JPH0784444B2 - 光開始強酸源としての熱安定性カルバゾールジアゾニウム塩 - Google Patents

光開始強酸源としての熱安定性カルバゾールジアゾニウム塩

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JPH0784444B2 JP2511006A JP51100690A JPH0784444B2 JP H0784444 B2 JPH0784444 B2 JP H0784444B2 JP 2511006 A JP2511006 A JP 2511006A JP 51100690 A JP51100690 A JP 51100690A JP H0784444 B2 JPH0784444 B2 JP H0784444B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 1.発明の分野: 本発明は、カルバゾールジアゾニウム塩、並びにプレポ
リマーもしくはポリマー組成物中の、光開始させた強酸
源としての上記カルバゾールジアゾニウム塩の使用に関
する。ジアゾニウム塩は、フィルムの重合を開始させる
ためか或は保護基を除去するため強酸が必要とされてい
る画像フィルムの如き現像における光開始剤として使用
される。
2.従来技術: 従来技術には、光で発生させた強酸の給源としてのジア
ゾニウム塩の使用が開示されている。しかしながら、こ
れらのジアゾニウム塩をエポキシモノマーもしくはプレ
ポリマーと一緒に調合すると、これらの混合物は早すぎ
る重合を生じさせる。従って、これらの混合物は不安定
な組成物を生じさせる。早すぎる重合に関する問題を克
服するために種々の手段が用いられてきた。
米国特許番号3,721,616には、揮発牲溶媒を本質的に含
有していない組成物中で、上記組成物に、放射感受性を
示す触媒先駆体と共に数重量%以下の少量で存在させた
アセトニトリルの如きニトリル化合物の形態のゲル抑制
剤を用いることにより、エポキシドモノマーおよびプレ
ポリマー、並びにカチオン系触媒の作用により重合可能
な他の材料、の重合を制御する方法が開示されている。
この特許には、光もしくは紫外線照射の如きエネルギー
源が無いときでも放置すると、ニトリルの使用無しで
は、感光性を示す触媒の先駆体を含有しているエポキシ
ドおよびそれに関連した組成物はゲルを生じることが開
示されている。早すぎる反応が進行するこの傾向は、反
応性を示さない液状希釈剤もしくは溶媒が有効に含有さ
れていない調合物の場合特に問題であり、貯蔵安定性お
よび利用性を低下させる。しかしながら、ゲル抑制剤と
してニトリルを使用することは完全には満足できるもの
ではない、何故ならば、そのジアゾニウム塩/エポキシ
ド混合物の粘度が時間と共に増大するからである。
米国特許番号3,721,617には、放射感受性を示す触媒の
先駆体と共に、環状アミドの形態のゲル抑制剤を用いる
ことにより、エポキシドモノマーおよびプレポリマー、
並びにカチオン系触媒の作用で重合可能な他の材料、の
重合を制御する方法が開示されている。光または紫外線
照射無しで放置したとき、該環状アミドの存在は該組成
物がゲルを生じる傾向を低下させる。しかしながら、こ
れらの溶液は安定ではない、何故ならば、そのジアゾニ
ウム塩/エポキシド混合物の粘度が時間と共に増大する
からである。この重合反応は発熱的であり、そして大き
な質量を伴う揚合、該エポキシド樹脂の燃焼を生じさせ
るに充分な熱を発生し得る。
米国特許番号3,960,684は、有機スルホンに触媒を溶解
させたところの、安定なジアゾニウム触媒溶液を提供し
ている。これらの触媒溶液は、エネルギー源に暴露させ
たときエポキシ樹脂を迅速硬化させる能力を維持しなが
ら、増大した貯蔵安定性を有している。しかしながら、
