JPH0771412A - 作業車の油圧アクチュエータ操作構造 - Google Patents

作業車の油圧アクチュエータ操作構造

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JPH0771412A
JPH0771412A JP5219914A JP21991493A JPH0771412A JP H0771412 A JPH0771412 A JP H0771412A JP 5219914 A JP5219914 A JP 5219914A JP 21991493 A JP21991493 A JP 21991493A JP H0771412 A JPH0771412 A JP H0771412A
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JP
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operating
control valve
operated
speed
lever
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JP5219914A
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Yutaro Morishita
勇太郎 森下
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Kubota Corp
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    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/22Hydraulic or pneumatic drives
    • E02F9/2203Arrangements for controlling the attitude of actuators, e.g. speed, floating function
    • E02F9/2214Arrangements for controlling the attitude of actuators, e.g. speed, floating function for reducing the shock generated at the stroke end
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B21/00Common features of fluid actuator systems; Fluid-pressure actuator systems or details thereof, not covered by any other group of this subclass
    • F15B21/08Servomotor systems incorporating electrically operated control means
    • F15B21/087Control strategy, e.g. with block diagram

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機体に備えられた作業装置を油圧アクチュエ
ータ及び操作レバーにより操作可能に構成した作業車の
油圧アクチュエータ操作構造において、停止状態の作業
装置の位置を少しだけ移動させるような操作が、操作レ
バーにより容易に行えるようにする。 【構成】 操作レバー24が中立停止位置Nから所定の
操作位置Cに操作されると、この操作に対し所定の遅れ
時間T1を持って、油圧アクチュエータ用の制御弁(電
磁比例弁19)が開側に操作されるように構成する。そ
して、操作レバー24の操作速度が遅くなるほど、制御
弁(電磁比例弁19)の遅れ時間T2が長くなるように
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機体に備えられた作業
装置駆動用の油圧アクチュエータに対して、作動油を給
排操作する流量制御可能な制御弁、この制御弁の操作用
で人為的に操作される人為操作具(操作レバーや操作ペ
ダル等)を備えて構成される作業車の油圧アクチュエー
タ操作構造に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような作業車の油圧アクチュエー
タ操作構造として次のようなものがある。つまり、油圧
アクチュエータにポンプからの作動油を給排操作してこ
