JPH0785451A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
- Publication number
- JPH0785451A JPH0785451A JP5227156A JP22715693A JPH0785451A JP H0785451 A JPH0785451 A JP H0785451A JP 5227156 A JP5227156 A JP 5227156A JP 22715693 A JP22715693 A JP 22715693A JP H0785451 A JPH0785451 A JP H0785451A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- recording medium
- magnetic powder
- magnetic recording
- oxide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Compounds Of Iron (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Hard Magnetic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電磁変換特性に優れた高性能な磁気記録媒体
を提供することである。 【構成】 非磁性の支持体上に磁性層が設けられてなる
磁気記録媒体において、前記磁性層の磁性粉として、板
状で、かつ、その磁化容易軸が板状面内にある酸化物磁
性粉を用いた磁気記録媒体。
を提供することである。 【構成】 非磁性の支持体上に磁性層が設けられてなる
磁気記録媒体において、前記磁性層の磁性粉として、板
状で、かつ、その磁化容易軸が板状面内にある酸化物磁
性粉を用いた磁気記録媒体。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録媒体に関する
ものである。
ものである。
【0002】
【発明の背景】磁性粉やバインダ樹脂を有機溶剤中に分
散させた磁性塗料をポリエステル樹脂などの非磁性支持
体上に塗布し、乾燥させてなる磁気記録媒体が用いられ
て来ている。このような磁気記録媒体に用いられている
磁性粉は、γ−Fe2 O3 ,Fe3O4 といった酸化物
系の針状磁性粉、バリウムフェライト磁性粉、あるいは
針状金属磁性粉が知られている。ところで、オーディオ
用のものにあっては、保磁力Hcが350〜450Oe
程度の磁性粉が主に用いられて来ており、記録再生装置
の磁気ヘッドもこれに対応したものとなっている。従っ
て、保磁力Hcが高い金属磁性粉を用いた場合には、磁
気ヘッドが対応できていないことから、酸化物磁性粉よ
りも金属磁性粉が良いと言ったことは言えない。むし
ろ、低周波領域において用いられる磁気記録媒体の磁性
粉としては、γ−Fe2 O3 ,Fe3 O4といった酸化
物系の磁性粉の方が好ましいとも言える。
散させた磁性塗料をポリエステル樹脂などの非磁性支持
体上に塗布し、乾燥させてなる磁気記録媒体が用いられ
て来ている。このような磁気記録媒体に用いられている
磁性粉は、γ−Fe2 O3 ,Fe3O4 といった酸化物
系の針状磁性粉、バリウムフェライト磁性粉、あるいは
針状金属磁性粉が知られている。ところで、オーディオ
用のものにあっては、保磁力Hcが350〜450Oe
程度の磁性粉が主に用いられて来ており、記録再生装置
の磁気ヘッドもこれに対応したものとなっている。従っ
て、保磁力Hcが高い金属磁性粉を用いた場合には、磁
気ヘッドが対応できていないことから、酸化物磁性粉よ
りも金属磁性粉が良いと言ったことは言えない。むし
ろ、低周波領域において用いられる磁気記録媒体の磁性
粉としては、γ−Fe2 O3 ,Fe3 O4といった酸化
物系の磁性粉の方が好ましいとも言える。
【0003】しかしながら、これまでのγ−Fe
2 O3 ,Fe3 O4 といった酸化物系の針状磁性粉が用
いられたものでは満足できていないことも事実である。
2 O3 ,Fe3 O4 といった酸化物系の針状磁性粉が用
いられたものでは満足できていないことも事実である。
【0004】
【発明の開示】本発明の目的は、電磁変換特性に優れた
