JPH0786752B2 - タッチパラメータ生成装置 - Google Patents

タッチパラメータ生成装置

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JPH0786752B2
JPH0786752B2 JP4303165A JP30316592A JPH0786752B2 JP H0786752 B2 JPH0786752 B2 JP H0786752B2 JP 4303165 A JP4303165 A JP 4303165A JP 30316592 A JP30316592 A JP 30316592A JP H0786752 B2 JPH0786752 B2 JP H0786752B2
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JP4303165A
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喜久治 田中
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】この発明は、タッチレスポンス機能
を有する電子楽器などに用いられるタッチパラメータ
成装置に関する。
【0002】
【従来技術】鍵操作を評価し、評価したタッチデータを
利用して音源を制御するタッチレスポンス機能付電子鍵
盤楽器は既に周知である。一般に、この種の電子鍵盤楽
器では鍵盤の各々の鍵に対応して1以上の有接点スイッ
チを配置する。例えば、有接点スイッチとして2接点ス
イッチを使用する機種では当該2接点スイッチの状態が
鍵の操作状態に応じて次のように変化する。まず、鍵が
離されているノーマル状態では2接点スイッチの可動片
が第1の固定接点と接触している。押鍵に伴い、2接点
スイッチの可動片は第1の固定接点から離れる。さらに
鍵が押し込まれて鍵の変位がある程度以上になると2接
点スイッチの可動片が第2の固定接点と接触した状態に
なる。タッチデータ生成装置は上記2接点スイッチの可
動片が第1の固定接点から離れて第2の固定接点に移動
するまでの時間を測定する。この測定結果は押鍵速度を
表わし、イニシャルのタッチデータとして、音源の制御
のために利用される。有接点スイッチの構造上、上記2
接点スイッチの可動片が第1の固定接点から離れ始める
ときの鍵変位はほぼ一定であり、また、変位の大きさは
異なるものの、可動片が第2の固定接点に接触するとき
の鍵の変位もほぼ一定である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のタ
ッチデータ生成装置では、押鍵速度のみをイニシャルの
演奏タッチとして測定する。しかし、押鍵速度のみが演
奏タッチのすべてでないことは明らかである。換言すれ
ば、押鍵速度は押鍵タッチの1つの側面ないし特徴を表
わすものにすぎない。したがって、他の側面を表わすデ
ータを測定し、これを演奏タッチあるいは演奏タッチの
1つのパラメータとして利用して音源を制御するように
すれば、従来にないタッチレスポンス効果が付加された
楽音を得ることが可能となる。したがってこの発明の目
的はこのような演奏タッチパラメータを抽出することの
できるタッチパラメータ生成装置を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するため、連続的に可変する演奏操作情報の操作
変位に応じた操作変位データを出力する操作変位データ
出力手段を用い、この操作変位データ出力手段から出力
される操作変位データのピークを検出すると共に、上記
操作変位データ出力手段から出力される操作変位データ
が設定手段で設定した複数のしきい値を越えたか否か判
別し、越えたと判別したときに各しきい値を越えてから
の夫々の経過時間の計数開始して、上記ピーク及び上記
計数結果を、発音特性を制御するためのタッチパラメー
タとして出力することを特徴とする。
【0005】
【作用、展開】上記の構成によれば、まず連続的に可変
する演奏操作情報の操作変位のピークがピーク検出手段
で検出される。このピークの大きさは、演奏操作の仕方
によって変動するものであり、演奏タッチの1つの特徴
要素を表わすものである。そして、さらにはこの演奏操
作状態が、任意に設定した複数のしきい値を越えたか否
かが判別され、越えたときには各しきい値を越えてから
の夫々の経過時間を計数して、この計数結果及び上記ピ
ークが楽音制御のための演奏タッチパラメータとして出
力される。したがって、演奏者が演奏タッチに込めた演
奏意図を生成される楽音に反映でき、従来技術の達し得
なかった楽音表現が可能になる。また、上記複数のしき
い値は、任意に設定できるので、演奏タッチが楽音に反
映される度合を演奏者サイドで自由に制御することがで
き、演奏者にとって最適のタッチレスポンス効果が得ら
れる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。図1はこの発明を電子鍵盤楽器に適用した場合
の全体構成図である。この電子鍵盤楽器は演奏入力手段
として鍵盤と鍵盤の各鍵に対応して配置され、各々の鍵
の変位を検出する入力装置1を有する。入力装置1から
のアナログ鍵変位信号ASはA/D変換器2により、時
分割A/Dスキャンされて対応するデジタル信号DSに
変換され、更に、データ変換器3により平均化され、そ
