JPH078856A - 曲面塗装用フィルム及び曲面塗装用フィルムの調製システム - Google Patents
曲面塗装用フィルム及び曲面塗装用フィルムの調製システムInfo
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- JPH078856A JPH078856A JP5173786A JP17378693A JPH078856A JP H078856 A JPH078856 A JP H078856A JP 5173786 A JP5173786 A JP 5173786A JP 17378693 A JP17378693 A JP 17378693A JP H078856 A JPH078856 A JP H078856A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 複雑な書体の文字や輪郭の複雑な図形或いは
絵画をも塗布パターンとして選定し、多様な曲面の塗装
でも位置ズレ等の不具合が生ぜずに、高品位に且つ高能
率に行なえる曲面塗装用フィルムおよびフィルム調製装
置を提供する。 【構成】 ベース層1の上には、第一の塗布パターン2
7が形成された第一の薄肉フィルム材層3が、第一の接
着剤19によって積層状に貼着されている。第一の薄肉
フィルム材層3の上には、第二の塗布パターン29が形
成された第二の薄肉フィルム材層5が、第二の接着剤2
1によって積層状に貼着されている。更に、上記と同様
にして、第三の塗布パターン31が形成された第三の薄
肉フィルム材層7が、第三の接着剤23によって、第四
の塗布パターン33が形成された第四の薄肉フィルム材
層7が、第四の接着剤25によって、夫々、積層状に貼
着されている。
絵画をも塗布パターンとして選定し、多様な曲面の塗装
でも位置ズレ等の不具合が生ぜずに、高品位に且つ高能
率に行なえる曲面塗装用フィルムおよびフィルム調製装
置を提供する。 【構成】 ベース層1の上には、第一の塗布パターン2
7が形成された第一の薄肉フィルム材層3が、第一の接
着剤19によって積層状に貼着されている。第一の薄肉
フィルム材層3の上には、第二の塗布パターン29が形
成された第二の薄肉フィルム材層5が、第二の接着剤2
1によって積層状に貼着されている。更に、上記と同様
にして、第三の塗布パターン31が形成された第三の薄
肉フィルム材層7が、第三の接着剤23によって、第四
の塗布パターン33が形成された第四の薄肉フィルム材
層7が、第四の接着剤25によって、夫々、積層状に貼
着されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に曲面塗装用フィル
ム及び曲面塗装用フィルムの調製システムに関し、特
に、多様な曲面で構成されている塗布対象物の面上に、
複数色の塗料を用いて文字、図形、記号等、種々の塗装
を施すのに好適な曲面塗装用フィルム及び曲面塗装用フ
ィルムの調製システムに関する。本明細書においては、
塗布対象物として自動車を例に挙げて説明することとす
る。
ム及び曲面塗装用フィルムの調製システムに関し、特
に、多様な曲面で構成されている塗布対象物の面上に、
複数色の塗料を用いて文字、図形、記号等、種々の塗装
を施すのに好適な曲面塗装用フィルム及び曲面塗装用フ
ィルムの調製システムに関する。本明細書においては、
塗布対象物として自動車を例に挙げて説明することとす
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、業務用の自動車の車体面には、
文字や図形や記号等、様々なパターンが単色、或いは複
数色の塗料で形成されている。これらのパターンの大部
分は、業務の主体等を特定するために設けられているも
のである。
文字や図形や記号等、様々なパターンが単色、或いは複
数色の塗料で形成されている。これらのパターンの大部
分は、業務の主体等を特定するために設けられているも
のである。
【0003】例えば、会社等の法人が業務の主体である
場合にはその名称、個人が業務の主体である場合にはそ
の氏名が、単独で或いは様々なマーク等とともに、自動
車の車体面上に形成される。上記に加えて業務主体の電
話番号や、住所或いは所在地等も上記パターンと対応す
る位置に形成される。上記作業は、通常、カーサインと
称されている。周知のように、自動車の車体は、多様な
曲面によって構成されている。そのため、殆どが平面で
構成されているものを作業対象とする場合とは異なっ
て、自動車の車体に上記作業を行うには、相当な熟練度
が要求される。
場合にはその名称、個人が業務の主体である場合にはそ
の氏名が、単独で或いは様々なマーク等とともに、自動
車の車体面上に形成される。上記に加えて業務主体の電
話番号や、住所或いは所在地等も上記パターンと対応す
る位置に形成される。上記作業は、通常、カーサインと
称されている。周知のように、自動車の車体は、多様な
曲面によって構成されている。そのため、殆どが平面で
構成されているものを作業対象とする場合とは異なっ
て、自動車の車体に上記作業を行うには、相当な熟練度
が要求される。
【0004】そこで、従来においては上記作業は、その
殆どが熟練度の高い職人の手に委ねられていた。即ち、
従来においては、熟練度の高い職人が、塗装用の筆を用
いて手書きで1つ1つ所望のパターンを車体面に書込む
方法、熟練度の高い職人が塗料を筆のように少量ずつ吹
出すエアーブラシを用いて、使用する塗料の色毎に、塗
料タンクを取替え、かなりの長時間を費やして所望のパ
ターンを車体面に書込む方法が採用されていた。更に、
近年においては、裏面に接着剤が途付された塩化ビニー
ル材料にカッティングを施すことによって予め所望の塗
付パターンを切取り、該塩化ビニール材料を、貼着対象
たる自動車の車体面に貼着するような方法も採用される
ようになってきた。
殆どが熟練度の高い職人の手に委ねられていた。即ち、
従来においては、熟練度の高い職人が、塗装用の筆を用
いて手書きで1つ1つ所望のパターンを車体面に書込む
方法、熟練度の高い職人が塗料を筆のように少量ずつ吹
出すエアーブラシを用いて、使用する塗料の色毎に、塗
料タンクを取替え、かなりの長時間を費やして所望のパ
ターンを車体面に書込む方法が採用されていた。更に、
近年においては、裏面に接着剤が途付された塩化ビニー
ル材料にカッティングを施すことによって予め所望の塗
付パターンを切取り、該塩化ビニール材料を、貼着対象
たる自動車の車体面に貼着するような方法も採用される
ようになってきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、各方
面における人件費の高騰と所謂人手不足とは深刻なもの
がある。特に塗装作業のような所謂現場作業の分野は、
塗布対象物の如何を問わず若年労働者から敬遠されがち
であり、上記作業に従事する労働者の数も減少の一途を
辿っている。そのため、熟練した職人の不足は勿論、未
熟練の作業員の数も極めて少なくなっている。
面における人件費の高騰と所謂人手不足とは深刻なもの
がある。特に塗装作業のような所謂現場作業の分野は、
塗布対象物の如何を問わず若年労働者から敬遠されがち
であり、上記作業に従事する労働者の数も減少の一途を
辿っている。そのため、熟練した職人の不足は勿論、未
熟練の作業員の数も極めて少なくなっている。
【0006】そこで、このような状況に鑑みて、以下の
ような方法が提案された。即ち、該提案は、所望の途布
パターンが切抜きによって形成された肉厚の薄いビニー
ルフィルムを、コンピュータにより数値制御されるニ次
面切断加工装置を用いて調製する。そして、このように
して調製された上記ビニールフィルムを、途布対象物の
面上に貼着し、この途布対象物の面上のビニールフィル
ムが切抜かれた部分に塗料を途布することによって前記
の作業を行うものである。
ような方法が提案された。即ち、該提案は、所望の途布
パターンが切抜きによって形成された肉厚の薄いビニー
ルフィルムを、コンピュータにより数値制御されるニ次
面切断加工装置を用いて調製する。そして、このように
して調製された上記ビニールフィルムを、途布対象物の
面上に貼着し、この途布対象物の面上のビニールフィル
ムが切抜かれた部分に塗料を途布することによって前記
の作業を行うものである。
【0007】この方法は、途布対象が平面状を呈するも
のに、1個の途布パターンを1色の塗料を用いて形成し
ようとする場合には適用可能である。即ち、前記構成の
ビニールフィルムを1枚使用するだけでよいから、仮
に、上記ビニールフィルムの貼付け位置に位置ズレが生
じたとしても、位置決め補正を比較的容易に行える。
又、途布に用いる塗料も1色分だけでよいから、未熟練
な作業員であっても前記作業を行うのにさほど支障とは
ならない。
のに、1個の途布パターンを1色の塗料を用いて形成し
ようとする場合には適用可能である。即ち、前記構成の
ビニールフィルムを1枚使用するだけでよいから、仮
に、上記ビニールフィルムの貼付け位置に位置ズレが生
じたとしても、位置決め補正を比較的容易に行える。
又、途布に用いる塗料も1色分だけでよいから、未熟練
な作業員であっても前記作業を行うのにさほど支障とは
ならない。
【0008】しかしながら、上記方法は、途布対象物
が、自動車の車体のように多様な曲面からなる場合に
は、適用が難しい。特に、途布パターンが複数個ある場
合には、上記方法は、適用不可能である。即ち、塗布パ
ターンが複数個ある場合には、それら複数個の途布パタ
ーンに対応させて複数枚のビニールフィルムを使用しな
ければならない。熟練度の高い職人であっても、複数枚
のビニールフィルムを、夫々、位置ズレが生ずることな
しに、車体面上に位置決めして貼付け固定する作業を能
率よく行うのは、極めて困難である。まして、未熟練な
作業員にあっては、上記作業は事実上不可能である。
が、自動車の車体のように多様な曲面からなる場合に
は、適用が難しい。特に、途布パターンが複数個ある場
合には、上記方法は、適用不可能である。即ち、塗布パ
ターンが複数個ある場合には、それら複数個の途布パタ
ーンに対応させて複数枚のビニールフィルムを使用しな
ければならない。熟練度の高い職人であっても、複数枚
のビニールフィルムを、夫々、位置ズレが生ずることな
しに、車体面上に位置決めして貼付け固定する作業を能
率よく行うのは、極めて困難である。まして、未熟練な
作業員にあっては、上記作業は事実上不可能である。
【0009】しかも、上記複数の途布パターンを、各々
の塗布パターン別にフルカラーで色分けしたい場合や、
上記複数の塗布パターンが互いに隣接している場合に
は、パターン別に色分けする必要が生ずるが、これら作
業は、複数枚のフィルムが位置ズレなしに車体面上に貼
付けられることなくしては実行できない。
の塗布パターン別にフルカラーで色分けしたい場合や、
上記複数の塗布パターンが互いに隣接している場合に
は、パターン別に色分けする必要が生ずるが、これら作
業は、複数枚のフィルムが位置ズレなしに車体面上に貼
付けられることなくしては実行できない。
【0010】このように従来にあっては、種々のパター
ンを、各種塗料を用いて直接自動車の車体面上に形成す
る作業を行うことはできなかった。そのため、自動車の
車体面上に上述した塗装を施すに際しては、例えば、塩
化ビニルのごときフィルム材料に、フルカラーの塗料を
用いて所望のパターンを形成し、所望のパターンが形成
された前記フィルム材料を車体面上に貼付け、然る後
に、該部位を透明な防水性のフィルム材料で覆う等の手
数の掛かる作業を強いられていたものである。
ンを、各種塗料を用いて直接自動車の車体面上に形成す
る作業を行うことはできなかった。そのため、自動車の
車体面上に上述した塗装を施すに際しては、例えば、塩
化ビニルのごときフィルム材料に、フルカラーの塗料を
用いて所望のパターンを形成し、所望のパターンが形成
された前記フィルム材料を車体面上に貼付け、然る後
に、該部位を透明な防水性のフィルム材料で覆う等の手
数の掛かる作業を強いられていたものである。
【0011】従って本発明は、上記事情を考慮してなさ
れたもので、その目的は、仮令、未熟練の作業員であっ
ても、通常の書体で書かれている一般的な文字や一般的
な幾何学図形等は勿論、複雑な書体の文字や輪郭の複雑
な図形或いは絵画のごとき複数色の塗料によってしか表
現することのできないものまでをも塗布パターンとして
選定することができ、平面に対する塗装については勿論
のこと、自動車の車体面のごとき多様な曲面に対する塗
装についても位置ズレ等の不具合が生ずることなしに、
しかも、高品位に且つ高能率に行なうことができる曲面
塗装用フィルムを提供することにある。
れたもので、その目的は、仮令、未熟練の作業員であっ
ても、通常の書体で書かれている一般的な文字や一般的
な幾何学図形等は勿論、複雑な書体の文字や輪郭の複雑
な図形或いは絵画のごとき複数色の塗料によってしか表
現することのできないものまでをも塗布パターンとして
選定することができ、平面に対する塗装については勿論
のこと、自動車の車体面のごとき多様な曲面に対する塗
装についても位置ズレ等の不具合が生ずることなしに、
しかも、高品位に且つ高能率に行なうことができる曲面
塗装用フィルムを提供することにある。
【0012】又、本発明の他の目的は、上記曲面塗装用
フィルムの調製が、所望に応じて様々な塗布パターンを
短時間で高精度に、然も、自動的に形成することが可能
な曲面塗装用フィルム調製装置を提供することにある。
フィルムの調製が、所望に応じて様々な塗布パターンを
短時間で高精度に、然も、自動的に形成することが可能
な曲面塗装用フィルム調製装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る曲面塗装用フィルムは、略平板状の薄
層からなり、この薄層の一方の面上に設定される領域で
あって塗布対象たる曲面に形成されるべき全パターンと
対応する領域、を画定すべく設定された所定幅の外縁領
域とこの外縁領域中に設けられている複数個の位置決め
マークとを有したベース層と、このベース層の前記面上
に、所定強度の第一の接着剤を介して積層状に貼着され
た第一の薄肉フィルム材層であって、このベース層と密
着していない側の面上に、切込線によって除去可能に画
定された、第一の塗布パターンとこの第一の塗布パター
ンを含む前記全パターンと対応する領域を画定すべく設
定された所定幅の外縁領域とこの外縁領域中に前記位置
決めマークと対応して設けられている複数個の位置決め
マークと切取線が形成されている綴込部とを有した第一
の薄肉フィルム材層と、を備え、更に、この第一の薄肉
フィルム材層の、前記ベース層と密着していない側の面
上に、前記第一の接着剤とは接着強度の異なる第二の接
着剤を介して積層状に貼着された第ニの薄肉フィルム材
層であって、前記第一の薄肉フィルム材層と密着してい
ない側の面上に、切込線によって除去可能に画定され
た、第一の塗布パターンを含む第ニの塗布パターンとこ
の第二の塗布パターンを含む前記全パターンと対応する
領域を画定すべく設定された所定幅の外縁領域とこの外
縁領域中に前記位置決めマークと対応して設けられてい
る複数個の位置決めマークと前記綴込部と対応して設け
られている切取線が形成された綴込部とを有した第二の
薄肉フィルム材層、を少なくとも備えた構成とした。
に、本発明に係る曲面塗装用フィルムは、略平板状の薄
層からなり、この薄層の一方の面上に設定される領域で
あって塗布対象たる曲面に形成されるべき全パターンと
対応する領域、を画定すべく設定された所定幅の外縁領
域とこの外縁領域中に設けられている複数個の位置決め
マークとを有したベース層と、このベース層の前記面上
に、所定強度の第一の接着剤を介して積層状に貼着され
た第一の薄肉フィルム材層であって、このベース層と密
着していない側の面上に、切込線によって除去可能に画
定された、第一の塗布パターンとこの第一の塗布パター
ンを含む前記全パターンと対応する領域を画定すべく設
定された所定幅の外縁領域とこの外縁領域中に前記位置
決めマークと対応して設けられている複数個の位置決め
マークと切取線が形成されている綴込部とを有した第一
の薄肉フィルム材層と、を備え、更に、この第一の薄肉
フィルム材層の、前記ベース層と密着していない側の面
上に、前記第一の接着剤とは接着強度の異なる第二の接
着剤を介して積層状に貼着された第ニの薄肉フィルム材
層であって、前記第一の薄肉フィルム材層と密着してい
ない側の面上に、切込線によって除去可能に画定され
た、第一の塗布パターンを含む第ニの塗布パターンとこ
の第二の塗布パターンを含む前記全パターンと対応する
領域を画定すべく設定された所定幅の外縁領域とこの外
縁領域中に前記位置決めマークと対応して設けられてい
る複数個の位置決めマークと前記綴込部と対応して設け
られている切取線が形成された綴込部とを有した第二の
薄肉フィルム材層、を少なくとも備えた構成とした。
【0014】又、上記他の目的を達成するために、本発
明に係る曲面塗装用フィルムの調製システムは、請求項
1乃至請求項3のいずれかの項記載の曲面塗装用フィル
ムを調製するためのシステムであって、積層状態で巻回
されている複数枚の薄肉フィルム材層を、帯状に延在せ
しめる動作と、帯状に延在せしめられた前記複数枚の薄
肉フィルム材層を卷戻すことによって回収する動作とを
行うとともに、前記回収動作時には、各々の薄肉フィル
ム材層を加熱、加圧するフィルム材料巻回解除・巻戻し
装置と、前記帯状に延在せしめられて供給された一枚又
は二枚以上の薄肉フィルム材層を受けて、露出している
薄肉フィルム材層の面上に、所望の塗布パターン領域
を、切込線によって除去可能に画定する塗布パターン画
定装置と、切込線形成動作終了後の前記薄肉フィルム材
層の面上に、フッ素系樹脂を加工してなるシート材料を
帯状に延在せしめて供給する動作と、前記フィルム材料
巻回解除・巻戻し装置による切込線形成動作終了後の前
記薄肉フィルム材層の回収時に、前記シート材料を前記
塗布パターン画定装置から回収する動作とを行うシート
材料供給・回収装置と、前記フィルム材料巻回解除・巻
戻し装置によって卷回が解除されて帯状に延在せしめら
れた複数枚の薄肉フィルム材層を受けて、最も外周側に
卷回されていた薄肉フィルム材層から順に各々塗布パタ
ーンの形成が可能なように仕分けして前記塗布パターン
画定装置に供給するフィルム材料仕分け・供給機構と、
を備え、前記塗布パターン画定装置は、X−Yテーブル
と、前記X−Yテーブル上に設けられ、フィルム材料の
供給時及びフィルム材料の回収時に、該フィルム材料の
搬送を案内するフィルム材料案内機構であって、搬送さ
れるフィルム材料の枚数に応じてフィルム材料の案内溝
の溝幅が変動するように構成されているフィルム材料案
内機構と、前記フィルム材料案内機構上に設けられ、前
記フィルム材料の案内溝の溝幅の変動に追従し、シート
材料の供給時及びシート材料の回収時には、該シート材
料の搬送を案内するシート材料案内機構と、前記X−Y
テーブル上において、三次元方向に移動可能に構成され
た切込線形成機構であって、前記帯状に延在せしめら
れ、前記フィルム材料案内機構によって前記X−Yテー
ブル上の所定位置まで案内された塗布パターン未形成の
薄肉フィルム材層に対して、所望の塗布パターンを画定
すべく切込線を形成する切込線形成機構と、入力された
指令情報と予め保持している塗布パターン画定に必要な
諸情報とに基ずいて、前記切込線形成機構を制御する制
御手段と、を有する構成とした。
明に係る曲面塗装用フィルムの調製システムは、請求項
1乃至請求項3のいずれかの項記載の曲面塗装用フィル
ムを調製するためのシステムであって、積層状態で巻回
されている複数枚の薄肉フィルム材層を、帯状に延在せ
しめる動作と、帯状に延在せしめられた前記複数枚の薄
肉フィルム材層を卷戻すことによって回収する動作とを
行うとともに、前記回収動作時には、各々の薄肉フィル
ム材層を加熱、加圧するフィルム材料巻回解除・巻戻し
装置と、前記帯状に延在せしめられて供給された一枚又
は二枚以上の薄肉フィルム材層を受けて、露出している
薄肉フィルム材層の面上に、所望の塗布パターン領域
を、切込線によって除去可能に画定する塗布パターン画
定装置と、切込線形成動作終了後の前記薄肉フィルム材
層の面上に、フッ素系樹脂を加工してなるシート材料を
帯状に延在せしめて供給する動作と、前記フィルム材料
巻回解除・巻戻し装置による切込線形成動作終了後の前
記薄肉フィルム材層の回収時に、前記シート材料を前記
塗布パターン画定装置から回収する動作とを行うシート
材料供給・回収装置と、前記フィルム材料巻回解除・巻
戻し装置によって卷回が解除されて帯状に延在せしめら
れた複数枚の薄肉フィルム材層を受けて、最も外周側に
卷回されていた薄肉フィルム材層から順に各々塗布パタ
ーンの形成が可能なように仕分けして前記塗布パターン
画定装置に供給するフィルム材料仕分け・供給機構と、
を備え、前記塗布パターン画定装置は、X−Yテーブル
と、前記X−Yテーブル上に設けられ、フィルム材料の