高性能な磁気記録媒体を提供することである。この本発
明の目的は、非磁性の支持体上に磁性層が設けられてな
る磁気記録媒体において、前記磁性層の磁性粉として、
板状で、かつ、その磁化容易軸が板状面内にある酸化物
磁性粉を用いたことを特徴とする磁気記録媒体によって
達成される。
高性能な磁気記録媒体を提供することである。この本発
明の目的は、非磁性の支持体上に磁性層が設けられてな
る磁気記録媒体において、前記磁性層の磁性粉として、
板状で、かつ、その磁化容易軸が板状面内にある酸化物
磁性粉を用いたことを特徴とする磁気記録媒体によって
達成される。
【0005】尚、板状で、かつ、その磁化容易軸が板状
面内にある酸化物磁性粉としては、例えば六角板状のF
eOx (1.3≦x≦1.5)を主成分としたものがあ
り、このものは六角板状のδ−FeOOH、特にSi,
Al,Cr,Ru,Ca,Zr,P,Mo,Mn,Ti
の群の中から一つ以上選ばれるものの酸化物(例えば、
SiO2 やAl2 O3 )が焼結防止剤として表面に付い
た六角板状のδ−FeOOHを種として焼成し、還元、
酸化することにより得られる。
面内にある酸化物磁性粉としては、例えば六角板状のF
eOx (1.3≦x≦1.5)を主成分としたものがあ
り、このものは六角板状のδ−FeOOH、特にSi,
Al,Cr,Ru,Ca,Zr,P,Mo,Mn,Ti
の群の中から一つ以上選ばれるものの酸化物(例えば、
SiO2 やAl2 O3 )が焼結防止剤として表面に付い
た六角板状のδ−FeOOHを種として焼成し、還元、
酸化することにより得られる。
【0006】そして、このような磁性粉は、同じ長さの
針状磁性粉に比べても、板状であることによって大きさ
が大きく、高い飽和磁化σsが期待できる。しかも、板
状であることから、パッキング密度が高く、単位体積当
たりの有効磁性粉数は多くなって、S/Nの高いことも
期待できる。この結果、再生特性に優れた高性能な磁気
記録媒体となる。
針状磁性粉に比べても、板状であることによって大きさ
が大きく、高い飽和磁化σsが期待できる。しかも、板
状であることから、パッキング密度が高く、単位体積当
たりの有効磁性粉数は多くなって、S/Nの高いことも
期待できる。この結果、再生特性に優れた高性能な磁気
記録媒体となる。
【0007】以下、本発明について詳述する。板状で、
かつ、その磁化容易軸が板状面内にある酸化物磁性粉、
例えば六角板状のFeOx (1.3≦x≦1.5)から
なる酸化物磁性粉は、次のようにすれば得られる。硫酸
第一鉄(Feの一部がCo,Ni,Zn,Snなどで置
換されていても良い)水溶液に攪拌しながら当量以上の
苛性ソーダを加えてアルカリ性にする。これによって水
酸化鉄が沈澱する。この後、攪拌しながら過酸化水素水
を加え、強制的に酸化させる。次いで、水ガラスと塩化
アルミニウムを加え、そして酢酸を用いてpHを6以下
のものとする。そして、濾過し、水洗し、水洗後に65
0℃の温度下で空気中にて焼成する。焼成後、420℃
の温度下にて水素ガスにより還元し、この後70〜30
0℃程度の温度下において空気中で再酸化することによ
って得られる。
かつ、その磁化容易軸が板状面内にある酸化物磁性粉、
例えば六角板状のFeOx (1.3≦x≦1.5)から
なる酸化物磁性粉は、次のようにすれば得られる。硫酸
第一鉄(Feの一部がCo,Ni,Zn,Snなどで置
換されていても良い)水溶液に攪拌しながら当量以上の
苛性ソーダを加えてアルカリ性にする。これによって水
酸化鉄が沈澱する。この後、攪拌しながら過酸化水素水
を加え、強制的に酸化させる。次いで、水ガラスと塩化
アルミニウムを加え、そして酢酸を用いてpHを6以下
のものとする。そして、濾過し、水洗し、水洗後に65
0℃の温度下で空気中にて焼成する。焼成後、420℃
の温度下にて水素ガスにより還元し、この後70〜30
0℃程度の温度下において空気中で再酸化することによ
って得られる。
【0008】尚、上記のようにして得られた六角板状の
酸化物磁性粉は、その厚さが約0.003〜0.1μ
m、直径が約0.03〜0.5μm、板状比(直径/厚
さ)が約3〜20といった大きさのものが好ましい。
又、その保磁力は約300〜550Oe、飽和磁化σs
が70〜90emu/g程度のものが好ましい。磁気記
