JPH079160A - 眼鏡フレーム部品の接合構造とその接合方法 - Google Patents
眼鏡フレーム部品の接合構造とその接合方法Info
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- JPH079160A JPH079160A JP15249993A JP15249993A JPH079160A JP H079160 A JPH079160 A JP H079160A JP 15249993 A JP15249993 A JP 15249993A JP 15249993 A JP15249993 A JP 15249993A JP H079160 A JPH079160 A JP H079160A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 眼鏡フレーム部品の接合構造とその接合方法
に係り、バリ等の形成を回避するとともに、接合強度の
向上を図る。 【構成】 プロジェクション溶接により接合される眼鏡
フレーム部品3・4の一側に設けられた凹部21内に、
他側に設けられた接合凸部11が収容状態に配され、凹
部21と接合凸部11との間に、溶接により生じた溶融
金属を充填状態に凝固させてなる凝固金属層22が形成
されており、凝固金属層22によって接合凸部11と凹
部21との間隙を埋めて、凹部21内における接合凸部
11の変位を防止する。また、溶融金属を凹部21内に
保持することにより、バリ等の形成を回避する。
に係り、バリ等の形成を回避するとともに、接合強度の
向上を図る。 【構成】 プロジェクション溶接により接合される眼鏡
フレーム部品3・4の一側に設けられた凹部21内に、
他側に設けられた接合凸部11が収容状態に配され、凹
部21と接合凸部11との間に、溶接により生じた溶融
金属を充填状態に凝固させてなる凝固金属層22が形成
されており、凝固金属層22によって接合凸部11と凹
部21との間隙を埋めて、凹部21内における接合凸部
11の変位を防止する。また、溶融金属を凹部21内に
保持することにより、バリ等の形成を回避する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、眼鏡フレーム部品の接
合構造とその接合方法に関するものである。
合構造とその接合方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】眼鏡フレームを構成する部品には、図3
に示すように、リム1、よろい智2、丁番3、テンプル
4等がある。これらの部品は、例えば、リム1に取り付
けられたリムロック5とよろい智2、よろい智2と丁番
3、丁番3とテンプル4を相互に接合した状態で、リム
ロックねじ6および丁番ねじ7によって連結されること
によって眼鏡フレーム8を構成するようになっている。
に示すように、リム1、よろい智2、丁番3、テンプル
4等がある。これらの部品は、例えば、リム1に取り付
けられたリムロック5とよろい智2、よろい智2と丁番
3、丁番3とテンプル4を相互に接合した状態で、リム
ロックねじ6および丁番ねじ7によって連結されること
によって眼鏡フレーム8を構成するようになっている。
【0003】従来、上記眼鏡フレーム部品を接合する方
法としては、図4および図5に示すように、ろう付けに
よる接合方法やプロジェクション溶接による接合方法が
採用されている。
法としては、図4および図5に示すように、ろう付けに
よる接合方法やプロジェクション溶接による接合方法が
採用されている。
【0004】図4は、丁番3とテンプル4とのろう付け
による接合方法を示している。テンプル4は、概略水平
に配される下側治具電極9の上面に平置きされ、丁番3
との接合面4aを上向きに配される。丁番3およびテン
プル4の各接合面3a・4aはそれぞれ平坦に形成され
ており、これらの接合面3a・4aの間に平板状のろう
材10を挟んだ状態で接合が実施されるようになってい
る。そして、丁番3をテンプル4の上方から一定の圧力
で加圧しつつ、例えば、通電加熱や高周波誘導加熱によ
ってろう材10を溶解させることにより、丁番3とテン
プル4とが接合される。
による接合方法を示している。テンプル4は、概略水平
に配される下側治具電極9の上面に平置きされ、丁番3
