JPH0788802A - 木質化粧材の製造方法 - Google Patents
木質化粧材の製造方法Info
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- JPH0788802A JPH0788802A JP26185993A JP26185993A JPH0788802A JP H0788802 A JPH0788802 A JP H0788802A JP 26185993 A JP26185993 A JP 26185993A JP 26185993 A JP26185993 A JP 26185993A JP H0788802 A JPH0788802 A JP H0788802A
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- wooden
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- Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スカーフ接合部が表面側に目立つことのない
美麗な木質化粧材を製造する。 【構成】 木質基材のスカーフ接合部とその周辺部に、
硬化後に弾性を有する熱軟化性の合成樹脂液を塗布した
後、サンディング等により表面処理を施し、しかるの
ち、木質基材表面に水系接着剤を塗布して木質基材の生
地が露出している部分に該水系接着剤の溶媒を浸透させ
ることにより膨潤させる一方、スカーフ接合周辺部分に
おいては硬化した弾性樹脂によって木口からの膨潤をな
くし、スカーフ接合時に発生した残留圧縮応力を緩和さ
せることなく抑制した状態とする。この状態で、木質基
材上に木質化粧単板を載置したのち熱圧することによ
り、水系接着剤の浸透で膨潤している木質基材表層部を
熱軟化させて圧締すると共にスカーフ接合部の樹脂を弾
性圧縮させて木質基材を全面的に均一に圧締し、スカー
フ接合部分のみが膨れたり濃色化することなく木質化粧
単板を積層一体化させる。
美麗な木質化粧材を製造する。 【構成】 木質基材のスカーフ接合部とその周辺部に、
硬化後に弾性を有する熱軟化性の合成樹脂液を塗布した
後、サンディング等により表面処理を施し、しかるの
ち、木質基材表面に水系接着剤を塗布して木質基材の生
地が露出している部分に該水系接着剤の溶媒を浸透させ
ることにより膨潤させる一方、スカーフ接合周辺部分に
おいては硬化した弾性樹脂によって木口からの膨潤をな
くし、スカーフ接合時に発生した残留圧縮応力を緩和さ
せることなく抑制した状態とする。この状態で、木質基
材上に木質化粧単板を載置したのち熱圧することによ
り、水系接着剤の浸透で膨潤している木質基材表層部を
熱軟化させて圧締すると共にスカーフ接合部の樹脂を弾
性圧縮させて木質基材を全面的に均一に圧締し、スカー
フ接合部分のみが膨れたり濃色化することなく木質化粧
単板を積層一体化させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スカーフ接合によって
長尺に形成された木質基材に木質化粧単板を積層一体化
するに際して、そのスカーフ接合部が表面側に目立つこ
とのないように処理した木質化粧材の製造方法に関する
ものである。
長尺に形成された木質基材に木質化粧単板を積層一体化
するに際して、そのスカーフ接合部が表面側に目立つこ
とのないように処理した木質化粧材の製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、木質床材などの長尺の木質化
粧材の基材としては、表面に継ぎ目や割れ、道管、虫食
い穴などの欠陥部の少ない単板が用いられてきたが、近
年、このような欠陥部の少ない優良な単板が不足するよ
うになったため、短尺の長方形木質単板片を縦方向に接
合することによって長尺の基材としたのち、その表面に
化粧単板を積層一体化することが行われている。
粧材の基材としては、表面に継ぎ目や割れ、道管、虫食
い穴などの欠陥部の少ない単板が用いられてきたが、近
年、このような欠陥部の少ない優良な単板が不足するよ
うになったため、短尺の長方形木質単板片を縦方向に接
合することによって長尺の基材としたのち、その表面に
化粧単板を積層一体化することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、短尺の
木質単板片の縦継ぎ手段としてスカーフ接合を採用して
基材を形成した場合、その表面に化粧材として厚さが1
