JPH0781070B2 - 難燃性ポリフエニレンエ−テル系樹脂組成物 - Google Patents
難燃性ポリフエニレンエ−テル系樹脂組成物Info
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- JPH0781070B2 JPH0781070B2 JP23429086A JP23429086A JPH0781070B2 JP H0781070 B2 JPH0781070 B2 JP H0781070B2 JP 23429086 A JP23429086 A JP 23429086A JP 23429086 A JP23429086 A JP 23429086A JP H0781070 B2 JPH0781070 B2 JP H0781070B2
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- polyphenylene ether
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- polyamide resin
- ether resin
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ポリフエニレンエーテル樹脂とポリアミド樹
脂を含む樹脂組成物に関する。更に詳しくは、本発明
は、変性ポリフエニレンエーテル樹脂とポリアミド樹脂
とを含む樹脂混合系に赤りんを配合した難燃性ポリフエ
ニレンエーテル系樹脂組成物に関する。
脂を含む樹脂組成物に関する。更に詳しくは、本発明
は、変性ポリフエニレンエーテル樹脂とポリアミド樹脂
とを含む樹脂混合系に赤りんを配合した難燃性ポリフエ
ニレンエーテル系樹脂組成物に関する。
ポリフエニレンエーテル樹脂は、熱的性質、機械的性
質、電気的性質等諸性質に優れているが、溶融加工温度
が高く、且つ流動性が低い為に成形加工性に劣る欠点が
ある。又、酸、アルカリ等の無機系薬品に対しては強い
抵抗性を有するが、ある種の有機溶剤に対しては、溶
解、膨潤等がおこり、耐溶剤性および耐油性の改善が強
く求められている。
質、電気的性質等諸性質に優れているが、溶融加工温度
が高く、且つ流動性が低い為に成形加工性に劣る欠点が
ある。又、酸、アルカリ等の無機系薬品に対しては強い
抵抗性を有するが、ある種の有機溶剤に対しては、溶
解、膨潤等がおこり、耐溶剤性および耐油性の改善が強
く求められている。
この成形加工性と耐油性を共に改良する試みがいくつか
なされている。例えば、ポリフエニレンエーテルにポリ
アミドを20%以下の量配合する方法(特公昭45−997
号)、ポリフエニレンエーテルにポリアミドを30〜95%
の範囲で配合する方法(特公昭59−41663号)がある。
ポリアミドを少量配合した場合は、成形加工性がある程
度改善されるものゝ、耐油性という面からすると充分な
改善とはいゝ難く他方、比較的多量配合すると耐溶剤性
は改良されるものゝ、靭性が無く、脆い材料にしかなら
ない。これは、本質的にポリフエニレンエーテル樹脂と
ポリアミド樹脂との相溶性が悪いことに基因している。
なされている。例えば、ポリフエニレンエーテルにポリ
アミドを20%以下の量配合する方法(特公昭45−997
号)、ポリフエニレンエーテルにポリアミドを30〜95%
の範囲で配合する方法(特公昭59−41663号)がある。
ポリアミドを少量配合した場合は、成形加工性がある程
度改善されるものゝ、耐油性という面からすると充分な
改善とはいゝ難く他方、比較的多量配合すると耐溶剤性
は改良されるものゝ、靭性が無く、脆い材料にしかなら
ない。これは、本質的にポリフエニレンエーテル樹脂と
ポリアミド樹脂との相溶性が悪いことに基因している。
このポリフエニレンエーテル樹脂(以下PPEと呼称す
る)とポリアミド樹脂の相溶性を高める方法がいくつか
提案されている。例えば、マレイン酸やマレイミド等の
分子内に炭素−炭素二重結合とカルボン酸基、酸無水物
基、酸アミド基、イミド基等の官能基を有する化合物を
第3成分として配合する方法(特開昭56−26913号)や
スチレン系化合物とα,β−不飽和ジカルボン酸との共
重合体を配合する方法(特公昭59−33614号)などがあ
