JPH0787632B2 - 車載用低域補正装置 - Google Patents

車載用低域補正装置

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JPH0787632B2
JPH0787632B2 JP63213918A JP21391888A JPH0787632B2 JP H0787632 B2 JPH0787632 B2 JP H0787632B2 JP 63213918 A JP63213918 A JP 63213918A JP 21391888 A JP21391888 A JP 21391888A JP H0787632 B2 JPH0787632 B2 JP H0787632B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車の車室内音響特性を改善する車載用低
減補正装置に関するものである。
従来の技術 近年、車載用低域補正装置は低域再生専用スピーカシス
テムが車室内音響特性の向上に効果的であるとして主に
用いられているが、補正装置のない従来の再生装置との
組み合わせや形状の異なる車室内空間にそれぞれ適合さ
せるような細かな再生周波数帯域の調整はその構成上な
されていないのが現状である。
以下に従来の車載用低域補正装置について説明する。
第7図は従来の車載用低域補正装置の一例として低域再
生システムを示したものである。1はカーラジオ,カー
テープデッキ,カーコンパクトディスクプレーヤなどの
再生機器、2はミキシング回路、3はバンドパスフィル
タ、4は増幅器、5はスピーカである。
第8図は上記第7図で説明したバンドパスフィルタ3の
振幅特性を示したものである。
以上のように構成された車載用低域補正装置について、
以下その動作について説明する。
まず、再生機器1から送られてきた右,左信号は、ミキ
シング回路2によってミキシングされ、バンドパスフィ
ルタ3で50〜100Hzの周波数を中心周波数とした低域音
に制限し、振幅器4によって増幅されスピーカ5で再生
される。その結果、低域補正装置のない再生装置だけで
は不足した低域音は、スピーカ5からの再生音が加わる
ため音圧が上がり、中高域音とバランスがとれて低域ま
でフラットな車室内音圧周波数特性が得られている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記の従来の構成では、バンドパスフィル
タ3の特性が第8図に示されるように振幅が最大となる
周波数を中心として対称になるような特性であるため、
例えば中心周波数を60Hzとしたときには60Hzの再生音圧
は上がるものの、楽器のベースに含まれる150Hz以上の
音圧をあと1dBから2dB上げようとしても上記中心周波数
(60Hz)以外の特定の周波数のみを上げることはでき
ず、バンドパスフィルタ3の再生周波数帯域全域に渡り
音圧が上がってしまい、その結果不必要な周波数まで音
圧が上がるために必要とされる周波数の音圧は相対的に
全く変化しないことになる。また、自動車の車室内音響
特性上で、中心周波数を60Hzにしたときに、車のロード
ノイズに埋もれてしまう200Hz付近の音圧をあと数dB上
げようとしても、前述と同様の結果になり、目的とする
複数のポイントの周波数における再生音圧のみを上げる
ことが可能な非対称型の振幅特性または周波数特性が得
られないものであった。
このように、現状のバンドパスフィルタ3を用いた構成
の低域補正装置では、効果的な補正ができないという欠
点を有していた。
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、非対称型
の振幅特性をもった車載用低域補正装置を提供すること
を目的とするものである。
課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の車載用低域補正装置
は、再生機器からの信号をミキシングするミキシング回
路と、少なくとも2次以上のハイパスフィルタとローパ
スフィルタを直列に接続して構成され、上記ミキシング
回路の出力信号の低域再生周波数帯域を制限するバンド
パスフィルタと、このハンドパスフィルタからの信号を
増幅する増幅器と、増幅器からの信号を再生するスピー
カからなる構成としたものである。
作用 この構成によって、目的とする複数のポイントの周波数
における再生音圧のみを向上させることが可能な非対称
型の振幅特性をもつバンドパスフィルタを実現し、これ
によって優れた音圧周波数特性を得ることができる。
実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。
第1図は本発明の一実施例における車載用低域補正装置
の構成を示すものである。第1図において、6はカーラ
ジオ,カーテープデッキ,カーコンパクトディスクプレ
ーヤなどの再生機器、7はミキシング回路、8は少なく
とも2次以上のハイパスフィルタ、9は少なくとも2次
以上のローパスフィルタ、10は増幅器、11はスピーカで
ある。
以上のように構成された本発明の車載用低域補正装置に
ついて、以下その動作を説明する。
まず、再生機器6から送られてきた右,左信号は、ミキ
シング回路7によってミキシングされ、第4図に示す回
路構成ならびに第2図で示される振幅特性をもつ少なく
とも2次以上のハイパスフィルタ8によって60Hz以下の
超低域が−12dB/オクターブの傾きでカットされる。こ
のハイパスフィルタ8のシステム関数は、以下の式で示
される。
ただし、 C1,C2:コンデンサ、R1,R2,RF,RS:抵抗、Vi:入力電圧、V
o:出力電圧 また、このハイパスフィルタ8の低域カットオフ周波数
と、共振の鋭さを示す回路のQHは、以下の式で示され
る。
ここで、回路のQを1以上にすると、第2図に示すよう
に、低域カットオフ周波数付近で振幅特性にピークを持
