JPH0778309A - 薄膜磁気ヘッド及び磁気抵抗効果型磁気ヘッド並びに複合型磁気ヘッド - Google Patents
薄膜磁気ヘッド及び磁気抵抗効果型磁気ヘッド並びに複合型磁気ヘッドInfo
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- JPH0778309A JPH0778309A JP5213963A JP21396393A JPH0778309A JP H0778309 A JPH0778309 A JP H0778309A JP 5213963 A JP5213963 A JP 5213963A JP 21396393 A JP21396393 A JP 21396393A JP H0778309 A JPH0778309 A JP H0778309A
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 MRヘッドのシールドコアの消磁をセンス電
流により行い、シールドコアの磁区の安定化を図って、
ヘッド出力の変動及びバルクハウゼンノイズを低減す
る。 【構成】 MRヘッドのMR素子13を挟む一対のシー
ルドコア14,16のうちの一方(上部シールドコア)
14を、2枚の磁性膜14a,14cとその中間に挟ま
れた非磁性膜14bとにより構成し、MR素子13とシ
ールドコア14とを非磁性導体17aにより接続する。
センス電流をMR素子13を介してシールドコア14の
磁化困難軸J方向に流し、磁化容易軸K方向の磁界によ
りシールドコア14の消磁を行う。
流により行い、シールドコアの磁区の安定化を図って、
ヘッド出力の変動及びバルクハウゼンノイズを低減す
る。 【構成】 MRヘッドのMR素子13を挟む一対のシー
ルドコア14,16のうちの一方(上部シールドコア)
14を、2枚の磁性膜14a,14cとその中間に挟ま
れた非磁性膜14bとにより構成し、MR素子13とシ
ールドコア14とを非磁性導体17aにより接続する。
センス電流をMR素子13を介してシールドコア14の
磁化困難軸J方向に流し、磁化容易軸K方向の磁界によ
りシールドコア14の消磁を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばハードディスク
等に対して情報信号を記録・再生するのに適した薄膜磁
気ヘッド、磁気抵抗効果型磁気ヘッド、複合型磁気ヘッ
ドに関する。
等に対して情報信号を記録・再生するのに適した薄膜磁
気ヘッド、磁気抵抗効果型磁気ヘッド、複合型磁気ヘッ
ドに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気抵抗効果型磁気ヘッド(以下、MR
ヘッドという。)は、その感磁部が磁気抵抗効果を有す
る磁性薄膜によって構成されており、この磁性薄膜の抵
抗率が磁気記録媒体上の磁気記録に基づく信号磁界によ
って変化することから、上記磁性薄膜に電流(センス電
流)を流して上記抵抗変化を再生出力電圧として検出す
るものである。
ヘッドという。)は、その感磁部が磁気抵抗効果を有す
る磁性薄膜によって構成されており、この磁性薄膜の抵
抗率が磁気記録媒体上の磁気記録に基づく信号磁界によ
って変化することから、上記磁性薄膜に電流(センス電
流)を流して上記抵抗変化を再生出力電圧として検出す
るものである。
【0003】かかるMRヘッドは、高出力、低クロスト
ークで、速度依存性がない等の特長を有するため、例え
ばハードディスクドライブ(HDD)用の再生ヘッドと
して、あるいはディジタルオーディオテープレコーダ等
の高密度記録再生用ヘッドとして用いられている。
ークで、速度依存性がない等の特長を有するため、例え
ばハードディスクドライブ(HDD)用の再生ヘッドと
して、あるいはディジタルオーディオテープレコーダ等
の高密度記録再生用ヘッドとして用いられている。
【0004】このようなMRヘッドの一例として、例え
ば図17に示すようなシールド型構成のMRヘッドが知
られている。
ば図17に示すようなシールド型構成のMRヘッドが知
られている。
【0005】この図17におけるシールド型MRヘッド
100においては、上部(上層)シールドコア102と
下部(下層)シールドコア103とにより挟まれた所定
の再生ギャップGR を形成する空間内に、磁気抵抗効果
を有する一層又は複数層の磁性薄膜より成るMR素子1
01が配設されている。そして、このMR素子101に
は、センス電流として直流電流を流すと共に抵抗変化を
電圧変化として取り出すための一対の電極105a、1
05bが電気的に接続されている。
100においては、上部(上層)シールドコア102と
下部(下層)シールドコア103とにより挟まれた所定
の再生ギャップGR を形成する空間内に、磁気抵抗効果
を有する一層又は複数層の磁性薄膜より成るMR素子1
01が配設されている。そして、このMR素子101に
は、センス電流として直流電流を流すと共に抵抗変化を
電圧変化として取り出すための一対の電極105a、1
05bが電気的に接続されている。
【0006】また、上記電極105a、105b間に
は、上記MR素子101にバイアス磁界を印加するため
のバイアス導体104がこのMR素子101を横切る形
で設けられている。このようなシールド型MRヘッド1
00のシールドコア102、103には、主として単一
のバルク磁性体、単層のメッキ膜あるいはスパッタ膜等
が使用されている。
は、上記MR素子101にバイアス磁界を印加するため
のバイアス導体104がこのMR素子101を横切る形
で設けられている。このようなシールド型MRヘッド1
00のシールドコア102、103には、主として単一
のバルク磁性体、単層のメッキ膜あるいはスパッタ膜等
が使用されている。
【0007】また、図18は、MRヘッドと、誘導型薄
膜磁気ヘッド(以下、インダクティブヘッドという。)
からなる記録ヘッドとを結合した複合型磁気ヘッド(以
下、MRインダクティブヘッドという。)の例を示して
いる。なお、MRヘッドは図17の例と同様に構成され
ているため、これに対応する部分には同じ指示符号を付
してその説明は省略する。
膜磁気ヘッド(以下、インダクティブヘッドという。)
からなる記録ヘッドとを結合した複合型磁気ヘッド(以
下、MRインダクティブヘッドという。)の例を示して
いる。なお、MRヘッドは図17の例と同様に構成され
ているため、これに対応する部分には同じ指示符号を付
してその説明は省略する。
【0008】この図18において、MRヘッドの上部
(上層)シールドコア102上に、所定の記録ギャップ
GW を介して磁気コア106が設けられ、この磁気コア
106のシールドコア102との接続部である磁気的結
合部を取り囲むようにスパイラル状のヘッド巻線107
が設けられている。
(上層)シールドコア102上に、所定の記録ギャップ
GW を介して磁気コア106が設けられ、この磁気コア
106のシールドコア102との接続部である磁気的結
合部を取り囲むようにスパイラル状のヘッド巻線107
が設けられている。
【0009】このようなMRインダクティブヘッドにお
いは、例えばAl2 O3 −TiCより成る基体あるいは
基板108上に下部シールドコア103が設けられると
共に、磁気コア106上には保護膜層109が積層され
ており、各ギャップ間には非磁性絶縁材料が充填(ある
いは積層形成)されている。そして、このMRインダク
ティブヘッドの再生ギャップGR 、記録ギャップGW が
設けられた先端面が、磁気記録媒体(例えばハードディ
スク)との対接面となるいわゆるABS(エア・ベアリ
ング・サーフェス)面となっている。
いは、例えばAl2 O3 −TiCより成る基体あるいは
基板108上に下部シールドコア103が設けられると
共に、磁気コア106上には保護膜層109が積層され
ており、各ギャップ間には非磁性絶縁材料が充填(ある
いは積層形成)されている。そして、このMRインダク
ティブヘッドの再生ギャップGR 、記録ギャップGW が
設けられた先端面が、磁気記録媒体(例えばハードディ
スク)との対接面となるいわゆるABS(エア・ベアリ
ング・サーフェス)面となっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常、磁気
コア106とシールドコア102,103は、その製造
工程において特定方向(トラック幅方向)に異方性が付
けられるようになされている。しかし、これら磁気コア
106とシールドコア102,103の膜全体に異方性
を全て揃えることは難しく、微視的には異方性の分散が
残るのが常である。かかる異方性の分散は、出力の変
動、磁壁の移動に伴うノイズ,いわゆるバルクハウゼン
ノイズの原因の一つとなる。また、このような磁気的な
不均一性は、外部から磁場が加えられた時の変動の要因
となり、記録動作後の再生出力の変動を引き起こしたり
する。
コア106とシールドコア102,103は、その製造
工程において特定方向(トラック幅方向)に異方性が付
けられるようになされている。しかし、これら磁気コア
106とシールドコア102,103の膜全体に異方性
を全て揃えることは難しく、微視的には異方性の分散が
残るのが常である。かかる異方性の分散は、出力の変
動、磁壁の移動に伴うノイズ,いわゆるバルクハウゼン
ノイズの原因の一つとなる。また、このような磁気的な
不均一性は、外部から磁場が加えられた時の変動の要因
となり、記録動作後の再生出力の変動を引き起こしたり
する。