これらの溶液は安定ではない、何故ならば、そのジアゾ
ニウム塩/エポキシド混合物の粘度が時間と共に増大す
るからである。
3種の抑制剤、即ちニトリル類、アミド類およびスルホ
ン類は、ジアゾニウム塩の熱シーマン反応中に生じる酸
の一部を除去する弱塩基として作用する。この熱シーマ
ン反応は暗所でも生じ得る。このようなゲル抑制剤はこ
の反応を停止させることはできなく、それらは単に、生
じてきた酸の影響を遅らせるか、或は低下させるのみで
ある。
Gilbert T.MoranおよびHugh Norman Read、J.Chem.So
c.、121、2709(1922)には、カルバゾール−3−ジア
ゾニウム塩は、べンゼン、ジフェニルおよびナフタレン
の組の、相当するジアゾ誘導体に比較して、それらを製
造する反応条件に対して安定性を示すことが開示されて
いる。
例えば、3−アミノカルバゾールは0〜8℃でジアゾ化
でき、そしてN−エチル−3−アミノカルバゾールは15
〜20℃でジアゾ化できる。更に、塩化N−エチル−カル
バゾール−3−ジアゾニウムに対する光の作用は感知で
きない程であったと報告されている。
MoranおよびReadとは逆に、本出願者らは、これらの記
述されているカルバゾールジアゾニウム塩は光に対して
非常に敏感であることを見い出した。
本発明は、放射感受性を示す触媒としてカルバゾールジ
アゾニウム塩を用いることにより、ゲル抑制剤添加に対
する必要性に打ち勝つものである。これらの化合物は、
光が無いとき、プレポリマーもしくはポリマー組成物中
で熱安定性を示すことを見い出した。
発明の要約 本発明は、強酸、例えばBF3、PF5、AsF5、SbF5、FeC
l3、SnCl4、SbC15およびBiCl3、の光開始源として、下
記の構造: [式I中、 Yは、PF6 -、AsF6 -、SbF6 -、FeCl4 -、SnCl6 -2、SbCl6 -
またはBiCl5 -2であり、そして 式II中、 Yは、BF4 -、PF6 -、AsF6 -、SbF6 -、FeCl4 -、SnCl6 -2、S
bCl6 -またはBiCl5 -2であり、そして Rは、CxH2x+1(ここで、xは1〜16である)、ベンジ
ル、フェニル、置換ベンジル、置換フェニルおよびシク
ロアルキルから成る群から選択されるが、但し−N2Yが
式II中の「1」位にある場合、Rはフェニルもしくは置
換フェニルではない] を有するカルバゾールジアゾニウム塩を使用することを
開示する。本発明のジアゾニウム塩は、重合を生じさせ
るためか或はポリマーフィルムから保護基を除去するこ
とで暴露領域を化学処理で容易に除去できるようにする
ため、強酸が必要とされているフィルム、例えば画像フ
ィルムで用いられる。
ジアゾニウム塩は強酸の光開始源として公知であるが、
ここに記述するカルバゾールジアゾニウム塩は、エポキ
シプレポリマー組成物中で用いたとき、暗所貯蔵したと
きいかなるフォト速度損失も示さず、そして光が存在し
ていないとき長期間に渡る安定性を示す点で、ユニーク
である。このような特性は、これらのカルバゾールジア
ゾニウム塩を画像フィルムで用いたとき特に有益であ
る、と言うのは、それらは、光が無いときに酸が遊離
(暗反応)することで生じるフィルムの曇り、即ち他の
ジアゾニウム塩を用いたとき生じる問題、を無くさせる
からである。
発明の詳細な説明 本発明のカルバゾールジアゾニウム塩は、プレポリマー
の重合を開始させるためか或はポリマー構造から保護基
を除去するため、強酸が必要とされているいかなるプレ
ポリマーもしくはポリマーと一緒に用いたとき有益であ
る。本発明の方法で使用できるプレポリマーの例は、オ
ルソクレゾールホルムアルデヒドノボラック樹脂のポリ
グリシジルエーテルであるところの、Chiba GeigyのECN