mm以下の化粧シートや樹脂注入によって透明性が付与さ
れたWPC板などの木質化粧単板を貼着すると、基材の
スカーフ接合部が木質化粧単板の表面側から目立って外
観を著しく損することになる。そのため、木質化粧単板
を貼着する前に、木質基材の表面にパテや隠蔽性の高い
接着剤層を厚く層着しておくことが行われているが、接
着剤層やパテによって隠蔽しただけではスカーフ接合部
の周辺に凸部や縞状の影が生じて外部に現出し、商品価
値が低下するという問題点がある。
木質単板片の縦継ぎ手段としてスカーフ接合を採用して
基材を形成した場合、その表面に化粧材として厚さが1
mm以下の化粧シートや樹脂注入によって透明性が付与さ
れたWPC板などの木質化粧単板を貼着すると、基材の
スカーフ接合部が木質化粧単板の表面側から目立って外
観を著しく損することになる。そのため、木質化粧単板
を貼着する前に、木質基材の表面にパテや隠蔽性の高い
接着剤層を厚く層着しておくことが行われているが、接
着剤層やパテによって隠蔽しただけではスカーフ接合部
の周辺に凸部や縞状の影が生じて外部に現出し、商品価
値が低下するという問題点がある。
【0004】このような凸部や縞状の影の生じる理由と
しては、スカーフ接合の際に接合部周辺の木質部分が圧
縮されて他の部分に比べて圧縮応力が残存し、この状態
で接着剤を介して木質化粧単板を熱圧一体化すると、接
着剤に含まれている水分がスカーフ接合部の木口部から
浸み込み、熱圧時における高温熱によってスカーフ接合
部の残留応力が緩和されてスカーフ接合部の周辺部分が
他の木質部分よりも厚み方向に復元し、この復元に抗し
て熱圧するので、スカーフ接合周辺部に過剰の圧力が作
用して他の部分よりも強く圧締されることになり、その
ため、スカーフ接合周辺部が濃色化したり他の部分に対
して塗料の吸い込みむらが生じるためであると思われ
る。本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、スカーフ接合部の欠陥が
外部に現出することのない美麗な木質化粧材を製造し得
る方法を提供するにある。
しては、スカーフ接合の際に接合部周辺の木質部分が圧
縮されて他の部分に比べて圧縮応力が残存し、この状態
で接着剤を介して木質化粧単板を熱圧一体化すると、接
着剤に含まれている水分がスカーフ接合部の木口部から
浸み込み、熱圧時における高温熱によってスカーフ接合
部の残留応力が緩和されてスカーフ接合部の周辺部分が
他の木質部分よりも厚み方向に復元し、この復元に抗し
て熱圧するので、スカーフ接合周辺部に過剰の圧力が作
用して他の部分よりも強く圧締されることになり、その
ため、スカーフ接合周辺部が濃色化したり他の部分に対
して塗料の吸い込みむらが生じるためであると思われ
る。本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、スカーフ接合部の欠陥が
外部に現出することのない美麗な木質化粧材を製造し得
る方法を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の木質化粧材の製造方法は、少なくとも表面
側にスカーフ接合部が設けられている木質基材の表面
に、硬化後に弾性を有する熱軟化性の合成樹脂液を塗布
することにより、上記スカーフ接合部に合成樹脂液を充
填、埋入させた樹脂塗布層を設け、この塗布層の硬化
後、少なくともスカーフ接合部を残して該塗布層を研削
することにより木質基材の表面を露出させ、この露出表
面に水系接着剤を塗布した後、木質化粧単板を載置して
熱圧により木質基材表面に積層、一体化させることを特
徴とするものである。
に、本発明の木質化粧材の製造方法は、少なくとも表面
側にスカーフ接合部が設けられている木質基材の表面
に、硬化後に弾性を有する熱軟化性の合成樹脂液を塗布
することにより、上記スカーフ接合部に合成樹脂液を充
填、埋入させた樹脂塗布層を設け、この塗布層の硬化
後、少なくともスカーフ接合部を残して該塗布層を研削
することにより木質基材の表面を露出させ、この露出表
面に水系接着剤を塗布した後、木質化粧単板を載置して
熱圧により木質基材表面に積層、一体化させることを特
徴とするものである。
【0006】
【作用】スカーフ接合部を有する木質基材の表面に、硬
化後に弾性を有する熱軟化性の合成樹脂液を塗布したの
ち、スカーフ接合部を残してその樹脂塗布層を研削し、
露出した木質基材表面に水系接着剤を塗布すると、木質
基材が親水性であるために水系接着剤の溶媒が表層から
は該基材内に浸透し、その浸透部分を膨潤させる一方、