のデジタル出力TDがタッチデータ生成装置兼楽音制御
手段としてのマイクロプロセッサ4に入力される。
【0007】メモリ5には演奏タッチパラメータの生成
や音源装置10で生成する楽音の制御に必要なプログラ
ム、パラメータ等が記憶され、所望のパラメータの選択
がスイッチ6からの選択信号SSに従って行われるよう
になっている。
【0008】一方、メモリ7は鍵変位データTDに対す
る比較参照データ(しきい値)の演算バッファであり、
しきい値設定部8よりA/D変換器9を経た設定入力と
この設定入力から演算されたしきい値データがこのメモ
リ7に書き込まれる。メモリ7の内容TBは鍵変位デー
タTDと比較するためにマイクロプロセッサ4により読
み出される。
【0009】マイクロプロセッサ4はデータ変換器3か
らの鍵変位を表わすデータTDとメモリ7に設定されて
いるしきい値データTBとから演奏タッチパラメータを
抽出する。更に、マイクロプロセッサ4は抽出した演奏
タッチパラメータとメモリ5からの楽音パラメータTA
を基にして楽音制御データTSを生成して音源装置10
に転送し、これにより音源装置10を制御する。音源装
置10は送られてきた楽音制御データTSに従って楽音
信号MDを発生し、アンプ、スピーカ等から成る出力装
置11に出力する。出力装置11は送られてきた楽音信
号MDを増幅し、音MTとして外部に出力する。
【0010】上記入力装置1の機構と回路構成をそれぞ
れ、図2と図3に示す。図2において、鍵盤の鍵2−1
は支点2−2を中心として上下に揺動可能である。この
鍵2−1にはラック2−3が取り付けられており、この
ラック2−3の歯と噛み合う歯をもつピニオン2−4が
図示のように設けられている。このピニオン2−4の軸
2−4aには鍵変位センサーとしての可変抵抗器2−5
が取り付けられており、鍵2−1の変位がこの可変抵抗
器2−5の抵抗値として検出されるようになっている。
すなわち、各鍵2−1に対する可変抵抗器2−5は図3
に示すようにマトリクス状に接続されており、時分割A
/Dスキャンの際、このマトリクス回路の各行1に、定
電源が順次接続されて可変抵抗器2−5の一端に加えら
れる。この結果、各可変抵抗器2−5の他端には鍵変位
に対応するアナログ電圧が発生する。1行分のアナログ
電圧はアナログマルチプレクサ(図示せず)を介して多
重化された後A/D変換器2に入力され、デジタル値に
変換される。
【0011】図4(a)は可変抵抗器2−5によって検
出される鍵変位信号ASのプロフィールを例示したもの
である。図示のように、鍵の変位は時間とともに連続的
に変化する。図4(a)に示す鍵変位信号に対するデー
タ変換部3の出力TDのプロフィールを図4(b)に示
す。図中、xlは鍵に対する操作が開始したかどうかを
識別するためのしきい値を表わし、xは第2のしきい
値を表わし、xは第3のしきい値を表わし、xmax
は鍵変位データのピークを表わしている。
【0012】図5はしきい値設定部8の構成例である。
図示のしきい値設定部8は3つのスライド式のボリュー
ム5−1、5−2、5−3から成り、各ボリュームの値
がA/D変換器9で順次、サイクリックに変換されてマ
イクロプロセッサ4に読み取られるようになっている。
【0013】マイクロプロセッサ4が実行するしきい値
設定処理のフローを図6に示す。まず、ステップS−1
でボリュームのカウンタiを1に初期化し、次のステッ
プS−2でi(=1)番目のボリューム5−1のA/D
変換データを読み込んでxレジスタ(メモリ7内)に
ストアする。続くステップS−3〜S−6において、
【数1】 を計算し、結果をDTiレジスタにストアする。以上の
処理S−2〜S−6をi=1〜3まで繰り返し、実行す
ることにより(S−7)、図4のxl、x、xにそ
れぞれ対応する3つのしきい値データDT1、DT2、
DT3を得ている。本例の場合、DT1、DT2、DT
3の間には、DT1≦DT2≦DT3の関係がある。
【0014】次に図7を参照して、演奏タッチパラメー
タの生成処理について説明する。この処理により、図4
(b)に示す1回の鍵操作に対する鍵変位データTDの
なかで、xを超えるデータの数Fm,xを超えるデ
ータの数Fhが測定される。さらに、データがしきい値
を超えている場合には、ピークのデータxmax
演奏タッチパラメータとして抽出される。
【0015】詳細に述べると、マイクロプロセッサ4
は、任意の1つの鍵2−1に関して、鍵操作開始検出モ
ードに移行する際に、3つのレジスタFl、Fm、Fh
をクリアし(A−1)、図6のフローで設定された押鍵
開始のしきい値DT1をxlにロードする(A−2)。
そして、その鍵に係る鍵変位データTDをDiに読み込
んで(A−3)、その値が押鍵開始のしきい値xlを超
えたかどうかを調べ(A−4)、しきい値xlに達して
いなければステップA−3に戻る。
【0016】ステップA−4で、鍵変位データDiが押
鍵開始のしきい値xlを超えたことが検出されると、キ
ーオン/オフフラグFlがオン値“1”にセットされ
(A−5)、第2のしきい値DT2がレジスタxにロ
ードされ(A−6)、マイクロプロセッサ4は演奏タッ
チパラメータの生成モードに移行する。
【0017】まず、ステップA−7〜A−11に示すよ
うに、第2のしきい値xを超える鍵変位のデータDi
の数Fmが計数される。更に、鍵変位データDiが設定
