JPH0784342B2 - 高効率遠赤外線ヒータの製造方法 - Google Patents

高効率遠赤外線ヒータの製造方法

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JPH0784342B2
JPH0784342B2 JP62301669A JP30166987A JPH0784342B2 JP H0784342 B2 JPH0784342 B2 JP H0784342B2 JP 62301669 A JP62301669 A JP 62301669A JP 30166987 A JP30166987 A JP 30166987A JP H0784342 B2 JPH0784342 B2 JP H0784342B2
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弘義 高木
眞 小石
四郎 北川
一彦 加藤
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Kitagawa Industries Co Ltd
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Kitagawa Industries Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、高効率遠赤外線ヒータの製造方法に関するも
のであり、特に酸化第2鉄を主体とするセラミックから
なる高効率遠赤外線ヒータの製造方法に関する。
[従来の技術] 従来より、水や有機物が遠赤外線波長域で大きな吸収特
性を有することに着目して、遠赤外線を用いた材料の乾
燥や揮発性有機物の蒸発、あるいは樹脂や塗料の焼付け
が行われている。
本願出願人らは、この様な目的に使用する高効率なセラ
ミック赤外線ヒータを、既に特願昭61−129855において
提案している。
本願出願人らが提案したセラミック赤外線ヒータは、酸
化チタン及び/又は酸化スズが所定量固溶した酸化第2
鉄を用いるものであり、導電性を有すると共に、遠作外
線波長域で優れたエネルギー放射率を有している。
[発明が解決しようとする問題点] 上記セラミック赤外線ヒータは導電性を有しているた
め、用途によっては使用中に漏電しないよう表面を電気
絶縁膜で覆う必要がある。
しかしながら、上記セラミック赤外線ヒータの赤外線放
射効率を低下させず、最も赤外線加熱効率の優れている
約600℃の高温でも劣化せず、しかも熱膨張率の差によ
る剥離がない電気絶縁膜で赤外線ヒータを被覆すること
は容易ではなかった。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、上記問題点を解決することを目的とし、次の
ような構成を採用した。
即ち、本発明の要旨とするところは、 酸化チタン及び/又は酸化スズを1〜20モル%添加した
酸化第2鉄から構成される原料粉末に対して、自己施釉
成分を0.2〜5.0重量%混合成形し、焼結することを特徴
とする高効率遠赤外線ヒータの製造方法にある。
原料粉末は、酸化チタン及び/又は酸化スズ粉末とを所
定量混合したもの、酸化チタン及び/又は酸化スズが所
定量固溶した酸化第2鉄粉末、あるいは焼結によって酸
化チタン及び/又は酸化スズが所定量固溶した酸化第2
鉄となるもののいずれを用いてもよい。
自己施釉成分は、焼結時に焼結体の表面に移動して反応
し、多くの場合無定形の電気絶縁層を形成する成分であ
る。この自己施釉成分は、焼成中に表面に移動すること
が必要であるため、蒸発し易く、また表面拡散しやすい
ものがよい。この様な自己施釉成分として、マンガン、
バナジウム、硼素、ニッケル、あるいはこれらの酸化
物、塩化物、硫酸塩、臭酸塩等の化合物、鉄の塩化物、
硫酸塩、臭酸塩等の化合物、各種リン酸塩、ペタライト
等を、単独、あるいは組み合わせて用いることができ
る。
この自己施釉成分が、0.2重量%より少ないと得られた
高効率塩赤外線ヒータの表面に十分な電気絶縁層を形成
することができず、また5.0重量%より多いと、形成さ
れる電気絶縁層が厚くなり剥離し易くなると共に、自己
施釉成分がヒータの内部にも残留して高効率遠赤外線ヒ
ータの導電性を低下させる。
上記原料の混合は、所定量の各粉末を湿式あるいは乾式
で、ボールミル、バイブロミルなど通常の手段により行
うことができる。混合された原料は、金型成形あるいは
押出成形等通常の成形方法で所望の形状に成形される。
上記成形体は、1200〜1350℃、好ましくは1300〜1350
℃、大気中あるいはマッフル炉等の中性あるいは弱還元
性雰囲気で焼結され、高効率遠赤外線ヒータとなる。
[作用] 上記原料よりなる成形体を焼結すると、酸化チタン及び
/又は酸化スズが添加された酸化第2鉄は導電性を有
