JPH0784100B2 - 感熱記録材料 - Google Patents

感熱記録材料

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JPH0784100B2
JPH0784100B2 JP61143946A JP14394686A JPH0784100B2 JP H0784100 B2 JPH0784100 B2 JP H0784100B2 JP 61143946 A JP61143946 A JP 61143946A JP 14394686 A JP14394686 A JP 14394686A JP H0784100 B2 JPH0784100 B2 JP H0784100B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は発色剤としてロイコ染料を用いる記録材料の改
良に関するもので、特に、感熱記録の改良に関するもの
である。
〔従来技術〕
ロイコ染を用いる記録材料は古くから知られており、感
圧記録紙や、感熱記録紙等として利用され、年々その使
用量も増えてきている。
ロイコ系感熱記録材料は、支持体上に、ロイコ染料と呈
色剤を支持させたものであり、微少発熱抵抗体素子によ
り熱的に画像信号を与えると、発色画像を与える。
このような感熱記録紙は、他の記録材料、例えば、電子
写真や、静電記録材料に比べ、現像、定義などの煩雑な
処理を施すことなく、比較的簡単な装置で短時間に記録
が得られること等から多方面に利用されている。このよ
うな記録材料のロイコ染料として主に使用されるのは、
クリスタルバイオレットラクトンや、ロイコクリスタル
バイオレットに代表される青染料や、7位アニリノ置換
のフルオラン化合物に代表される黒染料等である。近
年、光学文字読取装置や、ラベルバーコード読取装置が
開発され、その使用割合が増加してきているが、これら
の装置においては、その光源として、発光ダイオード、
半導体レーザーを用いた光波長が700mμ以上の光源が一
般的に使用されている。ところが、上記の青染料や黒染
料では700mμ以上の近赤外域の光吸収がほとんどないた
め、前記の読取装置ではその発色読取りが不可能であ
る。従って、発色体の光吸収波長が700mμ以上であるロ
イコ染料の新規開発が強く要望されているのが現状であ
る。
従来、長波長吸収のロイコ染料についていくつかの提案
がなされており、例えば、特開昭60−230890号公報には
前記一般式(I)で示されるスチリル化合物が開示され
ているが、このものは、長波長の光吸収能を有し、発色
色調が緑青色であり、単独で用いる場合においてもある
程度のコントラストが得られるものの、未だ満足すべき
ものではなかった。
〔目的〕
本発明は、近赤外領域に光吸収を有し、光学文字読取り
装置や、半導体レーザーを用いたバーコード読取り装置
等での読取りが可能であると共に発色色調が黒色であ
り、しかも得られる画像が鮮明な感熱記録材料を提供す
ることを目的とする。
〔構成〕
本発明によれば、ロイコ染料と、該ロイコ染料を接触時
発色せしめる呈色剤との間の発色反応を利用した感熱記
録材料において、少なくとも2層の発色層を設け、700
〜900nmの近赤外領域に吸収を有する染料を含有する発
色層を少なくとも1層と、さらには可視光領域に吸収を
有する染料を含有する発色層を少なくとも1層を積層し
たことを特徴とする感熱記録材料が提供される。
本発明で用いられる700〜900nmの近赤外領域に吸収を有
する染料としては、下記一般式(I)で示される化合物
が挙げられ、また可視光領域に吸収を有する染料として
は、下記一般式(II)で示される化合物が挙げられる。
(式中、R1、R2、R3、R4は水素又は置換もしくは未置換
のアルキル基、R5、R6は水素又は置換もしくは未置換の
フェニル基、R7は置換もしくは未置換のアルキル基又は
置換もしくは未置換のフェニル基である。) (式中、R1、R2は各々独立に炭素数1〜10の飽和又は不
飽和の炭化水素を表わし、該炭化水素基は環状でも非環
状でもよく、エーテル結合を含有してもよい。R3は炭素
数1〜2の炭化水素基、又はハロゲン原子を表わし、R4
は水素又はハロゲン原子、炭素数1〜6の炭化水素基を
表わす。) 前記一般式化合物の具体例をあげると以下に示すような
もが挙げられる。
また、本発明において、用いられる前記一般式(II)で
