JPH077688Y2 - 軌道式茶園管理装置の茶畝移動台車 - Google Patents

軌道式茶園管理装置の茶畝移動台車

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JPH077688Y2
JPH077688Y2 JP4374090U JP4374090U JPH077688Y2 JP H077688 Y2 JPH077688 Y2 JP H077688Y2 JP 4374090 U JP4374090 U JP 4374090U JP 4374090 U JP4374090 U JP 4374090U JP H077688 Y2 JPH077688 Y2 JP H077688Y2
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直行 衝田
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、大規模な茶園の各茶畝間の通路に1本ずつ
敷設された軌道上を一つの茶畝を跨ぐ形態で走行された
茶葉の摘採や整枝、剪枝などの各種茶園管理を多目的に
行なう軌道式茶園管理装置を他の異なる茶畝の軌道上へ
移設するため茶畝の端に用意して使用される茶畝移動台
車に関する。
従来の技術 軌道式茶園管理装置の茶畝移動台車は、例えば実願
昭63-140405号の明細書及び図面に記載されたものが知
られている。この茶畝移動台車は、茶畝間に敷設された
軌道の端部へ一連に接続される1本のレールを積載した
2台の小形台車の組合せで構成されている。
また、実願昭63-164778号の明細書及び図面に記載
された茶畝台車は、茶園管理装置の架台の内側にもぐり
込み、フォーク腕にて茶園管理装置をもち上げて支持す
る構成とされている。
さらに、第9図に示したように、およそ四隅の位置
に地面上を走る接地車輪d(ゴム車輪)を有する台車枠
a上に2本のレールb,bを所定の間隔で平行に設置し、
各レールb,bを茶畝A,A間の通路に1本ずつ敷設された軌
道B,Bの端に接続し、茶園管理装置C乗り込ませる構成
の茶畝移動台車も知られている。
本考案が解決しようとする課題 I) 上記に述べた2台の小形台車の組み合わせより
成る茶畝移動台車は、軌道の間隔の大小如何にかかわら
ず、小形台車のレールを軌道の端部へ接続することに至
便ではあるが、茶園管理装置を積載して一つの茶畝から
他の茶畝へ移動する際に、2台の小形台車を統一性のあ
るコントロールを行なうことが難しい。特に移動の方向
性のコントロール(操舵性)が不安定で使いづらい不便
がある。
II) 上記に述べたフォーク腕による茶畝移動台車
は、フォーク腕で茶園管理装置を持ち上げた際に重心が
高くなり、移動時にバランスが崩れ易く、転倒の危険性
が大きいので、やはり使いづらい。また、目的の茶畝に
到達し、フォーク腕を下げて茶園管理装置の車輪を軌道
の上に降ろす際に、軌道とその上に乗る車輪との位置合
せがなかなか難しく、手間がかかる欠点がある。
III) 上記に述べ第9図に示した茶畝移動台車は、
一つの台車上に軌道B,B上の茶園管理装置Cの車輪がそ
のまま乗り込む2本のレールb,bを具備した構成なの
で、上記I),II)に述べたような問題はない。しか
し、一見同じように見えても、茶畝A,A間の通路の相互
間隔(通路のピッチ)は、同じ茶園であってさえもきっ
ちり同一に規則正しく設定されているとは云えない。ま
して茶園の規模の大小や茶樹の種類や地形条件、栽培者
の考え方などの相違により、それぞれ大小様々に異な
る。このため2本のレールb,bを一定の間隔で固定して
しまった茶畝移動台車は、そのレールb,bを軌道B,Bの端
部へ一連に接続できない場合が多く、実際上ほとんど使