【0011】例えば、インダクティブヘッドをMRヘッ
ドの上に重ねて設けた2ギャップ型記録再生ヘッドとし
た場合、あるいはインダクティブヘッドの磁気コアとM
Rヘッドのシールドコアとを兼用して1ギャップ型記録
再生ヘッドとした場合、記録時には記録ヘッド部から大
きな記録磁界がシールドコアに加わる。このため、記録
から再生に切り換えたときに、シールドコアの磁区構造
が乱れた状態で残る可能性がある。シールドコアは磁気
媒体からの磁界の磁路の一部になっているので、シール
ドコアの磁区構造に乱れがあると、バルクハウゼンノイ
ズが発生する可能性が高くなる。また、シールドコアは
磁気バイアスの磁路の一部にもなっているので、バイア
ス状態も不安定となり、再生信号波形を不安定とするこ
とになる。
ドの上に重ねて設けた2ギャップ型記録再生ヘッドとし
た場合、あるいはインダクティブヘッドの磁気コアとM
Rヘッドのシールドコアとを兼用して1ギャップ型記録
再生ヘッドとした場合、記録時には記録ヘッド部から大
きな記録磁界がシールドコアに加わる。このため、記録
から再生に切り換えたときに、シールドコアの磁区構造
が乱れた状態で残る可能性がある。シールドコアは磁気
媒体からの磁界の磁路の一部になっているので、シール
ドコアの磁区構造に乱れがあると、バルクハウゼンノイ
ズが発生する可能性が高くなる。また、シールドコアは
磁気バイアスの磁路の一部にもなっているので、バイア
ス状態も不安定となり、再生信号波形を不安定とするこ
とになる。
【0012】ここで、例えば特開平5−62131号公
報には、薄膜磁気コアを非磁性層によって2分して、薄
膜磁気コアからのMR素子への漏洩磁界を低減し、再生
出力を一定なものにする技術が開示されている。また、
2層あるいはそれ以上の磁性膜を非磁性膜で分離し積層
したシールドコアを用いて、記録磁界による磁区変化を
抑える試みも行われているが、完全に磁区を安定にする
ことは困難であり、完全に単磁区化して再生信号を安定
にすることは困難である。
報には、薄膜磁気コアを非磁性層によって2分して、薄
膜磁気コアからのMR素子への漏洩磁界を低減し、再生
出力を一定なものにする技術が開示されている。また、
2層あるいはそれ以上の磁性膜を非磁性膜で分離し積層
したシールドコアを用いて、記録磁界による磁区変化を
抑える試みも行われているが、完全に磁区を安定にする
ことは困難であり、完全に単磁区化して再生信号を安定
にすることは困難である。
【0013】ところで、磁化容易軸方向に磁界を加えて
やることによって、バルクハウゼンノイズを低減できる
ことがわかっている。そこで、2層シールドコアに電流
を流して再生出力の安定化を図ることが考えられている
が、この方法でも特にMRインダクティブヘッド構造と
した場合には、記録時に大きく乱れた磁区構造を完全に
整えることができない場合がある。
やることによって、バルクハウゼンノイズを低減できる
ことがわかっている。そこで、2層シールドコアに電流
を流して再生出力の安定化を図ることが考えられている
が、この方法でも特にMRインダクティブヘッド構造と
した場合には、記録時に大きく乱れた磁区構造を完全に
整えることができない場合がある。
【0014】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、薄膜磁気コア及びシールドコアの磁区構
造を安定化(消磁)し、ヘッド出力の向上が図れ、且つ
構成も比較的簡単で済むような薄膜磁気ヘッド及び磁気
抵抗効果型磁気ヘッド並びにMRインダクティブヘッド
を提供することを目的とするものである。
たものであり、薄膜磁気コア及びシールドコアの磁区構
造を安定化(消磁)し、ヘッド出力の向上が図れ、且つ
構成も比較的簡単で済むような薄膜磁気ヘッド及び磁気
抵抗効果型磁気ヘッド並びにMRインダクティブヘッド
を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る薄膜磁気ヘ
ッドにおいては、基板上に積層された一方の薄膜磁気コ
アを、2枚の磁性膜とその中間に挟まれた非磁性膜とか
ら構成し、薄膜磁気コアの磁化困難軸方向に電流を流す
ようにすることにより、上述の課題を解決する。
ッドにおいては、基板上に積層された一方の薄膜磁気コ
アを、2枚の磁性膜とその中間に挟まれた非磁性膜とか
ら構成し、薄膜磁気コアの磁化困難軸方向に電流を流す
ようにすることにより、上述の課題を解決する。
【0016】また、本発明に係る磁気抵抗効果型磁気ヘ
ッドは、磁気抵抗効果素子を挟む一対のシールドコアの
一方を、2枚の磁性膜とその中間に挟まれた非磁性膜と
により構成し、上記磁気抵抗効果素子と上記一方のシー
ルドコアとを電気的に接続してセンス電流を上記一方の
シールドコアにも流すようにすることにより、上述の課
題を解決する。
ッドは、磁気抵抗効果素子を挟む一対のシールドコアの
一方を、2枚の磁性膜とその中間に挟まれた非磁性膜と
により構成し、上記磁気抵抗効果素子と上記一方のシー
ルドコアとを電気的に接続してセンス電流を上記一方の
シールドコアにも流すようにすることにより、上述の課
題を解決する。
【0017】ここで、上記磁気抵抗効果素子を介して上
記一方のシールドコアに流す電流としては、直流のセン
ス電流と共に、上記一方のシールドコアを消磁するため
の漸次振幅が減衰する交流電流を流すことが好ましい。
また、この電流の向きは、上記一方のシールドコアの磁
化困難軸方向とし、磁化容易軸方向に発生する磁界によ
り該シールドコアの磁気特性を安定化(消磁)すること
が好ましい。
記一方のシールドコアに流す電流としては、直流のセン
ス電流と共に、上記一方のシールドコアを消磁するため
の漸次振幅が減衰する交流電流を流すことが好ましい。
また、この電流の向きは、上記一方のシールドコアの磁
化困難軸方向とし、磁化容易軸方向に発生する磁界によ
り該シールドコアの磁気特性を安定化(消磁)すること
が好ましい。
【0018】また、本発明に係るMRインダクティブヘ
ッドにおいては、同一基板上に形成したMRヘッドとイ
ンダクティブヘッドの共通磁性体である第2の薄膜磁気
コアを、2枚の磁性膜とその中間に挟まれた非磁性膜と
により構成し、この第2の薄膜磁気コアの磁化困難軸方
向に電流を流すようにすることにより、上述の課題を解
決する。
ッドにおいては、同一基板上に形成したMRヘッドとイ
ンダクティブヘッドの共通磁性体である第2の薄膜磁気
コアを、2枚の磁性膜とその中間に挟まれた非磁性膜と
により構成し、この第2の薄膜磁気コアの磁化困難軸方
向に電流を流すようにすることにより、上述の課題を解
決する。
【0019】
【作用】本発明に係る薄膜磁気ヘッドにおいては、薄膜
磁気コアに、この薄膜磁気コアの磁化困難軸方向に電流
を流すと、かかる電流により磁化容易軸方向に向かう磁
界が発生し、この磁界によって薄膜磁気コアの磁区の向
きが磁化容易軸方向に揃い、磁区構造が安定する。
磁気コアに、この薄膜磁気コアの磁化困難軸方向に電流
を流すと、かかる電流により磁化容易軸方向に向かう磁
界が発生し、この磁界によって薄膜磁気コアの磁区の向
きが磁化容易軸方向に揃い、磁区構造が安定する。
【0020】また、本発明に係るMRヘッドにおいて
は、シールドコアをMR素子と電気的に接続し、このM
R素子を介してセンス電流を上記一方のシールドコアに
流すと、かかる電流により磁化容易軸方向に向かう磁界
が発生し、かかる磁界によって薄膜磁気コアの磁区の向
きが磁化容易軸方向に揃い磁区の安定化が図れる。
は、シールドコアをMR素子と電気的に接続し、このM
R素子を介してセンス電流を上記一方のシールドコアに
流すと、かかる電流により磁化容易軸方向に向かう磁界
が発生し、かかる磁界によって薄膜磁気コアの磁区の向
きが磁化容易軸方向に揃い磁区の安定化が図れる。
【0021】また、本発明に係るMRインダクティブヘ
ッドにおいては、MRヘッドとインダクティブヘッドの
共通磁性体である第2の薄膜磁気コアに、この薄膜磁気
コアの磁化困難軸方向に電流を流すと、かかる電流によ
り磁化容易軸方向に向かう磁界が発生し、この磁界によ
って薄膜磁気コアの磁区の向きが磁化容易軸方向に揃
い、磁区構造が安定する。したがって、インダクティブ
ヘッドで記録した後に乱れた薄膜磁気コアの磁区構造
が、かかる第2の薄膜磁気コアを流れる電流により発生
する磁界によって安定なものとなされる。その結果、出
力の変動やバルクハウゼンノイズが大幅に低減する。
ッドにおいては、MRヘッドとインダクティブヘッドの
共通磁性体である第2の薄膜磁気コアに、この薄膜磁気
コアの磁化困難軸方向に電流を流すと、かかる電流によ
り磁化容易軸方向に向かう磁界が発生し、この磁界によ
って薄膜磁気コアの磁区の向きが磁化容易軸方向に揃
い、磁区構造が安定する。したがって、インダクティブ
ヘッドで記録した後に乱れた薄膜磁気コアの磁区構造
が、かかる第2の薄膜磁気コアを流れる電流により発生
する磁界によって安定なものとなされる。その結果、出
力の変動やバルクハウゼンノイズが大幅に低減する。
【0022】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて図面を参照しながら詳細に説明する。実施例1 実施例1は、記録再生用の薄膜磁気ヘッドに本発明を適
用した例である。
いて図面を参照しながら詳細に説明する。実施例1 実施例1は、記録再生用の薄膜磁気ヘッドに本発明を適
用した例である。
【0023】かかる薄膜磁気ヘッドは、図1に示すよう
に、例えばAl2 O3 −TiC等よりなる基板1上に一
