JPH0782340A - エポキシ樹脂組成物および電着塗料組成物 - Google Patents

エポキシ樹脂組成物および電着塗料組成物

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JPH0782340A
JPH0782340A JP5228887A JP22888793A JPH0782340A JP H0782340 A JPH0782340 A JP H0782340A JP 5228887 A JP5228887 A JP 5228887A JP 22888793 A JP22888793 A JP 22888793A JP H0782340 A JPH0782340 A JP H0782340A
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Japan
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epoxy resin
weight
electrodeposition coating
resin composition
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JP5228887A
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English (en)
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Akinori Nakahigashi
昭憲 中東
Satoru Morishita
悟 森下
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Shinto Paint Co Ltd
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shinto Paint Co Ltd
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】可撓性、基体との密着性に優れ、良好な耐衝撃
性特に耐チッピング性にすぐれ、かつ優秀な耐食性を有
する塗膜を形成しうる電着塗料組成物、およびその製造
原料となるエポキシ樹脂組成物を提供する。 【構成】(A)ポリアルキレンオキシドのジグリシジル
エーテルと、(B)カルボン酸末端ブタジエン−アクリ
ロニトリル共重合体と、(C)エポキシ樹脂と、(D)
2官能性フェノール化合物とを反応してなるエポキシ樹
脂組成物およびこれを原料とする電着塗料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可撓性、基体との密着
性に優れ、良好な耐衝撃性特に耐チッピング性に優れ、
かつ優秀な耐食性を有する塗膜を形成しうる電着塗料組
成物、およびその製造原料となるエポキシ樹脂組成物に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】エポキシ樹脂は、アミン、酸無水物等を
硬化剤として強固な3次元架橋を生成することから、塗
料、接着剤、IC封止剤等に広く使用されている。特に
塗料用途にはその優れた耐食性から防食塗料として広く
使用されている。特に近年は、エポキシ樹脂のアミンア
ダクトを酸で中和し水溶化、または水分散化しブロック
トポリイソシアネートにより硬化させるカチオン電着塗
料が自動車車体、部品をはじめ家電製品、鋼製家具、建
材、建築機器等でその高い防錆力を利用するために広く
使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、エポキシ樹脂
は3次元架橋により架橋する際に、大きな内部応力を生
じること、高いガラス転移温度を有していること等か
ら、常温以下において非常に脆い塗膜となる。そのため
かかるエポキシ樹脂含有電着塗料を自動車体に塗装した
場合、自動車が走行中に車体に衝突する砂、小石等によ
り塗膜の割れ、ハガレが生じ易く、外観上からも、防食
性の点からもこれら衝突物に対する耐性(耐チッピング
性)の向上が強く求められている。従来、耐チッピング
性の向上のために、種々の可撓性成分を利用した改良が
提案されている。たとえば、特公昭56−41670、
特表平3−504396のようにブタジエン−アクリロ
ニトリル共重合体を用いるもの、特開平1−25473
2のようにエポキシ樹脂の鎖延長にウレタンジオールを
