JPH0774265B2 - 芳香族ポリエステル - Google Patents
芳香族ポリエステルInfo
- Publication number
- JPH0774265B2 JPH0774265B2 JP26259488A JP26259488A JPH0774265B2 JP H0774265 B2 JPH0774265 B2 JP H0774265B2 JP 26259488 A JP26259488 A JP 26259488A JP 26259488 A JP26259488 A JP 26259488A JP H0774265 B2 JPH0774265 B2 JP H0774265B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aromatic
- aromatic polyester
- acid
- measured
- dihydroxy compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は塗料、成形品又は繊維用の樹脂等として好適に
用いられ、優れた耐熱性と成形性を有する芳香族ポリエ
ステルに関する。
用いられ、優れた耐熱性と成形性を有する芳香族ポリエ
ステルに関する。
(従来の技術) テレフタル酸、イソフタル酸、炭酸等の二塩基酸と、ビ
スフェノールA(2,2−プロピリデン−4,4′−ビフェノ
ール)、ビスフェノールS(4,4′−ジヒドロキシジフ
ェニルスルホン)、又は4,4′−ジヒドロキシビフェニ
ルなどの芳香族ジヒドロキシ化合物との重縮合体は、ポ
リアリレートもしくは全芳香族ポリエステルと称され、
既に実用化されている。
スフェノールA(2,2−プロピリデン−4,4′−ビフェノ
ール)、ビスフェノールS(4,4′−ジヒドロキシジフ
ェニルスルホン)、又は4,4′−ジヒドロキシビフェニ
ルなどの芳香族ジヒドロキシ化合物との重縮合体は、ポ
リアリレートもしくは全芳香族ポリエステルと称され、
既に実用化されている。
一方、芳香族ヒドロキシカルボン酸、とりわけパラヒド
ロキシ安息香酸の単独重縮合体である芳香族ポリエステ
ルは、極めて高い耐熱性と機械的強度を有することが既
に知られていたが、成形加工が困難なために、広く実用
化されていない。
ロキシ安息香酸の単独重縮合体である芳香族ポリエステ
ルは、極めて高い耐熱性と機械的強度を有することが既
に知られていたが、成形加工が困難なために、広く実用
化されていない。
しかし、最近になって、パラヒドロキシ安息香酸と、重
縮合体の融点を低下させるような成分とを適当な割合で
共重合させて得られる芳香族ポリエステルは、溶融時に
異方性(サーモトロピック液晶性)を示して、成形加工
が容易になるばかりでなく、流動方向に高分子鎖が配向
するので、高い弾性率と機械的強度をもつことが見出さ
れた。
縮合体の融点を低下させるような成分とを適当な割合で
共重合させて得られる芳香族ポリエステルは、溶融時に
異方性(サーモトロピック液晶性)を示して、成形加工
が容易になるばかりでなく、流動方向に高分子鎖が配向
するので、高い弾性率と機械的強度をもつことが見出さ
れた。
そして、これら溶融異方性の芳香族ポリエステルの実用
化はようやく緒についたばかりであって、今後の技術的
な発展が期待されている。
化はようやく緒についたばかりであって、今後の技術的
な発展が期待されている。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、かかる実情に鑑みて成されたものであり、そ
の目的とするところは、耐熱性及び機械的強度に優れ、
しかも溶融異方性を有して成形加工性の良い芳香族ポリ
エステルを提供することにある。
の目的とするところは、耐熱性及び機械的強度に優れ、
しかも溶融異方性を有して成形加工性の良い芳香族ポリ
エステルを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の芳香族ポリエステルは、芳香族ジヒドロキシ化
合物と芳香族ジカルボン酸の2者、またはこの2者と芳
香族ヒドロキシカルボン酸を主たる構成成分とし、オル
ソクロルフェノールの希薄溶液を使用して30℃で測定し
たウベローデ粘度計による極限粘度が0.4以上2.0以下で
ある芳香族ポリエステルであって、上記芳香族ジヒドロ
キシ化合物の主要成分が、一般式〔I〕 (式中、nは2または4を示す) で表される化合物であることを特徴としており、そのこ
とにより上記目的が達成される。
合物と芳香族ジカルボン酸の2者、またはこの2者と芳