れを作動させる流量制御可能な制御弁、人為的に操作さ
れる人為操作具、人為操作具の操作位置を検出する位置
センサーを備えて、この位置センサーの検出値に基づ
き、制御弁を操作する制御手段を備えた構成である。
【0003】これにより、人為操作具を中立停止位置に
操作していると、制御弁も中立位置に操作されて油圧ア
クチュエータは停止している。そして、人為操作具を中
立停止位置から作動位置側に操作していくと、この操作
量が大きくなるほど制御弁からの作動油の流量が大きく
なるように、人為操作具の操作位置に対応した開度に制
御弁が操作されていく。従って、人為操作具を中立停止
位置から大きく操作するほど、油圧アクチュエータが高
速で作動するのであり、人為操作具の操作位置により油
圧アクチュエータを所望の作動速度で作動させることが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の構成において
は、人為操作具の操作位置と制御弁の開度とが一対一の
関係となっている。従って、停止している作業装置の位
置を少しだけ変更したい場合には、人為操作具を中立停
止位置から作動位置側に少しだけ操作し制御弁を少しだ
け開側に操作して、油圧アクチュエータを少し作動させ
るような操作を行う必要がある。しかしながら、中立停
止位置に在る人為操作具を作動位置側に作業者が正確に
少しだけ操作すると言うようなことは実際には難しいの
で、中立停止位置から人為操作具を操作し過ぎてしまう
場合が多く、停止している作業装置の位置を少しだけ変
更すると言う操作が難しいものとなっている。
【0005】又、停止状態の作業装置を素早く別の位置
に移動させたい場合には、人為操作具を中立停止位置か
ら作動位置側に急操作することになるが、このような操
作を行うと制御弁も中立位置から開側に急操作され、油
圧アクチュエータ及び作業装置が停止状態から急に高速
で作動し始めるような状態となって、ショックの生じる
場合がある。本発明は作業車の油圧アクチュエータ操作
構造において、停止している作業装置の位置を少しだけ
変更すると言う操作が容易に行えるように、又、停止状
態の作業装置を素早く別の位置に移動させる場合に、シ
ョック少なく作業装置を移動させることができるように
構成することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな作業車の油圧アクチュエータ操作構造において、次
のように構成することにある。つまり、 〔1〕機体に備えられた作業装置駆動用の油圧アクチュ
エータに、ポンプからの作動油を給排操作して、これを
作動させる流量制御可能な制御弁と、人為的に操作され
る人為操作具と、人為操作具の操作位置を検出する位置
センサーと、人為操作具の操作速度を検出する速度セン
サーとを備え、位置センサーの検出値に基づいて、人為
操作具が中立停止位置に操作されていると制御弁を中立
位置に操作し、且つ、中立停止位置から作動位置側への
人為操作具の操作量に対応して、この操作量が大きくな
るほど制御弁からの作動油の流量が大きくなるように、
人為操作具の操作位置に対応した開度に制御弁を操作す
る制御手段を備えると共に、位置センサー及び速度セン
サーの検出値に基づき、人為操作具が中立停止位置から
所定の操作位置に操作されると、この操作に対し所定の
遅れ時間を持って、制御手段により所定の操作位置に対
応する開度に制御弁が操作されるように設定する遅延手
段と、位置センサー及び速度センサーの検出値に基づ
き、人為操作具が所定の操作位置に操作される速度が遅
くなるほど、遅れ時間を長くする遅れ時間変更手段とを
備えてある。
【0007】〔2〕前項〔1〕の構成において、人為操
作具を中立停止位置から所定の操作位置に操作する際に
おいて中立停止位置に近い側の位置では、制御手段によ
る制御弁の開側への操作速度を低速側に設定し、所定の
操作位置に近い側の位置では、制御手段による制御弁の
開側への操作速度を高速側に設定してある。
【0008】
【作用】
〔I〕前項〔1〕のように構成すれば、油圧アクチュエ
ータを少しだけ作動させて停止している作業装置の位置
を少しだけ変更したい場合には、例えば図4の一点鎖線
B1に示すように、人為操作具24(左操作レバー2
4)を中立停止位置Nからゆっくりと作動位置R,L
(右及び左揺動位置R,L)側に操作してやればよい。
このようにして人為操作具24がゆっくり操作される
と、例えば図4の一点鎖線B2及び遅れ時間T2に示さ
れるように、この操作に充分に遅れながら制御弁19
(電磁比例弁19)が中立位置から開側に操作されてい
く。
【0009】これにより、人為操作具24が中立停止位
置Nから作動位置R,L側にある程度操作されても、制