用いるもの等が挙げられる。しかし、これらは塗膜の可
撓性を向上させる効果はあるものの、電着塗料の安定性
に問題があり、貯蔵中に沈澱が生じ易い、あるいは耐食
性が低下する等の問題点を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは鋭意
研究の結果、可撓性を付与するブタジエン−アクリロニ
トリルゴム等のゴム成分でエポキシ樹脂を変性するに際
して、エポキシ樹脂の一部にポリアルキレンオキシドの
ジグリシジルエーテルを使用することで、塗膜の可撓性
を維持し、良好な耐チッピング性を保ち、かつ防食性も
向上し、塗料の安定性も向上することを見いだし本発明
を完成した。
【0005】すなわち、本発明は(A)ポリアルキレン
オキシドのジグリシジルエーテルと、(B)カルボン酸
末端ブタジエン−アクリロニトリル共重合体と、(C)
エポキシ樹脂と、(D)2官能性フェノール化合物とを
反応してなるエポキシ樹脂組成物およびこれを原料とす
る電着塗料組成物を提供するものである。
【0006】本発明に使用する(A)ポリアルキレンオ
キシドのジグリシジルエーテルは、好ましくは、そのア
ルキレン鎖として置換または非置換の炭素数が2から5
のものを有するものであり、かつそのエポキシ当量が1
00〜500であり、さらに好ましくは前記炭素数が3
から4のものを有するものであり、かつエポキシ当量が
200〜400である。その炭素数が2未満であれば、
親水性が強く得られた塗膜の耐水性が低下し、5を越え
ると安定性が低下する。またそのエポキシ当量が100
未満では塗料の安定性が低下し、500を越えると塗膜
の耐水性が低下する。ポリアルキレンオキシドのジグリ
シジルエーテルの本発明のエポキシ樹脂組成物に占める
割合は10〜30重量%が好ましく、より好ましくは1
5〜25重量%である。10重量%未満では良好な電着
塗料の安定性が得られず、30重量%を越えると塗膜の
耐水性が低下し、好ましくない。
【0007】かかる(A)ポリアルキレンオキシドのジ
グリシジルエーテルは、たとえば、ポリエチレングリコ
ールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコール
ジグリシジルエーテル等が知られており容易に入手する
ことができる。たとえば、ダウ・ケミカル社製、商品名
DER−740、三洋化成社製、商品名PP−300
P、東都化成社製、商品名PG−207等がある。
【0008】本発明に使用する(B)カルボン酸末端ブ
タジエン−アクリロニトリル共重合体は、好ましくはそ
の分子量が1000〜5000であり、かつアクリロニ
トリル含有量が10〜30重量%である。その分子量が
1000未満であれば、可撓性付与の効果が得られず、
また5000を越えると得られるエポキシ樹脂の粘度が
高くなり、取り扱いが困難になる。アクリロニトリル含
有量が10重量%未満ではブタジエン−アクリロニトリ
ル共重合体とエポキシ樹脂の相溶性が低下し、塗料化し
た際の安定性が低下する。一方、30重量%を越えると
耐チッピング性の低下につながる。本発明のエポキシ樹
脂組成物に占める(B)カルボン酸末端ブタジエン−ア
クリロニトリル共重合体の割合は、3〜20重量%が好
ましい。より好ましくは5〜15重量%である。3重量
%未満では充分な耐チッピング性が得られず、20重量
%を越えると、樹脂の粘度が高くなり、作業性が低下し
好ましくない。
【0009】かかる(B)カルボン酸末端ブタジエン−
アクリロニトリル共重合体はB.F.Goodrich
社(米)の商品名Hycar CTBNの名前でよく知
られており、分子量、アクリロニトリル含有量により各
種の樹脂が市販されている。その中で、Hycar C
TBN1300−13(分子量3200、アクリロニト
リル含有量27重量%)、Hycar CTBN130
0−8(分子量3600、アクリロニトリル含有量18
重量%)が好ましく使用できる。
【0010】本発明に使用する(C)エポキシ樹脂は通
常塗料用に使用されるエポキシ樹脂であれば、支障なく
使用できるがエポキシ当量が特に100〜1000、好
ましくは150〜500のエピクロルヒドリン−ビスフ
ェノールA型のエポキシ樹脂が好適である。たとえば、
Shell社製、商品名Epikote#828、Do
w Chemical社製、商品名DER331、住友
化学社製、商品名スミエポキシELA−128等が好ま
しく使用できる。その他、ビスフェノールF型、ビスフ
