JPH0789414A - 窓ガラスの加熱装置 - Google Patents

窓ガラスの加熱装置

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JPH0789414A
JPH0789414A JP5239762A JP23976293A JPH0789414A JP H0789414 A JPH0789414 A JP H0789414A JP 5239762 A JP5239762 A JP 5239762A JP 23976293 A JP23976293 A JP 23976293A JP H0789414 A JPH0789414 A JP H0789414A
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JP
Japan
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electrodes
conductive film
detection sensor
circuit
window glass
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Application number
JP5239762A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Saito
俊彦 斉藤
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】対向辺に沿って配された複数の電極3の少なく
とも一方は、中央付近で離間し、この電極3間に形成さ
れた導電膜2と、検出センサー5と、抵抗7,8と、高
周波コイル6を具備し、前記検出センサー5によって発
振信号が制御される検出回路9とを有することを特徴と
する窓ガラスの加熱装置。 【効果】導電膜2の微小な破損を検出することが可能で
あり、また電極3および導電帯4の断線をも検出できる
効率の良いシステムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は窓ガラスの加熱装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、窓ガラスの加熱装置において、導
電膜の破損を検出することを目的として、加熱装置に通
電する電流の変化を検出することが特開平4−4684
7号公報などにより提案されている。しかし、ガラス板
上の導電膜あるいは導電線にひび割れが発生した場合
に、微少な破損を検出することが難しかったり、電流の
変化を検出する検出回路のバランスを個々にとる必要が
あるため量産を必要とする産業用にはふさわしくなかっ
たり、この装置を自動車に搭載するとき、振動等によっ
て検出部の回路定数が変化する等の信頼性に欠ける等で
不充分であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
技術が有していた前述の欠点、即ち、破損の検出能力が
低い、量産を必要とする産業用にはふさわしくない、あ
るいは自動車に搭載するための信頼性に欠ける等を解消
しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を解
決すべくなされたものであり、ガラス板の対向辺に沿っ
て、複数の電極を配し、少なくとも一方は、中央付近で
離間しており、この対向した電極間に導電膜を形成して
なる電熱窓ガラスと、前記電極を介して前記導電膜に電
力を供給する電力供給回路と、前記導電膜、電極および
電力供給回路のいずれかの破損を検出する検出センサー
および検出回路とを備え、前記電力供給回路と電極との
間には抵抗を具備し、中央付近で離間した互いに隣接す
る電極間の少なくとも1つは前記検出センサーと高周波
コイルで接続されたものであることを特徴とする窓ガラ
スの加熱装置を提供するものである。
【0005】図1は、本発明の全体図であり、1はガラ
ス板、2は導電膜、3は電極、4は導電帯、5は検出セ
ンサー、6は高周波コイル、7および8は抵抗、9は検
出回路、11はバッテリーを示している。なお、前記の
電力供給回路とは、電極3、導電帯4に直接に、あるい
は抵抗7、8を介して、バッテリー11からの電力を供
給する回路である。
【0006】図1においてAは電熱窓ガラスであり、こ
の電熱窓ガラスとしては、例えばガラス板1ともう1枚
のガラス板とをポリビニルブチラール等の中間膜を介し
て接合させ、合わせガラスとしたものが用いられる。本
発明における窓ガラスは、自動車、船舶、航空機等様々
な用途に用いられるが、好ましくは、自動車用フロント
ガラスに用いられる。
【0007】上記ガラス板1には、ガラス板の対向辺に
沿って、複数の電極を配し、少なくとも一方は、中央付
近で離間して設けられる。図1においては、対向する辺
に沿って二対の電極が対向して配されている。即ち、ガ
ラス板1の対向辺の一方には電極3aおよび3bがその
端部同士を離間して設けられ、また、他方の対向辺にも
同様に電極3cおよび3dがその端部同士を離間して設
けられ、電極3aと3cが、また電極3bと3dがそれ
ぞれ対向するようにされている。上記電極3aおよび3
cの他端には、それぞれ導電帯4a、4bが接続して形
成され、また上記電極3cおよび3dの他端にも同様に
導電帯4c、4dが接続して形成されている。ガラス板
1の表面にはAgペースト等の導電性ペーストを印刷、
焼成してなる電極3および導電帯4が形成されている。
【0008】また、これらの電極3の間には、スパッタ