との接合面4aを上向きに配される。丁番3およびテン
プル4の各接合面3a・4aはそれぞれ平坦に形成され
ており、これらの接合面3a・4aの間に平板状のろう
材10を挟んだ状態で接合が実施されるようになってい
る。そして、丁番3をテンプル4の上方から一定の圧力
で加圧しつつ、例えば、通電加熱や高周波誘導加熱によ
ってろう材10を溶解させることにより、丁番3とテン
プル4とが接合される。
【0005】また、図5は、丁番3とテンプル4とのプ
ロジェクション溶接による接合方法を示している。この
接合方法は、上述したろう付けによる接合方法と同様に
して、テンプル4を下側治具電極9の上面に平置き配置
し、平坦に形成された丁番3との接合面4aを上向きに
配した状態で、上方から丁番3を加圧接触させつつ通電
接合する方法である。この接合方法では、テンプル4と
接合する丁番3の接合面3aに、テンプル4の接合面4
aに圧接させられる突起11が形成されており、該突起
11に発生させられる局部的な抵抗発熱によって該突起
11を溶解させることにより、丁番3とテンプル4とを
接合するようにしている。
ロジェクション溶接による接合方法を示している。この
接合方法は、上述したろう付けによる接合方法と同様に
して、テンプル4を下側治具電極9の上面に平置き配置
し、平坦に形成された丁番3との接合面4aを上向きに
配した状態で、上方から丁番3を加圧接触させつつ通電
接合する方法である。この接合方法では、テンプル4と
接合する丁番3の接合面3aに、テンプル4の接合面4
aに圧接させられる突起11が形成されており、該突起
11に発生させられる局部的な抵抗発熱によって該突起
11を溶解させることにより、丁番3とテンプル4とを
接合するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな接合方法であると、ろう材10または突起11が溶
解されることによって、丁番3およびテンプル4の接合
面3a・4aが相互に近接させられ、最終的には両接合
面3a・4aが隙間なく埋められた状態で接合されるこ
とになる。
うな接合方法であると、ろう材10または突起11が溶
解されることによって、丁番3およびテンプル4の接合
面3a・4aが相互に近接させられ、最終的には両接合
面3a・4aが隙間なく埋められた状態で接合されるこ
とになる。
【0007】しかしながら、丁番3とテンプル4とが密
接させられるにつれて、両者3・4の間に介在させられ
ているろう材10または突起11の溶融金属が、図6に
示すように、両接合面3a・4aから外方にはみ出し、
丁番3とテンプル4とが接合された後には、溢れ出たろ
う材10等がテンプル4等の表面にバリ12や膨らみを
形成してしまうという不都合がある。このような場合に
は、これらのバリ12等は手作業によって削り取る必要
があり、作業工数の増大によって製造コストが増加して
しまうことになる。特に、眼鏡フレーム部品であるテン
プル4等は、軽量、かつ、高強度の必要性から、Ti−
Ni系超弾性合金が採用される傾向にあり、このような
高硬度の金属を手作業によって削り取るには多大な労力
が必要であった。
接させられるにつれて、両者3・4の間に介在させられ
ているろう材10または突起11の溶融金属が、図6に
示すように、両接合面3a・4aから外方にはみ出し、
丁番3とテンプル4とが接合された後には、溢れ出たろ
う材10等がテンプル4等の表面にバリ12や膨らみを
形成してしまうという不都合がある。このような場合に
は、これらのバリ12等は手作業によって削り取る必要
があり、作業工数の増大によって製造コストが増加して
しまうことになる。特に、眼鏡フレーム部品であるテン
プル4等は、軽量、かつ、高強度の必要性から、Ti−
Ni系超弾性合金が採用される傾向にあり、このような
高硬度の金属を手作業によって削り取るには多大な労力
が必要であった。
【0008】また、プロジェクション溶接においては、
突起11の溶解量を調節することにより、溶融金属がバ
リ12等を形成しないような溶接条件に設定することも
可能であるが、その設定はきわめて微妙なものであっ
て、溶解量を少なくすると接合部に隙間が生じてしまう
という不都合があった。
突起11の溶解量を調節することにより、溶融金属がバ
リ12等を形成しないような溶接条件に設定することも