供給時及びフィルム材料の回収時に、該フィルム材料の
搬送を案内するフィルム材料案内機構であって、搬送さ
れるフィルム材料の枚数に応じてフィルム材料の案内溝
の溝幅が変動するように構成されているフィルム材料案
内機構と、前記フィルム材料案内機構上に設けられ、前
記フィルム材料の案内溝の溝幅の変動に追従し、シート
材料の供給時及びシート材料の回収時には、該シート材
料の搬送を案内するシート材料案内機構と、前記X−Y
テーブル上において、三次元方向に移動可能に構成され
た切込線形成機構であって、前記帯状に延在せしめら
れ、前記フィルム材料案内機構によって前記X−Yテー
ブル上の所定位置まで案内された塗布パターン未形成の
薄肉フィルム材層に対して、所望の塗布パターンを画定
すべく切込線を形成する切込線形成機構と、入力された
指令情報と予め保持している塗布パターン画定に必要な
諸情報とに基ずいて、前記切込線形成機構を制御する制
御手段と、を有する構成とした。
【0015】
【作用】本発明に係る曲面塗装用フィルムは、例えば、
自動車の車体面のごとき、多様な曲面からなる塗布対象
物に対して塗装を行うにあたり、以下のような態様で使
用される。
自動車の車体面のごとき、多様な曲面からなる塗布対象
物に対して塗装を行うにあたり、以下のような態様で使
用される。
【0016】まず、ベース層を第一の薄肉フィルム材層
から剥離し、第一の薄肉フィルム材層を、第一の接着剤
を介して多様な曲面からなる塗布対象物、例えば、自動
車の車体面上等に貼着固定する。この工程が完了する
と、第二の薄肉フィルム材層(第三の薄肉フィルム材層
があるときは、第二、第三の薄肉フィルム材層)を、綴
じ込み部分を残して第一の薄肉フィルム材層から剥離す
る。これによって、第一の薄肉フィルム材層が露出され
る。
から剥離し、第一の薄肉フィルム材層を、第一の接着剤
を介して多様な曲面からなる塗布対象物、例えば、自動
車の車体面上等に貼着固定する。この工程が完了する
と、第二の薄肉フィルム材層(第三の薄肉フィルム材層
があるときは、第二、第三の薄肉フィルム材層)を、綴
じ込み部分を残して第一の薄肉フィルム材層から剥離す
る。これによって、第一の薄肉フィルム材層が露出され
る。
【0017】この状態で、第一の薄肉フィルム材層中か
ら第一の塗布パターンを除去し、塗布対象物、例えば、
自動車の車体面を露出させる。露出した車体面に対し
て、所望の色の塗料を塗布する。
ら第一の塗布パターンを除去し、塗布対象物、例えば、
自動車の車体面を露出させる。露出した車体面に対し
て、所望の色の塗料を塗布する。
【0018】この工程が完了すると、第一の薄肉フィル
ム材層を、綴じ込み部分を残して前記車体面から除去す
る。第二の薄肉フィルム材層を、第ニの接着剤を介して
前記塗布対象たる自動車の車体面上に貼着固定する。こ
の工程が完了すると、第二の薄肉フィルム材層上に、第
三の薄肉フィルム材層が積層されていなければ、第二の
薄肉フィルム材層が露出する。第三の薄肉フィルム材層
が積層されている場合には、前記と同様に綴じ込み部分
を残して、第三の薄肉フィルム材層を第二の薄肉フィル
ム材層から剥離する。
ム材層を、綴じ込み部分を残して前記車体面から除去す
る。第二の薄肉フィルム材層を、第ニの接着剤を介して
前記塗布対象たる自動車の車体面上に貼着固定する。こ
の工程が完了すると、第二の薄肉フィルム材層上に、第
三の薄肉フィルム材層が積層されていなければ、第二の
薄肉フィルム材層が露出する。第三の薄肉フィルム材層
が積層されている場合には、前記と同様に綴じ込み部分
を残して、第三の薄肉フィルム材層を第二の薄肉フィル
ム材層から剥離する。
【0019】これによって、第ニの薄肉フィルム材層が
露出される。この状態で、第二の薄肉フィルム材層中か
ら第ニの塗布パターンと対応する部分を除去すると、前
記所望の色によって形成されている第一の塗布パターン
を含む自動車の車体面が露出される。露出した車体面に
対して、上記とは別の所望の色の塗料を塗布する。これ
によって、前記第一の塗布パターンの色は、最初の色と
は異なった色になる。一方、第ニの塗布パターンについ
ては、色の変化は生じない。
露出される。この状態で、第二の薄肉フィルム材層中か
ら第ニの塗布パターンと対応する部分を除去すると、前
記所望の色によって形成されている第一の塗布パターン
を含む自動車の車体面が露出される。露出した車体面に
対して、上記とは別の所望の色の塗料を塗布する。これ
によって、前記第一の塗布パターンの色は、最初の色と
は異なった色になる。一方、第ニの塗布パターンについ
ては、色の変化は生じない。
【0020】この工程が完了すると、第二の薄肉フィル
ム材層を、綴じ込み部分を残して前記車体面から除去す
る。第三の薄肉フィルム材層が積層されていなければ、
これで、一連の塗布作業は、終了である。即ち、第一の
塗布パターン及び 第ニの塗布パターンが、夫々所望の
色によって、塗り分けられる。
ム材層を、綴じ込み部分を残して前記車体面から除去す
る。第三の薄肉フィルム材層が積層されていなければ、
これで、一連の塗布作業は、終了である。即ち、第一の
塗布パターン及び 第ニの塗布パターンが、夫々所望の
色によって、塗り分けられる。
【0021】第三の薄肉フィルム材層が積層されている
場合には、この第三の薄肉フィルム材層を、第三の接着
剤を介して前記塗布対象たる自動車の車体面上に貼着固
定する。この工程が完了すると、この状態で、第三の薄
肉フィルム材層中から第三の塗布パターンを除去する
と、前記所望の色の塗料によって形成されている第一、
第二の塗布パターンを含む自動車の車体面が露出され
る。露出した車体面に対して、上記各塗料とは別の所望
の色の塗料を塗布する。これによって、前記第一、第二
の塗布パターンの色は、最初の色とは異なった色にな
る。一方、第三の塗布パターンについては、色の変化は
生じない。
場合には、この第三の薄肉フィルム材層を、第三の接着
剤を介して前記塗布対象たる自動車の車体面上に貼着固
定する。この工程が完了すると、この状態で、第三の薄
肉フィルム材層中から第三の塗布パターンを除去する
と、前記所望の色の塗料によって形成されている第一、
第二の塗布パターンを含む自動車の車体面が露出され
る。露出した車体面に対して、上記各塗料とは別の所望
の色の塗料を塗布する。これによって、前記第一、第二
の塗布パターンの色は、最初の色とは異なった色にな
る。一方、第三の塗布パターンについては、色の変化は
生じない。
【0022】この工程が完了すると、第三の薄肉フィル
ム材層を、綴じ込み部分とともに前記車体面から除去す
る。第四の薄肉フィルム材層が積層されていなければ、
これで、一連の塗布作業は、終了である。即ち、第一の
塗布パターン、第ニの塗布パターン及び第三の塗布パタ
ーンが、夫々所望の色によって、塗り分けられる。上記
第一の塗布パターンの形成時には、上記第一の薄肉フィ
ルム材層の上記第一の塗布パターン領域を除く領域は、
第一の薄肉フィルム材層の残りの領域によってマスキン
グされているから、塗料が付着するおそれは全くない。
上記第二の塗布パターンの形成時には、上記第一の塗布
パターン領域と、上記第二の塗布パターン領域とを除く
領域は、第二の薄肉フィルム材層の残りの領域によって
マスキングされているから、塗料が付着するおそれは全
くない。
ム材層を、綴じ込み部分とともに前記車体面から除去す
る。第四の薄肉フィルム材層が積層されていなければ、
これで、一連の塗布作業は、終了である。即ち、第一の
塗布パターン、第ニの塗布パターン及び第三の塗布パタ
ーンが、夫々所望の色によって、塗り分けられる。上記
第一の塗布パターンの形成時には、上記第一の薄肉フィ
ルム材層の上記第一の塗布パターン領域を除く領域は、
第一の薄肉フィルム材層の残りの領域によってマスキン
グされているから、塗料が付着するおそれは全くない。
上記第二の塗布パターンの形成時には、上記第一の塗布
パターン領域と、上記第二の塗布パターン領域とを除く
領域は、第二の薄肉フィルム材層の残りの領域によって
マスキングされているから、塗料が付着するおそれは全
くない。
【0023】同様に、第三の塗布パターンの形成時に
も、上記第一、第二の塗布パターン領域と、上記第三の
塗布パターン領域とを除く領域は、第三の薄肉フィルム
材層の残りの領域によってマスキングされているから、
塗料が付着するおそれは全くない。上記第三の薄肉フィ
ルム材層の上に、更に、第四、第五の薄肉フィルム材層
が積層されている曲面塗装用フィルムを採用した場合に
は、未熟練な作業者であっても、複雑な書体の文字や図
形等を複数色の塗料を用いて比較的短時間で自動車の車
体面上に高品位に塗布することが可能である。又、上述
した各々の薄肉フィルム材層は、例えば、塩化ビニルの
ごとき柔軟性のある材料によって構成されているため
に、自動車の車体面への貼着、剥離が容易に行なえる。
も、上記第一、第二の塗布パターン領域と、上記第三の
塗布パターン領域とを除く領域は、第三の薄肉フィルム
材層の残りの領域によってマスキングされているから、
塗料が付着するおそれは全くない。上記第三の薄肉フィ
ルム材層の上に、更に、第四、第五の薄肉フィルム材層
が積層されている曲面塗装用フィルムを採用した場合に
は、未熟練な作業者であっても、複雑な書体の文字や図
形等を複数色の塗料を用いて比較的短時間で自動車の車
体面上に高品位に塗布することが可能である。又、上述
した各々の薄肉フィルム材層は、例えば、塩化ビニルの
ごとき柔軟性のある材料によって構成されているため
に、自動車の車体面への貼着、剥離が容易に行なえる。
【0024】上述した各フィルム材層の位置合わせは、
ベース層を始め各薄肉フィルム材層に設けられている位
置決めマークを用いて容易に行うことができる。
ベース層を始め各薄肉フィルム材層に設けられている位
置決めマークを用いて容易に行うことができる。
【0025】上記構成の曲面塗装用フィルムの調製シス
テムは、以下のように動作する。上述した曲面塗装用フ
ィルムの調製システムの駆動電源が投入されると、制御
手段は、フィルム材料巻回解除・巻戻し装置、シート材
料供給・回収装置及び切込線形成機構の制御動作を開始
する。
テムは、以下のように動作する。上述した曲面塗装用フ
ィルムの調製システムの駆動電源が投入されると、制御
手段は、フィルム材料巻回解除・巻戻し装置、シート材
料供給・回収装置及び切込線形成機構の制御動作を開始
する。
【0026】まず、フィルム材料巻回解除・巻戻し装置
が駆動される。即ち、フィルム材料巻回解除・巻戻し装
置は、シート材料供給・回収装置によるシート材料の供
給に先行して、前述したフィルム材料を、塗布パターン
画定装置のX−Yテーブル上に供給する。この供給に際
しては、フィルム材料仕分け・供給機構と、フィルム材
料案内機構とが用いられる。
が駆動される。即ち、フィルム材料巻回解除・巻戻し装
置は、シート材料供給・回収装置によるシート材料の供
給に先行して、前述したフィルム材料を、塗布パターン
画定装置のX−Yテーブル上に供給する。この供給に際
しては、フィルム材料仕分け・供給機構と、フィルム材
料案内機構とが用いられる。
【0027】上記機構等によって塗布パターンの形成が
可能なように、薄肉フィルム材層の供給が行なわれた
後、切込線形成機構が駆動される。即ち、薄肉フィルム
材層上に、所望の塗布パターンが切込線によって形成さ
れる。切込線が形成された薄肉フィルム材層上に、シー
ト材料供給・回収装置によるシート材料の供給が行なわ
れる。この供給に際しては、シート材料案内機構が用い
られる。
可能なように、薄肉フィルム材層の供給が行なわれた
後、切込線形成機構が駆動される。即ち、薄肉フィルム
材層上に、所望の塗布パターンが切込線によって形成さ
れる。切込線が形成された薄肉フィルム材層上に、シー
ト材料供給・回収装置によるシート材料の供給が行なわ
れる。この供給に際しては、シート材料案内機構が用い
られる。
【0028】切込線が形成された薄肉フィルム材層と切
込線が未形成の薄肉フィルム材層とが、フィルム材料巻
回解除・巻戻し装置によって上記塗布パターン画定装置
から回収される。この回収に際しても、前記フィルム材
料案内機構が用いられる。上記各々の薄肉フィルム材層
の回収に際して、上記シート材料供給・回収装置による
シート材料の回収が行なわれる。この回収に際しても、
シート材料案内機構が用いられる。
込線が未形成の薄肉フィルム材層とが、フィルム材料巻
回解除・巻戻し装置によって上記塗布パターン画定装置
から回収される。この回収に際しても、前記フィルム材
料案内機構が用いられる。上記各々の薄肉フィルム材層
の回収に際して、上記シート材料供給・回収装置による
シート材料の回収が行なわれる。この回収に際しても、
シート材料案内機構が用いられる。
【0029】これにより、一枚の薄肉フィルム材層に対
する塗布パターンの形成動作が終了することとなる。二
枚目以降の薄肉フィルム材層に対する塗布パターンの形
成動作に関しても上記と同様である。
する塗布パターンの形成動作が終了することとなる。二
枚目以降の薄肉フィルム材層に対する塗布パターンの形
成動作に関しても上記と同様である。
【0030】
【実施例】以下、図面により本発明に従う実施例につい
て、説明する。
て、説明する。
【0031】図1は、本発明の一実施例に従う曲面塗装
用フィルムの構成を示した側断面図である。本発明の一
実施例に従う曲面塗装用フィルムは、図1に示すよう
に、ベース層1を始め、、第一の薄肉フィルム材層3、
第二の薄肉フィルム材層5、第三の薄肉フィルム材層7
及び第四の薄肉フィルム材層9を備えている。上記構成
について、更に説明すれば、以下のようである。
用フィルムの構成を示した側断面図である。本発明の一
実施例に従う曲面塗装用フィルムは、図1に示すよう
に、ベース層1を始め、、第一の薄肉フィルム材層3、
第二の薄肉フィルム材層5、第三の薄肉フィルム材層7
及び第四の薄肉フィルム材層9を備えている。上記構成
について、更に説明すれば、以下のようである。
【0032】即ち、ベース層1は、略平面状の薄層から
なっており、このベース層1の一方の面上には、例え
ば、図2の符号11で示すような外縁領域が設定されて
いる。この外縁領域11は、塗布対象たる曲面(例え
ば、自動車の車体面等。図示しない)上に形成されるべ
き全ての塗布パターンと対応する領域、を画定すべく設
定されたもので、言わば、外枠のようなものである。
なっており、このベース層1の一方の面上には、例え
ば、図2の符号11で示すような外縁領域が設定されて
いる。この外縁領域11は、塗布対象たる曲面(例え
ば、自動車の車体面等。図示しない)上に形成されるべ
き全ての塗布パターンと対応する領域、を画定すべく設
定されたもので、言わば、外枠のようなものである。
【0033】上記外縁領域11中の適宜な位置には、ト
ンボと称される位置決めマーク13が図2で示すごとき
態様で複数個設けられている。これら、位置決めマーク
13は、以下に詳述する各薄肉フィルム材層を、塗装時
に車体面上において所望の位置に位置決めするために、
設けられているものである。更に、上記外縁領域11の
適宜な部位には、図1及び図2に示すように、切取線
(ミシン目)15が形成された綴込部17が設定されて
いる。本実施例において、ベース層1には、塩化ビニル
系の弾力性のある材料によって構成されたものが採用さ
れている。
ンボと称される位置決めマーク13が図2で示すごとき
態様で複数個設けられている。これら、位置決めマーク
13は、以下に詳述する各薄肉フィルム材層を、塗装時
に車体面上において所望の位置に位置決めするために、
設けられているものである。更に、上記外縁領域11の
適宜な部位には、図1及び図2に示すように、切取線
(ミシン目)15が形成された綴込部17が設定されて
いる。本実施例において、ベース層1には、塩化ビニル
系の弾力性のある材料によって構成されたものが採用さ
れている。
【0034】第一の薄肉フィルム材層3は、前記ベース
層1の一方の面上に、所定強度の第一の接着剤19を介
して積層状に貼着されている。第一の薄肉フィルム材層
3も略平面状の薄層からなっており、第一の薄肉フィル
ム材層3の前記ベース層1と密着していない方の側の面
上には、ベース層1におけると同様に、例えば、図2の
符号11で示すような外縁領域が設定されている。この
外縁領域11は、前述と同様な機能を有している。
層1の一方の面上に、所定強度の第一の接着剤19を介
して積層状に貼着されている。第一の薄肉フィルム材層
3も略平面状の薄層からなっており、第一の薄肉フィル
ム材層3の前記ベース層1と密着していない方の側の面
上には、ベース層1におけると同様に、例えば、図2の
符号11で示すような外縁領域が設定されている。この
外縁領域11は、前述と同様な機能を有している。
【0035】上記外縁領域11中の適宜な位置には、上
述したような理由により、トンボと称される位置決めマ
ーク13が図2で示すごとき態様で、即ち、ベース層1
の各位置決めマーク13と夫々対応せしめられて複数個
設けられている。そして、上記外縁領域11の適宜な部
位には、図1及び図2に示すように、切取線(ミシン
目)15が形成された綴込部17が設定されている。上
記外縁領域11によって囲まれた領域はベース層1にお
けるそれと全く同様であり、該領域には、切込線によっ
て除去可能に画定された第一の塗布パターン27(図
1、図2に示す)が設定されている。
述したような理由により、トンボと称される位置決めマ
ーク13が図2で示すごとき態様で、即ち、ベース層1
の各位置決めマーク13と夫々対応せしめられて複数個
設けられている。そして、上記外縁領域11の適宜な部
位には、図1及び図2に示すように、切取線(ミシン
目)15が形成された綴込部17が設定されている。上
記外縁領域11によって囲まれた領域はベース層1にお
けるそれと全く同様であり、該領域には、切込線によっ
て除去可能に画定された第一の塗布パターン27(図
1、図2に示す)が設定されている。
【0036】第二の薄肉フィルム材層5は、前記第一の
薄肉フィルム材層3の一方の面上に、接着強度が前記第
一の接着剤19よりも弱い第二の接着剤21を介して積
層状に貼着されている。第二の薄肉フィルム材層5も略
平面状の薄層からなっており、第二の薄肉フィルム材層
5の第一の薄肉フィルム材層3と密着していない方の側
の面上には、ベース層1や第一の薄肉フィルム材層3に
おけると同様に、例えば、図2の符号11で示すような
外縁領域が設定されている。この外縁領域11は、前述
と同様な機能を有している。
薄肉フィルム材層3の一方の面上に、接着強度が前記第
一の接着剤19よりも弱い第二の接着剤21を介して積
層状に貼着されている。第二の薄肉フィルム材層5も略
平面状の薄層からなっており、第二の薄肉フィルム材層
5の第一の薄肉フィルム材層3と密着していない方の側
の面上には、ベース層1や第一の薄肉フィルム材層3に
おけると同様に、例えば、図2の符号11で示すような
外縁領域が設定されている。この外縁領域11は、前述
と同様な機能を有している。
【0037】上記外縁領域11中の適宜な位置には、上
述したような理由により、トンボと称される位置決めマ
ーク13が図2で示すごとき態様で、即ち、ベース層1
の各位置決めマーク13や第一の薄肉フィルム材層3の
各位置決めマーク13と夫々対応せしめられて複数個設
けられている。そして、上記外縁領域11の適宜な部位
には、図1及び図2に示すように、切取線(ミシン目)
15が形成された綴込部17が設定されている。
述したような理由により、トンボと称される位置決めマ
ーク13が図2で示すごとき態様で、即ち、ベース層1
の各位置決めマーク13や第一の薄肉フィルム材層3の
各位置決めマーク13と夫々対応せしめられて複数個設
けられている。そして、上記外縁領域11の適宜な部位
には、図1及び図2に示すように、切取線(ミシン目)
15が形成された綴込部17が設定されている。
【0038】上記外縁領域11によって囲まれた領域
は、ベース層1や第一の薄肉フィルム材層3におけるそ
れと全く同様であり、該領域には、切込線によって除去
可能に画定された第二の塗布パターン29(図1、図2
に示す)が設定されている。本実施例では、第二の塗布
パターン29は、第一の塗布パターン27の外側に設定
されている。
は、ベース層1や第一の薄肉フィルム材層3におけるそ
れと全く同様であり、該領域には、切込線によって除去
可能に画定された第二の塗布パターン29(図1、図2
に示す)が設定されている。本実施例では、第二の塗布
パターン29は、第一の塗布パターン27の外側に設定
されている。
【0039】第三の薄肉フィルム材層7は、前記第二の
薄肉フィルム材層5の一方の面上に、接着強度が前記第
二の接着剤21よりも弱い第三の接着剤23を介して積
層状に貼着されている。第三の薄肉フィルム材層7も、
略平面状の薄層からなっており、第三の薄肉フィルム材
層7の第二の薄肉フィルム材層5と密着していない方の
側の面上には、ベース層1、第一の薄肉フィルム材層3
