JPH0791518B2 - 剥離性組成物 - Google Patents

剥離性組成物

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JPH0791518B2
JPH0791518B2 JP62085845A JP8584587A JPH0791518B2 JP H0791518 B2 JPH0791518 B2 JP H0791518B2 JP 62085845 A JP62085845 A JP 62085845A JP 8584587 A JP8584587 A JP 8584587A JP H0791518 B2 JPH0791518 B2 JP H0791518B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は剥離性組成物に関し、更に詳しくは紙、フィル
ム用非粘着処理剤として高速剥離および低速剥離のいず
れの場合においても極めて低い剥離力を示し、かつ経時
による剥離力の変化の見られない剥離性組成物に関する
ものである。
〔従来の技術〕 従来、種々の紙、プラスチックフィルムなどの基材にポ
リジオルガノシロキサンを含有する組成物を塗布し硬化
させて剥離性被膜を形成させ、これにより、基材とこれ
に接合される粘着性物質との剥離を容易にしたり、ある
いは基材同士の固着を防止することが行われている。例
えば、特願昭58-239911号に記載された剥離性組成物
は、次のような反応によって硬化し、粘着剤に対して剥
離性被膜を形成する。
斯かる反応を生ずる反応性基を有する成分は線状のポリ
オルガノシロキサンであるが、このような線状のポリオ
ルガノシロキサンの組成物に更に樹脂状のポリオルガノ
シロキサンが配合されてなり、中程度の剥離性を有する
と共に残留接着力の高い剥離剤が、例えば特公昭49-270
33号公報や特公昭57-5418号公報により公知である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述の如き線状のポリオルガノシロキサ
ンを用いる場合には、高速硬化性および初期低剥離特性
を得るために分子鎖末端と側鎖の両方にビニル基を含有
するポリマーを必要とし、その結果、形成される剥離性
被膜に未反応の反応性基が残留することを回避すること
が困難であり、長期間を経過する間に剥離性が低下し、
特に高速剥離時に大きな剥離力が必要となるという問題
点がある。
〔問題点を解決する手段〕
本発明は、経時的安定性が高く、長期間の経過後におけ
る高速剥離および低速剥離のいずれの場合にも、必要と
される剥離力の小さい剥離性被膜を形成することのでき
る剥離性組成物を提供するものである。
本発明の剥離性組成物は、下記A成分と、B成分と、C
成分とを含有してなることを特徴とする。
A成分: 単位i XaR3-aSiO0.5単位と、 単位ii R2SiO単位と、 単位iii RSiO1.5単位と よりなり、単位iが2〜10モル%、単位iiは単位iおよ
び単位iiiとの合計が100モル%となる割合、並びに単位
iiiが2〜10モル%であり、温度25℃における粘度が20c
p以上のポリオルガノシロキサン(式中、Xはアルケニ
ル基、Rは各単位において同一または異なる一価の炭化
水素基であってその合計の80%以上はメチル基であり、
aは0または1であり、かつ分子中に少なくとも1つの
アルケニル基が存在する。) B成分: A成分のアルケニル基と反応性を有する水素原子を含有
するポリオルガノシロキサン(A成分とB成分とは、A
成分中のアルケニル基に対するB成分中の反応性水素原
子のモル比が0.5〜5.0となるような量で配合される。) C成分: 上記A成分とB成分との反応を促進させる白金系触媒 以下本発明について具体的に説明する。
本発明においてA成分として用いられるポリオルガノシ
ロキサンは、次の単位i〜単位iiiを成分としてなる。
温度25℃における粘度が20cp以上のものである。
単位i XaR3-aSiO0.5単位 この単位iは、A成分のポリオルガノシロキサンの末端