可能であるが、その設定はきわめて微妙なものであっ
て、溶解量を少なくすると接合部に隙間が生じてしまう
という不都合があった。
【0009】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであって、バリ12等を生ずることなく確実に接合
することができる眼鏡フレーム部品の接合構造とその接
合方法を提供することを目的としている。
ものであって、バリ12等を生ずることなく確実に接合
することができる眼鏡フレーム部品の接合構造とその接
合方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、次の2つの手段を提案している。第1の
手段は、プロジェクション溶接により接合される眼鏡フ
レーム部品の一側に、他側に設けられた接合凸部を収容
状態に配する凹部が設けられ、該凹部と前記接合凸部と
の間に、溶接により生じた溶融金属を充填状態に凝固さ
せてなる凝固金属層が形成されている眼鏡フレーム部品
の接合構造を提案している。また、第2の手段は、相互
に接合される眼鏡フレーム部品の一側に設けられた接合
凸部を、該接合凸部の高さよりも浅くかつ該接合凸部の
体積よりも大きい内容積を有し他側の眼鏡フレーム部品
に設けられた凹部に収容状態に配し、該接合凸部の先端
を凹部の底部に圧接させつつプロジェクション溶接を行
う眼鏡フレーム部品の接合方法を提案している。
に、本発明は、次の2つの手段を提案している。第1の
手段は、プロジェクション溶接により接合される眼鏡フ
レーム部品の一側に、他側に設けられた接合凸部を収容
状態に配する凹部が設けられ、該凹部と前記接合凸部と
の間に、溶接により生じた溶融金属を充填状態に凝固さ
せてなる凝固金属層が形成されている眼鏡フレーム部品
の接合構造を提案している。また、第2の手段は、相互
に接合される眼鏡フレーム部品の一側に設けられた接合
凸部を、該接合凸部の高さよりも浅くかつ該接合凸部の
体積よりも大きい内容積を有し他側の眼鏡フレーム部品
に設けられた凹部に収容状態に配し、該接合凸部の先端
を凹部の底部に圧接させつつプロジェクション溶接を行
う眼鏡フレーム部品の接合方法を提案している。
【0011】
【作用】本発明の第1の手段に係る眼鏡フレーム部品の
接合構造によれば、一側の眼鏡フレーム部品に設けられ
た接合凸部を、他側の眼鏡フレーム部品に設けられた凹
部に収容した状態でプロジェクション溶接を実施するこ
とにより、接合凸部および凹部の内面の接触部が抵抗発
熱によって溶解させられる。そして、このようにして発
生させられた溶融金属は、接合凸部と凹部との間におい
て凝固させられることにより、凝固金属層を形成する。
該凝固金属層は、接合凸部と凹部との間隙に充填される
ように形成され、接合凸部と凹部との相対的な変位を防
止する。これにより、眼鏡フレーム部品相互の接合部に
作用する外力が低減され、健全な接合状態が維持される
ことになる。また、本発明の第2の手段に係る眼鏡フレ
ーム部品の接合方法によれば、凹部の底面および該底面
に圧接させられた接合凸部の先端が、プロジェクション
溶接による抵抗発熱によって溶解させられ、溶融金属が
発生する。接合凸部は、他側の眼鏡フレーム部品に設け
られた凹部の深さよりも高く、かつ、凹部の内容積より
も小さい体積となるように形成されているので、溶融金
属の発生につれてその高さを減少させられる。これによ
り、眼鏡フレーム部品同士が相互に密接状態に接合され
ると、接合凸部は凹部内に完全に収納され、かつ、発生
させられた溶融金属が凹部内から溢れ出ることなく、凹
部と接合凸部との間に充填状態に保持されることにな
る。
接合構造によれば、一側の眼鏡フレーム部品に設けられ
た接合凸部を、他側の眼鏡フレーム部品に設けられた凹
部に収容した状態でプロジェクション溶接を実施するこ
とにより、接合凸部および凹部の内面の接触部が抵抗発
熱によって溶解させられる。そして、このようにして発
生させられた溶融金属は、接合凸部と凹部との間におい
て凝固させられることにより、凝固金属層を形成する。
該凝固金属層は、接合凸部と凹部との間隙に充填される
ように形成され、接合凸部と凹部との相対的な変位を防
止する。これにより、眼鏡フレーム部品相互の接合部に
作用する外力が低減され、健全な接合状態が維持される
