JPH0790864B2 - 巻締部を有する金属製容器の製造方法及び製造装置 - Google Patents

巻締部を有する金属製容器の製造方法及び製造装置

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JPH0790864B2
JPH0790864B2 JP1196502A JP19650289A JPH0790864B2 JP H0790864 B2 JPH0790864 B2 JP H0790864B2 JP 1196502 A JP1196502 A JP 1196502A JP 19650289 A JP19650289 A JP 19650289A JP H0790864 B2 JPH0790864 B2 JP H0790864B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は巻締部を有する金属製容器の製造方法及び製造
装置に関する。
〔従来の技術〕
例えば通常鋼製ドラムは円筒形の胴及び該胴の内側に嵌
合する端板(天板又は地板)の周縁部にフランジを成形
し、胴及び端板の両フランジを巻締めて巻締部を成形し
て製造される。該胴は四角形の鋼板を円筒形に成形し円
周方向の両端部を重ねシーム溶接して製造され、円筒の
中心線に垂直な断面において周囲に少なくとも一つの継
目部を有し、該継目部の厚さはシーム溶接された場合に
は通常該胴の該継目部の他の部分の厚さの2倍以下、通
常該他の部分の厚さの1.6倍程度である。
例えば通常鋼製ドラムの製造装置は少なくとも一つの巻
締ロールと、胴の内側に嵌合した端板を把持する把持部
を有するチヤツクを含み、該把持部の表面は凹凸のない
円柱形である。
例えば通常鋼製ドラムの製造方法においては、前記チヤ
ツクの把持部によつて胴に嵌合した端板を把持して回転
しつつ巻締ロールを押下げて端板及び胴の両フランジを
巻締め、巻締ロールは前記胴の継目部と継目部の他の部
分との区別なく押下げられ、巻締ロールと把持部の表面
との端板及び胴を通る容器の中心線に垂直な距離が胴の
継目部の他の部分における巻締部の厚さに対応した距離
に達した時に巻締を完了する。
前記のような製造装置及び製造方法によつて製造された
巻締部の厚さは、胴の継目部における厚さの他は巻締部
の全周に亙つて実質的に等しく、胴の継目部において装
置の弾性変形が大きく從つて巻締部の厚さが継目部の他
の部分における巻締部の厚さより大であるが、継目部に
おける巻締部の厚さと継目部の他の部分における巻締部
の厚さとの差は装置の弾性変形の差によつて生じてい
る。巻締部には容器に気密性を与えるため胴及び端板の
両フランジの両先端部付近に空隙を作り、該空隙にシー
リング材(シーリングコンパウンド)が充填されてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
通常公知の巻締部を有する金属製容器、例えば鋼製ドラ
ムにおいては、前記のように巻締められる胴フランジ及
び胴は継目部を有し、継目部の厚さは他の部分の厚さの
1.6倍程度であり、巻締ロールは胴の継目部と継目部の
他の部分との区別なく押下げられ、継目部の他の部分に
おける巻締完了時の巻締部の厚さに対応した巻締ロール
と把持部の表面との容器中心線に垂直な距離において巻
締を完了するため、継目部における巻締部の厚さは他の
部分における巻締部の厚さより装置の弾性変形の差だけ
大きいのみであり巻締部の内部のシーリング材充填の空
隙は極めて小さい。シーリング材を充填した空隙は適正
な大きさであることが必要であり、過大であればシーリ
ン材及び鋼材の使用量が増加し、かつ液状シーリング材
を充填すれば乾燥固体化後に過大のシーリング材のない
空隙が生じ気密性が低下し容器内容物漏洩の危険があ
る。シーリング材を巻締前に塗布し乾燥して巻締めれば
気密性の問題は少ないが乾燥のコストが大きい欠点があ