-1299である。保護基を含有しているポリマーの例は、
これに限定されるものではないが、例えば米国特許番号
4,491,628(IBM)および3,779,778(3M)中に見いださ
れる。
コーティング用溶液中のプレポリマーもしくはポリマー
濃度は10〜30重量%の範囲であり得る。
本発明に有益なカルバゾールジアゾニウム塩には、下記
の構造 [式I中、 Yは、PF6 -、AsF6 -、SbF6 -、FeCl4 -、SnCl6 -2、SbCl6 -
またはBiCl5 -2であり、そして 式II中、 Yは、BF4 -、PF6 -、AsF6 -、SbF6 -、FeCl4 -、SnCl6 -2、S
bCl6 -またはBiCl5 -2であり、そして Rは、CxH2x+1(ここで、xは1〜16である)、ベンジ
ル、フェニル、置換ベンジル、置換フェニルおよびシク
ロアルキルから成る群から選択されるが、但し−N2Yが
式II中の「1」位にある場合、Rはフェニルもしくは置
換フェニルではない] が含まれる。
コーティング用溶液中の該ジアゾニウム塩の濃度は5〜
30重量/容積%の範囲であり得る。
これらのカルバゾールジアゾニウム塩は、光無しで貯蔵
したとき、長期間に渡ってフィルム中で安定であること
が示された。
この光反応は、X線、紫外線、可視またはEビーム放射
を含む種々の放射源で開始され得る。この熱シーマン反
応を生じさせるため、望まれるならば、IR照射も使用さ
れ得ると理解される。
これらの成分のいずれに対しても分解を生じさせないと
いう要求を満たすいかなる溶媒もしくは溶媒混合物も、
該ジアゾニウム塩、並びにその基質に対する用途のため
のポリマー、を溶解させるために用いられ得る。カルバ
ゾールジアゾニウム塩/ECN-1299プレポリマー混合物の
ための好適な溶媒系は、セロソルブ/アセトニトリルか
ら成る50/50(v/v)溶媒混合物である。
該ポリマーもしくはプレポリマーおよびジアゾニウム塩
に加えて、該溶液は、任意に光増感剤を含有していても
よい。例は9,10−ジメチルアントラセンである。
この溶液は、これに限定されるものではないが、アルミ
ニウム、ガラスおよびプラスチック材料、例えばポリエ
チレンテレフタレートフィルムを含む、種々の基質をコ
ートするために用いられ得る。
これらの基質に対するコーティング剤の塗布、照射に対
するプレートの暴露、およびプレートの現像、に関する
詳細を以下の実施例に示す。
実施例 コートしたフィルムの試験操作 A.一般的 光開始剤とエポキシプレポリマーとを含有している溶液
で、金属プレート[例えば、ケイ酸塩処理および陽極処
理したところの、厚さ1ミクロンのアルミナ層を有する
*MR(中間実験グレード)細粒化アルミニウムプレー
ト]をコートした後、乾操した。この乾操したプレート
を、このプレート上への相対的暴露を変化させるための
段階くさびまたは他の装置により、UV照射に特定時間暴
露した。その後、未暴露(未重合)のエポキシプレポリ
マーをそのプレートから洗い流すことで、ネガ画像を残
した。このプレートにインクを付けるか、或は適切な染
料溶液中にこのプレートを浸漬することによって、該画
像を可視化した。光重合開始剤としての該化合物の能力
の尺度として、全ての画像の有り無し、或は段階くさび
に関する段階教を記録した。
* Advanced Litho Plate Co.、Holyoke、Mass.から入
手可能。
B.エポキシプルポリマー 全ての実験で、Ciba Geigy ECN-1299(オルソークレゾ
ールーホルムアルデヒドノボラック樹脂のポリグリシジ
ルエーテル)を用いた。
C.光源の特性記述 使用光源は、下部に可動棚が備わっている二区間3/4″
合板箱の上部に含まれているアルミニウム製円錐体で保
護されている275ワットのGeneral Electric製サンラン
