JPH0773450A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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Publication number
JPH0773450A
JPH0773450A JP24369393A JP24369393A JPH0773450A JP H0773450 A JPH0773450 A JP H0773450A JP 24369393 A JP24369393 A JP 24369393A JP 24369393 A JP24369393 A JP 24369393A JP H0773450 A JPH0773450 A JP H0773450A
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JP
Japan
Prior art keywords
acid
magnetic
recording medium
hydrocarbon group
magnetic layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP24369393A
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English (en)
Inventor
Saburo Urabe
三郎 占部
Hiroshi Yoshida
宏 吉田
Yukako Saga
有香子 嵯峨
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Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁性層の潤滑性が向上し、大幅に耐久性が改
善された磁気記録媒体が得られる。 【構成】 磁気記録媒体の潤滑油として、下記一般式
(1)で表されるエステル化合物を使用する。 [式中、R1、R2はそれぞれ炭素数8〜26の不飽和炭
化水素基、または炭素数8〜26の分岐飽和炭化水素
基、R3、R4はそれぞれ炭素数1〜4の炭化水素基であ
る。]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録媒体に関し、詳
しくは耐久性に優れた磁気記録媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】磁気記録媒体は、記録再生時に磁気ヘッ
ドやパッドなどと激しく摺動し、磁性層が摩耗されやす
いため、磁性層の摩耗が少なく耐久性に優れたものが望
まれている。このため磁性層の耐摩耗性を改善する方策
として、磁性層中に種々の潤滑剤を混入する内添法、あ
るいは磁性層表面に潤滑層を形成するトップコート法等
が行われている。従来から使用されている潤滑剤として
は、n−ブチルステアレートに代表される一価低級アル
コールと一価高級脂肪酸とのエステル、流動パラフィ
ン、シリコンオイル、脂肪酸アミド等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の潤滑剤は耐久性の改善には未だ充分ではなく、長期間
の良好な潤滑効果を持続できないという難点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは良好な潤滑
性が付与され、大幅に耐久性が改善された磁気記録媒体
を得るべく鋭意研究の結果、特定構造を有するエステル
化合物を潤滑剤として用いることにより目的を達成し得
ることを見いだし、本発明に到達した。即ち本発明は、
非磁性支持体上に磁性層を有する磁気記録媒体におい
て、該磁性層が、下記一般式(1)で表されるエステル
化合物を含有することを特徴とする磁気記録媒体であ
る。 [式中、R1、R2はそれぞれ炭素数8〜26の不飽和脂
肪族炭化水素基、または炭素数8〜26の分岐飽和脂肪
族炭化水素基、R3、R4はそれぞれ炭素数1〜4の炭化
水素基]
【0005】上記一般式(1)で表されるエステル化合
物とは、2,2−ジアルキル−1,3−プロパンジオー
ルと、炭素数8〜26の不飽和脂肪酸および/または炭
素数8〜26の分岐飽和脂肪酸とから脱水エステル化反
応により合成することができる。この場合の反応条件と
しては、触媒としてパラトルエンスルホン酸を用い、反
応温度140℃程度、反応時間7時間程度である。
【0006】2,2−ジアルキル−1,3−プロパンジ
オールとしては、2,2−ジメチル−1,3−プロパン
ジオール、2−メチル−2−プロピル−1,3−プロパ
ンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオ
ール、2−エチル−2−ブチル−1,3−プロパンジオ
ール等があり、好ましくは、2,2−ジメチル−1,3
−プロパンジオールである。
【0007】炭素数8〜26の不飽和脂肪酸例として
は、3−オクテン酸、3−ノネン酸、4−デセン酸、9
−ウンデセン酸、5−ドデセン酸、cis−9−トリデ
セン酸、9−テトラデセン酸、cis−9−ペンタデセ