る。通常公知の製造方法及び製造装置によつて製造され
た巻締部においては胴の継目部と他の部分とにおける巻
締部内の空隙を共にシーリング材充填に適切な大きさに
することができない欠点がある。胴の継目部の他の部分
における巻締部内のシーリング材充填空隙を適切な大き
さにすれば、継目部における巻締部の内部には鋼が充満
してシーリング材が両隣の継目部のない他の部分の巻締
部内に入り込み、或は巻締部外にはみ出して継目部にお
ける巻締部にシーリング材がなくなる欠点が生ずる。シ
ーリング材のない巻締部では気密性がなく容器内容物の
漏洩が生ずる。胴の継目部における巻締部の内部に適切
なシーリング材充填空隙を作れば、胴の他の部分におけ
る巻締部の空隙が過大になり、シーリング材の使用量が
過大であること及びシーリング材充填部以外の空隙が生
じ易く、巻締がゆるく過大なシーリング材と相俟つて気
密性の低下を来す欠点がある。本発明の課題は前記のよ
うな欠点を解決した製造方法及び製造装置である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の巻締部を有する金属製容器の製造方法は、胴と
端板とを通る容器の中心線に垂直な断面において周囲に
少なくとも一つの継目部を含む中空柱状形胴の一端と、
該胴に嵌合し巻締めされる端板の端部とに前記中心線に
放射状に成形した両フランジを巻締めた巻締部を少なく
とも一つ含む金属製容器の製造において、前記端板を把
持する把持部を含むチヤツクを少なくとも一つと、少な
くとも一つの巻締ロールとを含み設備し、巻締完了時の
前記胴の継目部における巻締部の厚さに対応した前記巻
締ロールと前記把持部の表面との前記容器中心線に垂直
な距離と、巻締完了時の前記胴の継目部の他の部分にお
ける巻締部の厚さに対応した前記巻締ロールと前記把持
部の表面との前記容器中心線に垂直な距離とを設定し、
該チヤツクの把持部によつて前記胴の内側に嵌合した端
板を把持して回転し、少なくとも一つの巻締ロールを押
下げて、前記胴の継目部における巻締ロールと把持部の
表面との容器中心線に垂直な設定距離において前記胴の
継目部における巻締部の巻締を完了し、前記胴の継目部
の他の部分における巻締ロールと把持部の表面との容器
中心線に垂直な設定距離において前記胴の継目部の他の
部分における巻締部の巻締を完了して巻締部を成形する
ことを特徴とする。
本発明の製造方法においては、前記把持部の表面に前記
胴の継目部に巾以上の適正な巾と少なくとも一つの深さ
とを含む凹部の底表面を含む把持部を含むチヤツクによ
つて該胴の継目部の内側に端板を狭んで該凹部を位置さ
せて該胴の内側に嵌合した端板を把持し、巻締完了時の
該巻締ロールと該胴の継目部における把持部の表面であ
る凹部の底表面との容器中心線に垂直な距離と、該胴の
継目部の他の部分における巻締ロールと把持部の該凹部
底表面の他の表面との容器中心線に垂直な距離とをそれ
ぞれ前記設定距離として設定し、巻締ロールを押下げ
て、巻締完了時に該胴の継目部における巻締部の厚さが
該胴の継目部の他の部分における巻締部の厚さと該凹部
の深さとの和に等しい巻締部を成形することができる。
また本発明の製造方法においては、適正な弾力性を有す
る材料で把持部の表面部を構成したチヤツクの把持部に
よつて前記胴の内側に嵌合した端板を把持し、巻締完了
時の前記胴の継目部及び胴の継目部の他の部分における
巻締部の厚さを設定し、該設定厚さと把持部表面部の弾
性係数とによつて巻締完了時の前記胴の継目部における
巻締部の厚さに対応した設定距離と前記胴の継目部の他
の部分における巻締部の厚さに対応した設定距離とを設
定し、巻締ロールを押下げ、巻締完了時に、前記胴の継
目部における巻締部と前記胴の継目部の他の部分におけ
る巻締部とにおける把持部に作用する力の差によつて生
ずる把持部の収縮の差によつて前記胴の継目部における
巻締ロールと把持部の表面との前記容器中心線に垂直な