録媒体を構成する為の磁性塗料に使用されるバインダと
しては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂または反応型樹脂
やこれらの混合物を併用することができる。例えば、熱
可塑性樹脂としては、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合
体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合体、アクリル
酸エステル−アクリロニトリル共重合体、アクリル酸エ
ステル−塩化ビニリデン共重合体、ウレタンエラストマ
ー、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、ブタ
ジエン−アクリロニトリル共重合体、ポリアミド樹脂、
セルース誘導体、スチレン−ブタジエン共重合体、ポリ
エステル樹脂などが挙げられる。熱硬化性樹脂または反
応性樹脂としては、フェノール−ホルマリン−ノボラツ
ック樹脂、フェノール−ホルマリン−レゾール樹脂、尿
素樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、末端
イソシアネートポリエステル湿気硬化型樹脂、末端イソ
シアネートポリエーテル湿気硬化型樹脂、ポリイソシア
ネートプレポリマー等が挙げられる。これらのバインダ
樹脂成分は、磁性粉末100重量部に対して約5〜10
0重量部、好ましくは10〜30重量部の範囲で使用さ
れる。
酸化物磁性粉は、その厚さが約0.003〜0.1μ
m、直径が約0.03〜0.5μm、板状比(直径/厚
さ)が約3〜20といった大きさのものが好ましい。
又、その保磁力は約300〜550Oe、飽和磁化σs
が70〜90emu/g程度のものが好ましい。磁気記
録媒体を構成する為の磁性塗料に使用されるバインダと
しては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂または反応型樹脂
やこれらの混合物を併用することができる。例えば、熱
可塑性樹脂としては、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合
体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合体、アクリル
酸エステル−アクリロニトリル共重合体、アクリル酸エ
ステル−塩化ビニリデン共重合体、ウレタンエラストマ
ー、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、ブタ
ジエン−アクリロニトリル共重合体、ポリアミド樹脂、
セルース誘導体、スチレン−ブタジエン共重合体、ポリ
エステル樹脂などが挙げられる。熱硬化性樹脂または反
応性樹脂としては、フェノール−ホルマリン−ノボラツ
ック樹脂、フェノール−ホルマリン−レゾール樹脂、尿
素樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、末端
イソシアネートポリエステル湿気硬化型樹脂、末端イソ
シアネートポリエーテル湿気硬化型樹脂、ポリイソシア
ネートプレポリマー等が挙げられる。これらのバインダ
樹脂成分は、磁性粉末100重量部に対して約5〜10
0重量部、好ましくは10〜30重量部の範囲で使用さ
れる。
【0009】磁気記録媒体を構成する為の磁性塗料に添
加される他の成分として分散剤、潤滑剤、研磨剤、帯電
防止剤、防錆剤、防黴剤等が加えられても良い。分散剤
としては、炭素数12〜18個の脂肪酸、前記の脂肪酸
のアルカリ金属又はアルカリ土類金属から成る金属石
鹸、前記の脂肪酸のアミド、ポリアルキレンオキサイド
アルキルリン酸エステル、レシチン、トリアルキルポリ
オレフィンオキシ第四アンモニウム塩などが挙げられ
る。この他に炭素数12以上の高級アルコール、硫酸エ
ステル等もある。これらの分散剤は磁性粉100重量部
に対して10重量部以下の範囲で添加され得る。
加される他の成分として分散剤、潤滑剤、研磨剤、帯電
防止剤、防錆剤、防黴剤等が加えられても良い。分散剤
としては、炭素数12〜18個の脂肪酸、前記の脂肪酸
のアルカリ金属又はアルカリ土類金属から成る金属石
