JPH0781519B2 - トンネル覆工用型枠装置 - Google Patents

トンネル覆工用型枠装置

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JPH0781519B2
JPH0781519B2 JP2092596A JP9259690A JPH0781519B2 JP H0781519 B2 JPH0781519 B2 JP H0781519B2 JP 2092596 A JP2092596 A JP 2092596A JP 9259690 A JP9259690 A JP 9259690A JP H0781519 B2 JPH0781519 B2 JP H0781519B2
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光雄 金澤
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はトンネル、下水道等のシールド工法における二
次覆工用型枠装置の改良に関する。
[従来の技術] 一般に、トンネルのシールド工法においては、一次覆工
が完了したトンネルの内面にコンクリートによる二次覆
工を行うための型枠装置が用いられる。この種のトンネ
ル覆工用型枠装置は、トンネル内にその長手方向に移動
可能に配置される2つの支持装置と、両支持装置の間に
配置されて両支持装置により支持される筒状の型枠本体
とを備えており、型枠本体は、一般に、周方向一端部が
ヒンジ若しくは天端フォームを介して相対変位可能に連
結された一対のサイドフォームと、両サイドフォームの
周方向他端部間に配設可能に形成され且つ少なくとも周
方向一端部がそれに隣接するフォームに対し切離し可能
に形成された少なくとも1つのインバートフォームとを
備えている。これらフォームは型枠本体が拡開状態のと
き連続した筒状の外表面を形成するようになっている。
さらに、型枠本体を径方向に拡縮変形させるための作動
機構として、従来より、両サイドフォームを相対変位さ
せるためのサイドフォーム作動ジャッキ手段と、インバ
ートフォームを他のフォームに対し相対変位させるため
のインバートフォーム作動ジャッキ手段とが用いられて
いる。
このようなトンネル覆工用型枠装置を用いてトンネル内
面の二次覆工を行う場合、二次覆工を行うべき位置まで
型枠本体を移動させた後、上記各作動ジャッキ手段を操
作して型枠本体を拡開状態にセットし、型枠本体の筒状
外表面とトンネル一次覆工の内面との間の環状空間内に
二次覆工用コンクリートを打設する。次いで、コンクリ
ートの固化により二次覆工が完了すると、上記各作動ジ
ャッキ手段を再び操作して型枠本体を径方向に収縮変形
させることにより二次覆工面から脱型させ、型枠本体を
次の二次覆工位置まで移動可能にする。
[発明が解決しようとする課題] 従来のトンネル覆工用型枠装置においては、型枠本体を
径方向に拡縮変形させるための複数個の作動ジャッキ手
段の少なくとも一部が型枠本体の内部に配設されていた
ため、それを操作するために作業者が型枠本体の内部に
入らねばならず、比較小径のトンネル用型枠装置の場
合、その作業が困難となっていた。また、資材の運搬等
のために型枠本体の内部を通行する際に、型枠本体の内
部に配置された作動ジャンキ手段が通行の妨げになり、
作業性を低下させる原因となっていた。
上記問題点に鑑み、本発明は、型枠本体の径方向拡縮変
形のための作業を容易に行うことができるようにすると
ともに、型枠本体の内部の障害物の減少により型枠本体
内での作業効率を向上させることができるトンネル覆工
用移動型枠装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段、作用] 上記目的を達成するための手段として、本発明によれ
ば、トンネル内にその長手方向に移動可能に配置される
2つの支持装置と、両支持装置の間に配置されて両支持
装置により支持される型枠本体と、型枠本体を径方向に
拡縮変形させると共に、型枠本体の周囲にコンクリート