距離を該胴の継目部の他の部分における該巻締ロールと
該把持部の表面との前記容器中心線に垂直な距離より適
正に大にして、胴の継目部における巻締部の厚さが適正
に大きい巻締部を成形することができる。
更に本発明の製造方法においては、前記の端板を把持す
る把持部によつて前記胴の内側に嵌合した端板を把持
し、前記胴の継目部における巻締ロールと把持部の表面
との容器中心線に垂直な設定距離に対応した巻締ロール
の押し下げ力(圧下力)と、前記胴の継目部の他の部分
における巻締ロールと把持部の表面との容器中心線に垂
直な設定距離に対応した巻締ロールの押下げ力(圧下
力)とを設定し、前記少くとも一つの巻締ロールを、該
巻締ロールの押下げ力が前記胴の継目部における設定押
下げ力に達するまで押下げ、続いて前記継目部の他の部
分における設定押下げ力に達するまで押下げて巻締部を
成形することができ、前記両設定押下げ力を適正に定め
て胴の継目部における巻締部の厚さと胴の継目部の他の
部分における巻締部の厚さとを共に適正に成形すること
ができる。
本発明の巻締部を有する金属製容器の製造装置は、胴と
端板とを通る容器の中心線に垂直な断面において周囲に
少なくとも一つの継目部を含む中空柱状形胴の一端と、
該胴に嵌合し巻締めされる端板の端部とに前記中心線に
放射状に成形した両フランジを巻締めた巻締部を少なく
とも一つ含む金属製容器の製造装置において、少なくと
も一つの巻締ロール及び前記胴に嵌合した端板を把持す
る把持部を含むチヤツクを含み、かつ前記巻締部の巻締
完了時の前記胴の継目部における巻締部の厚さに対応し
た前記巻締ロールと前記把持部の表面との前記容器の中
心線に垂直な距離と、巻締完了時の前記胴の継目部の他
の部分における巻締部の厚さに対応した前記巻締ロール
と前記把持部の表面との前記容器中心線に垂直な距離と
において、前記胴の継目部と前記胴の継目部の他の部分
とにおける巻締ロールの押下げを完了させる設備桟構を
含み設備したことを特徴とする製造装置である。
本発明の製造装置においては、前記把持部の表面に前記
胴の継目部の巾以上の適正な巾と少くとも一つの深さと
を含む凹部の底表面を含む把持部を含むチヤツクを含み
設備した製造装置とすることができ、また横断面におい
て少くとも一つの曲率半径を含みかつ前記胴の継目部の
他の部分における巻締部に沿う成形曲線(広義の曲線)
を含む表面と、該表面に設けられた前記胴の継目部の巾
以上の適正な巾と少なくとも一つの深さとを含む凹部及
び横断面において前記成形曲線の曲率半径以上の少なく
とも一つの曲率半径を含みかつ前記胴の継目部における
巻締部に沿う成形曲線(広義の曲線)を含む該凹部の底
表面とを含む把持部を含むチヤツクを含み設備した製造
装置とすることができ、更に前記の製造装置において、
前記端板を前記把持部に把持させる前の胴の継目部を検
出する検出端と該検出端の信号によつてチヤツクの把持
部を回転し、該継目部を把持部の凹部に一致させる設備
桟構を設備することができる。
本発明の製造装置においては、前記把持部の表面を含む
部分を、前記胴の継目部における巻締部に対応する部分
と前記胴の継目部の他の部分における巻締部に対応する
部分との両圧縮変形に適正な差が生ずるに適正な弾力性
(弾性係数)を有する材料によつて構成した把持部を含
むチヤツクを含み設備した製造装置とすることができ
る。
また本発明の製造装置においては、前記巻締完了時の胴
の継目部及び胴の継目部の他の部分における巻締ロール
と把持部の表面との容器中心線に垂直な距離(複数)に
おいて前記巻締ロールの押下げを完了させる設備桟構と
して、巻締完了時の胴の継目部及び胴の継目部の他の部
分における巻締ロールの圧下力(押下げ力)を設定し、
例えばロードセル等の検出装置により巻締中の巻締ロー
ルの圧下力を検出し、その信号によつて胴の継目部にお
ける巻締完了時の圧下力に達した後、胴の継目部の他の