鹸、前記の脂肪酸のアミド、ポリアルキレンオキサイド
アルキルリン酸エステル、レシチン、トリアルキルポリ
オレフィンオキシ第四アンモニウム塩などが挙げられ
る。この他に炭素数12以上の高級アルコール、硫酸エ
ステル等もある。これらの分散剤は磁性粉100重量部
に対して10重量部以下の範囲で添加され得る。
【0010】潤滑剤としては、上記分散剤も効果がある
が、ジアルキルポリシロキサン、ジアルコキシポリシロ
キサン、モノアルキルモノアルコキシポリシロキサン等
のシリコーンオイル、グラファイト等の導電性微粉末、
二硫化モリブデン、二硫化タングステン等の無機微粉
末、ポリエチレン、ポリプロピレン等のプラスチック微
粉末、脂肪酸エステル類などが挙げられる。これらの潤
滑剤は、磁性粉100重量部に対して0.1〜15重量
部の範囲で添加される。
が、ジアルキルポリシロキサン、ジアルコキシポリシロ
キサン、モノアルキルモノアルコキシポリシロキサン等
のシリコーンオイル、グラファイト等の導電性微粉末、
二硫化モリブデン、二硫化タングステン等の無機微粉
末、ポリエチレン、ポリプロピレン等のプラスチック微
粉末、脂肪酸エステル類などが挙げられる。これらの潤
滑剤は、磁性粉100重量部に対して0.1〜15重量
部の範囲で添加される。
【0011】研磨剤としては、アルミナ、α−酸化鉄、
酸化チタン、炭化ケイ素、酸化クロムなどが挙げられ
る。これらの研磨剤は、モース硬度が5以上であり、平
均粒子径が0.05ないし5μの大きさのものが使用さ
れる。そして、これらの研磨剤は、磁性粉100重量部
に対し0.5〜15重量部の範囲で添加される。帯電防
止剤としては、カーボンブラック等の導電性微粉末など
が挙げられる。このような導電性微粉末は磁性粉100
重量部に対して0.01〜10重量部の範囲で添加され
る。
酸化チタン、炭化ケイ素、酸化クロムなどが挙げられ
る。これらの研磨剤は、モース硬度が5以上であり、平
均粒子径が0.05ないし5μの大きさのものが使用さ
れる。そして、これらの研磨剤は、磁性粉100重量部
に対し0.5〜15重量部の範囲で添加される。帯電防
止剤としては、カーボンブラック等の導電性微粉末など
が挙げられる。このような導電性微粉末は磁性粉100
重量部に対して0.01〜10重量部の範囲で添加され
る。
【0012】防錆剤としては、ジシクロヘキシルアミン
ナイトライト、シクロヘキシルアミンクロメート、ジイ
ソプロピルアミンナイトライト等の気化性防錆剤を使用
すると防錆効果が向上する。これらの防錆剤は強磁性微
粉末100重量部に対して20重量部以下の範囲で使用
される。防黴剤としては、ナフテン酸銅、ナフテン酸亜
鉛、ナフテン酸水銀、ペンタクロロフェノール、トリク
ロロフェノール、p−ジニトロフェノール、ソルビン
酸、p−オキシ安息香酸ブチル、ジヒドロアセト酸など
があり、結合剤100重量部に対して5重量部以下の範
囲で使用される。
ナイトライト、シクロヘキシルアミンクロメート、ジイ
ソプロピルアミンナイトライト等の気化性防錆剤を使用
すると防錆効果が向上する。これらの防錆剤は強磁性微
粉末100重量部に対して20重量部以下の範囲で使用
される。防黴剤としては、ナフテン酸銅、ナフテン酸亜
鉛、ナフテン酸水銀、ペンタクロロフェノール、トリク
ロロフェノール、p−ジニトロフェノール、ソルビン
酸、p−オキシ安息香酸ブチル、ジヒドロアセト酸など
があり、結合剤100重量部に対して5重量部以下の範
囲で使用される。
【0013】磁性塗料の製造に用いられる溶剤として
は、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、シクロヘキサノン等のケトン系の溶剤、酢酸メ
チル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、酢酸グリ
コールモノエチルエーテル等のエステル系の溶剤、エー
テル、グリコールジメチルエーテル、グリコールモノエ
チルエーテル、ジオキサン等のグリコールエーテル系の
溶剤、ベンゼン、トルエン、キシレン等のタール系(芳
香族炭化水素系)の溶剤、メチレンクロライド、エチレ
ンクロライド、四塩化炭素、クロロホルム、エチレンク
ロルヒドリン、ジクロルベンゼン等の塩素化炭化水素系
の溶剤を適宜選択して使用できる。
