JPH0787131B2 - 半固定可変抵抗器の製造方法 - Google Patents

半固定可変抵抗器の製造方法

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JPH0787131B2
JPH0787131B2 JP2104499A JP10449990A JPH0787131B2 JP H0787131 B2 JPH0787131 B2 JP H0787131B2 JP 2104499 A JP2104499 A JP 2104499A JP 10449990 A JP10449990 A JP 10449990A JP H0787131 B2 JPH0787131 B2 JP H0787131B2
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▲しげる▼ 小堀
郁夫 長友
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帝国通信工業株式会社
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はチップ型の半固定可変抵抗器の製造方法に関す
るものである。
〔従来の技術〕 第6図はこの種従来の半固定可変抵抗器80を示す側断面
図である。
同図に示すように、この半固定可変抵抗器80は、絶縁性
の基板81と、弾性金属板からなり前記基板81上に載置さ
れる摺動子83と、金属板からなり該基板81の裏面側に配
置される集電板85とによって構成され、前記集電板85に
設けた筒状の鳩目部87を前記基板81に設けた貫通穴89と
前記摺動子83に設けた嵌挿穴91に挿入し、その先端をか
しめて構成されていた。
そしてこの状態で摺動子83を回転すると、該摺動子83の
外周より延設されて下方に下り曲げ形成された腕部に設
けた接点部93が、前記基板81上に設けた抵抗体パターン
(図示せず)上を弾接摺動し、その抵抗値を変化する。
ところでこの種の小型のチップ型半固定可変抵抗器80を
電子部品に実装するときの搬送は、該半固定可変抵抗器
80上に吸引装置の吸引部95を近付け、真空吸着によって
該吸引部95に半固定可変抵抗器80を吸い付けることによ
って行なわれている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら上記従来の半固定可変抵抗器80にあって
は、鳩目部87の中央部が貫通した穴となっているため、
前記吸引部95でこの半固定可変抵抗器80を吸引したと
き、該穴から空気が吸引されてしまい、該半固定可変抵
抗器80をうまく吸引できないという問題点があった。
この問題点を解決するために、集電板85に舌片を設け、
該舌片を折り曲げて前記鳩目87の穴を下側から塞ぐよう
に構成したものもあった。
しかしながらこのように構成した場合は、舌片の折り曲
げの状態によって鳩目部87の穴と舌片の曲に隙間が生
じ、該穴を完全には塞げない場合が生じる。またこの舌
片の折り曲げ工程は繁雑である。
本発明は上述の点に鑑みてさなれたものであり、半固定
可変抵抗器の鳩目部の穴を確実且つ容易に塞ぐことがで
きる半固定可変抵抗器の製造方法を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため本発明は、上面に馬蹄形状の
抵抗体パターンを設けるとともに該抵抗体パターンの略
中央部に貫通穴を形成した基板と、金属板で構成されそ
の所定部分に前記抵抗体パターン上を摺接する接点部を
設けその略中央に前記基板の貫通穴と略同寸法の嵌挿穴
が形成された摺動子と、金属板からなり所定位置に中空
筒状の鳩目部を立設した集電板とを用意し、前記基板の
貫通穴と該基板上に載置した摺動子の嵌挿穴に前記集電
板の鳩目部を挿通し、該鳩目部の先端をかしめて該摺動
子を基板上に回動自在に枢支せしめる半固定可変抵抗器
の製造方法において、前記集電板の鳩目部中央の穴の形
状と略同一形状の薄板状の独立した1枚の金属板からな
る蓋を用意し、一方前記集電板の鳩目部中央の穴の内周
面及び前記蓋又はそれらの内の何れか一方にメッキを施
し、前記蓋を前記鳩目部中央の穴内に圧入することによ
って、前記蓋の外周と鳩目部中央の穴の内周面とを前記
メッキによって溶着せしめて該穴を塞ぎ、さらに前記集
電板の鳩目部中央の穴への蓋の圧入は、集電板の鳩目部
に対向する位置に金属板を配設し、該金属板からパンチ
で蓋を打ち抜くとともに該パンチを前記鳩目部の穴に挿