部分において更に巻締ロールを押下げて胴の継目部の他
の部分のすべての部分において巻締完了時の圧下力に達
するまで巻締ロールを押下げる設備桟構(前記設備桟構
に等しい)を設備することができる。前記巻締ロールと
把持部表面との容器中心線に垂直な距離は、巻締ロール
が巻締められるフランジに接触した時から、巻締ロール
が押下げられ巻締が進むに從つて減少し、巻締完了時に
最小となり、巻締ロールの圧下力は巻締ロールがフラン
ジに接触した時から押下げの進行(巻締の進行)に從つ
て増大し巻締完了時に最大である。巻締ロールと把持部
表面との容器中心線に垂直な距離をX、胴の継目部及び
胴の継目部の他の部分における巻締ロールの圧下力をそ
れぞれPS、POとすれば、PS、POはXの関数であり、PS
PO、PS=F(X)、PO=f(X)、X=G(PS)=g
(PO)で表すことができる。ただし圧下力PS及びPOに対
する設備のひずみの差を無視している。巻締完了時の圧
下力まで巻締ロールを押下げることは巻締完了時の前記
巻締ロールと把持部表面との容器中心線に垂直な距離ま
で押下げることと同じである。圧下力(押下げ力)によ
つて前記巻締ロールと把持部表面との距離を定めること
ができる。前記巻締ロールを押下げる設備桟構に油圧圧
下装置を設備することができる。
更に本発明の製造装置においては、前記胴の継目部を検
出する検出端と、前記巻締完了時の胴の継目部における
巻締部の厚さに対応した巻締ロールと把持部の表面との
容器中心線に垂直な距離を所定の距離として設定し、巻
締ロールを押下げて該巻締ロールと把持部表面との距離
が前記設定距離に達した時、前記検出端によつて該胴の
継目部を検出し、該検出端の信号によつて少なくとも一
つの巻締ロールを押下げて該胴の継目部の他の部分にお
ける巻締完了時の巻締部の厚さに対応した巻締ロールと
把持部表面との距離において巻締を完了させる巻締ロー
ルの押下制御桟構とを含み設備することができる。
〔作 用〕
本発明の製造方法及び製造装置においては、胴の継目部
における巻締ロールと把持部の表面との容器中心線に垂
直な距離を、巻締完了時に該胴の継目部の他の部分にお
ける巻締ロールと把持部の表面との容器中心線に垂直な
距離より適正に大きくし、胴の継目部における巻締部の
厚さが胴の継目部の他の部分における巻締部の厚さより
適正に大きい巻締部が製造され、胴の継目部における巻
締部内のシーリング材を充填した空隙と、胴の継目部の
他の部分における巻締部内のシーリング材を充填した空
隙とを共に適正な大きさにした巻締部が製造される。
〔実 施 例〕
次に本発明の巻締部を有する金属製容器の製造方法及び
製造装置を例示図面によつて、鋼製ドラムの例によつて
説明する。
第1図は鋼製ドラムの公知の製造方法及び製造装置にお
いて、チヤツクの把持部1の表面2によつて胴3の内側
に嵌合した端板4を把持した断面を示す断面説明図で、
胴3及び端板4の端部に胴3と端板4を通る容器中心線
5に放射状に胴フランジ6及び端板フランジ7が成形さ
れており、チヤツクの把持部1を回転し、回転している
両フランジ6及び7に対し巻締ロール8を押下げて巻締
部を成形してドラムが製造される。第2図は第1図の胴
3の中心線5に垂直な断面を示し、胴3は四角形の鋼板
を円筒形に成形し端部を重ね通常シーム溶接して製造さ
れ、該断面において周囲に少なくとも一つの継目部を含
み、継目部9の厚さは胴3の継目部の他の部分の厚さ即
ち胴の鋼板の厚さの2倍以下、通常シーム溶接の場合に
は鋼板の厚さの約1.6倍程度の厚さである。
本発明の製造方法及び製造装置においては、第1図にお
いて第2図に示す継目部9における巻締完了時の巻締部
の厚さに対応した巻締ロール8と把持部の表面2との容
器中心線5に垂直な距離と、胴3の継目部9の他の部分
における巻締完了時の巻締部の厚さに対応した巻締ロー
ル8と把持部の表面2との中心線5に垂直な距離とにお
いて、胴の継目部9と胴の継目部9の他の部分とにおけ