る。無水マレイン酸やマレイミドを第3成分として配合
しても、充分なる相溶性の改善は成し得ず、射出成形の
様な高温、高速成形では、成形品は層状剥離や外観不良
を呈し、しかも充分なる靭性を有する材料が得難い。
又、無水マレイン酸とスチレンの共重合体を配合する場
合には、耐熱性が低下する。
る)とポリアミド樹脂の相溶性を高める方法がいくつか
提案されている。例えば、マレイン酸やマレイミド等の
分子内に炭素−炭素二重結合とカルボン酸基、酸無水物
基、酸アミド基、イミド基等の官能基を有する化合物を
第3成分として配合する方法(特開昭56−26913号)や
スチレン系化合物とα,β−不飽和ジカルボン酸との共
重合体を配合する方法(特公昭59−33614号)などがあ
る。無水マレイン酸やマレイミドを第3成分として配合
しても、充分なる相溶性の改善は成し得ず、射出成形の
様な高温、高速成形では、成形品は層状剥離や外観不良
を呈し、しかも充分なる靭性を有する材料が得難い。
又、無水マレイン酸とスチレンの共重合体を配合する場
合には、耐熱性が低下する。
本発明者らは、PPEとポリアミド樹脂との相溶性を改善
した靭性のある樹脂組成物として、PPEの側鎖メチル基
に酸無水物構造を有する1,2−置換オレフイン化合物を
熱的にグラフト化せしめた変性PPEとポリアミド樹脂と
からなる樹脂組成物の発明を完成し、先に特許出願した
(特願昭61−154235及び61−154236号)。
した靭性のある樹脂組成物として、PPEの側鎖メチル基
に酸無水物構造を有する1,2−置換オレフイン化合物を
熱的にグラフト化せしめた変性PPEとポリアミド樹脂と
からなる樹脂組成物の発明を完成し、先に特許出願した
(特願昭61−154235及び61−154236号)。
この樹脂組成物は、ポリアミド樹脂単独に比較すれば吸
水率や吸水時の物性変化は小さいが、ポリアミド樹脂を
含有しているが故に吸水時の物性変化はさけられない。
さらに加えて、この組成物は、PPEの本来の特徴である
難燃性の点でも満足できる性能を示さないことが明らか
となつた。
水率や吸水時の物性変化は小さいが、ポリアミド樹脂を
含有しているが故に吸水時の物性変化はさけられない。
さらに加えて、この組成物は、PPEの本来の特徴である
難燃性の点でも満足できる性能を示さないことが明らか
となつた。
本発明は、PPEとポリアミド樹脂との樹脂組成物に、本
来の物性を損なうことなく難燃性を付与することを目的
とする。
来の物性を損なうことなく難燃性を付与することを目的
とする。
本発明者らは、変性PPEとポリアミド樹脂(以下、PAと
略称することがある。)とからなる樹脂組成物に難燃性
を付与するために、鋭意検討を進めた結果、当該樹脂組
成物に赤りんを配合することによつて優れた難燃性が付
与されることを見出し、本発明に到つた。
略称することがある。)とからなる樹脂組成物に難燃性
を付与するために、鋭意検討を進めた結果、当該樹脂組
成物に赤りんを配合することによつて優れた難燃性が付
与されることを見出し、本発明に到つた。
因みに、PPE系樹脂組成物の難燃剤として周知のりん酸
エステル類や有機ハロゲン化物を用いた場合、難燃剤の
滲み出し、物性の低下、その他諸々の不都合が避け難い
ことはよく知られているが、本発明の組成物では、かか
る不都合もない。
エステル類や有機ハロゲン化物を用いた場合、難燃剤の
滲み出し、物性の低下、その他諸々の不都合が避け難い
ことはよく知られているが、本発明の組成物では、かか
る不都合もない。
本発明は、 (a) 一般式 (式中、R1は炭素数1〜3の低級アルキル基、R2および
R3は水素原子または炭素数1〜3の低級アルキル基であ
る) で表わされる構造単位を主鎖に持つポリフエニレンエー
テル樹脂と、酸無水物構造を有する1,2−置換オレフイ
ン化合物とを、触媒の不存在下に溶融状態で反応せしめ
て得られる変性ポリフエニレンエーテル樹脂、 (b) ポリアミド樹脂 及び (c) 赤りん を含有する難燃性ポリフエニレンエーテル系樹脂組成物
である。
R3は水素原子または炭素数1〜3の低級アルキル基であ
る) で表わされる構造単位を主鎖に持つポリフエニレンエー
テル樹脂と、酸無水物構造を有する1,2−置換オレフイ