御弁19の開度はこの人為操作具24の操作位置に対応
しておらず、制御弁19は中立位置から少しだけ開側に
操作された状態となる。従って、制御弁19により油圧
アクチュエータがゆっくりと作動を開始するのであり、
これに基づいて作業装置が停止している位置から所望の
位置にまで移動すれば、人為操作具24を中立停止位置
Nに操作して、油圧アクチュエータを停止させればよい
のである。
【0010】逆に、停止状態の作業装置を素早く別の位
置に移動させたい場合には、例えば図4の実線A1に示
すように、人為操作具24を中立停止位置Nから作動位
置R,L側の所定の操作位置Cに急操作することにな
る。このような操作を行った場合、例えば図4の実線A
2及び遅れ時間T1に示されるように、人為操作具24
の操作に少しだけ遅れた状態で、制御弁19が中立位置
から開側に操作されていく。
【0011】これにより、人為操作具24の操作に全く
遅れることなく制御弁19が追従して操作される構成に
比べて、油圧アクチュエータ及び作業装置が停止状態か
ら急に高速で作動し始めるような状態が抑えられて、そ
のときのショックも抑えられる。又、前述の遅れ時間T
1を短く設定しているので、人為操作具24の操作に油
圧アクチュエータの作動が遅れ過ぎると言うような状態
も生じない。
【0012】〔II〕前項〔2〕のように構成すると、
例えば図4の一点鎖線B2及び実線A2に示されるよう
に、人為操作具24を中立停止位置Nから操作し始めた
状態(人為操作具24の操作位置が中立停止位置Nに近
い側の位置の状態)では、制御弁19の開側への操作速
度が低速の状態となっている。
【0013】これにより、前項〔I〕の前半での説明の
ように、油圧アクチュエータを少しだけ作動させて停止
している作業装置の位置を少しだけ変更したい場合、人
為操作具24を中立停止位置Nからゆっくりと作業位置
R,L側に操作してやれば、前項〔I〕の前半での説明
のように人為操作具24の操作に充分に遅れながら制御
弁19が中立位置から開側に操作されていくと同時に、
この付近での制御弁19の開側への操作速度も低速とな
る。従って、人為操作具24を中立停止位置Nから作動
位置R,L側にある程度操作した場合、制御弁19の開
度は前項〔I〕の前半の説明の場合よりも小さなものと
なるのであり、油圧アクチュエータがさらにゆっくりと
作動を開始するのである。
【0014】又、前項〔I〕の後半での説明のように、
停止状態の作業装置を素早く別の位置に移動させたい場
合、人為操作具24を中立停止位置Nから作動位置R,
L側の所定の操作位置Cに急操作すると、前項〔I〕の
後半での説明のように人為操作具24の操作に少しだけ
遅れた状態で、制御弁19が中立位置から開側に操作さ
れていくと同時に、この付近での制御弁19の開側への
操作速度も低速となっている。
【0015】これにより、人為操作具24を急操作した
場合に、油圧アクチュエータ及び作業装置が停止状態か
ら急に高速で作動し始めるような状態がさらに抑えられ
て、そのときのショックもよく抑えられる。そして、図
4の実線A2に示すように前半での制御弁19の開側へ
の操作速度は低速であるが、この後半では操作速度が高
速となって、人為操作具24に操作に追いついていき、
最後に短い遅れ時間T1として現れるのである。
【0016】
【発明の効果】請求項1のように構成すれば、特に注意
を払わずに人為操作具を中立停止位置からある程度操作
しても、制御弁の開度を抑えて油圧アクチュエータをゆ
っくりと作動させ始めることができるので、充分に注意
を払いながら人為操作具を中立停止位置から僅かに操作
して、油圧アクチュエータをゆっくりと作動させ始める
と言うような操作を行う必要なくなった。従って、停止
している作業装置の位置を少しだけ変更すると言う操作
が、人為操作具により容易に行えるようになり、作業車
における油圧アクチュエータの操作性を向上させること
ができた。
【0017】又、請求項1のように構成すれば、停止状
態の作業装置を素早く別の位置に移動させる際に、ショ
ック少なく作業装置を移動させることができるので、作
業装置及び作業車の安定性が向上する。この場合、人為
操作具の操作に対して制御弁及び油圧アクチュエータの
作動が少し遅れることにはなるが、その遅れも僅かなの
で、人為操作具の操作に対する応答性の低下を伴うこと
がない。
【0018】請求項2のように構成すると、制御弁が中
立位置から開側に操作され始める際の操作速度を低速に
設定しているので、停止している作業装置の位置を少し
だけ変更すると言う操作が、人為操作具によりさらに容
易に行えるようになり、作業車における油圧アクチュエ
ータの操作性をさらに向上させることができる。又、停