対の薄膜磁気コア2,3が積層され、その前方端部間に
記録再生ギャップとして動作する磁気ギャップGRWを形
成して構成されている。
に、例えばAl2 O3 −TiC等よりなる基板1上に一
対の薄膜磁気コア2,3が積層され、その前方端部間に
記録再生ギャップとして動作する磁気ギャップGRWを形
成して構成されている。
【0024】磁気回路部は、基板1上に形成される下層
の薄膜磁気コア(以下、下層薄膜磁気コアという。)2
と、この上に所定間隔を持って積層される上層の薄膜磁
気コア(以下、上層薄膜磁気コアという。)3と、これ
ら薄膜磁気コア2,3間に形成される導体コイル4とか
ら構成されている。
の薄膜磁気コア(以下、下層薄膜磁気コアという。)2
と、この上に所定間隔を持って積層される上層の薄膜磁
気コア(以下、上層薄膜磁気コアという。)3と、これ
ら薄膜磁気コア2,3間に形成される導体コイル4とか
ら構成されている。
【0025】下層薄膜磁気コア2は、磁気ギャップGRW
が呈するABS面5に一側縁を臨ませるようにして、こ
のABS面5側からバック側に亘って形成されている。
が呈するABS面5に一側縁を臨ませるようにして、こ
のABS面5側からバック側に亘って形成されている。
【0026】一方、上層薄膜磁気コア3は、やはりAB
S面5に一側縁を臨ませるようにして、このABS面5
側からバック側に亘って形成されている。そして、この
上層薄膜磁気コア3は、上記ABS面5側で下層薄膜磁
気コア2と近接して設けられることにより、その近接し
た部分に磁気ギャップGRWを形成するようになってい
る。また、この上層薄膜磁気コア3は、上記磁気ギャッ
プGRWのデプス零位置より下層薄膜磁気コア2との間隔
を広げるように斜め後方に傾斜されると共に、その中途
部で該下層薄膜磁気コア2と平行に設けられ、バック側
でこの下層薄膜磁気コア2と磁気的に接触するようにな
されている。
S面5に一側縁を臨ませるようにして、このABS面5
側からバック側に亘って形成されている。そして、この
上層薄膜磁気コア3は、上記ABS面5側で下層薄膜磁
気コア2と近接して設けられることにより、その近接し
た部分に磁気ギャップGRWを形成するようになってい
る。また、この上層薄膜磁気コア3は、上記磁気ギャッ
プGRWのデプス零位置より下層薄膜磁気コア2との間隔
を広げるように斜め後方に傾斜されると共に、その中途
部で該下層薄膜磁気コア2と平行に設けられ、バック側
でこの下層薄膜磁気コア2と磁気的に接触するようにな
されている。
【0027】そして、上記上層薄膜磁気コア3は、2層
の磁性膜6,7とその中間に挟まれた非磁性膜8とから
構成された積層膜構造とされている。
の磁性膜6,7とその中間に挟まれた非磁性膜8とから
構成された積層膜構造とされている。
【0028】上記導体コイル4は、例えばCuやAl等
の導電金属材料をスパッタリングした後、エッチングす
ることによってスパイラル状に形成されている。この導
体コイル4は、先の下層薄膜磁気コア2と上層薄膜磁気
コア3間に形成された絶縁層9に埋め込まれる形で設け
られ、これら下層薄膜磁気コア2と上層薄膜磁気コア3
の磁気的結合部を取り囲むようにして形成されている。
の導電金属材料をスパッタリングした後、エッチングす
ることによってスパイラル状に形成されている。この導
体コイル4は、先の下層薄膜磁気コア2と上層薄膜磁気
コア3間に形成された絶縁層9に埋め込まれる形で設け
られ、これら下層薄膜磁気コア2と上層薄膜磁気コア3
の磁気的結合部を取り囲むようにして形成されている。
【0029】そして、上記のように構成された磁気回路
部を保護するために、上層薄膜磁気コア3の上にはAl
2 O3 等よりなる保護膜10が形成されている。
部を保護するために、上層薄膜磁気コア3の上にはAl
2 O3 等よりなる保護膜10が形成されている。
【0030】上記下層薄膜磁気コア2と上層薄膜磁気コ
ア3には、高い飽和磁束密度を有し、且つ軟磁気特性に
優れた強磁性材料が使用されるが、かかる強磁性材料と
しては従来から公知のものがいずれも使用でき、結晶
質,非結晶質を問わない。
ア3には、高い飽和磁束密度を有し、且つ軟磁気特性に
優れた強磁性材料が使用されるが、かかる強磁性材料と
しては従来から公知のものがいずれも使用でき、結晶
質,非結晶質を問わない。
【0031】例示するならば、Fe−Al−Si系合
金、Fe−Al系合金、Fe−Si−Co系合金、Fe
−Ni系合金、Fe−Si−Co系合金、Fe−Ni系
合金、Fe−Al−Ge系合金、Fe−Ga−Ge系合
金、Fe−Si−Ge系合金、Fe−Co−Si−Al
系合金等の強磁性金属材料、或いはFe−Ga−Si系
合金、さらには上記Fe−Ga−Si系合金の耐蝕性や
耐摩耗性の一層の向上を図るために、Fe,Ga,Co
(Feの一部をCoで置換したものを含む。),Siを
基本組成とする合金に、Ti,Cr,Mn,Zr,N
b,Mo,Ta,W,Ru,Os,Rh,Ir,Re,
Ni,Pb,Pt,Hf,Vの少なくとも1種を添加し
たものであってもよい。
金、Fe−Al系合金、Fe−Si−Co系合金、Fe
−Ni系合金、Fe−Si−Co系合金、Fe−Ni系
合金、Fe−Al−Ge系合金、Fe−Ga−Ge系合
金、Fe−Si−Ge系合金、Fe−Co−Si−Al
系合金等の強磁性金属材料、或いはFe−Ga−Si系
合金、さらには上記Fe−Ga−Si系合金の耐蝕性や
耐摩耗性の一層の向上を図るために、Fe,Ga,Co
(Feの一部をCoで置換したものを含む。),Siを
基本組成とする合金に、Ti,Cr,Mn,Zr,N
b,Mo,Ta,W,Ru,Os,Rh,Ir,Re,
Ni,Pb,Pt,Hf,Vの少なくとも1種を添加し
たものであってもよい。
【0032】また、強磁性非晶質金属合金、いわゆるア
モルファス合金(例えば、Fe,Ni,Coの1つ以上
の元素とP,C,B,Siの1つ以上の元素とからなる
合金、またはこれを主成分としAl,Ge,Be,S
n,In,Mo,W,Ti,Mn,Cr,Zr,Hf,
Nb等を含んだ合金等のメタル−メタロイド系アモルフ
ァス合金、或いはCo,Hf,Zr等の遷移元素や希土
類元素等を主成分とするメタル−メタル系アモルファス
合金)等も使用される。
モルファス合金(例えば、Fe,Ni,Coの1つ以上
の元素とP,C,B,Siの1つ以上の元素とからなる
合金、またはこれを主成分としAl,Ge,Be,S
n,In,Mo,W,Ti,Mn,Cr,Zr,Hf,
Nb等を含んだ合金等のメタル−メタロイド系アモルフ
ァス合金、或いはCo,Hf,Zr等の遷移元素や希土
類元素等を主成分とするメタル−メタル系アモルファス
合金)等も使用される。
【0033】これら薄膜磁気コア2,3の成膜方法とし
ては、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーテ
ィング法、クラスター・イオンビーム法等に代表される
真空薄膜形成技術、或いはメッキ法が採用される。
ては、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーテ
ィング法、クラスター・イオンビーム法等に代表される
真空薄膜形成技術、或いはメッキ法が採用される。
【0034】ところで、上記下層薄膜磁気コア2と上層
薄膜磁気コア3は、その製造工程において、図2に示す
ように磁気記録媒体11と平行なトラック幅方向(同図
中矢印Yで示す方向)に磁化容易軸が向くように異方性
が付けられている。ここで、異方性が付けられていると
いっても、その全てが磁性膜全体に亘って磁化容易軸方
向に揃っているわけではなく、分散が残っているのが常
である。かかる異方性の分散は、出力の変動、バルクハ
ウゼンノイズの原因となることから、本例の磁気ヘッド
では図2及び図3に示すように、図中矢印Xで示す磁化
困難軸方向に電流を通電するようにしている。
薄膜磁気コア3は、その製造工程において、図2に示す
ように磁気記録媒体11と平行なトラック幅方向(同図
中矢印Yで示す方向)に磁化容易軸が向くように異方性
が付けられている。ここで、異方性が付けられていると
いっても、その全てが磁性膜全体に亘って磁化容易軸方
向に揃っているわけではなく、分散が残っているのが常
である。かかる異方性の分散は、出力の変動、バルクハ
ウゼンノイズの原因となることから、本例の磁気ヘッド
では図2及び図3に示すように、図中矢印Xで示す磁化
困難軸方向に電流を通電するようにしている。
【0035】磁化困難軸方向に向かう電流を流すと、上
層薄膜磁気コア3には磁化容易軸方向Yに磁場(磁界)
H1 ,H2 が発生する。その結果、上記磁界H1 ,H2
により、薄膜磁気コア3の磁化の向きが全て磁化容易軸
方向に揃うことになり磁区が安定する。特に、上層薄膜
磁気コア3のように一対の磁性膜6,7を積層した場合
には、上下の磁性膜6,7がうまくカップリングして単
磁区構造となり、磁壁のないより安定した状態となる。
層薄膜磁気コア3には磁化容易軸方向Yに磁場(磁界)
H1 ,H2 が発生する。その結果、上記磁界H1 ,H2
により、薄膜磁気コア3の磁化の向きが全て磁化容易軸
方向に揃うことになり磁区が安定する。特に、上層薄膜
磁気コア3のように一対の磁性膜6,7を積層した場合
には、上下の磁性膜6,7がうまくカップリングして単
磁区構造となり、磁壁のないより安定した状態となる。
【0036】したがって、かかる薄膜磁気ヘッドにおい
て、記録後に少なくとも一方の薄膜磁気コア2,3に磁