ェノールAD型および脂環式のエポキシ樹脂も支障なく
使用できる。
【0011】本発明に使用する(D)2官能性フェノー
ル化合物としては、ビスフェノールA、ビスフェノール
F、ビスフェノールAD等のビスフェノール類、レゾル
シノール、ハイドロキノン等の単核類が好ましく使用で
きる。またこれらの2官能性フェノール化合物はアルキ
ル基、ハロゲン、アルコキシ基等で核置換されていても
良い。
【0012】(C)エポキシ樹脂、および(D)2官能
性フェノール化合物の本発明に占める割合は、(A)及
び(B)の含有量と、本発明のエポキシ樹脂組成物の求
められるエポキシ当量とから決定されるが、(C)エポ
キシ樹脂は40〜60重量%、(D)2官能性フェノー
ル化合物は20〜35重量%が望ましい。
【0013】本発明においては、前記の(A)、
(B)、(C)および(D)を通常のエポキシ樹脂、フ
ェノール性水酸基、カルボン酸との反応と同様に反応さ
せて、本発明のエポキシ樹脂組成物を得ることができ
る。その際に触媒として、トリエチルアミン、トリブチ
ルアミン、ベンジルジメチルアミン等の3級アミン類、
トリエチルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリフ
ェニルホスフィン等のホスフィン類を使用することが望
ましい。また必要により、反応に際し適当な溶剤、たと
えばトルエン、キシレンのような芳香族炭化水素、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトンのようなケト
ン類、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレ
ングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコー
ルモノメチルエーテルのようなエーテル類、またこれら
エーテル類の酢酸エステル類を使用することができる。
【0014】本発明のエポキシ樹脂組成物を得るため
に、(A)ポリアルキレンオキシドジグリシキルエーテ
ルと、過剰の(D)2官能性フェノール化合物を触媒お
よび必要により上記のような溶剤と共に仕込み、通常常
圧下で60〜180℃の温度で反応させた後、所定量の
(B)カルボン酸末端ブタジエン−アクリロニトリル共
重合体と(C)エポキシ樹脂を加えて、本発明のエポキ
シ樹脂組成物の目的のエポキシ当量に達するまで反応を
することで得られる。その際の触媒は、0.01〜1.
0重量%用いることが望ましい。一方、本発明のエポキ
シ樹脂組成物は,(A)、(B)、(C)および(D)
を触媒、溶剤とともに仕込み上記と同様の条件で反応を
行うことでも得られる。
【0015】本発明のエポキシ樹脂組成物は、そのエポ
キシ当量が500〜3000であり、好ましくは700
〜1500である。エポキシ当量が500未満の時は、
得られる塗膜のガラス転移温度が低く、強靭な塗膜が得
られない。また3000より高いエポキシ当量の樹脂液
は粘度が高く取り扱いに不利があり、粘度を低くするた
めに多量の溶剤を必要とし、経済上不利である。
【0016】上記のようにして得られたエポキシ樹脂組
成物を含有してなる電着塗料組成物を得るには、当該エ
ポキシ樹脂組成物を1級または、2級アミンと反応さ
せ、酸で中和することで、水溶化または水分散化する。
使用するアミンはエポキシ基と反応する活性な水素を1
個以上持っているジメチルアミン、ジエチルアミン、ジ
ブチルアミン、等の2級アルキルアミン類、ジエタノー
ルアミン、ジプロパノールアミン、メチルエタノールア
ミン、エチルエタノールアミン、メチルプロパノールア
ミン、等の2級アルキルアルカノールアミン、ピロリジ
ン、ピペリジン、モルフォリン、1−ピペラジンエタノ
ール等の環式アミン等が好ましく使用できる。またモノ
エチルアミノエチルアミン、モノエチルアミノプロピル
アミン、ジエチレントリアミン、ジブチレントリアミン
等の1分子中に1個の2級アミノ基を有し、かつ1個以
上の1級アミノ基を有するポリアミンの1級アミノ基と
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロ
ヘキサノン等のケトンとの反応により得られる。またケ
チミン化合物も使用できる。これらのアミンの使用量は
樹脂固形分1g当たりアミノ基含有率が0.3〜3.0
ミリモル、好ましくは0.8〜2.0ミリモルとなるよ
うにする。0.3ミリモル未満では水溶化、または水分
散化が困難であり、塗料の安定性も不十分となり好まし