し、遠赤外線領域でエネルギー放射効率の高い焼結体と
なると共に、この原料中に含まれる自己施釉成分が焼結
体の表面に移動し、焼固して電気絶縁層を形成する。こ
の電気絶縁層は、赤外線放射効率を低下させず、最も赤
外線加熱効率の優れている約600℃の高温でも劣化せ
ず、しかも熱膨張率の差による剥離がないため、表面に
電気絶縁層を有する高効率遠赤外線ヒータを容易に製造
することができる。
[実施例] 本発明の実施例を説明する。
・第1実施例 市販の酸化第2鉄に5モル%の酸化スズを加えて十分混
合した後に、1300℃で2時間処理して、酸化第2鉄に酸
化スズを固溶させた。
その後、この酸化第2鉄固溶体に、自己施釉成分である
二酸化マンガンを1.0重量%添加し、ボールミルで24時
間粉砕混合した。
ついで、得られた粉末を、金型を用い、成形圧750kg/cm
2で、直径6cm、厚さ約5mmの円板に成形した。
そして、この成形体を、100℃/hrで昇温し、最高温度13
00℃に1時間保持して焼結し、その後自然冷却を行っ
た。その結果、表面が黒光りした焼結体が得られた。
この焼結体を、幅5mm、長さ37mmに切り出しテストピー
スとした。
このテストピースの表層部および内部の比抵抗を、横河
ヒューレットパッカード社製ミリオームメータ及びアド
バンテスト社製デジタル・マルチメータを用い、JIS C
2141−1974にしたがって測定した。表層部は、テストピ
ース表面に電極を接触させて測定し、内部はテストピー
スの表面を所定量ずつ削り取ってから測定した。
その結果、このテストピースの表装部約0.3mmは、常温
における比抵抗が約100〜500×103Ω・cmと大きく電気
絶縁性であるが、内部の常温における比抵抗は約0.2〜
4Ω・cmと導電性を示した。
なお、二酸化マンガンを添加しない以外は上記と全く同
じ方法により得られた比較試料(特願昭61−129855に記
載される高効率遠赤外線ヒータ)について、同様にして
常温における比抵抗を測定したところ、試料全体にわた
って約0.1〜3Ω・cmであった。
さらに、第1実施例と上記比較試料との赤外線放射率特
性を、赤外線放射スペクトル測定装置により測定した結
果を第1図に示す。この赤外線放射スペクトル測定装置
は、試料加熱炉、黒体炉、赤外分光光度計(測定波長範
囲2〜30.3μm)より構成され、試料加熱炉にセットさ
れた直径約4cm、厚さ約3mmの平板状試料の赤外線放射率
特性を、黒体炉の放射率を1としたときの示唆赤外線放
射スペクトルとして測定する。
上記のことから、本実施例によって製造された試料の表
面は電気絶縁層によって覆われると共に、本実施例の試
料は、従来の高効率遠赤外線ヒータに比べ赤外線放射率
特性はやや落ちるが、赤外波長全域にわたって十分な放
射率特性を持っており、実用上何ら問題のないことが確
認された。
・第2実施例 第1実施例の酸化スズの代わりにアナターゼ型の酸化チ
タンを5モル%使用する以外は、第1実施例と同様にし
て、焼結体を作成し、テストピースを作成した。
このテストピースの特性を第1実施例と同様の方法によ
って測定したところ、表層部の常温における比抵抗は常
温で約100〜600×103Ω・cmと電気絶縁性であると共
に、内部の常温における比抵抗は約0.8〜6Ω・cmと導
電性であることが確認された。
また、第1実施例と同様の赤外線放射率特性を有するこ
とも確認された。
・第3実施例 市販の酸化第2鉄に、酸化チタン5モル%、導電性酸化
スズゾル(Sb2O5約5%、残部SnO2、固形分23.4重量
%)を固形分換算で0.5重量%(SnO2は約0.5モル%)、
及び自己施釉成分として二酸化マンガン1.0重量%を添
加し、第1実施例と同様にして粉末を得た。この粉末を
第1実施例と同様に成形、焼結し、テストピースを作成
した。
本実施例のテストピースについて、第1実施例と同様に
して赤外線放射特性を測定したところ、測定波長全域に
わたって0.9に近い赤外線放射率が得られた。
またテストピースの表層部と内部とについて、温度と比
抵抗との関係をJIS C2141−1974に準じて測定した。結
果を第2図に示す。
第2図から、25〜800℃の範囲で、表層部は十分な比抵
抗を有する絶縁体であることと、内部が低抵抗の導電体
であることが確認された。
・第4実施例 第2酸化鉄に対し5モル%の酸化チタン、さらに自己施
釉成分であるリン酸マンガン2重量%を用い、第1実施
例と同様にして粉末を得た。この粉末にPVA(ポリビニ
ルアルコール)0.1重量%を加えて押出成形を行い、焼
結して、直径約6mmの丸棒を得た。
この丸棒の表面の常温における比抵抗を上述の方法によ
り測定したところ約100×103Ω・cmを示した。
次いで、この丸棒を長さ120mmに切り出し、両端を電極
として、所定の電圧(交流60Hz)を印加し、試料の表面