たすこともできる。
次に、ハイパスフィルタ8を通った信号は、第5図に示
す回路構成ならびに第3図に示される振幅特性を持つ少
なくとも2次以上のローパスフィルタ9によって150Hz
以上の周波数を−12dB/オクターブの傾きでカットされ
る。このローパスフィルタ9のシステム関数は、以下の
式で示される。
ただし、S=jw、 C3,C4:コンデンサ、R3,R4:抵抗、VX:入力電圧、VY:出力
電圧 また、このローパスフィルタ9の高域カットオフ周波数
と、共振の鋭さを示す回路のQLは、以下の式で示され
る。
ここで、ハイパスフィルタ8の低域カットオフ周波数を
60Hz、共振の鋭さを示す回路のQHを3.0になるように、C
1=0.1μF,C2=0.1μF,R1=33kΩ,R2=22kΩ,RF=39k
Ω,Rs=15kΩとコンデンサ,抵抗の定数を設定し、ロー
パスフィルタ9の高域カットオフ周波数を150Hz、共振
の鋭さを示す回路のQLを0.6になるように、R3=47kΩ,R
4=47kΩ,C3=0.027μF,C4=0.018μFと抵抗,コンデ
ンサの定数を設定する。
このときのハイパスフィルタ8の振幅特性、ローパスフ
ィルタ9の振幅特性、ハイパスフィルタ8とローパスフ
ィルタ9を通った振幅特性を第6図に示す。
この第6図の振幅特性を上記第8図に示した従来の同特
性と比較してもわかるように、第6図の総合特性は明ら
かに非対称の振幅特性、又は周波数特性を示している。
このように本発明の総合特性は、60Hz付近の音圧レベル
の調整と、上記60Hz付近から中高音域にかけてのつなが
り部分である150Hz〜200Hz付近の音圧レベルの調整をそ
れぞれ単独で、かつ任意の音圧レベルに調整することが
可能であり、具体的に150Hz以上の周波数で、従来の第
8図に示される対称型のバンドパスフィルタと比較して
1dBから2dB振幅が上がっている。
このように、非対称型の振幅特性を持った信号を、増幅
器10に加えてスピーカ11で再生すると、従来の対称型の
振幅特性を持った車載用低域補正装置と比較して、振幅
が最大となる周波数における音圧と、低域音再生に重要
な150Hz以上の音圧の微調整や車室内特性及び車のロー
ドノイズ等によって埋もれがちな200Hz付近の音圧をそ
れぞれ任意のレベルに上昇させることが可能になり、こ
の結果不必要な周波数を含む再生周波数帯域全域に渡っ
て音圧が上がってしまうということがなく、必要とする
複数のポイントの周波数における音圧のみを上げて低音
域の補正を行った優れた音圧周波数特性を得ることがで
き、自然で聴き易い音にすることができる。
以上のように、再生する信号の周波数帯域を制限するフ
ィルタに少なくとも2次以上のアクティヴハイパスフィ
ルタとアクティヴローパスフィルタを直列に接続して構
成することにより、非対称型の振幅特性を得ることがで
き、良好な車室内音圧周波数特性を得ることができる。
なお、第1の実施例においてハイパスフィルタ8の中心
周波数と共振の鋭さを示すQHを決定するのに、コンデン
サ,抵抗は他の定数を用いてもよい。また、ローパスフ
ィルタ9の中心周波数と共振の鋭さを示すQLを決定する
のに、抵抗,コンデンサは他の定数を用いてもよい。
発明の効果 以上のように本発明は、再生する信号の低域再生周波数
帯域を制限するバンドパスフィルタの構成を、少なくと
も2次以上のハイパスフィルタとローパスフィルタを直
列に接続した構成とすることにより、必要とする複数の
ポイントの周波数における音圧のみを上げることができ
る非対称型の振幅特性を持ったバンドパスフィルタを構
成することができ、これにより低音域の補正を行って優
れた音圧周波数特性を得ることが可能な車載用低域補正
装置を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における車載用低域補正装置
のブロック図、第2図は第1図のハイパスフィルタの振
幅特性図、第3図は第1図のローパスフィルタの振幅特
性図、第4図は第1図のハイパスフィルタの電気回路
図、第5図は第1図のローパスフィルタの電気回路図、
第6図は本発明の実施例におけるハイパスフィルタ,ロ
ーパスフィルタ及び両方を組み合わせた総合の振幅特性
図、第7図は従来の車載用低域補正装置のブロック図、
第8図は第7図のバンドパスフィルタの振幅特性図であ
る。 6……再生機器、7……ミキシング回路、8……ハイパ
スフィルタ、9……ローパスフィルタ、10……増幅器、
11……スピーカ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】再生すべき音に対応した電気信号を発生す
    る再生機器からの信号をミキシングするミキシング回路
    と、少なくとも2次以上のハイパスフィルタとローパス
    フィルタを直列に接続して構成され、上記ミキシング回
    路の出力信号の低域再生周波数帯域を制限するバンドパ
    スフィルタと、このバンドパスフィルタからの信号を増
    幅する増幅器と、増幅器からの信号を再生するスピーカ
    からなる車載用低域補正装置。
JP63213918A 1988-08-29 1988-08-29 車載用低域補正装置 Expired - Fee Related JPH0787632B2 (ja)

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JPS6235320A (ja) * 1985-08-09 1987-02-16 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡
JPS6387100A (ja) * 1986-09-30 1988-04-18 Hainesu:Kk 小口径スピ−カ−使用の音響機器における低音域補正装置

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