化困難軸方向に向かう電流を通電すれば、記録磁界によ
って生じた磁区の乱れを整えることができ、出力変動及
びバルクハウゼンノイズの発生を抑えることができる。
したがって、良好な記録再生を行うことが可能となる。
て、記録後に少なくとも一方の薄膜磁気コア2,3に磁
化困難軸方向に向かう電流を通電すれば、記録磁界によ
って生じた磁区の乱れを整えることができ、出力変動及
びバルクハウゼンノイズの発生を抑えることができる。
したがって、良好な記録再生を行うことが可能となる。
【0037】実施例2 実施例2は、再生用のMRヘッドに本発明を適用した例
である。図4に示すMRヘッド12において、磁気抵抗
効果を有する一層あるいは複数層の磁性薄膜より成る感
磁部としてのMR素子13は、一対のシールドコア、す
なわち上部(上層)シールドコア14及び下部(下層)
シールドコア15に挟まれた所定の再生ギャップGR を
形成する空間内に配置されている。これらシールドコア
14,15間の空間内には、MR素子13を横切る形で
バイアス導体16が配置されている。
である。図4に示すMRヘッド12において、磁気抵抗
効果を有する一層あるいは複数層の磁性薄膜より成る感
磁部としてのMR素子13は、一対のシールドコア、す
なわち上部(上層)シールドコア14及び下部(下層)
シールドコア15に挟まれた所定の再生ギャップGR を
形成する空間内に配置されている。これらシールドコア
14,15間の空間内には、MR素子13を横切る形で
バイアス導体16が配置されている。
【0038】一方のシールドコア(例えば上部シールド
コア)14の再生ギャップGR 側の一端は、電極として
且つギャップ膜として機能する非磁性導体17aを介し
てMR素子13に電気的に接続されている。そして、こ
のMR素子13の他端には電極17bが電気的に接続さ
れ、外部に取り出されている。このMR素子13と電気
的に接続されたシールドコア14は、2層の磁性膜(軟
磁性体薄膜)14a,14bを非磁性膜(非磁性体薄
膜)14cで分離し積層した構造となっている。また、
このシールドコア14の他端には電極17cが電気的に
接続され、外部に取り出されるようになされている。
コア)14の再生ギャップGR 側の一端は、電極として
且つギャップ膜として機能する非磁性導体17aを介し
てMR素子13に電気的に接続されている。そして、こ
のMR素子13の他端には電極17bが電気的に接続さ
れ、外部に取り出されている。このMR素子13と電気
的に接続されたシールドコア14は、2層の磁性膜(軟
磁性体薄膜)14a,14bを非磁性膜(非磁性体薄
膜)14cで分離し積層した構造となっている。また、
このシールドコア14の他端には電極17cが電気的に
接続され、外部に取り出されるようになされている。
【0039】上記のように構成されたMRヘッドにおい
ては、図5に示すように、MR素子13に後端側の電極
17bから非磁性導体17aへと向かうセンス電流iが
流れるようになされている。かかるセンス電流iは、M
R素子13を通り、その先端側に設けられる非磁性導体
17aを介して上層のシールドコア14へと流れるよう
になされている。このシールドコア14を流れる電流の
向きは、磁化困難軸方向とされている。
ては、図5に示すように、MR素子13に後端側の電極
17bから非磁性導体17aへと向かうセンス電流iが
流れるようになされている。かかるセンス電流iは、M
R素子13を通り、その先端側に設けられる非磁性導体
17aを介して上層のシールドコア14へと流れるよう
になされている。このシールドコア14を流れる電流の
向きは、磁化困難軸方向とされている。
【0040】上層のシールドコア14にセンス電流iが
流れると、該シールドコア14には、図6中矢印で示す
ような向き(磁化容易軸方向)の磁界H3 ,H4 が発生
する。その結果、上記磁界H3 ,H4 により、シールド
コア14の磁化の向きが全て磁化容易軸方向に揃うこと
になり磁区が安定する。特に、この上層シールドコア1
4のように2層の磁性膜14a,14bが積層されてい
るので、上下の磁性膜14a,14bがうまくカップリ
ングして単磁区構造となり、磁壁のないより安定した状
態となる。
流れると、該シールドコア14には、図6中矢印で示す
ような向き(磁化容易軸方向)の磁界H3 ,H4 が発生
する。その結果、上記磁界H3 ,H4 により、シールド
コア14の磁化の向きが全て磁化容易軸方向に揃うこと
になり磁区が安定する。特に、この上層シールドコア1
4のように2層の磁性膜14a,14bが積層されてい
るので、上下の磁性膜14a,14bがうまくカップリ
ングして単磁区構造となり、磁壁のないより安定した状
態となる。
【0041】このように、本実施例のMRヘッドにおい
ては、絶えずセンス電流iがシールドコア14に流れて
いるので、このシールドコア14の磁区構造が常に安定
したものとなり、出力変動及びバルクハウゼンノイズの
発生が抑えられ、良好な記録再生を行うことができる。
ては、絶えずセンス電流iがシールドコア14に流れて
いるので、このシールドコア14の磁区構造が常に安定
したものとなり、出力変動及びバルクハウゼンノイズの
発生が抑えられ、良好な記録再生を行うことができる。
【0042】実施例3 実施例3は、例えばハードディスクのような磁気ディス
ク装置のMRインダクティブヘッドに本発明を適用した
例である。MRインダクティブヘッドは、図7に示すよ
うに、実施例2のMRヘッド12上にインダクティブヘ
ッドを積層することにより構成されている。すなわち、
積層膜構造とされたシールドコア14の上層磁性膜14
aを記録コアとして、この上層磁性膜14a上に所定の
記録ギャップGW を介して磁気コア18を配置し、該磁
気コア18の上層磁性膜14aとの接続部である磁気的
結合部を取り囲むようにスパイラル状の導体コイルであ
るヘッド巻線19を設けている。
ク装置のMRインダクティブヘッドに本発明を適用した
例である。MRインダクティブヘッドは、図7に示すよ
うに、実施例2のMRヘッド12上にインダクティブヘ
ッドを積層することにより構成されている。すなわち、
積層膜構造とされたシールドコア14の上層磁性膜14
aを記録コアとして、この上層磁性膜14a上に所定の
記録ギャップGW を介して磁気コア18を配置し、該磁
気コア18の上層磁性膜14aとの接続部である磁気的
結合部を取り囲むようにスパイラル状の導体コイルであ
るヘッド巻線19を設けている。
【0043】このようなMRインダクティブヘッドは、
例えばAl2 O3 −TiCより成る基体あるいは基板2
0上にMRヘッドのシールドコア15が設けられると共
に、磁気コア18上に保護膜層21が積層され、ギャッ
プ間には非磁性絶縁材料が充填(あるいは積層形成)さ
れている。そして、このMRインダクティブヘッドの再
生ギャップGR 、記録ギャップGW が設けられた先端面
が、磁気記録媒体(例えばハードディスク)との対接面
となるいわゆるABS面(エア・ベアリング・サーフェ
ス面)22となっている。また、上記中間のシールドコ
ア14は接地されており、ノイズの低減と静電破壊の防
止が図れるようになされている。
例えばAl2 O3 −TiCより成る基体あるいは基板2
0上にMRヘッドのシールドコア15が設けられると共
に、磁気コア18上に保護膜層21が積層され、ギャッ
プ間には非磁性絶縁材料が充填(あるいは積層形成)さ
れている。そして、このMRインダクティブヘッドの再
生ギャップGR 、記録ギャップGW が設けられた先端面
が、磁気記録媒体(例えばハードディスク)との対接面
となるいわゆるABS面(エア・ベアリング・サーフェ
ス面)22となっている。また、上記中間のシールドコ
ア14は接地されており、ノイズの低減と静電破壊の防
止が図れるようになされている。
【0044】なお、再生ギャップGR と記録ギャップG
W の再生トラック幅TR 、記録トラック幅TWは、それ
ぞれ図8に示すような関係となされている。
W の再生トラック幅TR 、記録トラック幅TWは、それ
ぞれ図8に示すような関係となされている。
【0045】以上のように構成されたMRインダクティ
ブヘッドにおいては、インダクティブヘッドによって記
録が行われるとシールドコア14には残留磁化が残り磁
区の乱れが発生するが、かかるシールドコア14には磁
化困難軸方向にセンス電流iが流れることから、このセ
ンス電流iにより発生する磁界H3 ,H4 によって記録
後の磁区が安定する。したがって、記録から再生に切り
換えた場合でも、安定した磁区により、出力の変動やバ
ルクハウゼンノイズの発生が抑えられる。
ブヘッドにおいては、インダクティブヘッドによって記
録が行われるとシールドコア14には残留磁化が残り磁
区の乱れが発生するが、かかるシールドコア14には磁
化困難軸方向にセンス電流iが流れることから、このセ
ンス電流iにより発生する磁界H3 ,H4 によって記録
後の磁区が安定する。したがって、記録から再生に切り
換えた場合でも、安定した磁区により、出力の変動やバ
ルクハウゼンノイズの発生が抑えられる。
【0046】次に、図9は、先の実施例2及び実施例3
のMRヘッド、MRインダクティブヘッドに接続される
回路の一例を示す。
のMRヘッド、MRインダクティブヘッドに接続される
回路の一例を示す。
【0047】この図9において、MRヘッド23は、上
記MR素子13に略々対応するが、このMR素子13は
シールドコア14に電気的に接続されている。このMR
ヘッド23は一端が接地され、他端には後述するセンス