等の覆工材が打設されるときに拡開状態の型枠本体を補
強する作動ジャッキ手段とを備え、各作動ジャッキ手段
が型枠本体の長手方向外部に配設されてなるトンネル覆
工用型枠装置が提供される。
上記構成によれば、各作動ジャッキ手段を型枠本体の長
手方向外部で操作することが可能となるので、型枠本体
の拡縮変形のための作業を容易に行うことができる。ま
た、各作動ジャッキ手段が拡開状態の型枠本体の長手方
向外部に位置して該型枠本体を補強しているので、型枠
本体内部への資材運搬作業や型枠本体内部の通行等の邪
魔にならずに、覆工材打設時の外圧による型枠本体の変
形等を防止することができる。
上記構成のトンネル覆工用型枠装置において、好ましく
は、上記型枠本体は周方向一端部がヒンジ若しくは天端
フォームを介して相対変位可能に連結された一対のサイ
ドフォームと、両サイドフォームの周方向他端部間に配
設可能に形成され且つ少なくとも周方向一端部がそれに
隣接するフォームに対し切離し可能に形成された少なく
とも1つのインバートフォームとを備えており、これら
フォームは型枠本体が拡開状態のとき連続した筒状の外
表面を形成するようになっており、上記作動ジャッキ手
段は、両サイドフォームを相対変位させるためのサイド
フォーム作動ジャッキ手段とインバートフォームを他の
フォームに対し相対変位させるためのインバートフォー
ム作動ジャッキ手段とを含む。
このような構成においては、サイドフォーム作動ジャッ
キ手段およびインバートフォーム作動ジャッキ手段が型
枠本体の長手方向外方に配設されることにより、それら
を型枠本体の長手方向外部で操作することが可能とな
る。
[実施例] 以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施例につ
き詳細に説明する。なお、実施例構造の重複説明を避け
るために、添付図面に示す幾つかの実施例における同様
の構成要素には同一の参照符合が付されている。
第1図及び第2図は本発明の第1実施例を示したもので
ある。はじめに第1図を参照すると、シールド掘削機に
よって断面ほぼ円形に掘削されたトンネル1の内面には
セグメントによる筒状の一次覆工2が施されている。
本発明に従い構成されたトンネル二次覆工用の型枠装置
10は、トンネル1の一次覆工2内に配設されてその内面
との間にコンクリートによる二次覆工用の環状の空間を
形成するための筒状の型枠本体12を備えており、型枠本
体12はトンネル1内をその長手方向に移動可能な2つの
走行形支持装置14,16によって支持されている。第1図
において、区間Aではコンクリートによる二次覆工3が
完了しており、この二次覆工3に使用された型枠装置10
は次の二次覆工の区間Bまで移動されている。
特に第2図を参照すると、この実施例においては、型枠
本体12は、トンネル1内の天端側に配置される天端フォ
ーム18と、トンネル1内の両側部に配置される一対のサ
イドフォーム20,21と、トンネル1内の底部側に配置さ
れるインバートフォーム22とを有している。両サイドフ
ォーム20,21の上端部は天端フォーム18の周方向両端部
にそれぞれヒンジ23,24を介して回動可能に連結されて
いる。インバートフォーム22の周方向一端部はヒンジ25
を介して一方のサイドフォーム20の下端部に回動可能に
連結されており、インバートフォーム22の他端は他方の
サイドフォーム21の下端部に当接可能に形成されてい
る。
サイドフォーム20に対するインバートフォーム22の枢動
及び天端フォーム18に対する両サイドフォーム20,21の
枢動により、型枠本体12は径方向に拡縮される。第2図
に示す拡開位置のとき、天端フォーム18,サイドフォー
ム20,21及びインバートフォーム22の外周端が当接状態
とされて型枠本体12は周方向に連続した筒状の外周面を
形成する。したがって、型枠本体12の外周面とトンネル
1内の筒状一次覆工2の内面との間に環状の二次覆工用
環状空間Cが形成されることとなる。この環状空間Cの