香族ヒドロキシカルボン酸を主たる構成成分とし、オル
ソクロルフェノールの希薄溶液を使用して30℃で測定し
たウベローデ粘度計による極限粘度が0.4以上2.0以下で
ある芳香族ポリエステルであって、上記芳香族ジヒドロ
キシ化合物の主要成分が、一般式〔I〕 (式中、nは2または4を示す) で表される化合物であることを特徴としており、そのこ
とにより上記目的が達成される。
本発明の一般式〔I〕で表される芳香族ジヒドロキシ化
合物は、具体的には1,2−ビス(4′−ヒドロキシ−3,
3′−ジフェニルビフェニル−4−オキシ)エタン及び
1,4−ビス(4′−ヒドロキシ−3,3′−ジフェニルビフ
ェニル−4−オキシ)ブタンである。
合物は、具体的には1,2−ビス(4′−ヒドロキシ−3,
3′−ジフェニルビフェニル−4−オキシ)エタン及び
1,4−ビス(4′−ヒドロキシ−3,3′−ジフェニルビフ
ェニル−4−オキシ)ブタンである。
本発明では一般式〔I〕で表した化合物を芳香族ジヒド
ロキシ化合物の主要構成成分とし、この化合物以外の芳
香族ジヒドロキシ化合物を併用することもできる。他の
芳香族ジヒドロキシ化合物としては、例えばレゾルシ
ン、ハイドロキノン、クロロハイドロキノン、ブロモハ
イドロキノン、メチルハイドロキノン、フェニルハイド
ロキノン(2,5−ジヒドロキシビフェニル)、メトキシ
ハイドロキノン、フェノキシハイドロキノン、4,4′−
ジヒドロキシビフェニル、4,4′−ジヒドロキシジフェ
ニルエーテル、4,4′−ジヒドロキシジフェニルサルフ
ァイド、4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4,
4′−ジヒドロキシベンゾフェノン、4,4′−ジヒドロキ
シジフェニルメタン、ビスフェノールA、1,1′−ジ
(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェノキシ)エタン、1,4−ジヒド
ロキシナフタレン、2,6−ジヒドロキシナフタレンなど
が挙げられる。
ロキシ化合物の主要構成成分とし、この化合物以外の芳
香族ジヒドロキシ化合物を併用することもできる。他の
芳香族ジヒドロキシ化合物としては、例えばレゾルシ
ン、ハイドロキノン、クロロハイドロキノン、ブロモハ
イドロキノン、メチルハイドロキノン、フェニルハイド
ロキノン(2,5−ジヒドロキシビフェニル)、メトキシ
ハイドロキノン、フェノキシハイドロキノン、4,4′−
ジヒドロキシビフェニル、4,4′−ジヒドロキシジフェ
ニルエーテル、4,4′−ジヒドロキシジフェニルサルフ
ァイド、4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4,
4′−ジヒドロキシベンゾフェノン、4,4′−ジヒドロキ
シジフェニルメタン、ビスフェノールA、1,1′−ジ
(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェノキシ)エタン、1,4−ジヒド
ロキシナフタレン、2,6−ジヒドロキシナフタレンなど
が挙げられる。
これらの芳香族ジヒドロキシ化合物のうちで高結晶性の
重縮合体を得るには、ハイドロキノン、4,4′−ジヒド
ロキシビフェニル、4,4′−ジヒドロキシジフェニルエ
ーテル及び4,4′−ジヒドロキシジフェニルサルファイ
ドが好適に使用される。
重縮合体を得るには、ハイドロキノン、4,4′−ジヒド
ロキシビフェニル、4,4′−ジヒドロキシジフェニルエ
ーテル及び4,4′−ジヒドロキシジフェニルサルファイ
ドが好適に使用される。
上記芳香族ジカルボン酸としては、例えばテレフタル
酸、イソフタル酸、5−スルホイソフタル酸の金属塩、
4,4′−ジカルボキシビフェニル、4,4′−ジカルボキシ
ジフェニルエーテル、4,4′−ジカルボキシジフェニル
サルファイド、4,4′−ジカルボキシジフェニルスルホ
ン、4,4′−ジカルボキシベンゾフェノン、1,2−ビス
(4−カルボキシフェノキシ)エタン、1,4−ジカルボ
キシナフタレン、2,6−ジカルボキシナフタレンなどが
挙げられる。
酸、イソフタル酸、5−スルホイソフタル酸の金属塩、
4,4′−ジカルボキシビフェニル、4,4′−ジカルボキシ
ジフェニルエーテル、4,4′−ジカルボキシジフェニル
サルファイド、4,4′−ジカルボキシジフェニルスルホ
ン、4,4′−ジカルボキシベンゾフェノン、1,2−ビス
(4−カルボキシフェノキシ)エタン、1,4−ジカルボ
キシナフタレン、2,6−ジカルボキシナフタレンなどが