ン化合物とを、触媒の不存在下に溶融状態で反応せしめ
て得られる変性ポリフエニレンエーテル樹脂、 (b) ポリアミド樹脂 及び (c) 赤りん を含有する難燃性ポリフエニレンエーテル系樹脂組成物
である。
本発明で用いられるポリフエニレンエーテル樹脂(PP
E)は、前記一般式で表わされる構造単位を主鎖に持つ
ものであり、ホモポリマー、コポリマー又はグラフトポ
リマーのいずれでもよい。具体的には、例えば、ポリ
(2,6−ジメチル−1,4−フエニレン)エーテル、ポリ
(2,6−ジエチル−1,4−フエニレン)エーテル、ポリ
(2,6−ジプロピル−1,4−フエニレン)エーテル、ポリ
(2−メチル−6−エチル−1,4−フエニレン)エーテ
ル、ポリ(2−メチル−6−プロピル−1,4−フエニレ
ン)エーテルなどがあげられるが、特にポリ(2,6−ジ
メチル−1,4−フエニレン)エーテル、2,6−ジメチルフ
エノール/2,3,6−トリメチルフエノール共重合体、およ
びこれらにスチレンをグラフト重合したグラフト共重合
体が、本発明に用いるポリフエニレンエーテル樹脂とし
て好ましい。
E)は、前記一般式で表わされる構造単位を主鎖に持つ
ものであり、ホモポリマー、コポリマー又はグラフトポ
リマーのいずれでもよい。具体的には、例えば、ポリ
(2,6−ジメチル−1,4−フエニレン)エーテル、ポリ
(2,6−ジエチル−1,4−フエニレン)エーテル、ポリ
(2,6−ジプロピル−1,4−フエニレン)エーテル、ポリ
(2−メチル−6−エチル−1,4−フエニレン)エーテ
ル、ポリ(2−メチル−6−プロピル−1,4−フエニレ
ン)エーテルなどがあげられるが、特にポリ(2,6−ジ
メチル−1,4−フエニレン)エーテル、2,6−ジメチルフ
エノール/2,3,6−トリメチルフエノール共重合体、およ
びこれらにスチレンをグラフト重合したグラフト共重合
体が、本発明に用いるポリフエニレンエーテル樹脂とし
て好ましい。
本発明に供される変性ポリフエニレンエーテル樹脂(変
性PPE)は、PPEと酸無水物構造を有する1,2−置換オレ
フイン化合物とを加熱下に溶融混練することにより得ら
れる。溶融混練する方法は、ニーダー、バンバリーミキ
サー、押出機等特に制限はないが、操作性等から押出機
を用いるのが好ましい。
性PPE)は、PPEと酸無水物構造を有する1,2−置換オレ
フイン化合物とを加熱下に溶融混練することにより得ら
れる。溶融混練する方法は、ニーダー、バンバリーミキ
サー、押出機等特に制限はないが、操作性等から押出機
を用いるのが好ましい。
酸無水物構造を有する1,2−置換オレフイン化合物は、
例えば、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シトラ
コン酸等があげられ、特に無水マレイン酸が好ましい。
例えば、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シトラ
コン酸等があげられ、特に無水マレイン酸が好ましい。
PPEの変性に要する酸無水物の量は、PPE 100重量部に
対して0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜3重量%、特
に好ましくは0.1〜1重量%に相当する量である。これ
より少なく使用した場合は、PPEとPAの相溶性の改善効
果が小さく、靭性のある組成物が得難いし、この範囲よ
り多く使用すると、過剰の酸無水物が熱分解する等の不
具合があり、更に耐熱性の低下や外観不良等好ましから
ざる現象が発現する。
対して0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜3重量%、特
に好ましくは0.1〜1重量%に相当する量である。これ
より少なく使用した場合は、PPEとPAの相溶性の改善効
果が小さく、靭性のある組成物が得難いし、この範囲よ
り多く使用すると、過剰の酸無水物が熱分解する等の不
具合があり、更に耐熱性の低下や外観不良等好ましから
ざる現象が発現する。
本発明に用いるポリアミド樹脂(PA)は、主鎖に 結合を有するものであつて、例えば、4−ナイロン、4,
6−ナイロン、6−ナイロン、6,6−ナイロン、12−ナイ