前端は天端フォーム18,サイドフォーム20,21及びインバ
ートフォーム22の前進側端部に設けられた端板(第2図
においては天端フォーム18及びインバートフォーム22に
設けられた端板26,27のみが見える)によって規定され
る。
代表的には、型枠本体12は上記フォーム構造を有する複
数個の筒状型枠ユニットを長手方向に連接した構成とさ
れる。したがって、型枠ユニットの連接個数を選定する
ことにより、トンネル1のカーブ状態等に応じて型枠本
体12の全長を適宜に設定可能である。
この実施例における支持装置14,16は型枠本体12の天端
フォーム18を支持する形式のものである。第1図及び第
2図を参照すると、支持装置14,16はそれぞれ走行基台3
0を備えており、型枠本体12の進行方向前端側の走行基
台30の下部には一次覆工2の内面に沿ってその長手方向
に摺動可能なソリ状のスライド板31が取り付けられてお
り、後端側走行基台30の下部には二次覆工3の内面に沿
って転動可能な車輪32が設けられている。両支持装置1
4,16の走行基台30上にはそれぞれ昇降ジャッキ34が設け
られており、この昇降ジャッキ34によって昇降され得る
支持アーム36はそれぞれ天端フォーム18に連結固定され
ている。支持アーム36の上部には浮力防止機構37が設け
られており、基台30と支持アーム36との間にはゆがみ防
止用ジャッキ38が設けられており、支持アーム36の両側
部にはそれぞれ横側方向への振止め用ジャッキ39が設け
られている。
次に、本発明の特徴をなす型枠本体拡縮作動機構につい
て説明する。
本発明による型枠装置はインバートフォーム22をサイド
フォーム20に対し移動させて型枠本体12の径方向の拡縮
変形を可能にするためのインバートフォーム作動ジャッ
キ40を備えており、この作動ジャッキ40は型枠本体12の
長手方向外部に設けられている。
更に詳しくは、この実施例においては、インバートフォ
ーム22には型枠本体12長手方向外方に延びる下アーム42
が設けられており、型枠本体12の外部において、インバ
ートフォーム作動ジャッキ40の両端部は支持アーム36及
び下アーム42に対しそれぞれヒンジを介して連結されて
いる。
更に、本発明による型枠装置は両サイドフォーム20,21
を天端フォーム18に対して枢動させるためのサイドフォ
ーム作動ジャッキ44を備えており、サイドフォーム作動
ジャッキ44も型枠本体12の長手方向外部に配設されてい
る。更に詳しくは、両サイドフォーム20,21には型枠本
体12の長手方向外方に突出するサイドアーム45A,45Bが
それぞれ設けられており、サイドフォーム作動ジャッキ
44の両端部は型枠本体12の外部で両サイドアーム45A,45
Bに対しそれぞれヒンジを介して連結されている。
上記作動ジャッキ40,42としてはねじ式若しくは油圧式
のジャッキを用いることができる。これら作動ジャッキ
40,42は手作業で伸縮操作してもよいが、動力を利用し
て伸縮動作させることも可能である。
上記構成を有する型枠装置において、例えば、二次覆工
完了後に拡開状態の型枠本体12(第2図参照)を二次覆
工の内面から脱型させるときは、先ず、伸長状態の作動
ジャッキ40を短縮させることにより、インバートフォー
ム22をサイドフォーム20に対して型枠本体の内方に枢動
させる。これにより、インバートフォーム20は他方のサ
イドフォーム21の下端から離脱される。次に、伸長状態
の作動ジャッキ44を短縮させることにより、両サイドフ
ォーム20,21を天端フォーム18に対してトンネル内方に
枢動させる。これにより、型枠本体12が全体として径方
向に収縮されることとなる。その後、支持装置14,16の
昇降ジャッキ34により、型枠本体12全体を降下させるこ
とにより、型枠本体12の天端フォーム18を二次覆工の天
端内面から離脱させる。これにより、型枠本体12の脱型
が完了する。型枠本体12を拡開させるときは逆の操作を
行えばよい。
上記構成の型枠装置においては、作動ジャッキ40,42が
それぞれ型枠本体12の長手方向外部に設けられているの