くない。また、3.0ミリモルを越えると、水への分散
性、または水溶化は容易であるが、電着塗装時に、電流
が流れすぎ電解ガスの発生が多くなり、塗膜の平滑性が
損なわれる。
【0017】アミンと反応したエポキシ樹脂を中和して
水溶化または、水分散化するために使用する酸は、無機
酸、または有機酸のいずれであってもよく、たとえば硝
酸、塩酸、リン酸、硫酸、乳酸、ギ酸、酢酸、プロピオ
ン酸、酪酸等が使用できる。中和に使用する酸の量は、
樹脂固形分100g当たりの酸のミリモル単位で20〜
70、好ましくは25〜40である。酸の量が上記単位
で20未満では、十分な水溶化、または水分散性が得ら
れなく、また70を越えると電着塗装時に十分な膜厚が
得られ難く、また電解ガスの発生が多くなる。
【0018】本発明のエポキシ樹脂組成物を上記のよう
に水溶化または水分散化し、電着塗料組成物として電着
塗装に用いるに際して、従来の電着塗料組成物に使用さ
れている公知の硬化剤、たとえば尿素−ホルムアルデヒ
ド樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂のような
アミノプラスト樹脂またはブロックドポリイソシアネー
ト等とともに使用して加熱硬化させることが望ましい。
硬化剤としては前記のほかにヨーロッパ特許04086
7号に記載されるβ−ヒドロキシアルキルエステル架橋
剤、同102501号に記載のカルボアルコキシメチル
エステル架橋剤、ドイツ特許公開3311514号に記
載の尿素縮合生成物等も好ましく使用できる。特に好ま
しくは、トルイレンジイソシアネート、ジフェニルメタ
ン−4、4’−ジイソシアネート、のような芳香族ジイ
ソシアネート類、ヘキサメチレンジイソシアネートのよ
うな脂肪族ジイソシアネート類、あるいはイソホロンジ
イソシネートのような脂環式ジイソシアネート類の単量
体および/または2量体、3量体の混合物、あるいはト
リメチロールプロパン、(ポリ)エチレングリコール、
(ポリ)プロピレングリコールのようなポリヒドロキシ
化合物と これらポリイソシアネートとのハーフブロッ
ク化合物を、アルコール類、セロソルブ類、オキシム
類、カプロラクタム類等でブロックした、ブロックドポ
リイソシネート類である。
【0019】また本発明の電着塗料組成物には、従来よ
り電着塗料に使用されている公知の樹脂、たとえばアミ
ン変性エポキシ樹脂、アミン変性ポリブタジエン樹脂、
アミン変性ポリウレタンポリオール樹脂、アミン変性ア
クリル樹脂等を必要に応じて併用することもできる。
【0020】また本発明の電着塗料組成物には、塗料の
安定性、塗装作業性、等を改善するために電着塗料に従
来より使用されている公知の溶剤、たとえばトルエン、
キシレンのような芳香族炭化水素、イソプロピルアルコ
ール、2−エチルヘキサノールのようなアルコール類、
エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリ
コールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノ
メチルエーテルのようなエーテル類、これらエーテル類
のモノ酢酸エステル類、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトンのようなケトン類を使用することができ
る。これら溶剤の使用量は、特に制限はないが、近年の
大気汚染問題を考慮して、できるだけ少ないことが望ま
しい。
【0021】本発明の電着塗料組成物は、更に、たとえ
ば表面調整剤、分散剤のような添加剤、酸化チタン、カ
ーボンのような顔料、体質顔料、硬化触媒等、従来電着
塗料に使用されている公知の材料を含有することができ
る。本発明の電着塗料組成物を使用して電着塗装を行う
ためには、塗装浴中の固形分を、5〜45重量%、好ま
しくは10〜30重量%に調整し、浴のpHは4.5〜
8.0、好ましくは5.0〜7.5に調整する。塗装
は、浴温を15〜40℃に保ち、電圧を50〜500ボ
ルトで、30〜360秒間通電することで実施される。
これらの塗装の条件は、従来より実施されている公知の
電着塗装条件から外れるものではない。被塗物を陰極と
して、上記のように電着塗装を行い常法により水洗、焼
き付けを行い、塗装物を得る。焼き付け条件は使用する
硬化剤により80〜220℃の範囲で選択し、3〜60
分間焼き付ける。本発明のエポキシ樹脂組成物は当該エ
ポキシ樹脂組成物を含有してなる本発明の電着塗料組成
