JPH0770959B2 - デジタルフイルタ器 - Google Patents
デジタルフイルタ器Info
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- JPH0770959B2 JPH0770959B2 JP22446486A JP22446486A JPH0770959B2 JP H0770959 B2 JPH0770959 B2 JP H0770959B2 JP 22446486 A JP22446486 A JP 22446486A JP 22446486 A JP22446486 A JP 22446486A JP H0770959 B2 JPH0770959 B2 JP H0770959B2
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- digital value
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、所要のフィルタ特性を有する再帰形のデジタ
ルフィルタ器に関するものであり、特に、計算精度が良
く、入力から出力までの演算時間の短いデジタルフィル
タ器を提供するものである。
ルフィルタ器に関するものであり、特に、計算精度が良
く、入力から出力までの演算時間の短いデジタルフィル
タ器を提供するものである。
従来の技術 近年、制御装置の中にマイクロプロセッサを使用して、
PI制御用フィルタをデジタル的に構成するようになって
きた。ここに、Pは比例動作、Iは積分動作を意味す
る。このようなPI制御用のデジタルフィルタとしては、
再帰形のデジタルフィルタが利用できる。たとえば、下
記の(1)式に示すパルス伝達関数G(z)を有するPI
制御用フィルタは、低周波領域に於て積分特性を示し、
制御装置の特性改善に好適である。(公知ではない)。
PI制御用フィルタをデジタル的に構成するようになって
きた。ここに、Pは比例動作、Iは積分動作を意味す
る。このようなPI制御用のデジタルフィルタとしては、
再帰形のデジタルフィルタが利用できる。たとえば、下
記の(1)式に示すパルス伝達関数G(z)を有するPI
制御用フィルタは、低周波領域に於て積分特性を示し、
制御装置の特性改善に好適である。(公知ではない)。
ここに、z・1は1サンプリング時間の遅延を表し、k
は一定値の係数である。第3図に(1)式のデジタルフ
ィルタの折線近似の周波数特性を示す。第3図の折点周
波数c以下の低周波領域において、利得[G(z)の
絶対値]は−6dB/octの周波数特性となり、低い周波数
になる程利得が大きくなる積分特性になっている。ま
た、折点周波数c以上の周波数領域では、利得が一定
値(約0dB)の比例特性になっている。
は一定値の係数である。第3図に(1)式のデジタルフ
ィルタの折線近似の周波数特性を示す。第3図の折点周
波数c以下の低周波領域において、利得[G(z)の
絶対値]は−6dB/octの周波数特性となり、低い周波数
になる程利得が大きくなる積分特性になっている。ま
た、折点周波数c以上の周波数領域では、利得が一定
値(約0dB)の比例特性になっている。
(1)式の係数kは、サンプリング時間と第3図の折点
周波数cにより定まる定数である。制御装置に用いる
PI制御用フィルタにおいては、係数kは1よりも十分に
小さな値になっている。たとえば、サンプリング時間TS
=1〔msec〕,折点周波数c=10〔Hz〕の時には、 k≒2・4=0.0625となる。
周波数cにより定まる定数である。制御装置に用いる
PI制御用フィルタにおいては、係数kは1よりも十分に
小さな値になっている。たとえば、サンプリング時間TS
=1〔msec〕,折点周波数c=10〔Hz〕の時には、 k≒2・4=0.0625となる。
次に、(1)式のPI制御用フィルタの計算方法につい
て、第4図のフローチャートを参照して説明する。第4
図において、xi,yiはそれぞれ新しい入力信号値と保存
信号値であり、xi-1,yi-1はそれぞれ1サンプリング時
点前の入力信号値と保存信号値である。なお、ここで
は、各信号値は実数,または無限長のデジタル値とす
る。
て、第4図のフローチャートを参照して説明する。第4
図において、xi,yiはそれぞれ新しい入力信号値と保存
信号値であり、xi-1,yi-1はそれぞれ1サンプリング時