電流となる直流電流が供給されると共に、この他端から
の出力が直流カット用コンデンサ24を介して初段アン
プとなるエミッタ接地トランジスタ25のベースに供給
されるようになっている。
記MR素子13に略々対応するが、このMR素子13は
シールドコア14に電気的に接続されている。このMR
ヘッド23は一端が接地され、他端には後述するセンス
電流となる直流電流が供給されると共に、この他端から
の出力が直流カット用コンデンサ24を介して初段アン
プとなるエミッタ接地トランジスタ25のベースに供給
されるようになっている。
【0048】トランジスタ25のベースとコンデンサ2
4との接続点には、ベース電流供給用の電流源26が接
続され、トランジスタ25のコレクタには負荷抵抗27
が接続されている。ここで、センス電流の流れているM
Rヘッド23の抵抗値が信号磁界によって変化すると、
これが電圧の変化として取り出され、直流カット用コン
デンサ24を介してエミッタ接地トランジスタ25によ
り増幅されて取り出されるようになっている。
4との接続点には、ベース電流供給用の電流源26が接
続され、トランジスタ25のコレクタには負荷抵抗27
が接続されている。ここで、センス電流の流れているM
Rヘッド23の抵抗値が信号磁界によって変化すると、
これが電圧の変化として取り出され、直流カット用コン
デンサ24を介してエミッタ接地トランジスタ25によ
り増幅されて取り出されるようになっている。
【0049】MRヘッド23には、直流のセンス電流と
漸次低減する交流電流の消磁電流とが供給されるように
なっている。すなわち、センス電流制御電圧発生回路2
8からの出力電圧と消磁電流制御電圧発生回路29から
の出力電圧とが、加算器30により加算されて電圧−電
流変換手段の一種であるgm アンプ31に送られ、電流
に変換されてMRヘッド23に送られている。
漸次低減する交流電流の消磁電流とが供給されるように
なっている。すなわち、センス電流制御電圧発生回路2
8からの出力電圧と消磁電流制御電圧発生回路29から
の出力電圧とが、加算器30により加算されて電圧−電
流変換手段の一種であるgm アンプ31に送られ、電流
に変換されてMRヘッド23に送られている。
【0050】この場合の上記センス電流及び消磁電流の
具体例を図10に示している。この図10において、再
生/記録(R/W)モードが同図Aのように変化すると
き、センス電流は同図Bのように再生(R)モード時に
直流電流(電流値Is )が与えられ、このセンス電流に
同図Cに示すような漸次低減する交流電流(初期電流振
幅値±Id )が重畳されることによって、同図Dに示す
ような電流が得られる。
具体例を図10に示している。この図10において、再
生/記録(R/W)モードが同図Aのように変化すると
き、センス電流は同図Bのように再生(R)モード時に
直流電流(電流値Is )が与えられ、このセンス電流に
同図Cに示すような漸次低減する交流電流(初期電流振
幅値±Id )が重畳されることによって、同図Dに示す
ような電流が得られる。
【0051】この図10の例では、記録(W)モードか
ら再生(R)モードへの切換時刻t 1 にてセンス電流及
び消磁電流を同時に流すようにしているが、この他、図
11に示すように、記録終了時(時刻t1 )に消磁電流
のみを流し、この消磁電流を流し終わった時刻t3 から
センス電流を流すようにしてもよい。
ら再生(R)モードへの切換時刻t 1 にてセンス電流及
び消磁電流を同時に流すようにしているが、この他、図
11に示すように、記録終了時(時刻t1 )に消磁電流
のみを流し、この消磁電流を流し終わった時刻t3 から
センス電流を流すようにしてもよい。
【0052】このようなタイミング制御は、例えば図1
2に示すような構成を用いて実現することができる。
2に示すような構成を用いて実現することができる。
【0053】この図12において、上記センス電流制御
電圧発生回路28及び消磁電流制御電圧発生回路29に
は、タイミングコントロール回路32からのオン/オフ
制御信号がそれぞれ制御されている。タイミングコント
ロール回路32には、再生/記録切換制御信号R/Wが
供給されており、この切換制御信号R/Wが記録(W)
から再生(R)に変化したタイミング(上記時刻t1 )
で上記消磁電流制御電圧発生回路29がオンされて漸減
する交流電圧が発生され、センス電流制御電圧発生回路
28は、この時刻t1 と同時に(上記図10の場合)、
あるいは上記消磁電流の振幅が0となった後の時刻t3
から(上記図11の場合)オンされて、直流の消磁電流
制御電圧が発生される。
電圧発生回路28及び消磁電流制御電圧発生回路29に
は、タイミングコントロール回路32からのオン/オフ
制御信号がそれぞれ制御されている。タイミングコント
ロール回路32には、再生/記録切換制御信号R/Wが
供給されており、この切換制御信号R/Wが記録(W)
から再生(R)に変化したタイミング(上記時刻t1 )
で上記消磁電流制御電圧発生回路29がオンされて漸減
する交流電圧が発生され、センス電流制御電圧発生回路
28は、この時刻t1 と同時に(上記図10の場合)、
あるいは上記消磁電流の振幅が0となった後の時刻t3
から(上記図11の場合)オンされて、直流の消磁電流
制御電圧が発生される。
【0054】消磁電流制御電圧発生回路29は、三角波
発生回路29aと、交流信号発生回路29bと、これら
の回路29a、29bからの出力信号を乗算する乗算器
29cとを有して成っている。三角波発生回路29aに
は、消磁電流の初期電流振幅値(上記±Id )を設定す
るための振幅データDA及び振幅の減衰時間を設定する
ための減衰時間データDTが供給され、交流信号発生回
路29bには、交流電流の周波数を設定するための周波
数データDFが供給されている。
発生回路29aと、交流信号発生回路29bと、これら
の回路29a、29bからの出力信号を乗算する乗算器
29cとを有して成っている。三角波発生回路29aに
は、消磁電流の初期電流振幅値(上記±Id )を設定す
るための振幅データDA及び振幅の減衰時間を設定する
ための減衰時間データDTが供給され、交流信号発生回
路29bには、交流電流の周波数を設定するための周波
数データDFが供給されている。
【0055】三角波発生回路29aからは上記各データ
DA及びDTに基づいて設定された振幅及び減衰時間の
三角波電圧が出力され、交流信号発生回路29bからは
上記データDFに基づいて設定された周波数の交流電圧
が出力される。これらの出力信号は、乗算器29cで乗
算され、上記図10のCに示すような漸減する交流電圧
信号として取り出される。
DA及びDTに基づいて設定された振幅及び減衰時間の
三角波電圧が出力され、交流信号発生回路29bからは
上記データDFに基づいて設定された周波数の交流電圧
が出力される。これらの出力信号は、乗算器29cで乗
算され、上記図10のCに示すような漸減する交流電圧
信号として取り出される。
【0056】上記消磁電流の初期振幅値±Id は、上述
した図4のMRヘッドや図7のMRインダクティブヘッ
ドのシールドコア14が完全に単磁区構造を示すのに充
分な大きさに設定しており、この初期振幅値±Id から
漸次低減する繰り返し波状に変化させることにより、シ
ールドコアの磁区を一定の安定した状態に収束させてい
る。ここで、図10の場合に、単純にセンス電流と消磁
電流とを足し合わせるとピーク値は上記Id を越える
(あるいは−Id を下回る)が、Id 以上の電流は不必
要であるので、図10のDに示すように電流をId でカ
ット(制限)するようにすればよい。Id がセンス電流
Is に対してあまり大きくない値の場合、消磁電流の正
逆のバランスが崩れて消磁がうまくいかない場合があ
る。この場合には、図11に示すように、消磁電流を流
している間はセンス電流を流さないようにし、消磁電流
が0となってから本来のセンス電流を流すようにすれば
よい。
した図4のMRヘッドや図7のMRインダクティブヘッ
ドのシールドコア14が完全に単磁区構造を示すのに充
分な大きさに設定しており、この初期振幅値±Id から
漸次低減する繰り返し波状に変化させることにより、シ
ールドコアの磁区を一定の安定した状態に収束させてい
る。ここで、図10の場合に、単純にセンス電流と消磁
電流とを足し合わせるとピーク値は上記Id を越える
(あるいは−Id を下回る)が、Id 以上の電流は不必
要であるので、図10のDに示すように電流をId でカ
ット(制限)するようにすればよい。Id がセンス電流
Is に対してあまり大きくない値の場合、消磁電流の正
逆のバランスが崩れて消磁がうまくいかない場合があ
る。この場合には、図11に示すように、消磁電流を流
している間はセンス電流を流さないようにし、消磁電流
が0となってから本来のセンス電流を流すようにすれば
よい。
【0057】このように、再生開始時にシールドコア1
4が完全に単磁区構造を示すのに充分な大きさ(上記I
d )から漸次低減する繰り返し波状の消磁電流を上記セ
ンス電流に重畳して流すことにより、記録時にシールド
コア14の磁区が乱れても、再生時には、シールドコア
14の磁区が一定の安定した状態になるため、MR素子
13に加わるバイアス磁界が安定し、また、信号磁界に
対する磁路も安定するため、バルクハウゼン・ノイズも
なく、再生信号を安定させることができる。よって、本
実施例では、再生信号の不安定さから制限されていた線
記録密度を上げることができる。また、従来は、磁区が
不安定になるので、ある程度までしか小さくできなかっ
たシールドコアの幅を小さくできるので、シールドコア
を介して拾う隣接トラックからのクロストークを減少さ
せることができ、トラック密度を向上させることがで
き、磁気ディスク装置の記憶容量が増大できる。
4が完全に単磁区構造を示すのに充分な大きさ(上記I
d )から漸次低減する繰り返し波状の消磁電流を上記セ
ンス電流に重畳して流すことにより、記録時にシールド
コア14の磁区が乱れても、再生時には、シールドコア
14の磁区が一定の安定した状態になるため、MR素子
13に加わるバイアス磁界が安定し、また、信号磁界に
対する磁路も安定するため、バルクハウゼン・ノイズも
なく、再生信号を安定させることができる。よって、本
実施例では、再生信号の不安定さから制限されていた線
記録密度を上げることができる。また、従来は、磁区が
不安定になるので、ある程度までしか小さくできなかっ
たシールドコアの幅を小さくできるので、シールドコア
を介して拾う隣接トラックからのクロストークを減少さ
せることができ、トラック密度を向上させることがで
き、磁気ディスク装置の記憶容量が増大できる。
【0058】次に、本発明の実施例に用いられる再生回
路の具体的な構成のいくつかの例について、図面を参照
しながら説明する。
路の具体的な構成のいくつかの例について、図面を参照
しながら説明する。
【0059】ここで、MRヘッドの初段アンプとしてエ
ミッタ接地トランジスタを用いる場合の回路構成例を図
13に示す。この図13に示すように、MRヘッド23
にセンス電流発生回路(電流源)33からのセンス電流
が供給され、このMRヘッド23の端子電圧がコンデン
サ24を介してエミッタ接地型トランジスタ25のベー
スに送られている。トランジスタ25のベースとコンデ
ンサ24との接続点には、ベース電流供給用の電流源2
6が接続され、トランジスタ25のコレクタには負荷抵
抗27が接続されている。
ミッタ接地トランジスタを用いる場合の回路構成例を図
13に示す。この図13に示すように、MRヘッド23
にセンス電流発生回路(電流源)33からのセンス電流
が供給され、このMRヘッド23の端子電圧がコンデン
サ24を介してエミッタ接地型トランジスタ25のベー
スに送られている。トランジスタ25のベースとコンデ
ンサ24との接続点には、ベース電流供給用の電流源2
6が接続され、トランジスタ25のコレクタには負荷抵
抗27が接続されている。
【0060】さらに、センス電流発生回路33とMRヘ
ッド23との接続点に、消磁電流制御電圧発生回路34
からの出力信号を、電圧−電流変換手段であるgm アン
プ35を介して供給している。この消磁電流制御電圧発
生回路34は、上記図9の消磁電流制御電圧発生回路2
9と同様に、漸次低減する交流電圧を発生し、これがg
m アンプ35で電流に変換されることにより、再生開始
時にシールドコアが完全に単磁区構造を示すのに充分な
大きさから漸次低減する繰り返し波状の電流となってM
Rヘッド23に供給される。
ッド23との接続点に、消磁電流制御電圧発生回路34
からの出力信号を、電圧−電流変換手段であるgm アン
プ35を介して供給している。この消磁電流制御電圧発
生回路34は、上記図9の消磁電流制御電圧発生回路2
9と同様に、漸次低減する交流電圧を発生し、これがg
m アンプ35で電流に変換されることにより、再生開始
時にシールドコアが完全に単磁区構造を示すのに充分な
大きさから漸次低減する繰り返し波状の電流となってM
Rヘッド23に供給される。
【0061】このように、センス電流については電流源
であるセンス電流発生回路33により供給し、消磁電流
については消磁電流制御電圧発生回路34からの電圧出
力信号をgm アンプ35で電流に変換して供給するよう
な、2つの電流源を用いる構成としている。この図13
に示す実施例の場合も、上記図10、図11と共に説明
したような消磁電流とセンス電流とのタイミング設定を
行うことができ、再生開始時に消磁電流とセンス電流と
を同時に流し始める方法(図10)と、消磁電流を流し
終わった後にセンス電流を流し始める方法(図11)と
が挙げられる。
であるセンス電流発生回路33により供給し、消磁電流
については消磁電流制御電圧発生回路34からの電圧出
力信号をgm アンプ35で電流に変換して供給するよう
な、2つの電流源を用いる構成としている。この図13
に示す実施例の場合も、上記図10、図11と共に説明
したような消磁電流とセンス電流とのタイミング設定を
行うことができ、再生開始時に消磁電流とセンス電流と
を同時に流し始める方法(図10)と、消磁電流を流し
終わった後にセンス電流を流し始める方法(図11)と
が挙げられる。
【0062】すなわち、図10のように、記録が終了し
た直後(時刻t1 )に消磁電流とセンス電流とを同時に
流し始める場合には、再生モードの実際に再生可能な状
態への切換時間の短縮化の点で有利であるが、消磁効果
の点で消磁電流に要求される条件によっては、図11に
示すように初期振幅値±Id の消磁電流を完全に流し終
えてからセンス電流を流すようにした方がよい場合があ
る。
た直後(時刻t1 )に消磁電流とセンス電流とを同時に
流し始める場合には、再生モードの実際に再生可能な状
態への切換時間の短縮化の点で有利であるが、消磁効果
の点で消磁電流に要求される条件によっては、図11に
示すように初期振幅値±Id の消磁電流を完全に流し終
えてからセンス電流を流すようにした方がよい場合があ
る。
【0063】次に、図14は、MRヘッド36からの信
号取り出し用の初段アンプとして、ベース接地トランジ
スタ37を用いる場合の例を示している。この図14に
おいて、トランジスタ37のエミッタは上述したような
MRヘッド36を介して接地されている。また、トラン
ジスタ37のベースにはセンス電流制御電圧発生回路3
8からのセンス電流制御電圧信号が供給され、トランジ
スタ37のコレクタには負荷抵抗39を介してVcc電源
に接続されている。
号取り出し用の初段アンプとして、ベース接地トランジ
スタ37を用いる場合の例を示している。この図14に
おいて、トランジスタ37のエミッタは上述したような
MRヘッド36を介して接地されている。また、トラン
ジスタ37のベースにはセンス電流制御電圧発生回路3
8からのセンス電流制御電圧信号が供給され、トランジ
スタ37のコレクタには負荷抵抗39を介してVcc電源
に接続されている。
【0064】さらに、トランジスタ37とMRヘッド3
6との間に、消磁電流制御電圧発生回路40からの漸次
低減する交流電圧出力信号を電流−電圧変換手段である
gmアンプ41で電流信号に変換して供給している。セ
ンス電流制御電圧発生回路38には、例えば電圧源を用
いることができ、この電圧源の電圧と、トランジスタ3
7によって決まるエミッタ電圧と、MRヘッド36の抵
抗値とによりセンス電流が決定される。
6との間に、消磁電流制御電圧発生回路40からの漸次
低減する交流電圧出力信号を電流−電圧変換手段である
gmアンプ41で電流信号に変換して供給している。セ
ンス電流制御電圧発生回路38には、例えば電圧源を用
いることができ、この電圧源の電圧と、トランジスタ3
7によって決まるエミッタ電圧と、MRヘッド36の抵
抗値とによりセンス電流が決定される。
【0065】この図14に示す例は、センス電流制御電
圧発生回路38からの出力電圧をトランジスタ37のベ
ースに直接加えることで得られる電流源と、gm アンプ
41により得られる電流源との2つの電流源を有する構
成と見ることができる。この図14の実施例の場合に
も、上記図10、図11と共に説明したように、再生開
始時に消磁電流とセンス電流とを同時に流し始める方法
(図10)と、消磁電流を流し終わった後にセンス電流
を流し始める方法(図11)とを挙げることができるこ
とは勿論である。
圧発生回路38からの出力電圧をトランジスタ37のベ
ースに直接加えることで得られる電流源と、gm アンプ
41により得られる電流源との2つの電流源を有する構
成と見ることができる。この図14の実施例の場合に
も、上記図10、図11と共に説明したように、再生開
始時に消磁電流とセンス電流とを同時に流し始める方法
(図10)と、消磁電流を流し終わった後にセンス電流
を流し始める方法(図11)とを挙げることができるこ
とは勿論である。
【0066】この場合、上記消磁電流の初期電流振幅値
±Id は、後述するMRヘッドのシールドコアが完全に
単磁区構造を示すのに充分な大きさに設定されており、
この初期振幅値±Id から漸次低減する繰り返し波状の
消磁電流をシールドコアに流すことにより、記録時に大
きく乱れた磁区構造を完全に整えることができる。
±Id は、後述するMRヘッドのシールドコアが完全に
単磁区構造を示すのに充分な大きさに設定されており、
この初期振幅値±Id から漸次低減する繰り返し波状の
消磁電流をシールドコアに流すことにより、記録時に大
きく乱れた磁区構造を完全に整えることができる。
【0067】実施例4 実施例4は、記録再生を1組の磁性膜で行うようにした
MRインダクティブヘッドに本発明を適用した例であ
る。本実施例のMRインダクティブヘッドは、図15に
示すように、基板42上に積層して設けられる一対の第
1の薄膜磁気コア43と第2の薄膜磁気コア44を、記
録時には記録用磁気コアとして用い、再生時には再生用
磁気コアとして共用するように構成されている。