挙げられる。
これらの芳香族ジカルボン酸のうち、高結晶性の重縮合
体を得るには、テレフタル酸、4,4′−ジカルボキシビ
フェニル、4,4′−ジカルボキシジフェニルエーテル、
4,4′−ジカルボキシジフェニルサルファイド、4,4′−
ジカルボキシベンゾフェノン、1,2−ビス(4−カルボ
キシフェノキシ)エタン及び2,6−ジカルボキシナフタ
レンが好適に使用される。
体を得るには、テレフタル酸、4,4′−ジカルボキシビ
フェニル、4,4′−ジカルボキシジフェニルエーテル、
4,4′−ジカルボキシジフェニルサルファイド、4,4′−
ジカルボキシベンゾフェノン、1,2−ビス(4−カルボ
キシフェノキシ)エタン及び2,6−ジカルボキシナフタ
レンが好適に使用される。
上記芳香族ヒドロキシカルボン酸としては、例えばメタ
ヒドロキシ安息香酸、パラヒドロキシ安息香酸、3−ク
ロロ−4−ヒドロキシ安息香酸、3−ブロモ−4−ヒド
ロキシ安息香酸、3−メチル−4−ヒドロキシ安息香
酸、3−フェニル−4−ヒドロキシ安息香酸、3−メト
キシ−4−ヒドロキシ安息香酸、4−ヒドロキシ−4′
−カルボキシビフェニル、2−ヒドロキシ−6−カルボ
キシナフタレンなどが挙げられる。
ヒドロキシ安息香酸、パラヒドロキシ安息香酸、3−ク
ロロ−4−ヒドロキシ安息香酸、3−ブロモ−4−ヒド
ロキシ安息香酸、3−メチル−4−ヒドロキシ安息香
酸、3−フェニル−4−ヒドロキシ安息香酸、3−メト
キシ−4−ヒドロキシ安息香酸、4−ヒドロキシ−4′
−カルボキシビフェニル、2−ヒドロキシ−6−カルボ
キシナフタレンなどが挙げられる。
これらの芳香族ジヒドロキシカルボン酸のうち、高結晶
性の重縮合体を得るには、パラヒドロキシ安息香酸及び
4−ヒドロキシ−4′−カルボキシビフェニルが好適に
使用される。
性の重縮合体を得るには、パラヒドロキシ安息香酸及び
4−ヒドロキシ−4′−カルボキシビフェニルが好適に
使用される。
また、物性を調節するために、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ブチレングリコール、ネオペンチ
ルグリコール、ブタン−1,3−ジオール、ヘキサメチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、シクロヘキサン
−1,4−ジオール等の脂肪族、脂環族グリコールを用い
ることもできる。
ロピレングリコール、ブチレングリコール、ネオペンチ
ルグリコール、ブタン−1,3−ジオール、ヘキサメチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、シクロヘキサン
−1,4−ジオール等の脂肪族、脂環族グリコールを用い
ることもできる。
上記芳香族ポリエステルは、芳香族ジカルボン酸と芳香
族ジヒドロキシ化合物とを重縮合して得られ、必要に応
じて芳香族ヒドロキシカルボン酸を加えて反応させて得
られる重縮合体である。
族ジヒドロキシ化合物とを重縮合して得られ、必要に応
じて芳香族ヒドロキシカルボン酸を加えて反応させて得
られる重縮合体である。
重縮合体の構成成分のうち、芳香族ジヒドロキシ化合物
と芳香族ジカルボン酸とは実質的にほぼ等モル比で構成
されるのがよく、芳香族ヒドロキシカルボン酸は任意の
量で構成される。これは、ヒドロキシル基とカルボキシ
ル基が等モル量ずつ結合反応して重合するためであり,
ヒドロキシル基もしくはカルボキシル基のいずれか一方
が多くなると高分子量の重縮合体が得られにくくなる。
と芳香族ジカルボン酸とは実質的にほぼ等モル比で構成
されるのがよく、芳香族ヒドロキシカルボン酸は任意の
量で構成される。これは、ヒドロキシル基とカルボキシ
ル基が等モル量ずつ結合反応して重合するためであり,
ヒドロキシル基もしくはカルボキシル基のいずれか一方
が多くなると高分子量の重縮合体が得られにくくなる。
本発明の芳香族ポリエステルの製造方法は、任意の方法
が採用されてよい。通常、構成成分のヒドロキシル基を
アセチル化し、このアセチル化された芳香族ジアセトキ
シ化合物及び芳香族アセトキシカルボン酸と芳香族ジカ
ルボン酸とを酢酸を除去しながら重縮合反応を行わせる
のが好ましい。アセチル化は芳香族ジヒドロキシ化合物
又は芳香族ヒドロキシカルボン酸と無水酢酸とを加熱す
るだけで容易に進行し、ヒドロキシル基がアセトキシ基
に変化する。重縮合反応は普通200℃ないし350℃の温度
で行うことができる。重縮合反応は、特に反応触媒を必
要としないことが多いが、必要があれば金属酸化物、金
属水酸化物又は金属塩が使用される。重縮合反応によっ