点前の入力信号値と保存信号値である。なお、ここで
は、各信号値は実数,または無限長のデジタル値とす
る。
(31)<ブロック31> 新しい入力信号値xiをサンプリングする。
(32)<ブロック32> 次式により新しい保存信号値yiを計算する。
yi=yi-1+xi−xi-1+kxi-1 ……(2) (33)<ブロック33> 保存信号値yiを出力する。
(34)<ブロック34> xiとyiをそれぞれxi-1とyi-1にする。
(35)<ブロック35> 次のサンプリング時点まで遅延した後に、(31)の動作
に移る。
に移る。
上記の(31)〜(35)の動作を繰り返して計算すれば、
(1)式のPI制御用フィルタの特性を正確に実現でき
る。
(1)式のPI制御用フィルタの特性を正確に実現でき
る。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、実際には、マイクロプロセッサによって
処理できるデジタル値は有限のビット長であり、有限精
度の計算しか行えない。そのため、打ち切り誤差が発生
し、これによりデジタルフィルタの特性が劣化し、制御
装置に悪影響を生じていた。特に、上記(1)式のPI制
御用フィルタは積分特性を有するため、打ち切り誤差の
影響が累積して現れてしまう。これについて、16ビット
長のマイクロプロセッサを使用し、第4図のフローチャ
ートを実行する場合について説明する。ただし、ここで
はk=2・4とする。
処理できるデジタル値は有限のビット長であり、有限精
度の計算しか行えない。そのため、打ち切り誤差が発生
し、これによりデジタルフィルタの特性が劣化し、制御
装置に悪影響を生じていた。特に、上記(1)式のPI制
御用フィルタは積分特性を有するため、打ち切り誤差の
影響が累積して現れてしまう。これについて、16ビット
長のマイクロプロセッサを使用し、第4図のフローチャ
ートを実行する場合について説明する。ただし、ここで
はk=2・4とする。
まず、第1の方法として、第4図のフローチャートのyi
やyi-1をそれぞれ16ビット長の1ワードのデジタル値に
よって記憶・計算することが考えられる。ここで、16ビ
ット長のデジタル値は、最上位ビットが符号ビットであ
り、負の数は2の補数により表現されているものとす
る。すなわち、16ビット長のデジタル値を整数と考える
と、−32768から32767までの数値が表現できる。このと
き、(2)式のkxi-1の計算は、算術右シフトを利用し
て計算できる。ここで、1ビットの算術右シフトは実質
的に1/2倍に相当する。従って、k=2・4の時は4ビ
ットの算術右シフトが行われる。ところが、xi-1やkx
i-1が有限のビット数(16ビット)によって表現されて
いることから、kxi-1の計算において4ビットの算術右
シフトを行うと、下位4ビット分の情報のビット落ち
(下位のビット値が失われる現象)が発生する。これに
より(2)式の計算精度が大幅に低下する。特に、PI制
御用フィルタが積分形のフィルタであることから、この
ビット落ちの影響が累積し、フィルタ精度が大幅に劣化
する。その結果、制御装置に利用した場合に、制御性能
の劣化を生じていた。
やyi-1をそれぞれ16ビット長の1ワードのデジタル値に
よって記憶・計算することが考えられる。ここで、16ビ
ット長のデジタル値は、最上位ビットが符号ビットであ
り、負の数は2の補数により表現されているものとす
る。すなわち、16ビット長のデジタル値を整数と考える
と、−32768から32767までの数値が表現できる。このと
き、(2)式のkxi-1の計算は、算術右シフトを利用し
て計算できる。ここで、1ビットの算術右シフトは実質
的に1/2倍に相当する。従って、k=2・4の時は4ビ
ットの算術右シフトが行われる。ところが、xi-1やkx
i-1が有限のビット数(16ビット)によって表現されて
いることから、kxi-1の計算において4ビットの算術右
シフトを行うと、下位4ビット分の情報のビット落ち
(下位のビット値が失われる現象)が発生する。これに
より(2)式の計算精度が大幅に低下する。特に、PI制
御用フィルタが積分形のフィルタであることから、この
ビット落ちの影響が累積し、フィルタ精度が大幅に劣化
する。その結果、制御装置に利用した場合に、制御性能
の劣化を生じていた。