を形成するものである。式中、Xは反応性基であるアル
ケニル基を示す。Rは、各単位間で同一であっても異な
ってもよい一価の炭化水素基を示す。aは0または1で
あり、従ってこの単位iは、XR2SiO0.5およびR3SiO0.5
のうちから選ばれる。この単位iには、1分子中に少な
くとも1つのアルケニル基(X)が存在しなければなら
ない。この単位iのA成分における割合は2〜10モル%
とされる。また、この単位i中、XbR3-bSiO0.5(b=1
〜3)が0.25〜7モル%の割合で存在し、残りがR3SiO
0.5であるのが好ましい。
単位ii R2SiO単位 この単位iiは、A成分のポリオルガノシロキサンにおけ
る線状部分を形成するものである。式中、Rは、各単位
間で同一であっても異なってもよい一価の炭化水素基を
示す。この単位iiのA成分中の割合は、単位iと単位ii
iとの合計の残りのモル%に等しい。
単位iii RSiO1.5単位 この単位iiiは、A成分のポリオルガノシロキサンにお
ける分岐部分を形成するものである。式中、Rは、各単
位間で同一であっても異なってもよい一価の炭化水素基
を示す。この単位iiiのA成分における割合は2〜10モ
ル%とされる。この単位iiiの割合が過小の場合には、
A成分における分岐点の数が少ないため、得られる剥離
性被膜に十分に高い経時的安定性を得ることができな
い。また、単位iiiの割合が過大の場合には、得られる
剥離性組成物に必要な塗布性を得ることが困難となる。
以上の単位を成分としてなるA成分は、その各単位にお
けるRの合計の80%以上がメチル基のものであることが
好ましく、この場合には、得られる組成物に特に優れた
剥離性が得られる。
このA成分における最大の特徴点は、単位iiiの成分を
含有することであり、このように特定の割合以上の分岐
形成単位を含有することにより、形成される剥離性被膜
の安定性が大きくなり、長期間に亘って優れた剥離性を
得ることができる。しかし、このA成分の温度25℃にお
ける粘度の値が20cp未満の場合には、形成される被膜の
硬化性、強度および剥離性が劣ったものとなる。このA
成分の温度25℃における粘度は、特に50cp以上であるこ
とが好ましい。
このA成分として用いられるポリオルガノシロキサン
は、公知の方法によって製造することができる。例え
ば、末端がビニル基で封鎖された低分子量のポリジオル
ガノシロキサンと、必要に応じ末端がトリオルガノシリ
ル基で封鎖された低分子量のポリジオルガノシロキサン
と、ジオルガノシクロシロキサンと、RSiO1.5単位を有
するオルガノポリシロキサンとを、触媒の存在下におい
て反応(平衡反応)させることにより製造することがで
きる。
A成分として典型的なポリジオルガノシロキサンは、次
の一般式で示されるものである。
(式中、XおよびRは前述の定義と同一であり、x,y,z
は整数である。) 本発明においてB成分として用いられるポリオルガノシ
ロキサンは、上記A成分のアエルケニル基と反応性を有
する水素原子を含有するポリオルガノシロキサンであ
る。
斯かるハイドロジエンポリオルガノシロキサンは、上記
A成分の反応性基並びに後述するD成分が用いられる場
合にはその反応性基と反応して架橋構造を形成する架橋
剤として作用するものである。そして均一な反応性と皮
膜形成性が得られるよう、それらの成分に溶解するもの
であることが望ましい。
ハイドロジエンポリオルガノシロキサンは、1分子中に
ケイ素原子に直結した水素原子を少くとも2個有し、そ
のオルガノ基がアルキル基、アリール基、シクロアルキ
ル基またはアラルキル基のものであるが、本発明におけ
るB成分としては、特にメチル基のもの(一般に「メチ
ルハイドロジエンポリシロキサン」と呼ばれている)が
好ましい。
このメチルハイドロジエンポリシロキサンは、平均して
1分子当たり少くとも2個、特に3個以上のシリコン結
合水素基を含有していることが好ましい。また粘度は特
に制限されるものではないが、一般的には25℃で10〜1
0,000cpのものが用いられる。