で、これら作動ジャッキ40,42の伸縮操作を手作業で行
う必要がある場合、その作業を型枠本体12の外部で容易
に行うことができる。また、作動ジャッキ40,42が型枠
本体12の長手方向外部に設けられているので、型枠本体
12の内部空間を横切る障害物が減少し、型枠本体12の内
部での各種作業や資材運搬のための通行等を楽に行うこ
とができるようになる。
更に、上記構成の型枠装置においては、支持装置14,16
の構成部材としての支持アーム36を利用してインバート
フォーム作動ジャッキ40の一端が天端フォーム18に連結
されるので、インバートフォーム作動ジャッキ40の取付
け構造が簡素化されることとなる。
第3図及び第4図は本発明の第2実施例を示したもので
ある。
この第2実施例は、両サイドフォーム20,21を天端フォ
ーム18に対して枢動させるための一対のサイドフォーム
作動ジャッキ44A,44Bを備えており、両サイドフォーム
作動ジャッキ44A,44Bは型枠本体12の長手方向外部に配
設されている。更に詳しくは、両サイドフォーム20,21
には型枠本体12の長手方向外方に突出するサイドアーム
45A,45Bがそれぞれ設けられており、両サイドフォーム
作動ジャッキ44A,44Bの両端部はそれぞれ型枠本体12の
外部で支持アーム36と各々のサイドアーム45A,45Bとに
対しそれぞれヒンジを介して連結されている。
この第2実施例における上記以外の構成は第1実施例と
同様である。
この第2実施例においては、天端フォーム18に対して両
サイドフォーム20,21を枢動させるために2つの作動ジ
ャッキ44A,44Bをそれぞれ伸縮動作させる必要がある
が、型枠本体12の内部に対し作業者が出入りする際にサ
イドフォーム作動ジャッキを跨ぐ必要がなくなるので、
型枠本体12の内部に対する出入りが容易になる。他の作
用効果は上記第1実施例と同様である。
第5図及び第6図は本発明の第3実施例を示したもので
ある。
この第3実施例における型枠装置(進行方向後側の支持
装置14のみが図示されている)は型枠本体12の両サイド
フォーム20,21を支持する形式のものである。すなわ
ち、支持装置14について説明すると、走行基台30上の昇
降ジャッキ34によって昇降可能とされた昇降アーム35の
両端には両サイドフォーム20,21に対しそれぞれ連結さ
れた一対の支持アーム36A,36Bがそれぞれヒンジを介し
て回動可能に連結されている。図示実施例においては、
第6図から容易に判るように、昇降アーム35と両支持ア
ーム36A,36Bとを連結するヒンジは、天端フォーム18と
両サイドフォーム20,21とを連結するヒンジと同軸線上
に位置している。
インバートフォーム22には型枠本体12の長手方向外方に
延びる下アーム42が設けられており、インバートフォー
ム22をサイドフォーム20に対して枢動させるためのイン
バートフォーム作動ジャッキ40の下端は下アーム42に回
動可能に連結されている。また、この作動ジャッキ40の
上端は、インバートフォーム22が枢着されている側のサ
イドフォーム20に連結されている支持アーム36Aに対し
回動可能に連結されている。
また、この実施例では、天端フォーム18に対して両サイ
ドフォーム20,21を枢動させるためのサイドフォーム作
動ジャッキ44の両端は、両支持アーム36A,36Bに対しそ
れぞれ数値国されている。
この第3実施例においては、脱型時に先ずインバートフ
ォーム作動ジャッキ40を第6図に示す伸長状態から短縮
させることにより、インバートフォーム22をサイドフォ
ーム20に対して枢動させ、次に、サイドフォーム作動ジ
ャッキ44を短縮させることにより、両サイドフォーム2
0,21を両支持アーム36A,36Bと共に天端フォーム18及び
昇降アーム35に対して枢動させる。そして、その後、昇
降ジャッキ34によって型枠本体12全体を必要量だけ降下
させる。
この第3実施例においても、作動ジャッキ40,44は型枠
本体12の長手方向外部に設けられているので、上記第1
実施例と同様の作用効果が得られる。