プ#22であった。このサンランプの下に厚さが4″の水
充填石英IRフィルターを置くことにより、このランプか
らのIR放射を除去した。このフラックスを、Ultra Viol
et Products製UVメーター49-5082で測定した。
D.コーティング用溶媒 この溶媒としてセロソルブ/アセトニトリル(50/50v/
v)を用いた。
E.コーティングの施工 黒色に塗装しそしてDP480の褐色シートを表面に張った
グローブボックス内で、5%(w/v)の所望カルバゾー
ルジアゾニウム塩および10%(w/v)のECN-1299を含有
している溶液を用いて、該プレートをコートした。3ミ
ルにセットしたドクターナイフを用いて該混合物でコー
トしたが、1000〜3000rpmのスピンコーティングによる
コートも同様に良好な結果が得られた。
F.暴露 水平な位置でこれらのプレートを暴露した。段階くさび
をそのプレ一ト上に置き、そして1/8″の石英から成る
カバーグラスを用いて、それを該プレートの近くに保持
した。
G.現像 暴露したプレートをアセトンに浸漬した。このプレート
を水で湿らし、このプレートをLydelTM現像液で処理し
た後、黒色インクを付けることで、該画像を可視化し
た。二者択一的に、このプレートを、Ciba Geigy Oraso
lブラックCNTMまたはCRTMの飽和酢酸エチル溶液に浸し
た。このCNが黒色画像を与え、一方CRが暗青色画像を与
えた。このプレートを酢酸エチル/アセトン1:1(v/v)
溶液中で洗浄することで、過剰の染料を除去した後、乾
燥した。
H.NMR 全てのNMRスペクトルは、内部標準としてのテトラメチ
ルシランに対するppmで報告する。
実施例1 ヘキサフルオロアンチモン酸9−エチル−3−カルバゾ
ールジアゾニウムの製造 氷酢酸30mL中に3−アミノ−9−エチルカルバゾール
(5g、24ミリモル)が入っている溶液を15℃に冷却し
た。この冷却した溶液に、水3mL中の1.7gのNaNO2を加え
た。この溶液を3分間撹半した。この溶液に水10mL中の
NaSbF6(6.16g、24ミリモル)を加えることで、緑黄色
沈澱物を生じさせた。このスラリーを水100mLで希釈
し、撹拌した後、濾過した。この濾過した固体を4x50mL
の水そして15mLのH2O中1gのスルファミン酸溶液で洗浄
した後、真空濾過で乾燥した。この乾燥した固体を70mL
のアセトニトリルに溶解した。スプーン3杯の木炭をこ
の溶液に加え、撹拌した後、濾過した。この透明な濾液
に700mLのジエチルエーテノルを加えることで、黄色の
ジアゾニウム塩を沈殿させた。この塩を濾過で集めた
後、乾操した。収量6.48g。1 H NMR(DMSO-d6)9.54(s,C4,1H)、8.62(s,C2,1
H)、8.37(d,C1,1H)、8.17(d,C8,1H)、7.92(d,C5,
1H)、7.75(t,C6,1H)、7.53(t,C7,1H)、4.63(q,CH
2,2H)、1.40(t,CH3,3H)。
IR(Nujol Mull)2215cm-1(N2 +)、615cm-1(SbF6 -) 実施例2 ヘキサフルオロ燐酸9−エチル−3−カルバゾールジア
ゾニウムの製造 6.16gのNaSbF6の代わりに4.03gのNaPF6を用いて、実験
1を繰り返した。1 H NMR(CD3CN)9.15(芳香族,1H)、8.4−7.4(m,芳香
族,6H)、4.55(q,CH2,2H)、1.46(t,CH3,3H)。
IR(Nujol Mull)2210cm-1(N2 +)、833cm-1(PF6 -)。
C14H12N3F6Pに関する元素分析: 計算値:C、45.79;H、3.29;N、11.44 実測値:C、45.23;H、3.19;N、11.29 C、45.42;H、3.18;N、11.36 実施例3 へキサフルオロ砒酸9−エチル−3−カルバゾールジア