は、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、シクロヘキサノン等のケトン系の溶剤、酢酸メ
チル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、酢酸グリ
コールモノエチルエーテル等のエステル系の溶剤、エー
テル、グリコールジメチルエーテル、グリコールモノエ
チルエーテル、ジオキサン等のグリコールエーテル系の
溶剤、ベンゼン、トルエン、キシレン等のタール系(芳
香族炭化水素系)の溶剤、メチレンクロライド、エチレ
ンクロライド、四塩化炭素、クロロホルム、エチレンク
ロルヒドリン、ジクロルベンゼン等の塩素化炭化水素系
の溶剤を適宜選択して使用できる。
【0014】磁性粉やバインダ等が混練されて磁性塗料
とされる訳であるが、混練に際しては、磁性粉末及び上
述の各成分が全て同時に、あるいは個々順次に混練機に
投入される。この磁性塗料の混練分散にあたっては各種
の混練機、例えば二本ロールミル、三本ロールミル、ボ
ールミル、サンドグライダー、高速インペラー分散機、
高速ストーンミル、高速度衝撃ミル、ディスパー、ニー
ダー、高速ミキサー、ホモジナイザー、超音波分散機な
どで行われる。
とされる訳であるが、混練に際しては、磁性粉末及び上
述の各成分が全て同時に、あるいは個々順次に混練機に
投入される。この磁性塗料の混練分散にあたっては各種
の混練機、例えば二本ロールミル、三本ロールミル、ボ
ールミル、サンドグライダー、高速インペラー分散機、
高速ストーンミル、高速度衝撃ミル、ディスパー、ニー
ダー、高速ミキサー、ホモジナイザー、超音波分散機な
どで行われる。
【0015】磁気記録媒体に用いられる非磁性の支持体
の素材としては、ポリエレチンテフタレート等のポリエ
ステル類、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレ
フィン類、セルロースアセテートブチレート、セルロー
スアセテートプロピオネート等のセルロース誘導体、ポ
リ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のビニル系樹脂な
どが用いられる。勿論、これらに限定されるものではな
い。
の素材としては、ポリエレチンテフタレート等のポリエ
ステル類、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレ
フィン類、セルロースアセテートブチレート、セルロー
スアセテートプロピオネート等のセルロース誘導体、ポ
リ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のビニル系樹脂な
どが用いられる。勿論、これらに限定されるものではな
い。
【0016】そして、上記のような磁性粉末、バイン
ダ、各種の添加剤を溶剤に混練分散した磁性塗料を、塗
布し、必要に応じて配向、そして乾燥することによって
塗布型の磁気記録媒体が得られる。又、必要により表面
平滑化処理を施したり、所望の形状にカッティングして
磁気記録媒体が得られる。
ダ、各種の添加剤を溶剤に混練分散した磁性塗料を、塗
布し、必要に応じて配向、そして乾燥することによって
塗布型の磁気記録媒体が得られる。又、必要により表面
平滑化処理を施したり、所望の形状にカッティングして
磁気記録媒体が得られる。
【0017】
〔実施例1〕5%の硫酸第一鉄水溶液を攪拌機の付いた
容器中に入れ、攪拌機を作動させながら10%苛性ソー
ダ水溶液を少しずつ添加し、pHを10に調整した。こ
れによって白色の水酸化鉄が沈殿する。次いで、茶黒色
になるまで20wt%の過酸化水素水溶液を添加した。
これによって、水酸化鉄が強制的に酸化され、六角板状
のδ−FeOOHとなる。そして、フィルタープレスを
用いて濾過し、水洗を行う。次いで、純水を加えて十分
に分散させ、これに水ガラスをFeに対して1wt%と
なるよう、又、塩化アルミニウムをFeに対して1wt
%となるよう加えた。そして、酢酸を加えてpHを4に
調整し、フィルタープレスを用いて濾過し、水洗を行
う。この後、沈殿物をマッフル炉を用いて空気中で65
0℃で2時間かけて焼成し、次いでバッチ式キルンを用
いて380℃で水素ガスと窒素ガスとの混合ガスにより