及び第二の薄肉フィルム材層5におけると同様に、例え
ば、図2の符号11で示すような外縁領域が設定されて
いる。
薄肉フィルム材層5の一方の面上に、接着強度が前記第
二の接着剤21よりも弱い第三の接着剤23を介して積
層状に貼着されている。第三の薄肉フィルム材層7も、
略平面状の薄層からなっており、第三の薄肉フィルム材
層7の第二の薄肉フィルム材層5と密着していない方の
側の面上には、ベース層1、第一の薄肉フィルム材層3
及び第二の薄肉フィルム材層5におけると同様に、例え
ば、図2の符号11で示すような外縁領域が設定されて
いる。
【0040】この外縁領域11は、前述と同様な機能を
有している。上記外縁領域11中の適宜な位置には、上
述したような理由により、トンボと称される位置決めマ
ーク13が図2で示すごとき態様で、即ち、ベース層1
の各位置決めマーク13、第一の薄肉フィルム材層3の
各位置決めマーク13及び第二の薄肉フィルム材層5の
各位置決めマーク13と夫々対応せしめられて複数個設
けられている。そして、上記外縁領域11の適宜な部位
には、図1及び図2に示すように、切取線(ミシン目)
15が形成された綴込部17が設定されている。
有している。上記外縁領域11中の適宜な位置には、上
述したような理由により、トンボと称される位置決めマ
ーク13が図2で示すごとき態様で、即ち、ベース層1
の各位置決めマーク13、第一の薄肉フィルム材層3の
各位置決めマーク13及び第二の薄肉フィルム材層5の
各位置決めマーク13と夫々対応せしめられて複数個設
けられている。そして、上記外縁領域11の適宜な部位
には、図1及び図2に示すように、切取線(ミシン目)
15が形成された綴込部17が設定されている。
【0041】上記外縁領域11によって囲まれた領域
は、ベース層1、第一の薄肉フィルム材層3及び第二の
薄肉フィルム材層5におけるそれと全く同様である。該
領域には、切込線によって除去可能に画定された第三の
塗布パターン31(図1、図2に示す)が設定されてい
る。本実施例では、第三の塗布パターン31は、第二の
塗布パターン29の外側に設定されている。
は、ベース層1、第一の薄肉フィルム材層3及び第二の
薄肉フィルム材層5におけるそれと全く同様である。該
領域には、切込線によって除去可能に画定された第三の
塗布パターン31(図1、図2に示す)が設定されてい
る。本実施例では、第三の塗布パターン31は、第二の
塗布パターン29の外側に設定されている。
【0042】更に、第四の薄肉フィルム材層9は、前記
第三の薄肉フィルム材層7の一方の面上に、接着強度が
前記第三の接着剤23よりも弱い第四の接着剤25を介
して積層状に貼着されている。第四の薄肉フィルム材層
9も、略平面状の薄層からなっている。第四の薄肉フィ
ルム材層9の第三の薄肉フィルム材層7と密着していな
い方の側の面上には、ベース層1、第一の薄肉フィルム
材層3、第二の薄肉フィルム材層5及び第三の薄肉フィ
ルム材層7におけると同様に、例えば、図2の符号11
で示すような外縁領域が設定されている。
第三の薄肉フィルム材層7の一方の面上に、接着強度が
前記第三の接着剤23よりも弱い第四の接着剤25を介
して積層状に貼着されている。第四の薄肉フィルム材層
9も、略平面状の薄層からなっている。第四の薄肉フィ
ルム材層9の第三の薄肉フィルム材層7と密着していな
い方の側の面上には、ベース層1、第一の薄肉フィルム
材層3、第二の薄肉フィルム材層5及び第三の薄肉フィ
ルム材層7におけると同様に、例えば、図2の符号11
で示すような外縁領域が設定されている。
【0043】この外縁領域11は、前述と同様な機能を
有している。上記外縁領域11中の適宜な位置には、上
述したような理由により、トンボと称される位置決めマ
ーク13が図2で示すごとき態様で、即ち、ベース層1
の各位置決めマーク13、第一の薄肉フィルム材層3の
各位置決めマーク13、第二の薄肉フィルム材層5の各
位置決めマーク13及び第三の薄肉フィルム材層7の各
位置決めマーク13と夫々対応せしめられて複数個設け
られている。そして、上記外縁領域11の適宜な部位に
は、図1及び図2に示すように、切取線(ミシン目)1
5が形成された綴込部17が設定されている。
有している。上記外縁領域11中の適宜な位置には、上
述したような理由により、トンボと称される位置決めマ
ーク13が図2で示すごとき態様で、即ち、ベース層1
の各位置決めマーク13、第一の薄肉フィルム材層3の
各位置決めマーク13、第二の薄肉フィルム材層5の各
位置決めマーク13及び第三の薄肉フィルム材層7の各
位置決めマーク13と夫々対応せしめられて複数個設け
られている。そして、上記外縁領域11の適宜な部位に
は、図1及び図2に示すように、切取線(ミシン目)1
5が形成された綴込部17が設定されている。
【0044】上記外縁領域11によって囲まれた領域
は、ベース層1、第一の薄肉フィルム材層3、第二の薄
肉フィルム材層5及び第三の薄肉フィルム材層7におけ
るそれと全く同様である。該領域には、切込線によって
除去可能に画定された第四の塗布パターン33(図1、
図2に示す)が設定されている。本実施例では、第四の
塗布パターン33は、第三の塗布パターン31の外側に
設定されている。
は、ベース層1、第一の薄肉フィルム材層3、第二の薄
肉フィルム材層5及び第三の薄肉フィルム材層7におけ
るそれと全く同様である。該領域には、切込線によって
除去可能に画定された第四の塗布パターン33(図1、
図2に示す)が設定されている。本実施例では、第四の
塗布パターン33は、第三の塗布パターン31の外側に
設定されている。
【0045】上記構成の曲面塗装用フィルムは、以下の
ごとき態様で自動車等の車体面の塗装に用いられる。
ごとき態様で自動車等の車体面の塗装に用いられる。
【0046】まず、ベース層1を第一の薄肉フィルム材
層3から剥離し、第一の薄肉フィルム材層3を、第一の
接着剤19を介して前記塗布対象たる自動車の車体面上
に貼着固定する。この工程が完了すると、第二の薄肉フ
ィルム材層5を、綴込部17を残して第一の薄肉フィル
ム材層3から剥離する。
層3から剥離し、第一の薄肉フィルム材層3を、第一の
接着剤19を介して前記塗布対象たる自動車の車体面上
に貼着固定する。この工程が完了すると、第二の薄肉フ
ィルム材層5を、綴込部17を残して第一の薄肉フィル
ム材層3から剥離する。
【0047】これによって、第一の薄肉フィルム材層3
が露出せしめられる。第二の薄肉フィルム材層5を第一
の薄肉フィルム材層3に貼着固定せしめている第二の接
着剤21の接着強度は、第一の接着剤19のそれよりも
弱いから、第二の薄肉フィルム材層5の第一の薄肉フィ
ルム材層3からの剥離は容易である。
が露出せしめられる。第二の薄肉フィルム材層5を第一
の薄肉フィルム材層3に貼着固定せしめている第二の接
着剤21の接着強度は、第一の接着剤19のそれよりも
弱いから、第二の薄肉フィルム材層5の第一の薄肉フィ
ルム材層3からの剥離は容易である。
【0048】この状態で、第一の薄肉フィルム材層3中
から第一の塗布パターン27と対応する領域を除去し、
塗布対象たる車体面を露出する。そして、露出した車体
面に対して、所望の色の塗料を塗布することで第一の塗
布パターン27を形成する。第一の塗布パターン27に
対して、直ちに遠赤外線等を照射すれば、略15分程度
で前記第一の塗布パターン27の焼付けを完了すること
ができる。
から第一の塗布パターン27と対応する領域を除去し、
塗布対象たる車体面を露出する。そして、露出した車体
面に対して、所望の色の塗料を塗布することで第一の塗
布パターン27を形成する。第一の塗布パターン27に
対して、直ちに遠赤外線等を照射すれば、略15分程度
で前記第一の塗布パターン27の焼付けを完了すること
ができる。
【0049】この工程が完了すると、第一の薄肉フィル
ム材層3を、綴込部17と四隅の位置決めマーク13と
を残して前記車体面から除去する。第二の薄肉フィルム
材層5を、前記第一の薄肉フィルム材層3の四隅の位置
決めマーク13に第二の薄肉フィルム材層5の四隅の位
置決めマーク13を重ね合せた状態で、第ニの接着剤2
1を介して前記塗布対象たる自動車の車体面上に貼着固
定する。この工程が完了すると、第三の薄肉フィルム材
層7を、前記と同様に綴込部17を残して、第二の薄肉
フィルム材層5から剥離する。
ム材層3を、綴込部17と四隅の位置決めマーク13と
を残して前記車体面から除去する。第二の薄肉フィルム
材層5を、前記第一の薄肉フィルム材層3の四隅の位置
決めマーク13に第二の薄肉フィルム材層5の四隅の位
置決めマーク13を重ね合せた状態で、第ニの接着剤2
1を介して前記塗布対象たる自動車の車体面上に貼着固
定する。この工程が完了すると、第三の薄肉フィルム材
層7を、前記と同様に綴込部17を残して、第二の薄肉
フィルム材層5から剥離する。
【0050】これによって、第ニの薄肉フィルム材層5
が露出せしめられる。この状態で、第二の薄肉フィルム
材層5中から第二の塗布パターン29と対応する領域を
除去すると、前記所望の色の塗料によって形成されてい
る第一の塗布パターン27を含む自動車の車体面が露出
される。第三の薄肉フィルム材層7を第二の薄肉フィル
ム材層5に貼着固定せしめている第三の接着剤23の接
着強度は、第二の接着材21のそれよりも弱いから、第
三の薄肉フィルム材層7の第二の薄肉フィルム材層5か
らの剥離は容易である。
が露出せしめられる。この状態で、第二の薄肉フィルム
材層5中から第二の塗布パターン29と対応する領域を
除去すると、前記所望の色の塗料によって形成されてい
る第一の塗布パターン27を含む自動車の車体面が露出
される。第三の薄肉フィルム材層7を第二の薄肉フィル
ム材層5に貼着固定せしめている第三の接着剤23の接
着強度は、第二の接着材21のそれよりも弱いから、第
三の薄肉フィルム材層7の第二の薄肉フィルム材層5か
らの剥離は容易である。
【0051】露出した車体面に対して、上記塗料とは別
の所望の色の塗料を塗布すると、これによって、前記第
一の塗布パターン27の色は、最初の色とは異なった色
になる。一方、第ニの塗布パターン29については、色
の変化は生じることなく、塗布された塗料の色によって
のみ形成されることとなる。第二の塗布パターン29に
対して、直ちに遠赤外線等を照射すれば、略15分程度
で前記第二の塗布パターン29の焼付けを完了すること
ができる。
の所望の色の塗料を塗布すると、これによって、前記第
一の塗布パターン27の色は、最初の色とは異なった色
になる。一方、第ニの塗布パターン29については、色
の変化は生じることなく、塗布された塗料の色によって
のみ形成されることとなる。第二の塗布パターン29に
対して、直ちに遠赤外線等を照射すれば、略15分程度
で前記第二の塗布パターン29の焼付けを完了すること
ができる。
【0052】この工程が完了すると、第二の薄肉フィル
ム材層5を、綴込部17と四隅の位置決めマーク13と
を残して前記車体面から除去する。第三の薄肉フィルム
材層7を、前記第二の薄肉フィルム材層5の四隅の位置
決めマーク13に第三の薄肉フィルム材層7の四隅の位
置決めマーク13を重ね合せた状態で、第三の接着剤2
3を介して前記塗布対象たる自動車の車体面上に貼着固
定する。この工程が完了した後、この状態で、第三の薄
肉フィルム材層7中から第三の塗布パターン31と対応
する領域を除去すると、前記所望の色の塗料によって形
成されている第一、第二の塗布パターン27、29を含
む自動車の車体面が露出される。
ム材層5を、綴込部17と四隅の位置決めマーク13と
を残して前記車体面から除去する。第三の薄肉フィルム
材層7を、前記第二の薄肉フィルム材層5の四隅の位置
決めマーク13に第三の薄肉フィルム材層7の四隅の位
置決めマーク13を重ね合せた状態で、第三の接着剤2
3を介して前記塗布対象たる自動車の車体面上に貼着固
定する。この工程が完了した後、この状態で、第三の薄
肉フィルム材層7中から第三の塗布パターン31と対応
する領域を除去すると、前記所望の色の塗料によって形
成されている第一、第二の塗布パターン27、29を含
む自動車の車体面が露出される。
【0053】露出した車体面に対して、上記各塗料とは
別の所望の色の塗料を塗布すると、これによって、前記
第一、第二の塗布パターン27、29の色は、最初の色
とは異なった色になる。一方、第三の塗布パターン31
については、色の変化は生じることなく、塗布された塗
料の色によってのみ形成されることとなる。第三の塗布
パターン31に対して、直ちに遠赤外線等を照射すれ
ば、略15分程度で前記第三の塗布パターン31の焼付
けを完了することができる。
別の所望の色の塗料を塗布すると、これによって、前記
第一、第二の塗布パターン27、29の色は、最初の色
とは異なった色になる。一方、第三の塗布パターン31
については、色の変化は生じることなく、塗布された塗
料の色によってのみ形成されることとなる。第三の塗布
パターン31に対して、直ちに遠赤外線等を照射すれ
ば、略15分程度で前記第三の塗布パターン31の焼付
けを完了することができる。
【0054】この工程が完了すると、第三の薄肉フィル
ム材層7を、綴込部17と四隅の位置決めマーク13と
を残して前記車体面から除去する。第四の薄肉フィルム
材層9を、前記第三の薄肉フィルム材層7の四隅の位置
決めマーク13に第四の薄肉フィルム材層9の四隅の位
置決めマーク13を重ね合せた状態で、第四の接着剤2
5を介して前記塗布対象たる自動車の車体面上に貼着固
定する。この工程が完了した後、この状態で、第四の薄
肉フィルム材層9中から第四の塗布パターン33を除去
すると、前記所望の色の塗料によって形成されている第
一、第二、第三の塗布パターン27、29、31を含む
自動車の車体面が露出される。
ム材層7を、綴込部17と四隅の位置決めマーク13と
を残して前記車体面から除去する。第四の薄肉フィルム
材層9を、前記第三の薄肉フィルム材層7の四隅の位置
決めマーク13に第四の薄肉フィルム材層9の四隅の位
置決めマーク13を重ね合せた状態で、第四の接着剤2
5を介して前記塗布対象たる自動車の車体面上に貼着固
定する。この工程が完了した後、この状態で、第四の薄
肉フィルム材層9中から第四の塗布パターン33を除去
すると、前記所望の色の塗料によって形成されている第
一、第二、第三の塗布パターン27、29、31を含む
自動車の車体面が露出される。
【0055】露出した車体面に対して、上記各塗料とは
別の所望の色の塗料を塗布すると、これによって、前記
第一、第二、第三の塗布パターン27、29、31の色
は、最初の色とは異なった色になる。一方、第四の塗布
パターン33については、色の変化は生じることなく、
塗布された塗料の色によってのみ形成されることとな
る。第四の塗布パターン33に対して、直ちに遠赤外線
等を照射すれば、略15分程度で前記第四の塗布パター
ン33の焼付けを完了することができる。
別の所望の色の塗料を塗布すると、これによって、前記
第一、第二、第三の塗布パターン27、29、31の色
は、最初の色とは異なった色になる。一方、第四の塗布
パターン33については、色の変化は生じることなく、
塗布された塗料の色によってのみ形成されることとな
る。第四の塗布パターン33に対して、直ちに遠赤外線
等を照射すれば、略15分程度で前記第四の塗布パター
ン33の焼付けを完了することができる。
【0056】この工程が完了すると、第四の薄肉フィル
ム材層9を、綴込部17と四隅の位置決めマーク13と
ともに前記車体面から除去する。この除去作業に際して
は、前記ベース層1及び各薄肉フィルム材層が夫々具備
している綴込部17と四隅の位置決めマーク13も自動
車の車体面から除去することとなる。即ち、本実施例で
は、第四の薄肉フィルム材層9上に、更に、第五の薄肉
フィルム材層が積層されていないから、これで、一連の
塗布作業は、終了である。即ち、第一の塗布パターン2
7、第ニの塗布パターン29、第三の塗布パターン31
及び第四の塗布パターン33が、夫々所望の色の塗料に
よって、塗り分けられる。
ム材層9を、綴込部17と四隅の位置決めマーク13と
ともに前記車体面から除去する。この除去作業に際して
は、前記ベース層1及び各薄肉フィルム材層が夫々具備
している綴込部17と四隅の位置決めマーク13も自動
車の車体面から除去することとなる。即ち、本実施例で
は、第四の薄肉フィルム材層9上に、更に、第五の薄肉
フィルム材層が積層されていないから、これで、一連の
塗布作業は、終了である。即ち、第一の塗布パターン2
7、第ニの塗布パターン29、第三の塗布パターン31
及び第四の塗布パターン33が、夫々所望の色の塗料に
よって、塗り分けられる。
【0057】上記第一の塗布パターン27の形成時に
は、上記第一の薄肉フィルム材層3の上記第一の塗布パ
ターン領域27を除く領域は、第一の薄肉フィルム材層
3の残りの領域によってマスキングされているから、塗
料が付着するおそれは全くない。上記第二の塗布パター
ン29の形成時には、上記第一の塗布パターン領域27
と、上記第二の塗布パターン領域29とを除く領域は、
第二の薄肉フィルム材層5の残りの領域によってマスキ
ングされているから、塗料が付着するおそれは全くな
い。
は、上記第一の薄肉フィルム材層3の上記第一の塗布パ
ターン領域27を除く領域は、第一の薄肉フィルム材層
3の残りの領域によってマスキングされているから、塗
料が付着するおそれは全くない。上記第二の塗布パター
ン29の形成時には、上記第一の塗布パターン領域27
と、上記第二の塗布パターン領域29とを除く領域は、
第二の薄肉フィルム材層5の残りの領域によってマスキ
ングされているから、塗料が付着するおそれは全くな
い。
【0058】又、第三の塗布パターン31の形成時に
も、上記第一の塗布パターン領域27と、上記第二の塗
布パターン領域29と、上記第三の塗布パターン領域3
1とを除く領域は、第三の薄肉フィルム材層7の残りの
領域によってマスキングされているから、塗料が付着す
るおそれは全くない。同様に、第四の塗布パターン33
の形成時にも、上記第一の塗布パターン領域27と、上
記第二の塗布パターン領域29と、上記第三の塗布パタ
ーン領域31と、上記第四の塗布パターン領域33とを
除く領域は、第四の薄肉フィルム材層9の残りの領域に
よってマスキングされているから、塗料が付着するおそ
れは全くない。
も、上記第一の塗布パターン領域27と、上記第二の塗
布パターン領域29と、上記第三の塗布パターン領域3
1とを除く領域は、第三の薄肉フィルム材層7の残りの
領域によってマスキングされているから、塗料が付着す
るおそれは全くない。同様に、第四の塗布パターン33
の形成時にも、上記第一の塗布パターン領域27と、上
記第二の塗布パターン領域29と、上記第三の塗布パタ
ーン領域31と、上記第四の塗布パターン領域33とを
除く領域は、第四の薄肉フィルム材層9の残りの領域に
よってマスキングされているから、塗料が付着するおそ
れは全くない。
【0059】又、各々の薄肉フィルム材層に形成されて
いる塗布パターンの重なり合う部分は、例えば、青色の
塗料と黄色の塗料とが重なり合うと緑色になるように、
別の色の塗料となるから、カラフルな絵画等も自在に表
現することが可能である。
いる塗布パターンの重なり合う部分は、例えば、青色の
塗料と黄色の塗料とが重なり合うと緑色になるように、
別の色の塗料となるから、カラフルな絵画等も自在に表
現することが可能である。
【0060】上述した各フィルム材層3、5、7、9の
位置合せは、ベース層1を始め上記各薄肉フィルム材層
に設けられている夫々の位置決めマーク13を用いて容
易に行うことができる。なお、本発明の一実施例に従う
曲面塗装用フィルムでは、第一の接着剤19の接着強度
が最も強く、次いで第二の接着剤21、第三の接着剤2
3、第四の接着剤25の順に接着強度が設定されている
が、第四の接着剤25に接着強度が最も強いものを設定
し、次いで第三の接着剤23、第二の接着剤21、第一
の接着剤19の順に接着強度の強さを設定することとし
ても差し支えない。
位置合せは、ベース層1を始め上記各薄肉フィルム材層
に設けられている夫々の位置決めマーク13を用いて容
易に行うことができる。なお、本発明の一実施例に従う
曲面塗装用フィルムでは、第一の接着剤19の接着強度
が最も強く、次いで第二の接着剤21、第三の接着剤2
3、第四の接着剤25の順に接着強度が設定されている
が、第四の接着剤25に接着強度が最も強いものを設定
し、次いで第三の接着剤23、第二の接着剤21、第一
の接着剤19の順に接着強度の強さを設定することとし
ても差し支えない。
【0061】図3は、本発明の一実施例に従う曲面塗装
用フィルムの調製システムを示した全体斜視図である。
用フィルムの調製システムを示した全体斜視図である。
【0062】本発明の一実施例に従う曲面塗装用フィル
ムの調製システム35は、図3に示すように、主とし
て、フィルム材料供給装置37を始め、シート材料供給
装置39、フィルム材料巻上げ保持機構79、フィルム
載置機構81及び塗布パターン画定装置41を備えた構