ゾニウムの製造 6.16gのNaSbF6の代わりに5.09gのNaAsF6を用いて、実験
1を繰り返した。1 H NMR(CD3CN)9.14(芳香族,1H)、8.4−7.4(m,芳香
族,6H)、4.55(q,CH2,2H)、1.46(t,CH3,3H)。
IR(Nujol Mull)2208cm-1(N2 +)、700cm-1(As
F6 -)。
参考例1 テトラフルオロホウ酸9−エチル−3−カルバゾールジ
アゾニウムの製造 6.16gのNaSbF6の代わりに2.62gのNaBF4を用いて、実験
1を繰り返した。更に、該ジアゾニウム塩を溶解させる
ため240mLのアセトニトリルを用いた。1 H NMR(CD3CN)9.15(芳香族,1H)、8.45−7.4(m,芳
香族,6H)、4.53(q,CH2,2H)、1.45(t,CH3,3H)。
IR(Nujol Mull)2220cm-1(N2 +)、1050cm-1(B
F4 -)。
実施例4 へキサフルオロアンチモン酸9−メチル−3−カルバゾ
ールジアゾニウムの製造 A.3,6−ジブロモカルバゾールの製造 還流コンデンサ、機械撹拌機、加熱用マントルおよびHB
rトラップが備わっている5リットルの3つ口RBフラス
コに、カルバゾール(250g)と3リットルのCS2を入れ
た。この懸濁液を撹拌し、そして1.75時間かけて155mL
のBr2溶液を添加しながら穏やかに還流させた。この臭
素添加終了後、HBrの発生が非常にゆっくりになるまで
(更に1.5時間)この混合物を撹拌した。温めながらこ
のスラリーを濾過して、黄褐色の沈澱物と褐色の母液が
得られた。この沈澱物を2x400mLの水で洗浄した。この
固体を4.5リットルの沸騰エタノールに溶解し、スプー
ン5杯の木炭で処理した後、粗フリットを通して濾過し
た。週末に渡ってこの濾液を冷却した後、濾過して、25
1gの針状物(融点205〜206℃)が得られた。1 H NMR(DMSO-d6)7.5(m,芳香族,4H)、8.36(m,芳香
族,2H)、DMSO-d6で交換したNH。
B.3,6−ジブロモ−1−ニトロカルバゾールの製造 還流コンデンサ、機械撹拌機および加熱用マントルが備
わっている1リットルの3つ口RBフラスコに、酢酸(60
0mL)と3,6ージブロモカルバゾール(45g)を入れた。
この撹拌している溶液を還流にまで加熱し、この時点
で、硝酸溶液(10mL、密度1.4g/cc、100mLの酢酸中0.15
6モル)を30分間かけて加えた。このニトロ化用混合物
の2/3を加えた後、綿状の黄色沈澱物が沈降した。この
ニトロ化用混合物の残りを加えた後、この全体を穏やか
に1時間還流させ、氷浴中で0℃に冷却した後、濾過し
た。この粗黄色沈澱物は232℃で軟化し、243〜246℃で
溶融した。この粗生成物を沸騰アセトニトリルから再結
晶することで、融点が252〜256℃(カバーを付けず)、
256〜260℃(カバーを付けて)の黄色結晶が得られた。
[H.Lindemann & F.Muhlhaus、Ber.、58、2371(192
5)には、この生成物に関して260℃の融点が報告されて
いる]。1 H NMR(DMSO-d6)7.6(m,芳香族,2H)、8.29(m,芳香
族,1H)、8.42(m,芳香族,1H)、8.76(m,芳香族,1
H)、DMSO-d6で交換したNH。
C12H6Br2N2O2に関する元素分析: 計算値:C、38.95;H、1.63;N、7.57 実測値:C、38.82;H、1.74;N、7.60 C、38.81;H、1.75;N、7.52 C.3,6−ジブロモ−9−メチル−1−ニトロカルバゾー
ルの製造 3,6−ジブロモ−1−ニトロカルバゾール(3.56g、0.01