リング等により導電膜2が形成されている。この導電膜
2は良導電性の金属酸化物および金属などの膜の少なく
とも1種から形成されており、好ましくは、金属酸化物
と金属膜との積層体で形成されていることである。更
に、金属酸化物としては200Å〜600Å厚さのZn
OやSnO2 等が好ましく、金属膜としては50Å〜2
50Å厚さのAg、Au、AlまたはCu等が好まし
い。
【0009】この導電膜2は、電極3、導電帯4、抵抗
7、8を介してバッテリー11に接続され、電力が供給
される。前記高周波コイル6は、検出センサー5を経て
検出回路9から出力される信号が遮断され、ロスをしな
いようにするもので、大電流のためコアが磁気飽和しな
いようにするため、閉磁路とならないような形状の磁束
開放型のコアまたは、トロイダルコアのような閉磁路タ
イプでは、検出センサー5で検出可能な電流で磁気飽和
が生じないもので構成されることが好ましい。
【0010】検出センサー5は、高周波コイル6を経て
電極3cと電極3dに接続され、そして、検出センサー
5は検出回路9に接続されている。検出センサー5は、
隣接する電極間の電位差が所定の値以上となった場合
に、前記電位差をなくすように電流が流れ、該電流を検
出するものである。図2に検出センサー5および検出回
路9の詳細図の一例を示す。前記検出センサー5は3つ
の線輪5a、5b、5cから構成されたトロイダルコア
を使用したトランスで、線輪5aの一端は高周波コイル
6を経て電極3dと、他端は直接電極3cに接続され、
更に、線輪5bの両端は検出回路9の発振回路出力端に
接続され、更に、線輪5cの両端はバンドパスフィルタ
ー(B.P.F)回路の入力端に接続される。
【0011】前記トロイダルコアは、ガラス破損によっ
て線輪5aに所定以上の電流が流れた時、磁気飽和を起
こすもので、その時、線輪5bおよび線輪5cのインピ
ーダンスが低下し、発振回路出力がB.P.F回路に充
分信号を伝達できなくなる。線輪5aの両端を短絡した
時も同様の現象が起きる。したがって、線輪5aは大電
流が流れるので太線の線輪であり、線輪5b、5cは小
電流用の細線で充分である。
【0012】図2に検出センサー5および検出回路9の
詳細図の一例を示す。検出センサー5はトロイダルコア
を使ったトランスである。1次側には、ガラス破損によ
って3c、3dの電極を流れる電流のバランスがくずれ
抵抗7、8に電位差が生じ、それを補正しようとした時
に電流が流れる。したがって、大電流用の線輪としてお
くことが好ましい。
【0013】また、発振回路はサイン波またはパルス波
を周波数f0 で出力するものである。発振回路で作られ
た波形は中心周波数f0 のB.P.Fによって更に高周
波成分のうち雑音等の混入があったものを除き、発振回
路より出力された信号のみを取り出す。その信号を二乗
検波するため、二乗回路、積分回路を経て、f0 のパワ
ーを直流値に換算される。その直流値が基準値以下であ
れば、“1”となるような比較回路によって判定され
る。この検出回路9の出力が“1”となれば導電膜2あ
るいは導電帯4の一部で破損があったことを意味する。
なお、B.P.F回路は、発振信号が安定であれば削除
してもよい。
【0014】
【作用】図1の導電膜2、電極3および導電帯4は破損
がなく、正常な例を示しており、図2の等価回路は、そ
れを高周波回路的に示したものである。本発明におい
て、発振回路から出力された交流信号は電極3c、3d
間に電流が流れないので、検出センサー5のインピーダ
ンス変化はないので、比較回路の出力は“0”となる。
したがって、導電膜2および電極3、導電帯4が正常で
あることを示している。
【0015】本発明において、検出センサー5は、高周
波コイル6を経て電極3c、3dに接続しているが、高
周波回路的に線輪5aの両端の短絡を防止している。ま
た、高周波コイル6には大電流が流れ磁気飽和を起こす
可能性があるので、磁束開放型のコアたとえば、円柱型
のコアを使用するのが望ましいが閉磁型の場合、検出セ
ンサーの検出可能電流で磁気飽和が生じないものが望ま
しい。図3は、導電帯4bが破損した例を示している。
導電帯4bが断線となると全電流は電極3aから3c、
3dへと流れるので、3dに比らべ3cに多くの電流が
流れ、抵抗7、8によって電極3c、3dに電位差が生
じこれを補おうとして、検出センサー5を電流が流れる
ので検出センサー5のトランスは磁気飽和を起こし、発
振回路からB.P.F回路への結合トランスのインピー
ダンスが低下する。発振回路の出力は、結合トランスの
インピーダンス低下によって次段のB.P.F回路への
信号は極めて小さくなり積分回路には信号が流れなくな
り、検出回路出力は“1”となって異常が検出される。
【0016】図4は、導電膜2の中心部より離れたポイ
ントで破損した例を示したものである。電極3bから3
aおよび電極3cから3dに若干の電流が流れるので検
出センサー5のトランスが磁気飽和して、検出回路9の
出力は“1”となり異常が検出される。
【0017】以上の如く、電極3および導電帯4が破損
すると検出センサー5のトランスの磁気飽和現象によっ
て、インピーダンスの低下が起き、それによって発振信
号が変化し、検出回路9で検知される。また、高周波コ
イル6を閉磁型のコアを使用し、その飽和電流を検出セ
ンサー5のトランスの飽和電流と一致させると、検出分
解能をより、高めることもできる。本発明はこのように
極めて優れたクラック・ディテクター機能を持つ窓ガラ
スの加熱装置である。
【0018】
【実施例】図1において、ガラス板1は、中間膜として