物以外にも、アミン等の通常のエポキシ硬化剤、ジシア
ンジアミドの様なエポキシの潜在性硬化剤にても硬化さ
せることが可能であり、溶剤型の2液型エポキシ樹脂塗
料、あるいは1液型の焼き付け型エポキシ塗料用の樹脂
としても使用することができる。
【0022】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明は以下の実施例に限定されるものでな
い。 (実施例1) (1)PP−300 400重量部 (三洋化成社製ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、エポキシ当 量=300) (2)ビスフェノールA 435重量部 (3)ELA−128 869重量部 (住友化学社製液状エポキシ樹脂、エポキシ当量=186) (4)Hycar CTBN1300−13 296重量部 (BF Goodrich社製、カルボン酸末端ブタジエン−アクリロニトリ ル共重合体分子量3200、アクリロニトリル含有量27重量%) (5)トリフェニルホスフィン 4重量部 (6)トルエン 218重量部 を冷却管、温度計、撹拌機のついた5リットル4ツ口フ
ラスコに(1)、(2)、(5)を仕込み、撹拌下に1
50℃まで油浴にて昇温した。150℃を保って3時間
反応を続け、赤外分光分析によりエポキシ基が消滅した
ことを確認した。その後温度を110℃まで冷却し、
(3)、(4)、(6)を添加した。温度を120℃に
保って反応を続け、エポキシ当量が1000のエポキシ
樹脂組成物を合成した。温度を100℃まで冷却し、プ
ロピレングリコールモノメチルエーテル975重量部を
加えて取り出した。取り出したエポキシ樹脂液は固形分
63%、粘度100ポイズであり、エポキシ樹脂固型分
当たり14.8%のブタジエンーアクリロニトリル共重
合体を含有していた。
【0023】(実施例2) PG−207 400重量部 (東都化成社製ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、エポキシ当 量=317) ビスフェノールA 512重量部 Epikote#828 1027重量部 (Shell社製液状エポキシ樹脂、エポキシ当量=186) Hycar CTBN1300−8 154重量部 (BF Goodrich社製、カルボン酸末端ブタジエン−アクリロニトリル 共重合体分子量3600、アクリロニトリル含有量18重量%) トリフェニルホスフィン 4重量部 トルエン 228重量部 を実施例1と同様に反応し、エポキシ当量が980のエ
ポキシ樹脂組成物を得た。実施例1と同様にプロピレン
グリコールモノメチルエーテル658重量部で希釈し取
り出した。得られた樹脂液は固形分70%、粘度200
ポイズであり、エポキシ樹脂固形分当たり、6.8%の
ブタジエン−アクリロニトリル共重合体を含有してい
た。
【0024】(実施例3) PG−207 400重量部 (東都化成社製ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、エポキシ当 量=317) ビスフェノールA 477重量部 ELA−128 977重量部 (住友化学社製液状エポキシ樹脂、エポキシ当量=186) Hycar CTBN1300−13 239重量部 (BF Goodrich社製、カルボン酸末端ブタジエン−アクリロニトリ ル共重合体分子量3200、アクリロニトリル含有量27重量%) トリフェニルホスフィン 4重量部 トルエン 228重量部 を実施例1と同様に反応し、エポキシ当量が950のエ
ポキシ樹脂組成物を得た。実施例1と同様にプロピレン
グリコールモノメチルエーテル658重量部で希釈し取
り出した。得られた樹脂液は固形分70%、粘度400
ポイズであり、エポキシ樹脂固形分当たり、10.6%
のブタジエン−アクリロニトリル共重合体を含有してい
た。
【0025】(参考例1) Hycar CTBN1300−8 290重量部 ELA−128 1213重量部 ビスフェノールA 497重量部 トリフェニルホスフィン 4重量部 トルエン 857重量部 を3リットルのフラスコに仕込み、実施例1と同様に反
応し、エポキシ当量1000のエポキシ樹脂組成物を得
た。得られた樹脂液は固形分70%、粘度300ポイズ
であり、エポキシ樹脂固形分当たり、14.5%のブタ
ジエン−アクリロニトリル共重合体を含有していた。
【0026】 (参考例2)顔料分散用樹脂の合成例 ELA−128 670重量部 Epikote#1001 950重量部 (Shell社製エポキシ樹脂 エポキシ当量475) プロピレングリコールモノメチルエーテル 811重量部 を実施例1と同様な5リットルのフラスコに仕込み、100℃で溶解させた。そ の後60℃に冷却し、 ジメチルアミノプロピルアミン 195重量部 ジエタノールアミン 189重量部 を加え、発熱に注意して80℃で2時間保持し、3級ア
ミノ基を2.5ミリモル/g樹脂固形分含有するアミノ
変性エポキシ樹脂を得た。
【0027】 (参考例3)ブロックトポリイソシアネートの合成 トリレンジイソシアネート 522重量部 メチルイソブチルケトン 433重量部 を実施例1と同様の2リットル4ツ口フラスコに仕込み40℃に保ち、撹拌下に 、 エチレングルコールモノブチルエーテル 354重量部 を1時間にわたって、滴下した。滴下後更に40℃で1時間保持をした後、 トリメチロールプロパン 134重量部 を加え、60℃に昇温し撹拌を続けた。滴定法によりイ
ソシアネート基残存率が0になるまで、60℃で反応を
続け、固形分70%のブロックトポリイソシアネートを
得た。
【0028】(参考例4)実施例1で得られたエポキシ
樹脂組成物液3193重量部を、実施例1と同様の5リ
ットルの4ツ口フラスコに仕込み、ジエタノールアミン
199.5重量部を加え、100℃で撹拌下3時間反応
を行う。3級アミノ基を0.864ミリモル/g樹脂固
形分含有するアミノ変性エポキシ樹脂を得た。樹脂液の
固形分は63.8%で粘度は135ポイズであった。
【0029】(参考例5) 実施例2で得られたエポキシ樹脂組成物液 2979重量部 ジエタノールアミン 213重量部 を実施例4と同様にして反応を行い、3級アミノ基含有
量が0.867ミリモル/g樹脂固形分含有するアミノ
変性エポキシ樹脂を得た。樹脂液の固形分は72.2
%、粘度は230ポイズであった。
【0030】(参考例6) 実施例3で得られたエポキシ樹脂組成物液 2979重量部 ジエタノールアミン 220重量部 を実施例4と同様にして反応を行い、3級アミノ基含有
量が0.909ミリモル/g樹脂固形分含有するアミノ
変性エポキシ樹脂を得た。樹脂液の固形分は72.3
%、粘度は435ポイズであった。
【0031】(参考例7) 参考例1で得られたエポキシ樹脂液 2857重量部 ジエタノールアミン 200重量部 を実施例4と同様にして反応を行い、3級アミノ基含有
量が0.864ミリモル/g樹脂固形分含有するアミノ
変性エポキシ樹脂を得た。樹脂液の固形分は72.0
%、粘度は335ポイズであった。
【0032】 (参考例8)顔料分散液の製造 (1)参考例2で得られたアミノ変性エポキシ樹脂液 1406重量部 (2)酢酸 48重量部 (3)純水 4203重量部 (4)カーボンブラック 80重量部 (5)二酸化チタン 2000重量部 (6)珪酸アルミニウム 1500重量部 (7)珪酸鉛 250重量部 (8)ジブチル錫オキサイド 50重量部 (9)エチレングリコールモノブチルエーテル 200重量部 合計 9737重量部 清浄な10リットルの円筒型ステンレス容器に、上記の
(1)、(2)、(3)を仕込み、撹拌下に、樹脂を溶
解した。更に、残りの(4)〜(9)を仕込み、充分混
合した。その後、1.5リットルモーターミル(アイガ
ー社製ビーズ型分散機)にて、顔料の粒子が5μm以下
になるまで分散し、安定な顔料分散液を得た。
【0033】(実施例4〜6、比較例1)表1に示す配
合で、それぞれの樹脂を実施例1と同様の5リットル4
ツ口フラスコに仕込み、90〜100℃で50〜60m
mHgの減圧下に所定量の脱溶剤を行った。その後、所
定量のギ酸と純水を仕込んだ円筒型ステンレス容器に、
充分な撹拌下、上記脱溶剤を行った樹脂液を徐々に投入
し、乳化を行い固形分35%の樹脂ワニスを得た。さら
に、この樹脂ワニスに参考例8で得た顔料分散液と純水
を加え、固形分20%の電着塗料浴を得た。リン酸亜鉛
処理鋼板、および未処理鋼板に陰極電着塗装を行い、1
70℃で20分間の焼き付けを行い20μmの塗膜を得
た。以下の各種塗膜試験を行った。試験結果を表2に示
す。塗膜の各種試験方法については以下に説明する。な
お、表1中の数値は重量部を表す。
【0034】塗膜の試験方法 (1)耐チッピング試験 電着塗装後、ポリエステル−メラミン系 30μm 中塗り焼き付け条件140℃18分 ポリエステル−メラミン系上塗り 40μm 焼き付け条件140℃18分を塗装し試験に供した。 チッピング試験は以下の条件でグラベロ試験機により実
