JPH0772182B2 - 新規なデヒドログルタミン酸誘導体およびその製造法 - Google Patents
新規なデヒドログルタミン酸誘導体およびその製造法Info
- Publication number
- JPH0772182B2 JPH0772182B2 JP60059476A JP5947685A JPH0772182B2 JP H0772182 B2 JPH0772182 B2 JP H0772182B2 JP 60059476 A JP60059476 A JP 60059476A JP 5947685 A JP5947685 A JP 5947685A JP H0772182 B2 JPH0772182 B2 JP H0772182B2
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- benzyloxycarbonyl
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- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は新規なα−デヒドログルタミン酸誘導体および
その製造法に関する。さらに詳しくは一般式 (式中Rは炭素数1〜4個の低級アルキル基を示す)で
表わされる医薬及び農薬の中間原料として有用なN−カ
ルボキシデヒドログルタミン酸無水物ω−エステルおよ
びその製造法に関する。
その製造法に関する。さらに詳しくは一般式 (式中Rは炭素数1〜4個の低級アルキル基を示す)で
表わされる医薬及び農薬の中間原料として有用なN−カ
ルボキシデヒドログルタミン酸無水物ω−エステルおよ
びその製造法に関する。
本発明者は、全く新しい分野としてのデヒドロアミノ
酸、デヒドロオリゴペプチドの化学をより発展させるた
め、あらゆる面からその合成研究を行って来た。そし
て、独創的な方法としてN−カルボキシα−デヒドロア
ミノ酸無水物(ΔNCA)の合成とこれを用いる種々のデ
ヒドロアミノ酸およびデヒドロオリゴペプチドの簡便な
合成法を鋭意検討し、本発明を完成した。この方法は多
くの応用が可能で、デヒドロペプチド合成上画期的な技
術である。その特色としては、one-potで短時間で多様
なデヒドロオリゴペプチドを合成出来ることである。従
来のβ−脱離法、変形アズラクトン法および我々がすで
に開発した遂次伸長法などとは比較にならないほど経済
的な方法である。
酸、デヒドロオリゴペプチドの化学をより発展させるた
め、あらゆる面からその合成研究を行って来た。そし
て、独創的な方法としてN−カルボキシα−デヒドロア
ミノ酸無水物(ΔNCA)の合成とこれを用いる種々のデ
ヒドロアミノ酸およびデヒドロオリゴペプチドの簡便な
合成法を鋭意検討し、本発明を完成した。この方法は多
くの応用が可能で、デヒドロペプチド合成上画期的な技
術である。その特色としては、one-potで短時間で多様
なデヒドロオリゴペプチドを合成出来ることである。従
来のβ−脱離法、変形アズラクトン法および我々がすで
に開発した遂次伸長法などとは比較にならないほど経済
的な方法である。
本発明によると、一般式Iで表わされるN−カルボキシ
α−デヒドログルタミン酸無水物ω−エステルは、一般
式II (式中R1およびR2は、同一か、又は異なってもよい炭素
数1〜4個の低級アルキル基を示す)で表わされるα−
オキソグルタル酸ジエステルにベンジルカルバメートを
作用させ、一般式III (式中R1およびR2は前記と同じ)で表わされるN−ベン
ジルオキシカルボニル−α−デヒドログルタミン酸ジエ
ステルとし、これを加水分解し、下式IV で表わされるN−ベンジルオキシカルボニル−α−デヒ
ドログルタミン酸とし、これはエステル化し一般式V (式中Rは炭素数1〜4個の低級アルキル基を示す)で
表わされるN−ベンジルオキシカルボニル−α−デヒド
ログルタミン酸ハーフエステルとし、これにチオニルク
ロリドを作用させることにより得られる。
α−デヒドログルタミン酸無水物ω−エステルは、一般
式II (式中R1およびR2は、同一か、又は異なってもよい炭素
数1〜4個の低級アルキル基を示す)で表わされるα−
オキソグルタル酸ジエステルにベンジルカルバメートを
作用させ、一般式III (式中R1およびR2は前記と同じ)で表わされるN−ベン
ジルオキシカルボニル−α−デヒドログルタミン酸ジエ