ン酸、cis−9−ヘキサデセン酸、cis−9−オク
タデセン酸(オレイン酸)、cis−9,cis−12
−オクタデカジエン酸(リノール酸)、cis−9,c
is−12,cis−15−オクタデカトリエン酸(リ
ノレン酸)、cis−9−ノナデセン酸、cis−11
−エイコセン酸、cis−13−ドコセン酸(エルカ
酸)、cis−15−テトラコセン酸、cis−15−
ヘキサコセン酸等があり、好ましくは炭素数16〜18
の不飽和脂肪酸である。
【0008】炭素数8〜26の分岐脂肪酸例としては、
2−エチルヘキサン酸、2−エチルヘプタン酸、2−ブ
チル−5−メチルペンタン酸、2,3−ジメチルノナン
酸、2−メチルウンデカン酸、2−メチルドコサン酸、
2,2ジメチルドデカン酸、2−ヘキシルノナン酸、2
−ヘキシルデカン酸、2−ヘプチルデカン酸、2−ヘプ
チルウンデカン酸(分岐ステアリン酸)、11−メチル
オクタデカン酸、2−ブチル−2−ヘプチルノナン酸、
2−メチルエイコサン酸、20−メチルエイコサン酸、
20,20−ジメチルヘンエイコサン酸、3−メチルト
リコサン酸、13,16−ジメチルトリコサン酸、1
4,17−ジメチルテトラコサン酸等があり、好ましく
は炭素数16〜18の分岐脂肪酸である。
【0009】本発明に係わるエステル化合物(1)は磁
性粉末100重量部対して1〜15重量部、好ましくは
3〜10重量部使用されるのが好ましい。また必要に応
じて他の汎用潤滑剤、例えばn−ブチルステアレートの
ような本発明以外のエステル、オレイン酸のような脂肪
酸、流動パラフィンのような炭化水素と併用しても良
い。
【0010】本発明に係わるエステル化合物(1)は、
磁性塗料中に予め混入するか、または磁性塗膜形成後
に、ノルマルヘキサン、イソプロピルアルコール等の汎
用溶剤の溶液を塗布、乾燥することにより、塗膜に含浸
して用いることができる。また、スパッタあるいは蒸着
法により非磁性支持体上に磁気層を形成してなる媒体に
対しても、同様な方法で塗布して用いることができる。
【0011】本発明の磁気記録媒体に使用される磁性粉
としては針状形の微細なγ−Fe23,Fe34,Cr
2のような金属酸化物、またCo被着γ−Fe23
金属鉄粉末、微小板状のバリウムフェライトおよびその
Fe原子の一部がTi,Co,Zn,V,Nb等の1種
または2種以上で置換された磁性粉、Co,Fe−C
o,Fe−Ni等の金属または合金の超微粉などが挙げ
られる。これらのうち金属鉄粉末は特に化学的に安定性
が悪くこの改良のため、ニッケル、コバルト、チタン、
ケイ素、アルミニウムなどを金属原子、塩および酸化物
の形で少量加えたり表面処理されることがあるが、これ
らを用いることもできる。金属鉄粉末はまたその安定化
のため、弱い酸性雰囲気の中で表面に薄い酸化被膜を作
らせることがあるが、このように処理された金属粉を用
いることもできる。また前述の磁性粉を2種以上混合し
て用いても良い。
【0012】本発明において用いられる、磁性粉を分散
させて磁性層を形成させるための結合剤の例としては、
スルホン酸金属塩基等を有してもよいポリウレタン樹
脂、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、
ポリアクリロニトリル、ニトリルゴム、エポキシ樹脂、
アルキッド樹脂、ポリアミド、ポリアクリル酸エステ
ル、ポリメタアリル酸エステル、ポリ酢酸ビニル、ポリ
ビニルブチラート、塩化ビニリデン、硝化綿、マレイン
酸変性塩化ビニル、酢酸ビニル共重合体、エチルセルロ
ース等が挙げられる。これらは単独で用いても、2種以
上混合して用いてもよい。また樹脂の硬さを調節するた
め可塑剤や硬化剤を加えて使用することもできる。
【0013】本発明の磁気記録媒体の磁性層には、以上
の他、この分野で通常使用される研磨剤、帯電防止剤等
の添加剤を加えることができる。
【0014】また、本発明の磁気記録媒体を製造する際
に用いられる非磁性支持体としては、ポリエチレンテレ
フタレートのようなポリエステル、ポリエチレン、ポリ
プロピレン等のポリオレフィン、セルローストリアセテ
ート、セルロースジアセテート等のセルロース誘導体、
ポリカーボネート、ポリ塩化ビニルポリイミド、芳香族
ポリアミド等のプラスチック、Al,Cu等の金属、紙
等が使用される。形態はフィルム、テープ、シート、デ
ィスク、カード、ドラム等いずれでもよい。また支持体
表面はコロナ放電、放射線、紫外線等で処理されていて
も、あるいは適当な樹脂でプレコートされていてもよ
い。
【0015】
【実施例】以下本発明を実施例により更に詳細に説明す
るが、本発明がこれらの実施例に限定されるものではな
いことは言うまでもない。
【0016】実施例1 重量部 Co被着γ−Fe23 100 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 15.5 (U.C.C.社製 VAGN) ポリウレタン樹脂 6.5 (日本ポリウレタン社製 N−5099) カーボン(帯電防止剤) 5 レシチン(分散剤) 1 エステル化合物 7 メチルエチルケトン 150 メチルイソブチルケトン 150 上記組成物を基本組成とし、基本組成物中、エステル化