された第3のしきい値x(=DT3)を超えると(A
−10)、カウンタFhがインクリメントされ(A−1
2)、ステップA−13〜A−17に示すように、ピー
クの鍵変位データxmaxが抽出される。ピークの鍵変
位データxmaxは、前回と今回の鍵変位データDi、
i+lに関して、鍵変位が減少Di+l≦Diに転じ
たときの前回の鍵変位データDiで定められる。
【0018】鍵変位データがxより小さくなると、鍵
変位の終了のしきい値xlとの間で比較が行われ(A−
7、A−18、A−19)しきい値xlより低くなる
と、キーオン/オフフラグFlがオフ値“0”に戻され
る(A−20)。
【0019】図7には示さないが、キーオン/オフフラ
グFlのオン中、上記Fm、Fhの値は周期的に調べら
れ、演奏タッチパラメータとして、楽音制御に利用され
る。また、鍵変位のピークxmaxが決定されている場
合にも、その値を用いて楽音パラメータTSが生成さ
れ、音源装置10に転送され、ピークの演奏タッチパラ
メータxmaxによる楽音制御が実行される。
【0020】これらの演奏タッチパラメータFm、F
h、xmaxによる楽音の制御は種々の態様を取り得
る。例えば、音量制御への応用においては、演奏タッチ
パラメータを楽音の振幅エンベロープのパラメータ(エ
ンベロープレベル、レート)の変更データとして使用で
きる。また、音色制御への応用においては、楽音のスペ
クトルの混合比の制御に利用でき、音高制御の場合に
は、ポルタメントをかけるか否かの選択、あるいはポル
タメントをかける場合のポルタメントの速度の制御に利
用できる。以上で実施例の説明を終るがこの発明は上記
実施例には限定されず、種々の変形、変更が容易に行え
る。
【0021】例えば、上記実施例では演奏入力手段とし
て鍵盤と鍵盤の各鍵の変位を検出するセンサー2−5を
用いているが、電子管楽器に応用する場合にはマウスピ
ースとマウスピースを通る呼気あるいは吸気を検出する
ブレスセンサーとを演奏入力手段として使用でき、また
電子弦楽器に応用する場合には弦と弦の振動をピックア
ップする変換器、あるいは弦へのチョーキングを検出す
るチョーキングセンサーあるいはトレモロアームとトレ
モロアームの変位を検出するトレモロセンサーとで構成
することができる。要するに、演奏入力手段は連続的に
可変の演奏操作状態を入力あるいは検出する任意の手段
であればよい。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明では、連続的に
可変する演奏操作情報の操作変位のピークをピーク検出
手段で検出すると共に、上記演奏操作状態が、任意に設
定した複数のしきい値を越えたか否かを判別し、越えた
ときには各しきい値を越えてからの経過時間を夫々計数
して、この計数結果及び上記ピークを楽音制御のための
演奏タッチパラメータとして出力しているので、演奏操
作の特徴を新しい側面から抽出することができ、従来に
ない表情豊かなタッチレスポンス演奏を実現することが
でき演奏者にとって最適の仕方で応答するタッチパラ
メータ生成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を電子鍵盤楽器に適用した場合の全体
構成図。
【図2】鍵の機構を示す図。
【図3】鍵変位センサーとしての可変抵抗器のマトリク
ス回路を示す図。
【図4】入力装置から入力される鍵変位信号のプロフィ
ールを示す図。
【図5】しきい設定部の配置図。
【図6】マイクロプロセッサにより実行されるしきい設
定処理のフローチャート。
【図7】マイクロプロセッサにより実行されるタッチデ
ータ生成のフローチャート。
【符号の説明】
1 入力装置 2−1 鍵 2−5 可変抵抗器 4 マイクロプロセッサ 8 しきい値設定部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続的に可変する演奏操作情報の操作変位
    に応じた操作変位データを出力する操作変位データ出力
    手段と、 この操作変位データ出力手段から出力される操作変位デ
    ータのピークを検出するピーク検出手段と、 複数のしきい値を設定する設定手段と、 上記操作変位データ出力手段から出力される操作変位デ
    ータが上記設定手段で設定した各しきい値を越えたか否
    か判別し、越えたと判別したときに各しきい値を越えて
    からの夫々の経過時間の計数を開始する複数の計数手段
    と、 上記ピーク検出手段で検出されたピーク及び上記各計数
    手段で計数された計数結果を、発音特性を制御するため
    のタッチパラメータとして出力するタッチパラメータ出
    力手段と、 を有することを特徴とするタッチパラメータ生成装置。
JP4303165A 1992-10-16 1992-10-16 タッチパラメータ生成装置 Expired - Lifetime JPH0786752B2 (ja)

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JPH05313661A JPH05313661A (ja) 1993-11-26
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ID=17917672

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