このような計算精度の劣化を防止するために、第2の方
法として、16ビット長の2ワードを使って実質的に32ビ
ットのデジタル値としてyiやyi-1を表現し、(2)式の
計算を行うことが考えられる。しかしながら、このよう
な場合には、上位ワードと下位ワードの両方にまたがる
計算が生じるために、計算が非常に煩雑になる。たとえ
ば、下位ワードから上位ワードへの桁上がりや桁下がり
が生じた場合に、32ビットのデジタル値として正数の桁
上がり,正数の桁下がり,負数の桁上がり,負数の桁下
がりの4つの場合のどれであるかを判定する必要が生じ
る。この判定には、多くの比較計算や条件分岐が必要で
ある。その結果、計算時間が非常に長くなるという欠点
がある。このPI制御用フィルタの入力から出力までの演
算時間は、制御装置の制御時間遅れに相当する。制御時
間遅れが大きくなると、制御装置全体の安定性を確保す
るためには、制御利得を小さくしなければならない。従
って、PI制御用フィルタの演算時間は極力小さいことが
要求される。
法として、16ビット長の2ワードを使って実質的に32ビ
ットのデジタル値としてyiやyi-1を表現し、(2)式の
計算を行うことが考えられる。しかしながら、このよう
な場合には、上位ワードと下位ワードの両方にまたがる
計算が生じるために、計算が非常に煩雑になる。たとえ
ば、下位ワードから上位ワードへの桁上がりや桁下がり
が生じた場合に、32ビットのデジタル値として正数の桁
上がり,正数の桁下がり,負数の桁上がり,負数の桁下
がりの4つの場合のどれであるかを判定する必要が生じ
る。この判定には、多くの比較計算や条件分岐が必要で
ある。その結果、計算時間が非常に長くなるという欠点
がある。このPI制御用フィルタの入力から出力までの演
算時間は、制御装置の制御時間遅れに相当する。制御時
間遅れが大きくなると、制御装置全体の安定性を確保す
るためには、制御利得を小さくしなければならない。従
って、PI制御用フィルタの演算時間は極力小さいことが
要求される。
本発明は、このような点を考慮して、計算精度を向上さ
せながらも、入力から出力までの演算時間を短くしたデ
ジタルフィルタ器を提供するものである。
せながらも、入力から出力までの演算時間を短くしたデ
ジタルフィルタ器を提供するものである。
問題点を解決するための手段 本発明では、少なくとも1個の入力信号値と少なくとも
1個の保存信号値を算術合成演算し、その演算結果を新
しい前記保存信号値とするデジタルフィルタ器であっ
て、前記保存信号値を少なくともnビット長(ここに、
nは4以上の整数)の第1保存値と第2保存値にわけて
保存し、前記第1保存値と前記第2保存値はそれぞれ符
号ビットを有し、かつ、前記第1保存値の最下位ビット
が数値的に前記第2保存値の第Q位ビット(ここに、Q
は1<Q<nなる整数)に対応するように構成すること
によって、上記の問題点を解決したものである。
1個の保存信号値を算術合成演算し、その演算結果を新
しい前記保存信号値とするデジタルフィルタ器であっ
て、前記保存信号値を少なくともnビット長(ここに、
nは4以上の整数)の第1保存値と第2保存値にわけて
保存し、前記第1保存値と前記第2保存値はそれぞれ符
号ビットを有し、かつ、前記第1保存値の最下位ビット
が数値的に前記第2保存値の第Q位ビット(ここに、Q
は1<Q<nなる整数)に対応するように構成すること
によって、上記の問題点を解決したものである。
本発明のより具体的な構成では、サンプリング周期毎に
nビット長の入力信号値を得る入力手段と、1サンプリ
ング時点前、もしくはそれ以前の前記入力信号値に対応
した値と第2保存値を算術演算してnビット長の第1の
デジタル値を得る第1の演算手段と、前記第1のデジタ
ル値を実質的に(Q−1)ビット(ここに、Qは1<Q
<nなる整数)の算術右シフトしたnビット長の第2の
デジタル値を得る第2の演算手段と、サンプリング間の
前記入力信号値の差分値に対応した値と第1保存値と前
記第2のデジタル値の算術合成値を表すnビット長の第
3のデジタル値を得る第3の演算手段と、前記第3のデ
ジタル値に対応した出力信号値を出力する出力手段と、
前記第3のデジタル値を新しい前記第1保存値とする第
1の更新手段と、最下位ビットから第(Q−1)位ビッ
トまでの下位(Q−1)ビットの内容を前記第1のデジ
タル値の下位(Q−1)ビットの内容と一致させ、最上