成となっている。
ムの調製システム35は、図3に示すように、主とし
て、フィルム材料供給装置37を始め、シート材料供給
装置39、フィルム材料巻上げ保持機構79、フィルム
載置機構81及び塗布パターン画定装置41を備えた構
成となっている。
【0063】フィルム材料供給装置37は、フィルム材
料43の塗布パターン画定装置41への供給と、塗布パ
ターン画定装置41からの回収とを行なうもので、チェ
ーン機構45と、フィルム材料保持機構47と、フィル
ム材料加熱、加圧機構49とを有している。チェーン機
構45は、前記塗布パターン画定装置41に対するフィ
ルム材層の供給、回収が可能なように所定の間隔をおい
て設けられた正逆回転可能な一対の歯車51a、51b
と、これら一対の歯車51a、51bに卷回された無端
状のチェーン53とからなっている。
料43の塗布パターン画定装置41への供給と、塗布パ
ターン画定装置41からの回収とを行なうもので、チェ
ーン機構45と、フィルム材料保持機構47と、フィル
ム材料加熱、加圧機構49とを有している。チェーン機
構45は、前記塗布パターン画定装置41に対するフィ
ルム材層の供給、回収が可能なように所定の間隔をおい
て設けられた正逆回転可能な一対の歯車51a、51b
と、これら一対の歯車51a、51bに卷回された無端
状のチェーン53とからなっている。
【0064】前記一対の歯車51a、51bの一方は駆
動側歯車となっており、他方は従動側歯車となってい
る。駆動側歯車は、例えば、パルスモータのごとき正逆
回転可能な駆動手段(図示しない)の回転軸と同軸に取
付けられている。上記駆動手段には、例えば、パルスエ
ンコーダのごとき回転量を検出するセンサ(図示しな
い)が取付けられている。前述したパルスエンコーダか
ら出力される信号は、上記駆動手段(図示しない)を制
御する制御装置55(後に詳述する)に入力される。
動側歯車となっており、他方は従動側歯車となってい
る。駆動側歯車は、例えば、パルスモータのごとき正逆
回転可能な駆動手段(図示しない)の回転軸と同軸に取
付けられている。上記駆動手段には、例えば、パルスエ
ンコーダのごとき回転量を検出するセンサ(図示しな
い)が取付けられている。前述したパルスエンコーダか
ら出力される信号は、上記駆動手段(図示しない)を制
御する制御装置55(後に詳述する)に入力される。
【0065】フィルム材料保持機構47は、前記フィル
ム材料43を、ロール状に卷回した状態で保持するもの
である。フィルム材料保持機構47は、正逆回転可能に
支持され、前記ロール状に卷回されたフィルム材料43
を保持する軸47aと、前記歯車51aに噛合した状態
で前記軸47aの一端側に取付固定されている歯車47
bと、からなっている。
ム材料43を、ロール状に卷回した状態で保持するもの
である。フィルム材料保持機構47は、正逆回転可能に
支持され、前記ロール状に卷回されたフィルム材料43
を保持する軸47aと、前記歯車51aに噛合した状態
で前記軸47aの一端側に取付固定されている歯車47
bと、からなっている。
【0066】フィルム材料保持機構47は、チェーン機
構45が、図3において時計方向に無端移動している時
には、ロール状に卷回されている前記フィルム材料43
を、前記塗布パターン画定装置41側へと供給する卷回
解除動作を行なう。フィルム材料保持機構47は、又、
チェーン機構45が、図3において反時計方向に無端移
動している時には、塗布パターン画定装置41にて塗布
パターンが形成済みの薄肉フィルム材層側及びフィルム
材料巻上げ保持機構79を介してフィルム載置機構81
上に載置されている状態の薄肉フィルム材層(即ち、フ
ィルム材料43)を、フィルム材料供給装置37方へと
回収する卷戻し動作を行うようになっている。チェーン
機構45は、又、例えば、前記塗布パターン画定装置4
1における前記フィルム材料43への塗布パターンの形
成作業等を中断するような場合等にも、後述する操作部
77中の逆回転スイッチ(図示しない)の操作に起因し
て制御装置55から出力される駆動指令信号に従って反
時計方向に回転するように構成されている。なお、逆回
転スイッチ(図示しない)が操作されることによって、
以下に述べる可動ロール部材49bは下降し、下記の固
定ロール部材49aとともにフィルム材料43を挟持す
るようになっている。
構45が、図3において時計方向に無端移動している時
には、ロール状に卷回されている前記フィルム材料43
を、前記塗布パターン画定装置41側へと供給する卷回
解除動作を行なう。フィルム材料保持機構47は、又、
チェーン機構45が、図3において反時計方向に無端移
動している時には、塗布パターン画定装置41にて塗布
パターンが形成済みの薄肉フィルム材層側及びフィルム
材料巻上げ保持機構79を介してフィルム載置機構81
上に載置されている状態の薄肉フィルム材層(即ち、フ
ィルム材料43)を、フィルム材料供給装置37方へと
回収する卷戻し動作を行うようになっている。チェーン
機構45は、又、例えば、前記塗布パターン画定装置4
1における前記フィルム材料43への塗布パターンの形
成作業等を中断するような場合等にも、後述する操作部
77中の逆回転スイッチ(図示しない)の操作に起因し
て制御装置55から出力される駆動指令信号に従って反
時計方向に回転するように構成されている。なお、逆回
転スイッチ(図示しない)が操作されることによって、
以下に述べる可動ロール部材49bは下降し、下記の固
定ロール部材49aとともにフィルム材料43を挟持す
るようになっている。
【0067】フィルム材料加熱、加圧機構49は、前記
回収動作時のフィルム材料43を加熱、加圧して塗布パ
ターン画定装置41に供給するものである。フィルム材
料加熱、加圧機構49は、上述したように、固定ロール
部材49aと、可動ロール部材49bとから構成されて
いる。固定ロール部材49aは、その軸長が、前記フィ
ルム材料43の搬送方向横手側長さと略同一長さに設定
されている。固定ロール部材49aは、軸受け等(図示
しない)によって正逆回転可能に支持されており、その
端部には前記歯車51bと噛合した状態で歯車49cが
取り付けられている。
回収動作時のフィルム材料43を加熱、加圧して塗布パ
ターン画定装置41に供給するものである。フィルム材
料加熱、加圧機構49は、上述したように、固定ロール
部材49aと、可動ロール部材49bとから構成されて
いる。固定ロール部材49aは、その軸長が、前記フィ
ルム材料43の搬送方向横手側長さと略同一長さに設定
されている。固定ロール部材49aは、軸受け等(図示
しない)によって正逆回転可能に支持されており、その
端部には前記歯車51bと噛合した状態で歯車49cが
取り付けられている。
【0068】上記内容から明らかなように、可動ロール
部材49bは、前記固定ロール部材49aとともにフィ
ルム材料43を挟持してフィルム材料43に加熱、加圧
するために設けられたものである。可動ロール部材49
bは、前記固定ロール部材49aに接近する方向と前記
固定ロール部材49aから離間する方向とに移動可能で
且つ正逆方向に回転可能に支持されている。
部材49bは、前記固定ロール部材49aとともにフィ
ルム材料43を挟持してフィルム材料43に加熱、加圧
するために設けられたものである。可動ロール部材49
bは、前記固定ロール部材49aに接近する方向と前記
固定ロール部材49aから離間する方向とに移動可能で
且つ正逆方向に回転可能に支持されている。
【0069】可動ロール部材49bは、例えばニクロム
線ヒータのごとき電気的な発熱部材(図示しない)を内
蔵している。上記電気的な発熱部材(図示しない)は、
後に詳述する操作部77中の加温スイッチ(図示しな
い)の操作に起因して制御装置55から出力される制御
信号によって通電量が制御されるように構成されてい
る。
線ヒータのごとき電気的な発熱部材(図示しない)を内
蔵している。上記電気的な発熱部材(図示しない)は、
後に詳述する操作部77中の加温スイッチ(図示しな
い)の操作に起因して制御装置55から出力される制御
信号によって通電量が制御されるように構成されてい
る。
【0070】シート材料供給装置39は、シート材料5
7の塗布パターン画定装置41への供給と、塗布パター
ン画定装置41からの回収とを行なうものである。シー
ト材料供給装置39は、ロール状に卷回されたシート材
料57を保持するシート材料保持機構39aと、このシ
ート材料保持機構39aを回転駆動する正逆回転可能な
パルスモータのごとき駆動手段(図示しない)と、この
駆動手段と同軸に取付けられたパルスエンコーダのごと
き回転量を検出するセンサ(図示しない)等を有してい
る。シート材料保持機構39aは、正逆回転可能に軸支
されたロール部材からなっている。このロール部材にロ
ール状に卷回されたシート材料57は、フッ素系樹脂を
加工してなるものである。
7の塗布パターン画定装置41への供給と、塗布パター
ン画定装置41からの回収とを行なうものである。シー
ト材料供給装置39は、ロール状に卷回されたシート材
料57を保持するシート材料保持機構39aと、このシ
ート材料保持機構39aを回転駆動する正逆回転可能な
パルスモータのごとき駆動手段(図示しない)と、この
駆動手段と同軸に取付けられたパルスエンコーダのごと
き回転量を検出するセンサ(図示しない)等を有してい
る。シート材料保持機構39aは、正逆回転可能に軸支
されたロール部材からなっている。このロール部材にロ
ール状に卷回されたシート材料57は、フッ素系樹脂を
加工してなるものである。
【0071】前記フィルム材料供給装置37によるフィ
ルム材料43の卷回解除動作時には、例えば、上記駆動
手段(即ち、シート材料保持機構39aの駆動手段)が
図3において正回転するように制御される。この制御
は、前記と同様に前掲の制御装置55によって行なわれ
る。このとき、前記シート材料57は、前記フィルム材
料43の供給にわずかに遅れてシート材料保持機構39
aから前記塗布パターン画定装置41側に供給される。
ルム材料43の卷回解除動作時には、例えば、上記駆動
手段(即ち、シート材料保持機構39aの駆動手段)が
図3において正回転するように制御される。この制御
は、前記と同様に前掲の制御装置55によって行なわれ
る。このとき、前記シート材料57は、前記フィルム材
料43の供給にわずかに遅れてシート材料保持機構39
aから前記塗布パターン画定装置41側に供給される。
【0072】一方、前記フィルム材料供給装置37によ
るフィルム材料43の巻戻し動作時には、例えば、上記
駆動手段(即ち、シート材料保持機構39aの駆動手
段)が逆回転するように制御される。この制御も前記と
同様に前掲の制御装置55によって行なわれる。これに
よって前記シート材料57は、前記フィルム材料43の
回収にわずかに先行して前記塗布パターン画定装置41
上からシート材料保持機構39aに回収される。
るフィルム材料43の巻戻し動作時には、例えば、上記
駆動手段(即ち、シート材料保持機構39aの駆動手
段)が逆回転するように制御される。この制御も前記と
同様に前掲の制御装置55によって行なわれる。これに
よって前記シート材料57は、前記フィルム材料43の
回収にわずかに先行して前記塗布パターン画定装置41
上からシート材料保持機構39aに回収される。
【0073】本実施例において、上述したシート材料5
7には、例えば、所謂テフロンシート(即ち、ポリーテ
トラーフォルオローエチレンの商標名:耐熱性・耐薬品
性・耐衝撃性にすぐれた合成樹脂。以下同じ)が採用さ
れている。上述した所謂テフロンシートには、前記の各
薄肉フィルム材層が、後述する塗布パターン画定装置4
1のX−Yテーブル59と付着するのを防止する作用が
あるのみならず、前述したベース層と第一薄肉フィルム
材層や、前記の各薄肉フィルム材層同士が付着するのを
防止する作用、更には、テフロンシート自体が上記X−
Yテーブル59に付着するのを防止する作用がある。そ
のため、本実施例においては、上記シート材料57を用
いることとしたものである。
7には、例えば、所謂テフロンシート(即ち、ポリーテ
トラーフォルオローエチレンの商標名:耐熱性・耐薬品
性・耐衝撃性にすぐれた合成樹脂。以下同じ)が採用さ
れている。上述した所謂テフロンシートには、前記の各
薄肉フィルム材層が、後述する塗布パターン画定装置4
1のX−Yテーブル59と付着するのを防止する作用が
あるのみならず、前述したベース層と第一薄肉フィルム
材層や、前記の各薄肉フィルム材層同士が付着するのを
防止する作用、更には、テフロンシート自体が上記X−
Yテーブル59に付着するのを防止する作用がある。そ
のため、本実施例においては、上記シート材料57を用
いることとしたものである。
【0074】なお、本実施例では、切込線が形成済の薄
肉フィルム材層と、未だ切込線が形成されていない薄肉
フィルム材層とが接着するのを防止するためと、各々の
薄肉フィルム材層による積層が良好名状態で形成される
ためにシート材料57を採用することとした。従って、
シート材料57には、その使用目的に応じて様々な使用
態様が想定される。
肉フィルム材層と、未だ切込線が形成されていない薄肉
フィルム材層とが接着するのを防止するためと、各々の
薄肉フィルム材層による積層が良好名状態で形成される
ためにシート材料57を採用することとした。従って、
シート材料57には、その使用目的に応じて様々な使用
態様が想定される。
【0075】前記塗布パターン画定装置41は、各薄肉
フィルム材層の面上に、夫々所望の塗布パターンを切込
線によって画定するために設けられたものである。各フ
ィルム材層の面上の、切込線によって画定された領域
は、作業者の手により除去が可能となっている。前記塗
布パターン画定装置41は、X−Yテーブル59と、シ
ート材料案内機構61a、61bと、フィルム材料案内
機構63a、63bと、切込線形成機構65と、前掲の
制御装置55と、を備えた構成となっている。
フィルム材層の面上に、夫々所望の塗布パターンを切込
線によって画定するために設けられたものである。各フ
ィルム材層の面上の、切込線によって画定された領域
は、作業者の手により除去が可能となっている。前記塗
布パターン画定装置41は、X−Yテーブル59と、シ
ート材料案内機構61a、61bと、フィルム材料案内
機構63a、63bと、切込線形成機構65と、前掲の
制御装置55と、を備えた構成となっている。
【0076】前記X−Yテーブル59の前記シート材料
供給装置39寄りの部位には、フィルム材料43を把持
して、切込線形成機構65による一連の切込線形成動作
が完了するまでX−Yテーブル59上に位置決め固定す
るためのフィルム材料把持案内機構67が設けられてい
る。フィルム材料把持案内機構67は、各種アクチュエ
ータ、減速機、運動伝達機構及び関節部等からなる駆動
伝達機構67bと、この駆動伝達機構67bに取付けら
れた把持機構67aと、把持機構67aの近傍に設けら
れ、把持機構67aによって把持案内されたフィルム材
料43の端部と当接するロール部材67cであって、逆
方向に回転自在に軸支されたロール部材67cと、後に
詳述する各部とによって構成されている(この構成の詳
細については、例えば、「ロボット工学とその応用」辻
三郎他監修 社団法人電子情報通信学会編を参照された
い)。
供給装置39寄りの部位には、フィルム材料43を把持
して、切込線形成機構65による一連の切込線形成動作
が完了するまでX−Yテーブル59上に位置決め固定す
るためのフィルム材料把持案内機構67が設けられてい
る。フィルム材料把持案内機構67は、各種アクチュエ
ータ、減速機、運動伝達機構及び関節部等からなる駆動
伝達機構67bと、この駆動伝達機構67bに取付けら
れた把持機構67aと、把持機構67aの近傍に設けら
れ、把持機構67aによって把持案内されたフィルム材
料43の端部と当接するロール部材67cであって、逆
方向に回転自在に軸支されたロール部材67cと、後に
詳述する各部とによって構成されている(この構成の詳
細については、例えば、「ロボット工学とその応用」辻
三郎他監修 社団法人電子情報通信学会編を参照された
い)。
【0077】なお、把持機構67aの近傍には、ロール
部材68が、正逆方向に回転自在に軸支された状態で設
けられている。ロール部材68は、前記シート材料57
の通過が可能な間隔から前記積層状に形成された複数枚
の薄肉フィルム材層3、5、7、9とシート材料57と
の通過が可能な間隔までX−Yテーブル面59との対向
間隔が調整可能に構成されている。ロール部材68は、
把持機構67aによって把持案内されたフィルム材料4
3の端部と当接してフィルム材料43の端部をフィルム
切断機構83側に案内するために設けられたものであ
る。
部材68が、正逆方向に回転自在に軸支された状態で設
けられている。ロール部材68は、前記シート材料57
の通過が可能な間隔から前記積層状に形成された複数枚
の薄肉フィルム材層3、5、7、9とシート材料57と
の通過が可能な間隔までX−Yテーブル面59との対向
間隔が調整可能に構成されている。ロール部材68は、
把持機構67aによって把持案内されたフィルム材料4
3の端部と当接してフィルム材料43の端部をフィルム
切断機構83側に案内するために設けられたものであ
る。
【0078】フィルム材料把持案内機構67は、前記フ
ィルム材料加熱、加圧機構49から供給されたフィルム
材料43の端部が、前記X−Yテーブル59の図3右側
端部に到達し且つ前記シート材料供給装置39から前記
X−Yテーブル59に対してシート材料57が供給され
た時点で、駆動を開始する。前記X−Yテーブル59の
前記フィルム材料供給装置37寄りの部位には、前記フ
ィルム材料把持案内機構67と略同様の構成のシート材
料把持案内機構69が設けられている。
ィルム材料加熱、加圧機構49から供給されたフィルム
材料43の端部が、前記X−Yテーブル59の図3右側
端部に到達し且つ前記シート材料供給装置39から前記
X−Yテーブル59に対してシート材料57が供給され
た時点で、駆動を開始する。前記X−Yテーブル59の
前記フィルム材料供給装置37寄りの部位には、前記フ
ィルム材料把持案内機構67と略同様の構成のシート材
料把持案内機構69が設けられている。
【0079】シート材料把持案内機構69は、シート材
料57を前記X−Yテーブル59の前記フィルム材料供
給装置37寄りの部位に、把持案内するものである。即
ち、シート材料把持案内機構69は、シート材料供給装
置39から塗布パターン画定装置41に供給されるシー
ト材料57の端部を把持して、該把持を所定期間継続す
るシート材料把持案内部材69aを備えている。シート
材料把持案内部材69aは、前記切込線形成機構65に
よる各薄肉フィルム材層の切込線形成動作が終了したと
きには、シート材料57の端部の把持を解除するように
なっている。
料57を前記X−Yテーブル59の前記フィルム材料供
給装置37寄りの部位に、把持案内するものである。即
ち、シート材料把持案内機構69は、シート材料供給装
置39から塗布パターン画定装置41に供給されるシー
ト材料57の端部を把持して、該把持を所定期間継続す
るシート材料把持案内部材69aを備えている。シート
材料把持案内部材69aは、前記切込線形成機構65に
よる各薄肉フィルム材層の切込線形成動作が終了したと
きには、シート材料57の端部の把持を解除するように
なっている。
【0080】シート材料把持案内部材69aによる把持
解除動作時には、シート材料保持機構39aが一旦図3
の時計方向に回転する。この回転により、シート材料5
7は、案内ロール部材79cを通過した部位から順に、
切込線が形成済みの薄肉フィルム材層と切込線が形成さ
れていない別の薄肉フィルム材層とに挟持された状態と
なり、この挟持された状態でフィルム材料加熱、加圧機
構49に向けて移動せしめられることとなる。
解除動作時には、シート材料保持機構39aが一旦図3
の時計方向に回転する。この回転により、シート材料5
7は、案内ロール部材79cを通過した部位から順に、
切込線が形成済みの薄肉フィルム材層と切込線が形成さ
れていない別の薄肉フィルム材層とに挟持された状態と
なり、この挟持された状態でフィルム材料加熱、加圧機
構49に向けて移動せしめられることとなる。
【0081】上記別の薄肉フィルム材層とは、即ち、案
内ロール部材79cを通過したシート材料57の部位上
に、フィルム載置機構81からフィルム材料巻上げ保持
機構79を介して送り込まれる別の薄肉フィルム材層の
ことを指す。シート材料保持機構39aは、シート材料
57の端部がフィルム材料加熱、加圧機構49の手前、
数センチメートルの位置にくるまで上記回転動作を継続
する。
内ロール部材79cを通過したシート材料57の部位上
に、フィルム載置機構81からフィルム材料巻上げ保持
機構79を介して送り込まれる別の薄肉フィルム材層の
ことを指す。シート材料保持機構39aは、シート材料
57の端部がフィルム材料加熱、加圧機構49の手前、