モル)を30mLの温DMSOに溶解した後、30mLのCH3Iを加え
た。次に、鉱物油中の50%NaH懸濁液2.0g(0.02モル)
を窒素下2x50mLのぺンタンで洗浄し、N2下乾操した後、
直ちに該DMSO溶液に加えた。この溶液はH2を発生しなが
ら直ちに紫色に変わり、そして2分で黄色に変わった。
0.25gのNaHを添加してもこの黄色スラリーを紫色に変え
ることなく、これにより、この反応が完結したことが示
された。メタノール(200mL)を注意深く加えること
で、生成物を沈澱させた。この生成物を濾過で回収し、
25mLのメタノール、10x25mLの水、そして25mLのメタノ
ールで洗浄した後、空気乾燥して、融点が225〜226℃
(修正)の生成物3.40gが得られた。[H.Lindemann &
F.Muhlhaus、Ber.、58、2371(1925)には、この生成物
に関して221℃の融点が報告されている]。1 H NMR(DMSO-d6)3.76(s,3H,CH3)、7.65(m,芳香族,
2H)、8.13(m,芳香族,1H)、8.48(m,芳香族、1H)、
8.76(m,芳香族、1H)。
C13H8Br2N2O2に関する元素分折: 計算値:C、40.66:H、2.10:N、7.29 実測値:C、39.66:H、2.14:N、7.19 C、39.73:H、2.16:N、7.25 D.1−アミノ−9−メチルカルバゾールの製造 3,6−ジブロモ−9−メチル−1−ニトロカルバゾール
(10g)を300mLのメタノールに溶解した。この溶液に50
gのRexynTM(OH-)形態)、そしてニ酸化炭素雰囲気
下、2gの5%Pd/Cを加えた。この容器に44.5psiのH2
充填した。この反応工程中、この水素圧は32.8psiに降
下した(100%のH2吸収)。この粗反応混合物を濾過し
た後、この透明な溶液を、真空ポンプおよび20℃水浴を
用いたロータリーエバポレーターで蒸発させることで、
融点が90〜92℃の白色固体が得られた。収量2.77g(54.
3%)。この生成物は空気中で容易に分解して、赤色の
固体を生じた。1 H NMR(CDCl3)3.38(br,s,2H,NH2)、3.80(s,3H,C
H3)、6.45−8.0(m,芳香族,7H)。
E.1−アミノ−9−メチルカルバゾールのジアゾ化 200mLの氷水と20mLの1N HClを用いて1−アミノ−9−
メチルカルバゾール(2.77g)をスラリーにした。この
白色スラリーに6.5gのNaSbF6を加えた後、このスラリー
を3℃に冷却した。次に、水20mL中2gのNaNO2を加える
ことで、褐色の沈澱物が得られた。20mLのH2O中に溶解
した2gのスルファミン酸から成る溶液でこの沈澱物を処
理した後、水で洗浄した。この沈澱物をアセトニトリル
に3回取り上げ、木炭で処理した後、エーテルで沈澱さ
せて、明黄色の個体が得られた。
実施例5 この一般的操作に続いて、50:50(v/v)のセロソルブ/
アセトニトリル25cc中に2.5gのECN-1299と1.25gのヘキ
サフルオロ燐酸9−エチル−3−カルノデゾ一ルジアゾ
ニウムが入っているコーティング用溶液を用いた。プレ
ートの中心に1mLのコーティング用溶液を置いた後、100
0rpmでこのプレートを回転させることにより、4″x4″
のアルミニウムプレートにスピンコートした。その後、
このコートしたプレートを乾燥して、コーティング用溶
媒を除去した。全体で18枚のプレートを製造した。4ミ
リワット/cm2の放射フラックスで、45秒間、立方根の
2段階くさびを通して6枚のプレートを暴露した後、現
像に先立って0、1、2、3、5および10分間保持し
た。
15秒と30秒の暴露時間でこの操作を繰り返した。このデ
ータを表1に挙げる。
実施例6 この一般的操作に続いて、50:50(v/v)のセロソルブ/