ことになる。また、本発明の第2の手段に係る眼鏡フレ
ーム部品の接合方法によれば、凹部の底面および該底面
に圧接させられた接合凸部の先端が、プロジェクション
溶接による抵抗発熱によって溶解させられ、溶融金属が
発生する。接合凸部は、他側の眼鏡フレーム部品に設け
られた凹部の深さよりも高く、かつ、凹部の内容積より
も小さい体積となるように形成されているので、溶融金
属の発生につれてその高さを減少させられる。これによ
り、眼鏡フレーム部品同士が相互に密接状態に接合され
ると、接合凸部は凹部内に完全に収納され、かつ、発生
させられた溶融金属が凹部内から溢れ出ることなく、凹
部と接合凸部との間に充填状態に保持されることにな
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る眼鏡フレーム部品の接合
構造の一実施例について、図1および図2を参照して説
明する。本実施例においても、眼鏡フレーム部品とし
て、丁番3とテンプル4とを接合する場合について示
す。なお、本実施例において、図3ないし図6に示す従
来例と共通する箇所に同一符号を付して説明を簡略化す
る。
構造の一実施例について、図1および図2を参照して説
明する。本実施例においても、眼鏡フレーム部品とし
て、丁番3とテンプル4とを接合する場合について示
す。なお、本実施例において、図3ないし図6に示す従
来例と共通する箇所に同一符号を付して説明を簡略化す
る。
【0013】本実施例の接合構造も、プロジェクション
溶接による接合構造であって、丁番3の接合面3aに設
けられた突起11をテンプル4に圧接させつつ通電加熱
を行う点において従来例と共通している。しかし、本実
施例の接合構造は、図1に示すように、丁番3の接合面
3aに設けられた突起11(接合凸部)を収容する凹部
21がテンプル4の接合面4aに設けられている点にお
いて、従来の接合構造と相違している。
溶接による接合構造であって、丁番3の接合面3aに設
けられた突起11をテンプル4に圧接させつつ通電加熱
を行う点において従来例と共通している。しかし、本実
施例の接合構造は、図1に示すように、丁番3の接合面
3aに設けられた突起11(接合凸部)を収容する凹部
21がテンプル4の接合面4aに設けられている点にお
いて、従来の接合構造と相違している。
【0014】前記突起11は、平坦な先端形状を有し、
先端11aに向かって縮幅する錐台状に形成されてお
り、その最大幅寸法が、1.8mm程度、その高さ寸法
が0.6mm程度に形成されている。これに対して、前
記凹部21は、例えば、0.3mm程度の一定の深さを
有し、かつ、開口端における幅寸法が2.2mm程度で
底面21aに向かって若干縮幅する形状に形成されてい
る。該凹部21の底面21aは、平坦に形成されてお
り、前記突起11の先端11aを密接状態に接触させる
ことができるようになっている。
先端11aに向かって縮幅する錐台状に形成されてお
り、その最大幅寸法が、1.8mm程度、その高さ寸法
が0.6mm程度に形成されている。これに対して、前
記凹部21は、例えば、0.3mm程度の一定の深さを
有し、かつ、開口端における幅寸法が2.2mm程度で
底面21aに向かって若干縮幅する形状に形成されてい
る。該凹部21の底面21aは、平坦に形成されてお
り、前記突起11の先端11aを密接状態に接触させる
ことができるようになっている。
【0015】ここで、凹部21は、その深さを突起11
よりも浅く、かつ、幅寸法を突起11よりも大きく形成
されることによって、その内容積が、突起11の体積よ
りも若干大きくなるように形成されている。したがっ
て、該凹部21に突起11を挿入すると、丁番3とテン
プル4の接合面3a・4aが接触する前に、突起11の
先端11aが凹部21の底面21aに密接させられると
ともに、突起11と凹部21との間に、幅方向に微小間
隙が形成されることになる。
よりも浅く、かつ、幅寸法を突起11よりも大きく形成
されることによって、その内容積が、突起11の体積よ
りも若干大きくなるように形成されている。したがっ
て、該凹部21に突起11を挿入すると、丁番3とテン
プル4の接合面3a・4aが接触する前に、突起11の
先端11aが凹部21の底面21aに密接させられると
ともに、突起11と凹部21との間に、幅方向に微小間
隙が形成されることになる。