スカーフ接合周辺部分には硬化した弾性樹脂が層着して
いるため、木口からの水性接着剤の溶媒の浸透が阻止さ
れる。
化後に弾性を有する熱軟化性の合成樹脂液を塗布したの
ち、スカーフ接合部を残してその樹脂塗布層を研削し、
露出した木質基材表面に水系接着剤を塗布すると、木質
基材が親水性であるために水系接着剤の溶媒が表層から
は該基材内に浸透し、その浸透部分を膨潤させる一方、
スカーフ接合周辺部分には硬化した弾性樹脂が層着して
いるため、木口からの水性接着剤の溶媒の浸透が阻止さ
れる。
【0007】次いで、木質基材上に木質化粧単板を載置
したのち熱圧すると、水系接着剤の表層からの浸透によ
って膨潤している木質基材表層部が熱軟化して圧締され
る一方、弾性樹脂が充填しているスカーフ接合部分は木
口からの膨潤がないので、多少残留応力の緩和により復
元されても樹脂の弾力によって緩衝し、木質基材が全面
的に均一に圧締されてスカーフ接合部分のみが膨れたり
濃色化することなく木質化粧単板を積層一体化させる。
したのち熱圧すると、水系接着剤の表層からの浸透によ
って膨潤している木質基材表層部が熱軟化して圧締され
る一方、弾性樹脂が充填しているスカーフ接合部分は木
口からの膨潤がないので、多少残留応力の緩和により復
元されても樹脂の弾力によって緩衝し、木質基材が全面
的に均一に圧締されてスカーフ接合部分のみが膨れたり
濃色化することなく木質化粧単板を積層一体化させる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すると、図1、図2に示すように木質化粧材の基材1と
しては、厚さが1〜20mmの短尺長方形状の単板、合板、
MDF、パーティクルボードなどの木質基材片を複数
枚、縦方向にスカーフ接合して長尺に形成され、このス
カーフ接合部2を有する長尺帯板材を単体、もしくは複
数枚積層した積層体、或いは、ジョイントを設けていな
い木質板上に一体に積層してなるものが使用される。ス
カーフ接合用接着剤3としてはユリア、メラミン、フェ
ノール、レゾルシノール、ビニルウレタン等の合成樹脂
接着剤が使用され、接合端面に塗布後、スカーフ接合部
2及びその周辺基材部を部分的にプレス4にて圧締して
接合、接着される。この際、圧締によってスカーフ接合
部2とその周辺部が圧縮されるために、圧縮応力残存部
5が生じる。
すると、図1、図2に示すように木質化粧材の基材1と
しては、厚さが1〜20mmの短尺長方形状の単板、合板、
MDF、パーティクルボードなどの木質基材片を複数
枚、縦方向にスカーフ接合して長尺に形成され、このス
カーフ接合部2を有する長尺帯板材を単体、もしくは複
数枚積層した積層体、或いは、ジョイントを設けていな
い木質板上に一体に積層してなるものが使用される。ス
カーフ接合用接着剤3としてはユリア、メラミン、フェ
ノール、レゾルシノール、ビニルウレタン等の合成樹脂
接着剤が使用され、接合端面に塗布後、スカーフ接合部
2及びその周辺基材部を部分的にプレス4にて圧締して
接合、接着される。この際、圧締によってスカーフ接合
部2とその周辺部が圧縮されるために、圧縮応力残存部
5が生じる。
【0009】なお、スカーフ接合後、必要に応じて該接
合部表面をサンディング等で研削することにより、木質
基材片の斜めに切断された端面どうしのラップ時に生じ
た段差や盛り上がり部、および余剰の接着剤を除去し、
表面を後述する木質化粧単板が積層可能な平坦面6にす
る。
合部表面をサンディング等で研削することにより、木質
基材片の斜めに切断された端面どうしのラップ時に生じ
た段差や盛り上がり部、および余剰の接着剤を除去し、
表面を後述する木質化粧単板が積層可能な平坦面6にす
る。
【0010】次いで、図3に示すように木質基材1の表
面に、硬化後に弾性を有する熱軟化性の合成樹脂液を塗
布し、スカーフ接合部2に充填、埋入させた塗布層7を
設ける。このような硬化後に弾性を有する熱軟化性の合
成樹脂液としては酢酸ビニル、エチレン酢酸ビニル、ア
クリル樹脂、アクリルウレタン樹脂、ビニルウレタン樹
脂があり、これらの合成樹脂液にユリア、ユリアメラミ
ンなどの熱硬化性樹脂を添加しても良い。さらに、必要
に応じてトリクロロモノフルオロメタン等のフロン化合
物や重炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム等の炭酸ガスを
発生させる物質を添加して上記合成樹脂液に発泡体とし
ての性質を付与し、弾性と熱硬化性を促進させても良
く、その他、クレー等の充填剤や触媒等の硬化促進剤を