止状態の作業装置を素早く別の位置に移動させる際に、
さらにショック少なく作業装置を移動させることができ
るので、作業装置及び作業車の安定性をさらに向上させ
ることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (1)図1に示すように、左右一対の前輪1及び後輪2
で支持された機体の前部にエンジン3、中央に操縦部
4、後部にミッションケース5を備えて作業車の一例で
ある農用トラクタを構成しており、機体の前部にドーザ
装置6、機体の後部にバックホウ装置7(作業装置に相
当)をアタッチメントとして備えている。
【0020】次に、バックホウ装置7について説明す
る。図1に示すようにミッションケース5の後部に連結
される支持部8、この支持部8の縦軸芯P1周りに左右
一対の油圧シリンダ9,10(油圧アクチュエータに相
当)により揺動操作されるスイングブラケット11、こ
のスイングブラケット11の横軸芯P2周りに油圧シリ
ンダ15により揺動操作されるブーム12、このブーム
12の先端の横軸芯P3周りに油圧シリンダ16により
揺動操作されるアーム13、このアーム13の先端の横
軸芯P4周りに油圧シリンダ17により揺動操作される
バケット14、油圧シリンダ34により昇降操作される
左右一対のアウトリガー33、並びに、支持部8に固定
されている操縦部18等によりバックホウ装置7を構成
している。
【0021】(2)次に、バックホウ装置7の操作構造
について説明する。図3に示すようにスイングブラケッ
ト11用の一対の油圧シリンダ9,10に対する電磁比
例弁19(本発明の制御弁に相当)、ブーム12用の油
圧シリンダ15に対する制御弁20、アウトリガー33
用の油圧シリンダ34に対する一対の制御弁35、アー
ム13用の油圧シリンダ16に対する制御弁21、及び
バケット14用の油圧シリンダ17に対する制御弁22
が備えられている。電磁比例弁19はセンターバイパス
型式で中立復帰型であり、制御弁20,21,22,3
5はセンターバイパス型式で機械操作式である。そし
て、電磁比例弁19及び制御弁20,21,22,35
は、ポンプ25に並列的に接続されている。
【0022】図1及び図3に示すようにバックホウ装置
7の操縦部18に、前後左右に操作自在な右操作レバー
23と左操作レバー24(人為操作具に相当)が備えら
れていおり、右操作レバー23とブーム12用の制御弁
20及びバケット14用の制御弁22とが機械的に連動
連結されている。これにより、右操作レバー23を前後
に操作すると制御弁20が切換操作されて、ブーム12
が揺動操作されるのであり、右操作レバー23を左右に
操作すると制御弁22が切換操作されて、バケット14
が揺動操作される。
【0023】左操作レバー24とアーム13用の制御弁
21とが機械的に連動連結されており、左操作レバー2
4を前後に操作すると制御弁21が切換操作されてアー
ム13が揺動操作される。そして、左操作レバー24の
左右方向の操作位置を検出する位置センサー26が備え
られて、位置センサー26の検出値が制御装置27(制
御手段に相当)に入力されている。左操作レバー24を
左右に操作すると位置センサー26の検出値に基づき、
制御装置27からの操作電流により電磁比例弁19が操
作されて、スイングブラケット11が左右に揺動操作さ
れるのである。
【0024】(3)次に、バックホウ装置7におけるス
イングブラケット11の操作について説明する。図2
(イ)及び図1に示すようにバックホウ装置7の支持部
8の縦軸芯P1周りに、スイングブラケット11が左右
に揺動自在に支持されており、縦軸芯P1を挟んで左右
一対の複動型の油圧シリンダ9,10が、スイングブラ
ケット11に接続されている。図2(イ)及び図3に示
すように、電磁比例弁19からの一対の油路28,29
のうちの一方の油路28が、一方の油圧シリンダ9の伸
長側の油室9aと、他方の油圧シリンダ10の収縮側の
油室10bに並列的に接続されており、他方の油路29
が一方の油圧シリンダ9の収縮側の油室9bと、他方の
油圧シリンダ10の伸長側の油室10aに並列的に接続
されている。
【0025】図2(イ)に示す状態は、スイングブラケ
ット11を左右中央に位置させている状態である。この
状態から例えば電磁比例弁19から油路28に作動油を
供給すると、一方の油圧シリンダ9が伸長し始め他方の
油圧シリンダ10が収縮し始めて、スイングブラケット
11が左に揺動し始める。
【0026】そして、図2(ロ)に示すように一方の油
圧シリンダ9が縦軸芯P1上に達すると、この油圧シリ
ンダ9がストロークエンド付近にまで伸長することにな
る。これにより、他方の油圧シリンダ10の収縮作用に
よって、この油圧シリンダ10の伸長側の油室10aか