えないと云う問題点がある。
以上の諸点が本考案の解決すべき課題になっている。
課題を解決するための手段 上記従来技術の課題を解決するための手段として、この
考案に係る軌道式茶園管理装置の茶畝移動台車は、図面
の第1図〜第8図に実施例を示したとおり、 茶畝間に敷設された軌道B,B上を走行する軌道式茶園管
理装置を異なる茶畝Aの軌道へ移設するための茶畝移動
台車において、 四隅に接地車輪10…を具備する台車枠1上に茶園管理装
置の車輪が乗り込む2本のレール2,3を所定の間隔で平
行に設置した。しかも一方のレール2は台車枠1に固定
し、他方のレール3は前記レール2に対し平行移動が可
能に設置したことを特徴とする(第1図)。
また、第2の考案は、茶畝間に敷設された軌道B,B上を
走行する軌道式茶園管理装置を異なる茶畝Aの軌道へ移
設するための茶畝移動台車において、 四隅に接地車輪10…を具備する台車枠1の上に、茶園管
理装置の車輪が乗り込む2本のレール2,3を所定の間隔
で平行に配置したものをつなぎ材4,4で一体的に結合し
て成るレール枠を載置し、このレール枠は特定された1
箇所の位置24を中心として台車枠1の上で水平回転が可
能に設置したことを特徴とする(第2図A,B)。
さらに第3の考案は、茶畝間に敷設された軌道B,B上を
走行する軌道式茶園管理装置を異なる茶畝Aの軌道へ移
設するための茶畝移動台車において、 四隅に接地車輪10…を具備する台車枠1は縦材1a,1aと
横材1b,1bとによって平行四辺形に形成し、縦材1a,1aと
横材1b,1bは、各々の交点をピン5で回動可能に連結し
た。そして、茶園管理装置の車輪が乗り込む2本のレー
ル2,3は、前記台車枠1の横軸1bと平行な配置で縦材1a,
1aの上に所定の間隔で平行に配置し、該レール2,3と台
車枠1の縦材1a,1aとの交点をピン6で回動可能に連結
したことを特徴とする(第3 A,B,C)。
第4の考案は、上記第2の考案において、レール枠を構
成する一方のレール3はつなぎ材4,4と不動に結合し、
他方のレール2は前記レール3に対し平行移動が可能に
つなぎ材4,4と結合したことを特徴とする(第4図)。
第5の考案は、上記第3の考案において、茶園管理装置
が乗り込む2本のレール2,3の一方のレール2を、台車
枠1の縦材1a,1aとの交点位置に直立するピン6で回動
可能に連結した。他方のレール3は、縦材1aに沿って同
方向に移動する平行移動機構7の移動ブロック7a,7aの
上面であって当該レール3と縦材1aとの交点位置に直立
するピン6で回動可能に連結し、もって当該レール3は
前記のレール2に対して平行移動する構成としたことを
特徴とする(第5図)。
第6の考案は、上記の各考案における茶畝移動台車の台
車枠1には、その走行方向に平行な一側の接地車輪10よ
り上方であって接地車輪10に接触しない位置に、軌道上
を走行する軌道車輪11を固定して設置した。そして、接
地車輪10は台車枠1に対し垂直方向(上下方向)に回転
する起伏自在な回動アーム51に取付けた。また、他側の
接地車輪12はブレーキ装置15を備え、しかも昇降機構16
を介して高さレベルの調節が可能に設置したことを特徴
とする(第6図、第7図A、B、第8図)。
作用 位置を固定されたレール2に対し、他方のレール3を平
行移動させることによって2本のレール2,3の間隔が調
節され、茶畝Aの両側の軌道B,Bの間隔に容易に一致さ
せることができる(第1図)。
台車枠1上のレール枠を所定の位置24を中心として回転
させ、茶畝移動台車の移動方向L(茶畝A及びその間に
敷設された各軌道Bの端部を結ぶ線に平行=第2図B)
と軌道Bとがなす角度(非直角)にレール2,3の角度を
一致させることができる(第2図B)。さらに、位置を
固定されたレール2に対し、他方のレール3を平行移動