位ビットから第Q位ビットまでの上位(n−Q+1)ビ
ットの各ビット値を前記第1のデジタル値の符号ビット
と同じ値にしたnビット長の第4のデジタル値を得る第
4の演算手段と、前記第4のデジタル値を新しい前記第
2保存値とする第2の更新手段を具備するデジタルフィ
ルタ器とすることによって、上記の問題点を解決してい
る。
nビット長の入力信号値を得る入力手段と、1サンプリ
ング時点前、もしくはそれ以前の前記入力信号値に対応
した値と第2保存値を算術演算してnビット長の第1の
デジタル値を得る第1の演算手段と、前記第1のデジタ
ル値を実質的に(Q−1)ビット(ここに、Qは1<Q
<nなる整数)の算術右シフトしたnビット長の第2の
デジタル値を得る第2の演算手段と、サンプリング間の
前記入力信号値の差分値に対応した値と第1保存値と前
記第2のデジタル値の算術合成値を表すnビット長の第
3のデジタル値を得る第3の演算手段と、前記第3のデ
ジタル値に対応した出力信号値を出力する出力手段と、
前記第3のデジタル値を新しい前記第1保存値とする第
1の更新手段と、最下位ビットから第(Q−1)位ビッ
トまでの下位(Q−1)ビットの内容を前記第1のデジ
タル値の下位(Q−1)ビットの内容と一致させ、最上
位ビットから第Q位ビットまでの上位(n−Q+1)ビ
ットの各ビット値を前記第1のデジタル値の符号ビット
と同じ値にしたnビット長の第4のデジタル値を得る第
4の演算手段と、前記第4のデジタル値を新しい前記第
2保存値とする第2の更新手段を具備するデジタルフィ
ルタ器とすることによって、上記の問題点を解決してい
る。
作用 本発明では上記の構成にすることによって、保存信号値
が第1保存値と第2保存値に分けて保存されているため
に、保存信号値の実質的なビット長がnビットよりも長
くなり、ビット落ちがなくなる、もしくは非常に少なく
なる。その結果、フィルタ計算の精度が向上する。ま
た、第1保存値と第2保存値がそれぞれ符号付きのデジ
タル値であることから、第2保存値の第Q位ビット以上
の数値の第1保存値への加減算が簡単になり、入力から
出力までの演算時間を短くできる。
が第1保存値と第2保存値に分けて保存されているため
に、保存信号値の実質的なビット長がnビットよりも長
くなり、ビット落ちがなくなる、もしくは非常に少なく
なる。その結果、フィルタ計算の精度が向上する。ま
た、第1保存値と第2保存値がそれぞれ符号付きのデジ
タル値であることから、第2保存値の第Q位ビット以上
の数値の第1保存値への加減算が簡単になり、入力から
出力までの演算時間を短くできる。
実施例 以下に本発明のデジタルフィルタ器の一実施例につい
て、図面を用いて説明する。
て、図面を用いて説明する。
第2図に本発明のデジタルフィルタ器のハードウェアの
基本構成図を示す。中央処理部23は、命令記憶部24に記
憶されている命令に従って順次計算・処理を行う。命令
記憶部24は、ロム(ROM:Read Only Memory)によって構
成され、デジタルフィルタの計算処理アルゴリズムが格
納されている。入力部21は、制御装置の検出信号等の入
力信号をサンプリングし、16ビット長のデジタル値にな
おして中央処理部23に入力する。中央処理部23では、ラ
ム(RAM:Randam Access Memory)により構成された情報
記憶部25を使用してフィルタ計算・処理を行い、その計
算結果を出力部22に送る。出力部22に送られた出力信号
値は、制御装置の制御信号として利用される。このよう
な入力部21,出力部22,中央処理部23(マイクロプロセッ
サ),命令記憶部24,情報記憶部25からなるデジタルフ
ィルタ器では、命令記憶部24の内容を適当に構成するこ
とによって、(1)式のパルス伝達関数G(z)を有す
るデジタルフィルタを実現することができる。
基本構成図を示す。中央処理部23は、命令記憶部24に記
憶されている命令に従って順次計算・処理を行う。命令
記憶部24は、ロム(ROM:Read Only Memory)によって構
成され、デジタルフィルタの計算処理アルゴリズムが格
納されている。入力部21は、制御装置の検出信号等の入
力信号をサンプリングし、16ビット長のデジタル値にな
おして中央処理部23に入力する。中央処理部23では、ラ
ム(RAM:Randam Access Memory)により構成された情報