入し、該パンチで打ち抜いた蓋を該穴内に圧入すること
によって行うこととした。
〔作用〕
上記の如く、独立した1枚の金属板からなる蓋を、集電
板の鳩目部中央の穴内に圧入してこれを塞ぐので、該蓋
の取付作業が容易且つ確実に行えるばかりか、該蓋の外
周全体が鳩目部中央の穴の内周面に強固に隙間なく取り
付けられるので、該鳩目部中央の穴を確実に塞ぐことが
できる。
また蓋の周囲と鳩目部中央の穴の内周面とをメッキによ
って溶着(機械的摩擦熱による溶着)せしめることとし
たので、鳩目部中央の穴の内周面に対する蓋の接合強度
を強固にすることができる。
また集電板とは別の独立した1枚の蓋によって集電板の
鳩目中央の穴を塞ぐので、集電板としては従来の通常の
半固定可変抵抗器用の集電板が使用でき、該集電板を製
造するための金型コストを安価にできる。
また鳩目部中央の穴への蓋の圧入を、パンチで金属板を
打ち抜くと同時に該パンチを前記鳩目部内部に突入する
ことによって行ったので、蓋の打ち抜き工程と突入工程
が1つの工程で行え、その製造作業が容易になる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいつ詳細に説明す
る。
第1図は本実施例にかかる半固定可変抵抗器1を示す図
であり、同図(a)は平面図、同図(b)は裏面図、同
図(c)は同図(a)のA−A線上断面図である。
同図に示すようにこの半固定可変抵抗器1は、基板3
と、該基板3の表面上に回動自在に取り付けられる摺動
子5と、該基板3の裏面側に取り付けられる集電板7
と、該集電板7に設けた筒状の鳩目部11内に挿入・固定
される蓋9とによって構成されている。
以下各構成部品について説明する。
基板3は略正方形状の絶縁板で構成され、その略中央部
には貫通穴13が形成されている。
またこの基板3上には図示しないが、馬蹄形状の抵抗体
パターンが形成され、その両端はそれぞれ導電パター1
9,19に接続され、その先端は半田21,21によって裏面に
形成した端子パターン23,23に接続されている。
摺動子5は金属板で一体に形成され、その外周から下側
に折り曲げられた部分には前記基板3に形成した抵抗体
パターン上を弾接摺動する接点部15が形成されている。
またその中央部はすりばち状となっており、その中心に
は前記基板3の貫通穴13と略同一寸法の嵌挿穴17が形成
されている。
集電板7は金属板からなり、その一端は中央端子25とな
っている。また集電板7の所定位置には中空筒状の鳩目
部11が立設されていて、該鳩目部11の立ち上がり部は適
度な曲率を持ったテーパ部aが形成されている。
蓋9は第2図(a)に示すように円板状の金属板で構成
されているが、同図(b)に示すように該円板の外周に
爪を設けてもよい。
次にこの半固定可変抵抗器1の組立て方法を説明する。
まず集電板7の鳩目部11内に蓋9を挿入・固定するので
あるが、その方法を第4図と第5図を用いて説明する。
ここで第4図は集電板7の鳩目部11内に蓋9を圧入する
方法を示す図、第5図はその要部拡大断面図である。
まず第4図に示すように金属板40をプレス加工すること
によって鳩目部11、中央端子25、及び集電板7の外形を
順次形成する。なお鳩目部11は第4図の裏面側に突設形
成される。ここでこの集電板7は3つの支持部41によっ
て金属板40に支持されている。
またこのときこの金属板40の上方には帯状の金属板45が
配設されており、さらにその上にはパンチ50が配設され
ている。
そしてこの金属板45の真下に集電板7の鳩目部11が移動
してきたときに、該パンチ50が下方向に移動して金属板
45に円板状に打ち抜く。この打ち抜かれた円板状の板が
蓋9となる。
そして第5図に示すように、該パンチ50はその先端に蓋
9を付けたままさらに下方向に移動して集電板7の鳩目
部11のテーパ部a内部に挿入される。
そしてパンチ50を上方向に引き戻せば、前記蓋9が鳩目
部11の内周に強固に固定された状態で鳩目部11内に取り
付けられる。
なお上記圧入工程の前に、予め金属板45と鳩目部11に半
田メッキ或いは銀メッキを施したので、蓋9が鳩目部11
の内周に圧入されるとき、両者に施したメッキが機械的
摩擦熱によって溶着するため、さらに強固な接合状態と
なった。
そしてこの蓋9を固定した集電板7を反転して鳩目部11
を上に向け、その上に半固定可変抵抗器1の各部品を組
み込んでいく。
即ち第1図(c)に示すように、集電板7上に基板3と
リング状のワッシャ27と摺動子5をこの順番で積み重