第7図は本発明の第4実施例を示したものである。この
第4実施例における支持装置(進行方向後側の支持装置
14のみが図示されている)は第3実施例と同様に型枠本
体12のサイドフォーム20,21に連結される一対の支持ア
ーム36A,36Bを備えている。
また、この実施例では、型枠本体12は一対のインバート
フォーム22A,22Bを備えており、両インバートフォーム2
2A,22Bの一端部はそれぞれ隣接するサイドフォーム20,2
1の下端部にヒンジ25A,25Bを介して回動可能に連結され
ており、両インバートフォーム22A,22Bの他端部は互い
に当接可能に形成されている。すなわち、両インバート
フォーム22A,22Bはいわゆる観音開き状の枢動が可能で
ある。
両インバートフォーム22A,22Bには型枠本体12の長手方
向外方に延びる一対の下アーム42A,42Bがそれぞれ設け
られており、インバートフォーム22A,22Bを隣接するサ
イドフォーム20,21に対してそれぞれ枢動させるための
一対のインバートフォーム作動ジャッキ40A,40Bの両端
はそれぞれ対応する下アーム42A,42B及び支持アーム36
A,36Bに対し回動可能に連結されている。
この第4実施例における上記以外の構成は第3実施例と
同様である。
この第4実施例においては、脱型時に先ず一対のインバ
ートフォーム作動ジャッキ40A,40Bが短縮されることに
より、一対のインバートフォーム22A,22Bが観音開き状
に枢動され、次にサイドフォーム作動ジャッキ44が短縮
されることにより、両サイドフォーム20,21が天端フォ
ーム18に対して枢動される。
この第4実施例においても、上述したように、作動ジャ
ッキ40A,40B,44が型枠本体12の長手方向外部に配設され
るので、上記第1実施例と同様の作用効果が得られる。
第8図ないし第10図は本発明の第5実施例を示すもので
ある。この第5実施例においては、上記実施例における
天端フォームが省略されており、両サイドフォーム20,2
1及び支持装置16の支持アーム36はヒンジ46を介して枢
動可能に連結されている。すなわち、両サイドフォーム
20,21はヒンジ46を介して支持アーム36に指示されると
共にヒンジ45の軸を中心として相対変位可能となってい
る。
インバートフォーム22は一方のサイドフォーム20に回動
可能に連結されており、インバートフォーム作動ジャッ
キ40の両端は、インバートフォーム22から型枠本体12の
長手方向外方に突出した下アーム42と支持アーム36とに
それぞれ回動可能に連結されている。一方、サイドフォ
ーム作動ジャッキ44の両端は、両サイドフォーム20,21
から型枠本体12の長手方向外方に突出した一対のサイド
アーム45A,45Bに回動可能に連結されている。
二次覆工を行うとき、型枠本体12は、第9図に示すよう
に、ロッド形の作動ジャッキ40,44によって拡開状態に
保持される。二次覆工完了後に型枠本体12を脱型させる
ときは、支持アーム36と下アーム42とをチェーンジャッ
キ47により連結し、ロッド形作動ジャッキ40,44を取り
外す。その後、チェーンジャッキ47を短縮させることに
より、第10図に示すように、インバートフォーム22を上
方に回動させる。このとき、この実施例では、両サイド
フォーム20,21は自重によってトンネル内方に回動する
こととなる。その後、支持装置によって支持アーム36を
所定量下降させることにより、型枠本体12の脱型が完了
する。
この第5実施例においても、上述したように、作動ジャ
ッキ40,44,47等が型枠本体12の長手方向外部に配設され
るので、上記第1実施例と同様の作用効果が得られる。
第11図及び第12図は本発明の第6実施例を示すもので、
この第6実施例においては、両サイドフォーム20,21
は、上記第5実施例と同様に、ヒンジ46を介して互いに
回動可能に連結されると共に、このヒンジ46を介して支
持装置の支持アーム36に支持されている。
一方、この実施例では、第7図に示す第4実施例と同様