MRインダクティブヘッドに本発明を適用した例であ
る。本実施例のMRインダクティブヘッドは、図15に
示すように、基板42上に積層して設けられる一対の第
1の薄膜磁気コア43と第2の薄膜磁気コア44を、記
録時には記録用磁気コアとして用い、再生時には再生用
磁気コアとして共用するように構成されている。
【0068】第1の薄膜磁気コア43は、磁気記録媒体
との対接面であるABS面47にその一側縁を臨ませる
ようにしてこのABS面47に対して垂直にバック側へ
延在するようにして設けられている。
との対接面であるABS面47にその一側縁を臨ませる
ようにしてこのABS面47に対して垂直にバック側へ
延在するようにして設けられている。
【0069】一方、これに対向して設けられる他方の第
2の薄膜磁気コア44は、2層の磁性膜(軟磁性体薄
膜)44a,44bを非磁性膜(非磁性体薄膜)44c
を挟んで積層した積層膜構造とされている。この第2の
薄膜磁気コア44は、先の第1の薄膜磁気コア43と同
様に上記ABS面47にその一側縁を臨ませるようにし
てこのABS面47に対して垂直にバック側へ延在して
設けられている。
2の薄膜磁気コア44は、2層の磁性膜(軟磁性体薄
膜)44a,44bを非磁性膜(非磁性体薄膜)44c
を挟んで積層した積層膜構造とされている。この第2の
薄膜磁気コア44は、先の第1の薄膜磁気コア43と同
様に上記ABS面47にその一側縁を臨ませるようにし
てこのABS面47に対して垂直にバック側へ延在して
設けられている。
【0070】また、この第2の薄膜磁気コア44は、そ
のABS面47側の先端部では第1の薄膜磁気コア43
との間隔を狭くするように近接して設けられ、ヘッド巻
線45が設けられる中央部分でこの第1の薄膜磁気コア
43との間隔を広くなすようにされると共に、バック側
で第1の薄膜磁気コア43と磁気的に結合するようにな
っている。
のABS面47側の先端部では第1の薄膜磁気コア43
との間隔を狭くするように近接して設けられ、ヘッド巻
線45が設けられる中央部分でこの第1の薄膜磁気コア
43との間隔を広くなすようにされると共に、バック側
で第1の薄膜磁気コア43と磁気的に結合するようにな
っている。
【0071】そして、上記第1の薄膜磁気コア43と第
2の薄膜磁気コア44の間には、これら薄膜磁気コア4
3,44の磁気的結合部を取り囲むようにしてスパイラ
ル状のヘッド巻線45が絶縁層46により埋め込まれる
形で形成されている。
2の薄膜磁気コア44の間には、これら薄膜磁気コア4
3,44の磁気的結合部を取り囲むようにしてスパイラ
ル状のヘッド巻線45が絶縁層46により埋め込まれる
形で形成されている。
【0072】また、上記第1の薄膜磁気コア43と第2
の薄膜磁気コア44間には、磁気記録媒体との対接面で
あるABS面47に近接する部分にMR素子48が設け
られている。このMR素子48は、その長手方向が上記
ABS面47に対して垂直となるように設けられると共
に、その一端縁が上記ABS面47に臨むようになされ
ている。
の薄膜磁気コア44間には、磁気記録媒体との対接面で
あるABS面47に近接する部分にMR素子48が設け
られている。このMR素子48は、その長手方向が上記
ABS面47に対して垂直となるように設けられると共
に、その一端縁が上記ABS面47に臨むようになされ
ている。
【0073】上記MR素子48の先端部には、電極とし
て且つギャップ膜として機能する非磁性導体49aが積
層されている。かかる非磁性導体49aは、第2の薄膜
磁気コア44と電気的に接続するようになされている。
また、上記MR素子48の後端部には、このMR素子4
8にセンス電流を流すための電極49bが電気的に接続
され外部に取り出されている。
て且つギャップ膜として機能する非磁性導体49aが積
層されている。かかる非磁性導体49aは、第2の薄膜
磁気コア44と電気的に接続するようになされている。
また、上記MR素子48の後端部には、このMR素子4
8にセンス電流を流すための電極49bが電気的に接続
され外部に取り出されている。
【0074】そして、上記非磁性導体49aと電極49
b間には、MR素子48に対して所要の向きのバイアス
磁界を与えるためのバイアス導体50が設けられてい
る。かかるバイアス導体50は、MR素子48の長手方
向に対して略直交する方向(図15の紙面に対して垂直
な方向)、つまりMR素子48を横切る形で設けられて
いる。そして、このバイアス導体50の両端部には、直
流電源からのバイアス電流が通電されるようになされて
いる。したがって、この両端子部より供給される直流電
流はトラック幅方向に流れ、その結果発生するバイアス
磁界がMR素子48の長手方向に印加されることにな
る。
b間には、MR素子48に対して所要の向きのバイアス
磁界を与えるためのバイアス導体50が設けられてい
る。かかるバイアス導体50は、MR素子48の長手方
向に対して略直交する方向(図15の紙面に対して垂直
な方向)、つまりMR素子48を横切る形で設けられて
いる。そして、このバイアス導体50の両端部には、直
流電源からのバイアス電流が通電されるようになされて
いる。したがって、この両端子部より供給される直流電
流はトラック幅方向に流れ、その結果発生するバイアス
磁界がMR素子48の長手方向に印加されることにな
る。
【0075】以上のように構成されたMRインダクティ
ブヘッドにおいては、第1の薄膜磁気コア43と第2の
薄膜磁気コア44及びヘッド巻線45とによってインダ
クティブヘッドを構成し、また、前後に非磁性導体49
aと電極49bが設けられたMR素子48とバイアス導
体50を上下より挟み込む第1の薄膜磁気コア43と第
2の薄膜磁気コア44とによりシールド型のMRヘッド
を構成するようになっている。
ブヘッドにおいては、第1の薄膜磁気コア43と第2の
薄膜磁気コア44及びヘッド巻線45とによってインダ
クティブヘッドを構成し、また、前後に非磁性導体49
aと電極49bが設けられたMR素子48とバイアス導
体50を上下より挟み込む第1の薄膜磁気コア43と第
2の薄膜磁気コア44とによりシールド型のMRヘッド
を構成するようになっている。
【0076】なお、第2の薄膜磁気コア44の上には、
MRインダクティブヘッドを保護するための保護膜層5
1が形成されている。また、このMRインダクティブヘ
ッドにおける再生トラック幅TR と記録トラック幅TW
は、それぞれ図16に示すような関係とされている。
MRインダクティブヘッドを保護するための保護膜層5
1が形成されている。また、このMRインダクティブヘ
ッドにおける再生トラック幅TR と記録トラック幅TW
は、それぞれ図16に示すような関係とされている。
【0077】このMRインダクティブヘッドでは、記録
と再生を共通磁性体である第2の薄膜磁気コア44で行
うために、記録後は残留磁化が残り磁区の乱れが発生す
るが、かかる第2の薄膜磁気コア44にはMR素子48
を介して磁化困難軸方向にセンス電流が流れることか
ら、このセンス電流により発生する磁界によって記録後
の磁区が安定する。したがって、記録から再生に切り換
えた場合でも、安定した磁区により、出力の変動やバル
クハウゼンノイズの発生が抑えられる。
と再生を共通磁性体である第2の薄膜磁気コア44で行
うために、記録後は残留磁化が残り磁区の乱れが発生す
るが、かかる第2の薄膜磁気コア44にはMR素子48
を介して磁化困難軸方向にセンス電流が流れることか
ら、このセンス電流により発生する磁界によって記録後
の磁区が安定する。したがって、記録から再生に切り換
えた場合でも、安定した磁区により、出力の変動やバル
クハウゼンノイズの発生が抑えられる。
【0078】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
るものではなく、例えば、MR素子に加えるバイアスと
してはバイアス導体に流すバイアス電流によるバイアス
磁界を用いているが、着磁された硬磁性体薄膜をバイア
ス導体の代わりに配置してバイアス磁界を加えるように
してもよい。また、いわゆるシャントバイアス型等のバ
イアス導体を必要としないMRヘッドに本発明を適用す
ることも可能である。さらに、上記実施例ではシールド
型MRヘッドを例に説明したが、シールドコアをヨーク
コアと読み変えて、ヨーク型MRヘッドに本発明を適用
することもできる。
るものではなく、例えば、MR素子に加えるバイアスと
してはバイアス導体に流すバイアス電流によるバイアス
磁界を用いているが、着磁された硬磁性体薄膜をバイア
ス導体の代わりに配置してバイアス磁界を加えるように
してもよい。また、いわゆるシャントバイアス型等のバ
イアス導体を必要としないMRヘッドに本発明を適用す
ることも可能である。さらに、上記実施例ではシールド
型MRヘッドを例に説明したが、シールドコアをヨーク
コアと読み変えて、ヨーク型MRヘッドに本発明を適用
することもできる。
【0079】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の薄膜磁気ヘッドにおいては、一方の薄膜磁気コアを
非磁性膜を介して2層の磁性膜で積層し、その薄膜磁気
コアに、該薄膜磁気コアの磁化困難軸方向に電流を流す
ようにしているので、記録後の磁区の乱れをこの薄膜磁
気コアを流れる電流によって発生する磁界により解消す
ることができ、磁区構造を安定なものとなすことができ
る。
明の薄膜磁気ヘッドにおいては、一方の薄膜磁気コアを
非磁性膜を介して2層の磁性膜で積層し、その薄膜磁気