【0016】このように構成された丁番3とテンプル4
とをプロジェクション溶接によって接合するには、概略
水平に配される下側治具電極9の上面にテンプル4を平
置き状態に配置する。そして、この状態で、丁番3の上
部に配した上側治具電極(図示略)を下降させることに
より、丁番3とテンプル4とを、例えば、2000kg
/cm2程度の圧力で加圧して、突起11の先端11a
と凹部21の底面21aとを圧接させながら、3V程度
の電圧を印加する。これにより、突起11の先端11a
と凹部21の底面21aとの接触抵抗によって抵抗発熱
が生じ、突起11の先端11aと凹部21の底面21a
とが溶解されることによって相互に接合されることにな
る。
とをプロジェクション溶接によって接合するには、概略
水平に配される下側治具電極9の上面にテンプル4を平
置き状態に配置する。そして、この状態で、丁番3の上
部に配した上側治具電極(図示略)を下降させることに
より、丁番3とテンプル4とを、例えば、2000kg
/cm2程度の圧力で加圧して、突起11の先端11a
と凹部21の底面21aとを圧接させながら、3V程度
の電圧を印加する。これにより、突起11の先端11a
と凹部21の底面21aとの接触抵抗によって抵抗発熱
が生じ、突起11の先端11aと凹部21の底面21a
とが溶解されることによって相互に接合されることにな
る。
【0017】この場合にあって、丁番3とテンプル4と
は、それぞれの接合面3a・4aを近接させるように加
圧されているので、突起11は、その先端11aが溶解
されるにつれてその高さを低減され、発生した溶融金属
が突起11と凹部21との間に形成されている微小間隙
に充填されることになる。ここで、凹部21の内容積
は、突起11の体積よりも若干大きく形成されているた
め、丁番3およびテンプル4の接合面3a・4aが密接
させられた状態でも、溶融金属は凹部21内に保持され
る。しかも、この状態で、溶融金属は、前記微小間隙の
大部分を埋めるように充填され、凝固させられることに
よって凝固金属層22を形成する。
は、それぞれの接合面3a・4aを近接させるように加
圧されているので、突起11は、その先端11aが溶解
されるにつれてその高さを低減され、発生した溶融金属
が突起11と凹部21との間に形成されている微小間隙
に充填されることになる。ここで、凹部21の内容積
は、突起11の体積よりも若干大きく形成されているた
め、丁番3およびテンプル4の接合面3a・4aが密接
させられた状態でも、溶融金属は凹部21内に保持され
る。しかも、この状態で、溶融金属は、前記微小間隙の
大部分を埋めるように充填され、凝固させられることに
よって凝固金属層22を形成する。
【0018】したがって、上記のような接合方法によれ
ば、プロジェクション溶接によって発生した溶融金属
が、テンプル4に設けられた凹部21内に保持されるの
で、丁番3とテンプル4との接合面3a・4aからはみ
出すことがなく、バリ12や膨らみの発生が回避され
る。その結果、従来溶接後に必要であったバリ取り作業
をなくして、作業工数の低減、延いては、製造コストの
低減を図ることができる。
ば、プロジェクション溶接によって発生した溶融金属
が、テンプル4に設けられた凹部21内に保持されるの
で、丁番3とテンプル4との接合面3a・4aからはみ
出すことがなく、バリ12や膨らみの発生が回避され
る。その結果、従来溶接後に必要であったバリ取り作業
をなくして、作業工数の低減、延いては、製造コストの
低減を図ることができる。
【0019】また、このような接合方法によって得られ
た本実施例の接合構造では、プロジェクション溶接によ
って発生した溶融金属が、突起11と凹部21との微小
間隙の大部分を埋めるように充填された状態で凝固金属
層22を形成するので、該凝固金属層22が、突起11
の非溶融部分を凹部21内で変位しないように保持す
る。これにより、丁番3とテンプル4との相対変位が防
止され、突起11の先端11aと凹部21の底面21a
との接合部に過大な応力が発生しないように支持され
る。そして、このような接合構造によれば、眼鏡フレー
ムの長期使用によっても、その接合状態を健全な状態に
維持することができるという利点がある。
た本実施例の接合構造では、プロジェクション溶接によ