記憶部25を使用してフィルタ計算・処理を行い、その計
算結果を出力部22に送る。出力部22に送られた出力信号
値は、制御装置の制御信号として利用される。このよう
な入力部21,出力部22,中央処理部23(マイクロプロセッ
サ),命令記憶部24,情報記憶部25からなるデジタルフ
ィルタ器では、命令記憶部24の内容を適当に構成するこ
とによって、(1)式のパルス伝達関数G(z)を有す
るデジタルフィルタを実現することができる。
第1図に(1)式のデジタルフィルタを実現するための
本発明のデジタルフィルタ器の動作フローチャートを示
す。なお、以下の説明においては、中央処理部23や情報
記憶部25の処理ビット数を16ビットとし、(1)式の係
数はk=2・4とする。また、第1図のX,R,U,Wはそれ
ぞれ16ビット長(n=16)のデジタル値であり、最上位
ビットを符号ビットとし、負の数値は2の補数により表
現されているものとする。
本発明のデジタルフィルタ器の動作フローチャートを示
す。なお、以下の説明においては、中央処理部23や情報
記憶部25の処理ビット数を16ビットとし、(1)式の係
数はk=2・4とする。また、第1図のX,R,U,Wはそれ
ぞれ16ビット長(n=16)のデジタル値であり、最上位
ビットを符号ビットとし、負の数値は2の補数により表
現されているものとする。
(1) <ブロック1:入力ブロック> 入力部21から16ビット長のデジタル値として入力信号値
xiを入力する。
xiを入力する。
(2) <ブロック2:第1の演算ブロック> 1サンプリング時点前の入力信号値xi-1を1ビット算術
右シフトしたデジタル値R1を計算する。次に、情報記憶
部25に記憶しておいた第2保存値W2(後述)とデジタル
値R1を算術加算し、第1のデジタル値U1を得る。
右シフトしたデジタル値R1を計算する。次に、情報記憶
部25に記憶しておいた第2保存値W2(後述)とデジタル
値R1を算術加算し、第1のデジタル値U1を得る。
(3) <ブロック3:第2の演算ブロック> 第1のデジタル値U1を3ビット算術右シフトした第2の
デジタル値U2を得る。
デジタル値U2を得る。
(4) <ブロック4:第3の演算ブロック> サンプリング周期間の入力信号値の差分値(xi−xi-1)
と情報記憶部25に記憶しておいた第1保存値W1(後述)
と第2のデジタル値U2を算術加算した第3のデジタル値
U3を得る。
と情報記憶部25に記憶しておいた第1保存値W1(後述)
と第2のデジタル値U2を算術加算した第3のデジタル値
U3を得る。
(5) <ブロック5:出力ブロック> デジタルフィルタの出力信号値として、第3のデジタル
値U3を出力部22に出力する。
値U3を出力部22に出力する。
(6) <ブロック6:第1の更新ブロック> 第3のデジタル値U3を新しい第1保存値W1として情報記
憶部25に更新保存する。
憶部25に更新保存する。
(7) <ブロック7:第4の演算ブロック> 第1のデジタル値U1と16進数値8000Hの論理積(AND)を
とり、デジタル値R2を作る。デジタル値R2を12ビット算
術右シフトしたデジタル値R3を得る。これにより、デジ
タル値R3は、最下位ビット(第1位ビット)から第3位
ビットまでの下位3ビットの各ビット値が0,第4位ビッ
トから最上位ビット(第16位ビット)までの上位13ビッ
トの各ビット値が第1のデジタル値U1の符号ビットの値
に等しくなる。次に、第1のデジタル値U1と16進数値00
07Hの論理積(AND)をとり、デジタル値R4を作る。さら
に、デジタル値R4とデジタル値R3の論理和(OR)を計算
し、第4のデジタル値U4を得る。これにより、第4のデ
ジタル値U4の最下位ビットから第3位ビットまでの下位
3ビットの内容は上記第1のデジタル値U1の下位3ビッ
トの内容と一致し、第4のデジタル値U4の第4位ビット
から最上位ビットまでの上位13ビットの各ビット値は上
記第1のデジタル値U1の符号ビットと同じ値になる。
とり、デジタル値R2を作る。デジタル値R2を12ビット算
術右シフトしたデジタル値R3を得る。これにより、デジ
タル値R3は、最下位ビット(第1位ビット)から第3位
ビットまでの下位3ビットの各ビット値が0,第4位ビッ
トから最上位ビット(第16位ビット)までの上位13ビッ
トの各ビット値が第1のデジタル値U1の符号ビットの値