表わされるフルオラン化合物としては以下に示すような
ものが挙げられるが、これらに限定されるものではな
い。
3−(N−P−トリル−N−エチルアミノ)−6−メチ
ル−7−アニリノフルオラン、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(m−トリフロ
ロメチルアニリノ)フルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)フル
オラン、 3−ジブチルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)フル
オラン、 3−N−メチル−N−アシルアミノ−6−メチル−7−
アニリノフルオラン、 3−N−メチル−N−シクロヘキシルアミノ−6−メチ
ル−7−アニリノフルオラン、 3−ジメチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン。
また、本発明において用いられる呈色剤としては、前記
ロイコ染料を接触時発色させる種々の電子受容性化合
物、又は酸化剤等が適用される。このようなものは従来
公知であり、その具体例を示すと、以下に示すような無
機酸、有機酸、フェノール性物質、フェノール樹脂等が
挙げられる。
ベントナイト、ゼオライト、酸性白士、活性白士、シリ
カゲル、塩化アルミニウム、サリチル酸、3−tert−ブ
チルサリチル酸、3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸、
ジ−m−クロロフェニルチオ尿素、ジ−m−トリフロロ
メチルフエニルチオ尿素、ジ−フェニルチオ尿素、サリ
チルアニリド、4,4′−イソプロピリデンジフエノー
ル、4,4′−イソプロピリデンビス(2−クロロフエノ
ール)、4,4′−イソプロピリデンビス(2,6−ジブロモ
フエノール)、4,4′−イソプロピリデンビス(2,6−ジ
−クロロフエノール)、4,4′−イソプロピリデンビス
(2−メチルフエノール)、4,4′−イソプロピリデン
ビス(2,6−ジメチルフエノール)、4,4′−イソプロピ
リデンビス(2−tert−ブチルフエノール)4,4′−sec
−ブチリデンジフエノール、4,4′−シクロヘキシリデ
ンビスフエノール、4,4′−シクロヘキシリデンビス
(2−メチルフエノール)、4−tert−ブチルフエノー
ル、4−フエニルフエノール、4−ヒドロキシジフエノ
キシド、α−ナフトール、β−ナフトール、3,5−キシ
レノール、チモール、メチル−4−ヒドロキシベンゾエ
ート、4−ヒドロキシアセトフエノン、ノボラツク型フ
エノール樹脂、2,2′−チオビス(4,6−ジクロロフエノ
ール)、カテコール、レゾルシン、ヒドロキノン、ピロ
ガロール、フロログリシン、フロログリシンカルボン
酸、4−tert−オクチルカテコール、2,2′−メチレン
ビス(4−クロロフエノール)2,2′−メチレンビス
(4−メチル−6−tert−ブチルフエノール)、2,2′
−ジヒドロキシジフエニル、p−ヒドロキシ安息香酸エ
チル、p−ヒドロキシ安息香酸プロピル、p−ヒドロキ
シ安息香酸ブチル、p−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、
p−ヒドロキシ安息香酸−p−クロルベンジル、p−ヒ
ドロキシ安息香酸−o−クロルベンジル、p−ヒドロキ
シ安息香酸−p−メチルベンジル、p−ヒドロキシ安息
香酸−n−オクチル、安息香酸、1−ヒドロキシ−2−
ナフトエ酸、2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸、4−ヒ
ドロキシジフエニルスルホン、ビス(4−ヒドロキシ−
3−t−ブチルフェニル)スルホン、4−ヒドロキシ−
4′−クロロジフエニルスルホン、ビス(4−ヒドロキ
シフエニル)スルフイド、2−ヒドロキシ−p−トルイ
ル酸、酒石酸、シユウ酸、マレイン酸、クエン酸、コハ
ク酸、ステアリン酸、4−ヒドロキシフタル酸、ホウ
酸、ビイミダゾール、ヘキサフェニルビイミダゾール、
4臭化炭素等。
本発明において、感熱記録材料を得るために、ロイコ染
料及び呈色剤を支持体上に結合支持させる場合、慣用の
種々の結合剤を適宜用いることができる。このような結
合剤の具体例を挙げると、例えば、以下のものが挙げら
れる。
