JPH0768659B2 - 幅が変化する織物を織製するおさ装置 - Google Patents

幅が変化する織物を織製するおさ装置

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JPH0768659B2
JPH0768659B2 JP61247180A JP24718086A JPH0768659B2 JP H0768659 B2 JPH0768659 B2 JP H0768659B2 JP 61247180 A JP61247180 A JP 61247180A JP 24718086 A JP24718086 A JP 24718086A JP H0768659 B2 JPH0768659 B2 JP H0768659B2
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靖夫 桜井
和弘 越野
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、長さ方向にその幅が変化する織物を織成する
ための織成方法及びおさ装置の構造に関するものであ
る。
幅が変化する織物は、例えば第6図(a)に示すよう
に、たて糸aとよこ糸bとを織成した織物であって、そ
の長さ方向に幅が変化し、広幅部cと細幅部dとが交互
に形成され、その広幅部cと細幅部dとの間に幅が徐々
に変化するテーパー部eが形成されたものである。而し
てこの種の織物は、テープ又はベルト状の織物として例
えばカメラやラジオ等の肩掛けベルト、小型カメラやス
キーのストック等のハンドストラップ、腕時計のバン
ド、ネクタイ、自動車のシートベルト、各種のFRP成型
品の強化材等として、幅広い用途を有している。
従来の技術 従来、この種の幅が変化する織物を製造する技術として
は、例えば特開昭53−6145号公報及び特開昭55−80538
号公報に記載されたものが知られている。このものは、
おさ羽が放射状に配設された扇形のおさ装置を使用し、
このおさ装置を上下に移動させることにより、織成位置
におけるおさ羽の間隔を変えて織物の幅を変化させよう
とするものである。
発明が解決しようとする問題点 しかしながらこのものにおいては、おさの両側部におい
てはおさ羽が織物面に対して斜めに設けられているの
で、たて糸の開口運動の際にたて糸がおさ羽により強く
摩擦され、摩耗されて毛羽が生じ易い。
またおさは本来、たて糸の開口を誘導する作用をも有す
るものであるから、その高さは少なくともそのおさの位
置における開口量以上である必要がある。しかしながら
前記おさ装置においては、それに加えて織物の幅を変化
させるために上下動させる必要があり、その上下動の範
囲に前記たて糸開口量を加えただけの高さが必要とな
り、非常に大きいものとなる。
さらに前記おさにおいては、おさ羽が放射状に配設され
ており、しかも前述のようにたて糸の開口運動を誘導す
るためには織物の細幅部分よりもさらに下方にまでおさ
羽を延ばす必要があるので、その底部においてはおさの
幅は織物の細幅部の幅よりもさらに小さいものとなり、
おさ羽の間隔は極めて小さくなる。従ってこの小さいお
さ羽の間にたて糸が挾まってたて糸の開口運動が阻害さ
れることがあり、またそれを防ぐためにおさ羽の間隔を
大きくすると、織物の広幅部分においておさ密度を充分
に大きくすることができず、織物におさ筋が生じ易い。
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、幅が
変化する外観の良い織物をスムーズに織成することので
きるおさ装置を提供することを目的とするものである。
問題点を解決する手段 而して本発明のおさ装置は、織機に対して固定的に支持
されたフレームに、対をなす回動部材を互いに平行を保
持しつつ回動可能に取付け、該回動部材間に複数のおさ
羽を互いに平行に展張したことを特徴とするものであ
る。
第1図は本発明のおさ装置を示すものであって、おさ羽
が互いに平行を保持しつつ、その間隔が変化するように
なっている。1はフレームであって、上下の桁2,3と左
右の側桁4,4とよりなり、その中央部には窓5が形成さ
れている。
6は支持部材であって、上方に設けられた駆動手段(図
示せず)により織機に対して上下動自在に設けられてい
る。そしてその支持部材6の両端にはそれぞれリンクア
ーム7,7の一端が回動自在に結合されており、該リンク
アーム7,7の他端にはそれぞれ連結部材8,8の一端が回動
自在に取付けられている。
該連結部材8,8の上部及び下部には、それぞれ回動部材
9,9,10,10の一端がそれぞれ回動自在に支持されてお
り、該回動部材9,9,10,10の他端は、前記上桁2又は下
桁3の中央にピン11,12により回動自在に軸支されてい
る。而して支持部材6を操作して連結部材8,8が上下動
することにより、上部の回動部材9,9と下部の回動部材1
0,10とは互いに平行を保ちつつ、フレーム1に対して回
動するようになっている。そしてその回動部材9,9と回
動部材10,10との間に、複数のおさ羽13が互いに平行に
展張されている。
作用 而してこのおさ装置を用いて織物を織成する場合には、
織物のたて糸aはクリールから操出されてヘルドのメー
ルを通り、フレーム1の窓5からさらにおさ羽13の間を
通って織物の織り口に至る。そしてヘルドを上下動させ
ることによりおさ装置の手前に開口が形成され、そこに
よこ糸bが挿通され、おさ装置で織り口に打込んで織物
を織成するのである。
而して本発明のおさ装置において、第1図に実線で示す
ように支持部材6を上動せしめると、リンクアーム7,7
を介して連結部材8,8が上動せしめられ、回動部材9,9と
回動部材10,10とは互いに平行を保ちつつピン11,12を支