添加しておいてもよい。
面に、硬化後に弾性を有する熱軟化性の合成樹脂液を塗
布し、スカーフ接合部2に充填、埋入させた塗布層7を
設ける。このような硬化後に弾性を有する熱軟化性の合
成樹脂液としては酢酸ビニル、エチレン酢酸ビニル、ア
クリル樹脂、アクリルウレタン樹脂、ビニルウレタン樹
脂があり、これらの合成樹脂液にユリア、ユリアメラミ
ンなどの熱硬化性樹脂を添加しても良い。さらに、必要
に応じてトリクロロモノフルオロメタン等のフロン化合
物や重炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム等の炭酸ガスを
発生させる物質を添加して上記合成樹脂液に発泡体とし
ての性質を付与し、弾性と熱硬化性を促進させても良
く、その他、クレー等の充填剤や触媒等の硬化促進剤を
添加しておいてもよい。
【0011】上記熱軟化性の合成樹脂は、溶媒によりそ
の固形分が20〜60%に調整された樹脂液として用いら
れ、ナイフコータやロールコータ、フローコータ、刷毛
などで木質基材の表面に20〜120 g/cm2=の割合でもっ
て塗布したのち、70〜200 ℃で数十〜数分間乾燥し、硬
化させる。なお、この合成樹脂液の塗布は、スカーフ接
合部2とその周辺部だけでもよいが、木質基材1の表面
全面に塗布すると、木質基材1の表面に存在する割れや
道管、虫食い穴、プレスマーク等の欠陥凹部8も補修さ
れるので好ましい。
の固形分が20〜60%に調整された樹脂液として用いら
れ、ナイフコータやロールコータ、フローコータ、刷毛
などで木質基材の表面に20〜120 g/cm2=の割合でもっ
て塗布したのち、70〜200 ℃で数十〜数分間乾燥し、硬
化させる。なお、この合成樹脂液の塗布は、スカーフ接
合部2とその周辺部だけでもよいが、木質基材1の表面
全面に塗布すると、木質基材1の表面に存在する割れや
道管、虫食い穴、プレスマーク等の欠陥凹部8も補修さ
れるので好ましい。
【0012】この樹脂液塗布層7の硬化後、図4に示す
ようにサンディング等によって木質基材1の樹脂塗装表
面を研削し、木質基材の生地表面を露出させる。この
際、凹部内に充填、埋入しているスカーフ接合部2とそ
の周辺部および上記欠陥凹部8の硬化樹脂が残存するよ
うに木質基材の表面塗布層7を研削して表面を平坦にす
る。次いで図5に示すように木質基材1上に水系接着剤
9を介して木質化粧単板10を積層、一体化する。
ようにサンディング等によって木質基材1の樹脂塗装表
面を研削し、木質基材の生地表面を露出させる。この
際、凹部内に充填、埋入しているスカーフ接合部2とそ
の周辺部および上記欠陥凹部8の硬化樹脂が残存するよ
うに木質基材の表面塗布層7を研削して表面を平坦にす
る。次いで図5に示すように木質基材1上に水系接着剤
9を介して木質化粧単板10を積層、一体化する。
【0013】水系接着剤9としてはユリア、ユリアメラ
ミン共縮合体、フェノール樹脂などのホルムアルデヒド
系接着剤や水性ビニルウレタン、アクリルアミド系接着
剤であって、必要に応じて木質基材1表面の隠蔽性を向
上させると共に該木質基材1と同系色にするための顔料
を添加しておくことが望ましい。この水系接着剤9をサ
ンディング等による木質基材1の表面塗布層7の研削処
理後に木質基材1の表面に30〜200 g/m2=の割合でも
って塗布し、数分〜数時間、常温〜80℃で放置して水系
接着剤9を木質基材1の露出表層部に浸透させる。
ミン共縮合体、フェノール樹脂などのホルムアルデヒド
系接着剤や水性ビニルウレタン、アクリルアミド系接着
剤であって、必要に応じて木質基材1表面の隠蔽性を向
上させると共に該木質基材1と同系色にするための顔料
を添加しておくことが望ましい。この水系接着剤9をサ
ンディング等による木質基材1の表面塗布層7の研削処
理後に木質基材1の表面に30〜200 g/m2=の割合でも
って塗布し、数分〜数時間、常温〜80℃で放置して水系
接着剤9を木質基材1の露出表層部に浸透させる。
【0014】木質化粧単板10としては、厚みが1mm以下
の天然木薄板、又は天然木突板に不飽和ポリエステルや
アクリル樹脂液を注入し、該樹脂液の硬化前、或いは硬
化後のWPC板を用いる。又、WPC処理を施していな
い表面化粧単板であっても厚さが1mm以下のものであれ
ば効果的である。
の天然木薄板、又は天然木突板に不飽和ポリエステルや
アクリル樹脂液を注入し、該樹脂液の硬化前、或いは硬
化後のWPC板を用いる。又、WPC処理を施していな
い表面化粧単板であっても厚さが1mm以下のものであれ