コアに、該薄膜磁気コアの磁化困難軸方向に電流を流す
ようにしているので、記録後の磁区の乱れをこの薄膜磁
気コアを流れる電流によって発生する磁界により解消す
ることができ、磁区構造を安定なものとなすことができ
る。
【0080】また、本発明のMRヘッドによれば、MR
素子と該MR素子を挟む一対のシールドコアの一方とを
非磁性導体により電気的に接続し、上記一方のシールド
コアは、2枚の磁性膜とその中間に挟まれた非磁性膜と
により構成しているため、MR素子に流すセンス電流を
シールドコアの磁化困難軸方向にも流すことができ、当
該シールドコアを消磁できる。
素子と該MR素子を挟む一対のシールドコアの一方とを
非磁性導体により電気的に接続し、上記一方のシールド
コアは、2枚の磁性膜とその中間に挟まれた非磁性膜と
により構成しているため、MR素子に流すセンス電流を
シールドコアの磁化困難軸方向にも流すことができ、当
該シールドコアを消磁できる。
【0081】従って、記録時に、シールドコアの磁区が
乱れても、再生時には、シールドコアの磁区が一定の安
定した状態になるため、MR素子に加わるバイアス磁界
が安定し、また、信号磁界に対する磁路も安定するた
め、バルクハウゼンノイズもなく、再生信号を安定させ
ることができる。よって、従来より再生信号の不安定さ
から制限されていた線記録密度を上げることができる。
また従来は、磁区が不安定になるのである程度までしか
小さくできなかったシールドコアの幅を小さくできるの
で、シールドコアを介して拾う隣接トラックからのクロ
ストークを減少させることができ、トラック密度を上げ
ることができ、もって、磁気ディスク装置の記憶容量が
増大できる。
乱れても、再生時には、シールドコアの磁区が一定の安
定した状態になるため、MR素子に加わるバイアス磁界
が安定し、また、信号磁界に対する磁路も安定するた
め、バルクハウゼンノイズもなく、再生信号を安定させ
ることができる。よって、従来より再生信号の不安定さ
から制限されていた線記録密度を上げることができる。
また従来は、磁区が不安定になるのである程度までしか
小さくできなかったシールドコアの幅を小さくできるの
で、シールドコアを介して拾う隣接トラックからのクロ
ストークを減少させることができ、トラック密度を上げ
ることができ、もって、磁気ディスク装置の記憶容量が
増大できる。
【0082】また、本発明のMRインダクティブヘッド
によれば、MRヘッドとインダクティブヘッドの共通磁
性体である第2の薄膜磁気コアに、この薄膜磁気コアの
磁化困難軸方向に電流を流すようにしているので、記録
後の磁区の乱れをこの薄膜磁気コアを流れる電流によっ
て発生する磁界により解消することができ、磁区構造を
安定なものとなすことができる。したがって、インダク
ティブヘッドで記録した後に乱れたシールドコアの磁区
構造を、かかる第2の薄膜磁気コアを流れる電流により
発生する磁界によって安定なものとなすことができ、そ
の結果、出力の変動やバルクハウゼンノイズを大幅に低
減させることができる。
によれば、MRヘッドとインダクティブヘッドの共通磁
性体である第2の薄膜磁気コアに、この薄膜磁気コアの
磁化困難軸方向に電流を流すようにしているので、記録
後の磁区の乱れをこの薄膜磁気コアを流れる電流によっ
て発生する磁界により解消することができ、磁区構造を
安定なものとなすことができる。したがって、インダク
ティブヘッドで記録した後に乱れたシールドコアの磁区
構造を、かかる第2の薄膜磁気コアを流れる電流により
発生する磁界によって安定なものとなすことができ、そ
の結果、出力の変動やバルクハウゼンノイズを大幅に低
減させることができる。
【図1】実施例1の薄膜磁気ヘッドの要部拡大断面図で
ある。
ある。
【図2】実施例1の薄膜磁気ヘッドにおける上層薄膜磁
気コアの拡大平面図である。
気コアの拡大平面図である。
【図3】実施例1の薄膜磁気ヘッドにおける上層薄膜磁
気コアに磁化困難軸方向に電流を流したときの磁界発生
状態を示す模式図である。
気コアに磁化困難軸方向に電流を流したときの磁界発生
状態を示す模式図である。
【図4】実施例2のMRヘッドの概略構成を示す斜視図
である。
である。
【図5】実施例2のMRヘッドの拡大断面図である。
【図6】実施例2のMRヘッドにおけるシールドコアに
磁化困難軸方向に電流を流したときの磁界発生状態を示
す模式図である。
磁化困難軸方向に電流を流したときの磁界発生状態を示
す模式図である。
【図7】実施例3のMRインダクティブヘッドの要部拡
大断面図である。
大断面図である。
【図8】実施例3のMRインダクティブヘッドをABS
面より見たときの要部拡大正面図である。
面より見たときの要部拡大正面図である。
【図9】実施例3のMRインダクティブヘッドに用いら
れる回路構成の一例を示すブロック回路図である。
れる回路構成の一例を示すブロック回路図である。
【図10】実施例3のMRインダクティブヘッドのMR
ヘッドに供給する電流の一例を説明するための波形図で
ある。
ヘッドに供給する電流の一例を説明するための波形図で
ある。
【図11】実施例3のMRインダクティブヘッドのMR
ヘッドに供給する電流の他の例を示す波形図である。
ヘッドに供給する電流の他の例を示す波形図である。
【図12】実施例3のMRインダクティブヘッドの消磁
電流制御電圧発生回路及びセンス電流制御電圧発生回路
の一具体例を示すブロック回路図である。
電流制御電圧発生回路及びセンス電流制御電圧発生回路
の一具体例を示すブロック回路図である。
【図13】実施例3のMRインダクティブヘッドの実施
例に用いられる回路構成の他の例を示すブロック回路図
である。
例に用いられる回路構成の他の例を示すブロック回路図
である。
【図14】実施例3のMRインダクティブヘッドの実施
例に用いられる回路構成のさらに他の例を示すブロック
回路図である。
例に用いられる回路構成のさらに他の例を示すブロック
回路図である。
【図15】実施例4のMRインダクティブヘッドの要部
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図16】実施例4のMRインダクティブヘッドをAB
S面より見たときの要部拡大正面図である。
S面より見たときの要部拡大正面図である。
【図17】従来のシールド型構成とされるMRヘッドの
概略構成を示す斜視図である。
概略構成を示す斜視図である。
【図18】従来のMRインダクティブヘッドの概略構成
を示す断面図である。
を示す断面図である。
13,48・・・・・MR素子 14,15・・・・・シールドコア 14a,14b,44a,44b・・・・・磁性膜 14c,44c・・・・・非磁性膜 16,50・・・・・・バイアス導体 17a,49a・・・・・非磁性導体 17b,17c,49b・・・・・電極 18・・・・・磁気コア 19,45・・・・・ヘッド巻線 12・・・・・MRヘッド 23・・・・・MRヘッド(MR素子) 24・・・・・直流カット用コンデンサ 25・・・・・(エミッタ接地)トランジスタ 27・・・・・負荷抵抗 33・・・・・センス電流発生回路 28,38・・・・・センス電流制御電圧発生回路 29,40・・・・・消磁電流制御電圧発生回路 30・・・・・加算器 31,35,41・・・・・gm アンプ(電圧−電流変
換手段)
換手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福元 康司 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 関谷 哲夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 基板上に積層された一対の薄膜磁気コア
の前方端部間に磁気ギャップが形成されてなる薄膜磁気
ヘッドにおいて、 少なくとも一方の薄膜磁気コアは、2枚の磁性膜とその
中間に挟まれた非磁性膜とからなることを特徴とする薄
膜磁気ヘッド。 - 【請求項2】 薄膜磁気コアの磁化困難軸方向に電流を
流すようにしたことを特徴とする請求項1記載の薄膜磁
気ヘッド。 - 【請求項3】 磁気抵抗効果素子と、 この磁気抵抗効果素子を挟む一対のシールドコアと、 上記磁気抵抗効果素子と上記一対のシールドコアの一方
とを電気的に接続する非磁性導体とを有し、 上記一方のシールドコアは、2枚の磁性膜とその中間に
挟まれた非磁性膜とからなることを特徴とする磁気抵抗
効果型磁気ヘッド。 - 【請求項4】 上記磁気抵抗効果素子を介して上記一方
のシールドコアの磁化困難軸方向に電流を流す構造とし
たことを特徴とする請求項3記載の磁気抵抗効果型磁気
ヘッド。 - 【請求項5】 第1の薄膜磁気コアと第2の薄膜磁気コ
ア間に磁気抵抗効果素子が配され、磁気記録媒体との対
接面に臨んで再生用磁気ギャップを構成してなる磁気抵
抗効果型磁気ヘッドと、上記第2の薄膜磁気コアとによ
って閉磁路を構成する第3の薄膜磁気コアがこの第2の
薄膜磁気コア上に積層され、これら薄膜磁気コアの前方
端部間に磁気記録媒体との対接面に臨んで記録用磁気ギ
ャップを構成する誘導型薄膜磁気ヘッドとが同一基板上
に積層されてなる複合型磁気ヘッドにおいて、 上記第2の薄膜磁気コアは、2枚の磁性膜とその中間に
挟まれた非磁性膜とからなり、この第2の薄膜磁気コア
の磁化困難軸方向に電流を流すようにしたことを特徴と
する複合型磁気ヘッド。
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