ロン、11−ナイロン、6,10−ナイロン、芳香族ナイロン
などがあげられる。ここに、芳香族ナイロンとは、下記
式(I)または(II)で表わされる芳香核を主鎖中に持
つアミド結合を繰り返し構造単位として含有するポリア
ミド重合体であり、さらに具体的に説明すると、芳香族
ジアミン成分とジカルボン酸成分とを常法によつて反応
させて得られる重合体及び芳香核を有するω′−カルボ
キシル化合物を常法によつて反応させて得られる重合体
から適宜選択して用いられる。
6−ナイロン、6−ナイロン、6,6−ナイロン、12−ナイ
ロン、11−ナイロン、6,10−ナイロン、芳香族ナイロン
などがあげられる。ここに、芳香族ナイロンとは、下記
式(I)または(II)で表わされる芳香核を主鎖中に持
つアミド結合を繰り返し構造単位として含有するポリア
ミド重合体であり、さらに具体的に説明すると、芳香族
ジアミン成分とジカルボン酸成分とを常法によつて反応
させて得られる重合体及び芳香核を有するω′−カルボ
キシル化合物を常法によつて反応させて得られる重合体
から適宜選択して用いられる。
〔式中、R4はアルキレンフエニレン基またはジアルキレ
ンフエニレン基を、R5はフエニレン基、ジアルキレンフ
エニレン基、ビフエニレン基または式 で表わされる橋架け結合(ただしXは炭素数1〜5のア
ルキレン基、酸素原子、硫黄原子、カルボニル結合また
はスルホン結合)を、そしてR6は炭素数3〜10のアルキ
レン基、フエニレン基またはナフタレン基をそれぞれ意
味する。〕 上記芳香族ナイロンを配合した場合、特に耐水性に優れ
ている点で有用であり、キシリレンジアミンとアジピン
酸から誘導されるポリアミドが好適である。
ンフエニレン基を、R5はフエニレン基、ジアルキレンフ
エニレン基、ビフエニレン基または式 で表わされる橋架け結合(ただしXは炭素数1〜5のア
ルキレン基、酸素原子、硫黄原子、カルボニル結合また
はスルホン結合)を、そしてR6は炭素数3〜10のアルキ
レン基、フエニレン基またはナフタレン基をそれぞれ意
味する。〕 上記芳香族ナイロンを配合した場合、特に耐水性に優れ
ている点で有用であり、キシリレンジアミンとアジピン
酸から誘導されるポリアミドが好適である。
変性ポリフエニレンエーテル樹脂とポリアミド樹脂の配
合割合は、広い範囲で選択出来るが、好ましくは重量比
でPPE/PA=0.1〜5、特に好ましくは、PPE/PA=0.3〜3
の範囲である。この範囲外においては、PPE/PA組成物の
特徴である耐水性、寸法安定性、耐油性等が損なわれ
る。
合割合は、広い範囲で選択出来るが、好ましくは重量比
でPPE/PA=0.1〜5、特に好ましくは、PPE/PA=0.3〜3
の範囲である。この範囲外においては、PPE/PA組成物の
特徴である耐水性、寸法安定性、耐油性等が損なわれ
る。
本発明に用いられる赤りんは、繊維状水和アルミナ(繊
維状ベーマイトゲル)で表面処理された安定化赤りん
で、日本化学工業株式会社より、「ヒシガード CP」、
「ヒシガード RP」の商品名で市販されており、容易に
入手することが出来る。
維状ベーマイトゲル)で表面処理された安定化赤りん
で、日本化学工業株式会社より、「ヒシガード CP」、
「ヒシガード RP」の商品名で市販されており、容易に
入手することが出来る。
赤りんの配合量は、PPE/PA組成物を難燃化するに必要な
量に任意に選択出来るが、一般に樹脂成分100重量部に
対し、10重量部以下、好ましくは5重量部以下である。
必要以上に多量に使用すると、特に延性及び耐衝撃性損
なわれ、好ましくない。
量に任意に選択出来るが、一般に樹脂成分100重量部に
対し、10重量部以下、好ましくは5重量部以下である。
必要以上に多量に使用すると、特に延性及び耐衝撃性損
なわれ、好ましくない。
本発明の組成物を製造する方法に特に制限はないが、溶
融下に行なえるものが好ましい。一般的には、ニーダ
ー、バンバリーミキサー、押出機等が使用されるが、特
に押出機を用いるのが好ましい。
融下に行なえるものが好ましい。一般的には、ニーダ
ー、バンバリーミキサー、押出機等が使用されるが、特
に押出機を用いるのが好ましい。
組成成分の配合順序に特に制限はなく、PPEを酸変性さ
せる際に赤りんを共存させることも出来るし、PPE粉末