アセトニトリル25cc中に2.5gのECN-1299と1.25gのヘキ
サフルオロアンチモン酸9−エチル−3−カルバゾール
ジアゾニウムが入っているコーティング用溶液を用い
た。プレートの中心に1mLのコーティング用溶液を置い
た後、1000rpmでこのプレートを回転させることによ
り、4″x4″のアルミニウムプレートにスピンコートし
た。その後、このプレートを乾燥して、コーティング用
溶媒を除去した。全体で18枚のプレートを製造した。4
ミリワット/cm2の放射フラックスで、45秒間、立方根
の2段階くさびを通して6枚のプレートを暴露した後、
幻想に先立って0、1、2、3、5および10分間保持し
た。15秒と30秒の暴露時間でこの操作を繰り返した。こ
のデータを表2に挙げる。
実施例7 この一般的操作に続いて、50:50(v/v)のセロソルブ/
アセトニトリル25cc中に2.5gのECN-1299と1.25gのヘキ
サフルオロアンチモン酸9−メチル−1−カルバゾール
ジアゾニウムが入っているコーティング用溶液を用い
た。プレートの中心に1mLのコーティング用溶液を置い
た後、1000rpmでこのプレートを回転させることによ
り、4″x4″のアルミニウムプレートにスピンコートし
た。全体で18枚のプレートを製造した。4ミリワット/
cm2の放射フラックスで、45秒間、立方根の2段階くさ
びを通して6枚のプレートを暴露した後、現像に先立っ
て0、1、2、3、5および10分間保持した。15秒と30
秒の暴露時間でこの操作を繰り返した。このデータを表
3に挙げる。
実施例8 この一般的操作に続いて、50:50(v/v)のセロソルブ/
アセトニトリル25cc中に2.5gのECN-1299と1.25gのヘキ
サフルオロアンチモン酸9−エチル−3−カルバゾール
ジアゾニウムと1.25gの9,10−ジメチルアントラセンが
入っているコーティング用溶液を用いた。プレートの中
心に1mLのコーティング用溶液を置いた後、1000rpmでこ
のプレートを回転させることにより、4″x4″のアルミ
ニウムプレートにスピンコートした。その後、このプレ
ートを乾燥して、コーティング用溶媒を除去した。全体
で18枚のプレートを製造した。4ミリワット/cm2の放
射フラックスで、45秒間、立方根の2段階くさびを通し
て6枚のプレートを暴露した後、現像に先立って0、
1、2、3、5および10分間保持した。15秒と30秒の暴
露時間でこの操作を繰り返した。このデータを表4に挙
げる。
実施例9 この一般的操作に続いて、50:50(v/v)のセロソルブ/
アセトニトリル25cc中に2.5gのECN-1299と1.25gの所望
カルバゾールが入っているコーティング用溶液を用い
た。プレートの中心に1mLのコーティング用溶液を置い
た後、1000rpmでこのプレートを回転させることによ
り、4″x4″のアルミニウムプレートにスピンコートし
た。その後、このプレートを乾燥して、コーティング用
溶媒を除去した。4ミリワット/cm2の放射フラックス
で、45秒間、立方根の2段階くさびを通して該プレート
を暴露した後、現像に先立って光無しで10分間保持し
た。これらのプレートは暗所で製造しそして保存した。
8.8年後それらに照射した。その結果を表5に挙げる。
実施例10 この一般的操作に続いて、50:50(v/v)のセロソルブ/
アセトニトリル25cc中に2.5gのECN-1299と1.25gのヘキ
サフルオロ燐酸−9−エチル−3−カルバゾールジアゾ
ニウムが入っているコーティング用溶液を用いた。シー
トの中心に1mLのコーティング用溶液を置いた後、1000r
pmでこのシートを回転させることにより、金属盤上に貼
った4″x4″MylarRポリエステルフィルムのシートにス