に等しくなる。次に、第1のデジタル値U1と16進数値00
07Hの論理積(AND)をとり、デジタル値R4を作る。さら
に、デジタル値R4とデジタル値R3の論理和(OR)を計算
し、第4のデジタル値U4を得る。これにより、第4のデ
ジタル値U4の最下位ビットから第3位ビットまでの下位
3ビットの内容は上記第1のデジタル値U1の下位3ビッ
トの内容と一致し、第4のデジタル値U4の第4位ビット
から最上位ビットまでの上位13ビットの各ビット値は上
記第1のデジタル値U1の符号ビットと同じ値になる。
(8) <ブロック8:第2の更新ブロック> 第4のデジタル値U4を新しい第2保存値W2として情報記
憶部25に更新保存する。
憶部25に更新保存する。
(9) <ブロック9:入力保存ブロック> 入力信号値XiをXi-1に移して保存する。
(10) <ブロック10:遅延ブロック> 次のサンプリング時点まで遅延した後に、ブロック1の
動作(1)に復帰する。
動作(1)に復帰する。
このように構成した本実施例では、第1保存値W1と第2
保存値W2を使って保存信号値を更新・保存している。特
に、第1保存値W1と第2保存値W2がそれぞれ独立に符号
ビットを有し、かつ、第1保存値W1の最下位ビットが数
値的に第2保存値W2の第4位ビット(Q=4)に相当す
るようにしている。従って、保存信号値のビット数は実
質的に16ビット(n=16)よりも3ビット分[(Q−
1)ビット分]長くなる。これにより、入力信号値Xiや
Xi-1を用いたフィルタ演算の精度が向上し、ビット落ち
をなくす、もしくは非常に少なくすることができる。な
お、第2保存値W2の保存数値を下位の3ビット[(Q−
1)ビット]で表せる数値に制限し、これよりも大きな
数値に関しては第1保存値W1の方に移すようにして、第
1保存値W1と第2保存値W2が補い合って保存信号値を表
すようにしている。
保存値W2を使って保存信号値を更新・保存している。特
に、第1保存値W1と第2保存値W2がそれぞれ独立に符号
ビットを有し、かつ、第1保存値W1の最下位ビットが数
値的に第2保存値W2の第4位ビット(Q=4)に相当す
るようにしている。従って、保存信号値のビット数は実
質的に16ビット(n=16)よりも3ビット分[(Q−
1)ビット分]長くなる。これにより、入力信号値Xiや
Xi-1を用いたフィルタ演算の精度が向上し、ビット落ち
をなくす、もしくは非常に少なくすることができる。な
お、第2保存値W2の保存数値を下位の3ビット[(Q−
1)ビット]で表せる数値に制限し、これよりも大きな
数値に関しては第1保存値W1の方に移すようにして、第
1保存値W1と第2保存値W2が補い合って保存信号値を表
すようにしている。
また、新しい入力信号値Xiを入力した時から新しい出力
信号値U3を得るまでの演算処理には(ブロック1からブ
ロック5)、比較計算や条件分岐を全く使っていない。
従って、この間の演算時間は非常に小さな一定値にな
る。これにより、本実施例のデジタルフィルタ器を制御
装置のPI制御用フィルタに使用した場合に、制御時間遅
れの小さいフィルタが実現できる。
信号値U3を得るまでの演算処理には(ブロック1からブ
ロック5)、比較計算や条件分岐を全く使っていない。
従って、この間の演算時間は非常に小さな一定値にな
る。これにより、本実施例のデジタルフィルタ器を制御
装置のPI制御用フィルタに使用した場合に、制御時間遅
れの小さいフィルタが実現できる。
一般に、少なくとも1個の入力信号値と少なくとも1個
の保存信号値を算術合成演算し、その演算結果を新しい
前記保存信号値とするデジタルフィルタ器であって、前
記保存信号値を少なくともnビット長(ここに、nは4
以上の整数)の第1保存値と第2保存値にわけて保存
し、前記第1保存値と前記第2保存値はそれぞれ符号ビ
ットを有し、かつ、前記第1保存値の最下位ビットが数
値的に前記第2保存値の第Q位ビット(ここに、Qは1
<Q<nなる整数)に対応するように構成するならば、
上記の効果を得ることができる。このような構成および
効果は、一般に再帰形のデジタルフィルタを制御装置の
制御用フィルタとして使用するときに、非常に有用であ
る。
の保存信号値を算術合成演算し、その演算結果を新しい
前記保存信号値とするデジタルフィルタ器であって、前
記保存信号値を少なくともnビット長(ここに、nは4