て生成する酢酸は最初は常圧で、終わりには減圧で反応
系から取り出すと良い結果が得られる。
が採用されてよい。通常、構成成分のヒドロキシル基を
アセチル化し、このアセチル化された芳香族ジアセトキ
シ化合物及び芳香族アセトキシカルボン酸と芳香族ジカ
ルボン酸とを酢酸を除去しながら重縮合反応を行わせる
のが好ましい。アセチル化は芳香族ジヒドロキシ化合物
又は芳香族ヒドロキシカルボン酸と無水酢酸とを加熱す
るだけで容易に進行し、ヒドロキシル基がアセトキシ基
に変化する。重縮合反応は普通200℃ないし350℃の温度
で行うことができる。重縮合反応は、特に反応触媒を必
要としないことが多いが、必要があれば金属酸化物、金
属水酸化物又は金属塩が使用される。重縮合反応によっ
て生成する酢酸は最初は常圧で、終わりには減圧で反応
系から取り出すと良い結果が得られる。
反応系が特に結晶性で不均一な場合には、加圧下に酢酸
を取り出し、最後に減圧にすると系がより均一になりよ
い結果が得られる。重縮合体の分子量の大きさの調節
は、構成成分のうちの芳香族ジヒドロキシ化合物と芳香
族ジカルボン酸とのモル比を調節することによっても行
えるが、この方法は比較的低分子量の重縮合体を得る場
合に効果的である。比較的分子量の高い重縮合体を得る
場合には、重縮合体の溶融粘度を目安にしながら反応を
行って分子量の大きさを調節する方法がとられる。さら
に、高分子量の重縮合体が要求されるときには、重縮合
体がゲル化しない限度でさらに多官能性の構成成分を使
用することができる。
を取り出し、最後に減圧にすると系がより均一になりよ
い結果が得られる。重縮合体の分子量の大きさの調節
は、構成成分のうちの芳香族ジヒドロキシ化合物と芳香
族ジカルボン酸とのモル比を調節することによっても行
えるが、この方法は比較的低分子量の重縮合体を得る場
合に効果的である。比較的分子量の高い重縮合体を得る
場合には、重縮合体の溶融粘度を目安にしながら反応を
行って分子量の大きさを調節する方法がとられる。さら
に、高分子量の重縮合体が要求されるときには、重縮合
体がゲル化しない限度でさらに多官能性の構成成分を使
用することができる。
本発明の芳香族ポリエステルの構成成分に前述の高結晶
性の成分が組み込まれると、重縮合体は溶融異方性にな
ることが多い。溶融異方性は通常の偏光顕微鏡を用いる
偏光技術で確認し得る。具体的には、加熱ステージ上に
1mm以下の厚さに調製された試験片を置き、この試験片
を窒素雰囲気下で5℃/分の昇温速度で加熱していき、
偏光子を直交させた状態の偏光顕微鏡で40倍、もしくは
100倍の倍率で観測することにより、容易に確認するこ
とができる。
性の成分が組み込まれると、重縮合体は溶融異方性にな
ることが多い。溶融異方性は通常の偏光顕微鏡を用いる
偏光技術で確認し得る。具体的には、加熱ステージ上に
1mm以下の厚さに調製された試験片を置き、この試験片
を窒素雰囲気下で5℃/分の昇温速度で加熱していき、
偏光子を直交させた状態の偏光顕微鏡で40倍、もしくは
100倍の倍率で観測することにより、容易に確認するこ
とができる。
このようにして得られる本発明の芳香族ポリエステル
の、オルソクロルフェノールの希薄溶液を使用して30℃
で測定したウベローデ粘度計による極限粘度は0.4以上
2.0以下である。また、芳香族ポリエステルの液晶転移
温度は、220℃以上300℃以下が好ましく、熱変形温度は
120℃以上200℃以下が好ましく、さらに溶融粘度は1,00
0〜10,000ポイズが好ましい。
の、オルソクロルフェノールの希薄溶液を使用して30℃
で測定したウベローデ粘度計による極限粘度は0.4以上
2.0以下である。また、芳香族ポリエステルの液晶転移
温度は、220℃以上300℃以下が好ましく、熱変形温度は
120℃以上200℃以下が好ましく、さらに溶融粘度は1,00
0〜10,000ポイズが好ましい。
(実施例) 次に、本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
<芳香族ジヒドロキシ化合物の合成> 以下に示す方法により芳香族ジヒドロキシ化合物を合成
した。得られた化合物は白色の結晶を有していた。な
お、NiCl2ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン(dpp
p)は、熊田ら,Bulletion of the Chemical Society of
JAPAN(1976)に準じて合成したものを用いた。
した。得られた化合物は白色の結晶を有していた。な