ら排出される作動油が、油圧シリンダ9の収縮側の油室
9bに供給されてこの油圧シリンダ9も収縮し、図2
(ハ)に示すようにスイングブラケット11が左側の揺
動端に達するのである。以上の状態は、スイングブラケ
ット11を右に揺動操作する場合にも、同様に生じる。
【0027】(4)次に、左操作レバー24によるスイ
ングブラケット11用の油圧シリンダ9,10の制御に
ついて説明する。左操作レバー24における左右方向の
操作位置(位置センサー26の検出値)に基づいて、ス
イングブラケット11の速度が左操作レバー24の操作
位置に対応する速度となるように、操作電流が制御装置
27から図3の電磁比例弁19に供給されるのであり、
電磁比例弁19の開度が左操作レバー24の左右方向の
操作位置に対応するものに設定される。
【0028】これにより、左操作レバー24が中立停止
位置Nに操作されていると、電磁比例弁19への操作電
流を零として、電磁比例弁19を自身の中立復帰作用で
中立位置に操作しておき、油圧シリンダ9,10を停止
させる。次に、左操作レバー24を中立停止位置Nから
右揺動位置R(作動位置に相当)又は左揺動位置L(作
動位置に相当)に操作していくと、中立停止位置Nから
右又は左揺動位置R,L側への左操作レバー24の操作
量に対応して、この操作量が大きくなるほど電磁比例弁
19からの作動油の流量が大きくなるように、つまり、
電磁比例弁19への操作電流(電磁比例弁19の開度)
が大きくなるように設定されている。
【0029】(5)図4に示すように、左操作レバー2
4を中立停止位置Nから右又は左揺動位置R,L側の所
定の操作位置Cにまで操作すると、これに伴って電磁比
例弁19への操作電流も零から所定の操作位置Cに対応
する操作電流CIにまで上昇していくのであるが、この
場合の操作電流の上昇特性を以下の説明のように設定し
ている。
【0030】位置センサー26により左操作レバー24
の左右方向の操作位置を検出するばかりではなく、位置
センサー26の検出値を制御装置27で微分処理するこ
とにより、左操作レバー24の左右方向の操作速度も検
出している(速度センサーに相当)。これにより、図4
の実線A1に示すように、左操作レバー24を中立停止
位置Nから右又は左揺動位置R,L側の所定の操作位置
Cにまで素早く操作すると、実線A2に示す特性に基づ
いて、左操作レバー24が所定の操作位置Cに操作され
てから所定の遅れ時間T1を持って、電磁比例弁19の
操作電流が所定の操作位置Cに対応する操作電流CIに
達する(遅延手段に相当)。
【0031】この場合、実線A2は下向きの曲線に設定
されているので、左操作レバー24が中立停止位置Nか
ら操作され始めた状態(左操作レバー24の操作位置が
中立停止位置Nに近い側の位置の状態)では、電磁比例
弁19への操作電流の上昇速度(開側への操作速度)が
低速の状態となっている。そして、左操作レバー24が
中立停止位置Nから充分に離れた状態(左操作レバー2
4が所定の操作位置Cに接近した状態)では、電磁比例
弁19への操作電流の上昇速度(開側への操作速度)が
高速の状態となるのである。
【0032】次に、図4の一点鎖線B1に示すように、
左操作レバー24を中立停止位置Nから右又は左揺動位
置R,L側の所定の操作位置Cにまでゆっくり操作する
と、一点鎖線B2に示す特性に基づいて、左操作レバー
24が所定の操作位置Cに操作されてから、前述の遅れ
時間T1よりも長い遅れ時間T2を持って、電磁比例弁
19の操作電流が所定の操作位置Cに対応する操作電流
CIに達する(遅延手段及び遅れ時間変更手段に相
当)。
【0033】この場合、前述と同様に一点鎖線B2も下
向きの曲線に設定されているので、左操作レバー24が
中立停止位置Nから操作され始めた状態では、電磁比例
弁19への操作電流の上昇速度が低速の状態となり、左
操作レバー24が中立停止位置Nから充分に離れた状態
では、電磁比例弁19への操作電流の上昇速度が高速の
状態となるのである。
【0034】又、図3に示すように電磁比例弁19にお
ける排油側の油路38と、油圧シリンダ9,10への油
路28,29とを、チェック弁36を備えた油路37に
より各々接続している。作業者が左操作レバー24を急
操作して、これに伴い電磁比例弁19も急操作された場
合、油路28,29において作動油の抜け現象(キャビ
テーション)が発生し、油圧シリンダ9,10の作動が
不安定になる場合がある。このような場合、作動油の抜
け現象が発生しそうになると、排油側の油路38から作
動油が油路37を介して油路28,29に補われて、作
動油の抜け現象が防止される。
【0035】(6)スイングブラケット11は2つの油