る巻締ロール8の押下げを完了させる設備桟構を含むこ
とができ、巻締完了時に継目部9における前記距離を胴
3の継目部9の他の部分における前記距離より適正に大
にして継目部9における巻締部の厚さが胴3の継目部9
の他の部分における巻締部の厚さより適正に大きい巻締
部を製造することができる。
第3図は本発明の製造方法及び製造装置の一例における
凹部の底表面10を含む把持部の表面2の例を示し、第1
図の把持部表面2の部分に相当する断面説明図で、第3
図において把持部の表面2は継目部9の巾(鋼板の重ね
巾)以上の適正な巾と少なくとも一つの深さとを含む凹
部の底表面10を含含み、該深さ即ち該底表面10と把持部
表面2との容器中心線5に垂直な距離は零超であり、例
えば継目部9の厚さと胴3の継目部の他の部分の厚さ
(鋼板の厚さ)との両厚さの差の3倍とすることができ
る。該両厚さの3倍は7層巻の巻締部に含まれた三層の
胴板及び継目部に対応するものである。凹部底表面10の
中心線5に平行な方向の長さは、把持部表面2の中心線
5に平行な方向の全長に亙る長さ、或は巻締部の巾相当
の長さ、或は巻締完了時に巻締ロール8による押圧を受
ける把持部表面2の部分相当の長さとすることができ
る。第4図は第3図の中心線5に垂直な断面説明図であ
る。
第5図は本発明における凹部底表面10を含む把持部表面
2の第3図の例の他の例を示す断面説明図で、把持部表
面2は横断面において少なくとも一つの曲率半径を含み
前記胴3の継目部9の他の部分における巻締部に沿う成
形曲線11と、該成形曲線11の曲率半径より大きい少なく
も一つの曲率半径を含み前記胴3の継目部9における巻
締部に沿う成形曲線12を含む凹部底表面10とを含み、該
凹部底表面10の巾及び長さは第3図において説明したも
のと同様であり、深さは成形曲線12に沿つて次第に深く
中心線5に平行な部分において第3図におけるものと同
様である。13は中心線5に放射状に把持部表面2から突
出して設けられ巻締中に端板フランジ7を支持する鍔を
示し、第6図は第5図の中心線5に垂直な断面を示す。
第7図或は第8図は第3図及び第4図或は第5図及び第
6図に類似のチヤツクの把持部表面2によつて胴3の内
側に嵌合した端板4を胴の継目部9の内側に端板4を挟
んで凹部底表面10を位置させて把持し、両フランジ6及
び7を巻締めた本発明の製造方法及び製造装置における
巻締部の胴の継目部9における巻締部を例示する断面図
で、該巻締部は第7図において凹部底表面10に、第8図
において凹部底表面10の成形曲線12に沿う。符号14は胴
及び端板の両フランジ6及び7の先端部のシーリング材
を充填した空隙を示し、容器中心線5に記載していない
が第1図、第3図及び第5図に示すように凹部底表面10
に平行である。
第9図及び第10図は本発明において第7図の凹部底表面
10の深さ即ち把持部表面2と凹部底表面10との中心線5
に垂直な距離が継目部9の厚さと胴3の継目部の他の部
分の厚さとの両厚さの差の2倍及び3倍である場合にお
ける胴3の継目部9の他の部分における巻締部を例示す
る断面図、第11図は第8図の凹部底表面10の深さが前記
両厚さの差の3倍である場合における胴3の継目部9の
他の部分における巻締部を例示する断面図で、該巻締部
は把持部の表面2に含まれた成形曲線11に沿う。
第7図と第9図、第7図と第10図及び第8図と第11図に
示す巻締部は本発明の製造方法及び製造装置によつて製
造される巻締部の、継目部9における巻締部と胴3の継
目部9の他の部分における巻締部との例であり、巻締部
の厚さは容器中心線5に垂直な最大の厚さであり、凹部
底表面10の深さ即ち凹部底表面10と把持部表面2との中
心線5に垂直な距離に対応して胴3の継目部の他の部分
における巻締部の厚さは継目部9における巻締部の厚さ
より適正に小さく、例えば第10図及び第11図の巻締部の
厚さは第7図及び第8図の巻締部の厚さより前記継目部