ピンコートした。その後、このMylarRシートを乾燥し
て、コーティング用溶媒を除去した。4ミリワット/cm
2の放射フラックスで、45秒間、立方根の2段階くさび
を通して該シートを暴露した後、現像に先立って光無し
で10分間保持した。その後、このプラスチック製フィル
ムをメタノールで洗浄した後、OrasolブラックCRTMで染
色して、7つの全段階および9つの部分段階で暗青色画
像が得られた。
これらのフィルムはいかなるフォト速度の損失も示さ
ず、そして現像後いかなる曇りの兆候も示さなかった。
比較実施例A、B、C この一般的操作に続いて、50:50(v/v)のセロソルブ/
アセトニトリル25cc中に2.5gのECN-1299と1.25gのヘキ
サフルオロ燐酸p−ニトロベンゼンジアゾニウムが入っ
ているコーティング用溶液を用いた。プレートの中心に
1mLのコーティング用溶液を置いた後、1000rpmでこのプ
レートを回転させることにより、4″x4″のアルミニウ
ムプレートにスピンコートした。その後、このコートし
たプレートを暗所で乾燥した。次の日、4ミリワット/
cm2の放射フラックスで、45秒間、立方根の2段階くさ
びを通して該プレートを暴露した後、現像に先立って10
分間保持した。現像後、このプレートはひどく曇り、こ
れは、暗反応が生じたことを示唆していた。
ヘキサフルオロ燐酸p−クロロベンゼンジアゾニウムお
よびテトラフルオロホウ酸ベンゼンジアゾニウムを用い
て上記実施例を繰り返した。両方共、現像後のプレート
はひどく曇った。
特別な具体例をここに記述してきたが、本発明を逸脱し
ない種々の変更および修飾が成され得ることは本分野の
技術者に明らかであり、そして本発明の精神および範囲
内に入る上記変更および修飾の全てを付随する請求の範
囲に包含させることを意図したものである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の構造: [式I中、 Yは、PF6 -、AsF6 -、SbF6 -、FeCl4 -、SnCl6 -2、SbCl6 -
    またはBiCl5 -2であり、そして 式II中、 Yは、BF4 -、PF6 -、AsF6 -、SbF6 -、FeCl4 -、SnCl6 -2、S
    bCl6 -またはBiCl5 -2であり、そして Rは、CxH2x+1(ここで、xは1〜16である)、ベンジ
    ル、フェニル、置換ベンジル、置換フェニルおよびシク
    ロアルキルから成る群から選択されるが、但し−N2Yが
    式II中の「1」位にある場合、Rはフェニルもしくは置
    換フェニルではない] を有するカルバゾールジアゾニウム塩。
  2. 【請求項2】任意の光増感剤および溶媒の存在下、光開
    始させた強酸の作用で重合が開始したところの、モノマ
    ー状もしくはプレポリマー状エポキシ材料の重合方法に
    おける、強酸の給源として特許請求の範囲第1項の構造
    を有するカルバゾールジアゾニウム塩を使用することか
    ら成る重合方法。
  3. 【請求項3】任意の光増感剤および任意の溶媒の存在
    下、放射エネルギー源に暴露したとき強酸が生じるとこ
    ろの、ポリマー構造からの保護基の除去を該強酸で開始
    させる方法における、強酸の給源として特許請求の範囲
    第1項の構造を有するカルバゾールジアゾニウム塩を使
    用することから成る方法。
  4. 【請求項4】該溶液中の該ジアゾニウム塩濃度が5〜30
    重量/容積%の範囲にある特許請求の範囲第3項の方
    法。
  5. 【請求項5】放射で開始させた酸の給源として用いる特
    許請求の範囲第1項の化合物。
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