圧シリンダ9,10により揺動操作されるように構成し
ているので、スイングブラケット11が図2(ロ)と
(ハ)の間の位置に在る場合、両油圧シリンダ9,10
が同方向に伸縮することにより、スイングブラケット1
1が揺動操作されるのであり、図2(イ)と(ロ)の間
にスイングブラケット11が位置している場合には、両
油圧シリンダ9,10が互いに逆方向に伸縮することに
より、スイングブラケット11が揺動操作される。これ
により、図2(ロ)と(ハ)の間でスイングブラケット
11が停止している場合、スイングブラケット11を揺
動させ始める際に、油圧シリンダ9,10内の圧力が他
の位置の場合よりも高くなるのであり、スイングブラケ
ット11が揺動を一度開始すると、比較的低い作動油の
流量で所望の速度が得られるような状態となっている。
【0036】又、図2(ロ)に示すように一対の油圧シ
リンダ9,10のうちの一方が、スイングブラケット1
1の縦軸芯P1上に位置している場合、縦軸芯P1上に
位置している油圧シリンダ9,10はスイングブラケッ
ト11の揺動操作に対して関与できない。このような場
合には片方の油圧シリンダ9,10のみでしか、スイン
グブラケット11の揺動操作は行えず、スイングブラケ
ット11の揺動速度が左操作レバー24の操作位置に対
応する揺動速度よりも少し低下する。
【0037】この場合、図2(イ)及び図3に示すよう
にスイングブラケット11の縦軸芯P1の位置にスイン
グブラケット11の位置を検出するポテンショメータ3
0を設けており、0°から180°の範囲で揺動するス
イングブラケット11の位置に応じて、油路28,29
の流量が図5に示すような関係となるように設定してい
る。この場合、スイングブラケット11が図2(ロ)の
位置及び図2(ロ)とは左右対称の位置に在る場合、油
路28又は油路29の流量が最大になるように設定して
いる。
【0038】これによって、左操作レバー24の中立停
止位置Nからの操作量が同じ場合、0°から180°の
範囲のうちのどの位置からスイングブラケット11を揺
動させても、スイングブラケット11が常に一定の速度
で揺動する。そして、前項(4)での説明のように、左
操作レバー24における左右方向の操作位置に基づいて
スイングブラケット11の速度を変更する場合、図5の
実線に示す関係を維持しながら、図5の実線を全体的に
流量の増大側及び減少側に移行させる。これにより、0
°から180°の範囲のうちのどの位置においても、左
操作レバー24の操作位置に対応する速度で、スイング
ブラケット11が揺動するのである。
【0039】(7)左操作レバー24によるスイングブ
ラケット11の揺動操作において、スイングブラケット
11が左右の揺動端(0°及び180°)に達した場
合、図6に示すような特性で電磁比例弁19を操作し
て、スイングブラケット11を揺動端で停止させてい
る。
【0040】図6に示すように、左操作レバー24の操
作位置に対応した操作電流I1が電磁比例弁19に供給
された状態で、スイングブラケット11が揺動端側に接
近してきたとする。この場合、スイングブラケット11
が揺動端から所定の位置に達すると左操作レバー24の
操作に関係なく、電磁比例弁19の操作電流I1が一時
関数的に下降操作される。そして、操作電流I1から操
作電流I2に達するとこの操作電流I2に保持され、ス
イングブラケット11が揺動端に達すると、操作電流I
2から零にまで下降操作されるのである。
【0041】図6の特性において、左操作レバー24の
最初の操作位置(操作電流I1に対応)が高速側(右及
び左揺動位置R,L側)の場合、図6の実線及び保持さ
れる操作電流I2が全体的に低電流側に変更されるので
あり、左操作レバー24の最初の操作位置(操作電流I
1に対応)が低速側(中立停止位置N側)の場合、図6
の実線及び保持される操作電流I2が全体的に高電流側
に変更される。そして、図3に示すようにエンジン3の
回転数を検出する回転数センサー32が備えられてお
り、エンジン3の回転数が高いと図6の保持される操作
電流I2が低電流側に変更されるのであり、エンジン3
の回転数が低いと図6の保持される操作電流I2が高電
流側に変更される。
【0042】又、左右の揺動端の間の位置において、左
操作レバー24を中立停止位置Nに急に戻し操作しスイ
ングブラケット11を停止させた場合、スイングブラケ
ット11が停止すると同時に、電磁比例弁19を再び開
側に微小時間だけ操作している。これにより、スイング
ブラケット11の停止時に油圧シリンダ9,10内での
圧力の閉じ込みが防止されて、スイングブラケット11
の停止時のショックが低減される。この場合、電磁比例
弁19が急速に中立位置に戻し操作される過程におい