ステルとし、これを加水分解し、下式IV で表わされるN−ベンジルオキシカルボニル−α−デヒ
ドログルタミン酸とし、これはエステル化し一般式V (式中Rは炭素数1〜4個の低級アルキル基を示す)で
表わされるN−ベンジルオキシカルボニル−α−デヒド
ログルタミン酸ハーフエステルとし、これにチオニルク
ロリドを作用させることにより得られる。
本発明をさらに詳細に説明すると、一般式Iで表わされ
る新規化合物は下記のとうり合成される。すなわち一般
式IIで表わされるα−オキソグルタル酸ジエステルに脱
水縮合剤の存在下、不活性溶媒中、ベンジルカルバメー
トを作用させることにより一般式IIIで表わされるN−
ベンジルオキシカルボニル−α−デヒドログルタミン酸
ジエステルを得る。脱水縮合剤としては濃硫酸、オキシ
塩化リンあるいは三塩化リンなどを用いることができ、
好ましくはオキシ塩化リンがよい。次にIIIを溶媒中、
水酸化アルカリ金属の存在下、加水分解することにより
式IVで表わされるN−ベンジルオキシカルボニル−α−
デヒドログルタミン酸を得る。反応溶媒としては水又は
水−アルコール、水−ジオキサン、水−THF等がよく、
好ましくは40%メタノールがよい。水酸化アルカリ金属
としては水酸化リチウム、水酸化バリウム、水酸化ナト
リウム、又は水酸化カリウム等がよく、好ましくは水酸
化リチウム−1モル水和物をIVに対して2倍モル弱用い
るのがよい。
る新規化合物は下記のとうり合成される。すなわち一般
式IIで表わされるα−オキソグルタル酸ジエステルに脱
水縮合剤の存在下、不活性溶媒中、ベンジルカルバメー
トを作用させることにより一般式IIIで表わされるN−
ベンジルオキシカルボニル−α−デヒドログルタミン酸
ジエステルを得る。脱水縮合剤としては濃硫酸、オキシ
塩化リンあるいは三塩化リンなどを用いることができ、
好ましくはオキシ塩化リンがよい。次にIIIを溶媒中、
水酸化アルカリ金属の存在下、加水分解することにより
式IVで表わされるN−ベンジルオキシカルボニル−α−
デヒドログルタミン酸を得る。反応溶媒としては水又は
水−アルコール、水−ジオキサン、水−THF等がよく、
好ましくは40%メタノールがよい。水酸化アルカリ金属
としては水酸化リチウム、水酸化バリウム、水酸化ナト
リウム、又は水酸化カリウム等がよく、好ましくは水酸
化リチウム−1モル水和物をIVに対して2倍モル弱用い
るのがよい。
反応温度は0℃〜40℃がよい。次にIVを縮合剤の存在
下、一般式ROH(Rは炭素数1〜4個の低級アルキル基
を示す)で表わされるアルコールによりエステル化し、
一般式Vで表わされるN−ベンジルオキシカルボニル−
α−デヒドログルタミン酸ハーフエステルを得る。この
場合、縮合剤は等モル弱のチオニルクロリドを用いるの
が好ましい。次にVをアセチルクロリド−CHCl3、CH2Cl
2、THF好ましくはアセチルクロリド中過剰のチオニルク
ロリドにより処理して本発明化合物であるN−カルボキ
シα−デヒドログルタミン酸無水物ω−エステルを得
る。
下、一般式ROH(Rは炭素数1〜4個の低級アルキル基
を示す)で表わされるアルコールによりエステル化し、
一般式Vで表わされるN−ベンジルオキシカルボニル−
α−デヒドログルタミン酸ハーフエステルを得る。この
場合、縮合剤は等モル弱のチオニルクロリドを用いるの
が好ましい。次にVをアセチルクロリド−CHCl3、CH2Cl
2、THF好ましくはアセチルクロリド中過剰のチオニルク
ロリドにより処理して本発明化合物であるN−カルボキ
シα−デヒドログルタミン酸無水物ω−エステルを得
る。
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明する。
実施例1. N−ベンジルオキシカルボニルα−デヒドログルタミン
酸ジメチル(III): α−オキソグルタル酸ジエステル(0.7mol)とベンジル
カルバメート(0.7mol)のベンゼン(400ml)溶液にオ
キシ三塩化リン(0.35mol)を加え、水分分離装置(wat
er-separator)を用いて8時間加熱還流した。冷却後、
反応溶液にベンゼン400mlを加え、飽和炭酸水素ナトリ
ウム溶液300mlで4回洗浄、水洗3回し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥した。溶媒を留去後、真空蒸留を行い、未
反応物を留去する。残留物をシリカゲルカラムクロマト
(ベンゼン・アセトン10:1v/v)で精製した。得られた