数センチメートルの位置にくるまで上記回転動作を継続
する。
【0082】シート材料57の端部の、上記位置への移
動が終了した後は、引続き実行される上記二枚の薄肉フ
ィルム材層の図3右方向への移動に反して図3左方向に
シート材料57を移動せしめるべく、シート材料保持機
構39aが図3の反時計方向に回転する。これによって
上記シート材料57は、シート材料保持機構39aに巻
取られる。シート材料保持機構39aの上述したごとき
動作は、適宜な位置に設けられている、前述した各種セ
ンサ類から出力される信号に基ずき、制御装置55によ
って制御される。
動が終了した後は、引続き実行される上記二枚の薄肉フ
ィルム材層の図3右方向への移動に反して図3左方向に
シート材料57を移動せしめるべく、シート材料保持機
構39aが図3の反時計方向に回転する。これによって
上記シート材料57は、シート材料保持機構39aに巻
取られる。シート材料保持機構39aの上述したごとき
動作は、適宜な位置に設けられている、前述した各種セ
ンサ類から出力される信号に基ずき、制御装置55によ
って制御される。
【0083】図7は、シート材料把持案内部材69aに
よるシート材料57の端部の把持動作を示したものであ
る。図7では、切込線形成機構65による第一の薄肉フ
ィルム材層3に対する第一の塗布パターン27の切込線
形成動作が完了した後、第二の薄肉フィルム材層5に対
する第二の塗布パターン29の切込線形成動作が上記切
込線形成機構65によって行なわれる直前の状態を示し
ている。
よるシート材料57の端部の把持動作を示したものであ
る。図7では、切込線形成機構65による第一の薄肉フ
ィルム材層3に対する第一の塗布パターン27の切込線
形成動作が完了した後、第二の薄肉フィルム材層5に対
する第二の塗布パターン29の切込線形成動作が上記切
込線形成機構65によって行なわれる直前の状態を示し
ている。
【0084】即ち、上記シート材料57がシート材料把
持案内部材69aによって前記切込線形成動作が完了し
た後の第一の薄肉フィルム材層3上に積層状態で載置さ
れる。そして、その上に前記フィルム材料巻上げ保持機
構79を介してフィルム載置機構81から供給される第
二の薄肉フィルム材層5が載置される。この状態で、第
二の薄肉フィルム材層5に対する第二の塗布パターン2
9の切込線形成動作が実行される。
持案内部材69aによって前記切込線形成動作が完了し
た後の第一の薄肉フィルム材層3上に積層状態で載置さ
れる。そして、その上に前記フィルム材料巻上げ保持機
構79を介してフィルム載置機構81から供給される第
二の薄肉フィルム材層5が載置される。この状態で、第
二の薄肉フィルム材層5に対する第二の塗布パターン2
9の切込線形成動作が実行される。
【0085】第三の薄肉フィルム材層7に対して第三の
塗布パターン31を形成する場合にも、第二の薄肉フィ
ルム材層5上に上記シート材料57が積層状に載置され
然る後に、前記フィルム材料巻上げ保持機構79を介し
て前記フィルム載置機構81から供給される第三の薄肉
フィルム材層7が上記シート材料57上に載置されて、
第三の薄肉フィルム材層7に対する第三の塗布パターン
31の切込線形成動作が実行されることとなる。第四の
薄肉フィルム材層9に対する第四の塗布パターン33の
形成時においても、上記と同様である。
塗布パターン31を形成する場合にも、第二の薄肉フィ
ルム材層5上に上記シート材料57が積層状に載置され
然る後に、前記フィルム材料巻上げ保持機構79を介し
て前記フィルム載置機構81から供給される第三の薄肉
フィルム材層7が上記シート材料57上に載置されて、
第三の薄肉フィルム材層7に対する第三の塗布パターン
31の切込線形成動作が実行されることとなる。第四の
薄肉フィルム材層9に対する第四の塗布パターン33の
形成時においても、上記と同様である。
【0086】上記いずれの場合にも、各薄肉フィルム材
層に対する切込線形成動作の前と後に、前記シート材料
保持機構39aの前述した動作及び前記フィルム材料巻
上げ保持機構79の前述した動作が実行される。このよ
うに、各薄肉フィルム材層に対する切込線形成動作時
に、上記のごとき態様でシート材料57を使用すること
とした理由は、作業が完了する以前に、切込線が形成済
みの薄肉フィルム材層と、未だ切込線が形成されていな
い薄肉フィルム材層とが接着するのを防止するためであ
る。
層に対する切込線形成動作の前と後に、前記シート材料
保持機構39aの前述した動作及び前記フィルム材料巻
上げ保持機構79の前述した動作が実行される。このよ
うに、各薄肉フィルム材層に対する切込線形成動作時
に、上記のごとき態様でシート材料57を使用すること
とした理由は、作業が完了する以前に、切込線が形成済
みの薄肉フィルム材層と、未だ切込線が形成されていな
い薄肉フィルム材層とが接着するのを防止するためであ
る。
【0087】即ち、例えば、第一の薄肉フィルム材層3
上に、第二の薄肉フィルム材層5を、又、第二の薄肉フ
ィルム材層5上に第三の薄肉フィルム材層7を、更に、
第三の薄肉フィルム材層7上に第四の薄肉フィルム材層
9を、夫々積層するに当たって、前述したごとき態様で
シート材料57を使用することにより、各々の積層面に
空気泡が生ずるのを防止することができ、全体として極
めて高品位に積層されたフィルム材料43を得ることが
可能となる。
上に、第二の薄肉フィルム材層5を、又、第二の薄肉フ
ィルム材層5上に第三の薄肉フィルム材層7を、更に、
第三の薄肉フィルム材層7上に第四の薄肉フィルム材層
9を、夫々積層するに当たって、前述したごとき態様で
シート材料57を使用することにより、各々の積層面に
空気泡が生ずるのを防止することができ、全体として極
めて高品位に積層されたフィルム材料43を得ることが
可能となる。
【0088】既述の内容から明らかなように、シート材
料把持案内機構69とフィルム材料加熱、加圧機構49
とによって画定される空間領域には、フィルム材料巻上
げ保持機構79が設けられている。フィルム材料加熱、
加圧機構49の略直上部には、フィルム材料巻上げ保持
機構79と機構的に連係するフィルム材料載置機構81
が設けられている。
料把持案内機構69とフィルム材料加熱、加圧機構49
とによって画定される空間領域には、フィルム材料巻上
げ保持機構79が設けられている。フィルム材料加熱、
加圧機構49の略直上部には、フィルム材料巻上げ保持
機構79と機構的に連係するフィルム材料載置機構81
が設けられている。
【0089】フィルム材料巻上げ保持機構79は、前記
切込線形成機構65によって所望の塗布パターンが形成
される以前の薄肉フィルム材層を、チェーン機構45の
図3時計方向への回転動作に起因して所定長さだけ巻上
げてフィルム載置機構81上に一時的に保持させるよう
に構成されている。フィルム材料巻上げ保持機構79の
構成の詳細については、以下に説明する。
切込線形成機構65によって所望の塗布パターンが形成
される以前の薄肉フィルム材層を、チェーン機構45の
図3時計方向への回転動作に起因して所定長さだけ巻上
げてフィルム載置機構81上に一時的に保持させるよう
に構成されている。フィルム材料巻上げ保持機構79の
構成の詳細については、以下に説明する。
【0090】フィルム材料巻上げ保持機構79は、上記
のように、フィルム材料供給装置37から供給されるフ
ィルム材料43中、切込線が未形成の薄肉フィルム材層
をフィルム載置機構81上に一時的に保持させるもので
ある。フィルム材料巻上げ保持機構79は、前記薄肉フ
ィルム材層の移動方向両側端部を夫々把持して案内すべ
く、X−Yテーブル59を挟んで対向して設けられてい
る一対の把持案内部材79a、79bを備えている。
のように、フィルム材料供給装置37から供給されるフ
ィルム材料43中、切込線が未形成の薄肉フィルム材層
をフィルム載置機構81上に一時的に保持させるもので
ある。フィルム材料巻上げ保持機構79は、前記薄肉フ
ィルム材層の移動方向両側端部を夫々把持して案内すべ
く、X−Yテーブル59を挟んで対向して設けられてい
る一対の把持案内部材79a、79bを備えている。
【0091】フィルム材料巻上げ保持機構79は、又、
これら一対の把持案内部材79a、79bによって案内
された薄肉フィルム材層を、前記フィルム材料供給装置
37の上方に設けられているフィルム載置機構81に案
内する案内ロール部材79cを備えている。フィルム材
料巻上げ保持機構79は、更に、この案内ロール部材7
9cによって案内されたフィルム材料の端部を把持する
フィルム材料把持アーム部材79dと、このフィルム材
料把持アーム部材79dを上下動自在に案内する把持ア
ーム部材案内部材79eをも備えている。
これら一対の把持案内部材79a、79bによって案内
された薄肉フィルム材層を、前記フィルム材料供給装置
37の上方に設けられているフィルム載置機構81に案
内する案内ロール部材79cを備えている。フィルム材
料巻上げ保持機構79は、更に、この案内ロール部材7
9cによって案内されたフィルム材料の端部を把持する
フィルム材料把持アーム部材79dと、このフィルム材
料把持アーム部材79dを上下動自在に案内する把持ア
ーム部材案内部材79eをも備えている。
【0092】上記一対の把持案内部材79a、79b、
案内ロール部材79c、フィルム材料把持アーム部材7
9dには、夫々、適宜なセンサが取付けられているとと
もに適宜な駆動手段によって動作せしめられる。これら
各駆動手段は、制御装置55の制御下に置かれる。
案内ロール部材79c、フィルム材料把持アーム部材7
9dには、夫々、適宜なセンサが取付けられているとと
もに適宜な駆動手段によって動作せしめられる。これら
各駆動手段は、制御装置55の制御下に置かれる。
【0093】フィルム載置機構81は、フィルム材料を
載置するためのフィルム材料載置台81aと、前記フィ
ルム材料把持アーム部材79dによって把持されている
フィルム材料の端部を、前記載置台81aに案内する案
内ロール部材81bとからなっている。フィルム載置機
構81上に載置されるフィルム材料43は、切込線が未
形成の薄肉フィルム材層に限られる。
載置するためのフィルム材料載置台81aと、前記フィ
ルム材料把持アーム部材79dによって把持されている
フィルム材料の端部を、前記載置台81aに案内する案
内ロール部材81bとからなっている。フィルム載置機
構81上に載置されるフィルム材料43は、切込線が未
形成の薄肉フィルム材層に限られる。
【0094】切込線が未形成の薄肉フィルム材層が複数
層存在するときには、これら複数の薄肉フィルム材層が
略積層状態でフィルム載置機構81上に一時的に載置さ
れることとなる。フィルム載置機構81上への薄肉フィ
ルム材層の載置のプロセス及びフィルム載置機構81か
らの薄肉フィルム材層の回収のプロセスについては既に
説明したので、ここでの説明は省略する。
層存在するときには、これら複数の薄肉フィルム材層が
略積層状態でフィルム載置機構81上に一時的に載置さ
れることとなる。フィルム載置機構81上への薄肉フィ
ルム材層の載置のプロセス及びフィルム載置機構81か
らの薄肉フィルム材層の回収のプロセスについては既に
説明したので、ここでの説明は省略する。
【0095】前述したように、フィルム材料把持案内機
構67の把持機構67aは、一対の把持案内部材79
a、79bによって一枚毎に前記X−Yテーブル59上
に供給される薄肉フィルム材層の端部を把持する。そし
て、把持した薄肉フィルム材層の端部を、前記駆動伝達
機構67bの駆動によって前記X−Yテーブル59の前
記シート材料供給装置39側端部まで案内する。
構67の把持機構67aは、一対の把持案内部材79
a、79bによって一枚毎に前記X−Yテーブル59上
に供給される薄肉フィルム材層の端部を把持する。そし
て、把持した薄肉フィルム材層の端部を、前記駆動伝達
機構67bの駆動によって前記X−Yテーブル59の前
記シート材料供給装置39側端部まで案内する。
【0096】この案内は、前記X−Yテーブル59の、
図3横手方向両側に対向して設けられ且つ前記X−Yテ
ーブル59に対して略垂直方向に往復動自在に構成され
ている一組のフィルム材料案内機構63a、63bを用
いて行なわれる。上記一組のフィルム材料案内機構63
a、63bの案内溝の溝幅は、例えば、薄肉フィルム材
層一枚分から四枚分までの案内が行なえるように変動可
能に構成されているものである。上記フィルム材料案内
機構63a、63bの案内溝の溝幅は、制御装置55の
演算処理装置73によって制御されるように構成されて
いる。
図3横手方向両側に対向して設けられ且つ前記X−Yテ
ーブル59に対して略垂直方向に往復動自在に構成され
ている一組のフィルム材料案内機構63a、63bを用
いて行なわれる。上記一組のフィルム材料案内機構63
a、63bの案内溝の溝幅は、例えば、薄肉フィルム材
層一枚分から四枚分までの案内が行なえるように変動可
能に構成されているものである。上記フィルム材料案内
機構63a、63bの案内溝の溝幅は、制御装置55の
演算処理装置73によって制御されるように構成されて
いる。
【0097】演算処理装置73による上記フィルム材料
案内機構63a、63bの案内溝の溝幅の制御時には、
各々のフィルム材料案内機構63a、63bの天板部材
(図示しない)は、微小ではあるが略垂直方向に往復動
する。なお、フィルム材料把持案内機構67が、上記動
作を行ない且つ切込線形成機構65が上記薄肉フィルム
材層に対して切込線形成作業を行なった後に、前記シー
ト材料供給装置39から前記X−Yテーブル59に対し
てシート材料57が供給される。
案内機構63a、63bの案内溝の溝幅の制御時には、
各々のフィルム材料案内機構63a、63bの天板部材
(図示しない)は、微小ではあるが略垂直方向に往復動
する。なお、フィルム材料把持案内機構67が、上記動
作を行ない且つ切込線形成機構65が上記薄肉フィルム
材層に対して切込線形成作業を行なった後に、前記シー
ト材料供給装置39から前記X−Yテーブル59に対し
てシート材料57が供給される。
【0098】シート材料57の前記X−Yテーブル59
上の移動に際しては、上記一組のフィルム材料案内機構
63a、63bの上部に設けられ且つ前記X−Yテーブ
ル59に対して上記一組のフィルム材料案内機構63
a、63bの案内溝(図示しない)の溝幅の略垂直方向
の変動とともに略垂直方向に往復動自在に構成されてい
る一組のシート材料案内機構61a、61bを用いて行
なわれる。把持機構67aと駆動伝達機構67bとの動
作については、更に後述する。
上の移動に際しては、上記一組のフィルム材料案内機構
63a、63bの上部に設けられ且つ前記X−Yテーブ
ル59に対して上記一組のフィルム材料案内機構63
a、63bの案内溝(図示しない)の溝幅の略垂直方向
の変動とともに略垂直方向に往復動自在に構成されてい
る一組のシート材料案内機構61a、61bを用いて行
なわれる。把持機構67aと駆動伝達機構67bとの動
作については、更に後述する。
【0099】上述したシート材料57の端部の検知、フ
ィルム材料43、即ち、一枚の薄肉フィルム材層の端部
の検知は、既に周知となっている手段(例えば、光学セ
ンサ等)を利用して行なわれる。パルスエンコーダ(図
示しない)からの出力信号を計数することによって行な
ってもよい。
ィルム材料43、即ち、一枚の薄肉フィルム材層の端部
の検知は、既に周知となっている手段(例えば、光学セ
ンサ等)を利用して行なわれる。パルスエンコーダ(図
示しない)からの出力信号を計数することによって行な
ってもよい。
【0100】既に説明したように、フィルム材料把持案
内機構67の近傍には、フィルム材料案内ロール部材6
8が設けられている。フィルム材料案内ロール部材68
の詳細については、前述した内容を参照されたい。
内機構67の近傍には、フィルム材料案内ロール部材6
8が設けられている。フィルム材料案内ロール部材68
の詳細については、前述した内容を参照されたい。
【0101】前述した把持機構67aと駆動伝達機構6
7bとは、前記フィルム材料供給装置37からX−Yテ
ーブル59に供給されるフィルム材料43(即ち、一枚
の薄肉フィルム材層)の端部を把持して、切込線形成機
構65による一工程の切込線形成動作が完了するまで把
持動作を継続する。なお、前記把持機構67aと駆動伝
達機構67bとは、前掲の図1にて示したごとき構成の
曲面塗装用フィルムが前記フィルム材料供給装置37側
からX−Yテーブル59に供給されたときには、該曲面
塗装用フィルムの端部を、図3左側に位置するフィルム
切断機構83方へと案内するように動作する。
7bとは、前記フィルム材料供給装置37からX−Yテ
ーブル59に供給されるフィルム材料43(即ち、一枚
の薄肉フィルム材層)の端部を把持して、切込線形成機
構65による一工程の切込線形成動作が完了するまで把
持動作を継続する。なお、前記把持機構67aと駆動伝
達機構67bとは、前掲の図1にて示したごとき構成の
曲面塗装用フィルムが前記フィルム材料供給装置37側
からX−Yテーブル59に供給されたときには、該曲面
塗装用フィルムの端部を、図3左側に位置するフィルム
切断機構83方へと案内するように動作する。
【0102】切込線形成機構65は、前記X−Yテーブ
ル59上において、三次元方向に移動可能に構成されて
いる。この切込線形成機構65は、前記フィルム材料案
内機構63a、63bによってフィルム材料43が前記
X−Yテーブル59上の所定位置まで案内された後に、
所望の塗布パターンを画定すべく制御される。なお、上
記フィルム材料43が第一の薄肉フィルム材層3でない
場合には、フィルム材料43が前記フィルム材料案内機
構63a、63bによって前記X−Yテーブル59上の
所定位置まで案内され且つシート材料57が前記シート
材料案内機構61a、61bによって前記X−Yテーブ
ル59上の所定位置まで案内された後に、所望の塗布パ
ターンを画定すべく、切込線形成機構65が制御される
こととなる。
ル59上において、三次元方向に移動可能に構成されて
いる。この切込線形成機構65は、前記フィルム材料案
内機構63a、63bによってフィルム材料43が前記
X−Yテーブル59上の所定位置まで案内された後に、
所望の塗布パターンを画定すべく制御される。なお、上
記フィルム材料43が第一の薄肉フィルム材層3でない
場合には、フィルム材料43が前記フィルム材料案内機
構63a、63bによって前記X−Yテーブル59上の
所定位置まで案内され且つシート材料57が前記シート
材料案内機構61a、61bによって前記X−Yテーブ
ル59上の所定位置まで案内された後に、所望の塗布パ
ターンを画定すべく、切込線形成機構65が制御される
こととなる。
【0103】上記切込線形成機構65は、セラミック超
鋼刃からなる切込線形成刃65bと、この切込線形成刃
65bを三次元方向に移動可能に保持する駆動伝達機構
65aと、切込線形成刃65b及び駆動伝達機構65a
の位置情報を得るために必要な各種センサとを有してい
る。切込線形成機構65のホームポジションは、前記X
−Yテーブル59上の任意の位置に設定される。
鋼刃からなる切込線形成刃65bと、この切込線形成刃
65bを三次元方向に移動可能に保持する駆動伝達機構
65aと、切込線形成刃65b及び駆動伝達機構65a
の位置情報を得るために必要な各種センサとを有してい
る。切込線形成機構65のホームポジションは、前記X
−Yテーブル59上の任意の位置に設定される。
【0104】切込線形成機構65の始動時においては、
オペレータ等が前記X−Yテーブル59面上に当接状態
にある切込線形成刃65bを任意の高さだけ前記X−Y
テーブル59面から離間させる手動操作が必要である。
オペレータ等が前記X−Yテーブル59面上に当接状態
にある切込線形成刃65bを任意の高さだけ前記X−Y
テーブル59面から離間させる手動操作が必要である。
【0105】上述した切込線形成機構65の制御動作の
詳細については、本出願人が平成4年6月16日付けで
特許出願をした、特願平4ー180530(切断装置)
に係る明細書及び添付図面を参照されたい。上記出願内
容は、加熱手段によって適宜な温度に加熱した切断刃を
用いて、例えば、ナイロンのごとき熱可塑性樹脂材料を
融解するものである。
詳細については、本出願人が平成4年6月16日付けで
特許出願をした、特願平4ー180530(切断装置)
に係る明細書及び添付図面を参照されたい。上記出願内
容は、加熱手段によって適宜な温度に加熱した切断刃を
用いて、例えば、ナイロンのごとき熱可塑性樹脂材料を
融解するものである。
【0106】そのため、上記出願では、切断刃に付着し
た切屑を除去する手段及び工程と、加熱手段を制御する
工程とを必須要件としているが、本発明では、上記事項
は必須要件ではない。従って、上記事項を除けば、前掲
の出願に開示されている技術内容は、本発明における切
込線形成機構65の制御にも適用が可能である。
た切屑を除去する手段及び工程と、加熱手段を制御する
工程とを必須要件としているが、本発明では、上記事項