機構7で平行移動させると、2本のレール2,3の間隔を
軌道B,Bの間隔に一致させることができる(第4図)。
平行四辺形を形成する台車枠1と2本のレール2,3と
は、各々のピン5,6の位置で各部材を回動させることに
より、2本のレール2,3は平行四辺形リンク機構の運動
として知られた近似平行移動をし、台車枠1は茶畝の各
端部を結ぶ線の方向L(第2図B)に走行する向きであ
っても、レール2,3の向きは軌道Bと平行な向きに保つ
ことができる(第3図A)。しかも位置を固定されたレ
ール2に対し、他方のレール3を平行移動させることに
より、2本のレール2,3の間隔を軌道B,Bの間隔に一致さ
せることができる(第5図)。
茶畝移動台車の車輪を全て接地車輪10で構成すると、こ
の台車は地面上を自由に操舵して移動させられる。台車
枠1において、その走行方向に平行な一側の車輪を接地
車輪10と軌道車輪11で構成した結果、両論10と11は必要
に応じて切り替え使用ができる。軌道車輪11を茶畝の端
の案内レール14に乗せ、接地車輪10を浮上させると、台
車は案内レール14によって方向性を与えられ、操縦の必
要のない茶畝移動の作業ができる。案内レール14上の軌
道車輪11の走行はスムースである(第6図、第7図A,
B)。
台車枠1において、その走行方向に平行な一側の車輪12
を昇降機構16によって高さの調節をすると、レール2,3
と軌道の高さを一致させることができる。あるいは台車
が走行する地面の傾きに対し、台車枠1を水平に保って
走行させられる。また、ブレーキ装置15を働かせると、
茶畝移動台車の停止位置を固定出来るので、茶園管理装
置の移設作業を楽に安定に行なうことができる(第6
図、第8図)。
実施例 次に、図示した本考案の実施例を説明する。
第1図に示した茶畝移動台車は、四隅の位置に地面上を
走行する接地車輪(ゴム車輪)10を有し、前後端に手押
し用のハンドル18,18を有する台車枠1の上に、2本の
レール2,3がおよそ茶畝間に敷設された軌道B,B(第2図
又は第9図を参照)と略同じ間隔で平行に設置されてい
る。図示例の場合、2本のレール2,3は、台車枠1の走
行方向と直角な向きに配置されている。特に一方のレー
ル2は台車枠1の縦材1a,1aに不動に固定されている。
他方のレール3は、台車枠1の縦材1a,1aに沿ってスラ
イド可能で、同縦材1aの内側に平行に配置された送りね
じ軸7bをねじ込まれた左右2個の移動ブロック7a,7aの
上に平行移動が可能に設置されている。
前記2本のねじ軸7b,7bは、レール3の平行移動機構の
構成要素であり、各々は台車枠1の手前側の横材1bの左
右に固着された雌ねじ部材7c,7cにもねじ込まれ貫通さ
れている。そして、ねじ軸7b,7bの外端部に同径のプー
リ(又はチェンスプロケット)7d,7dが各々一体的に回
転するように取付けられ、両プーリ間にベルト7e(又は
チェン)が巻掛けられている。従って、一方の送りねじ
軸7bの端部に取付けた回転ハンドル7fを回すと、ベルト
7eとプーリ7d,7dによる伝動機構により、2本の送りね
じ軸7b,7bは同方向へ同速で回転される。よって左右2
個の移動ブロック7a,7aは、送りねじ軸7b,7bとのねじ運
動により同方向へ同速で移動され、ひいてはその上のレ
ール3が平行移動される。
かくして2本のレール2,3の間隔は平行移動機構7の操
作によって可変であり、茶畝Aの両側の軌道B,Bの間隔
(第9図参照)と一致するように自由に楽に調節でき、
軌道B,Bの端部にレール2,3を一連に接続することが容易
である。
なお、平行移動機構7は、上述した構成のものに限らな
い。例えばねじ軸の代りに単なるシャフトを使用し、移
動ブロック7aを手で動かす構成などを実施することもで
きる。
第1図において、2本のレール2,3は図中右側に位置す
る軌道B,Bと一連に接続して茶園管理装置の乗り降りに
使用される。上記のようにして軌道B,Bの間隔と一致さ
れた2本のレール2,3は、軌道B,Bの端部に一連に突き合
されるが、その際にレール2,3の端部にピン20で回動自
在に取付けた接続金具21が有効的に使用される。接続金
具21は、横断面が下向きに開放された半円形状をなし、
レール2,3の接続作業に際しては予めレバー22を押して
点線図示のように起立させておく。そして、軌道Bと突
き合せた後にレバー22を引いて接続金具21を水平に寝か
せ、レール2,3と軌道Bとのつなぎを確実になさしめ
る。レール2,3の反対側端部には、茶園管理装置(第9
図中の符号C参照)の車輪が突き当る行止りストッパ23
が起立されている。
第2の実施例 第2図Aに示した茶畝移動台車は、茶園管理装置の車輪
が乗り込む2本のレール2,3を、およそ茶畝Aの両側の
軌道B,Bの間隔と等しい間隔で平行に配置し、数本のつ
なぎ材4,4で一体的に結合した剛性のレール枠が、台車
枠1に載置されている。該レール枠は、中央のつなぎ材
4と、台車枠1の中央に位置する横桟25との交点をピン
24で連結した位置を中心として回転可能に設置されてい
る。レール枠の回転の必要性は、次のような場合であ
る。
第2図Bに例示したように、茶畝A及び軌道Bの端を結
ぶ線、即ち茶畝移動台車の移動方向Lと軌道Bとのなす
角度が直角でない場合、通例の考えではレール2,3が軌
道B,Bと一連に平行な関係となるように台車枠1の向き
を変えれば対応可能である。しかし、この対応策だと、
茶園管理装置を積載して次の茶畝の軌道へ移設する際、
茶畝移動台車は先にレール2,3と軌道Bとが平行になる
ように向きを変えられているが故にあらぬ方向へと走行
し、操縦が難しく、移設作業に難渋する。
この点、第2図Aの実施例においては、レール枠をピン
24を中心に回転させレール2,3だけを独自に軌道B,Bに平
行な向きに調節できるから、第2図B中の茶畝Aの左端
部に示したように、台車枠1は常にその使用方向に向け
て使用できる。従って、茶畝移動台車の移動による移設
作業、特に操縦が容易で使い易い。
なお、本実施例のように台車枠1上でレール枠を回転さ
せると、レール2又は3と軌道B,Bとの相対峙する距離
が大小に異なることが生ずる。そこで接続金具21は、レ
ール2又は3に対して各々の端部から入れ子式に伸縮可
能な伸縮レール27の先端部に、ピン20で起伏自在に取付
けられている。
本実施例の場合、レール枠の回転位置は、各レール2,3
の下面に取付けられ縦材1aに当接された滑り止め材29の
すべり抵抗(これには茶園管理装置の重量も働く)によ
って固定される。滑り止め材29は、茶園管理装置をレー
ル2上へ移載する際に、車輪のつばが縦材1aと干渉を起
こさないようにするかさ上げ効果も奏する。
第3の実施例 第3図Aに示した茶畝移動台車は、その台車枠1を構成
する2本の縦材1a,1a及び2本の横材1b,1bが長方形(平
行四辺形)の配置とされ、各々の交点がピン5で回動可
能に連結されている。そして、茶園管理装置の車輪が乗
り込む2本のレール2,3は前記台車枠1の横材1bと平行
な配置とし、かつ茶畝Aの両側の軌道B,Bとおよそ同じ
間隔で配置し、レール2,3と台車枠1の縦材1a,1aとの各
交点がピン6で回動可能に連結されている。
従って、この台車枠1及び2本のレール2,3は、平行四
辺形リンク(平行運動機構)を構成する。よって例えば
第3図A中の手前側の横材1bを固定した形で、左右2本
の縦材1a,1a及び2本のレール2,3を各々平行状態のまま
任意所望の角度まで平行四辺形に回転し変形させること
ができる。つまり、本実施例の平行運動機構によれば、