て、押し側の油圧シリンダ9,10(図2においてスイ
ングブラケット11が左に揺動する場合、右の油圧シリ
ンダ9が押し側となる)内に、負圧が発生しないよう
に、図3に示す排油側の油路38から作動油が油路37
を介して油路28,29に補われる(前項(5)の後半
の説明参照)。これにより、停止後のスイングブラケッ
ト11のふらつきが防止される。
【0043】(8)スイングブラケット11の揺動操作
において、スイングブラケット11の停止位置を目標位
置として記憶して、この目標位置で自動的にスイングブ
ラケット11を停止させることができるように構成して
おり、次にこの自動停止の構成について説明する。図7
及び図8に示すように、左操作レバー24を操作してス
イングブラケット11を停止させたい所望の位置にまで
揺動させ、左操作レバー24を中立停止位置Nに操作し
た状態で(ステップS1)、図3に示す記憶スイッチ3
1を押し操作すると(ステップS2)、ポテンショメー
タ30の検出値に基づいて、そのスイングブラケット1
1の位置が目標位置として記憶される(ステップS
3)。
【0044】次に、図9の実線に示すように、電磁比例
弁19に対する操作電流が所定の操作電流I4よりも高
い操作電流I3に対応した操作位置に、左操作レバー2
4を操作して(ステップS4)、スイングブラケット1
1が前述の記憶されている目標位置に接近する側に揺動
操作された場合(ステップS5)、スイングブラケット
11が揺動を開始した位置が目標位置から所定距離だけ
離れた設定位置の外側であると(ステップS6)、電磁
比例弁19の操作電流I3が一次関数的に所定の操作電
流I4にまで下降操作される(ステップS7)。逆に、
スイングブラケット11が揺動を開始した位置が設定位
置の内側(目標位置側)であると(ステップS6)、電
磁比例弁19の操作電流が急速に操作電流I4にまで下
降操作される(ステップS8)。
【0045】このように電磁比例弁19の操作電流が操
作電流I4にまで下降操作されて、スイングブラケット
11の作動速度が減速操作されると、この操作電流I4
が保持されるのであり(ステップS9)、スイングブラ
ケット11が記憶されている目標位置に達すると(ステ
ップS10)、電磁比例弁19の操作電流が零にまで落
とされて、スイングブラケット11が目標位置で自動的
に停止する(ステップS11)。
【0046】以上のようにしてスイングブラケット11
が目標位置で停止した後、左操作レバー24を中立停止
位置Nに一度戻し操作すれば(ステップS12)、再び
左操作レバー24の操作によりスイングブラケット11
を揺動操作できる元の状態に復帰する(ステップS1
3)。又、前述の操作中においてスイングブラケット1
1が目標位置に達する前に、左操作レバー24を中立停
止位置Nに戻し操作すれば、スイングブラケット11が
目標位置の手前の位置で停止するのであり、左操作レバ
ー24を逆向きに操作すれば、スイングブラケット11
を目標位置から離れる方向に揺動させることができる。
【0047】ステップS4において、図9の一点鎖線に
示すように電磁比例弁19に対する操作電流が所定の操
作電流I4よりも低い操作電流I5に対応した操作位置
に、左操作レバー24を操作していたとする。この状態
でスイングブラケット11を目標位置に接近する側に揺
動操作していても、前述のような減速操作は行われず
(ステップS14)、低い操作電流I5のままでスイン
グブラケット11が揺動していくのであり、スイングブ
ラケット11が目標位置に達すると(ステップS1
0)、スイングブラケット11が自動的に目標位置で停
止する(ステップS11)。
【0048】又、前述のように低い操作電流I5でスイ
ングブラケット11を目標位置側に揺動させている場
合、左操作レバー24を中立停止位置Nに戻し操作すれ
ば、スイングブラケット11が目標位置の手前の位置で
停止するのであり、左操作レバー24を逆向きに操作す
れば、スイングブラケット11を目標位置から離れる方
向に揺動させることができる。
【0049】以上のように、図9の実線に示すような特
性で、スイングブラケット11を目標位置で自動的に停
止させる場合、前項(6)での説明のように、スイング
ブラケット11の0°から180°の揺動範囲におい
て、各位置で油圧シリンダ9,10の伸縮状態が異なっ
ている。これにより、スイングブラケット11の0°か
ら180°の揺動範囲を複数の領域に分けておき、記憶
された目標位置がどの領域に在るかを判断して、90°
の位置に近い領域にスイングブラケット11が在る場合
には、図9の実線の所定の操作電流I4が少し高電流側
に変更される。逆に、揺動端(0°及び180°)の位
置に近い領域にスイングブラケット11が在る場合に