に、一対のインバートフォーム22A,22Bの一端がそれぞ
れサイドフォーム20,21の下端にヒンジ25A,25Bを介して
回動可能に連結されている。そして、一対の伸縮ロッド
形インバートフォーム作動ジャッキ40A,40Bの下端は、
インバートフォーム22A,22Bから型枠本体12の長手方向
外方に突出する下アーム42A,42Bに回動可能に連結され
ており、インバートフォーム作動ジャッキ40A,40Bの上
端は、サイドフォーム20,21からそれぞれ型枠本体12の
長手方向外方に突出する上部サイドアーム45A,45Bにそ
れぞれ回動可能に連結されている。また、伸縮ロッド形
サイドフォーム作動ジャッキ44の両端はサイドフォーム
20,21から型枠本体12の長手方向外方に突出する下部サ
イドアーム45C,45Dに対しそれぞれ回動可能に連結され
ている。
この第6実施例における型枠本体12を第11図に示す拡開
状態から第12図に示す脱型状態へと縮径させるときは、
ロッド形作動ジャッキ40A,40B,44をそれぞれチェーン形
作動ジャッキに47A,47B,48に取り替えて、短縮操作する
ことが好ましい。
この第6実施例においても、上述したように、作動ジャ
ッキ40A,40B,44,47A,47B,48等が型枠本体12の長手方向
外部に配設されるので、上記第1実施例と同様の作用効
果が得られる。
上述した各実施例においては、インバートフォームが隣
接サイドフォームに回動可能に連結されているので、脱
型時にインバートフォームを大きく枢動させることがで
き、したがって、型枠本体12全体を径方向に大きく収縮
させることができることとなる。しかし、本発明は係る
インバートフォーム枢着構造に限定されるものではな
く、インバートフォームの周方向両端を両サイドフォー
ムの下端部に対してそれぞれ接離可能に配置構成するこ
ともできる。この場合、インバートフォームは型枠本体
の長手方向外部に配置されるインバートフォーム作動ジ
ャッキを介して天端フォームに支持されることとなる。
更に、このような構成の場合、両サイドフォームはイン
バートフォームの移動に連動して天端フォームに対し枢
動するようにインバートフォーム作動ジャッキに連結さ
れていてもよいが、別個のサイドフォーム作動ジャッキ
によって独立に枢動させることもできる。
以上、本発明の各実施例及び幾つかの変形例につき説明
したが、特許請求の範囲を逸脱しない限りにおいてその
構成要素に更に種々の変更を加え得ることは当業者にと
って容易であろう。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、各作
動ジャッキ手段を型枠本体の長手方向外部で操作するこ
とが可能となるので、型枠本体の拡縮変形のための作業
を容易に行うことができる。また、各作動ジャッキ手段
が拡開状態の型枠本体の長手方向外部に位置して該型枠
本体を補強しているので、型枠本体内部への資材運搬作
業や型枠本体内部の通行等の邪魔にならずに、覆工材打
設時の外圧による型枠本体の変形等を防止することがで
きる。したがって、作業性に優れたトンネル覆工用型枠
装置を提供できることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示すトンネル覆工用型枠
装置の概略縦断面図、 第2図は第1図に示す型枠装置の第1図中II−II線に沿
った断面図、 第3図は本発明の第2実施例を示すトンネル覆工用型枠
装置の概略縦断面図、 第4図は第3図に示す型枠装置の第3図中IV−IV線に沿
った断面図、 第5図は本発明の第3実施例を示すトンネル覆工用型枠
装置の概略縦断面図、 第6図は第5図に示す型枠装置の第5図中VI−VI線に沿
った断面図、 第7図は本発明の第4実施例を示す第6図と同様の断面
図である。 第8図は本発明の第5実施例を示すトンネル覆工用型枠
装置の概略縦断面図、 第9図は第8図に示す型枠装置の型枠本体が拡開状態に
あるときの第8図中IX−IX線に沿った概略断面図、 第10図は第8図に示す型枠本体が脱型途中状態にあると