は必須要件ではない。従って、上記事項を除けば、前掲
の出願に開示されている技術内容は、本発明における切
込線形成機構65の制御にも適用が可能である。
【0107】切込線形成機構65は、各薄肉フィルム材
層3、5、7、9に対して前述した外縁領域を画定する
ための切込線の形成を始め、所望の塗布パターンを画定
するための切込線の形成に必要な動作を行なうべく制御
装置55によって制御される。なお、フィルム材料巻上
げ保持機構79、フィルム載置機構81の詳細について
は、説明を省略する。前記説明内容を参照されたい。
層3、5、7、9に対して前述した外縁領域を画定する
ための切込線の形成を始め、所望の塗布パターンを画定
するための切込線の形成に必要な動作を行なうべく制御
装置55によって制御される。なお、フィルム材料巻上
げ保持機構79、フィルム載置機構81の詳細について
は、説明を省略する。前記説明内容を参照されたい。
【0108】既に説明した内容から明らかなように、前
記X−Yテーブル59の図3左端側には、フィルム材料
を、所定長さ単位で切断して夫々1枚のフィルムに分離
するフィルム切断機構83が設けられている。フィルム
切断機構83は、フィルム材料の移動方向に対して略垂
直方向に延在している切断刃ガイド部材83aと、この
切断刃ガイド部材83aにより往復動自在に保持されて
いる切断刃83bとから構成されている。切断刃83b
は、例えば、正逆回転可能な電動機のごとき駆動手段に
よって駆動される。
記X−Yテーブル59の図3左端側には、フィルム材料
を、所定長さ単位で切断して夫々1枚のフィルムに分離
するフィルム切断機構83が設けられている。フィルム
切断機構83は、フィルム材料の移動方向に対して略垂
直方向に延在している切断刃ガイド部材83aと、この
切断刃ガイド部材83aにより往復動自在に保持されて
いる切断刃83bとから構成されている。切断刃83b
は、例えば、正逆回転可能な電動機のごとき駆動手段に
よって駆動される。
【0109】この駆動手段も、制御装置55の制御下に
置かれる。フィルム切断機構83には、例えば、ペーパ
ーカッター(回転刃式)や或いは、スライドカッター
(テーブル付き)のごときが転用されている。本明細書
では、図示の都合上、切断刃83bを、切込線形成刃6
5bと同様の構成とした。なお、フィルム切断機構83
によって所定の長さ毎に切断されて図1のごとくに構成
されたフィルム材料43は、シート材料供給装置39の
上方を通過して本システム35の左側に排出される。
置かれる。フィルム切断機構83には、例えば、ペーパ
ーカッター(回転刃式)や或いは、スライドカッター
(テーブル付き)のごときが転用されている。本明細書
では、図示の都合上、切断刃83bを、切込線形成刃6
5bと同様の構成とした。なお、フィルム切断機構83
によって所定の長さ毎に切断されて図1のごとくに構成
されたフィルム材料43は、シート材料供給装置39の
上方を通過して本システム35の左側に排出される。
【0110】制御装置55は、入力された各種指令情報
と予め保持している塗布パターン画定に必要な情報を始
めとする諸情報とに基ずいて、前記切込線形成機構65
を制御する。のみならず、制御装置55は、前述したフ
ィルム材料供給装置37の各部、シート材料供給装置3
9の各部、フィルム材料把持案内機構67の各部、フィ
ルム材料巻上げ保持機構79の各部及びフィルム切断機
構83の切断刃83bをも制御する。
と予め保持している塗布パターン画定に必要な情報を始
めとする諸情報とに基ずいて、前記切込線形成機構65
を制御する。のみならず、制御装置55は、前述したフ
ィルム材料供給装置37の各部、シート材料供給装置3
9の各部、フィルム材料把持案内機構67の各部、フィ
ルム材料巻上げ保持機構79の各部及びフィルム切断機
構83の切断刃83bをも制御する。
【0111】制御装置55は、演算処理部73を始め、
記憶部75、入出力部71及び操作部77を有してい
る。記憶部75は、制御プログラム等を始め、必要デー
タを記憶している。
記憶部75、入出力部71及び操作部77を有してい
る。記憶部75は、制御プログラム等を始め、必要デー
タを記憶している。
【0112】記憶部75に予め記憶されるデータとして
は、例えば、各フィルム材層の幅方向の寸法データ、ロ
ール長データ、ロール状に卷回されているフィルム材層
1枚分に相当する部分が前記フィルム材料保持機構37
の軸47aからX−Yテーブル59面上を略覆い尽くす
に足る前記駆動手段の回転数データがある。
は、例えば、各フィルム材層の幅方向の寸法データ、ロ
ール長データ、ロール状に卷回されているフィルム材層
1枚分に相当する部分が前記フィルム材料保持機構37
の軸47aからX−Yテーブル59面上を略覆い尽くす
に足る前記駆動手段の回転数データがある。
【0113】又、記憶部75には、前記駆動手段の逆回
転数データ、前記可動ロール部材49bの前記固定ロー
ル部材49aに対する最大離間値データ、X−Yテーブ
ル59の縦方向と横方向の寸法データ、切断刃65bの
ホームポジションにおける座標データ、把持機構67a
のホームポジションにおける座標データ、ロール状に卷
回されているシート材料(少なくともフィルム材層1枚
分に相当する以上の大きさを有している)57が、シー
ト材料供給装置39からX−Yテーブル59面上を略覆
い尽くすに足る前記シート材料供給装置39の駆動手段
の回転数データ等も記憶されている。
転数データ、前記可動ロール部材49bの前記固定ロー
ル部材49aに対する最大離間値データ、X−Yテーブ
ル59の縦方向と横方向の寸法データ、切断刃65bの
ホームポジションにおける座標データ、把持機構67a
のホームポジションにおける座標データ、ロール状に卷
回されているシート材料(少なくともフィルム材層1枚
分に相当する以上の大きさを有している)57が、シー
ト材料供給装置39からX−Yテーブル59面上を略覆
い尽くすに足る前記シート材料供給装置39の駆動手段
の回転数データ等も記憶されている。
【0114】更に、記憶部75には、前記シート材料供
給装置39の駆動手段の逆回転数データ、加工対象たる
フィルム材層の種類に応じて設定されている適温データ
(前述した可動ロール部材49bに内蔵されている電気
的な発熱部材を温度制御するために必要とされるデータ
である)、フィルム材層1枚毎に、外縁領域を画定する
ための切込線を形成するのに必要な数値データ、フィル
ム材層1枚毎に、所望の塗布パターンを画定するための
切込線を形成するのに必要な数値データ及び各フィルム
材料1枚分の大きさを画定するための数値データ等も記
憶されている。
給装置39の駆動手段の逆回転数データ、加工対象たる
フィルム材層の種類に応じて設定されている適温データ
(前述した可動ロール部材49bに内蔵されている電気
的な発熱部材を温度制御するために必要とされるデータ
である)、フィルム材層1枚毎に、外縁領域を画定する
ための切込線を形成するのに必要な数値データ、フィル
ム材層1枚毎に、所望の塗布パターンを画定するための
切込線を形成するのに必要な数値データ及び各フィルム
材料1枚分の大きさを画定するための数値データ等も記
憶されている。
【0115】記憶部75に記憶されている各種データの
うち、加工対象たるフィルム材層の種類に応じて設定さ
れている適温データ(前述した可動ロール部材49bに
内蔵されている電気的な発熱部材を温度制御するために
必要とされるデータである)、フィルム材層1枚毎に、
所望の塗布パターンを画定するための切込線を形成する
のに必要な数値データ及び各フィルム材料1枚分の大き
さを画定するための数値データ等は、加工対象たるフィ
ルム材層の種類や塗布対象の形状、大きさ等に応じて適
宜設定されるべきものである。
うち、加工対象たるフィルム材層の種類に応じて設定さ
れている適温データ(前述した可動ロール部材49bに
内蔵されている電気的な発熱部材を温度制御するために
必要とされるデータである)、フィルム材層1枚毎に、
所望の塗布パターンを画定するための切込線を形成する
のに必要な数値データ及び各フィルム材料1枚分の大き
さを画定するための数値データ等は、加工対象たるフィ
ルム材層の種類や塗布対象の形状、大きさ等に応じて適
宜設定されるべきものである。
【0116】上述した各種データは、各装置のハード構
成に係るもので変更の効かないものを除いて、操作部7
7に設けられている各種のキーを操作することにより更
新が可能である。
成に係るもので変更の効かないものを除いて、操作部7
7に設けられている各種のキーを操作することにより更
新が可能である。
【0117】演算処理部73は、算術演算及び論理演算
を行なう。演算処理部73は、記憶部75に記憶されて
いる各種データに基ずいて、前述したフィルム材料供給
装置37を構成するチェーン機構45の駆動手段、可動
ロール部材49bの駆動手段、ニクロム線ヒータの給電
回路等を制御すべく、入出力部71を通してこれら各部
に制御信号を出力する。
を行なう。演算処理部73は、記憶部75に記憶されて
いる各種データに基ずいて、前述したフィルム材料供給
装置37を構成するチェーン機構45の駆動手段、可動
ロール部材49bの駆動手段、ニクロム線ヒータの給電
回路等を制御すべく、入出力部71を通してこれら各部
に制御信号を出力する。
【0118】演算処理部73は、記憶部75に記憶され
ている各種データに基ずいて、前述したフィルム材料把
持案内機構67を構成する駆動伝達機構67bの各部、
把持機構67aの各部を制御すべく、入出力部71を通
してこれら各部に制御信号を出力する。
ている各種データに基ずいて、前述したフィルム材料把
持案内機構67を構成する駆動伝達機構67bの各部、
把持機構67aの各部を制御すべく、入出力部71を通
してこれら各部に制御信号を出力する。
【0119】演算処理部73は、又、記憶部75に記憶
されている各種データに基ずいて、前述したシート材料
供給装置39を構成するシート材料供給機構39aの駆
動手段を制御すべく、入出力部71を通して該駆動手段
に制御信号を出力する。更に、演算処理部73は、記憶
部75に記憶されている各種データに基ずいて、前述し
たフィルム材料把持案内機構67の各部、シート材料把
持案内機構69の各部、フィルム材料巻上げ保持機構7
9の各部、フィルム載置機構81の各部及び切断刃83
bを制御すべく、入出力部71を通してこれら各部に制
御信号を出力する。演算処理部73の行なう処理動作に
ついては、図4、図5、図6のフローチャートで詳細に
説明する。
されている各種データに基ずいて、前述したシート材料
供給装置39を構成するシート材料供給機構39aの駆
動手段を制御すべく、入出力部71を通して該駆動手段
に制御信号を出力する。更に、演算処理部73は、記憶
部75に記憶されている各種データに基ずいて、前述し
たフィルム材料把持案内機構67の各部、シート材料把
持案内機構69の各部、フィルム材料巻上げ保持機構7
9の各部、フィルム載置機構81の各部及び切断刃83
bを制御すべく、入出力部71を通してこれら各部に制
御信号を出力する。演算処理部73の行なう処理動作に
ついては、図4、図5、図6のフローチャートで詳細に
説明する。
【0120】次に、上記構成の制御装置55の制御動作
を、主として、図4乃至図6に示すフローチャートを参
照しながら説明する。オペレータが曲面塗装用フィルム
の調製システム35を駆動すべく駆動電源(図示しな
い)を投入することによって、制御装置55は、一連の
処理動作を開始するために、スタンバイ状態となる(ス
テップ201)。このスタンバイ状態は、操作部77か
ら、フィルム材料供給指令信号及びシート材料供給指令
信号が出力されたことを演算処理部73が認識するまで
継続される(ステップ203)。
を、主として、図4乃至図6に示すフローチャートを参
照しながら説明する。オペレータが曲面塗装用フィルム
の調製システム35を駆動すべく駆動電源(図示しな
い)を投入することによって、制御装置55は、一連の
処理動作を開始するために、スタンバイ状態となる(ス
テップ201)。このスタンバイ状態は、操作部77か
ら、フィルム材料供給指令信号及びシート材料供給指令
信号が出力されたことを演算処理部73が認識するまで
継続される(ステップ203)。
【0121】ステップ203で、上述した信号が入力さ
れたことを認識すると、演算処理部73は、記憶部75
に記憶されている各種データ中からフィルム材料供給装
置37を駆動するのに必要なデータを読出す。そして、
該データに基ずき、入出力部71を通して前記フィルム
材料供給装置37の駆動手段に対し駆動指令信号を出力
する(ステップ205)。
れたことを認識すると、演算処理部73は、記憶部75
に記憶されている各種データ中からフィルム材料供給装
置37を駆動するのに必要なデータを読出す。そして、
該データに基ずき、入出力部71を通して前記フィルム
材料供給装置37の駆動手段に対し駆動指令信号を出力
する(ステップ205)。
【0122】即ち、演算処理部73は、フィルム材料供
給装置37の駆動手段に取付けられているセンサ(回転
量検出用のセンサ)からの出力信号の計数値と、記憶部
75に記憶されている前述した駆動手段の回転数データ
とを比較することで、フィルム材料供給装置37の駆動
手段の制御を実行する。この制御は、X−Yテーブル5
9の前記一対の把持案内部材79a、79bの近傍に設
けられている、フィルム材料43の端部を検出するセン
サ(図示しない)から所定の検出信号が出力されるまで
実行される。
給装置37の駆動手段に取付けられているセンサ(回転
量検出用のセンサ)からの出力信号の計数値と、記憶部
75に記憶されている前述した駆動手段の回転数データ
とを比較することで、フィルム材料供給装置37の駆動
手段の制御を実行する。この制御は、X−Yテーブル5
9の前記一対の把持案内部材79a、79bの近傍に設
けられている、フィルム材料43の端部を検出するセン
サ(図示しない)から所定の検出信号が出力されるまで
実行される。
【0123】上記センサ(図示しない)からの出力信号
によってフィルム材料43の端部が上記位置に到達した
ことを認識すると(ステップ207)、演算処理部73
は、前記一対の把持案内部材79a、79bを駆動すべ
く、駆動指令信号を出力する。これによって前記フィル
ム材料43中の第一の薄肉フィルム材層3を除く三枚の
薄肉フィルム材層5、7、9は、前述したように、フィ
ルム材料巻上げ保持機構79を介してフィルム載置機構
81上に一時的に載置されることとなる(ステップ20
9)。
によってフィルム材料43の端部が上記位置に到達した
ことを認識すると(ステップ207)、演算処理部73
は、前記一対の把持案内部材79a、79bを駆動すべ
く、駆動指令信号を出力する。これによって前記フィル
ム材料43中の第一の薄肉フィルム材層3を除く三枚の
薄肉フィルム材層5、7、9は、前述したように、フィ
ルム材料巻上げ保持機構79を介してフィルム載置機構
81上に一時的に載置されることとなる(ステップ20
9)。
【0124】フィルム材料供給装置37の駆動手段の前
述したごとき制御は、シート材料供給装置39側端部に
設けられている、フィルム材料43の端部を検出するセ
ンサ(図示しない)から所定の検出信号が出力されるま
で実行される(ステップ211)。ステップ211の処
理動作の結果、第一の薄肉フィルム材層3のみが、X−
Yテーブル59の面上に載置されることとなる。上記作
業に際しては、前記のフィルム材料案内機構63a、6
3b及びフィルム材料把持案内機構67が前述したごと
き態様で用いられる。
述したごとき制御は、シート材料供給装置39側端部に
設けられている、フィルム材料43の端部を検出するセ
ンサ(図示しない)から所定の検出信号が出力されるま
で実行される(ステップ211)。ステップ211の処
理動作の結果、第一の薄肉フィルム材層3のみが、X−
Yテーブル59の面上に載置されることとなる。上記作
業に際しては、前記のフィルム材料案内機構63a、6
3b及びフィルム材料把持案内機構67が前述したごと
き態様で用いられる。
【0125】ステップ211に示した処理動作が終了す
ると、演算処理部73は、操作部77から入出力部71
を通して前記切込線形成機構65を駆動するための指令
信号が入力されたか否かをチェックする(ステップ21
3)。ステップ213において前記指令信号が入力され
たことを認識すると、演算処理部73は、入出力部71
を通して、切込線形成機構65の駆動伝達機構65aに
対し、駆動指令信号を出力する(ステップ213)。
ると、演算処理部73は、操作部77から入出力部71
を通して前記切込線形成機構65を駆動するための指令
信号が入力されたか否かをチェックする(ステップ21
3)。ステップ213において前記指令信号が入力され
たことを認識すると、演算処理部73は、入出力部71
を通して、切込線形成機構65の駆動伝達機構65aに
対し、駆動指令信号を出力する(ステップ213)。
【0126】これによって、切込線形成刃65bによる
フィルム材料1枚分、即ち、第一の薄肉フィルム材層3
の切込線形成作業が行なわれる。演算処理部73は、上
記切込線形成作業が行なわれている間、駆動伝達機構6
5aに設けられている各種の位置検出用センサから出力
される信号、切込線形成刃65bに設けられている各種
の位置検出用センサから出力される信号を信号処理する
ことによって得られた情報と、記憶部75に記憶されて
いる前記データとを比較することにより切込線形成作業
の進捗状況を把握する(ステップ215)。
フィルム材料1枚分、即ち、第一の薄肉フィルム材層3
の切込線形成作業が行なわれる。演算処理部73は、上
記切込線形成作業が行なわれている間、駆動伝達機構6
5aに設けられている各種の位置検出用センサから出力
される信号、切込線形成刃65bに設けられている各種
の位置検出用センサから出力される信号を信号処理する
ことによって得られた情報と、記憶部75に記憶されて
いる前記データとを比較することにより切込線形成作業
の進捗状況を把握する(ステップ215)。
【0127】上記切込線形成作業が終了したことを認識
すると(ステップ217)、演算処理部73は、切込線
形成機構65を、切込線形成刃65bがX−Yテーブル
59の面から離間させた状態でホームポジションに復帰
させる(ステップ219)。ステップ219に示した処
理動作が終了した時点では、前述したように、フィルム
材料1枚分、即ち、第一の薄肉フィルム材層3の切込線
形成動作(即ち、切込線形成機構65による一工程の切
込線形成動作)が完了している。
すると(ステップ217)、演算処理部73は、切込線
形成機構65を、切込線形成刃65bがX−Yテーブル
59の面から離間させた状態でホームポジションに復帰
させる(ステップ219)。ステップ219に示した処
理動作が終了した時点では、前述したように、フィルム
材料1枚分、即ち、第一の薄肉フィルム材層3の切込線
形成動作(即ち、切込線形成機構65による一工程の切
込線形成動作)が完了している。
【0128】即ち、既述のように、外縁領域11と第一
の塗布パターン27とが最初のフィルム材料1枚分(即
ち、第一の薄肉フィルム材層3)について形成されるこ
ととなる。演算処理部73は、上記一工程の切込線形成
動作が終了すると、シート材料供給装置39を制御し
て、フィルム材料1枚分の長さに対応する長さだけシー
ト材料57の卷回解除動作を行なわせる。
の塗布パターン27とが最初のフィルム材料1枚分(即
ち、第一の薄肉フィルム材層3)について形成されるこ
ととなる。演算処理部73は、上記一工程の切込線形成
動作が終了すると、シート材料供給装置39を制御し
て、フィルム材料1枚分の長さに対応する長さだけシー
ト材料57の卷回解除動作を行なわせる。
【0129】これによって第一の薄肉フィルム材層3上
を略覆った状態でシート材料57が載置される。この処
理動作においては、シート材料57は、前記シート材料
把持案内機構69と前記一対のシート材料案内機構61
a、61bとによって、X−Yテーブル59上を図3右
方向に案内されることとなる。シート材料57の上記移
動は、シート材料57の端部が一対の把持案内部材79
a、79bの近傍に達した時点で一旦停止せしめられる
(ステップ221)。
を略覆った状態でシート材料57が載置される。この処
理動作においては、シート材料57は、前記シート材料
把持案内機構69と前記一対のシート材料案内機構61
a、61bとによって、X−Yテーブル59上を図3右
方向に案内されることとなる。シート材料57の上記移
動は、シート材料57の端部が一対の把持案内部材79
a、79bの近傍に達した時点で一旦停止せしめられる
(ステップ221)。
【0130】ステップ221の処理動作が終了すると、
演算処理部73は、記憶部75に記憶されている各種デ
ータ中からフィルム材料供給装置37を反転駆動するの
に必要なデータを読出す。そして、該データに基ずき、
入出力部71を通して前記フィルム材料供給装置37の