点として両端部が上方に回動し、ほゞ水平状態となる。
この状態においてはおさ羽13の間隔は大きく、この状態
のおさ装置を使用して織物を織成すると、たて糸aの間
隔は大きくなり、織物の広幅部cが織成される。
次に織物を織成しながら支持部材6を徐々に下動せしめ
ると、リンクアーム7,7を介して連結部材8,8が下動し、
回動部材9,9と回動部材10,10とは互いに平行を保ちつつ
ピン11,12を支点として両端が下降するように回動す
る。これによりおさ羽13の間隔は徐々に縮小され、織物
の幅は次第に狭いものとなり、織物のテーパー部eが織
成される。
さらに支持部材6が充分に下動すると、第1図に鎖線で
示すようにリンクアーム7,7を介して連結部材8,8は下動
し、回動部材9,9及び回動部材10,10は大きい角度で傾斜
することとなり、おさ羽13の間隔は小さくなる。従って
この状態で織成された織物は、たて糸aの間隔が小さく
なり、織物の幅は小さく、細幅部dが織成される。
次いで再度支持部材6を上動せしめると、リンクアーム
7,7、連結部材8,8を介して回動部材9,9及び回動部材10,
10は上方に回動し、おさ羽13の間隔は次第に大きくな
り、織物の幅は次第に大きいものとなってテーパー部e
が形成される。
而してこのようにして支持部材6を上下動せしめること
により、おさ羽13は互いに平行関係を保持しつつその間
隔を拡大縮小され、たて糸aの間隔を変化させて織物の
幅を変化させることができるのである。
実施例 本発明のおさ装置は第1図に示すものに限定されるもの
ではなく、適宜変更可能である。第2図はその実施例で
あって、回動部材9,10がそれぞれ単一の部材であって、
その中央においてピン11,12を軸として、フレーム1に
対して回動自在に軸支されている。この例においても回
動部材9,10を回動させることにより、おさ羽13の間隔が
変化して織物の幅を変化させ、第6図(a)に示すよう
な形態の織物を織成することができる。
第3図は他の実施例であって、第2図の例と同様に回動
部材9,10が単一の部材よりなり、その一端部を軸として
回動するように軸支されており、第6図(b)に示すよ
うに織物の片縁は直線的に延び、他縁のみが凹凸を形成
した形状の織物が織成される。
第4図はさらに他の実施例であって、その一端がフレー
ム1の上桁2及び下桁3の中央に、ピン11,12により回
動自在に軸支された回動部材9,9及び回動部材10,10の自
由端に、それぞれ水平状態を維持したまま上下動する延
長部材14,14,15,15が回動自在に結合されており、前記
回動部材9,9及び回動部材10,10から延長部材14,14,15,1
5にかけておさ羽13が取付けられている。この例によれ
ば、第6図(c)に示すように織物の両端部のたて糸密
度は一定で、中央部のみにおいてたて糸密度が変化する
ことにより、幅を変化させた織物が得られる。
第5図はさらに他の実施例であって、フレーム1に対し
て固定的に取付けられた固定部材16,17の両端にそれぞ
れ回動部材9,9及び回動部材10,10の一端が回動自在に取
付けられており、固定部材16,17から回動部材9,9,10,10
にかけておさ羽13が取付けられている。この例によれ
ば、第6図(d)に示すように織物の中央部のたて糸密
度は一定で、両縁部のみにおいてたて糸密度が変化する
ことにより幅を変化させた織物が得られる。
さらにこれらの機構を適宜組合わせることにより、さら
に変化に富んだ織物を織成することもできる。
また本発明の方法においては、おさ羽13の間隔を変化さ
せる手段として回動部材9,9,10,10を回動させる方法に
限定されるものではなく、他の適宜の方法で変化させて
も良い。
発明の効果 本発明によれば、おさ羽13は常に互いに平行を保ったま
まで、その間隔を変化させるので、おさ羽13はその間隔
の大小に拘らず常に平行を保持しており、その平行なお
さ羽13に沿ってたて糸aが開口する。従ってたて糸aが
その開口運動に際して、おさ羽13で強く摩擦されて、摩
耗されたり毛羽立ったりすることがない。
またおさ羽13はその間隔が変化しても常に平行であるの
で、局部的に間隔の狭い部分がなく、たて糸aがおさ羽
13に挾まって開口運動が阻害されたりすることがなく、
またおさ羽13の本数を充分に多くすることができるの
で、織物におさ筋が生じることも少ない。
また本発明のおさ装置は構造が簡単で、おさ羽13を確実
に平行を保ったままでその間隔を自由に変化させること
ができると共に、必要以上に大きいものとなることがな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のおさ装置の正面図である。第2図乃至
第5図は本発明のおさ装置の実施例を示す概略正面図で
ある。第6図は、本発明により織成される幅が変化する
織物の各種構造を示す平面図である。 1……フレーム、9,10……回動部材、13……おさ羽

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】織機に対して固定的に支持されたフレーム
    (1)に、対をなす回動部材(9,10)を互いに平行を保
    持しつつ回動可能に取付け、該回動部材(9,10)間に複
    数のおさ羽(13)を互いに平行に展張したことを特徴と
    する、幅が変化する織物を織製するおさ装置
JP61247180A 1986-10-16 1986-10-16 幅が変化する織物を織製するおさ装置 Expired - Fee Related JPH0768659B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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