0766186B2 (ja)

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