以上の整数)の第1保存値と第2保存値にわけて保存
し、前記第1保存値と前記第2保存値はそれぞれ符号ビ
ットを有し、かつ、前記第1保存値の最下位ビットが数
値的に前記第2保存値の第Q位ビット(ここに、Qは1
<Q<nなる整数)に対応するように構成するならば、
上記の効果を得ることができる。このような構成および
効果は、一般に再帰形のデジタルフィルタを制御装置の
制御用フィルタとして使用するときに、非常に有用であ
る。
また、(1)式のパルス伝達関数G(z)を実現した前
述の実施例において、ブロック2のR1の計算を適時変更
すれば、(1)式の係数kが2の負の整数乗でない場合
でも実現可能である。さらに、Xi-1+W2がオーバーフロ
ーをほとんど生じることがないと思われる場合には、R1
をXi-1に等しくすることも可能である。
述の実施例において、ブロック2のR1の計算を適時変更
すれば、(1)式の係数kが2の負の整数乗でない場合
でも実現可能である。さらに、Xi-1+W2がオーバーフロ
ーをほとんど生じることがないと思われる場合には、R1
をXi-1に等しくすることも可能である。
一般に、サンプリング周期毎にnビット長の入力信号値
を得る入力手段と、1サンプリング時点前、もしくはそ
れ以前の前記入力信号値に対応した値と第2保存値を算
術演算してnビット長の第1のデジタル値を得る第1の
演算手段と、前記第1のデジタル値を実質的に(Q−
1)ビット(ここに、Qは1<Q<nなる整数)の算術
右シフトしたnビット長の第2のデジタル値を得る第2
の演算手段と、サンプリング間の前記入力信号値の差分
値に対応した値と第1保存値と前記第2のデジタル値の
算術合成値を表すnビット長の第3のデジタル値を得る
第3の演算手段と、前記第3のデジタル値に対応した出
力信号値を出力する出力手段と、前記第3のデジタル値
を新しい前記第1保存値とする第1の更新手段と、最下
位ビットから第(Q−1)位ビットまでの下位(Q−
1)ビットの内容を前記第1のデジタル値の下位(Q−
1)ビットの内容と一致させ、最下位ビットから第Q位
ビットまでの上位(n−Q+1)ビットの各ビット値を
前記第1のデジタル値の符号ビットと同じ値にしたnビ
ット長の第4のデジタル値を得る第4の演算手段と、前
記第4のデジタル値を新しい前記第2保存値とする第2
の更新手段を具備するデジタルフィルタ器を構成するな
らば、(1)式のパルス伝達関数G(z)と同じ、もし
くはほぼ同じフィルタ特性を有するデジタルフィルタを
高精度に実現できる。また、入力から出力までの演算時
間も短くなる。
を得る入力手段と、1サンプリング時点前、もしくはそ
れ以前の前記入力信号値に対応した値と第2保存値を算
術演算してnビット長の第1のデジタル値を得る第1の
演算手段と、前記第1のデジタル値を実質的に(Q−
1)ビット(ここに、Qは1<Q<nなる整数)の算術
右シフトしたnビット長の第2のデジタル値を得る第2
の演算手段と、サンプリング間の前記入力信号値の差分
値に対応した値と第1保存値と前記第2のデジタル値の
算術合成値を表すnビット長の第3のデジタル値を得る
第3の演算手段と、前記第3のデジタル値に対応した出
力信号値を出力する出力手段と、前記第3のデジタル値
を新しい前記第1保存値とする第1の更新手段と、最下
位ビットから第(Q−1)位ビットまでの下位(Q−
1)ビットの内容を前記第1のデジタル値の下位(Q−
1)ビットの内容と一致させ、最下位ビットから第Q位
ビットまでの上位(n−Q+1)ビットの各ビット値を
前記第1のデジタル値の符号ビットと同じ値にしたnビ
ット長の第4のデジタル値を得る第4の演算手段と、前
記第4のデジタル値を新しい前記第2保存値とする第2
の更新手段を具備するデジタルフィルタ器を構成するな
らば、(1)式のパルス伝達関数G(z)と同じ、もし
くはほぼ同じフィルタ特性を有するデジタルフィルタを
高精度に実現できる。また、入力から出力までの演算時
間も短くなる。
なお、前述の実施例の情報記憶部25には、記憶内容の書
換え可能なレジスタやラムメモリが使用される。また、
制御装置の検出信号等を使ってサンプリング周期を決め
るようにしても良く、本発明に含まれることは言うまで
もない、その他、本発明の主旨をかえずして種々の変形
が可能で有る。
換え可能なレジスタやラムメモリが使用される。また、
制御装置の検出信号等を使ってサンプリング周期を決め