の少量と赤りんを粉体ブレンドし、これを変性PPEとPA
の混合の際に合することも可能である。
せる際に赤りんを共存させることも出来るし、PPE粉末
の少量と赤りんを粉体ブレンドし、これを変性PPEとPA
の混合の際に合することも可能である。
本発明の組成物には、所望に応じて耐衝撃改良剤である
ゴム状弾性体(エラストマー)を配合することができ
る。かかるゴム状弾性体としては、エイ・ブイ・ドボル
スキー(A.V.Tobolsky)著「プロパデイズ・アンド・ス
トラクチヤーズ・オブ・ポリマーズ(Properties and S
tructures of Polymers)」〔ジヨン・ワイリー・アン
ド・サンズ(John Wiley&Sons)社〕(1960年刊)の71
〜78頁に採用された定義を引用でき、エラストマーとを
常温に於けるヤング率が105〜109dynes/cm2(0.1〜1020
kg/cm2)である重合体を意味する。エラストマーの具体
例としては、A−B−A′型エラストマー状ブロツク共
重合体、ポリブタジエン部分の二重結合が水添されたA
−B−A′型エラストマー状ブロツク共重合体、ポリブ
タジエン、ポリイソプレン、ジエン化合物とビニル芳香
族化合物との共重合体、ニトリルゴム、エチレン−プロ
ピレン共重合体、エチレン−プロピレン−ジエン共重合
体(EPDM)、チオコールゴム、ポリスルフイドゴム、ア
クリル酸ゴム、ポリウレタンゴム、ブチルゴムとポリエ
チレンとのグラフト物、ポリエステルエラストマー等が
挙げられる。とりわけ、A−B−A′型エラストマー状
ブロツク共重合体が望ましい。このブロツク共重合体の
末端ブロツクAおよびA′は重合されたビニル系芳香族
炭化水素ブロツクであり、Bは重合された共役ジエンブ
ロツクであり、Bブロツクの分子量はAおよびA′ブロ
ツクの組み合わされた分子量よりも大であることが望ま
しい。末端ブロツクAおよびA′は同一でも異なつても
よく、かつ該ブロツクは、芳香族部分が単環でも多環で
もよいビニル芳香族化合物から誘導された熱可塑性単独
重合体または共重合体である。かかるビニル芳香族化合
物の例は、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトル
エン、ビニルキシレン、エチルビニルキシレン、ビニル
ナフタレンおよびそれらの混合物が挙げられる。中央ブ
ロツクBは、共役ジエン系炭化水素、たとえば1,3−ブ
タジエン、2,3−ジメチルブタジエン、イソプレンおよ
び1,3−ペンタジエンおよびそれらの混合物から誘導さ
れたエラストマー状重合体である。各末端ブロツクAお
よびA′の分子量は、好ましくは約2,000〜約100,000の
範囲であり、一方中央ブロツクBの分子量は、好ましく
は約25,000〜約1,000,000の範囲である。
ゴム状弾性体(エラストマー)を配合することができ
る。かかるゴム状弾性体としては、エイ・ブイ・ドボル
スキー(A.V.Tobolsky)著「プロパデイズ・アンド・ス
トラクチヤーズ・オブ・ポリマーズ(Properties and S
tructures of Polymers)」〔ジヨン・ワイリー・アン
ド・サンズ(John Wiley&Sons)社〕(1960年刊)の71
〜78頁に採用された定義を引用でき、エラストマーとを
常温に於けるヤング率が105〜109dynes/cm2(0.1〜1020
kg/cm2)である重合体を意味する。エラストマーの具体
例としては、A−B−A′型エラストマー状ブロツク共
重合体、ポリブタジエン部分の二重結合が水添されたA
−B−A′型エラストマー状ブロツク共重合体、ポリブ
タジエン、ポリイソプレン、ジエン化合物とビニル芳香
族化合物との共重合体、ニトリルゴム、エチレン−プロ
ピレン共重合体、エチレン−プロピレン−ジエン共重合
体(EPDM)、チオコールゴム、ポリスルフイドゴム、ア
クリル酸ゴム、ポリウレタンゴム、ブチルゴムとポリエ
チレンとのグラフト物、ポリエステルエラストマー等が
挙げられる。とりわけ、A−B−A′型エラストマー状
ブロツク共重合体が望ましい。このブロツク共重合体の
末端ブロツクAおよびA′は重合されたビニル系芳香族
炭化水素ブロツクであり、Bは重合された共役ジエンブ