ば効果的である。
【0015】木質基材1上に水系接着剤9を介して木質
化粧単板10を積層後、80〜200 ℃で数秒〜数分間、熱圧
すると、水系接着剤9の溶媒の表層からの浸透によって
膨潤している木質基材1表層部が熱軟化して圧締される
一方、弾性樹脂が充填しているスカーフ接合部2とその
周辺部分は木口からの膨潤がないので、多少の残留応力
の緩和により復元されてもその樹脂の弾力によって緩衝
し、木質基材1が全面的に均一に圧締されてスカーフ接
合部分のみが膨れたり濃色化することなく木質化粧単板
10を積層一体化し、スカーフ接合周辺に縞状の濃淡が現
れたり、塗料の吸い込みむらによる色むらが生じること
のない美麗な木質化粧材が得られるものである。
化粧単板10を積層後、80〜200 ℃で数秒〜数分間、熱圧
すると、水系接着剤9の溶媒の表層からの浸透によって
膨潤している木質基材1表層部が熱軟化して圧締される
一方、弾性樹脂が充填しているスカーフ接合部2とその
周辺部分は木口からの膨潤がないので、多少の残留応力
の緩和により復元されてもその樹脂の弾力によって緩衝
し、木質基材1が全面的に均一に圧締されてスカーフ接
合部分のみが膨れたり濃色化することなく木質化粧単板
10を積層一体化し、スカーフ接合周辺に縞状の濃淡が現
れたり、塗料の吸い込みむらによる色むらが生じること
のない美麗な木質化粧材が得られるものである。
【0016】次に、本発明の実施例と比較例とを示す。 実施例 1 厚さが1.5mm の2枚の木質単板をスカーフ接合して合板
上に貼着してなる木質基材の表面に、固形分50%のビニ
ルウレタン系の樹脂100 部に炭酸カルシウム30部、カー
ボンブラック、ベンガラを各0.5 部添加してなる熱軟化
性樹脂液をナイフコーターを用いて50g/m2=の割合で
塗布し、オーブン内で100 ℃の温度でもって2分間、乾
燥したのち取り出して、スカーフ接合部とその周辺部分
には乾燥硬化樹脂が充填状態で残存するように樹脂塗布
層をサンダーで研削して合板表面を露出させた。次い
で、この木質基材表面にユリアメラミン樹脂系接着剤を
100g/m2=の割合で塗布し、該接着剤を介して厚さ1m
mのヒノキ単板に不飽和ポリエステル樹脂を注入してな
るWPC単板を載置し、80℃のオーブン中で1分間養生
したのち、プレス盤によって150 ℃、5分間、熱圧して
木質化粧板を得た。
上に貼着してなる木質基材の表面に、固形分50%のビニ
ルウレタン系の樹脂100 部に炭酸カルシウム30部、カー
ボンブラック、ベンガラを各0.5 部添加してなる熱軟化
性樹脂液をナイフコーターを用いて50g/m2=の割合で
塗布し、オーブン内で100 ℃の温度でもって2分間、乾
燥したのち取り出して、スカーフ接合部とその周辺部分
には乾燥硬化樹脂が充填状態で残存するように樹脂塗布
層をサンダーで研削して合板表面を露出させた。次い
で、この木質基材表面にユリアメラミン樹脂系接着剤を
100g/m2=の割合で塗布し、該接着剤を介して厚さ1m
mのヒノキ単板に不飽和ポリエステル樹脂を注入してな
るWPC単板を載置し、80℃のオーブン中で1分間養生
したのち、プレス盤によって150 ℃、5分間、熱圧して
木質化粧板を得た。
【0017】実施例 2 実施例1で用いたWPC単板に代えて0.3mm 厚さのヒノ
キ単板を用い、その他は実施例1と同一にして同様な操
作により木質基材表面にヒノキ単板を積層、一体化して
なる木質化粧板を得た。
キ単板を用い、その他は実施例1と同一にして同様な操
作により木質基材表面にヒノキ単板を積層、一体化して
なる木質化粧板を得た。
【0018】比較例 1 実施例1の熱軟化性樹脂を用いることなく、スカーフ接
合部をサンディング処理することによって木質基材表面
を平坦面に修正したのち、実施例1と同一接着剤によっ
てWPC単板を同様な操作で積層、一体化することによ
り木質化粧板を得た。
合部をサンディング処理することによって木質基材表面
を平坦面に修正したのち、実施例1と同一接着剤によっ
てWPC単板を同様な操作で積層、一体化することによ
り木質化粧板を得た。
【0019】比較例 2 実施例の熱軟化性樹脂に代えて、市販のエボキシ樹脂系
パテをスカーフ接合部に擦り込んで充填し、翌日サンデ
ィング処理を行ったのち、実施例1と同様の操作によっ
て基材表面にWPC単板を積層一体化してなる木質化粧
板を得た。
パテをスカーフ接合部に擦り込んで充填し、翌日サンデ
ィング処理を行ったのち、実施例1と同様の操作によっ
て基材表面にWPC単板を積層一体化してなる木質化粧