メチルハイドロジエンポリシロキサンを形成する好まし
いシロキサン単位は、Me3SiO0.5、Me2HSiO0.5、Me2Si
O、MeHSiO、MeSiO1.5およびSiO2を包含する。またメチ
ルハイドロジエンポリシロキサンは、上述のもの以外の
シロキサン単位、例えばHSiO1.5、PhHSiO、PhMeHSi
O0.5、PhMeSiOおよびPhSiO1.5を更に含有してもよい。
本発明においてB成分として使用することのできるメチ
ルハイドロジエンポリシロキサンの例としては、 Me3SiO0.5単位およびMeHSiO単位から成るシロキサン、 Me3SiO0.5単位、Me2SiO単位およびMeHSiO単位から成る
シロキサン、 HMe2SiO0.5単位、Me2SiO単位およびMeHSiO単位から成る
シロキサン、 SiO2単位、Me3SiO0.5単位およびHMe2SiO0.5単位から成
るシロキサン、 SiO2単位およびHMe2SiO0.5単位から成るシロキサン、 HMeSiO単位から成るシロキサン、 HMeSiO単位およびMe2SiO単位から成るシロキサン、およ
び Me2SiO単位、MeSiO1.5単位、Me3SiO0.5単位およびMe2HS
iO0.5単位からなるシロキサン が包含されるが、これらのみに限定されるものではな
い。
本発明においてB成分として好ましく使用することがで
きるメチルハイドロジエンポリシロキサンの具体例とし
ては、(HMe2SiO)4Si、(MeHSiO)4、MeSi(OSiMe2H)3、PhS
i(OSiMe2H)3および平均式Me3SiO(MeHSiO)35SiMe3、 Me3SiO(Me2SiO)3(MeHSiO)5SiMe3、 HMe2SiO(Me2SiO)3(MeHSiO)5SiMe2Hで表わされる液状シ
ロキサンの他、分岐構造を有するポリメチルハイドロジ
エンシロキサンも包含される。
メチルハイドロジエンポリシロキサンは、オルガノシリ
コン重合体に関する技術分野においてはよく知られたも
のである。ビニル末端封鎖ポリジオルガノシロキサンを
製造する場合に見られるように、ジオルガノシロキサン
単位を含有するメチルハイドロジエンポリシロキサンの
製造においては、少量のシクロポリジオルガノシロキサ
ンが生成されるが、メチルハイドロジエンボリシロキサ
ン中のシクロポリジオルガノシロキサンの存在または不
存在は、メチルハイドロジエンボリシロキサンが平均し
て1分子当たり少なくとも2個のシリコン結合水素を有
している限り、特に重要な問題ではない。
他の有用な液状コポリマー性ハイドロジエンポリシロキ
サンは、ケイ素結合ヒドロキシル基を含み、R′3SiO
0.5単位およびSiO2単位から本質的に構成される樹脂状
コポリマー性シロキサン(ただし、当該R′3SiO0.5単
位の数と当該SiO2単位の数の比率は、0.6/1乃至0.9/1の
値を有し、各R′は独立して一価の炭化水素基を表わす
ものとする)と、上記各有機基が独立した一価の炭化水
素基である液体オルガノハイドロジエンポリシロキサン
(ただし、該オルガノハイドロジエンポリシロキサン1
分子当たり平均して少なくとも1個のケイ素結合水素基
が含まれるものとする)を加熱することにより得られ、
例えば特開昭57-501856号公報等に詳記されている。
本発明においてC成分として、上記A成分とB成分との
反応性基同士の下記の反応を促進させる白金系触媒が用
いられる。
この白金系触媒は上記の如きケイ素結合ビニル基とケイ
素結合水素基との付加反応を促進する触媒として知られ
ているものであり、例えば、塩化白金酸(特公昭33-996
9号、特公昭33-16879号公報参照)、塩化白金酸−オレ
フイン錯体(特公昭39-1418号、特公昭39-19259号、特
公昭39-23553号公報参照)、塩化白金酸−ビニルシロキ
サン錯体(特公昭42-22924号公報参照)、白金をアルミ
ナ等に担持させたもの(特公昭35-3018号、特公昭36-12
93号公報参照)などの白金化合物、およびパラジウム、
ロジウム、ルテニウム等の金属化合物があるが、白金化