結晶は四塩化炭素またはイソプロピルエーテルで再結晶
した。収率70%.無色針状晶.(mp81-82℃) NMR(CDCl3) δ 3.32(d,−CH 2CH=) 6.60(s,−NH) 6.76(t,J=7.0HZ,−CH=) N−ベンジルオキシカルボニルα−デヒドログルタミン
酸(IV): 化合物III(20mmol)を40%メタノール水溶液(80ml)
に溶かし、氷冷下(5〜10℃)でLiOH・H2O(44mmol)
を徐々に加え、同温で3時間反応させた。減圧でメタノ
ールを留去し、反応液を酢酸エチル(20ml)で2回洗浄
後、水層を1MHClでpH2とし、酢酸エチル(40ml)で2回
抽出、飽和食塩溶液で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥
した。溶媒を留去し、析出した結晶を瀘集した。酢酸エ
チル−クロロホルム(1:1v/v)より再結晶、mp146-147
℃.(収率89%)無色針状晶。
酸ジメチル(III): α−オキソグルタル酸ジエステル(0.7mol)とベンジル
カルバメート(0.7mol)のベンゼン(400ml)溶液にオ
キシ三塩化リン(0.35mol)を加え、水分分離装置(wat
er-separator)を用いて8時間加熱還流した。冷却後、
反応溶液にベンゼン400mlを加え、飽和炭酸水素ナトリ
ウム溶液300mlで4回洗浄、水洗3回し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥した。溶媒を留去後、真空蒸留を行い、未
反応物を留去する。残留物をシリカゲルカラムクロマト
(ベンゼン・アセトン10:1v/v)で精製した。得られた
結晶は四塩化炭素またはイソプロピルエーテルで再結晶
した。収率70%.無色針状晶.(mp81-82℃) NMR(CDCl3) δ 3.32(d,−CH 2CH=) 6.60(s,−NH) 6.76(t,J=7.0HZ,−CH=) N−ベンジルオキシカルボニルα−デヒドログルタミン
酸(IV): 化合物III(20mmol)を40%メタノール水溶液(80ml)
に溶かし、氷冷下(5〜10℃)でLiOH・H2O(44mmol)
を徐々に加え、同温で3時間反応させた。減圧でメタノ
ールを留去し、反応液を酢酸エチル(20ml)で2回洗浄
後、水層を1MHClでpH2とし、酢酸エチル(40ml)で2回
抽出、飽和食塩溶液で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥
した。溶媒を留去し、析出した結晶を瀘集した。酢酸エ
チル−クロロホルム(1:1v/v)より再結晶、mp146-147
℃.(収率89%)無色針状晶。
NMR(DMSO−d6) δ 3.19(d,−CH 2CH=) 6.50(t,J=7.0HZ,−CH=) 8.72(s,−NH) N−ベンジルオキシカルボニルα−デヒドログルタミン
酸ω−メチルエステル(V): メタノール(60ml)に氷冷下(−5−0℃)でSOCl2(2
2mmol)を滴下したのち、エーテル(420ml)に溶かした
IV(20mmol)を徐々に加えた。ゆっくり室温にもどし1
晩攪拌した。溶媒を留去し、析出した結晶を瀘集し、ベ
ンゼンで再結晶した。mp129-130℃.(収率80%)無色
針状晶。
酸ω−メチルエステル(V): メタノール(60ml)に氷冷下(−5−0℃)でSOCl2(2
2mmol)を滴下したのち、エーテル(420ml)に溶かした
IV(20mmol)を徐々に加えた。ゆっくり室温にもどし1
晩攪拌した。溶媒を留去し、析出した結晶を瀘集し、ベ
ンゼンで再結晶した。mp129-130℃.(収率80%)無色
針状晶。
NMR(CDCl3) δ 3.26(d,−CH 2CH) 6.76(broad s,−NH) 6.82(t,J=7.5HZ,−CH=) N−カルボキシα−デヒドログルタミン酸無水物ω−メ
チルエステル(I): 化合物V(2g,6.8mmol)の塩化アセチル(3ml)溶液にS
OCl2(10ml,136mmol)を徐々に加え、室温で2時間反応
後、過剰のSOCl2を減圧留去し、四塩化炭素(10ml)を
加え、再び減圧留去した。残留物に少量のクロロホルム
を加えると結晶が析出する。結晶を瀘集し、クロロホル
ムで再結晶した。mp101-102℃.(収率95%)無色針状
晶。
チルエステル(I): 化合物V(2g,6.8mmol)の塩化アセチル(3ml)溶液にS