お、NiCl2ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン(dpp
p)は、熊田ら,Bulletion of the Chemical Society of
JAPAN(1976)に準じて合成したものを用いた。
実施例1 スバイラル型の攪拌機、温度計、ガス吹き込み口、及び
蒸留口のついた内容積100mlの硬質ガラス製三つ口フラ
スコに、1,2−ビス(4′−アセトキシ−3,3′−ジフェ
ニルビフェニル−4−オキシ)エタン15.7384g(0.02mo
l)、テレフタル酸3.3226g(0.02mol)及びパラアセト
キシ安息香酸3.6032g(0.02mol)を仕込み、フラスコを
シリコンオイルのバスに入れ、ガス吹き込み口から窒素
ガスをフラスコ内に吹き込みながらバスの温度を上げ
た。バスの温度が上昇し内容物の温度が240℃程度にな
ると重縮合反応がはじまり、生成する酢酸が蒸留口から
留出し始めた。これから約3時間かけて内容物の温度を
300℃まで昇温した。内容物の温度が300℃になって更に
1時間経過後、蒸留口を真空器に連結し、フラスコ内を
徐々に減圧して1トール以下にした。フラスコ内が1ト
ール以下になった後、さらに1時間反応させると、内容
物は極めて粘調な液体になったので、フラスコをバスか
ら引き上げて冷却した。生成物が冷却固化した後、フラ
スコを破壊して取り出した。得られた生成物は淡褐色の
不透明な芳香族ポリエステルであった。得られた芳香族
ポリエステルの、オルソクロルフェノールの希薄溶液を
使用して30℃で測定したウベローデ粘度計による極限粘
度は、0.5であった。生成物を偏光顕微鏡で観察したと
ころ、262℃以上で溶融異方性を有していた。また、熱
変形温度は158℃(JIS K7202に準拠、18.5kgf/cm2)で
あり、220℃における溶融粘度は5100ポイズであった。
なお、溶融粘度はフローテスターにより100kgfの荷重で
測定した。
蒸留口のついた内容積100mlの硬質ガラス製三つ口フラ
スコに、1,2−ビス(4′−アセトキシ−3,3′−ジフェ
ニルビフェニル−4−オキシ)エタン15.7384g(0.02mo
l)、テレフタル酸3.3226g(0.02mol)及びパラアセト
キシ安息香酸3.6032g(0.02mol)を仕込み、フラスコを
シリコンオイルのバスに入れ、ガス吹き込み口から窒素
ガスをフラスコ内に吹き込みながらバスの温度を上げ
た。バスの温度が上昇し内容物の温度が240℃程度にな
ると重縮合反応がはじまり、生成する酢酸が蒸留口から
留出し始めた。これから約3時間かけて内容物の温度を
300℃まで昇温した。内容物の温度が300℃になって更に
1時間経過後、蒸留口を真空器に連結し、フラスコ内を
徐々に減圧して1トール以下にした。フラスコ内が1ト
ール以下になった後、さらに1時間反応させると、内容
物は極めて粘調な液体になったので、フラスコをバスか
ら引き上げて冷却した。生成物が冷却固化した後、フラ
スコを破壊して取り出した。得られた生成物は淡褐色の
不透明な芳香族ポリエステルであった。得られた芳香族
ポリエステルの、オルソクロルフェノールの希薄溶液を
使用して30℃で測定したウベローデ粘度計による極限粘
度は、0.5であった。生成物を偏光顕微鏡で観察したと
ころ、262℃以上で溶融異方性を有していた。また、熱
変形温度は158℃(JIS K7202に準拠、18.5kgf/cm2)で
あり、220℃における溶融粘度は5100ポイズであった。
なお、溶融粘度はフローテスターにより100kgfの荷重で
測定した。
実施例2、3 表1に示すように、芳香族ポリエステルの各構成成分の
組成を変えた他は、実施例1と同様の方法で芳香族ポリ
エステルを合成した。
組成を変えた他は、実施例1と同様の方法で芳香族ポリ
エステルを合成した。
実施例2で得られた芳香族ポリエステルの、オルソクロ
ルフェノールの希薄溶液を使用して30℃で測定したウベ
ローデ粘度計による極限粘度は、0.6であった。実施例
3で得られた芳香族ポリエステルの上記と同様にして測
定した極限粘度は0.6であった。
ルフェノールの希薄溶液を使用して30℃で測定したウベ
ローデ粘度計による極限粘度は、0.6であった。実施例
3で得られた芳香族ポリエステルの上記と同様にして測
定した極限粘度は0.6であった。
得られた芳香族ポリエステルについて、実施例1と同様
の方法でその液晶転移温度、熱変形温度(HDT)及び溶
融粘度を測定した。結果を表1にまとめて示す。