駆動手段に対し反転駆動指令信号を出力する(ステップ
223)。
演算処理部73は、記憶部75に記憶されている各種デ
ータ中からフィルム材料供給装置37を反転駆動するの
に必要なデータを読出す。そして、該データに基ずき、
入出力部71を通して前記フィルム材料供給装置37の
駆動手段に対し反転駆動指令信号を出力する(ステップ
223)。
【0131】即ち、演算処理部73は、フィルム材料供
給装置37の駆動手段に取付けられているセンサ(回転
量検出用のセンサ)からの出力信号の計数値と、記憶部
75に記憶されている前述した駆動手段の反転回転数デ
ータとを比較することで、フィルム材料供給装置37の
駆動手段の上記制御を実行する。この制御は、X−Yテ
ーブル59のフィルム材料供給装置37側端部に設けら
れているフィルム材料43の端部を検出するセンサ(図
示しない)から所定の検出信号が出力されるまで実行さ
れる。
給装置37の駆動手段に取付けられているセンサ(回転
量検出用のセンサ)からの出力信号の計数値と、記憶部
75に記憶されている前述した駆動手段の反転回転数デ
ータとを比較することで、フィルム材料供給装置37の
駆動手段の上記制御を実行する。この制御は、X−Yテ
ーブル59のフィルム材料供給装置37側端部に設けら
れているフィルム材料43の端部を検出するセンサ(図
示しない)から所定の検出信号が出力されるまで実行さ
れる。
【0132】上記ステップ223の処理動作を行なうと
ともに、演算処理部73は、ステップ221において一
旦停止せしめていたシート材料供給装置39を再度駆動
せしめる(ステップ225)。これによって、シート材
料57も、前記第一の薄肉フィルム材層3等と略同期し
て図3の右方向に向けて移動する。
ともに、演算処理部73は、ステップ221において一
旦停止せしめていたシート材料供給装置39を再度駆動
せしめる(ステップ225)。これによって、シート材
料57も、前記第一の薄肉フィルム材層3等と略同期し
て図3の右方向に向けて移動する。
【0133】ステップ223において、フィルム材料供
給装置37の駆動手段に対する上記制御が実行されるこ
とにより、それまでフィルム載置機構81上に載置され
ていた第二〜第四の薄肉フィルム材層5〜9が、フィル
ム材料巻上げ保持機構79を介してフィルム材料供給装
置37に回収されることとなる。即ち、上記三枚の薄肉
フィルム材層5、7、9は、案内ロール部材79cにお
いて、上記第一の薄肉フィルム材層3及びシート材料5
7と合流する。
給装置37の駆動手段に対する上記制御が実行されるこ
とにより、それまでフィルム載置機構81上に載置され
ていた第二〜第四の薄肉フィルム材層5〜9が、フィル
ム材料巻上げ保持機構79を介してフィルム材料供給装
置37に回収されることとなる。即ち、上記三枚の薄肉
フィルム材層5、7、9は、案内ロール部材79cにお
いて、上記第一の薄肉フィルム材層3及びシート材料5
7と合流する。
【0134】この合流によって、上記三枚の薄肉フィル
ム材層5、7、9は、第一の薄肉フィルム材層3ととも
にシート材料57を挟んだ状態、即ち、積層状態で、フ
ィルム材料供給装置37方に向かって移動することとな
る。フィルム材料加熱、加圧機構49の数センチメート
ル手前に設けられているセンサ(図示しない)が、シー
ト材料57の端部を検知したことを示す信号を出力した
ことを認識すると(ステップ227)演算処理部73
は、シート材料供給装置39の駆動を一旦停止せしめる
(ステップ229)。
ム材層5、7、9は、第一の薄肉フィルム材層3ととも
にシート材料57を挟んだ状態、即ち、積層状態で、フ
ィルム材料供給装置37方に向かって移動することとな
る。フィルム材料加熱、加圧機構49の数センチメート
ル手前に設けられているセンサ(図示しない)が、シー
ト材料57の端部を検知したことを示す信号を出力した
ことを認識すると(ステップ227)演算処理部73
は、シート材料供給装置39の駆動を一旦停止せしめる
(ステップ229)。
【0135】演算処理部73は、シート材料供給装置3
9を反転駆動すべく駆動指令信号を出力する(ステップ
231)。これによってシート材料57は、フィルム材
料加熱、加圧機構49を通過することなく、X−Yテー
ブル59面上を図3右方向に移動して、シート材料供給
装置39によって回収されることとなる。一方、前記第
一の薄肉フィルム材層3と第二〜第四の薄肉フィルム材
層5〜9は、フィルム材料加熱、加圧機構49を通過す
る。
9を反転駆動すべく駆動指令信号を出力する(ステップ
231)。これによってシート材料57は、フィルム材
料加熱、加圧機構49を通過することなく、X−Yテー
ブル59面上を図3右方向に移動して、シート材料供給
装置39によって回収されることとなる。一方、前記第
一の薄肉フィルム材層3と第二〜第四の薄肉フィルム材
層5〜9は、フィルム材料加熱、加圧機構49を通過す
る。
【0136】即ち、上記各薄肉フィルム材層は、フィル
ム材料加熱、加圧機構49において、加熱、加圧処理が
施される。上述したように、本実施例では、フィルム材
料加熱、加圧機構49における加熱、加圧処理が実行さ
れる直前まで第一の薄肉フィルム材層3と第二の薄肉フ
ィルム材層5との間にシート材料57を介在させること
とした。従って、第一の薄肉フィルム材層3に対して切
込線の形成が行なわれる前に、第一の薄肉フィルム材層
3と第二の薄肉フィルム材層5とが接着状態となるのを
防止することが可能となった。
ム材料加熱、加圧機構49において、加熱、加圧処理が
施される。上述したように、本実施例では、フィルム材
料加熱、加圧機構49における加熱、加圧処理が実行さ
れる直前まで第一の薄肉フィルム材層3と第二の薄肉フ
ィルム材層5との間にシート材料57を介在させること
とした。従って、第一の薄肉フィルム材層3に対して切
込線の形成が行なわれる前に、第一の薄肉フィルム材層
3と第二の薄肉フィルム材層5とが接着状態となるのを
防止することが可能となった。
【0137】又、第一の薄肉フィルム材層3と第二の薄
肉フィルム材層5とが積層状態で接着されるに際して、
両薄肉フィルム材層の積層面に空気泡が生ずる等の不具
合が防止でき、高品位で良好な積層の形成が可能となっ
た。
肉フィルム材層5とが積層状態で接着されるに際して、
両薄肉フィルム材層の積層面に空気泡が生ずる等の不具
合が防止でき、高品位で良好な積層の形成が可能となっ
た。
【0138】ステップ231にて示した処理動作が終了
したことを認識すると、第二の薄肉フィルム材層5に対
する切込線の形成作業を行なうべく、再び一連の処理動
作を開始する。この一連の処理動作は、前述した一連の
処理動作と略同様である。演算処理部73が該一連の処
理動作を引続き実行するか否かの判断は、予め、記憶部
75に記憶されているプログラムと、操作部77から入
力される指令信号とを参照することによって行なわれ
る。
したことを認識すると、第二の薄肉フィルム材層5に対
する切込線の形成作業を行なうべく、再び一連の処理動
作を開始する。この一連の処理動作は、前述した一連の
処理動作と略同様である。演算処理部73が該一連の処
理動作を引続き実行するか否かの判断は、予め、記憶部
75に記憶されているプログラムと、操作部77から入
力される指令信号とを参照することによって行なわれ
る。
【0139】即ち、演算処理部73は、記憶部75に記
憶されている各種データ中から上記フィルム材料案内機
構63a、63bの案内溝の溝幅に関するデータを読出
す。そして、該読出したデータに基ずき、上記フィルム
材料案内機構63a、63bの案内溝の溝幅を、薄肉フ
ィルム材層二枚分の幅に適合するように調整する(ステ
ップ233)。ステップ233に示した処理動作が終了
すると、演算処理部73は、記憶部75に記憶されてい
る各種データ中からフィルム材料供給装置37を駆動す
るのに必要なデータを読出す。そして、該データに基ず
き、入出力部71を通して前記フィルム材料供給装置3
7の駆動手段に対し駆動指令信号を出力する(ステップ
235)。
憶されている各種データ中から上記フィルム材料案内機
構63a、63bの案内溝の溝幅に関するデータを読出
す。そして、該読出したデータに基ずき、上記フィルム
材料案内機構63a、63bの案内溝の溝幅を、薄肉フ
ィルム材層二枚分の幅に適合するように調整する(ステ
ップ233)。ステップ233に示した処理動作が終了
すると、演算処理部73は、記憶部75に記憶されてい
る各種データ中からフィルム材料供給装置37を駆動す
るのに必要なデータを読出す。そして、該データに基ず
き、入出力部71を通して前記フィルム材料供給装置3
7の駆動手段に対し駆動指令信号を出力する(ステップ
235)。
【0140】即ち、演算処理部73は、フィルム材料供
給装置37の駆動手段に取付けられているセンサ(回転
量検出用のセンサ)からの出力信号の計数値と、記憶部
75に記憶されている前述した駆動手段の回転数データ
とを比較することで、フィルム材料供給装置37の駆動
手段の制御を実行する。この制御は、X−Yテーブル5
9の前記一対の把持案内部材79a、79bの近傍に設
けられている、フィルム材料43の端部を検出するセン
サ(図示しない)から所定の検出信号が出力されるまで
実行される。
給装置37の駆動手段に取付けられているセンサ(回転
量検出用のセンサ)からの出力信号の計数値と、記憶部
75に記憶されている前述した駆動手段の回転数データ
とを比較することで、フィルム材料供給装置37の駆動
手段の制御を実行する。この制御は、X−Yテーブル5
9の前記一対の把持案内部材79a、79bの近傍に設
けられている、フィルム材料43の端部を検出するセン
サ(図示しない)から所定の検出信号が出力されるまで
実行される。
【0141】上記センサ(図示しない)からの出力信号
によってフィルム材料43の端部が上記位置に到達した
ことを認識すると(ステップ237)、演算処理部73
は、前記一対の把持案内部材79a、79bを駆動すべ
く、駆動指令信号を出力する。これによって前記フィル
ム材料43中の第一、第二の薄肉フィルム材層3、5を
除く二枚の薄肉フィルム材層7、9は、前述したよう
に、フィルム材料巻上げ保持機構79を介してフィルム
載置機構81上に一時的に載置されることとなる(ステ
ップ239)。
によってフィルム材料43の端部が上記位置に到達した
ことを認識すると(ステップ237)、演算処理部73
は、前記一対の把持案内部材79a、79bを駆動すべ
く、駆動指令信号を出力する。これによって前記フィル
ム材料43中の第一、第二の薄肉フィルム材層3、5を
除く二枚の薄肉フィルム材層7、9は、前述したよう
に、フィルム材料巻上げ保持機構79を介してフィルム
載置機構81上に一時的に載置されることとなる(ステ
ップ239)。
【0142】フィルム材料供給装置37の駆動手段の前
述したごとき制御は、シート材料供給装置39側端部に
設けられている、フィルム材料43の端部を検出するセ
ンサ(図示しない)から所定の検出信号が出力されるま
で実行される(ステップ241)。ステップ241の処
理動作の結果、第一、第二の薄肉フィルム材層3、5
が、X−Yテーブル59の面上に載置されることとな
る。上記作業に際しては、前記のフィルム材料案内機構
63a、63b及びフィルム材料把持案内機構67が前
述したごとき態様で用いられる。
述したごとき制御は、シート材料供給装置39側端部に
設けられている、フィルム材料43の端部を検出するセ
ンサ(図示しない)から所定の検出信号が出力されるま
で実行される(ステップ241)。ステップ241の処
理動作の結果、第一、第二の薄肉フィルム材層3、5
が、X−Yテーブル59の面上に載置されることとな
る。上記作業に際しては、前記のフィルム材料案内機構
63a、63b及びフィルム材料把持案内機構67が前
述したごとき態様で用いられる。
【0143】ステップ241に示した処理動作が終了す
ると、演算処理部73は、操作部77から入出力部71
を通して前記切込線形成機構65を駆動するための指令
信号が入力されたか否かをチェックする(ステップ24
3)。ステップ243において前記指令信号が入力され
たことを認識すると、演算処理部73は、入出力部71
を通して、切込線形成機構65の駆動伝達機構65aに
対し、駆動指令信号を出力する(ステップ245)。
ると、演算処理部73は、操作部77から入出力部71
を通して前記切込線形成機構65を駆動するための指令
信号が入力されたか否かをチェックする(ステップ24
3)。ステップ243において前記指令信号が入力され
たことを認識すると、演算処理部73は、入出力部71
を通して、切込線形成機構65の駆動伝達機構65aに
対し、駆動指令信号を出力する(ステップ245)。
【0144】これによって、切込線形成刃65bによる
フィルム材料1枚分、即ち、第二の薄肉フィルム材層5
の切込線形成作業が行なわれる。演算処理部73は、上
記切込線形成作業が行なわれている間、駆動伝達機構6
5aに設けられている各種の位置検出用センサから出力
される信号、切込線形成刃65bに設けられている各種
の位置検出用センサから出力される信号を信号処理する
ことによって得られた情報と、記憶部75に記憶されて
いる前記データとを比較することにより切込線形成作業
の進捗状況を把握する(ステップ247)。
フィルム材料1枚分、即ち、第二の薄肉フィルム材層5
の切込線形成作業が行なわれる。演算処理部73は、上
記切込線形成作業が行なわれている間、駆動伝達機構6
5aに設けられている各種の位置検出用センサから出力
される信号、切込線形成刃65bに設けられている各種
の位置検出用センサから出力される信号を信号処理する
ことによって得られた情報と、記憶部75に記憶されて
いる前記データとを比較することにより切込線形成作業
の進捗状況を把握する(ステップ247)。
【0145】上記切込線形成作業が終了したことを認識
すると(ステップ247)、演算処理部73は、切込線
形成機構65を、切込線形成刃65bがX−Yテーブル
59の面から離間させた状態でホームポジションに復帰
させる(ステップ249)。ステップ249に示した処
理動作が終了した時点では、前述したように、フィルム
材料1枚分、即ち、第二の薄肉フィルム材層3の切込線
形成動作(即ち、切込線形成機構65による一工程の切
込線形成動作)が完了している。
すると(ステップ247)、演算処理部73は、切込線
形成機構65を、切込線形成刃65bがX−Yテーブル
59の面から離間させた状態でホームポジションに復帰
させる(ステップ249)。ステップ249に示した処
理動作が終了した時点では、前述したように、フィルム
材料1枚分、即ち、第二の薄肉フィルム材層3の切込線
形成動作(即ち、切込線形成機構65による一工程の切
込線形成動作)が完了している。
【0146】即ち、既述のように、外縁領域11と第二
の塗布パターン29とが第二番目のフィルム材料1枚分
(即ち、第二の薄肉フィルム材層5)について形成され
ることとなる。演算処理部73は、上記一工程の切込線
形成動作が終了すると、シート材料供給装置39を制御
して、先ずはフィルム材料1枚分の長さに対応する長さ
だけシート材料57の卷回解除動作を行なわせる。
の塗布パターン29とが第二番目のフィルム材料1枚分
(即ち、第二の薄肉フィルム材層5)について形成され
ることとなる。演算処理部73は、上記一工程の切込線
形成動作が終了すると、シート材料供給装置39を制御
して、先ずはフィルム材料1枚分の長さに対応する長さ
だけシート材料57の卷回解除動作を行なわせる。
【0147】これによって第二の薄肉フィルム材層5上
を略覆った状態でシート材料57が載置される。この処
理動作においては、シート材料57は、前記シート材料
把持案内機構69と前記一対のシート材料案内機構61
a、61bとによって、X−Yテーブル59上を図3右
方向に案内されることとなる。このとき、前記一対のシ
ート材料案内機構61a、61bは、前記一対のフィル
ム材料案内機構63a、63bの上方への微小移動に伴
って上方へ微小移動している。シート材料57の上記移
動は、シート材料57の端部が一対の把持案内部材79
a、79bの近傍に達した時点で一旦停止せしめられる
(ステップ251)。
を略覆った状態でシート材料57が載置される。この処
理動作においては、シート材料57は、前記シート材料
把持案内機構69と前記一対のシート材料案内機構61
a、61bとによって、X−Yテーブル59上を図3右
方向に案内されることとなる。このとき、前記一対のシ
ート材料案内機構61a、61bは、前記一対のフィル
ム材料案内機構63a、63bの上方への微小移動に伴
って上方へ微小移動している。シート材料57の上記移
動は、シート材料57の端部が一対の把持案内部材79
a、79bの近傍に達した時点で一旦停止せしめられる
(ステップ251)。
【0148】ステップ251の処理動作が終了すると、
演算処理部73は、記憶部75に記憶されている各種デ
ータ中からフィルム材料供給装置37を反転駆動するの
に必要なデータを読出す。そして、該データに基ずき、
入出力部71を通して前記フィルム材料供給装置37の
駆動手段に対し反転駆動指令信号を出力する(ステップ
253)。
演算処理部73は、記憶部75に記憶されている各種デ
ータ中からフィルム材料供給装置37を反転駆動するの
に必要なデータを読出す。そして、該データに基ずき、
入出力部71を通して前記フィルム材料供給装置37の
駆動手段に対し反転駆動指令信号を出力する(ステップ
253)。
【0149】即ち、演算処理部73は、フィルム材料供
給装置37の駆動手段に取付けられているセンサ(回転
量検出用のセンサ)からの出力信号の計数値と、記憶部
75に記憶されている前述した駆動手段の反転回転数デ
ータとを比較することで、フィルム材料供給装置37の
駆動手段の上記制御を実行する。この制御は、X−Yテ
ーブル59のフィルム材料供給装置37側端部に設けら
れているフィルム材料43の端部を検出するセンサ(図
示しない)から所定の検出信号が出力されるまで実行さ
れる。
給装置37の駆動手段に取付けられているセンサ(回転
量検出用のセンサ)からの出力信号の計数値と、記憶部
75に記憶されている前述した駆動手段の反転回転数デ
ータとを比較することで、フィルム材料供給装置37の
駆動手段の上記制御を実行する。この制御は、X−Yテ
ーブル59のフィルム材料供給装置37側端部に設けら
れているフィルム材料43の端部を検出するセンサ(図
示しない)から所定の検出信号が出力されるまで実行さ
れる。
【0150】上記ステップ253の処理動作を行なうと
ともに、演算処理部73は、ステップ251において一
旦停止せしめていたシート材料供給装置39を再度駆動
せしめる(ステップ255)。これによって、シート材
料57も、前記第一、第二の薄肉フィルム材層3、5等
と略同期して図3の右方向に向けて移動する。
ともに、演算処理部73は、ステップ251において一
旦停止せしめていたシート材料供給装置39を再度駆動
せしめる(ステップ255)。これによって、シート材
料57も、前記第一、第二の薄肉フィルム材層3、5等
と略同期して図3の右方向に向けて移動する。
【0151】ステップ253において、フィルム材料供
給装置37の駆動手段に対する上記制御が実行されるこ
とにより、それまでフィルム載置機構81上に載置され
ていた第三、第四の薄肉フィルム材層7、9が、フィル
ム材料巻上げ保持機構79を介してフィルム材料供給装
置37に回収されることとなる。即ち、上記二枚の薄肉
フィルム材層7、9は、案内ロール部材79cにおい
て、上記第一、第二の薄肉フィルム材層3、5及びシー
ト材料57と合流する。
給装置37の駆動手段に対する上記制御が実行されるこ
とにより、それまでフィルム載置機構81上に載置され
ていた第三、第四の薄肉フィルム材層7、9が、フィル
ム材料巻上げ保持機構79を介してフィルム材料供給装
置37に回収されることとなる。即ち、上記二枚の薄肉
フィルム材層7、9は、案内ロール部材79cにおい
て、上記第一、第二の薄肉フィルム材層3、5及びシー
ト材料57と合流する。
【0152】この合流によって、上記二枚の薄肉フィル
ム材層7、9は、第一、第二の薄肉フィルム材層3、5
とともにシート材料57を挟んだ状態、即ち、積層状態
で、フィルム材料供給装置37方に向かって移動するこ
ととなる。フィルム材料供給装置37の数センチメート
ル手前に設けられているセンサ(図示しない)が、シー
ト材料57の端部を検知したことを示す信号を出力した
ことを認識すると(ステップ257)、演算処理部73
は、シート材料供給装置39の駆動を一旦停止せしめる
(ステップ259)。
ム材層7、9は、第一、第二の薄肉フィルム材層3、5
とともにシート材料57を挟んだ状態、即ち、積層状態
で、フィルム材料供給装置37方に向かって移動するこ
ととなる。フィルム材料供給装置37の数センチメート
ル手前に設けられているセンサ(図示しない)が、シー
ト材料57の端部を検知したことを示す信号を出力した