OCl2(10ml,136mmol)を徐々に加え、室温で2時間反応
後、過剰のSOCl2を減圧留去し、四塩化炭素(10ml)を
加え、再び減圧留去した。残留物に少量のクロロホルム
を加えると結晶が析出する。結晶を瀘集し、クロロホル
ムで再結晶した。mp101-102℃.(収率95%)無色針状
晶。
NMR(CDCl3) δ 3.39(d,−CH 2CH=) 5.81(t,J=7.5HZ,−CH=) 8.89(broad s,−NH−)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 Chem.Pharm.Bull.,32 (10)P.3934−44(1984) Tetrahedron Lett., 24(21)P.2175−6(1983) Chem.Lett.,(10)P.1567 −8(1982) Chem.Lett.,(11)P.1635 −8(1981)
Claims (2)
- 【請求項1】一般式 (式中Rは炭素数1〜4個の低級アルキル基を示す)で
表わされるN−カルボキシデヒドログルタミン酸無水物
ω−エステル。 - 【請求項2】一般式 (式中R1およびR2は、同一か、又は異なってもよい炭素
数1〜4個の低級アルキル基を示す)で表わされるα−
オキソグルタル酸ジエステルにベンジルカルバメートを
作用させ、一般式 (式中R1およびR2は前記と同じ)で表わされるN−ベン
ジルオキシカルボニル−α−デヒドログルタミン酸ジエ
ステルとし、これを加水分解して次式 で表わされるN−ベンジルオキシカルボニル−α−デヒ
ドログルタミン酸とし、これをエステル化し一般式 (式中Rは炭素数1〜4個の低級アルキル基を示す)で
表わされるN−ベンジルオキシカルボニル−α−デヒド
ログルタミン酸ハーフエステルとし、これにチオニルク
ロリドを作用させることを特徴とする一般式 (式中Rは前記と同じ)で表わされるN−カルボキシα
−デヒドログルタミン酸無水物ω−エステルの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60059476A JPH0772182B2 (ja) | 1985-03-26 | 1985-03-26 | 新規なデヒドログルタミン酸誘導体およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60059476A JPH0772182B2 (ja) | 1985-03-26 | 1985-03-26 | 新規なデヒドログルタミン酸誘導体およびその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61218579A JPS61218579A (ja) | 1986-09-29 |
| JPH0772182B2 true JPH0772182B2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=13114392
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60059476A Expired - Lifetime JPH0772182B2 (ja) | 1985-03-26 | 1985-03-26 | 新規なデヒドログルタミン酸誘導体およびその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0772182B2 (ja) |
-
1985
- 1985-03-26 JP JP60059476A patent/JPH0772182B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (4)
| Title |
|---|
| Chem.Lett.,(10)P.1567−8(1982) |
| Chem.Lett.,(11)P.1635−8(1981) |
| Chem.Pharm.Bull.,32(10)P.3934−44(1984) |
| TetrahedronLett.,24(21)P.2175−6(1983) |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61218579A (ja) | 1986-09-29 |
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