ポリビニルアルコール、デンプン及びその誘導体、メト
キシセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセル
ロース等のセルロース誘導体、ポリアクリル酸ソーダ、
ポリビニルピロリドン、アクリル酸アミド/アクリル酸
エステリル共重合体、アクリル酸アミド/アクリル酸エ
ステル/メタクリル酸3元共重合体、スチレン/無水マ
レイン酸共重合体アルカリ塩、イソブナレン/無水マレ
イン酸共重合体アルカリ塩、ポリアクリルアミド、アル
ギン酸ソーダ、ゼラチン、カゼイン等の水溶性高分子の
他、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、スチレン/ブタジ
エン共重合体、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸エステ
ル、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、ポリブチルメタ
クリレート、エチレン/酢酸ビニル共重合体、スチレン
/ブタジエン/アクリル系共重合体等のラテックス類
等。
また、本発明においては、必要に応じ、この種の感熱記
録材料に慣用される補助添加成分、例えば、填料、界面
活性剤、熱可融性物質、滑剤、圧力発色防剤等を併用す
ることができる。この場合、填料としては、例えば、炭
酸カルシウム、シリカ、酸化チタン、水酸化アルミニウ
ム、硫酸バリウム、クレー、タルク、表面処理されたカ
ルシウムやシリカ等の無機系微粉末の他、尿素−ホルマ
リン樹脂、スチレン/メタクリル酸共重合体、ポリスチ
レン樹脂等の有機系の微粉末を挙げることができ、滑剤
としては、高級脂肪酸及びその金属塩、高級脂肪酸アミ
ド、高級脂肪酸エステル、動物性、植物性、鉱物性又は
石油系の各種ワックス類等があげられる。
本発明の感熱記録材料は、従来のものと同様に種々の分
野において利用されるが、殊に、その優れた近赤外光吸
収特性を利用して、光学文学読取り装置用や、ラベルバ
ーコーダー、バーコードリーダーの記録読取り用の記録
材料として利用することができる。
なお、本発明の記録材料を感熱記録型ラベルシートとし
て使用する場合、支持体の一方の面に前記したロイコ染
料と呈色剤を含む感熱発色層を設け、支持体の他方の面
に接着剤層を介して剥離台紙を設けた構造のものにすれ
ばよく、また、この場合、必要に応じ、画像安定性を高
めるために、感熱発色層表面に水溶性樹脂層等を保護層
を設けることもできる。
本発明で用いる前記一般式(I)で示されるロイコ染料
は、ビス(p−ジ置換アミノベンザル)アセトンをカル
ボニル還元剤、例えばリチウムアルミニウムハイドライ
ドでそのカルボニル基を還元すると共に過塩素酸等の酸
を加えてビス(p−ジ置換アミノスチリル)カルベニウ
ム塩を作り、次に、この塩に有機スルフィン酸ナトリウ
ム塩を加えて反応させることによって得られる。
〔効果〕
本発明の感熱記録材料は、700〜900nmの近赤外領域に吸
収を有するロイコ染料と可視光領域に吸収を有する染料
を組合せ、これらを異なる層に含有させたことから、そ
の発色画像は近赤外領域に吸収能を有し、汎用の半導体
レーザーを用いた画像読取装置によりその画像を読取る
ことができるという利点を有し、かつ、得られる発色画
像は黒色で高濃度のものであり画像信頼性に優れたもの
である。
〔実施例〕
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。な
お、以下において示す部及び%はいずれも重量基準であ
る。
実施例1 下記組成の各混合液をサンドグライダーで1〜2時間分
散して〔A〕〜〔C〕液を調整した。
〔A液〕
ビス(p−ジメチルアミノスチリル)−p−メチルフエ
ニルスルホニルメタン 10部 10%ポリニビルアルコール水溶液 10部 水 55部 〔B液〕 3−(N−メチル−N−シクロヘキシル)アミノ−6−
メチル−7−アニリノフルオラン 10部 10%ポリビニルアルコール水溶液 10部 水 55部 〔C液〕 4,4′−イソプロピリデンジフェノール 20部 炭酸カルシウム 15部 10%ポリビニルアルコール水溶液 35部 水 130部 上記組成から成る混合液を、それぞれサンドグライダー
で2〜4時間粉砕分散して〔A液〕、〔B液〕、〔C
液〕を調製した。
更に、〔A液〕及び〔C液〕を重量比1:1になる様に混