9と胴3の両厚さの差の3倍だけ小さい。
第9図ないし第11図に例示するようにシーリング材を充
填した空隙14は凹部底表面10の深さが大きい程小さく、
7層巻の巻締部においては凹部底表面の深さが前記両厚
さの差の3倍の場合には胴3の継目部9の他の部分にお
ける巻締部の第10図及び第11図に示すシーリング材を充
填した空隙14を継目部9における巻締部の第7図及び第
8図に示す空隙14と同程度の適正な大きさにすることが
できる。
本発明の製造方法及び製造装置においては前記第1図な
いし第11図において説明したように、チヤツクの把持部
の表面2に凹部底表面10を含む本発明の製造装置によつ
て、継目部9における把持部の表面である凹部底表面10
によつて継目部9における巻締部の巻締完了時の厚さに
対応した巻締ロール8と把持部の表面(凹部底表面10)
との容器中心線5に垂直な距離と、胴3の継目部の他の
部分における巻締部の巻締完了時の厚さに対応した巻締
ロール8と把持部表面2との中心線に垂直な距離とにお
いて巻締を完了させて、継目部9における巻締部の厚さ
と胴3の継目部9の他の部分における巻締部の厚さとを
共に適正な厚さに成形することができる。
本発明の製造方法及び製造装置においては、例えば第1
図に示す把持部1或は把持部の表面2を含む表面部を適
正な弾力性を有する材料によつて構成し、該把持部の表
面2と巻締ロール8との間で巻締し、巻締完了時に継目
部9における巻締部と胴3の継目部の他の部分における
巻締部とにおける把持部に作用する力の差によつて生ず
る該把持部の収縮の差によつて、胴の継目部9における
巻締ロール8と把持部表面2との容器中心線5に垂直な
距離と、第10図或は第11図に示す胴3の継目部の他の部
分における巻締ロール8と把持部表面2との距離とにお
いて巻締ロールの押下げを完了させ、第7図或は第8図
に類似の継目部9における巻締部と、第10図或は第11図
に類似の胴3の継目部の他の部分における巻締部とを含
む本発明の製造方法及び製造装置における巻締部を製造
することができる。
本発明の製造方法は、第1図において、把持部1によつ
て胴3の内側に嵌合した端板を把持し、巻締完了時の継
目部9における巻締部の厚さ、この場合には凹部はない
から第7図及び第8図において符号2及び符合2の示す
部分を削除し、かつ符合10を符号2に読み替えて、第7
図及び第8図に示されている巻締部の厚さに対応した巻
締ロール8と把持部の表面2との容器中心線5に垂直な
距離と、巻締完了時の胴3の継目部の他の部分における
巻締部の厚さ、第10図及び第11図に示されている巻締部
の厚さに対応した巻締ロール8と把持部の表面2との容
器中心線5に垂直な距離とを設定し、前記の前者の距離
において胴の継目部における巻締部を、後者の距離にお
いて胴の継目部の他の部分における巻締部を巻締完了し
て巻締部を成形することを特徴とし、本発明の製造装置
は前記製造方法における両設定距離において、継目部に
対応した設定距離において継目部における巻締ロールの
押下げを完了させ、胴の継目部の他の部分に対応した設
定距離において胴の継目部の他の部分における巻締ロー
ルの押下げを完了させる設備桟構を含み設備したことを
特徴としている。更に本発明の製造方法及び製造装置に
おいて、前記両設定距離に対応した巻締ロール8の押下
げ力(圧下力)を設定し、巻締ロール8を継目部におけ
る設定押下げ力に達するまで押下げて継目部における巻
締を完了し、続いて胴の継目部の他の部分における設定
押下げ力に達するまで押下げて胴の継目部の他の部分に
おける巻締を完了する製造方法及び巻締を完了させる設
備桟構を含む製造装置とすることができる。
本発明の製造方法及び製造装置において、前記胴の継目
部9における巻締部の巻締完了時の巻締ロール8の押下
げ力(圧下力)に達するまで巻締ロール8を押下げ、更
に該押下げ力を保持して巻締ロール8を押下げる巻締ロ
ールの押下げ(圧下)設備桟構、例えば一定油圧圧下桟
構、を例えば第1図に示す装置に含み設備し、巻締ロー
ル8を押下げて継目部9における巻締完了時の巻締ロー
ル8と把持部の表面2との容器中心線5に垂直な距離、
例えば第7図或は第8図における巻締ロール8の成形溝
の最深部と継目部9における把持部の表面10との容器中
心線5に垂直な距離に相当する距離、における巻締ロー
ル8の押下げ力(圧下力)に達して継目部における巻締
を完了し、続いて胴3の継目部の他の部分における巻締
ロール8の押下げ力(圧下力)が継目部における巻締完
了時の前記距離における巻締ロールの押下げ力に達する
まで、或は更に押下げ力を保持して、巻締ロール8を押
下げて、該胴3の継目部の他の部分における巻締ロール
8と把持部の表面2との容器中心線5に垂直な距離を、
前記継目部9における巻締ロール8と把持部の表面2と
の容器中心線5に垂直な距離より適正に小さい距離、例
えば第9図ないし第11図に示す胴3の継目部の他の部分
における巻締ロール8の成形溝の最深部と把持部の表面
2との容器中心線5に垂直な距離、にして本発明の方法
及び装置における巻締部を製造することができる。前記
巻締ロールの押下げ設備桟構は例えば金属板の調質圧延
における定圧圧下桟構に類似の設備桟構を含み設備する
ことができる。
更に本発明の製造方法及び製造装置において、胴の継目
部9を検出する検出端と該検出端の信号によつて巻締ロ
ールの押下げを制御する巻締ロールの押下げ制御桟構と
を例えば第1図に示す設備において含み設備し、継目部
9における巻締部の厚さに対応した継目部9における巻
締ロールと把持部表面との容器中心線5に垂直な距離を
所定の距離として設定し、例えば第7図において符号2
及び符号2の示す部分を削除しかつ符号10を符号2と読
み替えて、巻締ロール8の成形溝の最深部と把持部表面
2との距離、即ち継目部9における巻締部の厚さ、即ち
継目部の厚さの3倍と端板フランジの厚さの4倍との和
を所定の距離として設定し、巻締ロールを押下げて該巻
締ロールと把持部表面との容器中心線に垂直な距離が前
記設定距離に達した時、前記検出端によつて継目部9を
検出して継目部における巻締を完了し、継目部の他の部
分において更に巻締ロールを押下げて、胴の継目部の他
の部分における巻締ロールと把持部表面との容器中心線
に垂直な距離を前記設定距離より適正に小さく、例えば
胴フランジの厚さの3倍と端板フランジの厚さの4倍と
の和に等しくして巻締を完了し、第7図或は第8図に類
似の継目部9における巻締部と第10図或は第11図に類似
の胴3の継目部の他の部分における巻締部とを含む本発
明の製造方法及び製造装置における巻締部を製造するこ
とができる。前記検出端は継目部9における胴3との厚
さの差、或は段差、或は継目部の表面に通常存在するシ
ーム溶接時のナール等を検出する通常公知の検出端を用
いることができる。
更に前記検出端は胴の継目部9を前記把持部の凹部に位
置させる場合にも適用することができ、巻締桟において
該検出端によつて継目部を検出し、胴を回転して該継目
部を所定の位置において停止し、かつ把持部を回転して
凹部を前記継目部の所定位置において後該に嵌合した端
板を把持することができる。
〔発明の効果〕
本発明においては巻締部を有する金属製容器の製造方法
及び製造装置によつて製造される巻締部は、胴の継目部
における巻締部の厚さと胴の継目部の他の部分における
巻締部の厚さとの両厚さの差が過小であり、從つて巻締
部内のシーリング材を充填した空隙に大きな差異が生
じ、継目部における巻締部内のシーリング材の過小或は
欠除、胴の継目部の他の部分における巻締部における過
大なシーリング材及びゆるい巻締による容器の気密性の
低下等の欠点を解決し、継目部における巻締部と胴の継
目部の他の部分における巻締部との両巻締部の厚さの差
を適正にし、両巻締部内のシーリング材を充填した空隙
を共に適正な大きさにし、容器の気密性の優れた信頼性