合物を用いることが好ましい。
本発明においては、上記A成分乃至C成分の他に、更に
次のD成分を配合することができる。このD成分は、上
記B成分と反応し得るアルケニル基または水酸基を含有
するが上記A成分には該当しないポリオルガノシロキサ
ンであり、分岐単位である単位iiiの割合が、A成分と
して必要とされる0.5モル%未満のポリオルガノシロキ
サンである。
このポリオルガノシロキサンは、式 QCR″3-CSiO(R″2SiO)P(R″TSiO)qSiR″3-CQC を有するビニル末端封鎖の線状重合体である。式中の各
R″は、夫々独立して、メチル基、フェニル基または2
〜6個の炭素原子を有する飽和炭化水素基であり、従っ
て例えばエチル、プロピル、イソプロピル、ブチルおよ
びヘキシルのようなアルキル基、例えばシクロヘキシル
のような脂環式基であってもよい。各Qはビニル基、ア
リル基などのアルケニル基または水酸基であり、分子中
少なくとも1つ存在する。Tは−(OSiR″2)5OSiR″
3-CQCまたはQである。cは0〜3の値で、p,q,rは整数
を表わす。
本発明においてD成分として好適に用いることのできる
ポリオルガノシロキサンの例には、 QMe2SiO(Me2SiO)xSiM2Q、 QPhMeSiO(Me2SiO)xSiMePhQ、 QMe2SiO(Me2SiO)x(QMeSiO)ySiMe2Q、 QPhMeSiO(Me2SiO)x(QMeSiO)ySiMePhQ が包含される。
これらの式において、p+qの合計の平均値は、生成物
であるポリジオルガノシロキサンの温度25℃における粘
度が、少なくとも0.1パスカル・秒(100センチポイズ)
であるようにする。溶剤を添加して使用するタイプの剥
離性組成物を得る場合には、このポリジオルガノシロキ
サンには特に粘度の上限はない。しかし溶剤を添加しな
いタイプの剥離性組成物を得る場合には、その上限粘度
は約100パスカル・秒である。
上記ポリジオルガノシロキサンにおいて、温度25℃にお
ける粘度が所望の値となるようなx+yの合計の平均値
は、当該ポリジオルガノシロキサン中のR基の量やタイ
プに依存する。例えば前述の好ましいビニル末端封鎖ポ
リジオルガノシロキサンの温度25℃における粘度は、x
+yの平均値が約225のときは1.0パスカル・秒であり、
またx+yの平均値が約695のときは25パスカル・秒で
ある。
本発明において、上記各成分は、A成分のアルケニル基
に対するB成分の反応性水素原子のモル比(SiH/SiVi)
の値が0.5〜5.0好ましくは0.8〜2の範囲となるように
配合される。
また上記D成分は、その成分中の反応性基をA成分のア
ルケニル基のモル数に加算し、上述のモル比の範囲で使
用することができ、A成分とB成分の総量に対して80重
量%まで含ませられる。
またC成分の触媒は、特に限定されるものではないが、
C成分以外の各成分の合計100重量部に対し、白金量と
して0.0001〜0.2重量部となる範囲の割合で使用すれば
よい。
本発明剥離性組成物は常法によって使用されるが、粘度
が高い場合には、例えばトルエン、キシレン、トリクロ
ロエチレン、n−ヘキサンなどの有機溶剤によって希釈
したものを使用することができる。
本発明の剥離性組成物を構成する各成分の配合順序は任
意であり、最も一般的には、反応性ポリオルガノシロキ
サンであるA成分とB成分更にD成分を混合してなる混
合物に、C成分の白金系触媒を添加すればよい。得られ
た剥離性組成物は、一般の紙、加工紙、プラスチックフ
イルムなどの基材に公知の塗布方法、例えば浸漬法、ロ
ーラ法、スプレー法、ドクターナイフ塗りなどの方法に
よって塗布される。塗布後、一般には温度80〜200℃で
5〜60秒間加熱することによって塗膜を硬化させる。斯
くして、長期間に亘って優れた剥離性を安定に発揮する
剥離性被膜を基材に形成することができる。
なお、本発明の組成物には、ポットライフの延長または
常温における白金系触媒の活性を抑えるための抑制剤を
添加してもよい。斯かる抑制剤としては有機窒素化合
物、有機リン化合物、アセチレン化合物、オキシム化合