って発生した溶融金属が、突起11と凹部21との微小
間隙の大部分を埋めるように充填された状態で凝固金属
層22を形成するので、該凝固金属層22が、突起11
の非溶融部分を凹部21内で変位しないように保持す
る。これにより、丁番3とテンプル4との相対変位が防
止され、突起11の先端11aと凹部21の底面21a
との接合部に過大な応力が発生しないように支持され
る。そして、このような接合構造によれば、眼鏡フレー
ムの長期使用によっても、その接合状態を健全な状態に
維持することができるという利点がある。
【0020】なお、本実施例の眼鏡フレーム部品の接合
構造とその接合方法にあっては、丁番3とテンプル4と
の接合を例にとって説明したが、これらの眼鏡フレーム
部品の接合に限られることなく、よろい智2とリムロッ
ク5等、他の眼鏡フレーム部品の接合に適用することが
できる。また、眼鏡フレーム部品の寸法や、突起11、
凹部21の形状・寸法、溶接条件については、必要に応
じて適宜設定することができる。
構造とその接合方法にあっては、丁番3とテンプル4と
の接合を例にとって説明したが、これらの眼鏡フレーム
部品の接合に限られることなく、よろい智2とリムロッ
ク5等、他の眼鏡フレーム部品の接合に適用することが
できる。また、眼鏡フレーム部品の寸法や、突起11、
凹部21の形状・寸法、溶接条件については、必要に応
じて適宜設定することができる。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の第1の手
段に係る眼鏡フレーム部品の接合構造は、プロジェクシ
ョン溶接により接合される眼鏡フレーム部品の一側に設
けられた凹部内に、他側に設けられた接合凸部が収容状
態に配され、凹部と接合凸部との間に、溶接により生じ
た溶融金属を充填状態に凝固させてなる凝固金属層が形
成されているので、凝固金属層が凹部内における接合凸
部の変位を防止して眼鏡フレーム部品どうしの接合部に
応力が発生することを回避することができる。これによ
り、眼鏡フレーム部品の接合を、長期間に亙って健全な
状態に維持することができるという効果を奏する。ま
た、本発明の第2の手段に係る眼鏡フレーム部品の接合
方法は、眼鏡フレーム部品の一側に設けられた接合凸部
を、その高さよりも浅くかつその体積よりも大きい内容
積を有し他側の眼鏡フレーム部品に設けられた凹部に収
容状態に配し、接合凸部の先端を凹部の底部に圧接させ
つつプロジェクション溶接を行うので、抵抗発熱によっ
て発生する溶融金属を凹部内に保持することができ、溶
接後のバリや膨らみ等の形成を回避して、バリ取り工程
を省略することができる。その結果、作業工数を低減し
て、製造コストを低減することができるという効果を奏
する。
段に係る眼鏡フレーム部品の接合構造は、プロジェクシ
ョン溶接により接合される眼鏡フレーム部品の一側に設
けられた凹部内に、他側に設けられた接合凸部が収容状
態に配され、凹部と接合凸部との間に、溶接により生じ
た溶融金属を充填状態に凝固させてなる凝固金属層が形
成されているので、凝固金属層が凹部内における接合凸
部の変位を防止して眼鏡フレーム部品どうしの接合部に
応力が発生することを回避することができる。これによ
り、眼鏡フレーム部品の接合を、長期間に亙って健全な
状態に維持することができるという効果を奏する。ま
た、本発明の第2の手段に係る眼鏡フレーム部品の接合
方法は、眼鏡フレーム部品の一側に設けられた接合凸部
を、その高さよりも浅くかつその体積よりも大きい内容
積を有し他側の眼鏡フレーム部品に設けられた凹部に収
容状態に配し、接合凸部の先端を凹部の底部に圧接させ
つつプロジェクション溶接を行うので、抵抗発熱によっ
て発生する溶融金属を凹部内に保持することができ、溶
接後のバリや膨らみ等の形成を回避して、バリ取り工程
を省略することができる。その結果、作業工数を低減し
て、製造コストを低減することができるという効果を奏
する。
【図1】本発明の眼鏡フレームの接合構造の一実施例を
示す接合前の縦断面図である。
示す接合前の縦断面図である。
【図2】図1の接合構造を示す接合後の縦断面図であ
る。
る。
【図3】眼鏡フレーム部品の構成を示す斜視図である。
【図4】ろう材を使用した従来の接合構造例を示す正面
図である。
図である。
【図5】プロジェクション溶接を使用した従来の接合構