るようにしても良く、本発明に含まれることは言うまで
もない、その他、本発明の主旨をかえずして種々の変形
が可能で有る。
発明の効果 本発明のデジタルフィルタ器は、計算精度が良く、入力
から出力までの演算時間も短い。従って、本発明に基
き、制御装置のPI制御用フィルタを実現するデジタルフ
ィルタ器を構成するならば、高性能な制御装置が実現で
きる。
から出力までの演算時間も短い。従って、本発明に基
き、制御装置のPI制御用フィルタを実現するデジタルフ
ィルタ器を構成するならば、高性能な制御装置が実現で
きる。
第1図は本発明のデジタルフィルタ器の動作を表すフロ
ーチャート図、第2図は本発明のデジタルフィルタ器の
ハードウェアの基本構成図、第3図はデジタルフィルタ
の周波数特性図、第4図は基本フローチャート図であ
る。 21……入力部、22……出力部、23……中央処理部、24…
…命令記憶部、25……情報記憶部。
ーチャート図、第2図は本発明のデジタルフィルタ器の
ハードウェアの基本構成図、第3図はデジタルフィルタ
の周波数特性図、第4図は基本フローチャート図であ
る。 21……入力部、22……出力部、23……中央処理部、24…
…命令記憶部、25……情報記憶部。
Claims (1)
- 【請求項1】サンプリング周期毎にnビット長(ここ
に、nは4以上の整数)の入力信号値を得る入力手段
と、1サンプリング時点前、もしくはそれ以前の前記入
力信号値に対応した値と第2保存値を算術演算してnビ
ット長の第1のデジタル値を得る第1の演算手段と、前
記第1のデジタル値を実質的に(Q−1)ビット(ここ
に、Qは1<Q<nなる整数)の算術右シフトしたnビ
ット長の第2のデジタル値を得る第2の演算手段と、サ
ンプリング間の前記入力信号値の差分値に対応した値と
第1保存値と前記第2のデジタル値の算術合成値を表す
nビット長の第3のデジタル値を得る第3の演算手段
と、前記第3のデジタル値に対応した出力信号値を出力
する出力手段と、前記第3のデジタル値を新しい前記第
1保存値とする第1の更新手段と、最下位ビットから第
(Q−1)位ビットまでの下位(Q−1)ビットの内容
を前記第1のデジタル値の下位(Q−1)ビットの内容
と一致させ、最下位ビットから第Q位ビットまでの上位
(n−Q+1)ビットの各ビット値を前記第1のデジタ
ル値の符号ビットと同じ値にしたnビット長の第4のデ
ジタル値を得る第4の演算手段と、前記第4のデジタル
値を新しい前記第2保存値とする第2の更新手段を具備
するデジタルフィルタ器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22446486A JPH0770959B2 (ja) | 1986-09-22 | 1986-09-22 | デジタルフイルタ器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22446486A JPH0770959B2 (ja) | 1986-09-22 | 1986-09-22 | デジタルフイルタ器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6379410A JPS6379410A (ja) | 1988-04-09 |
| JPH0770959B2 true JPH0770959B2 (ja) | 1995-07-31 |
Family
ID=16814194
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22446486A Expired - Lifetime JPH0770959B2 (ja) | 1986-09-22 | 1986-09-22 | デジタルフイルタ器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0770959B2 (ja) |
-
1986
- 1986-09-22 JP JP22446486A patent/JPH0770959B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6379410A (ja) | 1988-04-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |