JPH0776871B2 - 楽音発生システム - Google Patents

楽音発生システム

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JPH0776871B2
JPH0776871B2 JP59017635A JP1763584A JPH0776871B2 JP H0776871 B2 JPH0776871 B2 JP H0776871B2 JP 59017635 A JP59017635 A JP 59017635A JP 1763584 A JP1763584 A JP 1763584A JP H0776871 B2 JPH0776871 B2 JP H0776871B2
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ロバート ストロング アレキサンダー
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H7/00Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs
    • G10H7/02Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs in which amplitudes at successive sample points of a tone waveform are stored in one or more memories
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H2250/00Aspects of algorithms or signal processing methods without intrinsic musical character, yet specifically adapted for or used in electrophonic musical processing
    • G10H2250/471General musical sound synthesis principles, i.e. sound category-independent synthesis methods
    • G10H2250/475FM synthesis, i.e. altering the timbre of simple waveforms by frequency modulating them with frequencies also in the audio range, resulting in different-sounding tones exhibiting more complex waveforms

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  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は楽器、一層詳しくは、デイジタル制御式電子楽
器および楽音発生させる方法に関する。
楽音を発生させるデイジタル制御式方法は、一連のデイ
ジタル数を発生させ、それを電気アナログ信号に変換す
ることによつて行なわれる。アナログ信号は増幅され、
普通のスピーカを通して楽音を発生させる。デイジタル
制御を行なう楽器は、キーボードその他の入力装置と、
キーボードに応答するデイジタル電子回路とで構成され
ている。電子回路は、キーボードに応答して信号をデイ
ジタル式に処理し、スピーカのところで音となる振動を
デイジタル式に発生する。これらのデイジタル式に発生
した振動はアナログ発振器で発生した振動とは異なつて
おり、普通の管弦楽その他のタイプの楽器で機械的に発
生した振動とも異なつている。
電子源であろうと機械源であろうと、楽音はすべてフー
リエスペクトルによつて説明できる。フーリエスペクト
ルでは、楽音をその成分周波数をシヌソイドとして表わ
すことによつて説明している。したがつて、楽音全体
は、成分周波数の合計、すなわち、シヌソイドの合計で
ある。
フーリエ分析の下では、音質は倍音と不協和音に分類さ
れる。倍音は周期的であり、基本周波数の整数倍である
周波数を有するシヌソイドの合計として表わすことがで
きる。基本周波数は音質のピツチである。管弦楽の調和
楽器としては、弦楽器、金管楽器、木管楽器がある。不
協和音は周期的ではないが、シヌソイドの合計として表
わすことも多い。しかしながら、不協和音を含む周波数
は、通常、相当に複雑な関係を持つ。不協和音楽器は、
通常、なんらそれと組合つたピツチを持たない。不協和
音を出す管弦楽の楽器としてはパーカツシヨン、たとえ
ば、バスドラム、スネアドラム、シンバルその他があ
る。
電子制御式楽器は楽音を発生する基礎としてフーリエス
ペクトルを選定することに依存していた。公知形式のデ
イジタル楽器の1つでは、調和総合楽音発生方法を使用
している。この方法では、異なつた周波数の多数の振幅
スケール式シヌソイドを加算(あるいは減算)すること
によつて音質を得る。しかしながら、調和総合方法で
は、各サンプルを形成するのに複雑な加算(あるいは減
算)処理を必要とする。この処理では、高価でありかつ
融通のきかないデイジタル回路を必要とする。したがつ
て、調和総合方法を実施するのに必要なデイジタル設計
は複雑なコンピユータ計算を必要とし、不満な点が多
い。
別の公知形式の楽器では、楽音過方法を使つている。
この方法では、方形波とかのこぎり波形列のような複雑
な電気波形を1つ以上のフイルタで過して所望の周波
数成分を選定する。その後、過した周波数成分を組合
わせてスピーカを駆動する電子信号を形成する。この
過方法は、普通、人間の言葉を合成するのに用いられ、
アナログ電子発生器官を持つていることが多い。過方
法は、各サンプルが記憶した一定のサンプルの値に依存
しているので、相当に融通がきかない。自然な音を得る
には、多数の乗算ステツプを必要とし、これは高価につ
く。
調和総合法、過法は、いずれも、シヌソイドの線形の
組合わせに依存しており、それ故、楽音を発生する線形
方法としての特徴を持つ。入力機能の振幅(調和総合法
ではシヌソイド、過法ではパルス列)に2の因数を掛
けることによつて、同じ音質を持ちかつ2の因数を掛け
た振幅を持つ出力波形を得るという事実からこの線形性
は明らかである。
「METHOD OF SYNTHESIZING A MUSICAL SOUND」なる名称
の、Chowningの米国特許第4,018,121号が楽音を発生す
る非線形方法を記載している。この非線形方法では、無
数のシヌソイドの合計を表わすのに閉鎖形式の表現(周
波数変調に基礎を置く)を用いている。この非線形周波
数変調方法は、多数のシヌソイドを発生し、これらのシ
ヌソイドは搬送周波数と整数倍の変調周波数の合計であ
る周波数を持つ。変調周波数の倍数振幅はベツセル関数
の合計である。Chowningの非線形周波数変調方法は、先
の線形調和総合、過方法より優れており、楽音合成の
分野では営業的に成り立つ用途が見出されている。
「MUSICAL INSTRUMENT AND METHOD FOR GENERATING MUS
ICAL SOUND」なる名称の、Moorerの米国特許第4,215,61
7号が楽音を発生する改良された非線形方法を記載して
いる。この方法では、周波数成分の振幅がベツセル関数
に拘束されず、有限のスペクトル、すなわち、有限数の
シヌソイドの合計からなるスペクトルを利用することが
できる。
上記の方法と同様の多くの線形、非線形方法がデイジタ
ル楽音合成で成功裡に用いられているが、これらの方法
はすべて、豊かで自然な音を得るには迅速で複雑な計算
能力を必要とする。その結果、楽器のコストが上がり、
複雑になる。これはデイジタル合成を広く利用する目的
に反する。
したがつて、従来技術で要求されるよりも遅くてかつよ
り簡略な計算能力でよいデイジタル回路を使用でき、そ
の上、豊かな自然音を発生することのできるデイジタル
合成を用いる改良楽器の要求がある。また、普通のコン
ピユータ・プロセツサおよび普通の半導体チツプ技術を
用いて構成することのできる改良デイジタル楽音合成器
の要求がある。
上記の背景に従つて、本発明の目的は、複雑な計算を必
要としない簡単な普通のデイジタル回路を利用して豊か
で自然な音を発生する楽音発生システムを提供すること
にある。
本発明に係る楽音発生システムは、波形サンプル信号を
記憶するための読み書き可能な記憶手段と、クロック信
号によって歩進され、その歩進値に基づき第1のアドレ
スを指示する第1のアドレス指示手段と、発生しようと
する楽音のピッチに対応する数値データを供給するピッ
チ指示手段と、前記ピッチ指示手段によって供給させる
数値データによって前記第1のアドレスによって指示さ
れるアドレス値を変更し、変更されたアドレス値によっ
て第2のアドレスを指示する第2のアドレス指示手段
と、前記記憶手段から読み出された波形サンプル信号を
入力し、これを変更する若しくは変更しない処理を行
い、その出力信号を該記憶手段に入力する波形処理手段
と、前記第1のアドレスと第2のアドレスの一方を読出
しアドレスとして前記記憶手段から波形サンプル信号を
読み出し、前記第1のアドレスと第2のアドレスの他方
を書込みアドレスとして前記波形処理手段の出力信号を
前記記憶手段に書き込む制御手段とを具え、前記書込み
アドレスと読出しアドレスの間に前記数値データに対応
する差が生じ、この差に対応する周期性を持つ楽音信号
が発生されることを特徴とするものである。
以下で説明する本発明の実施例との対応を示すと、読み
書き可能な記憶手段はウェーブテーブルユニット13、第
1のアドレス指示手段はディジターユニット35における
ラッチ66、60、61、67、49及び演算装置62を含む部分、
ピッチ指示手段は入力ユニット2及びディジターユニッ
ト35におけるシフトレジスタ56を含む部分、第2のアド
レス指示手段はディジターユニット35におけるラッチ6
0、61、67、49及び演算装置62を含む部分、波形処理手
段は変更子ユニット14又はディジターユニット35におけ
るラッチ45、65、60、61、67及び演算装置62等を含む部
分、制御手段はディジターユニット35における制御論理
回路71等を含む部分、に夫々概ね対応している。
書込みアドレスと読出しアドレスの間に前記数値データ
に対応する差が生じ、この差に対応する遅延を行う遅延
回路として記憶手段が機能する。こうして、この可変の
遅延時間に対応する周期性を持つ楽音信号が発生される
ことになり、この発生楽音は数値データによって指示さ
れた楽音ピッチを持つことになる。アドレス歩進のため
のクロック信号の周波数は、発生しようとする楽音のピ
ッチに無関係に一定としてよいので、複数の音声の各々
に対応して独立のピッチを持つ楽音を発生可能な複音型
楽音発生装置を構成する場合、時分割処理を容易に行う
ことができる。また、楽音ピッチの可変制御のための構
成も、一定レートで歩進されるアドレス信号のアレドス
値を、書込みアドレスと読出しアドレスとの間で所望ピ
ッチに対応する一定のオフセットが生じるように、オフ
セット制御するだけでよいため、構成が簡単である。
以下で説明する本発明の一実施例に係る楽器は、キーボ
ードその他の入力装置、デイジタル信号をウエーブテー
ブル変更で発生させるウエーブテーブル変更発生器およ
びデイジタル信号を楽音に変換する出力装置を含包す
る。
この発生器はウエーブテーブルを含包し、このウエーブ
テーブルは周期的にアクセスされて楽音を決定する出力
信号を与える。ウエーブテーブルからの出力信号は変更
されてからウエーブテーブルにもどされ、変更データと
して記憶される。或る遅延の後、変更データはウエーブ
テーブルからアクセスされ、新しい出力信号となる。こ
のプロセスは周期的に繰返され、新しい出力信号毎に変
更が行なわれ、ウエーブテーブルにもどされてそこに記
憶される。本発明によれば、こうして、新しい出力信号
がウエーブテーブル変更で発生し、豊かで自然な楽音を
発生するのに用いられる。
本発明によれば、任意の時刻tにおいて、ウエーブテー
ブルにもどされて記憶される変更信号ytは、ウエーブテ
ーブルの最初の内容と変更成分mtの関数である。したが
つて、信号ytは次に示すようにxt、mtの関数となる。
yt=f(xt、mt) デイジタルサンプルの実施例では、ytのn番目のサンプ
ルはynで与えられる。遅延オペレータを使用すれば、N
サイクルの遅延を示すウエーブテーブルの場合、ynはxt
のn番目の値、xnと、変更成分のdNyn倍として与えられ
るynの遅延値の関数であり、次の式で与えられる。
yn=f(xn、dNynmn) 弦楽器をはじいた音を発生するのに適した形式の或る実
施例によれば、次の変更値ynを発生するように行なわれ
る変更は、第1の遅延出力yn-Nと先の遅延出力yn-(N+1)
の平均値である。
はじく形式の弦楽器の実施例では、ウエーブテーブルに
もどして格納するn番目の変更値は次の通りである。
yn=xn+〔yn-N+yn-(N+1)〕/2 ここで、xnはそれが(N+1)よりも大きいnのときに
0に等しい場合のウエーブテーブルからの第n番目のサ
ンプルであり、ynはn番目のサンプルでの変更出力であ
り、Nはウエーブテーブル遅延(サンプルにおける音の
ほぼ所望のピツチ期間)であり、yn-NはN分の遅延した
サンプルであり、yn-(N+1)はN+1分遅れたサンプルで
ある。
はじき弦楽器実施例では、変更には、たとえば、ウエー
ブテーブルに記憶されたデータの単純な加算および二進
シフト(2で割つたもの)として実施される。或るデイ
ジタル記憶装置実施例では、ウエーブテーブルのデータ
のロケーションは、記憶装置アドレスポインタによつて
決定される。リードポインタは遅延サンプルyn-Nのロケ
ーションを指定する。「リードポインタ+1」はリード
ポインタから1だけオフセツトしており、遅延サンプル
yn-(N+1)のロケーションを指定する。変更値ynはライト
ポインタの指定したロケーションでウエーブテーブルに
格納される。ライトポインタはピツチ遅延N分だけリー
ドポインタからオフセツトしている。
多重音声実施例では、ピツチ遅延Nは各音声毎に異なつ
ているのが普通である。リードポインタおよびライトポ
インタは各音声毎に決定される。
本発明のウエーブテーブル変更方法は、計算の必要性が
低くても実施し得る改良デイジタル機器を提供するとい
う目的を達成する。
本発明の前記の、およびその他の目的特徴は、添付図面
を参照しながらの以下の好ましい実施例についての詳し
い説明から明らかとなろう。
第1図において、ここにはデイジタル式シンセサイザー
楽器が示してある。この楽器は、発生させようとしてい
る楽音を指定する入力ユニツト2と、発生させようとし
ている楽音を表わす信号を発生するウエーブテーブル変
更発生器3と、所望の音を発する出力ユニツト4とを含
包する。
第2図において、これは第1図の楽器をさらに詳しく示
している。入力ユニツト2は、普通は、電気信号をイン
ターフエース6に接続するキーボード5を含包する。こ
のキーボード5は普通の設計のものであり、キーを押し
下げたときに電気信号を発生する。キーボード5は発生
させようとしている音を指定するための代表的な装置で
あるが、他のいかなる形式のものを使用してもよい。さ
らに、入力ユニツト2は、普通、音の力(振幅)や音の
持続時間を指定する手段を含包する。
インターフエースユニツト6はキーボード情報(ピツ
チ、振幅、持続時間)を符号化し、ウエーブテーブル変
更発生器3の制御ユニツトに伝える。発生器3は、入力
ユニツト2からの信号に応答して、出力母線8に信号を
発生させ、この信号は出力ユニツト4に送られる。出力
ユニツト4はこの信号を所望の楽音に変換する。普通
は、出力ユニツト4はデイジタルアナログ変換器9を含
包する。変換器9からのアナログ信号は低減フイルタ10
および増幅器11を通してスピーカ12に送られる。スピー
カ12は所望の楽音を発する。
第2図において、ウエーブテーブル変更発生器3は、ウ
エーブテーブル13、変更子ユニツト14、制御ユニツト15
を含包する。ウエーブテーブル13は遅延時間pを持つ遅
延装置として作用する。変更子ユニツト14からの変更信
号はウエーブテーブル13に格納され、そこで、母線16に
出現する前に時間p遅らされる。ウエーブテーブルから
の母線16上の出力信号は変更子ユニツト14で変更され、
ウエーブテーブル13に格納される。デイジタル例の場
合、遅延時間pはデータのN個のサンプルで表わされ
る。1つのデイジタル装置として、ウエーブテーブル13
はデータのN個のサンプルを格納するためのデイジタル
記憶装置となる。pより小さい時間tの値の場合、ウエ
ーブテーブル13はxtの最初の値を記憶する。デイジタル
システムでは、tはnのN値に量子化され、その結果、
初期状態では、xnはN個の初期値を有する。
バツクグラウンドによつては、変更子ユニツト14内にな
んらの変更もない場合、ウエーブテーブル13は遅延時間
pで周期的となる出力信号ytを発生することになる。遅
延ラインにある最初の内容がxtであるとき、出力信号yt
は次のように表わされる。
yt=y(t-p)=xt (1) 時間tが個々の値に量子化され、pがnのN個の値に等
しいとき(ここでは、Nは整数、xnはxtのN個の個々の
値を表わす)、式(1)は次のように書くことができ
る。
yn=y(n-N)=xn (2) 変更を変更子ユニツト14で行なうため、式(1)、
(2)は本発明で利用する出力信号に当てはまらない。
本発明によれば、任意の時刻tにおいて、ウエーブテー
ブルにもどされて格納される変更信号ytは、ウエーブテ
ーブルの最小の内容xtと変更成分mtの関数である。した
がつて、信号ytは次の式(3)で与えられるようにxt
mtの関数となる。
yt=f(xt、mt) (3) デイジタルサンプル実施例では、ytのn番目のサンプル
はynとして与えられ、遅延オペレータdNを用いて、Nサ
イクルの遅延を示すウエーブテーブルの場合、ynは、xn
のn番目の値と、変更因数mtのdNyn倍によつて与えられ
るynの遅延値の関数であり、次の式(4)で表わせる。
yn=(xn、dNynmn) (4) 式(4)に関連して、値Nの場合に記憶されたサンプル
の最大数は任意の数であつてよい。サンプル数が大きけ
ればそれだけ、発生する可能性のある周波数成分が低く
なる。或る例では、256個の8ビツトサンプルが記憶さ
れている。また、多くの異なつた形式の変更成分mtを選
択できる。しかしながら、簡略化と経済性を考えると、
mtが計算の簡単な方が望ましい。或る簡単な変更成分を
はじき演奏弦楽器の楽音の発生に関連して説明する。
はじき演奏式弦楽器楽音 第3図において、はじき演奏式弦楽器の楽音を発生する
変更子ユニツト14の詳細が示してある。変更子ユニツト
14は母線16上にある信号yn-Nをnの1周期だけ遅らせる
遅延ユニツト26を含包する。このTY26からの出力はライ
ン28に1つの入力yn-(N+1)を形成し、それを演算装置
(AU)27に送る。演算装置27への他の入力は母線16から
直接導き出される。演算装置27は母線16上の値を母線16
上の先の値(TY26からの出力)に加えてその合計値を形
成する。演算装置27へのシフト入力29は1つの二進ビツ
ト分この合計値をシフトさせ、この合計値を2で割る。
第3図の変更子ユニツトを第2図のウエーブテーブル変
更発生器3に接続した場合、はじき演奏弦楽器音が発生
することになる。第3図の変更子ユニツト14を用いて形
成した第2図のウエーブテーブル変更発生器3は、いく
つかの点でデイジタルフイルタに類似する。発生器3の
形をしたデイジタルフイルタは機械的に振動する弦楽器
の弦を模倣する。デイジタルフイルタへの短い入力信号
は「弦」の「はじき動作」を表わしており、次の遅延時
間の間所望の出力信号を発生するように発生器3を励起
する。変更子ユニツト14からの出力信号は、第2図のラ
イン8に現われたとき、次のように与えられる。
yn=xn+〔yn-N+yn-(N+1)〕/2 ・・(5) ここで、xnはサンプルnでの入力信号振幅であり、yn
サンプルnでの出力振幅であり、Nはサンプルにおける
音の所望ピツチ時間(大体の値)である。
基本のはじき演奏弦音は、発生器3を、たとえば、「ホ
ワイトノイズ」の短いバーストで励起することによつて
得られる。ホワイトノイズのバーストは次のように式
(5)でxnの値を選定することによつて得られる。
xn=Aun、n=0、1、2、・・・(N+1)・・・(6
1) xn=0、n≧N (62) ここで、Aは所望の振幅、unは乱数発生器の出力の関数
としての値+1または−1を持つ。nが0、1・・・
(N+1)に等しい場合のxnの値は、変更子ユニツト14
による任意の変更に先立つて存在する初期値としてウエ
ーブテーブル13に格納される。
最後に、出力ynは第2図の出力装置4によつて利用され
てnイコールNのときに音の冒頭部分を発生する。
はじき演奏式弦楽器音の分析 式(5)の入出力関係は「遅延オペレータ」二進方によ
つても表現できる。ここでは、単位サンプル遅延オペレ
ータdを次の関係で定義する。すなわち、 dkxn=xn-k (7) ここで、xnは任意の信号であり、kは整数である。1つ
の信号にdkを掛けると、この信号はkサンプル分だけ遅
れる。これにより、式(5)は次のようになる。
yn=xn+〔dNyn+dN+1yn〕/2 =xn+dN〔(1+d)/2〕yn ・・・・(8) 出力信号ynについて計算すると、 yn=xn/{1−〔(1+d)/2〕dN} ・・・(9) 線形遅延オペレータ式は、各時間信号をそのz変形で置
換し、dをz-1で置換することによつてz変形式に直ち
に変換する。時間信号(たとえば、xnまたはyn)は下側
文字で示し、それに対応するz変形値は上側小文字、た
とえばX(z)やY(z)で示してある。
デイジタルフイルタ(線形時間定数式)の転送関数は入
力のz変形値である。第2図のはじき弦シミユレータの
転送関数は、式(9)のdについてz-1を引き、次のよ
うに移項することによつて得られる。
H(z)=Y(z)/X(z) =1/{1−〔1+z-1)/2〕z-N} =1/{1−〔Ha(z)〕〔Hb(z)〕}(10) ここで、 Ha(z)=(1+z-1)/2 Hb(z)=z-N 式(9)、(10)は第2図のウエーブテーブル発生器3
の一実施例を説明している。フイードバツク・ループは
2点平均Ha(z)と直列のウエーブテーブル13として考
えられかつ変更子ユニツト14としても考えられる或る長
さのN遅延ラインHb(z)からなる。ウエーブテーブル
13への入力端子20にあり、変更子ユニツト14からの出力
は端子21にある。端子21は、閉鎖ループを形成するフイ
ードバツク関係で端子20に接続してある。
第3図の発生器の周波数応答は、z=ejωT=cos
(ωT)+jsin(ωT)で計算される転送関数として定
義され、ここで、Tはサンプリング時間(秒)であり、
サンプリング速度fsの逆数であり、ω=2πfはラジア
ン周波数であり、fは周波数(Hz)であり、 である。第2図のはじき演奏弦楽器の周波数応答は次の
ように与えられる。
H(ejωT)=1/〔1−Ha(eiωT)Hb
(eiωT)〕 (11) ここで、 H(ejωT)=〔1+e−jωT〕/2=e−jωT/2c
os(ωT/2) =e−πfTcos(πfT) (12) Hb(ejωT)=e−jωNT=e−j2πfNT (13) ウエーブテーブル成分Hbと変更子成分Haの振幅応答およ
び位相転移を別々に考えるとよい。振幅応答は周波数応
答の振幅と定義され、周波数の関数として利得を与え
る。位相遅延はラジアン周波数で割つた周波数応答のマ
イナスの複素数角として定義され、周波数毎のシヌソイ
ドによつて生じる時間遅延(秒)を与える。
各成分Ha、Hbの振幅応答Ga、Gbは、それぞれ、次のよう
に与えられる。
G(f)=1Ha(ejωT)=cos(ωT/2)=cos(πf
T) ・・・(14) G(f)=Hb(ejωT)=1 ・・・(15) したがつて、遅延ライン成分Haは損失なしであり、2点
平均Haはコサインの第1象限に従う周波数と共に減少す
る利得を示す。周波数はすべて、ナイキスト限界に制限
される。すなわち、f≦fs/2である。この範囲では、 cos(πfT)=cos(πfT) である。
位相遅延を秒よりもサンプルの単位で定義するともつと
便利である。サンプルのHa、Hbの位相遅延は次のように
与えられる。
Pa(f)=−〔Ha(ejωT)〕/ωT=1/2 (16) Pb(f)=−〔Hb(ejωT)〕/ωT=N (17) ここで、「」はzの複素数角を示す。
2点平均Ha(z)はサンプルの半分に等しい位相遅延を
有し、遅延ラインはその長さNに等しい位相遅延を有す
る。ループ全体はHa(変更子ユニツト14)とHa(ウエー
ブテーブル13)の直列からなるので、ループ利得は次の
通りである。
ループ利得=Ga(f)Gb(f)=cos(πfT) (18) そして、有効ループ長さは次の通りである。
ループ利得=Pa(f)=Pb(f) =N+1/2(サンプル) (19) これは各シヌソイド周波数f(Hz)についてのものであ
る。
単一のはじき弦音を合成する際、振幅Aでのホワイトノ
イズのN個のサンプルはウエーブテーブル13によつて与
えられ、出力音は最初のN個のサンプルの後直ちに生じ
る。ウエーブテーブル13によつて表わされる遅延ライン
Hbは、本質的に、時刻0で基準化した乱数で満たされ、
他の入力信号を使用する必要はない。変更子ユニツト14
からの2点平均Haは常に変化しており、ループの内容お
よび出力信号ynは周期的とはならない。しかしながら、
出力信号は周期的であるように選ばれ、したがつて、こ
の用途での「周期」なる用語はほぼ周期的あるいは準周
期的を意味する。合成弦音の各「周期」は特定の時刻で
の遅延ライン(ウエーブテーブル13)の内容に相当し、
各周期は先の周期の中間低減部分に等しい。もつと詳し
く言えば、1周期だけオフセツトしたサンプルの運転2
点平均は出力波形に次の周期を与える。有効ループ長さ
がN+1/2個のサンプルであるから、この周期はNT+T/2
(秒)であると定義するのが最良であり、ここで、tは
サンプリング周期である。また、これは1/fsに等しく、
ここで、fsはサンプリング周波数である。実験によれ
ば、NT+T/2は感知されたピツチ周期と良く一致する。
倍音崩壊 出力信号ynが準周期的であるから、この出力信号は個々
のシヌソイドで構成されているわけではない。本質的に
は、出力信号は異なつた速度でゼロまで崩壊する多くの
狭いエネルギ帯域を有する。これらのエネルギ帯域が最
小周波数の整数倍である周波数に集中したとき、それを
「倍音」と呼ぶことにする。周波数成分が必ずしも均等
に隔たつていない場合、不協和音の可能性を強調するべ
く「部分音」という表現を使うことにする。
ここでは、ループ内を循環する周波数f(Hz)の部分音
を考える。ループを一回通過する毎に、部分音はループ
振幅応答に等しい減衰を受け、Ga(f)Gb(f)イコー
ルcos(πfT)となる。すなわち、 1周期の減衰=cos(πfT) ループ内の周回時間がN+1/2個のサンプルに等しいの
で、n個のサンプル(nT秒)後のループを通つた周回回
数は n/(N+1/2)=tfs/(N+1/2) に等しくなる。したがつて、時間t=nTでの「減衰フア
クタ」a(t)は次のように与えられる。
たとえば、時刻0での最初の部分音振幅Aは時刻tで振
幅Aaf(t)となる。ここで、fは部分音の周波数であ
る。
指数崩壊の「時定数」cfは、振幅が1/eまで、すなわ
ち、その初期値の約0.37まで崩壊したときの時間として
定義するのが伝統である。周波数fでの時定数は式(2
0)をe−t/(cf)に等しいものとし、cfについて計算
することによつて見出される(ここで、fs=1/T)。
cf=−t/〔1nat(t)〕 =−〔(N+1/2)T〕/〔1n cos(πfT)〕(秒)
・・・(21) オーデイオの場合、普通、崩壊時定数を崩壊−60dB、す
なわち、初期値の0.001倍となつた時と定義するのがよ
り有利である。この場合、式(20)を0.001に等しいも
のとし、tについて計算する。tのこの値はt60と呼ぶ
ことが多い。cfからt60(f)への変換は次のようにし
て行なう。
t60(f)=1n(1000)cf (22) すなわち、約6.91cである。
たとえば、周波数f(Hz)でのシヌソイドが時刻0で振
幅Aを有する場合、時刻t60(f)で振幅Aaf(t
60(f))=A/1000、すなわち、出発れべるより下の60
dBを持つ。
上記の分析はループまわりの伝播成分による減衰を説明
している。しかしながら、それは、ループに「フイツ
ト」せず、また、自己干渉によつて急速に崩壊する成分
を含まない。この自己干渉というのは、機械的に振動し
ている物理的な弦に類似するある。弦にはなわかの励起
作用が加えられ得るが、励起を止めた後、残つたエネル
ギは急速に弦の長さによつて主として決定される準周期
性を示す。
同様にして、たとえば第2図の楽器のループが乱数で開
始させられたとしても、ごく短時間で、ループに存在す
る主周波数は、N+1/2個のサンプルにおける周期の整
数をもつことになり、これらの周波数はすべて、基本周
波数と呼ぶ最小周波数の倍数となり、その周期はループ
長さN+1/2に正確に一致する。この最小周波数f1は音
のピツチ周波数を与え、次のように与えられる。
f1=1/〔N+1/2)T〕=fs/(N+1/2) (23) ここで、fsはサンプリング周波数であり、T=1/fsはサ
ンプリング周期である。
fをf1で始まる倍音列にセツトしたならば、次のように
なる。
fk=ωk/2π=k〔fs/(N+1/2)〕 ・・・(24) ここで、k=1、2、・・・・N/2は、次のようにk番
目の倍音についての時刻tでの崩壊フアクタを与える。
同様にして、倍音あたりの時定数は次のように秒単位で
与えられる。
ck=−t/〔1n ak(t)〕 =−{1/〔f11n(cos(πfkT))〕} (26) 第4図は第2、3図の形式の機器からの128個のサンプ
ルの周期を有する音の最初に15回の周期の間のスペクト
ル展開を示す。長さ128の高速フーリエ変換(FFT)を他
の周期毎、すなわち、0、2、4、・・・14に等しいn
について計算した。ここで、倍音が高ければ高いだけ崩
壊が速く、これが実際の弦の動作にそつくりであること
に注目されたい。倍音が高ければ高いほど、そのエネル
ギが急速に消散する。
或る別の実施例(変更子ユニツト14が2点平均よりもか
なり大きいと考えられるHaを持つ場合)では、t秒後k
番目の倍音の減衰フアクタは次の通りである。
ak(t)=Ga(fk){tfs/〔N+Pa(fk)〕} (27) ここで、安定のためにGa(f)≦1である。位相崩壊Pa
(fk)は全倍音周波数fkで同じである。
同様にして、Haがもつと大キーと考えられるとき、各倍
音についての崩壊時定数は次のように秒単位で与えられ
る。
ck=−〔(N+Pa(fk))/(fs1nGa(2πfkT))〕
・・・(28) 16音声実施例 第5図には、第3図形式の変更子ユニツトを使用する第
2図の楽器の16音声実施例が示してある。
第5図において、ウエーブテーブル13はランダムアクセ
ス記憶装置(RAM)であり、16音声の各々に1つあての1
6の異なつた記憶区域を有する。これらの記憶区域の各
々は256個の8ビツトバイトのためのウエーブテーブル
記憶場所を持つ。ウエーブテーブル変更子発生器3は8
ビツト出力レジスタ36とデイジター(DIGITAR)ユニツ
ト35とを包含する。このデイジターユニツト35は第5図
の楽器の16音声のすべてについて第3図の変更子ユニツ
トに関連して先に説明した変更を行なう。デイジターユ
ニツト35はウエーブテーブル13をアドレス指定するよう
に接続した12ビツトアドレス母線38を有する。さらに、
デイジターユニツト35は8ビツトデータ母線37に接続し
ている。データ母線37はウエーブテーブル13を出力レジ
スタ36に接続している。入力ユニツト2は共通のデータ
母線37に母線7によつて接続してある。出力レジスタ36
は入力として出力ユニツト4に、データ入力としてウエ
ーブテーブル13に8ビツト母線8によつて接続してあ
る。
第5図のデイジターユニツト35の詳細が第6図に示して
ある。
第6図において、データ母線37は入力としてデータイン
・ラツチ45に接続してあり、トリステート・ゲート46か
ら出力を受け取る。データイン・ラツチ45とトリステー
ト・ゲート46はB母線として示してある共通のデータ母
線47に接続している。データは、B母線47およびデータ
母線8を通して第6図のデイジターユニツトに行く入
力、また、そこからの出力である。
第6図において、A母線48はアドレス・レジスタ49にア
ドレスを運ぶのに利用される。アドレス・レジスタ49は
その出力部を12ビツトアドレス母線38に接続しており、
このアドレス母線は第5図のウエーブテーブル13にアド
レスを与える。アドレス・レジスタ49からの母線50上の
4つの下位出力ビツトは符合化され、16音声の1つを指
定する。母線50は入力部として音声整合比較器52に接続
している。
第6図において、Muラツチ53は、ラツチ信号Mu−Lが示
されたときに母線47からデータを受ける。ラツチ53のビ
ツトロケーシヨンc0、c1、・・・c7で示してある。ラツ
チ57からの8ビツト出力は多数の入力部に送られる。高
位ビツトc1、・・・c7は入力としてゼロ検出器40に送ら
れる。ゼロ検出器40は、ビツトc1、・・・c7のすべてが
0であるときにそれを検出し、ライン98上に出力を与え
る。ライン98上の出力は1ビツトモード・ラツチ91への
ラツチ信号である。モード・ラツチ91はラツチ53からc0
ビツトを受ける。ラツチ91にラツチされたc0ビツトが論
理0であるとき、それは、パラメータ・モードが選定さ
れていることを示す。ラツチ91のビツトが論理1である
場合には、それは、ピツチ/振幅モードが選定されてい
ることを示す。ラツチ91からの出力はNORゲート97に入
力として送られる。ゲート97はゼロ検出器40から他の入
力を受け、ラツチ53からc4ビツトを受ける。ゼロ検出器
40がビツトc1、・・・c7のすべてが論理0でないという
非主張出力を感知し、ラツチ91が1つの0を記憶してい
てパラメータモードを呼ばれる状態を示しているときに
は、ゲート97は、c4がゼロであつて音声ラツチ90にラツ
チ信号を与える場合に満足化させられる。音声ラツチ90
は、ゲート97からのラツチ信号に応答して、Muラツチ53
からのビツトc0、・・・c3を記憶する。このようにし
て、新しい音声が選定されて変更すべきその音声につい
ての異なつたパラメータを許す。音声ラツチ90からの出
力は音声整合比較器52に他の出力として与えられる。音
声ラツチ90内に示される音声がアドレス・ラツチ49によ
つてアドレス指定されつつある音声に相当する場合に
は、比較器52からの出力がライン54上でアドレス指定さ
れる。
第6図において、音声整合比較器52からの出力ライン54
はANDゲート94、95にエネーブル入力を与える。データ9
4、95は、したがつて、ラツチ90で識別された音声がア
ドレス・ラツチ49によつてアドレス指定されつつある音
声と同じであるときはいつでも作動可能とされる。
ANDゲート94への他の入力はライン85上のモード・ラツ
チ91からの出力である。したがつて、音声整合が生じ、
モード・ラツチ91がユニツトがピツチ/振幅モードにあ
ることを示しているときはいつでもゲート94は満足化さ
れることになる。ANDゲート94はマルチプレクサ92の作
動を制御する。
マルチプレクサ92はMuラツチ53から1つのデータ入力を
受け、母線47から他の入力を受ける。ゲート94が満足化
されたとき、マルチプレクサ92はラツチ53からの下位入
力を選定して、シフト・レジスタ56のPbotステージ561
に新しいピツチすなわち振幅値をロードする。ゲート94
が満足化されていない場合には、マルチプレクサ92はB
母線上のシフト・レジスタ56のPtopステージ5616から導
かれたデータを選定する。
同様にして、ANDゲート95は、モード・ラツチ91がパラ
メータ・モードにあるときに満足化される。そのとき、
ゲート95はパラメータ・マルチプレクサ93を制御して下
位入力を選定し、シフト・レジスタ55のPbotステージ55
−1にMuラツチ53からの新しいパラメータ値をロードす
る。ゲート95が満足化されなかつたとき、マルチプレク
サ93は母線44を経てステージ5516からのPtopデータを選
定し、Pbotステージ551に再挿入する。
上記方法では、ラツチ53内の指令に応答して、新しいピ
ツチあるいは振幅がシフト・レジスタ56の相当する音声
ロケーシヨンに挿入され得る。あるいは、新しいパラメ
ータがシフト・レジスタ55の相当する音声ロケーシヨン
に挿入され得る。
第6図において、演算装置62は普通の12ビツト装置であ
り、特に、その2つの入力ポートの各々で受けた12ビツ
トデータを加算するようになつている。演算装置62は8
ビツト高位部と4ビツト下位部とに分かれている。下位
部からのキヤリアウトライン43信号でORされて高位部へ
のキヤリインを形成する。ライン43上のキヤリイン1
は、ラツチ61内の下位4つのビツトがZ−B信号によつ
て0にクリアされたときにキヤリイン・ユニツト64の制
御の下に高位8ビツト部に+1を加えるのに使用され
る。演算装置62のための入力ポートの1つは12ビツトA
ラツチ60から送られ、他の入力ポートは12ビツトBラツ
チ61から送られてくる。Aラツチ60はその入力をA母線
48から引き出し、Bラツチはその入力をB母線47から引
き出す。8ビツトRラツチ65はB母線47の高位8ツトか
らのデータをA母線48の対応する高位8ビツトに与え
る。12ビツトTラツチ66は普通のライトポインタ・アド
レスを記憶するレジスタとして使用するためにA母線48
とやり取りする。演算装置62からの13ビツト出力はイン
バータ63での反転のときあるいはその後のいずれかで13
ビツトCラツチ67に送られる。このCラツチ67は、C−
R/A信号が示されたときにA母線48にその出力の下位12
ビツトを送り、C−R/B信号が示されたときにB母線47
に直接高位8ビツトを送る。13ビツトラツチ67からの高
位8ビツトを選定することによつて、1ビツト分のシフ
トを有効に行なう。すなわち、Cラツチ67の任意の8ビ
ツト数が2で割られる。
第6図において、崩壊/計算ユニツト58は、フイールド
55−1からのピツチc0、c1、c2によつておよびPtopステ
ージ5516のフイールド55−2からのコヒーレンスビツト
c3によつて指定された速度の関数としてランダムビツト
発生器からの異なつた確率値を選定するセレクタであ
る。このユニツト58からの出力はPROBd、「PROB 1/2」
ラインである。
PROB 1/2ライン上の出力は、コヒーレントビツトc3が示
されているときを除いて時間の半分で論理1であり、時
間の残りの半分で論理0である。この場合、PROB 1/2ラ
インの出力は先のサイクルの電流サイクルと同じであ
る。
PROB 1/2ラインは制御論理回路71への入力の1つであ
り、ANDゲート39への入力でもある。ゲート39はその残
りの入力をステージ5516の出力フイールドからのc7、デ
イザビツトから引き出す。ゲート39からの出力はキヤリ
イン・ユニツト64への制御入力の1つとなる。
ユニツト58からのPROBdライン出力は、1である確率が
フイールド55−1からの3ビツト出力、指令ビツトc0、
c1、c2の関数として制御される場合、1または0状態で
ある。このようにして、PROBdラインは1または0の論
理状態を持ち、相対確率が選定され得る。
PROBdラインはキヤリイン・ユニツト64へ1つの入力と
して送られ、別の入力としてEラツチ59へ送られる。E
ラツチ59への入力はEラツチに格能される量の真実の値
あるいは意図値のいずれかを選定し、それぞれPROBdの
1または0状態の関数としてB母線47に送る。
第6図において、PROBdライは他の入力部としてキヤリ
イン・ユニツト64に接続している。このキヤリイン・ユ
ニツト64は、キヤリイン・ライン43を制御する信号とし
てANDゲート39からのPROBdラインまたは出力のいずれか
を選定するセレクタ・ユニツトである。制御論理回路71
からの「dk」ラインが示されたとき、ゲート39ラインが
選定される。制御ライン・ラインが制御論理回路71から
示されたときには、ユニツト58からのPROBdラインが選
定される。
崩壊動作中にPROBdラインを選定する効果は、崩壊の引
き延ばしを可能とすることにある。崩壊引き延ばしのな
い動作では、ライン43上のユニツト64からのキヤリイン
はリードポインタ・アドレスに+1を加えてリードポイ
ンタ+1アドレスの計算を可能とさせる。しかしなが
ら、崩壊引き延ばしの場合、+1の加算は或る回数禁じ
られ、その結果、リードポインタ・アドレスがリードポ
インタ+1アドレスを使用しているときの2倍使用され
る。これらの状態下では、リードポインタ・アドレスか
ら読出されるデータ値への変更は行なわれない。同じデ
ータ値がラインポインタ・アドレスにもどされる。+1
加算を禁じる周波数が大きければそれだけ、引き延ばし
が長くなる。PROBdラインは、はじき沿道動作中も使用
され、異なつた初期振幅値を選定する。
デイジター制御 第6図のデイジターユニツトの制御は制御(CTRL)論理
回路71で実施される。この制御論理回路71は7回の制御
サイクルを連続的に循環する。このとき、各サイクルは
第1位相と第2位相とを有する。制御サイクルは11
12;21、22;・・・;71、72で示してある。サイクル11
・・・72のすべてはまとめて1つの論理アレイと呼ぶ
か、あるいは簡単に論理サイクルと呼ぶ。
多数の制御ライン73が制御論理回路71からの出力部とな
り、第6図のユニツトを通して、或る主の場合、第5図
の機器に接続している。
制御ライン73は制御論理回路71を形成し、それらの機能
が次の第I表に示してある。
第I表において、信号ラインの各々についてのポストス
クリプトLはラツチへのラツチング機能が生じたことを
示す。ポストスクリプトRはラツチ回路からの読出(ゲ
ートアウト)機能が生じたことを示す。
次の第II表は、第6図の制御論理回路71によつて発生し
た7つの制御サイクルの各位相について第I表に示すラ
インの各々の二進その他の状態を示す。
ラインE−RおよびC−R/BについてのP、信号は、
それぞれ、レジスタ・ステージ5516のステージ55−5、
55−4からのc5、c6ビツトによつて決定される。ビツト
c5、c6が共に1のとき、Pは1、は0である。Pが1
のとき、それはEラツチ59からB母線47への振幅を選定
するはじき演奏周期を示す。Pが1のとき、出力データ
はCラツチ67からB母線47に選定される。ラインC−L
の信号はライン−Lの1または0の状態である。ラ
イン−LのR信号はハープ・モードでは1である。す
なわち、局部パラメータ・ビツトc4が0であり、c5が1
である。ドラム・モード(c5、c6共に0)では、Rはユ
ニツト58からの「PROB 1/2」信号である。「読出」ライ
ンのD信号はc7の補数(デイザビツト)である。Z−B
ラインでは、記号φは0または1のいずれかが存在し得
ることを示す。
指令制御 第6図のデイジターユニツトの動作は指令の制御下にあ
る。各指令は8ビツトを有し、これら8ビツトは高位か
ら下位に向つてc7、c6…………c0で示してある。指令を
通訳する方法は2つあり、パラメータ・モードとピツチ
/振幅モードである。パラメータ・モード中、第6図装
置の動作に有効なパラメータが外部源、たとえば、入力
ユニツト2からロードされる。ピツチ/振幅モード中
は、ピツチあるいは振幅が外部源から指定される。
各論理サイクルの位相11では、データイン・ラツチ45か
らのデータがMuラツチ53に格納される。この位相11中、
サイクルのモードが検出され、第6図のモード・ラツチ
91に格納され、制御シフト・レジスタ55、56のPbotデー
タエントリ・ロケーシヨンを決定する。
パラメータにエントリするには、母線7上の指令ビツト
がすべて0である。ピツチ/振幅モードにエントリする
には、母線7上で、指令ビツトc7、c6、c5、c4、c3、c
2、c1がすべて0であり、指令ビツトc0が1である。
パラメータ・モード パラメータ・モード(モード・ラツチ91が0にセツト)
では、2種類のパラメータがある。すなわち、指令ビツ
トc4が0であるときに定められる広域パラメータと、c4
が1であるときの局部パラメータとである。指令を説明
するには、4つの高位ビツトc7、c6、c5、c4を含む高位
ナイブル(nybble)と、4つの下位ビツトc3、c2、c1、
c0を含む下位ナイブルとの分けるとよい。これらのビツ
トは、それぞれ、16進文字で表わされる1また0の二進
状態を持つことができる。たとえば、4つの高位ビツト
が0のとき、16進文字0hは、すべてのビツトが0である
ことを示す。4つの低位ビツトが0011の場合には、16進
文字1hはこれらのビツトがそれぞれの値を持つことを示
すのに使用される。4つのビツトすべてが1であること
を示すには、16進文字Fhが利用される。16進文字は基本
の16進数を表わすサブスクリプト「h」で示す。すなわ
ち、各16進文字は4つの二進ビツトに展開できる。
パラメータ・モードの指令コードを次の第III表に示
す。
第III表に示す種々のパラメータははじき演奏弦の基本
音に多くの異なつた変化を得るためのものである。本実
施例では、高位ナイブルで定められる3種のはじき演奏
式楽器となつている。ドラム(1hXh)、ギター(3
hXh)、ハープ(5hXh)である。これら3種の楽器に加
えて、付勢、すなわち、「はじき」は局部パラメータ7h
Xhによつて指定される。変更ビツト(デイザビツトと呼
ぶ)の有無もまた局部パラメータ高位ナイブルによつて
制御される。第III表の文字Xhはナイブルが任意の値を
持ち得ることを示す。
第III表において、最後の16エントリについての局部パ
ラメータの下位ナイブルは崩壊特性を指定する。
次の第IV表の8つのエントリは指定されたパラメータの
代表例を示す。
作動にあたつて、局部パラメータ・モードの間指令ビツ
トc2、c1、c0のデータ値はシフトレジスタ55の3ビツト
フイールド55−1に格納される。コヒーレンス制御ビツ
トc3は1ビツトフイールド55−2に格納される。制御ビ
ツトc7、c6、c5は1ビツトフイールド55−3、55−4、
55−5に格納される。
モード・ラツチ91が局部パラメータ・モードの存在を示
し、比較器52がシフトレジスタ55の底ステージ551にあ
る音声が正しいものであることを示しているときは、局
部パラメータはB母線47からシフトレジスタ55の底ステ
ージ551にゲートされる。第II表のサイクル(両位相)
1ないし7をすべて包含する各論理アレイ・サイクル
(論理サイクル)の間、シフトレジスタ・ステージ55、
56の内容は1ステージシフトされる。すなわち、底ステ
ージ551、561のデータは次の隣接ステージ552、562にシ
フトされ、これが次々に行なわれ、最終的に、ステージ
5515、5615が頂ステージ5516、5616にシフトされる。16
個のステージ550、551、……5516および561、562、……
5616は第5図、第6図の16個の異なつた音声に相当す
る。
多くの異なつた制御パラメータはシフトレジスタ55に格
納できる。しかしながら、楽器の基本動作は、以下にPM
中の動作に関連して説明するように、これら制御パラメ
ータとは無関係で変らない。
ピツチ/振幅モード ピツチ/振幅モード中、各音は、或る振幅での初期はじ
きに続いて或る指定されたピツチの崩壊によつて構成さ
れる。第6図において、シフトレジスタ56の16個の8ビ
ツトステージが「はじき」期間中に使用されてこのはじ
きの最大振幅を記憶し、その後の崩壊期間中にピツチ周
期を記憶する。
ピツチ/振幅モードは、第II表の7サイクル論理サイク
ルの第1位相中に0h1hコードがMuラツチ53内に検出され
たときに開始される。ピツチ/振幅モードが所与のピツ
チの音と関連した最初の時間にエントリしつつあるなら
ば、0h1hコードの後にはじき音の振幅が続き、この振幅
がシフトレジスタの底ステージ(Pbot)561に格納され
る。この格納された振幅は、第5図のウエーブテーブル
・ユニツト13を適切な初期値で満たすのに利用される。
振幅値は、プラスであろうとマイナスであろうと、第6
図のランダムビツト発生器57の1または0の出力の関数
としてその音声についてのウエーブテーブルの各ロケー
シヨンに格納される。
第6図の回路がウエーブテーブルに振幅をロードする要
領は次の通りである。第1サイクル11で、Cラツチ67か
ら次のアドレス・ロケーシヨンが得られ、Tラツチ66に
格納される。Ptopステージ5616から振幅値がアクセスさ
れ、B母線47を通してEラツチ59に転送される。
サイクル61で、Tラツチ66からアドレスがアドレス・ラ
ツチ49およびAラツチ60に転送される。Bラツチ61はa
−1でロードされ、その結果、サイクル72で、Cラツチ
67のアドレスが−1だけ減じられる。サイクル71で、E
ラツチ59に格納されているプラスあるいはマイナスの振
幅値がデータアウト・ゲート46を通してゲートされてア
ドレス・ラツチ49の記憶ロケーシヨン格納される。この
プロセス、ウエーブテーブルがプラスまたはマイナスの
振幅値で一杯になるまで繰返される。ウエーブテーブル
が満たされつつある間、プラスあるいはマイナス振幅値
に等しい出力データが出力ユニツト4に送られる。これ
らの振幅値ははじき音を構成する。はじき音は、ウエー
ブテーブルがプラスまたはマイナス振幅値で一杯になる
まで存在する。
はじき位相を終了させ、崩壊位相を開始させる指令によ
つて指定された適切な時刻に、ピツチ/振幅モードは再
びエントリし、ピツチ周波数Nがシフトレジスタの底ス
テージ(Pbot)561に入れられる。論理サイクルが完了
すると、16個の音声の各々について指令が実行される。
ピツチ/振幅モードの崩壊部分では、第5、6図の楽器
は式(5)に示したように次の要領で動作を継続する。
第6図の装置は16個すべての音声について共通のライト
ポインタを使用する。このライトポインタは、同時に変
更されるデータ値を格納しようとしているウエーブテー
ブルのアドレスを示す。ライトポインタは第6図のTラ
ツチ66に格納される。Tラツチの下位4つのビツトはア
ドレスの音声フイールドを表わしており、4ビツト母線
50上のアドレス・ラツチ49からの音声フイールド出力に
相当する。Tラツチ66内の高位8つのビツト(相応し
て、アドレス・ラツチ49からの母線51上にある)は任意
特定の音声についてのウエーブテーブルロケーシヨン内
の書込アドレスを表わす。各論理サイクル(第II表の7
サイクル)で、ラツチ66内のライトポインタは1カウン
トだけ減じられる。
作動中、各音声のリードポインタが、各論理サイクル
で、シフトレジスタ56の頂ロケーシヨン5616(Ptop)か
ら得たビツト数Nを加算することによつて計算される。
第6図の実施例では、Tラツチ66のアドレスは各論理サ
イクル毎に1つずつ減じられる。したがつて、ラツチ66
内のライトポインタの背後のNロケーシヨンはラツチ66
内のアドレスにNを加えることによつて得られる。ラツ
チ66のアドレスが増分に変つたときには、このNはラツ
チ66のアドレスから引かれることになる。リードポイン
タは先にNサイクルで記憶されたデータを選定する。こ
のデータは変更を受け、ライトポインタの指定するアド
レスに格納される。
本実施例では、変更は式(5)に従う。「リードポイン
タ+1」で指定されたデータはTラツチ66のアドレスか
ら離れたデータN+1アドレスである。NおよびN+1
ロケーシヨンのデータは合計され、2で割られ、ライト
ポインタ(Tラツチ66内)で指定されたアドレスに再書
込みされる。
通常の崩壊動作は、新しい指定がなんら与えられないと
きに第V表に示す領域で式(5)の変更部分を実施す
る。
第V表において、最後のサイクル72では、Tレジスタ内
のアドレスを1だけ減ずる。この減じられた値がライト
ポインタであつて、新しい論理サイクルがサイクル11
開始したときにCラツチ67に格納される。サイクル1
1で、ライトポインタはラツチ67からA母線48にゲート
され、そこからTラツチ66およびAラツチ6にゲーされ
る。
サイクル11で、現音声のビツト長N(Tラツチ66の下位
ビツトで表される)がB母線(第V表にPtopで示す)に
現われる。この値はBラツチス61にラツチされる。サイ
クル11で、Aラツチ6のT値およびBラツチ61のピツチ
長Nは加算器62で加算されてサイクル12でのCラツチ67
内のリードポインタを与える。
サイクル12で、Cラツチ内のリードポインタはA母線48
を通してアドレス・ラツチ49にゲートされ、そこで、母
線38を通つて伝播して第5図のウエーブテーブル13をア
ドレス指定する。こうしてアドレス指定されたウエーブ
テーブル13は母線8上にデータを与え、データイン・ラ
ツチに格納させる。サイクル31で、データイン・ラツチ
45のデータイン値はB母線47を通つてゲートされ、Rラ
ツチ65に格納される。サイクル31で、キヤリイン・ユニ
ツト64は条件付きでA、Bラツチの合計の内容に+1を
加算させ、それによつて、Cラツチの値に+1を加え
る。Cラツチ内の先の値はリードポインタ(T+N)で
あつたから、サイクル31後のCラツチ内の新しい数はリ
ードポインタ+1(T+N+1)となる。
サイクル41で、Cラツチ67内のリードポインタ+1はA
母線を通してアドレス・ラツチ49に転送される。アドレ
ス・ラツチ49からは、リードポインタ+1がウエーブネ
ーブル13をアドレス指定し、サイクル51においてデータ
イン・ラツチ45に新しいデータ値をラツチさせる。
サイクル51で、リードポインタによつて得たデータ値は
Rラツチ65を通してAラツチ60にゲートされ、リードポ
インタ+1から得た他のデータ値はB母線47を通してB
ラツチ61にゲートされる。これら2つのデータ値は、次
に加算器62によつて加算され、サイクル51でCラツチ67
に合計を与える。
サイクル61で、Tラツチ66からのライトポインタはA母
線48を通してアドレス・ラツチ49およびAラツチ60にゲ
ートされる。
サイクル61で、B母線上の−1のプリセツト値はBラツ
チにラツチされ、その後、加算器62によつてAラツチの
ライトポインタに加算されて新しいライトポインタ(T
−1)を形成する。これはサイクル72でCラツチにラツ
チされる。また、サイクル61で、Cラツチかの合計は1
ビツト・シフトでCラツチ67からB母線47にゲートアウ
トされ、トリステート・ゲート46を通して母線8にゲー
トアウトされ、ライトポインタ(T)アドレスでウエー
ブテーブル・ユニツト13に格納される。この時点で、2
つの転送したデータ値は、リードポインタおよびリード
ポインタ+1アドレスで、先に説明した式(5)に従つ
て取込また、加算され、平均化される。また、サイクル
72で、ライトポインタの減分値(T−1)が形成され、
Cラツチ67に格納される。
ライトポインタの新しい値は、下位4つのビツトが変ら
れているので、異なつた音声を定める。同様に、シフト
レジスタ56が1ステージ分ステツプ動作を受け、その結
果、先にPtopロケーシヨン5616にあるビツト数NがB母
線を通してPbotロケーシヨン561にもどされる。
異なつた音声についてのビツト長の新しい値が今やPtop
ロケーシヨン5616に格納されている。このビツト値が再
度使用されて第V表形式の完全な論理サイクルの実行に
よつてリードポインタを形成する。
16個の音声の各々についてのこの計算は第V表形式の論
理サイクルの16回の実行によつて行なわれる。その後、
Tラツチ66は減分し続ける。このとき、16回の減分の後
のキヤリアウトはTラツチ66内の高位8ビツトまで行な
い、その結果、ウエーブテーブル内の新しいロケーシヨ
ンが音声毎にアクセスされる。このようにして、ウエー
ブテーブル・ユニツト13内のロケーシヨンのすべてが、
16個の音声のそれぞれについて、音声毎に式(5)に関
連して先に説明した計算を行なう要領でアクセスされ
る。
第5図の出力ユニツト4へのサンプルの転送は、サイク
ル71で第V表サイクルの終りで一度生じる。第V表論理
サイクルを16回実行した後、音声毎に1つあての16個の
サンプルが出力ユニツト4に出力される。その後、第V
表論理サイクルの16回以上の実行で、16個以上のサンプ
ルが、音声毎に1つあて、出力ユニツト4に出力され
る。ここで、出力ユニツト4の出力が加算されず、た
だ、音声毎に一度に1つずつ時多重化されるだけである
ことに注目されたい。各サンプルはD/A変換器9でアナ
ログ信号に変換され、この信号はフイルタ10で低域波
される。ライン18上の信号は、母線8上の出力がD/A変
換器9で変換される前に加算される場合などに16個すべ
ての音声からの音を表わす。D/A変換器9を通して時多
重化し、低域波することは最初に加算し、その後にD/
A変換を行なうことと同じである。
母線8上の出力信号は音声毎に約20KHZのサンプリング
周波数で生じる。16個すべての音声が周期的な要領で1
つの出力を与えるので、データ母線8上には、320KHzの
周波数のサンプリング周波数(論理サイクル周波数であ
る)の16倍の速さで新しい信号が現われる。論理サイク
ル周波数は、第II表の7サイクルのすべてを完了するよ
うに採用した時間である。第II表形式の論理サイクル内
の各サイクルは完全な論理サイクルの周波数の7倍、す
なわち、2.24MHzで生じる。サンプリング周波数、論理
サイクル周波数および論理サイクル内の各サブサイクル
周波数の値は単に代表例として示してある。任位の周波
数を選べる。ここで説明した好ましい実施例は、2MHzと
3MHzの間の基本クロツク周波数で作動した。したがつ
て、各音声に対するサンプリング周波数Fsは、DY35のク
ロツク周波数の1/112である。この実施例では、サンプ
リング周波数Fsは16個の音声すべてに対して同じであ
る。
指令シーケンス 第5、6図の楽器で、NY2が適切なシーケンスで入力指
令を与えるものとする。この指令シーケンスにおいて、
一回のはじきの振幅を定める振幅は、はじき演奏モード
の一部としてシフトレジスタ56に記入される。同様に、
各音声のピツチを定めるピツチ数はその特定の音声につ
いての崩壊モードの一部として記入される。これに関連
して、指令コードについての2つの値が振幅あるいはピ
ツチ数を記入するのを禁止していることに注目された
い。禁止された2つの値は0h 0hおよび0h 1hである。こ
れらの値が禁止されるのは、ピツチ/振幅モードとパラ
メータ・モードの変換にこれらの値を使用するからであ
る。しかしながら、これらの値はピツチしては特に有用
なわけではない。2のピツチがないときすと周波数だか
らである。さらに、これに、これらの振幅はそれらの反
転(Fh Fh、Fh Eh)を使用することによつてもによつて
得られる。対称はじきを行なうとき、最大振幅はFh Fh
であり、最小は8h 0hである。最大振幅ギター音を演奏
するための指令シーケンスの代表例を次の第VI表に示
す。
第5図の楽器が式(5)の機能を実行することを示すに
は、簡単な例を用いると有効である。その例として、M
個の記憶ロケーシヨン(Mは10である)を持つ記憶装置
を使用する。ここでは、ピツチ長Nが6であると仮定す
る。ライトポインタ(単一の音声と組合つた高位ビツト
によつてのみ考える)は9、8、7・・・・1、0の値
を持つ。
記憶装置の10のロケーシヨン0、1、・・・9は最初そ
れぞれデータ値A、B、・・・Jで満たされていると仮
定する。これらのデータ値はそれぞれランダムビツト発
生器の1または0で決定されるような正または負の量の
いずれかを持つ。第II表の論理サイクルは、1つの音声
についてのサイクルにのみ相当する番号1、2、3、・
・・18、・・・が付けてある。実際には、各音声毎に1
つあて16倍のサイクルがあるが、1つの音声に相当する
サイクルのみに番号が付けてある。これら簡略化した仮
定の下に、第VII表が、ライトポインタ、ライトポイン
タと組合つた記憶装置アドレスに格納したデータ、およ
びリードポインタ、リードポインタ+1の関係を示して
いる。
第VII表において、論理サイクル1に先立つて、格納デ
ータは、先に述べたように、データ値A、B、・・・・
Jである。これらの値は、たとえば、+8、−8、−
8、+8、−8、+8、+8、+8、−8、+8であり
得る。
論理サイクル1では、ライトポインタで示される記憶ロ
ケーシヨン9はリードポインタおよびリードポインタ+
1で定められたアドレスでアクセスされた量の平均値で
満たされている。リードポインタは、データ値Fで格納
されるアドレス5を示している。リードポイン+1はデ
ータ値Gのアドレス6を示している。したがつて、論理
サイクル1では、格納データは(F+G)/2、すなわ
ち、先に例として挙げた値では8である。
論理サイクル2では、格納データは(E+F)/2、すな
わち、0である。同様に、各サイクルは論理サイクル6
まで同様であつて、ライトポインタ4の記録ロケーシヨ
ンは(A+B)/2、すなわち、0である。
論理サイクル7では、しかしながら、リードポインタは
論理サイクル1で(F+G)/2で格納したロケーシヨン
9を示している。論理サイクル7は論理サイクル1から
数えて6サイクル目である。論理サイクル1で格納した
値で平均化した値は、ライトポインタサイクル10の前の
サイクルで格納した値、すなわち、当初のデータ値Aで
ある。データ値Aは変位した7つのサイクルである。し
たがつて、6サイクル変位と7サイクル変位の間の平均
値は6 1/2であり、すなわち、ピツチ数はN+1/2サイク
ルとなる。
16音声実施例の要約 第5図の16音声実施例は、それぞれ、ピツチ数Nで決定
されるピツチ値について独立して制御される音声を有す
る。各音声は約20KHzのサンプリング率を有する。各サ
ンプル時間は16音声サイクルであり、各サイクルは7つ
のクロツクサイクルからなる論理サイクルである。サン
プリング周波数はDYのクロツク周波数の1/112である。
各音声は4つのモード、はじき演奏、ギター、崩壊、ド
ラム崩壊、ハープ崩壊の1つとなる。これらの崩壊アル
ゴリズムの各々は、崩壊動作中の崩壊ストレツチ減少を
可能とし、ストレツチング・フアクターは1、2、3、
4、8、16、32、64、無限となる。フアクターsはスト
レツチ崩壊にsの値を掛ける。ストレツチングは選定論
理サイクルでリードポインタを+1だけ増分させないこ
とを意図している。
はじき演奏中、出力ユニツト4におけるD/A変換器への
出力は、ランダムに振幅Aまたは225−A、すなわち、
補数であり得る。225−Aへの反転の確率は1/Sであり、
ここで、Sは第6図のEラツチ59に対する「PROBd」制
御によつて決定されるストレツチング・フアクターであ
る。これらの条件の下で、第2図のD/A変換器9は128に
位置する。
ギターおよびドラムでは、ブレンド・フアクター(1マ
イナスCラツチからの補数を選定する確率)は、それぞ
れ、1と1/2である。ハープは0のブレンド・フアクタ
ーを持つドラムである。0のブレンド・フアクターは、
補数が常にCラツチから選定されていることを意味す
る。したがつて、ウエーブテーブルの値は各バス毎に相
補され、周波数を1オクターブ下げ、奇数倍音のみを残
す。この操作はレンジダウンが1オクターブ延期し、よ
り高いオクターブに幾分異常な音色を加える。
デイザビツトc7はオプシヨンとして与えられ、ラウンド
オフ・エラーの影響を相殺するようになつている。
コヒーレンスビツトc4はいくつかの音声をつなぐ手段と
して与えてある。この技術は単一音声によつて達成され
得る振幅以上に音の全振幅を増大させるのに使用し得
る。また、最初に2つのコヒーレント音声を等しい振幅
および逆振幅(完全なキヤンセル、それ故、無音)で励
起することによつて音の始まりで「音の増大」を与える
のにも使用できる。逆振幅はコヒーレンスビツトをオフ
にする。
第5図に実施例において、デイジタユニツト35は、論理
サイクルあたり1回だけ(SpCyサイクルで7回のクロツ
クサイクル毎に1回)入力ユニツト2から入力母線7を
検査する。したがつて、制御バイトが新しい指令を発せ
られる前にインターフエース・ユニツト6によつて少な
くとも7サイクル保持する必要がある。インターフエー
ス・ユニツト6は任意普通の装置でよく、たとえば、マ
イクロプロセツサチツプあるいはデイジタユニツト35か
らSpCy信号によつてゲートアウトされる制御レジスタで
ある。また、デイジタユニツト35の制御記憶装置は第6
図のシフトレジスタ55、56を利用するので、ただ1つの
音声に影響を与える指令は、その音声が底ロケーシヨン
551または561にステツプ動作させられるまで保持されな
ければならない。したがつて、1つの音声の影響させる
ことを意図している指令は少なくとも112クロツクサイ
クルの間インターフエース・ユニツトによつて保持され
るべきである。
以上の他の実施例 先に述べた16音声実施例は、共通のライトポインタおよ
び音声毎に計算される異なつたリードポインタを利用し
た。また、サンプリング周波数fsは各音声に対して同じ
であつた。これらの条件は普通であるから、これに本発
明が限定されることはない。さらに、ライトポインタお
よびリードポインタは、各音声および各サンプリング周
波数fsに対して独立して決定され、かつまた、各音声毎
に別々に決定され得る。
第2図の実施例で、変更子ユニツト14を8080マイクロプ
ロセツサとして考えた場合、本発明のさらに別の実施例
となる。このようなマイクロプロセツサ実施例で変更を
行なうに適したプログラムを第VIII表に示す。
第VIII表において、エントリ点はSTARTである。8080プ
ロセツサ内のレジスタはCラツチ、DEレジスタおよびHL
レジスタを包含する。DURは記憶装置のロケーシヨンで
ある。Cレジスタはライトポインタの下位半分を記憶す
る。DEレジスタは音声2においてのリードポインタ
記憶する。Hレジスタは現バイトのアドレスを記憶す
る。したがつて、DURは256サンプルのカウント数を通じ
てステツプ動作を行なう。DURレジスタは、256カウント
を通してカウントした後、次の組の256カウントを通し
てカウントを開始、これを次々に行なうようにまわり込
む。
第VIII表において、プログラム・ルーチンは、命令30か
ら命令31まで進めることによつて崩壊時間が満了したと
きはいつでも励起される。崩壊時間が満了していない場
合には、命令30はCONT命令15までジヤンプし、処理を続
ける。
式(5)の変更を決定する要領を円形バツフア技術のそ
れである。共通のライトポインタはすべての音声によつ
て共有される。各音声は別個のリードポインタを有す
る。ライトポインタ、リードポインタは、共に、LOOPの
実行あたりに一回ステツプ動作を受ける。各音声Vにつ
いてのピツチ数Nは明白に格納されず、むしろ、その音
声のライトポインタとリードポインタとの差となる。音
声1についてのライトポインタは、レジスタHの内容を
Bに移動させることによつてB、Cレジスタを使用して
形成される。ライトポインタはレジスタDの内容をレ
ジスタBに移動させることによつて形成される。レジス
タCの下位バイトは、レジスタ対BCのおいて、高位バイ
トBに家供することなく増分、減分される。
第VIII表のルーチンは256個のサンプル毎に一回タイマD
URを減分することによつてサンプリング周波数タイミン
グを処理する。
2音声実施例が本発明のウエーブテーブル変更子方法の
別の実施例であるが、現行のマイクロプロセツサ技術を
用いた特定の実施例が2つの音声を処理するのに適して
いる。もちろん、マイクロプロセツサの能力が大きけれ
ばそれだけ処理数も増えるので、上記の円形バツフア技
術はもつと多い音声を処理するのに使用し得る。
第5図の実施例では、倍音が高ければ、それだけ崩壊速
度も大きく、したがつて、音はほとんど純粋な正弦波ま
で崩壊し、これは一定の値(無音)まで均等に崩壊する
初期スペクトルの有無に関係ない。
多くの初期状態を指定することができる。具体的に言え
ば、これは適切な値を持つウエーブテーブルをプリロー
ドするようなことを含む。初期値は正弦波、三角波その
他任意所望の波形を形成し得る。しかしながら、一般に
は、そんなに複雑にする必要はない。多くの高い倍音を
最初に持つのが望ましいので、第5図実施例のバツフア
はランダムな値で満たされる。これはギターによく似た
はじき弦音を発生する。バツフアを満たすのに速い方法
の1つとしては、2レベルランダムネスを使用する方法
がある。数学的に言えば、初期状態はnがNと0の間に
ある場合、次のように与えられる。
yn=+A、確率1/2 (291) yn=−A、確率1/2 (292) この形態のシングルビツト・ランダムネスは第5図のラ
ンダムビツト発生器57のためフイードバツク・シフトレ
ジスタで容易に発生する。このような実施例は完全なラ
ンダム言語発生器よりも簡単である。パラメータAは振
幅制御のためであり、出力の振幅はAに正比例する。
音を演奏した後、次の音を演奏する前にランダム値でバ
ツフアを再ロードする必要はかならずしもない。音の崩
壊が早すぎない場合には、2つのピツチの間でスラー音
を派生する。この技術は、特に、円形バツフア技術を使
用する場合に有効である。Nの増加を先のサンプルをよ
り多くつかめるからである。減少カウンタを使用する同
様の増加では、バツフア(ウエーブテーブル)の橋を通
過する値が不明確となる。
初期バツフアロードが周期的であり、この周期がNを引
き出す場合には、音は、バツフアロードの周期正に相当
するピツチを有し、Nの倍音となる。この倍音トリツク
は、バツフアの半分(または、3分の1、4分の1)を
ランダムネスで満たし、これらのサンプルを加算してバ
ツフアのレストを満たすことによつて行なわれる。短い
バツフア(N小)は崩壊が速いので、これははいピツチ
音の延長する方法を与える。以下に述べる崩壊ストレツ
チング法は同じ結果を得るのにより一般的で、強力で、
時間のかからない方法である。
1つの方法として、yn-N-1をyn-N+1と置換し、ピツチを
N+1/2ではなくてN−1/2に変える。単一音声アルゴリ
ズムでは、この変形例では、減少カウンタ技術において
ラツプアラウンドの余分な時間を使用することによつて
周期Nを補正できる。この余分な時間は正規のサンプル
時間の半分にセツトした場合、平均サンプリング率はT
(1+1/2N)である。これは音の周波数が1/〔(T)
(N−1/(2N)〕であることを意味する。
崩壊時間を短縮することは、延長することよりもむずか
しい。1つの可能性は、波形をより速く滑らかにするよ
うに反復を変更することである。たとえば、 yn=xn〔yn〔yn-N-1 +2y n-N +y n-N+1〕/4 ・・・(30) 式(30)のアルゴリズムは計算力を高め、短い崩壊時間
を或るサンプルを計算する時間の増加分だけオフセツト
する。以下に述べる変形例は式(5)のアルゴリズムよ
りも容易に式(30)に適用できる。
基本式(5)の簡単な変形例はドラム音色を生じる。ド
ラム例の最も簡単な説明は次の確率的な循環関係であ
る。
yn=1/2(yn-N+yn-N-1)、確率b ・・・(311) yn=−1/2(yn-N+yn-N-1)、確率b−1・・・(312) 通常の初期状態は2レベルランダムネスである。
パラメータbはブレンドフアクターを呼ばれる。ブレド
フアクターが1のとき、アルゴリズムは基本はじき弦ア
ルゴリズムまで減少し、Nがピツチを制動する。ブレン
ドフアクターが2分の1のとき、音はドラムのようにな
る。中間値ははじき弦とドラムの中間の音を発するが、
その或るものは音楽的に非常に面白いものである。1/2
よりも小さい値もまた面白い。b=1/2が各サンプルに
単一のランダムネスビツトのみを要求することに注目さ
れたい。bについて任意の値を使用する場合、全ランダ
ム言語との比較が必要である。
bが1/2に近い場合、バツフア長さは音のピツチを制御
しない。その代りに、ノイズバーストの崩壊時間を制御
する。大きなN(約200)で、サンプリング時間が約50
マイクロ秒の場合、その効果はネスアドラムとなる。小
さいN(約20)の場合、その効果はトムトムとなる。中
間値は中間の音色を与え、或るドラムから別のドラムへ
の滑かな移動を可能とする。これらのドラム音では、バ
ツフアは最小定数(A)で見たされ、アルゴリズムがラ
ンダムネスそれ自体を生じるからである。
小さな言語寸法(8ビツト)を使用すると、ラウンドオ
フ・エラーの問題が生じる。上記のアルゴリズムでは、
ラウンドオフ・エラーはランダムでないが、サンプルの
一致したラウンデインツグダウンン生じさせる。この効
果は、基本周波数の崩壊時間(理論的な崩壊時間に比べ
た場合、あるいは、アルゴリズムをもつと大きい言語寸
法で計算した場合の崩壊時間)を十分に減ずる。この効
果は、2で割る前にyn-N+yn-N-1に0または1をランダ
ムに加えることによつてほとんど除去できる。このビツ
トトウジドル技術は基本的な最終崩壊をその論理崩壊時
間までほぼ延長する。しかも、音の初期アタツクを長く
することがない。
より長い崩壊時間(はじき弦あるいはドラム)の場合、
崩壊ストレツチングを用い得る。ドラムの場合、これは
「すねあ」音を増大させる効果があり、もつと小さいN
値を使用できるようにする。ストレツチされた音につい
ての循環関係は次の通りである。
yn=+yn-N 確率b(1−b) ・・・(321) yn=−yn-N 確率(1−b)(1−d)・・・(32
1) yn=+1/2(yn-1+yn-N-1)、確率bd ・・・(323) yn=−1/2(yn-N+yn-N-1)、確率(1−b)d ・・・
(324) 新しいパラメータdは崩壊率乗数と呼ばれ、0ないし1
の範囲にある。時には便宜上、ストレツチフアクターs
=1/dとしてみる。崩壊率乗数およびブレンドフアクタ
ーが独立しており、アルゴリズムが2つの別々のテスト
で行なわれ、なんら乗数を必要としないということに注
目されたい。音の崩壊時間はほぼsに比例する。音のピ
ツチはdの影響も受ける。時間が約N+1/2dだからであ
る。dについての最適な選択はサンプリング速度Nおよ
び所望の効果に依存する。dをNまたはN2にほぼ比例す
るように選択することによつて、より高いピツチの崩壊
率がより低いピツチの崩壊率に匹敵することになる。d
=1のとき、循環関係が蒸ストレツチのアルゴリズムの
それに簡略化されることに注目されたい。d=0のと
き、音は崩壊しない。b=1のとき、これは式(5)の
ウエーブテーブル合成アルゴリズムとなり、b=1/2の
場合、ホワイトノイズが生じる。
ドラム音を望まない場合、bは1にセツトされ、アルゴ
リズムを簡単にすることができる。ランダムバツフアロ
ードの場合、音ははじき弦となり、崩壊時間はdに比例
する。非ランダムバツフアロードをb=1で用い、sの
値が大きい場合、木管楽器の音が出る。
上記の実施例は1つ以上の音声のすべてについて単一の
サンプリング周波数fsを使用している。もちろん、fs
声毎に異なつていてもよい。たとえば、第6図のクロツ
クユニツト(CLK)のためのクロツク周波数を制御論理
解路71に周波数制御を行なう母線47から量Qのプログラ
ム指令によつて可変としてもよい。クロツク周波数はQ
で割られ、Qの異なつた値が音声毎に与えられ、各音声
が異なつたサンプリング周波数を持つていてもよい。ま
た、任意の音声のサンプリング周波数が、時間の関数と
してQを変化させることによつて時間の関数として変化
してもよい。
本発明の実施例は多音声楽器の音声のすべてについて単
一のD/A変換器を使用しることを意図している。別の実
施例では、各音声がそれ自体のD/A変換器を持ち、複数
の変換器からのアナログ出力を合計してもよい。たとえ
ば、これを第2図の低域フイルタ10の前にある加算増幅
器で行なう。
本発明を好ましい実施例について説明してきたが、本発
明の範囲、精神から逸脱することなく種種の変更、修正
が可能であることは当業者であれば了解できよう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を組込んだ楽器の電気ブロツクダイアグ
ラムである。 第2図は第1図の楽器の展開電気ブロツクダイアグラム
である。 第3図は第2図の楽器においてウエーブテーブル変更子
発生器の一部を構成する変更子ユニツトの概略電気ブロ
ツクダイアグラムである。 第4図は第2、3図の形式の楽器の代表的な音について
の第1の15周期中のSSの振幅対周波数のグラフである。 第5図はデイジタア半導体チツプを利用する本発明の一
実施例の電気ブロツクダイアグラムである。 第6図は第5図の楽器で使用するデイジタチツプの概略
電気ブロツクダイアグラムである。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】波形サンプル信号を記憶するための読み書
    き可能な記憶手段と、 クロック信号によって歩進され、その歩進値に基づき第
    1のアドレスを指示する第1のアドレス指示手段と、 発生しようとする楽音のピッチに対応する数値データを
    供給するピッチ指示手段と、 前記ピッチ指示手段によって供給される数値データによ
    って前記第1のアドレスによって指示されるアドレス値
    を変更し、変更されたアドレス値によって第2のアドレ
    スを指示する第2のアドレス指示手段と、 前記記憶手段から読み出された波形サンプル信号を入力
    し、これを変更する若しくは変更しない処理を行い、そ
    の出力信号を該記憶手段に入力する波形処理手段と、 前記第1のアドレスと第2のアドレスの一方を読出しア
    ドレスとして前記記憶手段から波形サンプル信号を読み
    出し、前記第1のアドレスと第2のアドレスの他方を書
    込みアドレスとして前記波形処理手段の出力信号を前記
    記憶手段に書き込む制御手段と を具え、前記書込みアドレスと読出しアドレスの間に前
    記数値データに対応する差が生じ、この差に対応する周
    期性を持つ楽音信号が発生されることを特徴とする楽音
    発生システム。
  2. 【請求項2】前記第2のアドレス指示手段は、前記第1
    のアドレスによって指示されるアドレス値を前記数値デ
    ータが示す数だけオフセットした値からなる前記第2の
    アドレスを指示する特許請求の範囲第1項に記載の楽音
    発生システム。
  3. 【請求項3】前記記憶手段は、任意の初期波形が書き込
    まれ、前記波形処理手段による変更処理に従って、その
    記憶波形が次第に変更されるものである特許請求の範囲
    第1項に記載の楽音発生システム。
  4. 【請求項4】前記初期波形は、ノイズ波形である特許請
    求の範囲第3項に記載の楽音発生システム。
  5. 【請求項5】前記第1のアドレス指示手段は、書込みア
    ドレスを指示し、前記第2のアドレス指示手段は、読出
    しアドレスを指示する特許請求の範囲第1項に記載の楽
    音発生システム。
  6. 【請求項6】前記第1のアドレス指示手段は、現在の書
    込みアドレスを指示するライトポインタアドレスを記憶
    する記憶手段と、このライトポインタアドレスを前記ク
    ロック信号に従って増加又は減少することにより前記記
    憶手段に記憶するライトポインタアドレスを更新する演
    算手段とを含み、 前記ピッチ指示手段は、アドレスオフセットとして遅延
    量Nを指示する前記数値データを記憶する記憶手段を含
    み、 前記第2のアドレス指示手段は、前記ライトポインタア
    ドレスに前記Nを加算又は減算することにより前記読出
    しアドレスを指示するリードポインタアドレスを計算す
    る計算手段を含む特許請求の範囲第5項に記載の楽音発
    生システム。
  7. 【請求項7】前記第1のアドレス指示手段と前記第2の
    アドレス指示手段の一方が、現在の書込みアドレスを指
    示するライトポインタアドレスを記憶する手段を含み、
    他方が、前記ピッチ指示手段によって供給される数値デ
    ータに対応するアドレス数だけ前記ライトポインタアド
    レスからオフセットされたリードポインタアドレスを前
    記読出しアドレスとして記憶する手段を含み、 前記第1のアドレス指示手段が、前記記憶したライトポ
    インタアドレスとリードポインタアドレスを、両者間の
    前記オフセット量を保持しつつ、前記クロック信号に従
    って順次変更する計算手段を含む特許請求の範囲第1項
    に記載の楽音発生システム。
  8. 【請求項8】前記クロック信号の周波数が一定であり、
    発生される楽音信号のサンプリング周波数がその楽音ピ
    ッチに無関係に一定である特許請求の範囲第1項に記載
    の楽音発生システム。
  9. 【請求項9】前記記憶手段は、複数の音声についての前
    記波形サンプル信号を夫々記憶することができるもので
    あり、 前記ピッチ指示手段は、前記複数の音声が各々について
    その楽音ピッチに対応する数値データを夫々供給するこ
    とができるものであり、 前記制御手段は、前記複数の音声の各々について波形サ
    ンプル信号の読出しと書込みを夫々独立に制御し、前記
    複数の音声の各々について前記数値データに対応するピ
    ッチを持つ楽音信号を発生することができることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の楽音発生システ
    ム。
  10. 【請求項10】前記波形処理手段は、前記複数の音声の
    各々について独立に前記波形サンプル信号を変更する若
    しくは変更しない処理を行う特許請求の範囲第9項に記
    載の楽音発生システム。
  11. 【請求項11】前記書込みアドレスと読出しアドレスの
    一方の値が、前記複数の音声の各々について共通である
    特許請求の範囲第9項又は第10項に記載の楽音発生シス
    テム。
  12. 【請求項12】前記第1のアドレス指示手段では、前記
    複数の音声の各々について共通の周波数の前記クロック
    信号を使用し、発生される楽音信号のサンプリング周波
    数が前記複数の音声の各々において共通である特許請求
    の範囲第9項乃至第11項のいずれかに記載の楽音発生シ
    ステム。
  13. 【請求項13】前記制御手段は、前記複数の音声の各々
    について、前記記憶手段に対する波形サンプル信号の読
    出しと書込みを夫々時分割的に制御するものである特許
    請求の範囲第9項乃至第12項のいずれかに記載の楽音発
    生システム。
  14. 【請求項14】前記第1のアドレス指示手段と前記第2
    のアドレス指示手段の一方が、現在の書込みアドレスを
    指示するライトポインタアドレスを記憶する手段を含
    み、他方が、前記ピッチ指示手段によって供給される数
    値データに対応するアドレス数だけ前記ライトポインタ
    アドレスからオフセットされたリードポインタアドレス
    を前記読出しアドレスとして記憶する手段を含み、前記
    ライトポインタアドレスとリードポインタアドレスの少
    なくとも一方を、前記複数の音声の各々について夫々記
    憶し、 前記第1のアドレス指示手段が、前記記憶したライトポ
    インタアドレスとリードポインタアドレスを、前記複数
    の音声の各々についての両者間の前記オフセット量を夫
    々保持しつつ、前記クロック信号に従って順次変更する
    計算手段を含む特許請求の範囲第9項に記載の楽音発生
    システム。
  15. 【請求項15】前記波形処理手段は、楽音信号の倍音が
    徐々に減少していくように波形変更処理を行うものであ
    る特許請求の範囲第1項に記載の楽音発生システム。
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