の高い巻締部を有する金属製容器を製造することがで
き、かつ適正な寸法の巻締部を製造することによつて使
用する金属材及びシーリング材を節約し製造コストを小
さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は鋼製ドラムの製造方法及び製造装置を示す断面
図、第2図は胴の継目部を示す断面図、第3図ないし第
6図は本発明の製造装置の一例を示す断面図、第7図な
いし第11図は本発明における巻締部及びその製造方法及
び製造装置の例を示す断面図である。 1:チヤツクの把持部、2:把持部1の表面、3:胴、4:端板
(天板又は地板)、5:容器の中心線、6:胴フランジ、7:
端板フランジ、8:巻締ロール、9:胴の継目部、10:継目
部9における把持部の表面(凹部の底表面、11及び12:
成形曲線、13:チヤツクの鍔、14:シーリング材を充填し
た空隙。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】胴と端板とを通る容器の中心線に垂直な断
    面において周囲に少なくとも一つの継目部を含む中空柱
    状形胴の一端と、該胴に嵌合し巻締めされる端板の端部
    とに前記中心線に放射状に成形した両フランジを巻締め
    た巻締部を少なくとも一つ含む金属製容器の製造におい
    て、前記端板を把持する把持部を含むチヤツクを少なく
    とも一つと、少なくとも一つの巻締ロールとを含み設備
    し、巻締完了時の前記胴の継目部における巻締部の厚さ
    に対応した前記巻締ロールと前記把持部の表面との前記
    容器中心線に垂直な距離と、巻締完了時の前記胴の継目
    部の他の部分における巻締部の厚さに対応した前記巻締
    ロールと前記把持部の表面との前記容器中心線に垂直な
    距離とを設定し、該チヤツクの把持部によつて前記胴の
    内側に嵌合した端板を把持して回転し、少なくとも一つ
    の巻締ロールを押下げて、前記胴の継目部における巻締
    ロールと把持部の表面との容器中心線に垂直な設定距離
    において前記胴の継目部における巻締部の巻締を完了
    し、かつ前記胴の継目部の他の部分における巻締ロール
    と把持部の表面との容器中心線に垂直な設定距離におい
    て前記胴の継目部の他の部分における巻締部の巻締を完
    了して巻締部を成形することを特徴とする巻締部を有す
    る金属製容器の製造方法。
  2. 【請求項2】胴と端板とを通る容器の中心線に垂直な断
    面において周囲に少なくとも一つの継目部を含む中空柱
    状形胴の一端と、該胴に嵌合し巻締めされる端板の端部
    とに前記中心線に放射状に成形した両フランジを巻締め
    た巻締部を少なくとも一つ含む金属製容器の製造装置に
    おいて、少なくとも一つの巻締ロール及び前記胴に嵌合
    した端板を把持する把持部を含むチヤツクを含み、かつ
    前記巻締部の巻締完了時の前記胴の継目部における巻締
    部の厚さに対応した前記巻締ロールと前記把持部の表面
    との前記容器の中心線に垂直な距離と、巻締完了時の前
    記胴の継目部の他の部分における巻締部の厚さに対応し
    た前記巻締ロールと前記把持部の表面との前記容器の中
    心線に垂直な距離とにおいて、前記胴の継目部と前記胴
    の継目部の他の部分とにおける巻締ロールの押下げを完
    了させる設備桟構を含み設備したことを特徴とする巻締
    部を有する金属製容器の製造装置。
JP1196502A 1989-07-31 1989-07-31 巻締部を有する金属製容器の製造方法及び製造装置 Expired - Lifetime JPH0790864B2 (ja)

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