ポリビニルブチラールを用いて他のガラスと合わせて自
動車用フロントガラスとして用いられるものである。該
自動車用フロントガラス用合わせガラスの車外側のガラ
ス板1の接着面には、Agペーストを約10μmの厚さ
で印刷、焼成してなる最大幅15mmの電極3および導
電帯4が形成されている。これらの電極3および導電帯
4はガラス板1の辺に沿って配設されていて、電極3a
と3cおよび電極3bと3dはそれぞれ対向して配設さ
れている。これらの電極3の間にはスパッタリングによ
り導電膜2が形成されていて、導電膜2は、ZnOとA
gが積層されている。
【0019】また電極3a、3bの長さはそれぞれ50
cm、電極3cと3dの長さはそれぞれ60cm、隣接
する電極3aと3bおよび隣接する電極3cと3dの間
隔はそれぞれ5mm、対向する電極3aと3cおよび対
向する電極3bと3dの距離はそれぞれ69cmであ
る。バッテリー11は48Vで導電膜2全体に流れる電
流は12Aであり、高周波コイル6のインダクタンスは
130μHであり、検出センサー5のトランスは、フェ
ライトを使用したトロイダルコアで、線輪5aの自己イ
ンダクタンスは770μH、線輪5bは5.3mH、線
輪5cは1.1mHであり、抵抗7および8は0.3オ
ームである。発振回路の周波数は1MHzで、振幅12
Vのパルス波である。検出回路9のB.P.F中心周波
数は1MHzで、二乗回路および積分回路はダイオード
検波で、比較回路はICである。このガラス板1を通電
加熱中に図3および図4の如く導電膜および導電帯4に
亀裂を生じさせたところ、検出回路により異常が検出さ
れた。
【0020】図5は、実施例において、種々なガラス破
損を作り、その時の検出センサー5の線輪5aに流れる
電流と、検出回路9の積分回路出力の関係を示したもの
である。ガラス中央でガラスクラックが約5cmの時、
約350mAであった。
【0021】また、図1を変更し、電極3aと電極3b
とを合体させ、上辺の電極を1つ、下辺の電極を2つに
しても、上記図1と同様な効果があらわれ、ガラス破損
の検出が可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明は、導電膜2の微小な破損を検出
することが可能であり、また電極3および導電帯4の断
線をも検出することができる。また、導電膜2と導電帯
4の破損に対しては、原理的に検出センサー5に電流が
流れることを検出するので、極めて安定で量産向きのシ
ステムであると同時に、回路定数の微小変化に耐えるた
め、自動車用として有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体図。
【図2】図1の検出センサー5および検出回路9の詳細
図。
【図3】図1の導電帯4bが切断されたガラス板1の状
態図。
【図4】図1の導電膜2がコーナ近傍で破損したガラス
板1の状態図。
【図5】図1の装置において、ガラスが破損した時、検
出センサー5を流れる電流と検出回路9の積分回路出力
電圧の特性を示すグラフ。
【符号の説明】
A:電熱窓ガラス 1:ガラス板 2:導電膜 3a、3b、3c、3d:電極 4a、4b、4c、4d:導電帯 5:検出センサー 5a、5b、5c:線輪 6:高周波コイル 7、8:抵抗 9:検出回路 11:バッテリー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス板の対向辺に沿って、複数の電極を
    配し、少なくとも一方は、中央付近で離間しており、こ
    の対向した電極間に導電膜を形成してなる電熱窓ガラス
    と、前記電極を介して前記導電膜に電力を供給する電力
    供給回路と、前記導電膜、電極および電力供給回路のい
    ずれかの破損を検出する検出センサーおよび検出回路と
    を備え、前記電力供給回路と電極との間には抵抗を具備
    し、中央付近で離間した互いに隣接する電極間の少なく
    とも1つは前記検出センサーと高周波コイルで接続され
    たものであることを特徴とする窓ガラスの加熱装置。
  2. 【請求項2】前記検出センサーは、隣接する電極間の電
    位差が所定の値以上となった場合に、前記電位差をなく
    すように電流が流れ、該電流を検出するものであること
    を特徴とする請求項1の窓ガラスの加熱装置。
  3. 【請求項3】前記検出センサーは、3つの線輪から構成
    されたトランスであり、該線輪の1つは前記隣接する電
    極間に接続され、該トランスは、該隣接する電極間に接
    続される線輪に所定以上の電流が流れると磁気飽和が生
    じるようなトランスであることを特徴とする請求項2の
    窓ガラスの加熱装置。
  4. 【請求項4】前記導電膜の下辺に形成された端部同士が
    離間した2つの電極と、前記導電膜の上辺に形成された
    1つの電極からなることを特徴とする請求項1の窓ガラ
    スの加熱装置。
JP5239762A 1993-09-27 1993-09-27 窓ガラスの加熱装置 Pending JPH0789414A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016522504A (ja) * 2013-05-29 2016-07-28 ピルキントン グループ リミテッド クラックセンサを備えるグレイジング
JPWO2021246326A1 (ja) * 2020-06-02 2021-12-09

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