は、図9の実線の所定の操作電流I4が少し低電流側に
変更されるように構成している。
【0050】〔別実施例〕図4に示す実施例において
は、左操作レバー24の操作に対する電磁比例弁19の
操作電流の特性を、実線A2及び一点鎖線B2に示すよ
うな下向きの2次曲線のように設定しているが、この特
性を2組又は3組の1次直線を組み合わせて構成しても
よい。油圧シリンダ9,10用として電磁比例弁19を
使用するのではなく、パイロット操作式で流量制御可能
な制御弁を使用してもよい。前述の実施例に記載した構
成は、バックホウ装置7のスイングブラケット11に対
してばかりでなく、バックホウ装置7のブーム12やア
ーム13等にも適用できるのであり、さらにバックホウ
装置7ばかりではなく、ドーザ装置6や他の作業装置に
も適用できる。
【0051】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】農用トラクタ、ドーザ装置及びバックホウ装置
の全体側面図
【図2】バックホウ装置のスイングブラケット及び油圧
シリンダの各揺動状態を示す平面図
【図3】バックホウ装置の油圧回路図
【図4】左操作レバーを中立停止位置から操作し始めた
場合における電磁比例弁への操作電流の状態を示す図
【図5】スイングブラケットの各位置と油圧シリンダへ
の作動油の流量との関係を示す図
【図6】スイングブラケットが左右の揺動端に達した場
合における電磁比例弁への操作電流の状態を示す図
【図7】記憶された目標位置でスイングブラケットを自
動的に停止させる制御の前半の流れを示す図
【図8】記憶された目標位置でスイングブラケットを自
動的に停止させる制御の後半の流れを示す図
【図9】記憶された目標位置でスイングブラケットを自
動的に停止させる場合における電磁比例弁への操作電流
の状態を示す図
【符号の説明】
7 作業装置 9,10 油圧アクチュエータ 19 制御弁 24 人為操作具 25 ポンプ 26 位置センサー 27 制御手段 N 人為操作具の中立停止位置 R,L 人為操作具の作動位置 C 人為操作具の所定の操作位置 T1,T2 遅れ時間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体に備えられた作業装置(7)駆動用
    の油圧アクチュエータ(9),(10)に、ポンプ(2
    5)からの作動油を給排操作して、これを作動させる流
    量制御可能な制御弁(19)と、人為的に操作される人
    為操作具(24)と、前記人為操作具(24)の操作位
    置を検出する位置センサー(26)と、前記人為操作具
    (24)の操作速度を検出する速度センサーとを備え、 前記位置センサー(26)の検出値に基づいて、前記人
    為操作具(24)が中立停止位置(N)に操作されてい
    ると前記制御弁(19)を中立位置に操作し、且つ、中
    立停止位置(N)から作動位置(R),(L)側への前
    記人為操作具(24)の操作量に対応して、この操作量
    が大きくなるほど前記制御弁(19)からの作動油の流
    量が大きくなるように、前記人為操作具(24)の操作
    位置に対応した開度に前記制御弁(19)を操作する制
    御手段(27)を備えると共に、 前記位置センサー(26)及び速度センサーの検出値に
    基づき、前記人為操作具(24)が中立停止位置(N)
    から所定の操作位置(C)に操作されると、この操作に
    対し所定の遅れ時間(T1),(T2)を持って、前記
    制御手段(27)により前記所定の操作位置(C)に対
    応する開度に前記制御弁(19)が操作されるように設
    定する遅延手段と、 前記位置センサー(26)及び速度センサーの検出値に
    基づき、前記人為操作具(24)が前記所定の操作位置
    (C)に操作される速度が遅くなるほど、前記遅れ時間
    (T1),(T2)を長くする遅れ時間変更手段とを備
    えてある作業車の油圧アクチュエータ操作構造。
  2. 【請求項2】 前記人為操作具(24)を中立停止位置
    (N)から前記所定の操作位置(C)に操作する際にお
    いて中立停止位置(N)に近い側の位置では、前記制御
    手段(27)による前記制御弁(19)の開側への操作
    速度を低速側に設定し、前記所定の操作位置(C)に近
    い側の位置では、前記制御手段(27)による前記制御
    弁(19)の開側への操作速度を高速側に設定してある
    請求項1記載の作業車の油圧アクチュエータ操作構造。
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