の方法でその液晶転移温度、熱変形温度(HDT)及び溶
融粘度を測定した。結果を表1にまとめて示す。
実施例4〜6 表2に示すように、芳香族ポリエステルの各構成成分の
組成を変えた他は、実施例1と同様の方法で芳香族ポリ
エステルを合成した。
組成を変えた他は、実施例1と同様の方法で芳香族ポリ
エステルを合成した。
実施例4で得られた芳香族ポリエステルの、オルソクロ
ルフェノールの希薄溶液を使用して30℃で測定したウベ
ローデ粘度計による極限粘度は0.6であった。実施例5
で得られた芳香族ポリエステルの上記と同様にして測定
した極限粘度は0.6であった。実施例6で得られた芳香
族ポリエステルの上記と同様にして測定した極限粘度は
0.7であった。
ルフェノールの希薄溶液を使用して30℃で測定したウベ
ローデ粘度計による極限粘度は0.6であった。実施例5
で得られた芳香族ポリエステルの上記と同様にして測定
した極限粘度は0.6であった。実施例6で得られた芳香
族ポリエステルの上記と同様にして測定した極限粘度は
0.7であった。
得られた芳香族ポリエステルについて、実施例1と同様
の方法でその液晶転移温度、熱変形温度(HDT)及び溶
融粘度を測定した。結果を表2にまとめて示す。
の方法でその液晶転移温度、熱変形温度(HDT)及び溶
融粘度を測定した。結果を表2にまとめて示す。
(発明の効果) このように、本発明の芳香族ポリエステルは、耐熱性、
機械的強度及び成形加工性に優れており、塗料、接着
剤、繊維、フィルム、シート、及び成形品等の分野で好
適に使用することができる。
機械的強度及び成形加工性に優れており、塗料、接着
剤、繊維、フィルム、シート、及び成形品等の分野で好
適に使用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 角町 博記 大阪府茨木市大手町7番20号
Claims (1)
- 【請求項1】芳香族ジヒドロキシ化合物と芳香族ジカル
ボン酸の2者、またはこの2者と芳香族ヒドロキシカル
ボン酸を主たる構成成分とし、オルソクロルフェノール
の希薄溶液を使用して30℃で測定したウベローデ粘度計
による極限粘度が0.4以上2.0以下である芳香族ポリエス
テルであって、上記芳香族ジヒドロキシ化合物の主要成
分が、一般式〔I〕 (式中、nは2または4を示す) で表される化合物であることを特徴とする芳香族ポリエ
ステル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26259488A JPH0774265B2 (ja) | 1988-10-18 | 1988-10-18 | 芳香族ポリエステル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26259488A JPH0774265B2 (ja) | 1988-10-18 | 1988-10-18 | 芳香族ポリエステル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02110131A JPH02110131A (ja) | 1990-04-23 |
| JPH0774265B2 true JPH0774265B2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=17377969
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26259488A Expired - Lifetime JPH0774265B2 (ja) | 1988-10-18 | 1988-10-18 | 芳香族ポリエステル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0774265B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011213802A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 液晶ポリエステル粉体の製造方法 |
-
1988
- 1988-10-18 JP JP26259488A patent/JPH0774265B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02110131A (ja) | 1990-04-23 |
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