温度を表面温度計(アンリツ製HLB−50R)を使用して測
定した。結果を第3図、第4図に示す。
第3図から、本実施例により得られた焼結体は、電圧と
表面温度とが比例することが分かった。
また、第4図から、本実施例により得られた焼結体は、
通電後の温度の立ち上がりがよく、短時間で一定温度と
なることが分かった。
・第5実施例 第2酸化鉄に対し5モル%の酸化チタンを加え、さら
に、自己施釉成分であるペタライト(Li2O・Al2O3・8Si
O2)及びNiOを各々0.5重量%加え、第4実施例と同様に
して調整し棒状の焼結体を得た。
得られた焼結体の表面は二酸化マンガンの場合とほぼ同
様に黒光りし、表面の常温における比抵抗は180×103Ω
・cmであるのに対し、内部は870Ω・cmを示した。
この焼結体に、第4実施例と同様の方法で60Hzの交流電
圧を印加し、焼結体の表面温度を測定したところ、発熱
部の長さ100mm、太さ6mmの丸棒の場合、電圧20Vで、印
加後2分で523℃、5分で558℃、100分で568℃の昇温特
性を示した。
また、この焼結体を平板に加工し、前述と同様の方法で
赤外線放射率を測定したところ、2.0〜25μmの範囲で
0.8以上と優れた値を示した。
さらに、上記焼結体に対して、JISR1503に準じた方法で
常温における耐酸試験を行ったところ重量減少率は3.2
%を示した。
・第6実施例 市販の酸化第2鉄に、酸化チタンを1〜20モル%の範囲
で変化させて添加すると共に、自己施釉成分として二酸
化マンガン1.0重量%を添加し、第1実施例と同様にし
て酸化チタンの含有量の異なる各種粉末を得た。これら
粉末を第1実施例と同様に成形、焼結し、テストピース
を作成した。
各テストピースについて、第1実施例と同様にして赤外
線放射特性を測定したところ、酸化チタンが1〜20モル
%であるテストピースは、いずれも測定した赤外波長全
域にわたって0.9に近い放射率を示した。
また各テストピースの表層部と内部とについて、第1実
施例と同様して常温における比抵抗を調べた。その結
果、酸化チタンが1〜20モル%の範囲では、いずれのテ
ストピースの表層部も十分な比抵抗を有する絶縁体であ
ることと、内部が低抵抗の導電体であることが確認され
た。
・第7実施例 市販の酸化第2鉄に、酸化チタンを5モル%添加すると
共に、自己施釉成分である二酸化マンガンを0.2〜5.0重
量%を添加し、第1実施例と同様にして自己施釉成分の
含有量の異なる各種粉末を得た。これら粉末を第1実施
例と同様に成形、焼結し、テストピースを作成した。
各テストピースについて、第1実施例と同様にして赤外
線放射特性を測定したところ、自己施釉成分である二酸
化マンガンが0.2〜5.0%であるテストピースは、いずれ
も測定した赤外波長全域にわたって0.9に近い放射率を
示した。
また各テストピースの表層部と内部とについて、第1実
施例と同様にして常温における比抵抗を調べた。その結
果、酸化チタンが1〜20モル%の範囲では、いずれのテ
ストピースの表層部も十分な比抵抗を有する絶縁体であ
ることと、内部が低抵抗の導電体であることが確認され
た。
[発明の効果] 本発明により製造された高効率遠赤外線ヒータは、ヒー
タに直接通電することにより、波長が5.6μm以上の線
赤外線領域においても0.9以上の放射率を有すると共
に、表面が電気絶縁層によって覆われているために取り
扱いが極めて簡便となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例による高校率遠赤外線ヒー
タと比較例との赤外線放射率を比較する線図、第2図は
本発明の第3実施例の温度と比抵抗との関係図、第3図
は本発明の第4実施例の電圧と温度との関係図、第4図
はその定電圧における時間と温度との関係図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北川 四郎 愛知県名古屋市中区千代田2丁目24番15号 北川工業株式会社内 (72)発明者 加藤 一彦 愛知県瀬戸市東拝戸町51番地 審査官 米田 健志

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸化チタン及び/又は酸化スズを1〜20モ
    ル%添加した酸化第2鉄から構成される原料粉末に対し
    て、自己施釉成分を0.2〜5.0重量%混合成形し、焼結す
    ることを特徴とする高効率遠赤外線ヒータの製造方法。
JP62301669A 1987-11-30 1987-11-30 高効率遠赤外線ヒータの製造方法 Expired - Lifetime JPH0784342B2 (ja)

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