板を得た。
【0020】以上の実施例1、2で得た木質化粧板と、
比較例1、2で得た木質化粧板とを比較すると、実施例
1、2の木質化粧板においては、熱軟化性樹脂によるス
カーフ接合とその周辺の補修部が、WPC単板表面から
は全く目立たなかったが、比較例1の木質基化粧板にお
いてはスカーフ接合部に膨れが生じており、比較例2の
木質化粧板においてはパテによって補修した部分が色彩
の濃色化として木質化粧単板表面から透視でき、外観を
損するものであった。
比較例1、2で得た木質化粧板とを比較すると、実施例
1、2の木質化粧板においては、熱軟化性樹脂によるス
カーフ接合とその周辺の補修部が、WPC単板表面から
は全く目立たなかったが、比較例1の木質基化粧板にお
いてはスカーフ接合部に膨れが生じており、比較例2の
木質化粧板においてはパテによって補修した部分が色彩
の濃色化として木質化粧単板表面から透視でき、外観を
損するものであった。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明の木質化粧材の製造
方法によれば、スカーフ接合部が設けられている木質基
材の表面に、硬化後に弾性を有する熱軟化性の合成樹脂
液を塗布することにより、上記スカーフ接合部に合成樹
脂液を充填、埋入させた樹脂塗布層を設け、この塗布層
の硬化後、スカーフ接合部を残して該塗布層を研削する
ことにより木質基材の表面を露出させ、この露出表面に
水系接着剤を塗布した後、木質化粧単板を載置して熱圧
により木質基材表面に積層、一体化させるものであるか
ら、露出した木質基材の表層部に水系接着剤の溶媒を充
分に浸透させて膨潤状態にし得る一方、スカーフ接合周
辺部分に対しては硬化した弾性樹脂によって水性接着剤
の溶媒の浸透を阻止し得るものである。
方法によれば、スカーフ接合部が設けられている木質基
材の表面に、硬化後に弾性を有する熱軟化性の合成樹脂
液を塗布することにより、上記スカーフ接合部に合成樹
脂液を充填、埋入させた樹脂塗布層を設け、この塗布層
の硬化後、スカーフ接合部を残して該塗布層を研削する
ことにより木質基材の表面を露出させ、この露出表面に
水系接着剤を塗布した後、木質化粧単板を載置して熱圧
により木質基材表面に積層、一体化させるものであるか
ら、露出した木質基材の表層部に水系接着剤の溶媒を充
分に浸透させて膨潤状態にし得る一方、スカーフ接合周
辺部分に対しては硬化した弾性樹脂によって水性接着剤
の溶媒の浸透を阻止し得るものである。
【0022】従って、木質基材上に木質化粧単板を載置
したのち熱圧すると、水系接着剤の表層部からの浸透に
よって膨潤している木質基材表層部が熱軟化して圧締さ
れる一方、弾性樹脂が充填しているスカーフ接合部分は
木口からの膨潤がないので、多少の残留応力の緩和によ
り復元されてもその樹脂の弾力によって緩衝させること
ができ、そのため、木質基材を全面的に均一に圧締する
ことができてスカーフ接合部分のみが膨れたり濃色化す
ることのない外観の美麗な木質化粧単板を得ることがで
きるものである。
したのち熱圧すると、水系接着剤の表層部からの浸透に
よって膨潤している木質基材表層部が熱軟化して圧締さ
れる一方、弾性樹脂が充填しているスカーフ接合部分は
木口からの膨潤がないので、多少の残留応力の緩和によ
り復元されてもその樹脂の弾力によって緩衝させること
ができ、そのため、木質基材を全面的に均一に圧締する
ことができてスカーフ接合部分のみが膨れたり濃色化す
ることのない外観の美麗な木質化粧単板を得ることがで
きるものである。
【図1】スカーフ接合を行っている状態の簡略縦断面
図、
図、
【図2】スカーフ接合した基材の簡略縦断面図、
【図3】基材に熱軟化性の合成樹脂液を塗布した状態の
簡略断面図、
簡略断面図、
【図4】サンディング処理した簡略断面図、
【図5】木質化粧材の簡略断面図。
1 木質基材 2 スカーフ接合部 7 合成樹脂塗布層 9 水系接着剤
Claims (1)
- 【請求項1】 スカーフ接合部が設けられている木質基
材の表面に、硬化後に弾性を有する熱軟化性の合成樹脂
液を塗布することにより、上記スカーフ接合部に合成樹
脂液を充填、埋入させた樹脂塗布層を設け、この塗布層
の硬化後、少なくともスカーフ接合部を残して該塗布層
を研削することにより木質基材の表面を露出させ、この
露出表面に水系接着剤を塗布した後、木質化粧単板を載
置して熱圧により木質基材表面に積層、一体化させるこ