ロツクであり、Bブロツクの分子量はAおよびA′ブロ
ツクの組み合わされた分子量よりも大であることが望ま
しい。末端ブロツクAおよびA′は同一でも異なつても
よく、かつ該ブロツクは、芳香族部分が単環でも多環で
もよいビニル芳香族化合物から誘導された熱可塑性単独
重合体または共重合体である。かかるビニル芳香族化合
物の例は、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトル
エン、ビニルキシレン、エチルビニルキシレン、ビニル
ナフタレンおよびそれらの混合物が挙げられる。中央ブ
ロツクBは、共役ジエン系炭化水素、たとえば1,3−ブ
タジエン、2,3−ジメチルブタジエン、イソプレンおよ
び1,3−ペンタジエンおよびそれらの混合物から誘導さ
れたエラストマー状重合体である。各末端ブロツクAお
よびA′の分子量は、好ましくは約2,000〜約100,000の
範囲であり、一方中央ブロツクBの分子量は、好ましく
は約25,000〜約1,000,000の範囲である。
本発明の組成物には、ガラス繊維、炭素繊維などの繊維
強化材料を配合することができ、また、所望に応じて、
高分子材料に一般に用いられる各種添加剤、例えば、安
定剤、顔染料、離型剤、滑剤、充填剤などを適宜配合す
ることができる。
強化材料を配合することができ、また、所望に応じて、
高分子材料に一般に用いられる各種添加剤、例えば、安
定剤、顔染料、離型剤、滑剤、充填剤などを適宜配合す
ることができる。
〔実施例〕 以下、実施例によつて本発明のポリフエニレンエーテル
系樹脂組成物を具体的に示すが、実施例中部数は重量基
準である。
系樹脂組成物を具体的に示すが、実施例中部数は重量基
準である。
実施例1及び比較例1〜3 25℃、クロロホルム中で測定した固有粘度0.46dl/gのPP
E 5Kgに対して無水マレイン酸 25gを加え、スーパー
ミキサーで3分間混合した後、二軸押出機により加熱溶
融下に混練し、無水マレイン酸変性PPEを得た。
E 5Kgに対して無水マレイン酸 25gを加え、スーパー
ミキサーで3分間混合した後、二軸押出機により加熱溶
融下に混練し、無水マレイン酸変性PPEを得た。
得られた変性PPE 3Kgに6−ナイロン3Kgと繊維状水和
アルミナで表面処理された安定化赤りん(日本化学工業
株式会社製、商品名「ヒシガード CP−15」)180grと
を配合し、溶融、混練して本発明の樹脂組成物を得た。
アルミナで表面処理された安定化赤りん(日本化学工業
株式会社製、商品名「ヒシガード CP−15」)180grと
を配合し、溶融、混練して本発明の樹脂組成物を得た。
比較のために、実施例1において、赤りんを使用しない
組成物(比較例1)、赤りんに代えてトリフエニルフオ
スフエートを用いた組成物(比較例2)及び赤りんに代
えてブロム化有機化合物系難燃剤(フエロ社製、商品名
「パイロチエツク 68PB」)を用いた組成物(比較例
3)を調整した。
組成物(比較例1)、赤りんに代えてトリフエニルフオ
スフエートを用いた組成物(比較例2)及び赤りんに代
えてブロム化有機化合物系難燃剤(フエロ社製、商品名
「パイロチエツク 68PB」)を用いた組成物(比較例
3)を調整した。
得られた各組成物について、常法により各種テストピー
スを成形し、各種物性を測定した。結果を第1表に示
す。
スを成形し、各種物性を測定した。結果を第1表に示
す。
実施例2〜4及び比較例4〜6 実施例1で得られた変性PPEを用い、第2表に示すポリ
アミド樹脂、ゴム状弾性体及び難燃剤を第2表に示す量
でそれぞれ配合し、実施例1に準じて各種の樹脂組成物
を得た。
アミド樹脂、ゴム状弾性体及び難燃剤を第2表に示す量
でそれぞれ配合し、実施例1に準じて各種の樹脂組成物
を得た。
それぞれの組成物の物性値を第2表および第3表に示
す。
す。
〔効果〕 実施例及び比較例の結果から明らかなごとく、従来公知
のブロム化有機化合物あるいはホスフエート系化合物を
難燃剤として用いた場合には物性値の低下あるいは難燃
度の不足が避けられないのに対して、赤りんを用いる本
発明の樹脂組成物では難燃性も高く、且つ物性値の水準
も高いことが判る。
のブロム化有機化合物あるいはホスフエート系化合物を