施した。 温度 −20℃ 試験板の角度 90゜ チップ 6号砕石 噴射圧 4Kg/cm2 評価は、砕石が当たり塗膜の剥離した部分の平均径を測
定した。 (2)樹脂ワニスの安定性試験 実施例4〜6、比較例1にて作成した樹脂ワニスを40
℃の恒温槽に2週間保持し樹脂分散液の状態の変化を観
察した。 (3)ソルトスプレー試験 JIS K−5400−9−1に準じて実施した。ただ
し、無処理鋼板については、480時間、リン酸亜鉛鋼
板についは1000時間での、クロスカット部からの錆
の幅(片側)で評価した。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】注1 ◎:沈降がなく粘度上昇もない良好
な状態 ×:沈降が生じた 注2 ○:良好 注3 500g、1/2インチ
【0038】
【発明の効果】本発明のエポキシ樹脂組成物を原料とす
る電着塗料組成物は、塗料の安定性に優れ、かつ素材金
属との密着性が良好で、可撓性、耐チッピング性が良好
な高耐食性塗膜を提供することができる。そのため、各
種の工業塗装分野、特に自動車工業分野において好まし
く使用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 5/44 PRJ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ポリアルキレンオキシドのジグリ
    シジルエーテルと、(B)カルボン酸末端ブタジエン−
    アクリロニトリル共重合体と、(C)エポキシ樹脂と、
    (D)2官能性フェノール化合物とを反応してなるエポ
    キシ樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 (A)のポリアルキレンオキシドのジグ
    リシジルエーテルが、そのアルキレン鎖として置換また
    は非置換の炭素数2から5のものを有し、かつそのエポ
    キシ当量が100から500である請求項1のエポキシ
    樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 (B)のカルボン酸末端ブタジエン−ア
    クリロニトリル共重合体が分子量1000〜5000で
    あり、アクリロニトリル含有量が10〜30重量%であ
    る請求項1のエポキシ樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 (C)のエポキシ樹脂のエポキシ当量が
    100〜1000である請求項1のエポキシ樹脂組成
    物。
  5. 【請求項5】 エポキシ当量が500〜3000である
    請求項1のエポキシ樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 (A)ポリアルキレンオキシドのジグリ
    シジルエーテルと、(B)カルボン酸末端ブタジエン−
    アクリロニトリル共重合体と、(C)エポキシ樹脂と、
    (D)2官能性フェノール化合物とを反応してなるエポ
    キシ樹脂組成物を、1級または2級アミンと反応させ、
    酸で中和したものを含有してなる電着塗料組成物。
  7. 【請求項7】 (A)のポリアルキレンオキシドのジグ
    リシジルエーテルが、そのアルキレン鎖として置換また
    は非置換の炭素数2から5のものを有し、かつそのエポ
    キシ当量が100から500である請求項6の電着塗料
    組成物。
  8. 【請求項8】 (B)のカルボン酸末端ブタジエン−ア
    クリロニトリル共重合体が分子量1000〜5000で
    あり、アクリロニトリル含有量が10〜30重量%であ
    る請求項6の電着塗料組成物。
  9. 【請求項9】 (C)のエポキシ樹脂のエポキシ当量が
    100〜1000である請求項6の電着塗料組成物。
  10. 【請求項10】 エポキシ樹脂組成物のエポキシ当量が
    500〜3000である請求項6の電着塗料組成物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013108011A (ja) * 2011-11-22 2013-06-06 Mitsubishi Chemicals Corp エポキシ樹脂溶液、エポキシ樹脂組成物、硬化物及び接着剤

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