合物は、一般式(1)中のR1,R2がC1733、R3
4がCH3であるエステル化合物で、7重量部添加しボ
ールミルにて24時間混合してからフィルターを通して
取り出し、更に塗布直前に硬化剤を4重量部添加して3
0分間攪拌した。この磁性塗料を12μ厚のポリエチレ
ンテレフタレートベース上に乾燥後の厚みが5μとなる
ように塗布し、磁場配向を行った後、乾燥し巻取った。
これをカレンダー処理した後、1/2インチ幅に裁断し
ビテオ用磁気テープを作成した。 [試験方法]上記で得た磁気テープについて、耐久性、
および動摩擦係数を求めた。耐久性は、スチルモードで
再生出力が1/2になる時間で表示したものである。動
摩擦係数(μk)は、直径5mmのステンレス棒に磁気
テープの磁性面を内側にして180゜巻き付け、毎秒1
0.05mmの速度で磁気テープを走行させた際の入り
口側のテンションT1と出口側のテンションT2の比T2
/T1を次式に挿入して求めたものである。 μk=(1/π)×ln(T2/T1) 又、スティックスリップは、摩擦係数測定時の変動を記
録紙から読み取って表示したものである。
【0017】実施例2〜8及び比較例1〜3 実施例1の磁性塗料中のエステル化合物に代えて表1に
示す種々のエステル化合物を用いて磁気テープを作成
し、同様の試験を行った。その結果を表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】上表から明かなように、本発明によって得
られた磁気テープ(実施例1〜8)は、いずれも従来
(比較例1〜3)の磁気テープに比較し、耐久性に優
れ、動摩擦係数は小さく、スティックスリップも小さ
い。即ち、耐久性のある潤滑性に優れているのがわか
る。しかも低温においてもこれらの特性値の変動が少な
い。
【0020】
【発明の効果】従来より磁気記録媒体の製造に使用され
るエステル化合物に比べて、本発明で用いられる一般式
(1)で表されるエステル化合物は、炭素二重結合およ
び/または分岐鎖を有するために、低温流動性、耐加水
分解性、相溶性、耐熱性を有し、磁性層の潤滑性を充分
に向上させるとともに、長期間その効果を持続し得るも
のである。上記効果から本発明のエステル化合物は、磁
気記録媒体の潤滑剤として有用である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性支持体上に磁性層を有する磁気記
    録媒体において、該磁性層が、下記一般式(1)で表さ
    れるエステル化合物を含有することを特徴とする磁気記
    録媒体。 [式中、R1、R2はそれぞれ炭素数8〜26の不飽和脂
    肪族炭化水素基、または炭素数8〜26の分岐飽和脂肪
    族炭化水素基、R3、R4はそれぞれ炭素数1〜4の炭化
    水素基]
JP24369393A 1993-09-02 1993-09-02 磁気記録媒体 Pending JPH0773450A (ja)

Priority Applications (1)

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JP24369393A JPH0773450A (ja) 1993-09-02 1993-09-02 磁気記録媒体

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JP24369393A JPH0773450A (ja) 1993-09-02 1993-09-02 磁気記録媒体

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JPH0773450A true JPH0773450A (ja) 1995-03-17

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ID=17107588

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JP24369393A Pending JPH0773450A (ja) 1993-09-02 1993-09-02 磁気記録媒体

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JP (1) JPH0773450A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09249889A (ja) * 1996-03-18 1997-09-22 Nippon Quaker Chem Kk 潤滑油
JP2003096236A (ja) * 2001-09-21 2003-04-03 Konica Corp セルロース系樹脂組成物

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JPH09249889A (ja) * 1996-03-18 1997-09-22 Nippon Quaker Chem Kk 潤滑油
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