還元させた。この還元作業の後、空気中で300℃に保
持し、再酸化を行わせた。
容器中に入れ、攪拌機を作動させながら10%苛性ソー
ダ水溶液を少しずつ添加し、pHを10に調整した。こ
れによって白色の水酸化鉄が沈殿する。次いで、茶黒色
になるまで20wt%の過酸化水素水溶液を添加した。
これによって、水酸化鉄が強制的に酸化され、六角板状
のδ−FeOOHとなる。そして、フィルタープレスを
用いて濾過し、水洗を行う。次いで、純水を加えて十分
に分散させ、これに水ガラスをFeに対して1wt%と
なるよう、又、塩化アルミニウムをFeに対して1wt
%となるよう加えた。そして、酢酸を加えてpHを4に
調整し、フィルタープレスを用いて濾過し、水洗を行
う。この後、沈殿物をマッフル炉を用いて空気中で65
0℃で2時間かけて焼成し、次いでバッチ式キルンを用
いて380℃で水素ガスと窒素ガスとの混合ガスにより
還元させた。この還元作業の後、空気中で300℃に保
持し、再酸化を行わせた。
【0018】このようにして得られた磁性粉を調べる
と、六角板状のγ−Fe2 O3 であり、厚さ0.04μ
m、直径0.3μm、板状比は7.5であった。又、保
磁力Hcは340Oe、飽和磁化σsは72emu/g
であり、磁化容易軸は六角板の面内方向にあった。次
に、このような特徴の金属磁性粉246重量部、塩化ビ
ニル系樹脂19重量部、ポリウレタン系樹脂28重量
部、ポリイソシアネート7重量部、粒径0.15μmの
アルミナ30重量部、脂肪酸エステル8重量部、トルエ
ン298重量部、メチルエチルケトン298重量部、シ
クロヘキサノン66重量部を用いて磁性塗料を作成し、
この磁性塗料をダイレクトグラビア法により乾燥後の厚
さが5.0μmとなるように10μm厚のポリエチレン
テレフタレートフィルム上に塗布して、磁性層を設け
た。
と、六角板状のγ−Fe2 O3 であり、厚さ0.04μ
m、直径0.3μm、板状比は7.5であった。又、保
磁力Hcは340Oe、飽和磁化σsは72emu/g
であり、磁化容易軸は六角板の面内方向にあった。次
に、このような特徴の金属磁性粉246重量部、塩化ビ
ニル系樹脂19重量部、ポリウレタン系樹脂28重量
部、ポリイソシアネート7重量部、粒径0.15μmの
アルミナ30重量部、脂肪酸エステル8重量部、トルエ
ン298重量部、メチルエチルケトン298重量部、シ
クロヘキサノン66重量部を用いて磁性塗料を作成し、
この磁性塗料をダイレクトグラビア法により乾燥後の厚
さが5.0μmとなるように10μm厚のポリエチレン
テレフタレートフィルム上に塗布して、磁性層を設け
た。
【0019】そして、上記のようにして得られたものを
3.8mm幅にスリットしてオーディオ用磁気テープを
得た。 〔実施例2〕実施例1において、再酸化処理時の温度を
250℃で行い、六角板状のγ−FeOx (x=1.4
1、厚さ0.03μm、直径0.25μm、板状比8、
保磁力Hc360Oe、飽和磁化σs80emu/g)
の磁性粉を得、これを用いて実施例1と同様に行い、オ
ーディオ用磁気テープを得た。
3.8mm幅にスリットしてオーディオ用磁気テープを
得た。 〔実施例2〕実施例1において、再酸化処理時の温度を
250℃で行い、六角板状のγ−FeOx (x=1.4
1、厚さ0.03μm、直径0.25μm、板状比8、
保磁力Hc360Oe、飽和磁化σs80emu/g)
の磁性粉を得、これを用いて実施例1と同様に行い、オ
ーディオ用磁気テープを得た。
【0020】〔実施例3〕実施例1において、再酸化処
理時の温度を80℃で行い、六角板状のγ−Fe 3 O4
(厚さ0.02μm、直径0.2μm、板状比10、保
磁力Hc420Oe、飽和磁化σs86emu/g)の
磁性粉を得、これを用いて実施例1と同様に行い、オー
ディオ用磁気テープを得た。
理時の温度を80℃で行い、六角板状のγ−Fe 3 O4
(厚さ0.02μm、直径0.2μm、板状比10、保
磁力Hc420Oe、飽和磁化σs86emu/g)の
磁性粉を得、これを用いて実施例1と同様に行い、オー
ディオ用磁気テープを得た。
【0021】〔比較例1〕実施例1で用いた磁性粉の代
わりに長軸長さ0.3μm、針状比10、保磁力Hc3
20Oe、飽和磁化σs71emu/gのγ−Fe2 O