きの第9図と同様の概略断面図、 第11図は本発明の第6実施例を示すトンネル覆工用型枠
装置の要部の第9図と同様の概略横断面図、 第12図は第11図に示す型枠本体が脱型途中状態にあると
きの概略横略断面図である。 図において、10は型枠装置、12は型枠本体、14,16は支
持装置、18は天端フォーム、20,21はサイドフォーム、2
2,22A、22Bはインバートフォーム、23,24,25,25A,25Bは
ヒンジ、35は昇降アーム、36,36A,36Bは支持アーム、4
0,40A,40Bはインバートフォーム作動ジャッキ、42,42A,
42Bは下アーム、44,44A,44Bはサイドフォーム作動ジャ
ッキ、45A,45Bはサイドアーム,46はヒンジ、47,47A,47
B,48はチェーン形作動ジャッキをそれぞれ示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トンネル内にその長手方向に移動可能に配
    置される2つの支持装置と、両支持装置の間に配置され
    て両支持装置により支持される型枠本体と、型枠本体を
    径方向に拡縮変形させると共に、型枠本体の周囲にコン
    クリート等の覆工材が打設されるときに拡開状態の型枠
    本体を補強する作動ジャッキ手段とを備え、各作動ジャ
    ッキ手段が型枠本体の長手方向外部に配設されてなるト
    ンネル覆工用型枠装置。
  2. 【請求項2】上記型枠本体は周方向一端部がヒンジ若し
    くは天端フォームを介して相対変位可能に連結された一
    対のサイドフォームと、両サイドフォームの周方向他端
    部間に配設可能に形成され且つ少なくとも周方向に一端
    部がそれに隣接するフォームに対し切離し可能に形成さ
    れた少なくとも1つのインバートフォームとを備えてお
    り、これらフォームは型枠本体が拡開状態のとき連続し
    た筒状の外表面を形成するようになっており、上記作動
    ジャッキ手段が、両サイドフォームを相対変位させるた
    めのサイドフォーム作動ジャッキと、インバートフォー
    ムを他のフォームに対し相対変位させるためのインバー
    トフォーム作動ジャッキとを含んでなる請求項1に記載
    の型枠装置。
  3. 【請求項3】支持装置は型枠本体の天端フォームに連結
    固定される支持アームを有し、インバートフォーム作動
    ジャッキの両端が、インバートフォームから型枠本体の
    長手方向外方に突出した下アームと上記支持アームとに
    それぞれ回動可能に連結されている、請求項2に記載の
    型枠装置。
  4. 【請求項4】支持装置は型枠本体の両サイドフォームに
    対しそれぞれ連結固定される一対の支持アームを有し、
    インバートフォーム作動ジャッキの両端が、インバート
    フォームから型枠本体の長手方向外方に突出した支持ア
    ームと一方の支持アームとにそれぞれ回動可能に連結さ
    れている、請求項2に記載の型枠装置。
  5. 【請求項5】支持装置はヒンジを介して両サイドフォー
    ムに連結される支持アームを有し、インバートフォーム
    作動ジャッキの両端が、インバートフォームから型枠本
    体の長手方向外方に突出した下アームと支持アームとに
    それぞれ回動可能に連結されている、請求項2に記載の
    型枠装置。
  6. 【請求項6】支持装置はヒンジを介して両サイドフォー
    ムに連結される支持アームを有し、インバートフォーム
    作動ジャッキの下端は、インバートフォームから型枠本
    体の長手方向外方に突出した下アームに回動可能に連結
    され、インバートフォーム作動ジャッキの上端は、一方
    のサイドフォームから型枠本体の長手方向外方に突出し
    たサイドアームに回動可能に連結されている、請求項2
    に記載の型枠装置。
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