ことを認識すると(ステップ257)、演算処理部73
は、シート材料供給装置39の駆動を一旦停止せしめる
(ステップ259)。
【0153】演算処理部73は、シート材料供給装置3
9を反転駆動すべく駆動指令信号を出力する(ステップ
261)。これによってシート材料57は、フィルム材
料加熱、加圧機構49を通過することなく、X−Yテー
ブル59面上を図3左方向に移動して、シート材料供給
装置39によって回収されることとなる。一方、前記第
一、第二の薄肉フィルム材層3、5と第三、第四の薄肉
フィルム材層7、9とは、フィルム材料加熱、加圧機構
49を通過する。
9を反転駆動すべく駆動指令信号を出力する(ステップ
261)。これによってシート材料57は、フィルム材
料加熱、加圧機構49を通過することなく、X−Yテー
ブル59面上を図3左方向に移動して、シート材料供給
装置39によって回収されることとなる。一方、前記第
一、第二の薄肉フィルム材層3、5と第三、第四の薄肉
フィルム材層7、9とは、フィルム材料加熱、加圧機構
49を通過する。
【0154】即ち、上記各薄肉フィルム材層は、フィル
ム材料加熱、加圧機構49において、加熱、加圧処理が
施される。上述したように、本実施例では、フィルム材
料加熱、加圧機構49における加熱、加圧処理が実行さ
れる直前まで第二の薄肉フィルム材層5と第三の薄肉フ
ィルム材層7との間にシート材料57を介在させること
とした。従って、第二の薄肉フィルム材層5に対して切
込線の形成が行なわれる前に、第二の薄肉フィルム材層
5と第三の薄肉フィルム材層7とが接着状態となるのを
防止することが可能となった。
ム材料加熱、加圧機構49において、加熱、加圧処理が
施される。上述したように、本実施例では、フィルム材
料加熱、加圧機構49における加熱、加圧処理が実行さ
れる直前まで第二の薄肉フィルム材層5と第三の薄肉フ
ィルム材層7との間にシート材料57を介在させること
とした。従って、第二の薄肉フィルム材層5に対して切
込線の形成が行なわれる前に、第二の薄肉フィルム材層
5と第三の薄肉フィルム材層7とが接着状態となるのを
防止することが可能となった。
【0155】又、第二の薄肉フィルム材層5と第三の薄
肉フィルム材層7とが積層状態で接着されるに際して、
両薄肉フィルム材層の積層面に空気泡が生ずる等の不具
合が防止でき、高品位で良好な積層の形成が可能となっ
た。なお、第三の薄肉フィルム材層7に対して、切込線
の形成作業が行なわれる場合にも、既述の各ステップで
説明したのと略同様な処理動作が実行されることとな
る。第四の薄肉フィルム材層9に対して切込線の形成作
業が行なわれる場合には、第四の薄肉フィルム材層9の
上に更に第五の薄肉フィルム材層が存在する場合を除い
てシート材料57は、用いられない。
肉フィルム材層7とが積層状態で接着されるに際して、
両薄肉フィルム材層の積層面に空気泡が生ずる等の不具
合が防止でき、高品位で良好な積層の形成が可能となっ
た。なお、第三の薄肉フィルム材層7に対して、切込線
の形成作業が行なわれる場合にも、既述の各ステップで
説明したのと略同様な処理動作が実行されることとな
る。第四の薄肉フィルム材層9に対して切込線の形成作
業が行なわれる場合には、第四の薄肉フィルム材層9の
上に更に第五の薄肉フィルム材層が存在する場合を除い
てシート材料57は、用いられない。
【0156】このようにして、すべての薄肉フィルム材
層に対して所望の塗布パターンが形成されたことを認識
すると(ステップ263)、演算処理部73は、フィル
ム切断機構83を制御して、フィルム材料43を所定長
さ毎に切断する(ステップ265)。ステップ265に
おいて、所定長さ毎に切断されたフィルム材料43は、
既に説明したように、シート材料供給装置39の上方を
通って本システム35から排出される。以上説明した全
工程を経ることによって、図1に示したような曲面塗装
用フィルムを得ることができる。
層に対して所望の塗布パターンが形成されたことを認識
すると(ステップ263)、演算処理部73は、フィル
ム切断機構83を制御して、フィルム材料43を所定長
さ毎に切断する(ステップ265)。ステップ265に
おいて、所定長さ毎に切断されたフィルム材料43は、
既に説明したように、シート材料供給装置39の上方を
通って本システム35から排出される。以上説明した全
工程を経ることによって、図1に示したような曲面塗装
用フィルムを得ることができる。
【0157】即ち、上述したようなプロセスを経て形成
された各々のフィルム材層は、前掲の図1及び図2で述
べたように、夫々接着強度の異なる複数の接着剤により
積層状に貼着される。前述した所謂トンボとミシン目の
形成とは、上記切断、分離の工程の後に行なうこととし
てもよく、或いは、前述した各工程中で行なうこととし
てもよい。前述した所謂トンボとミシン目の形成作業
を、各工程中で行なう場合は、制御装置55に、上記作
業の実行が可能なソフトを組込めばよい。
された各々のフィルム材層は、前掲の図1及び図2で述
べたように、夫々接着強度の異なる複数の接着剤により
積層状に貼着される。前述した所謂トンボとミシン目の
形成とは、上記切断、分離の工程の後に行なうこととし
てもよく、或いは、前述した各工程中で行なうこととし
てもよい。前述した所謂トンボとミシン目の形成作業
を、各工程中で行なう場合は、制御装置55に、上記作
業の実行が可能なソフトを組込めばよい。
【0158】上述した実施例に係る曲面塗装用フィルム
は、主として自動車の車体面に対して様々なパターンを
塗布するのに適しているが、自動車の車体面のみなら
ず、木調家具の塗装やプラスチック製品の塗装にも応用
可能である。
は、主として自動車の車体面に対して様々なパターンを
塗布するのに適しているが、自動車の車体面のみなら
ず、木調家具の塗装やプラスチック製品の塗装にも応用
可能である。
【0159】
【発明の効果】以上説明した内容から明らかなように、
本発明に係る曲面塗装用フィルムを用いれば、仮令、未
熟練の作業員であっても、通常の書体で書かれている一
般的な文字や一般的な幾何学図形等は勿論、複雑な書体
の文字や輪郭の複雑な図形或いは絵画のごとき複数色の
塗料によってしか表現することのできないものまでをも
塗布パターンとして選定することができ、平面に対する
塗装については勿論のこと、自動車の車体面のごとき多
様な曲面に対する塗装についても位置ズレ等の不具合が
生ずることなしに、しかも、高品位に且つ高能率に行な
うことがきる。
本発明に係る曲面塗装用フィルムを用いれば、仮令、未
熟練の作業員であっても、通常の書体で書かれている一
般的な文字や一般的な幾何学図形等は勿論、複雑な書体
の文字や輪郭の複雑な図形或いは絵画のごとき複数色の
塗料によってしか表現することのできないものまでをも
塗布パターンとして選定することができ、平面に対する
塗装については勿論のこと、自動車の車体面のごとき多
様な曲面に対する塗装についても位置ズレ等の不具合が
生ずることなしに、しかも、高品位に且つ高能率に行な
うことがきる。
【0160】又、上記曲面塗装用フィルムの調製に際し
ては、制御手段によって制御されるフィルム材料供給装
置、シート材料供給装置及び塗布パターン画定装置を備
えた曲面塗装用フィルムの調製システムを用いることと
したので、各フィルム材層に、所望に応じて様々な塗布
パターンを短時間で高精度に自動的に形成することが可
能となった。
ては、制御手段によって制御されるフィルム材料供給装
置、シート材料供給装置及び塗布パターン画定装置を備
えた曲面塗装用フィルムの調製システムを用いることと
したので、各フィルム材層に、所望に応じて様々な塗布
パターンを短時間で高精度に自動的に形成することが可
能となった。
【図1】本発明の一実施例に従う曲面塗装用フィルムの
構成を示した側断面図。
構成を示した側断面図。
【図2】本発明の一実施例に従う曲面塗装用フィルムの
構成を示した平面図。
構成を示した平面図。
【図3】本発明の一実施例に従う曲面塗装用フィルムの
調製システムを示した全体斜視図。
調製システムを示した全体斜視図。
【図4】図3に示した曲面塗装用フィルムの調製システ
ムが備えている制御装置の制御動作を示すフローチャー
ト。
ムが備えている制御装置の制御動作を示すフローチャー
ト。
【図5】図3に示した曲面塗装用フィルムの調製システ
ムが備えている制御装置の制御動作を示すフローチャー
ト。
ムが備えている制御装置の制御動作を示すフローチャー
ト。
【図6】図3に示した曲面塗装用フィルムの調製システ
ムが備えている制御装置の制御動作を示すフローチャー
ト。
ムが備えている制御装置の制御動作を示すフローチャー
ト。
【図7】シート材料把持案内部材によって端部が把持さ
れたシート材料及びフィルム材料巻上げ保持機構によっ
て端部が巻上げ保持されている薄肉フィルム材層の構成
を示した部分断面図。
れたシート材料及びフィルム材料巻上げ保持機構によっ
て端部が巻上げ保持されている薄肉フィルム材層の構成
を示した部分断面図。
1 ベース層 3 第一の薄肉フィルム材層 5 第二の薄肉フィルム材層 11 外縁領域 13 位置決めマーク 19 第1の接着剤 21 第2の接着剤 37 フィルム材料供給装置 39 シート材料供給装置 41 塗布パターン画定装置 55 制御装置 59 X−Yテーブル 61a、61b シート材料案内機構 63a、63b フィルム材料案内機構 65 切込線形成機構 67 フィルム材料把持案内機構 69 シート材料把持案内機構 79 フィルム材料巻上げ保持機構 81 フィルム載置機構 83 フィルム切断機構
Claims (6)
- 【請求項1】 略平板状の薄層からなり、この薄層の一
方の面上に設定される領域であって塗布対象たる曲面に
形成されるべき全パターンと対応する領域、を画定すべ
く設定された所定幅の外縁領域とこの外縁領域中に設け
られている複数個の位置決めマークとを有したベース層
と、 このベース層の前記面上に、所定強度の第一の接着剤を
介して積層状に貼着された第一の薄肉フィルム材層であ
って、このベース層と密着していない側の面上に、切込
線によって除去可能に画定された、第一の塗布パターン
とこの第一の塗布パターンを含む前記全パターンと対応
する領域を画定すべく設定された所定幅の外縁領域とこ
の外縁領域中に前記位置決めマークと対応して設けられ
ている複数個の位置決めマークと切取線が形成されてい
る綴込部とを有した第一の薄肉フィルム材層と、 を備え、 更に、この第一の薄肉フィルム材層の、前記ベース層と
密着していない側の面上に、前記第一の接着剤とは接着
強度の異なる第二の接着剤を介して積層状に貼着された
第ニの薄肉フィルム材層であって、前記第一の薄肉フィ
ルム材層と密着していない側の面上に、切込線によって
除去可能に画定された、第一の塗布パターンを含む第ニ
の塗布パターンとこの第二の塗布パターンを含む前記全
パターンと対応する領域を画定すべく設定された所定幅
の外縁領域とこの外縁領域中に前記位置決めマークと対
応して設けられている複数個の位置決めマークと前記綴
込部と対応して設けられている切取線が形成された綴込
部とを有した第二の薄肉フィルム材層、 を少なくとも備えたことを特徴とする曲面塗装用フィル
ム。 - 【請求項2】 請求項1記載の曲面塗装用フィルムにお
いて、 更に、前記第二の薄肉フィルム材層の、前記ベース層と
密着していない側の面上に、前記第一、第二の接着剤と
は接着強度の異なる第三の接着剤を介して積層状に貼着
された第三の薄肉フィルム材層であって、前記第二の薄
肉フィルム材層と密着していない側の面上に切込線によ
って除去可能に画定された、第一、第二の塗布パターン
を含む第三の塗布パターンとこの第三の塗布パターンを
含む前記全パターンと対応する領域を画定すべく設定さ
れた所定幅の外縁領域とこの外縁領域中に前記位置決め
マークと対応して設けられている複数個の位置決めマー
クとを有した第三の薄肉フィルム材層、 を備えたことを特徴とする曲面塗装用フィルム。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の曲面塗装用
フィルムにおいて、 ベース層は、塩化ビニール系統の材料によって構成され
ており、 前記第一、第二及び第三の薄肉フィルム材層は、ポリエ
チレン系統の合成樹脂からなり、 前記積層状に貼着されている前記各薄肉フィルム材層の
外縁領域の任意の部位には、夫々切込線が設けられてい
ることを特徴とする曲面塗装用フィルム。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかの項記
載の曲面塗装用フィルムを調製するためのシステムであ
って、 積層状態で巻回されている複数枚の薄肉フィルム材層
を、帯状に延在せしめる動作と、帯状に延在せしめられ
た前記複数枚の薄肉フィルム材層を卷戻すことによって
回収する動作とを行うとともに、前記回収動作時には、
各々の薄肉フィルム材層を加熱、加圧するフィルム材料
巻回解除・卷戻し装置と、 前記帯状に延在せしめられて供給された一枚又は二枚以
上の薄肉フィルム材層を受けて、露出している薄肉フィ
ルム材層の面上に、所望の塗布パターン領域を、切込線
によって除去可能に画定する塗布パターン画定装置と、 切込線形成動作終了後の前記薄肉フィルム材層の面上
に、フッ素系樹脂を加工してなるシート材料を帯状に延
在せしめて供給する動作と、前記フィルム材料巻回解除
・卷戻し装置による切込線形成動作終了後の前記薄肉フ
ィルム材層の回収時に、前記シート材料を前記塗布パタ
ーン画定装置から回収する動作とを行うシート材料供給
・回収装置と、 前記フィルム材料巻回解除・巻戻し装置によって卷回が
解除されて帯状に延在せしめられた複数枚の薄肉フィル
ム材層を受けて、最も外周側に卷回されていた薄肉フィ
ルム材層から順に各々塗布パターンの形成が可能なよう
に仕分けして前記塗布パターン画定装置に供給するフィ
ルム材料仕分け・供給機構と、 を備え、 前記塗布パターン画定装置は、 X−Yテーブルと、 前記X−Yテーブル上に設けられ、フィルム材料の供給
時及びフィルム材料の回収時に、該フィルム材料の搬送
を案内するフィルム材料案内機構であって、搬送される
フィルム材料の枚数に応じてフィルム材料の案内溝の溝
幅が変動するように構成されているフィルム材料案内機
構と、 前記フィルム材料案内機構上に設けられ、前記フィルム
材料の案内溝の溝幅の変動に追従し、シート材料の供給
時及びシート材料の回収時には、該シート材料の搬送を
案内するシート材料案内機構と、 前記X−Yテーブル上において、三次元方向に移動可能
に構成された切込線形成機構であって、前記帯状に延在
せしめられ、前記フィルム材料案内機構によって前記X
−Yテーブル上の所定位置まで案内された塗布パターン
未形成の薄肉フィルム在層に対して、所望の塗布パター
ンを画定すべく切込線を形成する切込線形成機構と、 入力された指令情報と予め保持している塗布パターン画
定に必要な諸情報とに基ずいて、前記切込線形成機構を
制御する制御手段と、 を有することを特徴とする曲面塗装用フィルムの調製シ
ステム。 - 【請求項5】 請求項4記載の曲面塗装用フィルムの調
製システムにおいて、 前記フィルム材料巻回解除・巻戻し装置は、 前記X−Yテーブルに対する薄肉フィルム材層の供給、
回収が可能なように所定の間隔をおいて設けられた正逆
回転可能な一対の歯車と、これら一対の歯車に卷回され
た無端状のチェーンとからなるチェーン機構と、 正逆回転可能に支持され、前記ロール状に卷回された薄
肉フィルム材層を保持する軸と、前記X−Yテーブルと
は離間した側の歯車に噛合した状態で前記軸の一端側に
取付固定されている歯車と、からなるフィルム材料保持
機構と、 前記フィルム材料の搬送方向横手側長さと略同一長さの
ロール部材であって正逆回転可能に支持されており、端
部には前記X−Yテーブルと近接した側の歯車と噛合し
た状態で歯車が取り付けられている固定ロール部材と、
この固定ロール部材とともに薄肉フィルム材層を挟持し
て薄肉フィルム材層に加熱、加圧すべくこの固定ロール
部材に接近する方向とこの固定ロール部材から離間する
方向とに移動可能で正逆方向に回転可能に支持されてお
り且つ発熱部材が内蔵されている可動ロール部材と、か
らなるフィルム材料加熱、加圧機構と、 を備えたことを特徴とする曲面塗装用フィルムの調製シ
ステム。 - 【請求項6】 請求項4又は請求項5記載の曲面塗装用
フィルムの調製システムにおいて、 前記塗布パターン画定装置は、 前記X−Yテーブルの前記シート材料供給・回収装置寄
りの部位に設けられ、薄肉フィルム材層を把持案内し
て、該薄肉フィルム材層を、前記切込線形成機構による
一連の切込線形成動作が完了するまで前記X−Yテーブ
ル上に固定的に保持するフィルム材料把持案内機構と、
前記X−Yテーブルの前記フィルム材料巻回解除・巻戻
し装置寄りの部位に設けられ、前記フィルム材料巻取り
機構によるフィルム材料の把持案内に伴ってシート材料
を前記X−Yテーブルの前記フィルム材料巻回解除・巻
戻し装置方へと把持案内するシート材料把持案内機構
と、前記一連の切込線形成動作が完了し且つ積層状に接
着せしめられたフィルム材料を所定長さ毎に切断する切
断機構と、 を備えており、 前記フィルム材料把持案内機構は、 前記シート材料の通過が可能な間隔から前記積層状に形
成された複数枚の薄肉フィルム材層とシート材料との通
過が可能な間隔までX−Yテーブル面との対向間隔が調
整可能に設定されている正逆回転自在なフィルム材料案
内ロール部材と、 フィルム材料巻回解除・巻戻し装置から塗布パターン画
定装置に供給されるフィルム材料の端部を把持して、前
記切込線形成機構による一工程の切込線形成動作が完了
する毎に把持したフィルム材料の端部の把持を解除する
フィルム材料把持案内部材と、 を有し、 前記シート材料把持案内機構は、 一枚の薄肉フィルム材層に対する切込線形成動作が完了
する毎に、シート材料供給・回収装置から塗布パターン
画定装置に供給されるシート材料の端部を把持して、前
記一枚の薄肉フィルム材層に対する切込線形成動作が完
了する毎に、前記X−Yテーブル面のフィルム材料巻回
解除・巻戻し装置側端部まで前記シート材料を把持案内
するシート材料把持案内部材、 を有することを特徴とする曲面塗装用フィルムの調製シ
ステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5173786A JPH078856A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 曲面塗装用フィルム及び曲面塗装用フィルムの調製システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5173786A JPH078856A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 曲面塗装用フィルム及び曲面塗装用フィルムの調製システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH078856A true JPH078856A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=15967130
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5173786A Pending JPH078856A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 曲面塗装用フィルム及び曲面塗装用フィルムの調製システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH078856A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS589686A (ja) * | 1981-07-06 | 1983-01-20 | Wakamoto Pharmaceut Co Ltd | ス−パ−オキサイドジスムタ−ゼの精製法 |
| JPH0531877A (ja) * | 1991-07-30 | 1993-02-09 | Omron Corp | スクリーン印刷方法 |
-
1993
- 1993-06-21 JP JP5173786A patent/JPH078856A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS589686A (ja) * | 1981-07-06 | 1983-01-20 | Wakamoto Pharmaceut Co Ltd | ス−パ−オキサイドジスムタ−ゼの精製法 |
| JPH0531877A (ja) * | 1991-07-30 | 1993-02-09 | Omron Corp | スクリーン印刷方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19960514 |