物、不飽和脂肪酸化合物などがある。
以下実施例について説明するが、本発明がこれらによっ
て限定されるものではない。なお「部」は重量部を示
す。
実施例 1 A成分: 以下の組成より成る温度25℃での粘度が1000cpのポリメ
チルビニルシロキサン …100 部 MeSiO1.5 4.0 モル% Me2ViSiO0.5 0.75 モル% Me3SiO0.5 3.82 モル% Me2SiO 91.43 モル% B成分: 温度25℃における粘度が30cpの平均式Me3Si(OMeHSi)3OS
iMe3で表わされるポリメチルハイドロジエンシロキサン
の10重量%トルエン溶液でSiH/SiViの比が1.2となる量
6.7部 C成分: 塩化白金酸−ビニルシロキサン錯体(白金含有率0.6重
量%)の10重量%トルエン溶液 …1.0部 その他: 反応抑制剤メチルブチノールの10重量% トルエン溶液 …2.0部 以上の各成分を混合して処理液を調製した。これを「処
理液1」とする。
実施例 2 実施例1におけるB成分を以下のものに変更し、SiH/Si
Viの比を含めた他成分の条件は実施例1と同様として処
理液を調製した。
B成分: 温度25℃における粘度が5cpである平均式Me3Si(OMe2Si)
3(OMeHSi)5OSiMe3で表わされるポリメチルハイドロジエ
ンシロキサン …1.4部 これを「処理液2」とする。
実施例 3 A成分: 以下の組成より成る温度25℃での粘度が500cpのポリメ
チルビニルシロキサン …100 部 MeSiO1.5 6.0 モル% ViMe2SiO0.5 0.75 モル% Me3SiO0.5 4.0 モル% Me2SiO 89.25 モル% B成分: 実施例1におけると同一のポリメチルハイドロジエンシ
ロキサンでSiH/SiViの比が1.2になる量 7.8部 他は実施例1と同様にして処理液を調製した。
これを「処理液3」とする。
実施例 4 A成分: 実施例1におけると同様のポリメチルビニルシロキサン
…70部 B成分: 実施例1におけると同様のポリメチルハイドロジエンシ
ロキサンでSiH/SiViの比が1.5になる量 …2.1部 C成分: 実施例1におけると同様の塩化白金錯体の10重量%トル
エン溶液 …1.0部 D成分: 分子鎖末端および分子中にビニル基を1.2モル%の割合
で含有する温度25℃での粘度が350cpのポリメチルビニ
ルシロキサン …30部 その他: 反応抑制剤メチルブチノールの10重量% トルエン溶液 …2.0部 以上の各成分を混合して処理液を調製した。これを「処
理液4」とする。
実施例 5 A成分: 実施例1におけると同様のポリメチルビニルシロキサン
…50部 B成分: 実施例1におけると同様のポリメチルハイドロジエンシ
ロキサンでSiH/SiViの比が1.0となる量 …1.2部 C成分: 実施例1におけると同様の塩化白金錯体の10重量%トル
エン溶液 …1.0部 D成分: 分子鎖末端および側鎖にビニル基を2モル%の割合で含
有する25℃における30重量%トルエン溶液の粘度が20,0
00cpのポリメチルビニルシロキサン …50部 その他: 反応抑制剤メチルブチノール10%トルエン溶液 …2.0部
稀釈溶剤トルエン …230部 以上の各成分を混合して処理液を調製した。これを「処
理液5」とする。
実施例 6 A成分: 実施例1におけると同様のポリメチルビニルシロキサン
…5 部 B成分: 実施例1におけると同様のポリメチルハイドロジエンシ
ロキサンの10重量%トルエン溶液でSiH/SiViの比が1.2
となる量 …1.6部 C成分: 実施例1におけると同様の塩化白金錯体の10重量%トル
エン溶液 …0.1部 D成分: 実施例5のD成分と同様のポリメチルビニルシロキ
サンの30重量%トルエン溶液 …20部 分子鎖末端がハイドロキシジメチルシリル基で封鎖
された25℃での30重量%トルエン溶液の粘度が23,000cp
のポリジメチルシロキサンの30重量%トルエン溶液…10
部 その他: 反応抑制剤メチルブチノールの10重量%トルエン溶液…
2.0部 以上の物質を混合し、更にトルエンを加えて全体を280
部として処理液を調製した。これを「処理液6」とす
る。
比較例 1 A成分のポリメチルビニルシロキサンを除去し、以下の
成分を混合して処理液を調製した。
B成分: 実施例1におけると同様のポリメチルハイドロジエンシ
ロキサンでSiH/SiViの比が1.0となる量 …3.5部 C成分: 実施例1におけると同様の塩化白金錯体の10重量%トル
エン溶液 …1.0部 D成分: 実施例4におけると同様のポリメチルビニルシロキサン
…100部 その他: 反応抑制剤メチルブチノールの10重量%トルエン溶液…
2.0部 これを「処理液7」とする。
比較例 2 A成分のポリメチルビニルシロキサンを除去し、以下の
成分を混合して処理液を調製した。
B成分: 実施例1におけると同様のポリメチルハイドロジエンシ
ロキサンの10重量%トルエン溶液でSiH/SiViの比が1.0
となる量 …1.0部 C成分: 実施例1におけると同様の塩化白金錯体の10重量%トル
エン溶液 …1.0部 D成分: 実施例5におけると同様のポリメチルビニルシロキサン
の30重量%トルエン溶液 …20部 その他: 反応抑制剤メチルブチノールの10重量%トルエン溶液…
0.2部 以上の物質を混合し更にトルエンを加えて全体で120部
になるように調整した。これを「処理液8」とする。
以上の各実施例および比較例で得られた処理液1〜処理
液8の各々を用い、ポリエチレンラミネート紙より成る
基材の一面にシロキサン分が0.8g/m2の割合となるよう
に塗布し、温度140℃で30秒間加熱処理し、これにより
硬化された剥離性被膜を形成し、以て剥離性シートを作
成し、この剥離性シートについて剥離試験を行った。
即ち、各剥離性シートの剥離性皮膜にアクリル系粘着剤
「SKダイン 801B」(綜研化学(株)製)を塗布、乾燥
し、その上に上質紙を貼り合わせた上、20g/cm2の荷重
をかけて室温で放置して試料を作成した。
得られた試料の各々について、引張試験機を用いて180
度の角度を保って試料における貼り合わせた紙を0.3m/
分(低速)または50m/分(高速)の速度で引き剥がし、
剥離に要した力(剥離力)の大きさを測定した。その結
果を第1表に示す。
第1表から明らかなように、A成分を配合してなる本発
明の剥離性組成物は、初期剥離においても、また長期間
の経過後の剥離(経時剥離)においても、低速剥離およ
び高速剥離の何れにおいても剥離力はきわめて小さいも
のであり、且つ剥離力の変化は見られなかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記A成分と、B成分と、C成分とを含有
    してなることを特徴とする剥離性組成物。 A成分: 単位i XaR3-aSiO0.5単位と、 単位ii R2SiO単位と、 単位iii RSiO1.5単位と よりなり、単位iが2〜10モル%、単位iiは単位iおよ
    び単位iiiとの合計が100モル%となる割合、並びに単位
    iiiが2〜10モル%であり、温度25℃における粘度が20c
    p以上のポリオルガノシロキサン(式中、Xはアルケニ
    ル基、Rは各単位において同一または異なる一価の炭化
    水素基であってその合計の80%以上はメチル基であり、
    aは0または1であり、かつ分子中に少なくとも1つの
    アルケニル基が存在する。) B成分: A成分のアルケニル基と反応性を有する水素原子を含有
    するポリオルガノシロキサン(A成分とB成分とは、A
    成分中のアルケニル基に対するB成分中の反応性水素原
    子のモル比が0.5〜5.0となるような量で配合される。) C成分: 上記A成分とB成分との反応を促進させる白金系触媒
JP62085845A 1987-04-09 1987-04-09 剥離性組成物 Expired - Lifetime JPH0791518B2 (ja)

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