上記第2実施例のように、台車枠1上で剛性なレール枠
を一つの回転中心24で回転させ、台車枠1の向き(走行
方向)とは非直角な向きでレール2,3と軌道B,Bとを一連
の平行な配置とする、別異の手段を可能ならしめる。と
云うよりもむしろ、本実施例の場合は、台車枠1と2本
のレール2,3とが一つの拘束された剛性枠(拘束機構)
を保つので、構造的安定性と信頼性が高い特徴を有す
る。
なお、本実施例においては、上述したように台車枠1及
び2本のレール2,3を平行四辺形に変形させた状態を拘
束する固定手段として、縦材1a(又は横材1bでも可)の
端部の内隅側に、各材の回動平面と平行な配置で円弧状
の案内溝を有する円弧状の拘束腕30が付設されている。
同拘束腕30の案内溝に通したボルト31を締め付けると、
縦材1aと横材1bの関係を固定することができる。逆に、
同ボルト31をゆるめると、縦材1aと横材1bとは回動可能
な状態となる。
固定手段としてはまた、第3図bに示したように、縦材
1aと横材1bとが形成する内隅部に、一端を縦材1a、横材
1bと各々ピン32で連結された略等長の2本のリンクメン
バー33,33の内端同士をボルトでピン状に連結し、その
ボルトを蝶ナット34で締めたりゆるめたり出来る構成に
置換して実施することができる。
さらに異なる固定手段としては、第3図Cに示したよう
に、やはり縦材1aと横材1bが形成する内隅部に、一端を
縦材1a、横材1bと各々ピン32で連結された溝形部材35、
及び同溝形部材35の溝内を摺動するスライド部材36とを
組合せ、両部材35,36の案内溝に通したボルト37を蝶ナ
ット38で締めたり緩めたり出来る構成に置換して実施す
ることも出来る。
第4の実施例 第4図に示した茶畝移動台車は、上記第2図の実施例に
つき、レール枠を構成する2本のレール2,3のうち、一
方のレール2を平行移動機構7により他方のレール3に
対して平行移動が可能に構成したことを特徴とする。前
記他方のレール3は、数本のつなぎ材4,4と不動に結合
されている。前記一方のレール2は、つなぎ材4に沿っ
て移動する両側の移動ブロック7a,7aの上に取付けられ
ている。移動ブロック7aには、つなぎ材4と平行な方向
に送りねじ軸7bがねじ込まれている。同送りねじ軸7b
は、両側のつなぎ材4,4をつなぐ横桟40上に設けた雌ね
じ部材7c,7cにもねじ込んで貫通せしめられている。そ
して、各送りねじ軸7b,7bの外端にプーリ7d,7dを一体的
に回転するように取付け、両プーリ間にベルト7eが巻掛
けられている。したがって、一方の送りねじ軸7bの端部
に取付けた回転ハンドル7fを回すことによってレール2
を平行移動させ、他方のレール3との間隔を軌道B,Bと
同一に調節することができるのである。
第5の実施例 第5図に示した茶畝移動台車は、上記第3図の実施例に
つき、2本のレール2,3は、一方のレール2に対し、他
方のレール3を平行移動機構7により平行移動が可能に
構成したことを特徴とする。前記一方のレール2は、平
行四辺形を構成する台車枠1の左右両側の縦材1a,1aと
の交点の位置に直立するピン6で回動可能に連結されて
いる。前記他方のレール3は、台車枠1の縦材1aに沿っ
て移動する両側の移動ブロック7a,7aの上面であって当
該レール3と縦材1aとの交点位置に直立するピン6で回
動可能に取付けられている。移動ブロック7aには、縦材
1aと平行な方向に送りねじ軸7bがねじ込まれている。同
送りねじ軸7bは、第1図と同様に手前側の横材1bに設け
た雌ねじ部材にねじ込んで貫通せしめられている。そし
て、各送りねじ軸7b,7bの外端にブーリ7d,7dを一体的に
回転するように取付け、両プーリ間にベルト7eが巻掛け
られている。
したがって、平行四辺形の台車枠1及び2本のレール2,
3を平行運動させた上でさらに一方の送りねじ軸7bの端
部に取付けたハンドル7fを回すことによってレール3を
平行移動させ、他方のレール3との間隔を軌道B,Bと同
一に調節することができるのである。
なお、平行四辺形に変形させた際の送りねじ軸7bの回転
の円滑を確保するため、第7図Aのように送りねじ軸7b
に自在継手60が使用されている。
第6の実施例 第6図に示した茶畝移動台車は、上記第5図の実施例に
つき、台車枠1の車輪に工夫を加えたものである。即
ち、台車枠1においてその走行方向に平行な図中右側の
車輪は、地面上を走行する接地車輪(ゴム車輪)10と、
軌道上を走行する軌道車輪11との対で構成され、かつ両
輪を切り替え使用が可能に構成されている。
そのため第7図A,Bに詳示したように、回転自在に取付
けられた接地車輪10に接触せず、その走行に支障のない
寸法だけ外方へ寄った位置に、案内レール(軌道)14に
沿って走行する軌道車輪11が取付けられている。接地車
輪10の車輪10aは、回動アーム51に支持されており、回
動アーム51は固定軸50へ回動自在に取付けられている。
該回動アーム51を垂直下向きに拘束し保持する保持枠52
は、支持腕13を介して台車枠1に一体的に取付けられて
いる。回動アーム51は、保持枠52に昇降自在に設けられ
た止めピン53を、前記回動アーム51に沿ってスライドす
る保持環54のピン孔54aへ差すことによって固定され、
もって接地車輪10の安定な使用状態が維持される。
茶畝移動台車を軌道車輪11により案内レール14に沿って
走行させたい時は、前記止めピン53を保持環54のピン孔
54aから引抜く。そして、接地車輪10及び回動アーム51
は固定軸50の回りを作動させて斜め上向きの姿勢にした
上で、保持環54をスライドさせて保持枠52に設けられた
溝状の段部55へ保持環54の上端部54bを掛け止める。か
くすると前記姿勢がしっかりと保持されるので、茶畝移
動台車はさしたる操舵の必要もなくスムースに移動させ
ることが出来る。
なお、案内レール14は、第6図に例示したように、地中
に埋設した支柱19に対して着脱自在な構成とされてい
る。つまり、茶畝移動台車が接地車輪10で走行する時、
あるいは他の農業用機械類が茶畝間を通行する時にも走
行の障害とならないように、案内レール14は撤去され
る。あるいは他の農業用機械類が通行する時にも、障害
とならないように撤去される。
ところで、第6図の茶畝移動台車において、他側の接地
車輪12は、第8図に示したように、ブレーキ装置15を備
え、しかも昇降機構16を介して高さレベルの調節が可能
に設置されている。即ち、台車枠1の縦材1aに、昇降機
構16のシリンダブロック16aが取付け固定され、該シリ
ンダブロック16aによって支柱16bが垂直(上下)方向に
昇降自在に支持されている。同じシリンダブロック16a
にピン16dで揺動可能に取付けられた楔式のロックアー
ム16cが、前記支柱16bの高さ位置を任意に決められるよ
うに構成されている。前記支柱16bの下端部に、接地車
輪(ゴム車輪)12の車輪12aが取付け固定されている。
また、ブレーキ装置15のフレーム15aも支柱16bの下端に
取付け固定されている。フレーム15aは、平面方向に見
ると接地車輪12を包囲する形のL字形状をなす。その先
端部に、回転支軸15bを中心として接地車輪12の外周面
に圧接される制動片15cが、回転支軸15bと一体的関係で
回転し揺動可能に取付けられている。前記回転支軸15b
の他端部には、レバー15dがやはり回転支軸15bと一体的
関係で回転する関係に取付けられている。そして、レバ
ー15dに突設されたピン15eには、一端をフレーム15aに
止着した復帰用の引張りバネ15gの他端が連結されてい
る。また、制動片15cの一端側にブレーキレバー15fを起
立させてあり、シリンダブロック16aに取付固定された
ストッパー15hの折り返し部にブレーキレバー15fを掛止
めることにより、その制動、解除の操作範囲が規定され
ている。
したがって、ロックアーム16cを回して支柱16bのロック
を解除すると、接地車輪12は該接地車輪12又は台車枠1
の自重により昇降させることができる。そこで接地車輪
12を任意所望の高さレベルに調節し、再びロックアーム
16cを回しロックすることで位置決めができる。かくし
て車輪12の高さを調節することにより、レール2,3と軌
道B,Bとの高さを一致させることが出来る。あるいは当
該茶畝移動台車が走行する地面(地形)に傾斜がある場
合に、その傾斜にかかわらず台車枠1を略水平に保つこ
とに利用することができる。
また、この茶畝移動台車が停止位置に到達した段階で各
々のブレーキ装置15のブレーキレバー15fを引くと、制
動片15cが車輪12の外周面に強く圧接され、制動力を発
生するから、茶畝台車の位置決め固定が出来る。この制
動状態は、ブレーキレバー15fをストッパー15hの折り返
し部に掛止めることによって保持される。また、前記ブ
レーキレバー15fを押し戻すと、制動片15cは引張りバネ
15gによって復元動作され、制動解除の状態となって茶
畝移動台車は自由に軽く走行移動させられるのである。
本考案が奏する効果 本考案に係る軌道式茶園管理装置の茶畝移動台車は、軌
道式茶園管理装置の車輪が乗り込む2本のレール2,3の
間隔を、茶畝間に敷設された軌道B,Bの間隔に容易に一
致させられるので、レール2,3と軌道B,Bとの一連的な接
続を容易に精度良く行なえる。ひいては茶園管理装置の
台車への乗り降りをスムースに行なえ、異なる茶畝の軌
道への移設作業を楽に能率良く行なえて至極使い易い。
とりわけ現実に大小様々な間隔で敷設されている茶畝間
の軌道に対する自在性と融通性及び適用性に富み、使い
易いのである。
また、本考案の茶畝移動台車は、第2図Bに例示したよ
うに、台車枠1の走行方向と軌道B,B及びレール2,3との
なす角度が非直角である場合にも、その非直角の角度に
レール2,3を一致させた上で、台車枠1を所定の方向へ
走行させられるので、操縦性に富み、この意味でも適用
範囲が広く使い易いのである。
さらに、軌道車輪11と接地車輪10とを適用条件に応じて
使い分けることが可能で、しかも停止位置はブレーキ装
置15で決められ、その上、台車枠1及びレール2,3の傾
き又はレール2,3と軌道Bとの高低差を昇降機構16を使
用して調節することができるので、地形及び適用条件に
対する自在性、融通性が高く、至極使い易い。よって、
軌道式茶園管理装置の茶畝移設作業の効率化と省力化及
び能率向上に大きく寄与するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図Aは本考案の異なる実施例である茶畝移
動台車を示した斜視図、第2図Bは第2図Aの茶畝移動
台車の適用状態を模式化して示した平面図、第3図Aは
本考案の第3実施例を示した斜視図、第3図B,Cは台車
枠の変形状態の固定手段を要部について示した斜視図、
第4図と第5図及び第6図は本考案の第4,5,6実施例を
示した斜視図、第7図A,Bは接地車輪と軌道車輪の切り
替え使用可能な構成を部分的に示した斜視図と正面図、
第8図は昇降機構とブレーキ装置を具備した車輪の斜視
図、第9図は従来の茶畝移動台車の使用状態を示した斜
視図である。 A……茶畝、B……軌道 C……軌道式茶園管理装置、1……台車枠 2,3……レール、7……平行移動機構 4……つなぎ材、1a……縦材 1b……横材、5,6……ピン 7a……移動ブロック、10……接地車輪 11……軌道車輪、13……支持腕 51……回動アーム、15……ブレーキ装置 16……昇降機構

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】茶畝間に敷設された軌道上を走行する軌道
    式茶園管理装置を異なる茶畝の軌道へ移設するための茶
    畝移動台車において、 四隅に接地車輪を具備する台車枠上に茶園管理装置の車
    輪が乗り込む2本のレールが所定の間隔で平行に設置さ
    れており、一方のレールは台車枠に固定され、他方のレ
    ールは平行移動が可能に設置されていることを特徴とす
    る軌道式茶園管理装置の茶畝移動台車。
  2. 【請求項2】茶畝間に敷設された軌道上を走行する軌道
    式茶園管理装置を異なる茶畝の軌道へ移設するための茶
    畝移動台車において、 四隅に接地車輪を具備する台車枠上に、茶園管理装置の
    車輪が乗り込む2本のレールを所定の間隔で平行に設置
    したものをつなぎ材で一体的に結合されたレール枠が載
    置され、このレール枠は1箇所の位置を中心として台車
    枠上で水平回転が可能に設置されていることを特徴とす
    る軌道式茶園管理装置の茶畝移動台車。
  3. 【請求項3】茶畝間に敷設された軌道上を走行する軌道
    式茶園管理装置を異なる茶畝の軌道へ移設するための茶
    畝移動台車において、 四隅に接地車輪を具備する台車枠は縦材と横材とによっ
    て平行四辺形に形成され、前記縦材と横材は各々の交点
    をピンで回動可能に連結されており、茶園管理装置の車
    輪が乗り込む2本のレールは前記台車枠の横材と平行な
    配置で縦材の上に所定の間隔で平行に配置し、レールと
    台車枠の縦材との交点がピンで回動可能に連結されてい
    ることを特徴とする軌道式茶園管理装置の茶畝移動台
    車。
  4. 【請求項4】レール枠を構成する一方のレールはつなぎ
    材と不動に結合され、他方のレールは平行移動が可能に
    つなぎ材と結合されていることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第2項に記載した軌道式茶園管理装置の茶
    畝移動台車。
  5. 【請求項5】茶園管理装置が乗り込む2本のレールのう
    ち、一方のレールは台車枠の縦材との交点位置に直立す
    るピンで回動可能に連結され、他方のレールは縦材に沿
    って同方向に移動する平行移動機構の移動ブロックの上
    面であって当該レールと縦材との交点位置に直立するピ
    ンで回動可能に連結され、当該他方のレールは前記一方
    のレールに対して平行移動されることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第3項に記載した軌道式茶園管理装
    置の茶畝移動台車。
  6. 【請求項6】茶畝移動台車の台車枠には、その走行方向
    に平行な一側の接地車輪よりも上方であって接地車輪に
    接触しない位置に、軌道上を走行する軌道車輪が固定し
    て設置されており、前記接地車輪は垂直方向に回転する
    起伏自在な回動アームに取付けられていること、及び他
    側の接地車輪はブレーキ装置を備え、昇降機構を介して
    高さレベルの調節が可能に設置されていることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項又は第3
    項又は第4項又は第5項に記載した軌道式茶園管理装置
    の茶畝移動台車。
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