ね、摺動子5の嵌挿穴17から上に突出した鳩目部11の上
端をかしめる。
そして第4図に示す3つの支持部41を切断すれば、第1
図に示す半固定可変抵抗器1が完成するのである。
なお上記ワッシャ27は場合によっては不要である。
これによって摺動子5は基板3上に回動自在に枢支さ
れ、その接点部15が抵抗体パターン上を摺動することに
よって、端子パターン23,23と中央端子25間の抵抗値が
変化するのである。
第3図はこの半固定可変抵抗値1を吸引装置の吸引部95
によって真空吸着させる状態を示す図である。
同図に示すように本発明にかかる半固定可変抵抗器1に
よれば、摺動子5の上から吸引装置の吸引部95を近付け
たとき、鳩目部11中央の穴は蓋9によって塞がれている
ので該半固定可変抵抗器1は吸引部95の下面に吸着され
易い。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明にかかる半固定可変抵抗器
の製造方法によれば、以下のような優れた効果を有す
る。
(1)独立した1枚の金属板からなる蓋を、集電板の鳩
目部中央の穴内に圧入するだけでこれを塞ぐことができ
るので、該蓋の取付作業が容易且つ確実に行えるばかり
か、該蓋の外周全体が鳩目部中央の穴の内周面に強固に
隙間なく取り付けられるので、該鳩目部中央の穴を確実
に塞ぐことができる。
(2)特に本発明の場合、蓋の周囲と鳩目部中央の穴の
内周面とをメッキによって溶着せしめることとしたの
で、鳩目部中央の穴の内周面に対する蓋の接合強度を強
固にすることができる。
(3)集電板とは別の独立した1枚の蓋によって集電板
の鳩目部中央の穴を塞ぐので、集電板としては従来の通
常の半固定可変抵抗器用の集電板が使用でき、該集電板
を製造するための金型コストを安価にできる。なお蓋は
金属板を打ち抜くだけで製造できるので安価であり、全
体としての製造コストを下げることができる。
(4)鳩目部中央の穴への蓋の圧入を、パンチで金属板
を打ち抜くと同時に該パンチを前記鳩目部内部に突入す
ることによって行ったので、蓋の打ち抜き工程と突入工
程が1つの工程で行え、その製造作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかる半固定可変抵抗器1
を示す図、第2図は蓋9を示す平面図、第3図は半固定
可変抵抗器1を吸引装置の吸引部95によって真空吸着さ
せる状態を示す図、第4図は集電板7の鳩目部11内に蓋
9を圧入する方法を示す図、第5図はその要部拡大断面
図、第6図は従来の半固定可変抵抗器80を示す側断面図
である。 図中、1……半固定可変抵抗器、13……貫通穴、15……
接点部、17……嵌挿穴、3……基板、5……摺動子、7
……集電板、9……蓋、11……鳩目部、40,45……金属
板、50……パンチ、である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面に馬蹄形状の抵抗体パターンを設ける
    とともに該抵抗体パターンの略中央部に貫通穴を形成し
    た基板と、金属板で構成されその所定部分に前記抵抗体
    パターン上を摺接する接点部を設けその略中央に前記基
    板の貫通穴と略同寸法の嵌挿穴が形成された摺動子と、
    金属板からなり所定位置に中空筒状の鳩目部を立設した
    集電板とを用意し、 前記基板の貫通穴と該基板上に載置した摺動子の嵌挿穴
    に前記集電板の鳩目部を挿通し、該鳩目部の先端をかし
    めて該摺動子を基板上に回動自在に枢支せしめる半固定
    可変抵抗器の製造方法において、 前記集電板の鳩目部中央の穴の形状と略同一形状の薄板
    状の独立した1枚の金属板からなる蓋を用意し、 一方前記集電板の鳩目部中央の穴の内周面及び前記蓋又
    はそれらの内の何れか一方にメッキを施し、 前記蓋を前記鳩目部中央の穴内に圧入することによっ
    て、前記蓋の外周と鳩目部中央の穴の内周面とを前記メ
    ッキによって溶着せしめて該穴を塞ぎ、 さらに前記集電板の鳩目部中央の穴への蓋の圧入は、集
    電板の鳩目部に対向する位置に金属板を配設し、該金属
    板からパンチで蓋を打ち抜くとともに該パンチを前記鳩
    目部の穴に挿入し、該パンチで打ち抜いた蓋を該穴内に
    圧入することによって行うことを特徴とする半固定可変
    抵抗器の製造方法。
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