3 を用い、その他は同様に行って磁気テープを得た。 〔比較例2〕実施例1で用いた磁性粉の代わりに直径
0.3μm、板状比5、保磁力Hc680Oe、飽和磁
化σs50emu/gの六角板状のバリウムフェライト
磁性粉を用い、その他は同様に行って磁気テープを得
た。
わりに長軸長さ0.3μm、針状比10、保磁力Hc3
20Oe、飽和磁化σs71emu/gのγ−Fe2 O
3 を用い、その他は同様に行って磁気テープを得た。 〔比較例2〕実施例1で用いた磁性粉の代わりに直径
0.3μm、板状比5、保磁力Hc680Oe、飽和磁
化σs50emu/gの六角板状のバリウムフェライト
磁性粉を用い、その他は同様に行って磁気テープを得
た。
【0022】〔特性〕上記の各例で得た磁気テープの磁
気特性、並びに電磁変換特性を調べたので、その結果を
下記の表−1に示す。尚、電磁変換特性は、比較例1の
テープを基準としたものである。 表−1 Hc Bs MOL(dB) 感度(dB) emu/g G 333Hz 10kHz 333Hz 3kHz 10kHz 実施例1 370 2000 +1.5 0 +0.5 +0.6 +1.1 実施例2 380 2100 +2.4 0 +1.3 +1.4 +2.1 実施例3 430 2400 +4.0 +0.5 +1.4 +2.0 +2.8 比較例1 370 1900 0 0 0 0 0 比較例2 740 1700 -4.5 -2.7 -6.5 -5.4 -5.3 *MOL=Maximum Output Level これによれば、本発明になる板状で、かつ、その磁化容
易軸が板状面内にある酸化物磁性粉を用いて構成された
磁気記録媒体は、電磁変換特性に優れていることが判
る。
気特性、並びに電磁変換特性を調べたので、その結果を
下記の表−1に示す。尚、電磁変換特性は、比較例1の
テープを基準としたものである。 表−1 Hc Bs MOL(dB) 感度(dB) emu/g G 333Hz 10kHz 333Hz 3kHz 10kHz 実施例1 370 2000 +1.5 0 +0.5 +0.6 +1.1 実施例2 380 2100 +2.4 0 +1.3 +1.4 +2.1 実施例3 430 2400 +4.0 +0.5 +1.4 +2.0 +2.8 比較例1 370 1900 0 0 0 0 0 比較例2 740 1700 -4.5 -2.7 -6.5 -5.4 -5.3 *MOL=Maximum Output Level これによれば、本発明になる板状で、かつ、その磁化容
易軸が板状面内にある酸化物磁性粉を用いて構成された
磁気記録媒体は、電磁変換特性に優れていることが判
る。
【0023】
【効果】本発明によれば、高性能な磁気記録媒体が得ら
れる。
れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 志賀 章 栃木県芳賀郡市貝町大字赤羽2606 花王株 式会社情報科学研究所内
Claims (5)
- 【請求項1】 非磁性の支持体上に磁性層が設けられて
なる磁気記録媒体において、前記磁性層の磁性粉とし
て、板状で、かつ、その磁化容易軸が板状面内にある酸
化物磁性粉を用いたことを特徴とする磁気記録媒体。 - 【請求項2】 酸化物磁性粉が六角板状のFeO
x (1.3≦x≦1.5)を主成分としたものであるこ
とを特徴とする請求項1の磁気記録媒体。 - 【請求項3】 酸化物磁性粉が、六角板状のδ−FeO
OHを種として焼成し、還元、酸化することにより得ら
れたものであることを特徴とする請求項1または請求項
2の磁気記録媒体。 - 【請求項4】 酸化物磁性粉が、表面に焼結防止剤が付
いた六角板状のδ−FeOOHを種として焼成し、還
元、酸化することにより得られたものであることを特徴
とする請求項1または請求項2の磁気記録媒体。 - 【請求項5】 焼結防止剤がSi,Al,Cr,Ru,
Ca,Zr,P,Mo,Mn,Tiの群の中から一つ以
上選ばれるものの酸化物であることを特徴とする請求項
4の磁気記録媒体。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5227156A JPH0785451A (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | 磁気記録媒体 |
| US08/304,227 US5798176A (en) | 1993-09-13 | 1994-09-12 | Magnetic recording medium |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5227156A JPH0785451A (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0785451A true JPH0785451A (ja) | 1995-03-31 |
Family
ID=16856379
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5227156A Pending JPH0785451A (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0785451A (ja) |
-
1993
- 1993-09-13 JP JP5227156A patent/JPH0785451A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4330600A (en) | Magnetic recording medium | |
| JPS6228489B2 (ja) | ||
| JPH0711856B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH0785451A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH0785449A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH0785452A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH039529B2 (ja) | ||
| JP3154126B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH0191320A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JP3570565B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JP3154127B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH08102035A (ja) | 磁気記録媒体並びにその製造方法及び製造装置 | |
| JPH0785450A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JP3211005B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH0935248A (ja) | 研磨剤及びそれを用いた磁気記録媒体 | |
| JPS60121517A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JP3154125B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH0332884B2 (ja) | ||
| JP3232587B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH05101375A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH0536059A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPS61132521A (ja) | 磁気記録媒体用磁性酸化鉄粒子粉末及びその製造法 | |
| JPH0581650A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH0798845A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH05143964A (ja) | 磁気記録媒体 |