合攪拌し〔D液〕を調製した同様に〔B液〕と〔C液〕
を重量比1:1になる様に混合攪拌して〔E液〕を調製し
た。
つぎに、〔D液〕を坪量52g/m2の上質紙に乾燥重量1.05
〜1.5g/m2になる様に塗布し、さらに〔E液〕を乾燥重
量1.0〜1.5g/m2に塗布し、ベック平滑度が500〜3000秒
になるようにキャレンダーがけして本発明の感熱記録材
料を作成した。
実施例2 実施例1において、〔E液〕を乾燥重量1.0〜1.5g/m2
なる様にあらかじめ支持体上に塗布し、さらに〔D液〕
を乾燥重量1.0〜1.5g/m2になるように塗布した以外は実
施例1と同様にして感熱記録材料を作成した。
実施例3 実施例1の〔A液〕のビス(p−ジメチルアミノスチリ
ル)−p−メチルフェニルスルホニルメタンをビス(p
−ジメチルアミノスチリル)−フェニルスルホニルメタ
ン(具体例No.(36))に代えた以外は実施例1と同様
にして感熱記録材料を作成した。
実施例4 実施例1の〔A液〕のビス(p−ジメチルアミノスチリ
ル)−p−メチルフェニルスルホニルメタンをビス(p
−ジメチルアミノスチリル)−p−クロロフェニルスル
ホニルメタン(具体例No.(5))に代えた以外は実施
例1と同様にして感熱記録材料を作成した。
実施例5 実施例1の〔A液〕のビス(p−ジメチルアミノスチリ
ル)−p−メチルフェニルスルホニルメタンを具体例N
o.(8)に代えた以外は実施例1と同様に作成した。
比較例1 実施例1の〔A液〕および〔C液〕を重量比1:1となる
ように混合攪拌したもののみ(実施例1の〔D液〕に相
当)を乾燥重量で1.0〜1.5g/m2になる様に塗布した以外
は実施例1と同様にして感熱記録材料を作成した。
比較例2 前記〔A液〕、〔B液〕及び〔C液〕を重量比1:1:2に
なる様に混合攪拌してサーマル液を調整し、坪量52g/m2
の上質紙に乾燥重量で2.5〜3.0g/m2になる様に塗布、乾
燥した後、ベック平滑度が500〜3000秒になる様にキャ
レンダーがけして感熱記録材料を作成した。
以上のようにして得られた感熱記録材料について、最大
発色濃度及び波長900mmにおけるPCS値の測定した。結果
を表−1に示す。
最大発色濃度:東洋精機製熱傾斜計にて、110℃、2kg/c
m21秒で印字し、濃度をマクベス濃度計RD−514(フィル
ターW−106)で測定した。
PCS値:印字部及び地肌の波長900nmでの反射率をHITACH
I303型分光光度計で測定し、下式でPCS値を求めた。
表−1の結果から明らかなように、本発明の感熱記録材
料は、黒色もしくは緑黒色色調を示し、その最大発色濃
度に優れていると共に波長900nmにおけるPCS値も高いこ
とがわかる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロイコ染料と、該ロイコ染料を接触時発色
    せしめる呈色剤との間の発色反応を利用した感熱記録材
    料において、少なくとも2層の発色層を設け、700〜900
    nmの近赤外領域に吸収を有する染料を含有する発色層を
    少なくとも1層と、さらには可視光領域に吸収を有する
    染料を含有する発色層を少なくとも1層を積層したこと
    を特徴とする感熱記録材料。
  2. 【請求項2】700〜900nmの近赤外領域に吸収を有するロ
    イコ染料が下記一般式(I)で表わされる特許請求の範
    囲第1項記載の感熱記録材料。 (式中、R1、R2、R3、R4は水素又は置換もしくは未置換
    のアルキル基、R5、R6は水素又は置換もしくは未置換の
    フェニル基、R7は置換もしくは未置換のアルキル基又は
    置換もしくは未置換のフェニル基である。
  3. 【請求項3】可視光領域に吸収を有するロイコ染料が下
    記一般式(II)で表わされる特許請求の範囲第1項記載
    の感熱記録材料。 (式中、R1、R2は各々独立に炭素数1〜10の飽和又は不
    飽和の炭化水素を表わし、該炭化水素基は環状でも非環
    状でもよく、エーテル結合を含有してもよい。R3は炭素
    数1〜2の炭化水素基、又はハロゲン原子を表わし、R4
    は水素又はハロゲン原子、炭素数1〜6の炭化水素基を
    表わす。)
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