造例を示す正面図である。
造例を示す正面図である。
【図6】従来の接合方法によって接合された後の眼鏡フ
レームを示す正面図である。
レームを示す正面図である。
3 丁番(眼鏡フレーム部品) 4 テンプル(眼鏡フレーム部品) 9 下側治具電極 11 突起(接合凸部) 11a 先端 21 凹部 21a 底部 22 凝固金属層
Claims (2)
- 【請求項1】 プロジェクション溶接により接合される
眼鏡フレーム部品の一側に、他側に設けられた接合凸部
を収容状態に配する凹部が設けられ、該凹部と前記接合
凸部との間に、溶接により生じた溶融金属を充填状態に
凝固させてなる凝固金属層が形成されていることを特徴
とする眼鏡フレーム部品の接合構造。 - 【請求項2】 相互に接合される眼鏡フレーム部品の一
側に設けられた接合凸部を、該接合凸部の高さよりも浅
くかつ該接合凸部の体積よりも大きい内容積を有し他側
の眼鏡フレーム部品に設けられた凹部に収容状態に配
し、該接合凸部の先端を凹部の底部に圧接させつつプロ
ジェクション溶接を行うことを特徴とする眼鏡フレーム
部品の接合方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15249993A JPH079160A (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 眼鏡フレーム部品の接合構造とその接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15249993A JPH079160A (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 眼鏡フレーム部品の接合構造とその接合方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH079160A true JPH079160A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=15541805
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15249993A Pending JPH079160A (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 眼鏡フレーム部品の接合構造とその接合方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH079160A (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5813481A (ja) * | 1981-07-14 | 1983-01-25 | Diesel Kiki Co Ltd | 焼結合金よりなる2部材の位置決め接合方法 |
| JPS61186925A (ja) * | 1985-02-15 | 1986-08-20 | Seiwa Seisakusho:Kk | 眼鏡の製造方法 |
| JPH03248779A (ja) * | 1990-02-23 | 1991-11-06 | Anritsu Corp | プロジェクション溶接方法 |
| JPH0513676B2 (ja) * | 1987-12-26 | 1993-02-23 | Bandai Co |
-
1993
- 1993-06-23 JP JP15249993A patent/JPH079160A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5813481A (ja) * | 1981-07-14 | 1983-01-25 | Diesel Kiki Co Ltd | 焼結合金よりなる2部材の位置決め接合方法 |
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| JPH03248779A (ja) * | 1990-02-23 | 1991-11-06 | Anritsu Corp | プロジェクション溶接方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19951003 |