とを特徴とする木質化粧材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26185993A JPH0788802A (ja) | 1993-09-25 | 1993-09-25 | 木質化粧材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26185993A JPH0788802A (ja) | 1993-09-25 | 1993-09-25 | 木質化粧材の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0788802A true JPH0788802A (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=17367747
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26185993A Pending JPH0788802A (ja) | 1993-09-25 | 1993-09-25 | 木質化粧材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0788802A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1516706A1 (en) * | 2003-09-04 | 2005-03-23 | Yamaha Corporation | Component part for musical instrument, such as side board for piano body, and method for manufacturing the same |
| US6987539B2 (en) | 2000-02-24 | 2006-01-17 | Sony Corporation | Image signal conversion apparatus, method and display for image signal conversion based on selected pixel data |
| JP2016124184A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | 株式会社Lixil | 化粧板及びその製造方法 |
-
1993
- 1993-09-25 JP JP26185993A patent/JPH0788802A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6987539B2 (en) | 2000-02-24 | 2006-01-17 | Sony Corporation | Image signal conversion apparatus, method and display for image signal conversion based on selected pixel data |
| US7551226B2 (en) | 2000-02-24 | 2009-06-23 | Sony Corporation | Image signal conversion apparatus, method and, display for image signal conversion based on selected pixel data |
| EP1516706A1 (en) * | 2003-09-04 | 2005-03-23 | Yamaha Corporation | Component part for musical instrument, such as side board for piano body, and method for manufacturing the same |
| US7392831B2 (en) | 2003-09-04 | 2008-07-01 | Yamaha Corporation | Component part for musical instrument, such as side board for piano body, and method for manufacturing the same |
| JP2016124184A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | 株式会社Lixil | 化粧板及びその製造方法 |
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