難燃剤として用いた場合には物性値の低下あるいは難燃
度の不足が避けられないのに対して、赤りんを用いる本
発明の樹脂組成物では難燃性も高く、且つ物性値の水準
も高いことが判る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−66452(JP,A) 特開 昭63−68663(JP,A) 特開 昭59−11332(JP,A) 特開 昭57−165448(JP,A) 特開 昭58−196259(JP,A) 特開 昭63−48356(JP,A) 特開 昭61−111342(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】(a) 一般式 (式中、R1は炭素数1〜3の低級アルキル基、R2および
R3は水素原子または炭素数1〜3の低級アルキル基であ
る) で表わされる構造単位を主鎖に持つポリフエニレンエー
テル樹脂と酸無水物構造を有する1,2−置換オレフイン
化合物とを、触媒の不存在下に溶融状態で反応せしめて
得られる変性ポリフエニレンエーテル樹脂、 (b) ポリアミド樹脂、及び (c)繊維状水和アルミナで表面処理された安定化赤り
ん からなる組成物であって、変性ポリフェニレンエーテル
樹脂/ポリアミド樹脂の重量比が0.1〜5、かつ、赤り
んの配合量が樹脂成分100重量部に対し10重量部以下で
あることを特徴とする難燃性樹脂組成物。 - 【請求項2】樹脂成分として、さらに(d)ゴム状弾性
体を配合した特許請求の範囲第1項記載の樹脂組成物。 - 【請求項3】ポリアミド樹脂が、芳香族ポリアミド樹脂
である特許請求の範囲第1項記載の樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23429086A JPH0781070B2 (ja) | 1986-10-03 | 1986-10-03 | 難燃性ポリフエニレンエ−テル系樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23429086A JPH0781070B2 (ja) | 1986-10-03 | 1986-10-03 | 難燃性ポリフエニレンエ−テル系樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6389567A JPS6389567A (ja) | 1988-04-20 |
| JPH0781070B2 true JPH0781070B2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=16968665
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23429086A Expired - Lifetime JPH0781070B2 (ja) | 1986-10-03 | 1986-10-03 | 難燃性ポリフエニレンエ−テル系樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0781070B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2687431B2 (ja) * | 1988-05-25 | 1997-12-08 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 難燃性ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物 |
| US6387844B1 (en) | 1994-10-31 | 2002-05-14 | Akira Fujishima | Titanium dioxide photocatalyst |
-
1986
- 1986-10-03 JP JP23429086A patent/JPH0781070B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6389567A (ja) | 1988-04-20 |
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